詳細!米国アカデミー賞2016 長編アニメーション賞エントリー作品 16作品!

 第88回米国アカデミー賞 長編アニメーション賞エントリー作品が発表になりました。(11月5日)

 本年度は、前回より4作品も少ない16作品です。

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 ・『インサイド・ヘッド』“Inside Out”(米) 監督:ピート・ドクター、ロナルド・デル・カルメン [ピクサー/ディズニー]

 ・『アーロと少年』“The Good Dinosaur”(米) 監督:ピーター・ソーン [ピクサー/ディズニー]

 ・“Anomalisa”(米) 監督:デューク・ジョンソン(Duke Johnson)、チャーリー・カウフマン [パラマウント]

 ・『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!』“The SpongeBob Movie: Sponge out of Water”(米) 監督:ポール・ティビット、マイク・ミッチェル [パラマウント]

 ・“Home”(米) 監督:ティム・ジョンソン(Tim Johnson) [ドリームワークス]

 ・“Hotel Transylvania 2”(米) 監督:ゲンディー・タルタコフスキー(Genndy Tartakovsky) [ソニー・ピクチャーズ]

 ・『ミニオンズ』“Minions”(米) 監督:ピエール・コフィン、カイル・バルダ [ユニバーサル]

 ・『I LOVE スヌーピーTHE PEANUTS MOVIE』“The Peanuts Movie”(米) 監督:スティーヴ・マルティノ [20世紀フォックス]

 ・“Regular Show: The Movie”(米) 監督:J.G. Quintel [WB]

 ・『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』“Shaun the Sheep Movie”(英・仏) 監督:マーク・バートン、リチャード・スターザック [ライオンズゲート]

 ・『バケモノの子』“The Boy and the Beast”(日) 監督:細田守 [FUNimation Entertainment]

 ・『UFO学園の秘密』“The Laws of the Universe - Part 0”(日) 監督:今掛勇 [Eleven Arts]

 ・『思い出のマーニー』“When Marnie Was There”(日) 監督:米林宏昌 [Gkids]

 ・『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』“Moomins on the Riviera”(フィンランド・仏) 監督:グザビエ・ピカルド、ハンナ・ヘミラ [Gkids]

 ・“Boy and the World(O Menino e o Mundo)”(ブラジル) 監督:Alê Abreu [Gkids]

 ・“Kahlil Gibran’s The Prophet”(カナダ・仏・レバノン・カタール・米) 監督:ロジャー・アレーズ(Roger Allers)、ゲイトン・ブリッツィ(Gaëtan Brizzi)、ポール・ブリッツィ(Paul Brizzi)、Joan C. Gratz、Mohammed Saeed Harib、トム・ムーア、Nina Paley、ビル・プリントン、ジョアン・スファール、Michal Socha [Gkids]

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 【米国アカデミー賞 ノミネート&受賞歴】

 ※過去に米国アカデミー賞にエントリーした作品が判明している場合は、それも記しています。

 ・『インサイド・ヘッド』:ピート・ドクターは、2010年に『カールじいさんの空飛ぶ家』で長編アニメーション賞受賞。そのほか、5回のノミネート歴があり、1996年に『トイ・ストーリー』でオリジナル脚本賞ノミネート、2002年に『モンスターズ・インク』で長編アニメーション賞ノミネート、2003年に『マイクとサリーの新車でGo!』で短編アニメーション賞ノミネート、2009年に『ウォーリー』でオリジナル脚本賞ノミネート、2010年に『カールじいさんの空飛ぶ家』でオリジナル脚本賞ノミネート。(『ウォーリー』は長編アニメーション賞にもノミネートされているけれど、ピート・ドクター自身は監督ではなくて、対象外。)
 ロナルド・デル・カルメンは、米国アカデミー賞でのノミネート経験はないが、『レミーのおいしいレストラン』と『カールじいさんの空飛ぶ家』にストーリーボード・アーティストとして参加している。

 ・『アーロと少年』:ピーター・ソーンは、米国アカデミー賞でのノミネート経験はないが、『ファインディング・ニモ』『Mr.インクレディブル』『レミーのおいしいレストラン』『ウォーリー』『カールじいさんの空飛ぶ家』『メリダとおそろしの森』、および、『ワン・マン・バンド』に、アニメーターやストーリーボード・アーティストなどで参加している。

