トロント国際映画祭2014 受賞結果!

 第39回トロント国際映画祭の各賞が発表されました。

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 ◆ピープルズ・チョイス賞(Groslch People’s Choice Awards Festival Film)
 ◎“The Imitation Game”(英・米) 監督:モルテン・ティルドゥム(Morten Tyldum)
 出演:ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイ、マーク・ストロング、マシュー・グード、アレン・リーチ、タペンス・ミドルトン、チャールズ・ダンス、ロリー・キニア、マシュー・ビアード
 物語:イギリスの数学者・論理学者アラン・チューリング(1912~1954)の半生を描く。アラン・チューリングは、第二次世界大戦中に、ナチスのエニグマ暗号機の解読に一役買う。戦後、国立物理学研究所に勤務するが、1952年に同性愛の罪で、逮捕され、保護観察の身分となり、ホルモン治療を受けることになる。1954年、彼が青酸中毒によって死んでいるのが発見され、自殺だとみなされた。2009年になってブラウン首相により、彼への仕打ちに対する謝罪がなされた。
 トロント国際映画祭2014 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。


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 ◆ピープルズ・チョイス賞 次点
 ◎“Learning to Drive”(米) 監督:イザベル・コイシェ
 出演:パトリシア・クラークソン、ベン・キングスレー
 物語:テイシャは、マンハッタンで活躍するライターで、結婚生活は危機的状況にある。彼女は、自動車免許を取得するために教習所に通うが、教官はシーク教徒のダーワンで、彼もまた結婚生活に問題を抱えている。2人は、やがてそれぞれに勇気と力を得て、自分たちの人生へと戻っていく。

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 ◆ピープルズ・チョイス賞 次点2位 
 ◎“St. Vincent”(米) 監督:セオドア・メルフィ(Theodore Melfi)
 出演:ビリ・マーレイ、メリッサ・マッカーシー、ナオミ・ワッツ、クリスオダウド、テレンス・ハワード、Jaeden Lieberher
 物語:マギーは、シングルマザーで、12歳の息子オリヴァーとともに、ブルックリンの新しい家に移り住む。彼女は長時間労働を余儀なくされ、オリヴァーの世話は、近所に住むアルコールとギャンブルが好きな老人ヴィンセントに任せることになる。ヴィンセントとオリヴァーの間には奇妙な友情が生まれ、これに妊娠しているストリッパーのダカが加わるようになる。3人は、レース場からストリップ・クラブ、バーへと繰り出すようになる。ヴィンセントは、オリヴァーを一人前の男に育てようとし、一方、オリヴァーは、誤解されがちなヴィンセントの中にやさしい心を見出す。

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 ◆ピープルズ・チョイス賞 MIDNIGHT MADNESS部門(The Grolsch People’s Choice Midnight Madness Award)
 ◎“What We Do in the Shadows”(ニュージーランド・米) 監督:タイカ・ワイティティ(Taika Waititi)、ジェマイン・クレメント(Jemaine Clement)
 出演:タイカ・ワイティティ(Taika Waititi)、ジェマイン・クレメント(Jemaine Clement)、Jonathan Brugh、Ben Fransham、Cori Gonzalez-Macuer、Stuart Rutherford、Jackie van Beek
 物語:ヴィアゴ(379歳)、ディーコン(183歳)、ヴラディスラフ(862歳)は、ニュージーランドのウェンリントンにあるフラットで暮らしている。彼らは、ヴァンパイアだが、現代社会と折り合いをつけて生きていくために、フラットの家賃も払えば、家事もこなしている。彼らが人間と違うのは、不死であることと、人間の血を必要とすることだ。彼らの仲間には、もうひとりヴァンパイアの大先輩8000歳のピーターがいるが、3人の容貌が人間に似ているのに対し、ピーターの容貌は非人間的なヴァンパイアそのものであり、そのためにひっそりと地下室で暮らしている。また、彼らは、日光を避けて生きていかなければならないので、ジャッキーという人間の女性を召使として雇い、使い走りをさせている。ある日、彼ら3人は、晩御飯に大学生のニックを食しようとしていたが、手違いが起こって失敗する。ところが、ピーターがうっかり彼をヴァンパイアに変えてしまう。3人がこれに気づいたのは数ヶ月後だった。ニックを受け入れることにしたヴィアゴたちは、ニックにヴァンパイアとして生きていくためのガイドをし、一方、ニックは、ヴィアゴたちに現代社会やファッション、テクノロジー、インターネットなどを教えた。ところが、このニックが人間の友人スチュを誘い入れたことから、彼らの生活は根本的に変えられてしまう……。
 サンダンス映画祭2014 パークシティー・アット・ミッドナイト部門出品。
 ベルリン国際映画祭2014 ジェネレーション14plus部門出品。
 SXSW映画祭2014出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2014 ミッドナイト・スクリーニング部門出品。
 プチョン国際ファンタスティック映画祭2014ワールド・ファンタスティック・シネマ部門出品。
 トロント国際映画祭2014 MIDNIGHT MADNESS部門出品。

