米・製作者組合賞(PGA)2015 受賞結果!

 第26回米・製作者組合賞(PGA)の受賞結果が発表になりました。(1月24日)

 【映画部門】

 ◆ダリル・F・ザナック賞/劇場公開映画プロデューサー賞(The Darryl F. Zanuck Award For Outstanding Producer of Theatrical Motion Pictures)

 ・『アメリカン・スナイパー』(Warner Bros. Pictures)
 プロデューサー:ブラッドリー・クーパー, p.g.a.、クリント・イーストウッド, p.g.a.、 アンドリュー・ラザー, p.g.a.、ロバート・ロレンツ, p.g.a.、ピーター・モーガン, p.g.a.

 ◎『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(Fox Searchlight Pictures)
 プロデューサー:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、ジョン・レッシャー、ジェームズ・W・スコッチドープル

 ・『6才のボクが、大人になるまで。』(IFC Films)
 プロデューサー:リチャード・リンクレイター, p.g.a.、キャスリーン・サザーランド, p.g.a.

 ・『フォックスキャッチャー』(Sony Pictures Classics)
 プロデューサー:ミーガン・エリソン, p.g.a.、ジョン・キリク, p.g.a.、ベネット・ミラー, p.g.a.

 ・『ゴーン・ガール』(20th Century Fox)
 ・プロデューサー:セアン・チャフィン, p.g.a.

 ・『グランド・ブダペスト・ホテル』(Fox Searchlight Pictures)
 プロデューサー:ウェス・アンダーソン、スコット・ルーディン、ジェレミー・ドーソン、スティーヴン・レイルズ

 ・『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(The Weinstein Company)
 プロデューサー:Nora Grossman, p.g.a.、Ido Ostrowsky, p.g.a.、テディー・シュウォーツマン, p.g.a.

 ・“Nightcrawler”(Open Road Films)
 プロデューサー:ジェニファー・フォックス、トニー・ギルロイ

 ・『博士と彼女のセオリー』(Focus Features)
 プロデューサー:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、リサ・ブルース、アンソニー・マクカーテン

 ・『セッション』(Sony Pictures Classics)
 プロデューサー:ジェイソン・ブラム、ヘレン・エスタブルック、デイヴィッド・ランカスター

 米国アカデミー賞2015作品賞ノミネーションとは、7作品が一致(『アメリカン・スナイパー』『バードマン』『6才のボクが、大人になるまで。』『グランド・ブダペスト・ホテル』『イミテーション・ゲーム』『博士と彼女のセオリー』『セッション』)。

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 ◆最優秀アニメーション・プロデューサー賞(The Award For Outstanding Producer of Animated Theatrical Motion Pictures)

 ・『ベイマックス』(Walt Disney Animation Studios)
 プロデューサー:ロイ・コンリ, p.g.a.

 ・『ザ・ブック・オブ・ライフ』(20th Century Fox)
 プロデューサー:Brad Booker, p.g.a.、ギレルモ・デル・トロ, p.g.a.

 ・“The Boxtrolls”(Focus Features)
 プロデューサー:David Bleiman Ichioka, p.g.a.、トラヴィス・ナイト, p.g.a.

 ・“How To Train Your Dragon 2”(20th Century Fox)
 プロデューサー:ボニー・アーノルド, p.g.a.

 ◎『LEGO ムービー』(Warner Bros. Pictures)
 プロデューサー:ダン・リン

 米国アカデミー賞2015 長編アニメーション賞ノミネーションとは、3作品が一致(『ベイマックス』“The Boxtrolls”“How To Train Your Dragon 2)。

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 ◆ドキュメンタリー劇場公開作品 プロデューサー賞(The Award for Outstanding Producer of Documentary Theatrical Motion Pictures)

 ・“The Green Prince”(Music Box Films)
 プロデューサー:ジョン・バトセック、サイモン・チン、Nadav Schirman

 ◎“Life Itself”(Magnolia Pictures)
 プロデューサー:ギャレット・バッシュ、スティーヴ・ジェームズ、Zak Piper

 ・“Merchants of Doubt”(Sony Pictures Classics)
 プロデューサー:ロバート・ケナー、Melissa Robledo

 ・“Particle Fever”(Abramorama/BOND 360)
 プロデューサー:David E. Kaplan、Mark A. Levinson、Andrea Miller、Carla Solomon

