米国アカデミー賞2016 メイキャップ&ヘアスタイリング賞 ショートリスト発表!

 第88回米国アカデミー賞 メイキャップ&ヘアスタイリング賞のショートリスト7作品が発表されました。(12月15日)

 ・『ブラック・スキャンダル』
 ・“Concussion”
 ・“Legend”
 ・『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
 ・『ミスター・ホームズ』
 ・『100歳の華麗なる冒険』
 ・『レヴェナント:蘇えりし者』

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 【これまでのデータ&予想】

 これまでのアカデミー賞メイキャップ賞受賞作品を振り返ってみると以下のようになります――

 2015年:『グランド・ブダペスト・ホテル』
 2014年:『ダラス・バイヤーズクラブ』
 2013年:『レ・ミゼラブル』
 2012年:『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
 2011年:『ウルフマン』
 2010年:『スター・トレック』
 2009年:『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
 2008年:『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』
 2007年:『パンズ・ラビリンス』
 2006年:『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』
 2005年:『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』
 2004年:『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
 2003年:『フリーダ』
 2002年度:『ロード・オブ・ザ・リング』

 メイキャップ賞というのは、特撮ものに与えられるのが一般的で、概して優れた「特殊メイク」に与えられる賞であるということがわかります。「特殊メイク」以外での受賞作は、おそらく「老けメイク」(『ベンジャミン・バトン』の場合は「若づくりメイク」も含む)が審査/評価の対象になるのだろうと思われます。

 近年のショートリスト、ノミネーション(○)、受賞作(◎)は以下のようになっています。

 2015年
 ・『アメイジング・スパイダーマン2』
 ○『フォックスキャッチャー』
 ◎『グランド・ブダペスト・ホテル』
 ○『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
 ・『マレフィセント』
 ・『ノア 約束の舟』
 ・『博士と彼女のセオリー』

 2014年
 ・『アメリカン・ハッスル』
 ◎『ダラス・バイヤーズクラブ』
 ・『華麗なるギャツビー』
 ・『ヘンゼル&グレーテル』
 ・『ハンガー・ゲーム2』
 ○『Jackass クソジジイのアメリカ横断チン道中』
 ○『ローン・レンジャー』

 2013年
 ○『ヒッチコック』
 ○『ホビット 思いがけない冒険』
 ◎『レ・ミゼラブル』
 ・『リンカーン』
 ・『LOOPER/ルーパー』
 ・『メン・イン・ブラック3』
 ・『スノーホワイト』

 2012年
 ○『アルバート氏の人生』
 ・『もうひとりのシェイクスピア』
 ・『アーティスト』
 ・『ゲンズブールと女たち』
 ○『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』
 ・『ヒューゴの不思議な発明』
 ◎『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』

 2011年
 ・『アリス・イン・ワンダーランド』
 ○『バーニーズ・バージョン ローマと共に』
 ・『ザ・ファイター』
 ・『ジョナ・ヘックス』
 ・『トゥルー・グリット』
 ○『ウェイバック-脱出6500km-』
 ◎『ウルフマン』

 2010年
 ・『第9地区』
 ○『イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男』
 ・『Dr.パルナサスの鏡』
 ・『ナイトミュージアム2』
 ・『ザ・ロード』
 ◎『スター・トレック』
 ○『ヴィクトリア女王 世紀の愛』

 最終的に特撮系の作品が受賞するにせよ、ノミネーション段階では、特撮系の作品と時代ものと現代劇という3タイプの作品を選んでいるのは確かなようです。

 とすると、本年度は、現代劇枠が『ブラック・スキャンダル』か“Concussion”、時代劇枠が“Legend”か『ミスター・ホームズ』か『100歳の華麗なる冒険』、特撮枠が『マッドマックス 怒りのデス・ロード』か『レヴェナント:蘇えりし者』、ということになるでしょうか。

 特撮ものは、①シリーズ第1作が受賞しやすい、②特撮ものとしてエポックメイキングな作品は受賞しやすい、などという傾向がありますが、本年度は『レヴェナント:蘇えりし者』でほぼ決まりなんじゃないでしょうか。
 『ブラック・スキャンダル』でのジョニー・デップのメイク、“Legend”でのトム・ハーディーの双子メイク、『100歳の華麗なる冒険』の世代ごとのメイクなどありますが、やっぱり『レヴェナント:蘇えりし者』の印象は圧倒的であるように思います。

 ノミネーションの選考が、全編を通して観るのではなく、各作品10分間の抜粋を観て決めるのですから、インパクトは大事になってきます。

 なお、特殊メイクと視覚効果は、年々、区別がつきにくくなってきていて、メイキャップ賞と視覚効果賞は、ノミネーション段階で作品の住み分けが行なわれているのではないかと思って調べてみたんですが、全然そんなことはありませんでした。同じ作品が両方の賞を受賞していることが何回もあるし、2004年のようにノミネーションがすべて同じになる年もあったのでした。

 ※この部門を設けている映画賞は、ほとんどありませんが、現在までに発表されているノミネーションは、以下の通りです。

 ◆クリティクス・チョイス・アワード2016 ヘア&メイキャップ賞ノミネーション
 ・『ブラック・スキャンダル』
 ・『キャロル』
 ・『リリーのすべて』
 ・『ヘイトフル・エイト』
 ・『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
 ・『レヴェナント:蘇えりし者』

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 *当ブログ記事

 ・米国アカデミー賞2015 メイキャップ&ヘアスタイリング賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201501/article_8.html
 ・米国アカデミー賞2014 メイキャップ&ヘアスタイリング賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_40.html
 ・米国アカデミー賞2013 メイキャップ&ヘアスタイリング賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_33.html
 ・米国アカデミー賞2012 メイキャップ賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_14.html
 ・米国アカデミー賞2011 メイキャップ賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_22.html
 ・米国アカデミー賞2010 メイキャップ賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_17.html
 ・米国アカデミー賞2009 メイキャップ賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_6.html

 ・米国アカデミー賞2016 オリジナル歌曲賞候補:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_26.html

 ・米国アカデミー賞2016 視覚効果賞 候補 20作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_19.html

 ・米国アカデミー賞2016 長編ドキュメンタリー賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_6.html

 ・米国アカデミー賞2016 短編ドキュメンタリー賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201510/article_28.html

 ・米国アカデミー賞2016 短編映画賞 ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_30.html

 ・米国アカデミー賞2016 短編アニメーション賞 ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_26.html
 ・米国アカデミー賞2016 短編アニメーション賞 ロングリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_10.html

 ・米国アカデミー賞2016 長編アニメーション賞 エントリー作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_7.html

 ・米国アカデミー賞2016 外国語映画賞 各国代表作品 リスト その1:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_20.html
 ・米国アカデミー賞2016 外国語映画賞 各国代表作品 リスト その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_21.html
 ・米国アカデミー賞2016 外国語映画賞 各国代表作品 リスト その3:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_24.html
 ・完全ガイト!米国アカデミー賞2016 外国語映画賞 各国代表作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201511/article_25.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2015年9月~2016年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201509/article_2.html

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