 ・“Anomalisa”:デューク・ジョンソン(Duke Johnson)は、長編アニメーション作品の監督は初めて。
 チャーリー・カウフマンは、これが第2監督長編で、長編アニメーション作品の監督は初めてだが、『マルコヴィッチの穴』でオリジナル脚本賞ノミネート、『アダプテーション』で脚色賞ノミネート、『エターナル・サンシャイン』でオリジナル脚本賞受賞。

 ・『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!』:ポール・ティビットは、長編アニメーション作品の監督はこれが初めて。
 マイク・ミッチェルは、2011年に『シュレック フォーエバー』、2012年に『アルビン3 シマリスたちの大冒険』をエントリー。

 ・“Home”:ティム・ジョンソンは、『アンツ』『シンドバッド 7つの海の伝説』『森のリトル・ギャング』などを手がける監督。ノミネート経験はなし。

 ・“Hotel Transylvania 2”:ゲンディー・タルタコフスキー(Genndy Tartakovsky)は、2013年に『モンスター・ホテル』をエントリー。

 ・『ミニオンズ』:ピエール・コフィンは、2014年に『怪盗グルーのミニオン危機一発』でノミネート。2011年に『怪盗グルーの月泥棒』をエントリー。
 カイル・バルダは、2013年に『ロラックスおじさんの秘密の種』をエントリー。

 ・『I LOVE スヌーピーTHE PEANUTS MOVIE』:スティーヴ・マルティノは、2013年に『アイス・エイジ4/パイレーツ大冒険』をエントリー。

 ・“Regular Show: The Movie”:J.G. Quintelは、長編アニメーションの監督はこれが初めて。

 ・『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』:マーク・バートンは、これが初監督作品ながら、『チキンラン』や長編アニメーション賞受賞作『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』の脚本に参加している。
 リチャード・スターザックは、これが初監督長編。

 ・『バケモノの子』:細田守は、2011年に『サマーウォーズ』をエントリー。

 ・『UFO学園の秘密』:今掛勇は、2013年に『神秘の法』をエントリー。

 ・『思い出のマーニー』:米林宏昌は、『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』『風立ちぬ』などにアニメーターとして参加。

 ・『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』:グザビエ・ピカルドは、これが初監督長編。ハンナ・ヘミラはこれが監督第2作だが、『ル・アーヴルの靴みがき』などのプロデューサーとして知られる。

 ・“Boy and the World(O Menino e o Mundo)”:Alê Abreuはこれが第2監督長編。

 ・“Kahlil Gibran’s The Prophet”組は―
 ロジャー・アレーズ(Roger Allers)は、2007年に『マッチ売りの少女』で米国アカデミー賞短編アニメーション賞ノミネート。『ライオン・キング』や『オープン・シーズン』などで監督を手がける。
 ゲイトン・ブリッツィ(Gaëtan Brizzi)とポール・ブリッツィ(Paul Brizzi)は、『ファンタジア2000』に監督の1人として、『9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~』にはストーリー・アーティストとして参加している。
 Joan C. Gratzは、“Mona Lisa Descending a Staircase”で米国アカデミー賞1993短編アニメーション賞受賞。
 Mohammed Saeed Haribは、これが長編アニメーション作品初参加。
 トム・ムーアは2010年に『ブレンダンとケルズの秘密』で、2015年にSong of the Sea 〜海の歌でノミネート。
 Nina Paleyは、これまで1つの長編といくつかの短編を発表している。
 ビル・プリントンは、1988年に『君の顔』“Your Face”、2005年に『ガード・ドッグ』“Guard Dog”で米国アカデミー賞短編アニメーション賞ノミネート。2011年に“Idiots and angels”2015年に“Cheatin'”を米国アカデミー賞長編アニメーション賞にエントリー。2015年に“Footprints”が米国アカデミー賞短編アニメーション賞ショートリスト入り。
 ジョアン・スファールは、2013年に『長老(ラビ)の猫』をエントリー。
 Michal Sochaは、これが長編アニメーション作品初参加。

