アニー賞2016 映画部門 ノミネーション!

 第43回アニー賞のノミネーションです。(12月1日発表)

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 【映画部門】

 ◆最優秀長編アニメーション賞(Best Animated Feature)
 ・“Anomalisa”
 ・『インサイド・ヘッド』
 ・『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』
 ・『アーロと少年』
 ・『I LOVE スヌーピーTHE PEANUTS MOVIE』

 ◆最優秀監督賞(Outstanding Achievement,Directing in an Animated Feature Production)
 ・“Anomalisa” チャーリー・カウフマン、デューク・ジョンソン
 ・“Extaordinary Tales”(ルクセンブルク・ベルギー・西・米) Raul Garcia
 ・『インサイド・ヘッド』 ピート・ドクター
 ・“Kahlil Gibran's The Prophet”(カナダ・仏・レバノン・カタール・米) ロジャー・アレーズ(Roger Allers)
 ・『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』 マーク・バートン、リチャード・スターザック
 ・『I LOVE スヌーピーTHE PEANUTS MOVIE』 スティーヴ・マルティノ
 ・『思い出のマーニー』 米林宏昌

 ピート・ドクターは、『トイ・ストーリー』でアニー賞、『トイ・ストーリー2』で脚本賞、『カールじいさんの空飛ぶ家』で監督賞受賞。
 マーク・バートンは、2006年に『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』で脚本賞受賞。
 スティーヴ・マルティノは2006年に『ロボッツ』で美術賞ノミネート。
 オムニバス映画であるはずの“Kahlil Gibran's The Prophet”は、なぜかロジャー・アレーズだけが対象となっています。

 ◆最優秀脚本賞(Outstanding Achievement,Writing in an Animated Feature Production)
 ・『インサイド・ヘッド』 ピート・ドクター、メグ・レフォーヴ、ジョシュ・クーリー
 ・『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』 マーク・バートン、リチャード・スターザック
 ・『思い出のマーニー』 丹羽圭子、安藤雅司、米林宏昌

 ◆最優秀編集賞(Outstanding Achievement,Editorial in an Animated Feature Production)
 ・“Anomalisa” Garret Elkins
 ・『インサイド・ヘッド』 ケヴィン・ノルティング(Kevin Nolting)
 ・“Kahlil Gibran's The Prophet” Jennifer Dolce、Ernesto Matamoros
 ・『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』 シム・エヴァン=ジョーンズ(Sim Evan-Jones)

 Garret Elkinsは2012年にテレビ部門でノミネート。
 ケヴィン・ノルティングは『カールじいさんの空飛ぶ家』でACE受賞。(アニー賞に編集賞が設けられる以前)

 ◆最優秀視覚効果賞(Outstanding Achievement,Animated Effects in an Animated Production)
 ・“Home” Effects Lead:Greg Gladstone、Tim Hoff、Mark Newport、Jason Rickwald、Stephen Wood
 ・『モンスター・ホテル2』 Character Effects Supervisor:Chris Logan、Brian Casper、 Gavin Baxter、William Eckroat
 ・『インサイド・ヘッド』 Effects Artist:Amit Baadkar、 Dave Hale、 Vincent Serritella、Second Unit & Crowds Animation Supervisor:Paul Mendoza
 ・『ミニオンズ』 Computer Graphic Supervisor:Frank Baradat、Antonin Seydoux、Effects Supervisor:Milo Riccarand、Lighting & Composite Supervisor:Nicolas Brack
 ・『アーロと少年』 Effects Supervisor:Jon Reisch、Effects Lead:Stephen Marshall、Volumetric Clouds Architect:Magnus Wrenninge、Development & Effects Artist:Michael Hall、Effects Technical Lead:Michael K. O'Brien
 ・『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!』 Effects Animation Supervisor:Brice Mallier、FX Animation Supervisor:Paul Buckley、FX Animator:Brent Droog、Alex Whyte、Lead FX Animator:Jonothan Freisler