 ・“Virunga”(Netflix)
 プロデューサー:Joanna Natasegara、Orlando von Einsiedel

 『アゲンスト8』、“CitizenFour”、『ホドロフスキーのDUNE』、“Keep On Keepin’ On”、“The Overnighters”などが落選。

 米国アカデミー賞2015 長編ドキュメンタリー賞とは、“Virunga”のみ一致。

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 【テレビ部門】

 ◆David L. Wolper賞/ロングフォーム番組プロデューサー賞(The David L. Wolper Award for Outstanding Producer of Long-Form Television)

 ・“American Horror Story: Freak Show”(FX)
 プロデューサー:Brad Buecker、ダンテ・ディ・ロレート、ブラッド・ファルチャック、Joseph Incaprera、Alexis Martin Woodall、ティム・マイナー、ライアン・マーフィー、ジェニファー・ソルト、ジェームズ・ウォン

 ◎『FARGO/ファーゴ』(FX)
 プロデューサー:アダム・バーンスタイン、ジョン・キャメロン、イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン、マイケル・フリスレヴ、ノア・ホーリー、ウォーレン・リトルフィールド、チャド・オークス、キム・トッド

 ・『ノーマル・ハート』(HBO)
 プロデューサー:ジェイソン・ブラム、ダンテ・ディ・ロレート、Scott Ferguson、デデ・ガードナー、Alexis Martin Woodall、ライアン・マーフィー、ブラッド・ピット、マーク・ラファロ

 ・“The Roosevelts: An Intimate History”(PBS)
 プロデューサー:Paul Barnes、Pam Baucom、ケン・バーンズ

 ・『SHERLOCK(シャーロック)』(PBS)
 プロデューサー:マーク・ゲイティス、スティーヴン・モファット、ベリル・ヴァーチュー、スー・ヴァーチュー

 ゴールデン・グローブ賞2015 作品賞 ミニシーズ/テレビ映画部門受賞結果と一致。

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 ◆ノーマン・フェルトン賞/最優秀テレビ-ドラマ・プロデューサー賞(The Norman Felton Award for Outstanding Producer of Episodic Television、Drama)

 ◎『ブレイキング・バッド』(AMC)
 プロデューサー:Melissa Bernstein、サム・キャトリン、ブライアン・クランストン、ヴィンス・ギリガン、ピーター・グールド、マーク・ジョンソン、Stewart Lyons、ミシェル・マクラレン、ジョージ・マストラス、ダイアン・メルシエ、トーマス・シュノーズ、モイラ・ウォリー=ベケット

 ・『ダウントン・アビー~貴族とメイドと相続人~』(PBS)
 プロデューサー:ジュリアン・フェロウズ、Nigel Marchant、ギャレス・ニーム、Liz Trubridge

 ・『ゲーム・オブ・スローンズ』(HBO)
 プロデューサー:デイヴィッド・ベニオフ、バーナデッド・コールフィールド、フランク・ドールガー、Chris Newman、グレッグ・スペンス、キャロリン・ストラウス、D・B・ワイス

 ・『ハウス・オブ・カード 野望の階段』(Netflix)
 プロデューサー:デイナ・ブルネッティ、ジョシュア・ドネン、デイヴィッド・フィンチャー、デイヴィッド・マンソン、イアン・パターソン、エリック・ロス、ケヴィン・スペイシー、ボー・ウィリモン

 ・『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』(HBO)
 プロデューサー:Richard Brown、キャロル・カディー、スティーヴ・ゴリン、ウディ・ハレルソン、キャリー・フクナガ、マシュー・マコノヒー、ニック・ピゾラット、スコット・スティーヴンス

 『ブレイキング・バッド』が2連覇!
 ノミネーションは、前々回の受賞作『Homeland』が、『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』と入れ替わっただけで、後は前回とまったく同じ顔ぶれです。
 『ゲーム・オブ・スローンズ』は4年連続ノミネート。『ブレイキング・バッド』『ダウントン・アビー~貴族とメイドと相続人~』『ハウス・オブ・カード 野望の階段』は3年連続ノミネート。

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 ◆ダニー・トマス賞/最優秀コメディー番組プロデューサー賞(The Danny Thomas Award for Outstanding Producer of Episodic Television、Comedy)

 ・『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』(CBS)
 プロデューサー:Faye Oshima Belyeu、チャック・ロリー、Steve Molaro、ビル・パラディ

 ・“Louie”(FX)
 プロデューサー:パメラ・アドロン、Dave Becky、M. Blair Breard、ルイス・C・K、ヴァーノン・チャットマン、Adam Escott、スティーヴン・ライト

