パーム・スプリングス国際映画祭2015 受賞結果!

 第26回パームスプリングス国際映画祭(1月2日-12日)の各賞が発表されました。

 【パームスプリングス国際映画祭】

 パームスプリングス国際映画祭は、日本ではさほど知られていないと思いますが、アメリカ国内で開催される映画祭としては、トップ・クラスの重要な映画祭の1つで、2009年はここで『おくりびと』が観客賞を受賞してもいて、それがアカデミー賞受賞へのはずみにもなったとも考えられます。

 この映画祭の面白いところは、新作映画を上映して優秀作品を表彰するいわゆる普通の映画祭の部分と、全米映画賞レースの真っ只中に開催される映画賞として、前年活躍した映画人を表彰する「映画賞」という部分を持っている、つまり、映画祭と映画賞の2つの側面を持っている映画祭だということです。

 「映画祭」の部分で上映される映画には、前年の国際映画祭サーキットをまわって受賞歴を重ねてきた話題作が多く、実質的に、「米国アカデミー賞外国語映画賞の前哨戦」(+ドキュメンタリー賞部門の前哨戦)になっています。

 本年度の「映画賞」の部分は、既に紹介した通り(http://umikarahajimaru.at.webry.info/201501/article_10.html)

 「映画祭」の受賞結果は以下の通りです。

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 ◆観客賞 長編ナラティヴ部門(Mercedes-Benz Audience Award for Best Narrative Feature)
 ◎“Selma”(英・米) 監督:エヴァ・デュヴルネ

 “Selma”(英・米) 監督:エヴァ・デュヴルネ
 物語:1965年2月18日、ジミー・リー・ジャクソンは、アラバマ州マリオンのマウント・ザイオン・ユナイテッド・メソジスト教会からペリー郡刑務所に向かう公民権運動のデモ行進中に、州警察による暴力から喫茶店に避難していた母と82歳の祖父を守ろうとして、警察官から銃撃を受け、8日後に死亡する。3月7日、南部キリスト教指導者会議(SCLC)のジェームズ・ベヴェルとホージア・ウィリムズ、キング牧師、そして、学生非暴力調整委員会(SNCC)のジョン・ルイスらは、警察官による憲法違反をアピールするために、セルマ(有権者登録をしようとして逮捕された黒人が特に多かった)から州都モンゴメリーに向かう、デモ行進を組織する。行進は600人近い規模に膨れ上がる。知事は、これを公共の秩序を乱すものとみなし、武力を行使して、無抵抗のデモ隊を食い止め、セルマに追い返そうとした。「血の日曜日事件」と呼ばれるこの事件は、テレビを通じて、報道され、結果的に、アメリカの公民権運動を推し進めることにつながった。
 デイヴィッド・オイェロウォがキング牧師を、トム・ウィルキンソンがリンドン・ジョンソン大統領を、コモンがベヴェルを、カルメン・イジョゴがコレッタ・スコット・キングを演じる。
 AFIフェスト2014にてプレミア上映。
 ロサンゼルス映画批評家協会賞2014 ニュー・ジェネレーション賞(エヴァ・デュヴルネ)受賞。
 アフリカン・アメリカン映画批評家協会賞2014 作品賞、監督賞、主演男優賞(デイヴィッド・オイェロウォ)、音楽賞受賞。
 ブラック映画批評家協会賞2014 作品賞、監督賞、主演男優賞(デイヴィッド・オイェロウォ)、助演女優賞(カルメン・イジョゴ)、オリジナル脚本賞、アンサンブル賞受賞。
 女性映画批評家協会賞2014 女性が作った最優秀映画賞受賞。
 「ヴァラエティー」誌が選ぶ、観るべき10組の監督たち2015。
 セントラル・オハイオ映画批評家協会賞2015 作品賞、監督賞、オリジナル脚本賞、ブレイクスルー アーティスト賞受賞。
 ジョージア映画批評家協会賞2015 歌曲賞受賞。
 ゴールデン・グローブ賞2015 歌曲賞受賞。
 女性映画ジャーナリスト同盟映画賞2015 女性監督賞、アイコン賞受賞。

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 ◆観客賞 ドキュメンタリー部門(Mercedes-Benz Audience Award for Best Documentary Feature)
 ◎“Keep On Keepin’ On”(米) 監督:Alan Hicks

