トライベッカ映画祭2015 受賞結果

 第14回トライベッカ映画祭(4月15日-26日)の受賞結果です。

 トライベッカ映画祭は、同時多発テロの被害を受けて元気を失ってしまったニューヨークを、映画を通じて元気づけようという目的で2002年から始められた映画祭で、今年で14回目になります。

 コンペ部門には、巨匠やベテラン、期待の新鋭などがこぞって作品を出品するという感じでもなく、ほとんど知られていないような監督の作品ばかりになってしまいますが、そのかわりプレミア度は高く、ワールド・プレミア作品か北米プレミア作品ばかりが並ぶことになります。

 ワールド・ナラティヴ・コンペティションは、近年は、後々高い評価を得ていくことになる作品も集まるようになってきていて “The Rocket”、『魔女と呼ばれた少女』、『彼女が消えた浜辺』、『ぼくのエリ 200歳の少女』などが最優秀作品賞を受賞しています。
 一方、ワールド・ドキュメンタリー・コンペティションの方は、“The Kill Team”、“The World Before Her”、“Bombay Beach”、『米国“闇”へ』などが最優秀ドキュメンタリー賞を受賞しています。

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 【ワールド・ナラティヴ・コンペティション部門】(WORLD NARRATIVE COMPETITION CATEGORIES)

 ※審査員:ポール・アタナシオ、Sophie Barthes、ウーピー・ゴールドバーグ、ディラン・マクダーモット、バー・スティアーズ.

 ◆作品賞(The Founders Award for Best Narrative Feature)
 ◎“Virgin Mountain(Fúsi)”(デンマーク・アイスランド) 監督:ダーグル・カウリ [北米プレミア]

 “Virgin Mountain(Fúsi)”(デンマーク・アイスランド) 監督:ダーグル・カウリ
 物語: Fúsiは、シャイで不器用な43歳の大男。彼は、他人とどうやってつきあったらいいのかわからず、女性経験もなく、まだ母親と一緒に暮らしていた。彼の生活は、単調で、空港の手荷物係をして働くほかは、家で小さな戦車や兵士の人形を使って、戦争ごっこをするくらいしか楽しみはなかった。そんな彼の元にダンススクールのクーポンが届く。家族に後押しされて、彼は、ダンススクールに参加し、そこで、心に深い傷を持ったSjöfnと出会う。
 『氷の国のノイ』のダーグル・カウリ監督第4作。
 バルタザル・コルマウクルとアニエス・ヨハンセンがプロデューサーを務める。
 ベルリン国際映画祭2015 ベルリナーレ・スペシャル部門出品。
 ベオグラード国際映画祭2015出品。
 イスタンブール国際映画祭2015出品。
 CPH:PIX2015出品。観客賞受賞。


 ◆男優賞(Best Actor in a Narrative Feature Film)
 ◎Gunnar Jónsson “Virgin Mountain(Fúsi)”

 ◆女優賞(Best Actress in a Narrative Feature Film)
 ◎ハンナ・マリー(Hannah Murray) “Bridgend”(デンマーク・米・英) [北米プレミア]


 “Bridgend”(デンマーク・米・英) 監督:Jeppe Rønde
 物語:サラは、ティーンエージャーで、警官である父親デイヴとともに、南ウェールズのブリジェンドにやってくる。デイヴはそこで若者の謎の自殺事件について捜査する。サラは、地元の、好ましからざる物事のど真ん中にいるらしいチンピラと出会い、恋に落ちるが、デイヴはそれを快くは思わなかった。
 デンマークのドキュメンタリー作家Jeppe Røndeの初めての長編フィクション作品。
 2007年にブリジェンドで実際に起こった事件(13か月間に17人の若者が自殺した)の映画化。
 『ツイン・ピークス』や、ジェーン・カンピオンの『トップ・オブ・ザ・レイク~消えた少女~』に似た雰囲気を持った作品と評される。
 ロッテルダム国際映画祭2015 コンペティション部門出品。
 ヨーテボリ国際映画祭2015イングマール・ベルイマン インターナショナル・デビュー賞部門出品。スペシャル・メンション受賞。
 CPH:PIX2015出品。


 ◆脚本賞(Best Screenplay)
 ◎“Virgin Mountain(Fúsi)” ダーグル・カウリ

 ◆撮影賞(Best Cinematography)
 ◎マウヌス・ノアンホフ・ヨンク(Magnus Jønck) “Bridgend”