 ◆最優秀音楽賞(Outstanding Achievement,Music in an Animated Feature Production)
 ・“Anomalisa” カーター・バーウェル
 ・“Batman Unlimited:Monster Mayhem” ケヴィン・リープル(Kevin Riepl)
 ・『父を探して』“Boy and the World” Ruben Feffer、Gustavo Kurlat
 ・『インサイド・ヘッド』 マイケル・ジアッキノ
 ・『アーロと少年』 マイケル・ダナ、ジェフ・ダナ

 マイケル・ジアッキノは、映画部門で4回目、テレビ部門でこれまで2回ノミネート。『Mrインクレディブル』、『レミーのおいしいレストラン』、“Prep & Landing:Naughty vs. Nice”で受賞。

 ◆最優秀キャラクター・アニメーション賞(Outstanding Achievement,Character Animation in a Feature Production)
 ・“Home” Animation Supervisor:Mark Donald、キャラクター:多数
 ・『インサイド・ヘッド』 アニメーター:Allison Rutland、キャラクター:全キャラクター
 ・『インサイド・ヘッド』 アニメーター:Travis Hathaway、キャラクター:全キャラクター
 ・『ミニオンズ』 アニメーター:Hichem Arfaoui、キャラクター:ハーブ&スカーレット・オーバーキル、ケヴィン、スチュアート、ボブ
 ・『アーロと少年』 アニメーター:Mark C. Harris、キャラクター:全キャラクター
 ・『アーロと少年』 アニメーター:K.C. Roeyer、キャラクター:全キャラクター
 ・『I LOVE スヌーピーTHE PEANUTS MOVIE』 リード・アニメーター:BJ Crawford、キャラクター:複数のキャラクター

 ◆最優秀美術賞(Outstanding Achievement,Production Design in an Animated Feature Production)
 ・『父を探して』“Boy and the World” アレ・アブレウ(Alê Abreu)
 ・『わたしはマララ』 Jason Carpenter
 ・“Home” Emil Mitev
 ・『インサイド・ヘッド』 Ralph Eggleston
 ・『ミニオンズ』 Eric Guillon
 ・『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』 Matt Perry、Gavin Lines
 ・『アーロと少年』 Harley Jessup、Sharon Calahan、Bryn Imagire、Noah Klocek、Huy Nguyen

 ◆最優秀キャラクター・デザイン賞(Outstanding Achievement,Character Design in an Animated Feature Production)
 ・『モンスター・ホテル2』 キャラクター・デザイナー:Craig Kellman、キャラクター:デニス、Dennis Bat、ヴラッド、Wuzzlelumplebum、Brandon、リンダ、マイク、Johnny's sister キャラクター・デザイン:Stephen DeStefano、キャラクター:Kelsey、Cronies
 ・『インサイド・ヘッド』 Character Art Director:Albert Lozano、キャラクター:全キャラクター Character Artist:Chris Sasaki、キャラクター:全キャラクター
 ・『ミニオンズ』 キャラクター・デザイナー:Eric Guillon、キャラクター:ハーブ・オーバーキル、スカーレット・オーバーキル、ミニオンズ、イエティー
 ・『アーロと少年』 Character Art Director:Matt Nolte、キャラクター:全キャラクター

 ◆最優秀絵コンテ賞Outstanding Achievement, Storyboarding in an Animated Feature Production
 ・“Extraordinary Tales” Antonio Santamaria
 ・『モンスター・ホテル2』 Mike Smukavic
 ・『インサイド・ヘッド』 Tony Rosenast
 ・『インサイド・ヘッド』 Domee Shi
 ・『ミニオンズ』 Habib Louati
 ・『アーロと少年』 Bill Presing
 ・『アーロと少年』 Rosana Sullivan
 ・『アーロと少年』 J.P. Vine、Tony Rosenast、Enrico Casarosa