 “Keep On Keepin’ On”(米) 監督:Alan Hicks
 出演:クラーク・テリー、ジャスティン・カウフリン、クインシー・ジョーンズ、ビル・コスビー、ハービー・ハンコック、ダイアン・リーヴス
 デューク・エリントンやカウント・ベイシーと共演し、マイルス・デイヴィスやクインシー・ジョーンズの師でもあるジャズのレジェンド、クラーク・テリー。彼と、23歳の盲目のピアニスト、ジャスティン・カウフリン(Justin Kaulflin)の関係を、4年にわたって追ったドキュメンタリー。クラーク・テリーは、自らの健康状態に脅かされながらも、ジャスティン・カウフリンの才能に惚れ込み、コンテストに出て、世の中に羽ばたいていこうとする彼と友情を育んでいく。
 製作は、クインシー・ジョーンズとポーラ・デュプレ・ペズマン。
 トライベッカ映画祭2014 エマージング・コンペティション部門出品。新人ドキュメンタリー監督賞受賞。
 HotDocsカナディアン国際ドキュメンタリー映画祭2014 観客賞第4位。
 シアトル国際映画祭2014 Golden Space Needle Award受賞。
 AFI Docs 2014 ベスト・オブ・フェスト。
 ナショナル・ボード・オブ・レビュー2014 ドキュメンタリー・トップ5。
 IDAアワード2014 ヒューマニタス賞ノミネート。
 ナショナル・ボード・オブ・レビュー2014 ドキュメンタリー トップ5。
 サテライト・アワード2015 ドキュメンタリー賞ノミネート。
 米国アカデミー賞2015 ドキュメンタリー賞 ショートリスト。

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 ◆国際批評家連盟賞 外国語映画賞・オブ・ザ・イヤー(FIPRESCI Prize for Best Foreign Language Film of the Year)
 ◎“Leviathan”(ロシア) 監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ

 “Leviathan”(ロシア) 監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ
 出演:Alexey Serebryakov、Elena Lyadova、ヴラディミール・ヴドヴィチェンコフ(Vladimir Vdovichenkov)
 物語:ニコライは、若い妻リリヤと、10代の息子ロムカとともに、時々クジラがやってくるような、ロシア北部のバレンツ海に面した小さな町に住んでいる。悪徳の町長が、ニコライ自動車修理店と家と土地を差し押さえようとする。ニコライは、軍隊時代の仲間で、今はやり手の弁護士になっている友人に相談し、町長を負かすには、ヤツの汚職の証拠をつかむしかないと覚悟を決める。
 カンヌ国際映画祭2014 コンペティション部門出品。脚本賞(アンドレイ・ズビャギンツェフ、Oleg Negin)受賞。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2014 ホライズンズ部門出品。
 サラエボ映画祭2014 キノスコープ部門出品。
 トロント国際映画祭2014 MASTERS部門出品。
 セビリヤ・ヨーロッパ映画祭2014 撮影賞受賞。
 サンパウロ国際映画祭2014 批評家賞受賞。
 Camerimage2014 メイン・コンペティション部門出品。金の蛙賞受賞。
 ヨーロッパ映画賞2014 作品賞、監督賞、男優賞、脚本賞ノミネート。
 アジア太平洋スクリーン・アワード2014 作品賞受賞。
 ゴールデン・グローブ賞2015 外国語映画賞受賞。
 クリティクス・チョイス・アワード2015 外国語映画賞ノミネート。
 BAFTA英国アカデミー賞2015 外国語映画賞ノミネート。
 インディペンデント・スピリット・アワード2015 外国語映画賞ノミネート。
 米国アカデミー賞2015 外国語映画賞 ショートリスト(ロシア代表)。


 ◆国際批評家連盟賞 外国語映画部門 男優賞(FIPRESCI Prize for the Best Actor of the Year in a Foreign Language Film)
 ◎ハルク・ビルギナー(Haluk Bilginer) “Winter Sleep(Kış Uykusu)”(トルコ・仏・独)