 ◆編集賞(Best Narrative Editing)
 ◎“Bridgend” Oliver Bugge Coutté

 [その他のエントリー作品] 特記以外はすべてワールド・プレミア
 ・“The Adderall Diaries”(米) 監督:Pamela Romanowsky
 ・“Dixieland”(米) 監督:Hank Bedford
 ・“Franny”(米) 監督:Andrew Renzi
 ・“Meadowland”(米) 監督:Reed Morano
 ・“Men Go to Battle”(米) 監督:Zachary Treitz
 ・“Necktie Youth”(オランダ・南ア) 監督:Sibs Shongwe-La Mer [北米プレミア]
 ・“The Survivalist”(北アイルランド・英) 監督:Stephen Fingleton
 ・“Sworn Virgin”(アルバニア・独・伊・コソヴォ・スイス) 監督:Laura Bispuri [北米プレミア]
 ・“Viaje”(コスタリカ) 監督:Paz Fábrega
 ・“Wednesday 04:45”(独・ギリシャ・イスラエル) 監督:Alexis Alexiou

 【ワールド・ドキュメンタリー・コンペティション部門】(WORLD DOCUMENTARY COMPETITION CATEGORIES)

 審査員:ディエゴ・ブニュエル(Diego Bunuel)、Tine Fischer、デイヴィッド・ゲルブ、Joshua Rothkopf、グロリア・スタイネム(Gloria Steinem)

 ◆長編ドキュメンタリー賞(Best Documentary Feature)
 ◎“Democrats”(デンマーク) 監督:Camilla Nielsson [北米プレミア]


 “Democrats”(デンマーク) 監督:Camilla Nielsson
 ジンバブエは、政治的に不安定な状態にある。大統領ロバート・ムガベの政権党は、野党と共に新憲法制定に取り組む。そこには、政治的、あるいは、ローカルや個人の様々な利害が介入し、進行を妨げる。
 CPH:DOX 2014 オナラブル・メンション、Reel Talent Award受賞。
 ヨーテボリ国際映画祭2015 ノルディック・ドキュメンタリー部門出品。
 デンマーク・アカデミー賞2015 長編ドキュメンタリー賞ノミネート。

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 ◆審査員スペシャル・メンション(Special Jury Mention)
 ◎“In Transit”(米) 監督:アルバート・メイスルズ、ネルソン・ウォーカー、リン・トゥルー、David Usui、Ben Wu [ワールド・プレミア]


 “In Transit”(米) 監督:アルバート・メイスルズ、ネルソン・ウォーカー、リン・トゥルー、David Usui、Ben Wu
 アメリカを代表する大陸横断列車エンパイア・ビルダーに関するドキュメンタリー。冒険を夢見る者、家族との再会を果たす者、孤独な旅を続ける者など様々な乗客がいる一方で、風景も、都市の中心部から油田地帯、永遠に続くようにすら見える平原地帯へと変わっていく。
 伝説的ドキュメンタリー作家アルバート・メイスルズの最新作&遺作で、『夏の草原』のネルソン・ウォーカーとリン・トゥルーほかが共同で監督を務める。


 ◆編集賞(Best Documentary Editing)
 ◎“Palio”(英・伊) 編集:Valerio Bonelli


 “Palio”(英・伊) 監督:Cosima Spender  [ワールド・プレミア]
 イタリアのシエナでは、年に2度(7月2日と8月16日)パリオ祭が開かれる。これは、シエナ旧市街を17の地区(コントラーダ)に分けて競われる地区対抗の馬のレースで、コントラーダの名誉をかけて、1年にわたって準備される。レースには、ジョッキーの腕だけでなく、戦術や、贈賄、汚職など様々な要素が介入してくる。Gigi Bruschelliは、伝説的なジョッキーで、16年間に13回優勝している。彼が勝利を独占していることに批判的な批評家もいる。彼は、システムを掌握し、若いジョッキーを蹴落とし、どんな馬でもおかまいなく、レースを支配する。ワールド・レコードを出したのにも拘わらず、認められなかったレースが2つもあるが、彼は勝つためには手段を選ばない。彼の前に若いジョッキーが立ちはだかる。サルジニア人のGiovanni Atzeniは、かつてGigi Bruschelliに教わった研修生だ。Giovanni Atzeniは、静かに師との対決の瞬間を待つ。贈賄も共謀も関係なく、彼はただ愛のために馬に跨る……。