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 ◆ピープルズ・チョイス賞 MIDNIGHT MADNESS部門 次点
 ◎“Tusk”(米) 監督:ケヴィン・スミス
 出演:マイケル・パークス、ジャスティン・ロング、ハーレー・ジョエル・オスメント、ジェネシス・ロドリゲス、ラルrフ・ガーマン、Harley Morenstein、ジョニー・デップ
 物語:ポッドキャスターのウォレス・ブライトンが、ミスター・ホーというミスタリアスな船乗りをインタビューにマニトバの奥地に行って、そのまま行方不明になる。彼の友人たちは、元警察官とともに彼を捜しに出かける。

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 ◆ピープルズ・チョイス賞 MIDNIGHT MADNESS部門 次点2位
 ◎“Big Game”(フィンランド・英・独) 監督:ヤルマリ・ヘランダー(Jalmari Helander)
 出演:サミュエル・L・ジャクソン、レイ・スティーヴンソン、テッド・レヴィン、ジム・ブロードベント、フェリシティー・ハフマン、ヴィクター・ガーバー、
 物語:オスカリは、シャイで、神経質な13歳の少年。彼にも、先祖から代々続く大人になるための儀式を果たさなければならない時がやってきた。それは、一昼夜、森の中でひとりで過ごし、弓と矢だけで獲物を仕留めて帰ってくることだ。だが、その夜は様子が違った。エフォース・ワンがテロリストに撃墜されて、オスカリのキャンプサイトの近く落ちたのだ。オスカリは、脱出ポッドを使って、難を逃れた米国大統領を助ける。テロリストが2人の近くに迫っている。オスカリと大統領は協力し合うが、2人の運命は、オスカリの手に委ねられたといってもよかった……。
 『レア・エクスポーツ ~囚われのサンタクロース~』のヤルマリ・ヘランダー監督最新作。

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 ◆ピープルズ・チョイス賞 ドキュメンタリー部門(The Grolsch People’s Choice Documentary Award)
 ◎“Beats Of The Antonov”(スーダン・南ア) 監督:Hajooj Kuka
 スーダンの青ナイルとヌバ山の地域で暮らす人々が、内戦をどう感じ、どのような影響を受けたかが描かれる。中でも重要なのは音楽で、元々、音楽は彼らの生活にとって大きな価値を持っていたが、内戦時にはより重要な意味合いを持つようになり、彼らのアイデンティティーとすら言えるものになった。タイトルにあるアントノフは、ロシアの航空機のことで、それがこの地域に爆弾を落としていったため、住人にとって恐怖の対象となった。

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 ◆ピープルズ・チョイス賞 ドキュメンタリー部門 次点
 ◎“Do I Sound Gay?”(米) 監督:デイヴィッド・ソープ(David Thorpe) [MAVERICKS部門]
 ジャーナリストのデイヴィッド・ソープは、「ゲイにように見えること」(sounding gay)に関する不安を抱え、コメディアンのマーガレット・チョーや、俳優のジョージ・タケイ、セックス・アドバイス・コラムニストのドン・サヴェイジ、ファッション導師のティム・ガン、作家のダイヴィッド・セダリスなどの著名人のほか、演技コーチ、言語学者、友人、家族、そして全くの他人など、ゲイであるか、ストレートであるかに関係なく、多くの人々にインタビューを行ない、セクシュアリティーやアイデンティティー、自己認識に関する考えを聞き出していく。

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 ◆ピープルズ・チョイス賞 ドキュメンタリー部門 次点2位
 ◎“Seymour: An Introduction”(米) 監督:イーサン・ホーク
 クラシックのピアニストであり、作曲家で、作家で、教師でもある、86歳のセイモア・バーンスタイン(Seymour Bernstein)に関するドキュメンタリー。俳優イーサン・ホークが、彼のこれまでの人生と、ピアノ教師として指導する姿をとらえる。