 “Winter Sleep(Kış Uykusu)”(トルコ・仏・独) 監督:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
 物語:Aydinは、元俳優だが、今はアナトリアで小さなホテルを経営している。彼には、若い妻と妹があり、妻のNihalとは精神的な距離感が生じていて、妹のNeclaは離婚の後遺症に苦しんでいた。冬が来て、雪がステップを覆う。退屈は、彼の鬱積した怒りを蘇えらせる。
 出演:ハルク・ビルギナー(Haluk Bilginer)、Melisa Sözen、デメット・アクバッグ(Demet Akbağ)、Ayberk Pekcan、Serhat Kılıç、Nejat İşler、Tamer Levent、Nadir Sarıbacak、Mehmet Ali Nuroğlu、Emirhan Doruktutan、Ekrem İlhan、Rabia Özel、Fatma Deniz Yıldız、村尾政樹、Junko Yokomizo、Gülsen Özbakan、Özlem Erol、Güler Kılıç、Ali Kocaaslan、Hıdır Kılıç、Ali Kemer、Mehmet Türke、Merve Uzel、Hasan Kalcı、Vahdi Ölmez、Özcan Görürgöz、Özge Önderoğlu Akkaya、Gamze Kuş
 物語:元俳優のAydinは、カッパドキアで、若い妻Nihalとともに、小さな洞窟ホテルを経営している。妻との関係はうまくいっておらず、また、最近離婚した姉のNeclaは、離婚の後遺症に苦しんでいて、ちょっとしたことでAydinともめる。彼は、ホテルのほかに、周辺の村で、いくつかのビジネスを営んでいるが、これもあまりしっくりいっていない。冬が来て、雪が舞い、滞在客がいなくなる。押さえつけられていた鬱積が、ホテルとその周辺を覆い始める。
 カンヌ国際映画祭2014 コンペティション部門出品。パルムドール,国際批評家連盟賞受賞。
 シドニー映画祭2014 ナラティヴ部門 観客賞受賞。
 モスクワ国際映画祭2014 特別上映作品。
 サラエボ映画祭2014 イン・フォーカス2014部門出品。
 パリ映画祭2014 プレミア部門出品。
 トロント国際映画祭2014 MASTERS部門出品。
 ヨーロッパ映画賞2014 作品賞、監督賞、脚本賞ノミネート。
 アジア太平洋スクリーン・アワード2014 監督賞受賞。
 米国アカデミー賞2015 外国語映画賞 トルコ代表。


 ◆国際批評家連盟賞 外国語映画部門 男優賞(FIPRESCI Prize for Best Actress of the Year in a Foreign Language Film)
 ◎アンヌ・ドルヴァル “Mommy”(仏・カナダ)

 “Mommy”(仏・カナダ) 監督:グザヴィエ・ドラン
 出演:アンヌ・ドルヴァル(Anne Dorval)、アントワーヌ・オリヴィエ・ピロン(Antoine-Olivier Pilon)、スザンヌ・クレマン(Suzanne Clément)
 物語:ディアーヌは、夫と死別して、女手ひとつで暴れん坊の息子を育てる。ある時、ミステリアスな隣人が彼らの生活に入り込んでくるようになって、彼女は、人生に新たなる希望を見出す。
 カンヌ国際映画祭2014 コンペティション部門出品。審査員賞受賞。
 トロント国際映画祭2014 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 米国アカデミー賞2014 外国語映画賞 カナダ代表。
 トロント映画批評家協会賞2014ロジャース・カナダ映画賞ノミネート。
 Camerimage2014 メイン・コンペティション部門出品。ブロンズの蛙賞。
 バンクーバー映画批評家協会賞2015 作品賞、監督賞、主演男優賞(アントワーヌ・オリヴィエ・ピロン)、主演女優賞(アンヌ・ドルヴァル)、助演女優賞(スザンヌ・クレマン)、脚本賞ノミネート。
 バンクーバー映画批評家協会賞2015 主演男優賞(アントワーヌ・オリヴィエ・ピロン)、助演女優賞(スザンヌ・クレマン)、脚本賞受賞。
 サテライト・アワード2015 主演女優賞(アンヌ・ドルヴァル)、外国映画賞ノミネート。
 インディペンデント・スピリット・アワード2015 外国語映画賞ノミネート。


 ◆ニュー・ボイス/ニュー・ヴィジョン賞(New Voices/New Visions Award)
 ◎“No One’s Child(Ničije dete)”(セルビア・クロアチア) 監督:Vuk Ršumovic