 [その他のエントリー作品] すべてワールド・プレミア
 ・“Austism in Love”(米) 監督:Matt Fuller
 ・“The Birth of Saké”(米) 監督:Erik Shirai
 ・“Havana Motor Club”(キューバ・米) 監督:Bent-Jorgen Perlmutt
 ・“In My Father's House”(米) 監督:Ricki Stern、Annie Sundberg
 ・“Indian Point”(米) 監督:Ivy Meeropol
 ・“Song of Lahore”(米・パキスタン) 監督:Andy Schocken、Sharmeen Obaid-Chinoy
 ・“Thank You For Playing”(米) 監督:David Osit、Malika Zouhali-Worrall
 ・“Tom Swift And His Electric Rifle”(米) 監督:Nick Berardini
 ・“Very Semi-Serious”(米) 監督:Leah Wolchok

 【ニュー・ナラティヴ・ディレクター・コンペティション部門】(BEST NEW NARRATIVE DIRECTOR COMPETITION)

 ※審査員:マーク・ボール、ミニー・ドライヴァー、ドン・ハーツフェルド、コビー・スマルダーズ(Cobie Smulders)、ジョアンナ・ヴィンセント(Joana Vicente)

 ◆監督賞(Best New Narrative Director)
 ◎Zachary Treitz “Men Go to Battle”(米) [ワールド・プレミア]


 “Men Go to Battle”(米) 監督:Zachary Treitz
 物語:1861年のケンタッキー。ヘンリーとフランシスは兄弟で、くたびれた農場を切り盛りしていた。時は南北戦争の真っただ中だったが、戦闘は遠くで行われていたし、世間的にはクリスマスまでにはすべて片がつくのではないかと考えられていた。しかし、冬が近づくにつれ、2人の間の緊張が高まる。フランシスのジョークはどんどん攻撃的になり、ある夜、彼は、酔ってケンカし、ヘンリーをケガさせてしまう。フランシスは、町の有力者の娘の前で自虐的な発言をした後、姿を消す。そのまま数か月が過ぎ、ヘンリーは、フランシスが北軍に参加したに違いないと考えるようになる。
 南北戦争を舞台にした超低予算映画。


 ◆審査員スペシャル・メンション(Special Jury Mention)
 ◎Stephen Fingleton “The Survivalist”(北アイルランド・英)


 “The Survivalist”(北アイルランド・英) 監督:Stephen Fingleton [ワールド・プレミア]
 物語:世界を飢餓が襲う。男は、収穫物を頼りに森の中にひっそりと隠れ住んでいた。そこに食べ物と避難所を求めて、キャスリンと娘のミルジャがやってくる。3人での共存と疑惑と依存の日々が始まる。ひとりでも食い扶持が増えることは、自らの命を危うくすることでしかない。さらにそこに覆面の侵略者たちが近づいていた……。


 【ニュー・ドキュメンタリー・ディレクター・コンペティション部門】(BEST NEW DOCUMENTARY DIRECTOR COMPETITION)

 ※審査員:Rachel Boynton、ローラ・カーク(Lola Kirke)、ウィル・パットン、アリソン・ピル(Alison Pill)、マイケル・ラパポート

 ◆監督賞(Albert Maysles New Documentary Director Award)
 ◎Ewan McNicol、Anna Sandilands “Uncertain”(米)


 “Uncertain”(米) 監督:Ewan McNicol、Anna Sandilands
 2人の監督は、愉快な短編映画を作ろうとして、人口94人の町、テキサス州アンサーティンに出かけていく。ところが1日目でそんなに簡単にいくものではないことがわかる。撮影には1年半が過ぎる。対象は、3人に絞られた。ミスター・エドと名付けたイノシシをつかまえることにとりつかれたネイティヴ・アメリカンのウェイン、30代の金鉱掘りと結婚したいと考えている年配のヘンリー、アル中で、アンサーティンの町を出て、果てしない貧乏から抜け出したいと考えているザック。一方、アンサーティンの町民は、食生活をキャドー湖に依存していたが、そこにサンショウモという藻が繁殖して、彼らの食を脅かす。町民は、藻の繁殖を食い止めるために、サンショウモを好物とするゾウムシを放つことを考える。


 ◆審査員スペシャル・メンション(Special Jury Mention)
 ◎Erik Shirai “The Birth of Saké”(米・日)


 “The Birth of Saké”(米・日) 監督:Erik Shirai [ワールド・プレミア]
 石川県白山市で明治3年に創業した吉田酒造店に密着し、2000年の伝統を持つ日本酒作りの秘密に迫ったドキュメンタリー。
 監督は、日系アメリカ人のエリック・シライ。

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 【短編コンペティション部門】(SHORT FILM COMPETITION CATEGORIES)