 ◆最優秀ボイス・キャスト賞(Outstanding Achievement、Voice Acting in an Animated Feature Production)
 ・“Anomalisa” ジェニファー・ジェイソン・リー(Lisa Hesselman役)
 ・『インサイド・ヘッド』 エイミー・ポーラー(ジョイ役)
 ・『インサイド・ヘッド』 フィリス・スミス(カナシミ役)
 ・『ミニオンズ』 ピエール・コフィン(ミニオンズ役)
 ・『ミニオンズ』 ジョン・ハム(ハーブ・オーバーキル役)
 ・『I LOVE スヌーピーTHE PEANUTS MOVIE』 Alex Garfin(ライナス役)
 ・『I LOVE スヌーピーTHE PEANUTS MOVIE』 ハドリー・ベル・ミラー(ルーシー役)
 ・『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!』 トム・ケニー(スポンジ・ボブ役)

 ◆短編アニメーション賞(Best Animated Short Subject)
 ・“Carface(Autos Portraits)”(カナダ) 監督:クロード・クルティエル(Claude Cloutier)
 ・『不協和音』“DISSONANCE”(独) 監督:ティル・ノヴァク(Till Nowak)
 ・“If I Was God”(カナダ) 監督:コーデル・バーカー(Cordell Barker)
 ・“On Ice”(米) 監督:シャノン・ティンドル(Shannon Tindle)
 ・“Sanjay’s Super Team”(米) 監督:Sanjay Patel
 ・“World of Tomorrow”(米) 監督:ドン・ハーツフェルト

 米国アカデミー賞2016 短編アニメーション賞候補にも挙がっている作品は、“Carface(Autos Portraits)”と“If I Was God”と“Sanjay’s Super Team”と“World of Tomorrow”の4本。ただし、短編アニメーション部門で米国アカデミー賞とアニー賞が一致したのは、過去15回で3回のみ。前後して一致したのも含めると4回。過去3年で2回一致。)。

 ◆学生作品賞(Best Student Film)
 ・“Can I Stay?”(米) 監督:Paige Carter、Katie Knudson、Onyee Lo(Ringling College)
 ・『どどば』“Dodoba”(米) 監督:Yon Hui Lee(Cal Arts)
 ・“ed”(カナダ) 監督:Taha Neyestani(Sheridan College)
 ・“Life Smartphone(低头人生)”(中) 監督:Xie Chenglin(謝承霖)(中国・中央美術学院)
 ・“Mother(어머니)”(カナダ) 監督:Stephanie Chiew(Sheridan College)
 ・“Nice To Meeteor You”(米) 監督:Yizhou Li(University of Southern California)
 ・“Shift”(米) 監督:Maria Cecilia Pugles(School of Visual Artsi)
 ・“The Casebook of Nips & Porkington”(カナダ) 監督:Melody Wang(Sheridan College)

 『どどば』は、たくさんの日本人スタッフが参加している日本語作品です。(ネットで全編視聴可)
 “Nice To Meeteor You”はトレーラーのみ視聴可ですが、あとはすべてネット上で全編視聴可になっています。
 個人的に一番好きなのは“Shift”ですが(“Life Smartphone(低头人生)”もブラックで面白かったけど)、受賞するのはまず間違いなく“The Casebook of Nips & Porkington”ですね。才気が感じられるし、数年後に、大手スタジオ作品で、この監督の名前を目にすることもあるんじゃないでしょうか。

 ◆インディペンデント作品賞(Best Animated Feature-Independent) [新設]
 ・『父を探して』“Boy and the World”(ブラジル) 監督:アレ・アブレウ(Alê Abreu)
 ・“Kahlil Gibran's The Prophet”(カナダ・仏・レバノン・カタール・米) 監督:ロジャー・アレーズ(Roger Allers)、ゲイトン・ブリッツィ(Gaëtan Brizzi)、ポール・ブリッツィ(Paul Brizzi)、Joan C. Gratz、Mohammed Saeed Harib、トム・ムーア、Nina Paley、ビル・プリントン、ジョアン・スファール、Michal Socha
 ・『バケモノの子』(日) 監督:細田守
 ・『思い出のマーニー』(日) 監督:米林宏昌