 ・『モダン・ファミリー』(ABC)
 プロデューサー:ポール・コリガン、メーガン・ガンツ、エイブラハム・ヒギンボーサム、ベン・カーリン、エレイン・コー、スティーヴン・レヴィタン、クリストファー・ロイド、ジェフ・モートン、ダン・オシャノン、ジェフリー・リッチマン、Chris Smirnoff、Brad Walsh、ビル・ウルベル、サリー・ヤング、ダニー・ズーカー

 ◎『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック 塀の中の彼女たち』(Netflix)
 プロデューサー:Mark A. Burley、Sara Hess、ジェンジ・コーハン、ゲイリー・レノン、Neri Tannenbaum、Michael Trim、Lisa I. Vinnecour

 ・“Veep”(HBO)
 プロデューサー:クリス・アディソン、サイモン・ブラックウェル、クリストファー・ゴッドシック、 アーマンド・イヌアッチ、Stephanie Laing、ジュリア・ルイス=ドレイファス、Frank Rich、トニー・ローチ

 『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』は4年連続ノミネート。『モダン・ファミリー』は5年連続ノミネートで、4連覇でストップ。“Veep”は2年連続ノミネート。

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 ◆ノンフィクション番組プロデューサー賞(The Award for Outstanding Producer of Non-Fiction Television)

 ・“30 For 30”(ESPN)
 プロデューサー:Andy Billman、John Dahl、Erin Leyden、Connor Schell、Bill Simmons

 ・“American Masters”(PBS)
 プロデューサー:スーザン・レイシー、ジュリー・サックス、Junko Tsunashima

 ・“Anthony Bourdain: Parts Unknown”(CNN)
 プロデューサー:アンソニー・ボーデン、クリストファー・コリンズ、Lydia Tenaglia、Sandra Zweig

 ◎“COSMOS: A SpaceTime Odyssey”(FOX/NatGeo)
 プロデューサー:ブラノン・ブラーガ、ミッチェル・キャノルド、ジェイソン・クラーク、アン・ドラヤン、Livia Hanich、Steve Holtzman、セス・マクファーレン

 ・“Shark Tank”(ABC)
 プロデューサー:Becky Blitz、マーク・ブルネット、Bill Gaudsmith、Phil Gurin、Yun Lingner、Clay Newbill、Jim Roush、Laura Roush、Max Swedlow

 “Anthony Bourdain:No Reservations”は5年連続ノミネート、前回受賞。“Shark Tank”は3年連続ノミネート。“30 For 30”は2年連続ノミネート。“American Masters”は、2年連続受賞の後、2年ぶりのノミネート。

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 ◆コンテスト番組プロデューサー賞(The Producer Guild Award for Outstanding Producer of Competition Television)

 ・“The Amazing Race”(CBS)
 プロデューサー:ジェリー・ブラッカイマー、エリーゼ・ドガニエーリ、ジョナサン・リットマン、バートラン・ファン・ミュンスター、Mark Vertullo

 ・“Dancing With The Stars”(ABC)
 プロデューサー:Ashley Edens Shaffer、Conrad Green、Joe Sungkur

 ・“Project Runway”(Lifetime)
 プロデューサー:Jane Cha Cutler、デジレー・グルーバー、ティム・ガン、ハイディ・クルム、Jonathan Murray、Sara Rea、Teri Weideman

 ・“Top Chef”(Bravo)
 プロデューサー:Doneen Arquines、Daniel Cutforth、Casey Kriley、ジェーン・リプシッツ、Hillary Olsen、Erica Ross、Tara Siener、Shealan Spencer

 ◎“The Voice”(NBC)
 プロデューサー:Stijn Bakkers、マーク・バーネット、John De Mol、Chad Hines、Lee Metzger、Audrey Morrissey、Jim Roush、Kyra Thompson、Mike Yurchuk、Amanda Zucker

 “The Voice”は、2連覇!
 すべて連続ノミネート。“The Voice”は3年連続ノミネート。“Top Chef”は7年連続ノミネート、“The Amazing Race”と“Project Runway”は8年連続ノミネート。前々回は“The Amazing Race”が受賞。

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 ◆ライブ・エンタテインメント番組&トーク番組プロデューサー賞(The Award for Outstanding Producer of Live Entertainment & Talk Television)

 ・“The Colbert Report”(Comedy Central)
 プロデューサー:Meredith Bennett、Tanya Michnevich Bracco、スティーヴン・コルベア、Richard Dahm、Paul Dinello、Barry Julien、Matt Lappin、Emily Lazar、Tom Purcell、ジョン・スチュワート

