ヨーロッパ映画賞2015 技術部門6部門受賞者発表!

 第28回ヨーロッパ映画賞の技術部門6部門の受賞者が発表されました。(10月27日)

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 ヨーロッパ映画賞は、2013年から選考方法に変更があって、技術部門6部門は、ノミネーションの発表なしで、受賞者のみ発表されることになっています。

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 ◆撮影監督賞(European Cinematographer 2015 – Prix Carlo di Palma) 1989~1992、1997~
 ◎マルティン・ゲシュラハト(Martin Gschlacht)
 “Goodnight Mommy(Ich Seh Ich She)”(オーストリア) 監督:ヴェロニカ・フランツ(Veronika Franz)、Severin Fiala
 マルティン・ゲシュラハトは、『ルナ・パパ』、『Lovely Rita ラブリー・リタ』、『ルルドの泉で』などを手がけるオーストリアの撮影監督で、『ルルドの泉で』などではプロデューサーも務めている。本作で、ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭2015撮影賞受賞。

 ◆編集者賞(European Editor 2015) 1991、1992、2005、2010~
 ◎Jacek Drosio
 『ボディ』“Body(Cialo)”(ポーランド) 監督:マウゴジャタ・シュモフスカ(Małgorzata Szumowska)
 Jacek Drosioは、ドキュメンタリー作品やマウゴジャタ・シュモフスカ監督作品を手がけるポーランドの編集技師。

 ◆プロダクション・デザイナー賞(European Production Designer 2015) 1988、1990~1992、2005、2010~
 ◎シルヴィー・オリヴェ(Sylvie Olivé)
 “The Brand New Testament(Le Tout Nouveau Testament)”(ベルギー・仏・ルクセンブルク) 監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル
 シルヴィー・オリヴェは、『恋愛小説ができるまで』、『ミスター・ノーバディ』、『タイピスト!』、『不機嫌なママにメルシィ!』などを手がけるフランスのプロダクション・デザイナー。『タイピスト!』と『不機嫌なママにメルシィ!』でセザール賞ノミネート。『ミスター・ノーバディ』でベネチア国際映画祭2009金のオゼッラ賞(芸術貢献賞)受賞。

 ◆衣裳デザイナー賞(European Costume Designer 2015) 2013~
 ◎サラ・ブレキンソップ(Sarah Blenkinsop)
 “The Lobster”(英・アイルランド・ギリシャ・オランダ) 監督:ヨルゴス・ランティモス
 サラ・ブレキンソップは、イギリスの衣裳デザイナーで、TV映画を手がけることが多い。代表作は『モーヴァン』。

 ◆音響デザイナー賞(European Sound Designer 2015) 2013~
 ◎バスコ・ピメンテ(Vasco Pimentel)、ミゲル・マルティンス(Miguel Martins)
 “Arabian Nights, Vol. 1-3(As Mil E Uma Noites, Vol. 1-3)”(ポルトガル・スイス・独・仏) 監督:ミゲル・ゴメス
 バスコ・ピメンテは、『リスボン物語』や『愛の破片』、『熱波』などを手がけるポルトガルの録音技師で、俳優や監督、脚本、編集を担当している作品もある。Coimbra Caminhos do Cinema Portuguêsで、2011年と2014年に録音賞を受賞している。ミゲル・マルティンスは、『ミステリーズ 運命のリスボン』や『熱波』、『皇帝と公爵』などを手がけるポルトガルの録音技師で、『皇帝と公爵』でCinEuphoria Awardsの特殊効果賞(音響/視覚)を受賞している。

 ◆作曲家賞(European Composer 2015) 1989~1992、2004~
 ◎Cat's Eyes
 “The Duke of Burgundy”(英・ハンガリー) 監督:ピーター・ストリックランド
 Cat's EyesことRachel Zeffiraは、カナダ出身のシンガーソングライターで、映画音楽を手がけるのは、これが初めて。

 ※審査員:アンナ・アスプ(Anna Asp:スウェーデンのプロダクション・デザイナー)、ダニエラ・チャンチョ(Daniela Ciancio:イタリアの衣裳デザイナー)、マシュー・コックス(Mathieu Cox:ベルギーの音響デザイナー)、ウベルト・パゾリーニ、アダム・シコラ(Adam Sikora:ポーランドの撮影監督)、Kjartan Sveinsson(アイスランドの音楽家)、モニカ・ヴィッリ(Monika Willi:オーストリアの編集技師)

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 本年度の受賞者の顔ぶれを見ると、ベテランよりは、まださほど国際的に知られていない技術者に賞を贈るという方針で、選考が行われたらしいことが伺われます。
 2013年にサラ・グリーンウッドやパコ・デルガド、エンニオ・モリコーネが選ばれ、2014年にウカシュ・ジャル&リシャルト・レンチェフスキやミカ・レヴィが選ばれたのとは、大分印象が違います。

 全体的には、こうやって受賞者が発表されてみると、52作品あるオフィシャル・セレクションの中で注目作品が絞り込まれてきたような気がしますね。

 今後は、11月7日にセビリヤ・ヨーロッパ映画祭で全部門のノミネーションが発表され、12月12日にベルリンで授賞式が行われる予定になっています。

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 *当ブログ記事

 ・ヨーロッパ映画賞2015 短編映画賞ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201510/article_25.html

 ・ヨーロッパ映画賞2015 アニメーション賞ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201510/article_24.html

 ・ヨーロッパ映画賞2015 ディスカバリー賞ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201510/article_23.html

 ・ヨーロッパ映画賞2015 ドキュメンタリー賞 オフィシャル・セレクション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201510/article_21.html

 ・ヨーロッパ映画賞2015 オフィシャル・セレクション その1:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201510/article_17.html
 ・ヨーロッパ映画賞2015 オフィシャル・セレクション その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201510/article_18.html
 ・ヨーロッパ映画賞2015 オフィシャル・セレクション その3:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201510/article_19.html

 ・ヨーロッパ映画賞2015 ピープルズ・チョイス賞ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201510/article_11.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2015年3月~9月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201503/article_1.html
 ・映画賞&映画祭カレンダー 2015年9月~2016年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201509/article_2.html

 追記:
 ・ヨーロッパ映画賞2015 受賞結果::http://umikarahajimaru.at.webry.info/201512/article_27.html

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