 ◆最優秀キャラクター・アニメーション賞 実写映画部門(Outstanding Achievement,Character Animation in a Live Action Production
 ・『ジュラシック・ワールド』-インドミナス・レックス Universal Studios / Legendary Pictures VFX Animation Supervisor:Glen McIntosh、Associate Animation Supervisor:Kevin Martel、リード・アニメーター:Kyle Winkelman、Digital Artist:Rodrick Fransham、Creature Supervisor:Kaori Ogino
 ・『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』-ハルク Marvel Studios Assoc. Animation Supervisor:Jakub Pistecky、アニメーター:Gang Trinh、Craig Penn、リード・アニメーター:Mickael Coedel、Yair Gutierrez
 ・『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』-ウルトロン Marvel Studios リード・アニメーター:Peter Tan、アニメーター:Boon Yik Lim、Sachio Nishiyama、Byounghee Cho、Roy Tan
 ・『ホビット 決戦のゆくえ』-アゾグ New Line Cinema Metro-Goldwyn-Mayer (MGM) WingNut Films 3Foot7、Animation Supervisor:Aaron Gilman、Senior Facial Modeller:Howard Sly、Lead Animator:Matthew Riordan、Creature TD:Kevin Kelm、Lead Shader TD:Guillaume Francois
 ・『ホビット 決戦のゆくえ』-スマウグ New Line Cinema Metro-Goldwyn-Mayer (MGM) WingNut Films 3Foot7、Animation Supervisor:David Clayton、Creature Supervisor:Gios Johnston、Senior Modeller:Andreja Vuckovic、Lead Shader TD:Guillaume Francois、Senior Animator:Daniel Zettl
 ・『レヴェナント:蘇えりし者』-熊 Regency Enterprises、New Regency Pictures、Anonymous Content、M Productions、Appian Way、RatPac-Dune Entertainment Animation Supervisor:Matthew Shumway、Lead Digital Artist:Adrian Millington、Digital Artist:Blaine Toderian、Digital Artist:Alexander Poei、Digital Artist:Kevin Lan

 ◆最優秀視覚効果賞 実写映画部門(Outstanding Achievement,Animated Effects in a Live Action Production)
 ・『ジュラシック・ワールド』-アニメーション効果(Animated Effects) Universal Studios / Legendary Pictures Effects TD Supervisor:Raul Essig、Digital Artist:Roman Schmidt、Digital Artist:Mark Chataway、Digital Artist:Ryan Hopkins
 ・『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』-ソコヴィアの破壊(Sokovia Destruction) Marvel Studios Creature Sim Supervisor:Michael Balog、Creature Simulation Lead:Jim Van Allen、Effects Simulation Supervisor:Florent Andorra、Effects Lead:Georg Kaltenbrunner
 ・『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』 Gotham Group 20th Century Fox FX Supervisor:Ronnie Menahem、CG Supervisor:Pavani Rao Boddapati、Lighting TD:Francois Sugny、Models:Leslie Chan、FX TD:Nicolas Petit
 ・『ホビット 決戦のゆくえ』 New Line Cinema Metro-Goldwyn-Mayer (MGM) WingNut Films 3Foot7、FX Supervisor:Ronnie Menahem、Lead FX TD:Brian Goodwin、FX Supervisor:Jason Lazaroff、Senior Environment Artist:Paul Harris、Lead Modeller:James Ogle

 ◆最優秀長編アニメーション賞 特別制作作品部門(Best Animated Special Production)
 ・“Elf:Buddy's Musical Christmas”(米) 監督:Mark Caballero、Seamus Walsh
 ・『わたしはマララ』
 ・“I Am A Witness”(米) 監督:Limbert Fabian、Will Elliott、Patrick Knowlton、Jacob Wyatt
 ・『カイト/KITE』
 ・『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』
 ・“Niko and the Sword of Light”(米) 監督:Sung Jin Ahn