 上記の監督で、米国アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞したことがあるのは、ピート・ドクターのみです。
 米国アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞したことがあるのは、Joan C. Gratzのみ。
 米国アカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされたことがあるのは、ピート・ドクター、ピエール・コフィン、トム・ムーアの3人。
 米国アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされたことがあるのは、受賞者のJoan C. Gratz以外では、ピート・ドクターとロジャー・アレーズとビル・プリンプトンの3人。
 その他の部門で受賞経験があるのは、チャーリー・カウフマン(オリジナル脚本賞)、ノミネート経験があるのは、チャーリー・カウフマン(オリジナル脚本賞と脚色賞)とピート・ダクター(オリジナル脚本賞)。
 米国アカデミー賞でのノミネート&受賞歴では、ピート・ドクターが圧倒的です。

 ※現在、発表されているのは、エントリー作品のタイトルだけであり、監督または共同監督であっても、米国アカデミー賞の受賞対象者にならない場合があります。

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 【ノミネーションの傾向】

 16本以上の作品がエントリーされたので、本年度は「最大で」5本の作品がノミネートされることになりますが、採点方式から言って、規定の点数に達する作品が5本以下になるとは考えにくいので、ノミネーションはおそらく5本になると思われます。といっても、必ずしも高評価の作品を上から5本チョイスされるとは限らず、映画会社の力関係や作品のバランスも考慮されるはずで、とすると、以下のようなことが考えられます。

 [映画会社別 過去の受賞&ノミネーション実績]

 過去の実績では、ピクサーの独壇場で、これまでで9戦7勝。そのほかは、ディズニー(スタジオジブリ作品とピクサー作品を除く)2回、ドリームワークス(アードマン作品を除く)、スタジオジブリ(ディズニー配給)、アードマン(ドリームワークス配給)、ニコロデオン(パラマウント配給)、ワーナーがそれぞれ1回ずつ受賞。

 スタジオごとのノミネーションでは、ドリームワークスが11で最多(『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』を含む)、ピクサーが9、ディズニーが8(スタジオジブリ作品とピクサー作品を除く)で、以下、スタジオジブリとLaikaがそれぞれ4回ずつ、Les Armateursが3回ノミネートということになります。

 [同一映画会社からの複数ノミネート]

 2003年(ノミネート数5):ディズニー作品-3(『千と千尋の神隠し』含む。ピクサー作品のノミネートはなし)
 2004年(ノミネート数3):ディズニー作品-2(ピクサー作品含む)
 2005年(ノミネート数3):ドリームワークス作品-2
 2008年(ノミネート数3):ソニー・ピクチャーズの作品-1、ソニー・ピクチャーズ・クラシックの作品-1(『ペルセポリス』)
 2009年(ノミネート数3):ディズニー作品-2(ピクサー作品含む)
 2010年(ノミネート数5):ディズニー作品-2(ピクサー作品含む)
 2012年(ノミネート数5):ドリームワークス作品-2
 2013年(ノミネート数5):ディズニー作品-3(ピクサー作品含む)
 2014年(ノミネート数5):ディズニー作品-2(『風立ちぬ』含む)
 2015年(ノミネート数5):Gkids配給作品-2

 今回は、ディズニー作品がなくて、ピクサー作品が2本(史上初)、パラマウント作品が2本、Gkids配給作品が4本あります。

 ピクサー作品が1本は当確として、2本ともノミネーションに贈り込むことができるのかどうか。パラマウント作品は1枠確保できるのかどうか。

 [外国映画のノミネート]

 外国映画に関しては、『ハッピーフィート』をオーストラリア映画とし、“The Pirates! Band of Misfits”をイギリス映画として勘定するとして、過去14回で、外国映画がノミネートされたのは、11回あり、そのうち、2作品の外国映画がノミネートされた年が4回あります(2006年と2012年と2014年と2015年)。

 国別では、これまで、フランスが5作品、日本が4作品(宮崎駿3、高畑勲1)、イギリス(アードマン作品)が2作品、アイルランドが2作品、オーストラリアとスペインが1作品ずつでノミネートされていて、日本とイギリスとオーストラリアが受賞を果たしています。ノミネート本数の割には、受賞の確率は高いということになります。

 過去6回あったノミネート5作品の年のうち、外国映画が2作品ノミネートされたのは2012年と2014年と2015年です。

 本年度はエントリー作品の割合から言えば、2作品くらいはノミネートされてもよさそうですが、そのうちの1本は『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』が有力とみなすと、残る枠はあと1つということになります。

 [シリーズ作品のノミネート]