 “No One’s Child(Ničije dete)”(セルビア・クロアチア) 監督:Vuk Ršumovic
 物語:1988年、ボスニアの山の中で、狼と暮らしていた野生児が見つかる。彼は、ハリスと名づけられ、ベオグラードの孤児院に送られる。小さなŽikaと一緒にいるようになった彼は、ゆっくりと言葉を話すようになる。1992年。戦争の最中、当局は、彼にライフルを持たせてボスニアの最前線に行かせようとする。ある夜、彼は初めて自分自身で1つの決心をする。
 初監督作品。
 ベネチア国際映画祭2014 国際批評家週間出品。国際批評家連盟賞、観客賞、FEDEORA Award 脚本賞受賞。

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 ◆ニュー・ボイス/ニュー・ヴィジョン賞 スペシャル・メンション
 ◎“Fidelio L’Odyssee D’Alice(Fidelio, Alice’s Journey)”(仏) 監督:Lucie Borleteau

 “Fidelio L’Odyssee D’Alice(Fidelio, Alice’s Journey)”(仏) 監督:Lucie Borleteau
 物語:アリスは、貨物船の第二整備士で、パートナーのフェリックスは、陸で彼女の帰りを待っている。航海中、彼女は、前任者が亡くなっていること、船長がほかならぬ彼女の初恋の相手であることを知る。彼女は、キャビンの中で、前任の整備士のノートを見つける。それには、メカニックに関することのほか、性的なことや、失恋に関しても綴られている。船は、あちこちの港に寄って、荷物の積み下ろしを行なう。アリスは、恋愛感情を揺さぶられたりしながら、先へと航海を進める。
 ロカルノ国際映画祭2014 インターナショナル・コンペティション部門出品。女優賞受賞(Ariane Labed)。
 Les Arcs European Film Festival 2014 プレス賞受賞。

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 ◆シネ・ラティーノ賞(Cine Latino Award)
 ◎『フラワーズ』“Loreak(Flowers)”(西) 監督:ジョン・ガラーニョ(Jon Garaño)、ホセ・マリア・ゴエナガ(Jose Mari Goenaga)

 『フラワーズ』“Loreak(Flowers)”(西) 監督:ジョン・ガラーニョ(Jon Garaño)、ホセ・マリア・ゴエナガ(Jose Mari Goenaga)
 物語:Aneの元に、毎週、同じ時間に花束が届けられる。差出人は不明だ。見知らぬ誰かによって贈られた花束は、大切な人の記憶と結びついている。ずっと変わらないと思っていた人生が、いくつかの花束によって変わり始める。同様のことは、LourdesとTereにも起こる。謎の花束によって、忘れたと思っていた感情を呼び覚まされていく……。
 サンセバスチャン国際映画祭2014 オフィシャル・セレクション出品。SIGNIS賞 スペシャル・メンション受賞。

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 ◆シネ・ラティーノ賞 スペシャル・メンション
 ◎“No Todo Es Vigilia”(西・コロンビア) 監督:Hermes Paralluelo

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 “No Todo Es Vigilia”(西・コロンビア) 監督:Hermes Paralluelo
 物語:フェリサは82歳で、夫アントニオは84歳。2人は、60年以上一緒に暮らしてきた。ところが、フェリサの健康が悪化し、2人で一緒に暮らしていくわけにはいかなくなる。彼女は、テルエルにある家に帰りたいと思っている。テルエルに帰れば、これまで通り夫婦で静かに暮らすことができる。一方、アントニオは、フェリサのことに強い責任感を感じていた。彼は、自分がいなくなっても、妻が十分にケアしてもらえるようにしたいと考えていた。2人が一緒に家に戻った時、ソーシャル・ワーカーからの手紙を見つける。彼らは、養護施設に住むところを与えてもらえるかもしれない。しかし、それは、自分たちのアイデンティティーと独立性を手放して、生と死を他者に委ねることにほかならない。
 サンセバスチャン国際映画祭2014 ニュー・ディレクターズ部門出品。

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 ◆ジョン・シュレシンジャー賞(The John Schlesinger Award)
 ◎“Walking Under Water”(ポーランド・独・英) 監督:Eliza Kubarska

 “Walking Under Water”(ポーランド・独・英) 監督:Eliza Kubarska
 ボルネオ近くにあるマブール島。Badjao族は、古くからの伝統やこれまで積み重ねてきた経験を失おうとしている。かつて彼らは、魚のように泳ぎ、大半の時間を水上で過ごしてきた。しかし、ここにも現代文明が押し寄せ、彼らの伝統は絶滅の危機にある。Alexanは、そうした状況を受け入れかねて、10歳の甥Sariに自分の知っていることすべてを教え込もうとする。危険な漁やお金持ちのツーリストによる誘惑から水中での知恵まで。しかし、Sariは、叔父のような漁師になりたいと思う一方で、近くのリゾートで見られるような新しい世界にも憧れている。
 HotDocsカナディアン国際ドキュメンタリー映画祭2014 インターナショナル・ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。審査員特別賞授賞。
 ロサンゼルス国際映画祭2014 ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。オナラブル・メンション受賞。