 ※公式サイトでは、作品を対象としたPRODUCTION CATEGORIESと、個人を対象としたINDIVIDUAL ACHIEVEMENT CATEGORIESに分けられていますが、ここでは、映画部門とテレビ部門に分けて記載しています。

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 主な作品のノミネート状況は以下の通りです。

 ・『インサイド・ヘッド』(13):作品・監督・脚本・編集・視覚効果・音楽・CA・美術・CD・絵コンテ・絵コンテ・ボイス・ボイス
 ・『アーロと少年』(10):作品・視覚効果・音楽・CA・CA・美術・CD・絵コンテ・絵コンテ・絵コンテ
 ・『ミニオンズ』(7):視覚効果・CA・美術・CD・絵コンテ・ボイス・ボイス
 ・“Anomalisa”(5):作品・監督・編集・音楽・ボイス
 ・『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』(5):作品・監督・脚本・編集・美術
 ・『I LOVE スヌーピーTHE PEANUTS MOVIE』(5):作品・監督・CA・ボイス・ボイス
 ・“Kahlil Gibran's The Prophet”(3):監督・編集・インディペンデント
 ・『思い出のマーニー』(3):監督・脚本・インディペンデント
 ・“Home”(3):視覚効果・CA・美術
 ・『モンスター・ホテル2』(3):視覚効果・CD・絵コンテ
 ・『父を探して』(3):音楽・美術・インディペンデント
 ・“Extaordinary Tales”(2):監督・絵コンテ
 ・『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!』(2):視覚効果・ボイス
 ・『わたしはマララ』(2):美術・特別制作

 『インサイド・ヘッド』がノミネート可能な11部門すべてにノミネートされて最多ノミネートになりました。これを同じピクサー作品である『アーロと少年』が追っています。

 過去の受賞結果をざっと振り返ってみると―

 2008年:『レミーのおいしいレストラン』がノミネートされていた10部門のうち9部門で受賞
 2009年:『カンフー・パンダ』がノミネートされていた11部門すべてを制覇(『ウォーリー』が全敗)
 2010年:最多受賞が3部門で2作品(『コララインと魔法の魔女』『プリンセスと魔法のキス』)(『カールじいさんの空飛ぶ家』は作品賞と監督賞の2部門のみ受賞)
 2011年:『ヒックとドラゴン』がノミネートされていた10部門すべてで受賞(『トイ・ストーリー3』がわずか3部門のノミネートで、全敗)
 2012年:『ランゴ』が4部門で最多受賞
 2013年:『シュガー・ラッシュ』が5部門で最多受賞
 2014年:『アナと雪の女王』が5部門で最多受賞
 2015年:『ヒックとドラゴン2』が6部門で最多受賞

 受賞結果としては1強となるか、バラけるかで、2011年以降は最多受賞が6部門となっています。
 これまでの最多ノミネート記録は、2009年の『カンフー・パンダ』で16、ということになっています。

 アニー賞と米国アカデミー賞とは、ずっと同じ結果を出していたのが、2007年にアニー賞が『カーズ』を作品賞に選んだのに対し、米国アカデミー賞が『ハッピー・フィート』選んで以降、アニー賞は米国アカデミー賞に逆らうかのように(ドリームワークス寄りの)独自路線を歩むようになり、現在に至っています。前哨戦のほとんどの映画賞でアニメーション賞を受賞していた『トイ・ストーリー3』を完全に無視して、『ヒックとドラゴン』を全勝させた2011年などは、もう意地になって、米国アカデミー賞とは違う結果を出そうとしているようにしか見えません。


 そういう状況が続いているので、本年度も『インサイド・ヘッド』が本命で、おそらく最多受賞になるだろうとは思われますが、何部門受賞できるかは全く予想がつきません。ほかの作品に食われて、最多受賞を逃す可能性も十分にあります。

 なお、作品賞を設けた1993年以降、ディズニー、ピクサー、ドリームワークス以外の作品がアニー賞で作品賞を受賞したことは5回しかありません。

 [短編アニメーション部門について]