 シリーズものがノミネートされたことは、過去14年間で5作品(『シュレック2』、『トイ・ストーリー3』、『カンフー・パンダ2』、『怪盗グルーのミニオン危機一発』、『ヒックとドラゴン2』)しかなく、かなり強力な作品でない限り、シリーズものがノミネートされる可能性は低いようです。
 今回は、続編・シリーズものが3本あります。

 [他の映画賞の受賞結果]

 長編アニメーション賞は、比較的に他の映画賞と結果が一致しやすい部門で、米国アカデミー賞が番狂わせを行なった2007年と2015年、混戦だった2013年以外は、ほぼ同じ作品が受賞しています。

 ・ゴールデン・グローブ賞:過去9回のうち6回一致。(ゴールデン・グローブ賞は、2007年に『カーズ』を、2012年に『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』、2015年に『ヒックとドラゴン2』をチョイス)

 ・クリティクス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞):2002年以降の14回のうち11回一致(2007年は『カーズ』、2013年は『シュガー・ラッシュ』、2015年は『LEGO ムービー』が受賞)

 ・アニー賞:2002年以降の14回のうち9回一致。2007年(『カーズ』)、2009年(『カンフー・パンダ』)、2011年(『ヒックとドラゴン』)、2013年(『シュガー・ラッシュ』)、2015年(『ヒックとドラゴン2』)が不一致。

 ・BAFTA英国アカデミー賞:過去9回のうち、2015年(『LEGO ムービー』)以外すべて一致。

 [番狂わせ、または、足切り]
 米国アカデミー賞長編アニメーション賞では、他の部門同様、有力視されながら、ノミネーションもされないということがあります。
 2015年は本命だった『LEGO ムービー』がなぜかノミネーション段階で落とされ、2014年は有力視されていた『モンスターズ・ユニバーシティ』が落とされ、2012年はいくつもの長編アニメーション賞受賞を果たす『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』が落とされています。
 これらは、アカデミー・サイドに長編アニメーション賞を獲らせたい作品があって、事前に強力なライバルを蹴落としていると考えられますが、もちろん公式には何の説明もありません。

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 【下馬評】

 ◆Awards Daily(11月7日現在)
 ・『インサイド・ヘッド』
 ・“Anomalisa”
 ・『I LOVE スヌーピーTHE PEANUTS MOVIE』
 ・『ミニオンズ』
 ・“Kahlil Gibran's The Prophet”
 ・“Home”

 ◆IndieWireでの予想(10月18日現在)
 ノミネート予想5作品(The Predicted 5)
 1.『インサイド・ヘッド』
 2.“Anomalisa”
 3.『アーロと少年』
 4.『I LOVE スヌーピーTHE PEANUTS MOVIE』
 5.『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』
 次の候補(The Next Tier)
 6.『ミニオンズ』
 7.“Kahlil Gibran's The Prophet”
 8.『思い出のマーニー』
 9.“Zarafa”
 10.『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!』
 11.“Home”
 12.“Boy and the World(O Menino e o Mundo)”

 ◆IMDbでの採点(11月7日現在)
 ・『I LOVE スヌーピーTHE PEANUTS MOVIE』:8.1
 ・“Boy and the World(O Menino e o Mundo)”:8.1
 ・“Anomalisa”:8.0
 ・『思い出のマーニー』:7.8
 ・『インサイド・ヘッド』:7.7
 ・“Regular Show: The Movie”:7.5
 ・『バケモノの子』:7.5
 ・『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』:7.4
 ・『アーロと少年』:7.1
 ・“Hotel Transylvania 2”:7.0
 ・“Kahlil Gibran’s The Prophet”:6.9
 ・“Home”:6.7
 ・『ミニオンズ』:6.5
 ・『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』:6.3
 ・『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!』:6.1
 ・『UFO学園の秘密』:5.1

 ※上位作品のうち、“Anomalisa”と“Regular Show: The Movie”は、本国アメリカでの劇場公開を済ませておらず、映画祭上映のみでの採点になっています。

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 【ノミネート予想】

 本年度の長編アニメーション賞は、もう既に『インサイド・ヘッド』で決まりらしいので、長々書いてきたわりには……という感じですが、一応、ノミネート予想を書き出しておくと―

 〈本命〉
 ・『インサイド・ヘッド』:監督の受賞歴、ピクサー作品の受賞確率、下馬評から言っても文句なし

 〈有力〉
 ・『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』:アカデミー賞はアードマン作品が大好きなので。
 ・『I LOVE スヌーピーTHE PEANUTS MOVIE』:作品の評価の高さからすれば順当