 ・“Jimmy Kimmel Live”(ABC)
 プロデューサー:David Craig、Ken Crosby、Doug DeLuca、Gary Greenberg、Erin Irwin、ジミー・キンメル、Jill Leiderman、Molly McNearney、Tony Romero、Jason Schrift、Jennifer Sharron、Seth Weidner、Josh Weintraub

 ・“Last Week Tonight With John Oliver”(HBO)
 プロデューサー:Tim Carvell、John Oliver、Liz Stanton

 ・“Real Time With Bill Maher”(HBO)
 プロデューサー:Scott Carter、Sheila Griffiths、Marc Gurvitz、Dean Johnsen、ビル・マー、Billy Martin、Matt Wood

 ◎“The Tonight Show Starring Jimmy Fallon”(NBC)
 プロデューサー:Rob Crabbe、Jamie Granet Bederman、Katie Hockmeyer、Jim Juvonen、Josh Lieb、Brian McDonald、ローン・マイケルズ、Gavin Purcell

 “Jimmy Kimmel Live”は2年連続ノミネート、“Real Time with Bill Maher”は4年連続ノミネート、“The Colbert Report”は5年連続ノミネート、4年連覇でストップ。
 “The Tonight Show Starring Jimmy Fallon”は、“Late Night with Jimmy Fallon”より改称。
 『サタデー・ナイト・ライブ』は落選。

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 ◆スポーツ番組部門(The Award for Outstanding Sports Program)

 ・“24/7”(HBO)

 ・“Hard Knocks: Training Camp With The Atlanta Falcons”(HBO)

 ・“Hard Knocks: Training Camp With The Cincinnati Bengals”(HBO)

 ・“Inside: U.S. Soccer's March To Brazil”(ESPN)

 ◎“Real Sports With Bryant Gumbel”(HBO)

 “Real Sports With Bryant Gumbel”は4年連続ノミネートで、2年ぶりの受賞。
 “24/7”は2年連続ノミネート。

 ◆子供番組部門(The Award for Outstanding Children’s Program)

 ・『ドーラといっしょに大冒険』“Dora The Explorer"(Nickelodeon)

 ◎『セサミ・ストリート』(PBS)

 ・『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』“Teenage Mutant Ninja Turtles”(Nickelodeon)

 ・『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』“Toy Story OF TERROR!”(ABC)

 ・“Wynton Marsalis: A YoungArts Masterclass”(HBO)

 『セサミ・ストリート』はこの部門が設立されて以来4年連続ノミネートで、4連覇! 『ドーラといっしょに大冒険』は2年連続ノミネート。

 ◆デジタル・シリーズ部門(The Award for Outstanding Digital Series)

 ・“30 For 30 Shorts”(http://espn.go.com/30for30/shorts)

 ◎“Comedians In Cars Getting Coffee”(http://www.crackle.com/c/comedians-in-cars-getting-coffee)

 ・“COSMOS: A National Geographic Deeper Dive”(https://www.youtube.com/watch?v=AkiFfAEB5M8)

 ・“Epic Rap Battles Of History”(http://youtube.com/erb)

 ・“Video Game High School Season 3”(https://www.youtube.com/user/freddiew)

 “Epic Rap Battles Of History”のみ連続ノミネート。

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 【特別賞・名誉賞】

 ◆ヴィジョナリー賞
 物語やパフォーマンスを通して、文化にユニークな貢献をしたテレビや映画やニューメディアのプロデューサーに贈られる。
 ◎ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、ジェレミー・クレイナー(Plan B Entertainment)

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 ◆スタンリー・クレイマー賞
 社会問題にスポットライトを当てた作品に贈られる。
 ◎『ノーマル・ハート』

 ◆デイヴィッド・O・ゼルズニック賞/映画部門名誉賞(David O. Selznick Award)
 ◎ゲイル・アン・ハード
 ゲイル・アン・ハードは、ジェームズ・キャメロン作品、『アルマゲドン』、『ウォーキング・デッド』などのプロデューサー。ロジャー・コーマンのエグゼクティヴ・アシスタント、ジェームズ・キャメロンの元妻(1985-89)、ブライアン・デ・パルマの元妻(1991-93)。

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 ◆ノーマン・レア賞/テレビ部門功労賞(Norman Lear Achievement in Television Award)
 ◎マーク・ゴードン(Mark Gordon)
 マーク・ゴードンは、『クリミナル・マインド』や『グレイズ・アナトミー』などのプロデューサー。