 短編アニメーション部門では、米国アカデミー賞との関係は以下のようになっています。(アニー賞に短編アニメーション賞が設けられた1996年以降、全20回)

 ・完全不一致(一方の受賞作を他方がノミネートもしていない):12回
 このうち、アニー賞受賞作品が翌年の米国アカデミー賞で受賞したのが1回(2001年)
 アニー賞受賞作品が翌年の米国アカデミー賞でノミネートされた(受賞を除く)のが2回(2009年、2012年)
 米国アカデミー賞の受賞作品が翌年のアニー賞で受賞したのが1回(1998年-1999年)

 ・一方が他方の受賞作をノミネートしていた(受賞作は不一致):6回
 米国アカデミー賞がアニー賞の受賞作をノミネート:4回(2004年、2007年、2011年、2014年)
 アニー賞が米国アカデミー賞の受賞作をノミネート:1回(2006年)
 双方が他方の受賞作をノミネート:1回(2005年)

 ・一致:2回(2013年、2015年)

 アニー賞の短編アニメーション賞は、かつてはオムニバス映画の1編やミュージック・ビデオを選んでいたこともありますが、ほとんどアメリカ映画中心で、受賞作も大手スタジオ作品ばかりなので、インターナショナルな広がりを持つ米国アカデミー賞とは、必然的に受賞結果が違ってくることになります。今後、この傾向が変わってくるとも思えませんが、米国アカデミー賞が大手スタジオ作品をチョイスするなら、アニー賞と一致することもあるかもしれません。

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 アニー賞は、部門が多く、そのほとんどがなじみのない名前ばかりなので、フォーマットを整えるだけでとても大変なのですが、本年度から、ノミニーの正式の職種が明示されたり、対象となる「キャラクター」まで示されたりすることになったので、ノミネーション・リストは、より細かく、煩雑になってしまいました。(これまで個人賞は、個人名が先に記載されていたのが、すべて作品名が先に記載されるようになりました。)
 そこまでする必要があるかなと思ったりもしますが、まあ、そうなってしまったものは仕方がありません。一度そうなったら、元には戻りませんよね。

 その結果、アニー賞ノミネーションの記事は、映画部門とテレビ部門を分けることになりました。

 テレビ部門のノミネーションは、次の記事になります。

 ・アニー賞2016 テレビ部門ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_82.html

 第43回アニー賞の結果発表は、2016年2月6日です。

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 *当ブログ記事

 ・アニー賞2014 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_10.html
 ・アニー賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201402/article_7.html
 ・アニー賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_12.html
 ・アニー賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201302/article_6.html
 ・アニー賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_12.html
 ・アニー賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_12.html
 ・アニー賞2011ノミネーション 映画部門:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_13.html
 ・アニー賞2011ノミネーション テレビ部門:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_14.html
 ・アニー賞2011受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_11.html
 ・アニー賞2010ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_4.html
 ・アニー賞2010受賞結果: http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_13.html
 ・アニー賞2009受賞結果!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_39.html
 ・アニー賞2009ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_6.html
 ・アニー賞2008受賞結果!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200802/article_5.html
 ・アニー賞2007受賞結果!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200702/article_17.html

 ・米国アカデミー賞2016 長編アニメーション賞エントリー作品 16作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_7.html

 ・米国アカデミー賞2016 短編アニメーション賞 ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_26.html
 ・米国アカデミー賞2016 短編アニメーション賞 ロングリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_10.html

 ・セザール賞2016 短編アニメーション賞候補12作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201510/article_14.html

 ・カトゥーン・ドール2015 受賞結果: http://umikarahajimaru.at.webry.info/201510/article_13.html

 ・学生アカデミー賞2015 受賞結果: http://umikarahajimaru.at.webry.info/201510/article_16.html

 ・全米映画賞レース2015の結果をまとめてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_70.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2015年9月~2016年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201509/article_2.html

 追記:
 ・アニー賞2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201602/article_9.html

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