 ※審査員:ハンク・アザリア、メイミー・ガマー(Mamie Gummer)、André Holland、アリアン・モーイエド(Arian Moayed)、シーラ・ネヴィンス(Sheila Nevins)、Dan Silver

 ◆最優秀ナラティヴ・ショート(Best Narrative Short)
 ◎“Listen”(フィンランド・デンマーク) 監督:Hamy Ramezan、Rungano Nyoni

 “Listen”(フィンランド・デンマーク) 監督:Hamy Ramezan、Rungano Nyoni
 物語:ブルカを来た外国人女性が、息子を連れて、コペンハーゲンの警察にやってくる。彼女は夫からの虐待を訴えているらしいが、通訳は彼女の言うことをそのまま訳するのを躊躇する。
 ストックホルム国際映画祭2014 出品。
 タンペレ国際短編映画祭2015 ヨーロッパ映画賞短編映画賞 タンペレ代表選出、ヤング審査員賞受賞。
 香港国際映画祭2015 短編部門グランプリ(Firebird Award)受賞。

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 ◆審査員スペシャル・メンション(Special Jury Mention)
 ◎“Statistical Analysis of Your Failing Relationship”(米・カナダ) 監督:Miles Jay

 “Statistical Analysis of Your Failing Relationship”(米・カナダ) 監督:Miles Jay
 物語:ネイトは、統計学者で、あらゆることを感情を排して、パーセンテージと確率で説明しようとする。今回、彼は、統計学的分析によって、壊れかけたベンとサラの関係がどうなるか解説する。

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 【短編ドキュメンタリー&学生ヴィジョナリー部門】(The 2015 Best Documentary and Student Visionary Award)

 ※審査員:スティーヴ・ブシェーミ、デビ・メイザー(Debi Mazar)、Katherine Oliver、テオ・ロッシ(Theo Rossi)、ヴァネッサ・ウィリアムズ

 ◆最優秀ドキュメンタリー・ショート(Best Documentary Short)
 ◎“Body Team 12”(リベリア) 監督:David Darg

 “Body Team 12”(リベリア) 監督:David Darg
 世界でも最も危険で陰惨な仕事、すなわち、エボラの犠牲になった人々の遺体を回収するチームに関するドキュメンタリー。本作では、緊張感あふれる現場の様子を映し出すとともに、彼らの哲学や力強さをも紹介する。

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 ◆審査員スペシャル・メンション(Special Jury Mention)
 ◎“We Live This”(米) 監督:James Burns

 “We Live This”(米) 監督:James Burns
 ‘We Live This’というダンス・ユニットで、夢を追って、ニューヨークの地下鉄でパフォーマンスを披露している5人の青少年を追う。

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 ◆学生ヴィジョナリー賞(Student Visionary Award)
 ◎“Catwalk”(スウェーデン) 監督:Ninja Thyberg

 “Catwalk”(スウェーデン) 監督:Ninja Thyberg
 物語:エラは、9歳。クラスメートは、校庭で遊んだり、大人びたかっこうをして、ファッションのブログを読んだりしている。エラもファッションの世界に入っていきたいと思っていたが、両親は新しい服を買うのも許してくれない。
 ヨーテボリ国際映画祭2015出品。

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 ◆審査員スペシャル・メンション(Special Jury Mention)
 ◎“Kingdom of Garbage”(イラク・英) 監督:Yasir Kareem

 “Kingdom of Garbage”(イラク・英) 監督:Yasir Kareem
 物語: Zahraaと弟のHassanは、貧しい家計を助けるために、埋め立て地で売れるものを拾い集めている。Zahraaは、自称「ゴミの王様」と取引しようとするが、かけひきがうまくいかず、話は決裂しそうになる。

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 【トランスメディア部門】

 ◆BOMBAY SAPPHIRE ® Storyscapes Award
 ◎“Door Into the Dark”(英) Created:Amy Rose、May Abdalla(Anagram)

 【ノラ・エフロン賞】(The Nora Ephron Prize)

 ※審査員:レイチェル・ハリス(Rachael Harris)、ケヴィン・コリガン(Kevin Corrigan)、Katja Blichfeld、クリスティン・ラーティ、Talya Lavie

 ◆ノラ・エフロン賞
 女性作家の作品を対象とした賞。
 ◎“Sworn Virgin(Vergine giurata)”(アルバニア・独・伊・コソヴォ・スイス) 監督:Laura Bispuri [北米プレミア]