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 ◆境界の架け橋賞(HP Bridging the Borders Award)
 ◎『コーン・アイランド』“Corn Island(სიმინდის კუნძული/ Simindis kundzuli)”(グルジア・独・仏・チェコ・カザフスタン) 監督:ギオルギ・オヴァシヴィリ(Giorgi Ovashvili/George Ovashvili)

 グルジア:『コーン・アイランド』“Corn Island(სიმინდის კუნძული/ Simindis kundzuli)”(グルジア・独・仏・チェコ・カザフスタン) 監督:ギオルギ・オヴァシヴィリ(Giorgi Ovashvili/George Ovashvili)
 物語:エングリ川は、グルジアとアブハジアを分ける自然境界線となっている。春の洪水の後、川には中洲ができる。長年の農作業で、顔がすっかり日焼けしているひとりの老農夫は、その土地がとうもろこし作りに適しているのではないかと考える。彼は、16歳の孫娘とそこに小屋を作り、とうもろこしの種を蒔く。対岸からは銃声が聞こえたり、軍人がボートで近くを横切ったりする。ある日、2人はとうもろこし畑の中で傷ついた兵士を見つける……。
 デビュー作“The Other Bank (Gagma Napiri)”(2008)でヨーロッパ映画賞ディスカバリー賞にもノミネートされたGeorge Ovashviliの監督第2作。
 ギオルギ・オヴァシヴィリは、“The Other Bank”以来、5年ぶり2回目の米国アカデミー賞外国語映画賞グルジア代表選出。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2014 オフィシャル・セレクション出品。グランプリ、エキュメニカル審査員賞受賞。
 モンペリエ地中海映画祭2014 最優秀作品賞、音楽賞、批評家賞、観客賞受賞。
 サンパウロ国際映画祭2014 批評家賞オナラブル・メンション受賞。
 米国アカデミー賞2015 外国語映画賞 ショートリスト。


 ◆境界の架け橋賞 審査員特別賞
 ◎“Three Windows and a Hanging(Tri Dritare dhe një Varje)”(コソボ) 監督:Isa Qosja

 “Three Windows and a Hanging(Tri Dritare dhe një Varje)”(コソボ) 監督:Isa Qosja
 物語:コソボの伝統的な村。戦争から1年経ち、村では、再建が進められている。Lusheは、教師で、良心に突き動かされるようにして、国際的なジャーナリストのインタビューに答え、自分のほか3人の女性が、セルビア軍の兵士にレイプされたことを告白する。村の男たちは、まもなくジャーナリストに話したのがLusheであることを突き止め、彼女と彼女の小さな男の子を否定し、村から追い出そうとする。
 サラエボ映画祭2014 長編コンペティション部門出品。Cineuropa賞受賞。
 テッサロニキ国際映画祭2014 観客賞受賞。
 米国アカデミー賞2015 外国語映画賞コソボ代表。

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 今年の受賞作は、既に高い評価を得ている作品ばかりで、この映画祭でプレミア上映されたような作品からは受賞作は出ませんでした。

 まあ、それがちょっと寂しいといえば寂しいですが、受賞作の中には既に日本で上映されていたり、劇場公開が決まっていたりする作品もあり、今後、公開や上映が決まる作品もあるんじゃないでしょうか。

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 *当ブログ記事

 ・「ヴァラエティー」誌が選ぶ、観るべき10組の監督たち2015!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201501/article_15.html

 ・華やかに! パームスプリングス国際映画祭2015 Awards Gala!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201501/article_10.html

 ・パームスプリングス国際映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_39.html
 ・パームスプリングス国際映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_46.html
 ・パームスプリングス国際映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_41.html
 ・パームスプリングス国際映画祭2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_8.html
 ・パームスプリングス国際映画祭2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_32.html
 ・パームスプリングス国際映画祭2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_22.html

 ・全米映画賞レース2014の結果をまとめてみました(前半戦):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201501/article_1.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2014年10月~2015年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201410/article_1.html

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