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 ◆マイルストーン賞(Milestone Award)
 エンタテインメント産業に歴史的な貢献をした人物に贈られる。米・製作者組合賞(PGA)の最高賞。
 ◎ジョン・フェルトハイマー(Jon Feltheimer)
 ジョン・フェルトハイマーは、『ドラゴン・キングダム』、『エクスペンダブル』シリーズなどのエグゼクティヴ・プロデューサー。

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 ◆映画部門について

 映画部門のノミネーションに関して、米国アカデミー賞との関連性を見てみると、ノミネート作品数が10本(~最大10本)になったこの5年について見てみると、2009年度は10本中8本が同じで、2010年度は10本中9本が同じ、2011年度は9本中7本が同じ(PGAのノミネーションは10本)、2012年度は9本中8本が同じ、2013年度は9本中8本、2014年度は8本中7本が同じになっています。

 受賞結果では、過去25回で、米国アカデミー賞と一致したのは18回で、この回数を一致度が高いと見るか、それほどでもないと見るかは、微妙なところですが、2008年以降、連続してすべて一致していて、そのデータの方がより重要視されるかもしれません。

 2010年度は、PGA発表前は、『ソーシャル・ネットワーク』が文句なしに作品賞の本命でしたが、PGAで『英国王のスピーチ』が受賞したことで流れががらっと変わってしまっています(というか、流れが変わったことをPGAが教えてくれたと言うべきかもしれません)。

 2011年度は、『アーティスト』が作品賞に本命視されていながら、外国映画であることで本当に受賞できるかどうか確信が持てなかったところ、PGAを受賞したことで、作品賞受賞をより確実なものにしました。

 2012年度は、有力視された『アルゴ』と『ゼロ・ダーク・サーティ』が米国アカデミー賞監督賞にノミネートされなかったことで、作品賞の行方がどうなるのか注目されましたが、PGAで『アルゴ』が受賞して、米国アカデミー賞作品賞受賞への流れを作っています。

 2013年度は、『それでも夜は明ける』が安定した評価を得ていたのが、PGAでは『ゼロ・グラビティ』とのダブル受賞となり、米国アカデミー賞作品賞はどうなるか、予想がつかなくなったところで、最終的に『それでも夜は明ける』が米国アカデミー賞作品賞を獲るという結果になりました。

 ◆アニメーション部門について

 受賞結果に関しては、過去9年のデータでは、米国アカデミー賞長編アニメーション賞とは、6回一致しています。

 現時点で、『LEGO ムービー』が最有力でしたが、米国アカデミー賞2015ノミネーションでは落選してしまいました。

 ◆ドキュメンタリー部門について

 米・製作者組合賞(PGA)に、ドキュメンタリー部門ができて8年。過去7年でアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞と同じ結果になったのは3回だけで、ノミネーションもあまり重ならず、少なくとも現時点ではアカデミー賞を占うような賞にはなっていません。
 本年度のドキュメンタリー部門は、“Life Itself”と“CitizenFour”の一騎打ちですが、PGAではノミネーション段階で“CitizenFour”が落選し、米国アカデミー賞2015 ノミネーションに落選した“Life Itself”が受賞を果たしました。

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 ・米・製作者組合賞(PGA)2015 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201501/article_30.html
 ・米・製作者組合賞(PGA)2014 長編映画部門ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_3.html
 ・米・製作者組合賞(PGA)2014 ドキュメンタリー部門ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201311/article_39.html
 ・米・製作者組合賞(PGA)2014 TV部門ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_11.html
 ・米・製作者組合賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_60.html
 ・米・製作者組合賞2013 ドキュメンタリー部門&テレビ部門ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_2.html
 ・米・製作者組合賞2013 映画部門ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_2.html
 ・米・製作者組合賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_63.html
 ・米・製作者組合賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_4.html
 ・米・製作者組合賞2012 ドキュメンタリー部門ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_5.html
 ・米・製作者組合賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_43.html
 ・米・製作者組合賞2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_8.html
 ・米・製作者組合賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_42.html
 ・米・製作者組合賞2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_4.html
 ・米・製作者組合賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_40.html
 ・米・製作者組合賞2009 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_4.html
 ・米・製作者組合賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_32.html

 ・全米映画賞レース2014の結果をまとめてみました(前半戦):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201501/article_1.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2014年10月~2015年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201410/article_1.html

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