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 “Sworn Virgin(Vergine giurata)”(アルバニア・独・伊・コソヴォ・スイス) 監督:Laura Bispuri
 出演:アルバ・ロルヴァケル、Flonja Kodheli、ラース・アイディンガー、Luan Jaha、Bruno Shllaku、Ilire Celaj、Drenica Selimaj、Dajana Selimaj、Emily Ferratello
 物語:ハナは、アルバニアの山中の古い村で育った。そこでは昔からの約束事や法律が支配している。彼女は、結婚して、妻として夫に隷属するのが嫌で、アルバニアの伝統法Kanunに則って、自由のために女性性を犠牲にして、処女性を守る誓いをする。以後、彼女は、短剣を授けられて、男として扱われ、名前もマルクと変えられた。10年後、彼女は自分の人生を変えたいと思って、列車に乗り、イタリアに向かう。イタリアには、彼女の姉が家族と一緒に暮らしていたが、姉は彼女のことを歓迎しなかった……。
 ベルリン国際映画祭2015 コンペティション部門出品。
 香港国際映画祭2015 ヤング・シネマ・コンペティション部門出品。グランプリ(Firebird Award)受賞。
 CPH:PIX 2015出品。


 ◆審査員スペシャル・メンション(Special Jury Mention)
 ◎“Being 14(A 14 ans)”(仏) 監督:Hélène Zimmer


 “Being 14(A 14 ans)”(仏) 監督:Hélène Zimmer
 物語:中学の最終学年を迎えようとしている3人の少女たちの物語。サラは、学校も人生もあきらめ半分でフラフラしていて、友だちにも同じようにするよう求める。ルイーズは、親に反抗して、家を飛び出す。ジェイドは、サラとルイーズが落第してしまったことに失望する。それでも3人の関係は変わらず、彼らは、パーティーや男の子とのつきあいや家庭の事情を乗り越えて、前に進もうとする。
 25歳の女性監督のデビュー作。
 アンジェ・ヨーロピーアン・ファースト・フィルム・フェスティバル2015出品。


 【観客賞】

 ◆観客賞 ナラティヴ部門
 ◎“King Jack”(米) 監督:Felix Thompson


 “King Jack”(米) 監督:Felix Thompson
 物語:ジャックは、15歳で、くたびれた小さな町で暮らしている。父親はおらず、母親もかまってくれず、年上のいじめっ子にいじめられたりしているが、誰も助けてはくれず、すべて自分でなんとかしなければならない。サマースクールを控えた夏、叔母が病気になり、従弟がジャックの家に居候に来る。ジャックは、従弟の面倒も見なければならない。


 ◆観客賞次点 ナラティヴ部門
 ◎“Sleeping With Other People”(米) 監督:Leslye Headland


 “Sleeping With Other People”(米) 監督:Leslye Headland
 物語:ジェイクとレイニーは、かつてつきあっていたが、度重なる不倫とセックス中毒と自己欺瞞で、みじめな破局を迎える。ところが、彼らは、同じカウンセリング・グループのメンバーになって再会する。彼らは、プラトニックな関係を続けることを誓うが……。
 サンダンス映画祭2015出品。


 ◆観客賞 ドキュメンタリー部門
 ◎“TransFatty Lives”(米) 監督:Patrick O’Brien

 “TransFatty Lives”(米) 監督:Patrick O’Brien
 ニューヨークのDJで、インターネットのパーソナリティーで、フィルムメーカーでもあるTransFattyは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)で、あと2年から5年の命と診断される。彼は、生と死の間にあるすべてをカメラの前にされけだそうとする。


 ◆観客賞次点 ドキュメンタリー部門
 ◎“Song of Lahore”(米・パキスタン) 監督:Andy Schocken、Sharmeen Obaid-Chinoy [ワールド・プレミア]


 “Song of Lahore”(米・パキスタン) 監督:Andy Schocken、Sharmeen Obaid-Chinoy
 パキスタンの独立以来、ラホールは、音楽でも世界的に知られるようになった。70年代のイスラム化以降、ラホールのミュージシャンたちはそのまま音楽を続けることが困難になった。本作では、勇気をもって音楽活動を続けている1組のバンドにスポットライトを当てる。


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 部門の編成や名称は多少変わりましたが、やっていることはほとんど変わっていないようです。

 いくつかの作品は、年末以降の賞レースに名前が挙がってくるのではないでしょうか。

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 *当ブログ記事

 ・トライベッカ映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201404/article_31.html

 ・トライベッカ映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_25.html

 ・トライベッカ映画祭2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201005/article_2.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2015年3月~9月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201503/article_1.html

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