 〈有望〉
 ・“Anomalisa”:アカデミー賞はストップ・モーション・アニメーションが好き。チャーリー・カウフマンのキャリア。
 ・“Boy and the World(O Menino e o Mundo)”:国際的に評価が高い。
 ・『思い出のマーニー』:ジョーン・G・ロビンソンの原作が有名で、1971年にイギリスでTVシリーズ化されている。早い段階でアメリカでも劇場公開されている。シアトル国際映画祭で受賞を果たしている。

 ドリームワークスが“Home”をねじ込んでくる可能性もあり、ピクサーが2本ともノミネートさせる可能性もあります。
 また、アードマン作品を含めて、外国映画を3本もノミネートさせるかどうかというバランスの問題もあります。(アメリカでは『思い出のマーニー』は吹き替えで劇場公開されているので、日本映画と見なされていない可能性もあります。)
 受賞の目はなくても、日本人の心情としては、日本映画のノミネートをと思ってしまいますが、果たしてどうでしょうか。個人的には、細田守監督に思い入れがあったりもしますが。

 なお、上記16作品のうち、8作品がまだロサンゼルス郡での映画館での上映を果たしておらず、ノミネートの資格を満たしていないことが発表されています。

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 米国と日本以外のエントリー作品について簡単に紹介しておきます。

 ・“Boy and the World(O Menino e o Mundo)”(ブラジル) 監督:Alê Abreu
 物語:クカ少年は、田舎の静かな生活が好きだ。ところが、父親が都会で出ていってしまい、彼の世界は崩れてしまう。彼は、また家族で暮らせるように、父を捜して、都会に向かうが、彼が、都会で目にしたものはこれまで見たことがないものばかりだった。
 オタワ国際アニメーションフェスティバル2013 長編コンペティション部門出品。スペシャル・メンション受賞。
 サンパウロ国際映画祭2013 ユース賞受賞。
 リオ・デ・ジャネイロ国際映画祭2013プレミア・ブラジル ニュー・トレンド 長編部門出品。審査員オナラブル・メンション受賞。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2014 長編コンペティション部門出品。グランプリ受賞。
 上海国際映画祭2014 審査員特別賞受賞。
 ミュンヘン映画祭2014 One Future Prize オナラブル・メンション受賞。
 ミル・ヴァレー国際映画祭2014 観客賞受賞。
 カイロ国際映画祭2014 脚本賞受賞。

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 ・“Kahlil Gibran’s The Prophet”(カナダ・仏・レバノン・カタール・米) 監督:ロジャー・アレーズ(Roger Allers)、ゲイトン・ブリッツィ(Gaëtan Brizzi)、ポール・ブリッツィ(Paul Brizzi)、Joan C. Gratz、Mohammed Saeed Harib、トム・ムーア、Nina Paley、ビル・プリントン、ジョアン・スファール、Michal Socha
 出演:リアム・ニーソン、サルマ・ハエック、ジョン・クラシンスキー、クヮヴェンジャネ・ウォリス、アルフレッド・モリーナ、フランク・ランジェラ、アサフ・コーエン(Assaf Cohen)、Gunnar Sizemore、Leah Allers、ジョン・リス=デイヴィス(John Rhys-Davies)
 レバノン出身の作家ハリール・ジブラーン(Kahlil Gibran)の『預言者』を元にしたオムニバス・アニメーションで、各アニメーション監督が担当した短編が「章」を構成する。
 カンヌ国際映画祭2014 特別上映作品。
 トロント国際映画祭2014 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。

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 *当ブログ記事

 ・米国アカデミー賞2015 長編アニメーション賞 エントリー作品20作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201411/article_3.html
 ・米国アカデミー賞2014 長編アニメーション賞 エントリー作品19作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201311/article_9.html
 ・米国アカデミー賞2013 長編アニメーション賞 エントリー作品21作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201211/article_1.html
 ・米国アカデミー賞2012 長編アニメーション賞 エントリー作品18作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201111/article_12.html
 ・米国アカデミー賞2011 長編アニメーション賞 エントリー作品15作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201011/article_24.html
 ・米国アカデミー賞2010 長編アニメーション エントリー作品20作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200911/article_21.html

 ・米国アカデミー賞2016 短編ドキュメンタリー賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201510/article_28.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2015年9月~2016年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201509/article_2.html

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