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 ◆最優秀カナダ短編映画賞(Vimeo Award For Best Canadian Short Film
($10,000 cash prize)
 ◎“The Weatherman And The Shadowboxer”(カナダ) 監督:Randall Okita
 物語:兄弟がいて、ともに共通の記憶で葛藤していた。しかし、それぞれが向かう方向は全く違っていた。

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 ◆最優秀インターナショナル短編映画賞(Vimeo Award For Best International Short Film)
 ◎“A Single Body (Un Seul Corps)”(オーストラリア・仏) 監督:Sotiris Dounoukos
 物語:フランスの田舎。DavidとWaniは、畜殺場で働いている。彼らは親友で、独立して、自分たちの畜殺場を持つことが夢だが、彼らが夢を果たす前に、新しい働き手がやってきて、彼らの絆が試されることになる。

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 ◆最優秀カナダ長編映画賞(Canada Goose Award For Best Canadian Feature)
 ◎“Felix And Meira (Félix Et Meira)”(カナダ) 監督:Maxime Giroux
 出演:ハダス・ヤロン(Hadas Yaron)、マルタン・デュブルイユ(Martin Dubreuil)
 物語:フェリックスは、エキセントリックなフランス系カナダ人で、裕福な父が死んで、文無しになる。メイラは、ハシディズムの既婚女性で、家族とともに暮らし、何か新しいものを求めている。遠く離れたコミュニティーで暮らし、赤の他人のままの2人。それでも2人は相手を求めて愛し合う。奇跡の愛の物語。
 トロント国際映画祭2014 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。

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 ◆最優秀カナダ第1回作品賞(City Of Toronto Award For Best Canadian First Feature Film)
 ◎“Bang Bang Baby”(カナダ) 監督:Jeffrey St Jules
 出演:ジェーン・レヴィー(Jane Levy)、ジャスティン・チャットゥイン(Justin Chatwin)、ピーター・ストーメア、David Reale
 物語:1960年代。ステッフィーは、ティーンエージャーで、彼女が住む小さな町に、彼女が愛する有名な歌手がやってくる。ところが近くの化学工場で、危険物が漏れ出し、突然変異が大量発生し、彼女の夢を悪夢に変える。
 トロント国際映画祭2014 DISCOVERY部門出品。

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 ◆国際批評家連盟賞 SPECIAL PRESENTATIONS部門
 ◎“Time Out of Mind”(米) 監督:オーレン・ムーヴァーマン
 出演:リチャード・ギア、Ben Vereen、ジェナ・マローン、キーラ・セジウィック、ジェレミー・ストロング、ユル・ヴァスケス(Yul Vasquez)、コールマン・ドミンゴ(Coleman Domingo)、ジェラルディン・ヒューズ(Geraldine Hughes)、マイケル・ケネス・ウィリアムズ(Michael Kenneth Williams)、スティーヴ・ブシェーミ
 物語:ジョージは、人生の下り坂にあり、ニューヨークのホームレス用シェルターの厄介になることを余儀なくされる。彼は、この新しい世界から自らの道を切り開こうとして、シェルターのベテラン、ディクソンの助けを借り、疎遠になっている娘マギーと連絡を取ろうとする。
 トロント国際映画祭2014 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。


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 ◆国際批評家連盟賞 DISCOVERY部門
 ◎“May Allah Bless France! (Qu’Allah Bénisse La France!)”(仏) 監督:アブダル・マリック(Abd Al Malik)
 出演:マルク・ジンガ(Marc Zinga)、サブリナ・ウアザニ(Sabrina Ouazani)、Larouci Didi
 物語:1980年代末。マリクは、レジス・フェイエット=マリカノが本名で、ストラスブールの低所得者地区で、シングルマザーと6人の兄弟とともに暮らしている。彼は、3重生活を送っている。昼は、名門の高校に通い、夜は、スリをし、ドラッグを売る。そして、週末は、ニュー・アフリカン・ポエッツと名乗るMC仲間とつるみ、地元のヒップ・ポップ・クラブに入り浸っている。仲間の何人かが、暴力沙汰で命を失った後、彼は、イスラムの教えに導かれる。これがきっかけとなって、彼の人生は変わり、マリクは、偉大なミュージシャンとなり、政治について書いて、賞を受賞したりするようになる。
 フランス人ラッパーで作家でもあるアブダル・マリックが、2004年に発表した自伝を基に映画化した作品。初監督作品。


 ◆NETPAC賞(NETPAC Award for World or International Asian Film Premiere)
 ◎“Margarita, With A Straw”(インド) 監督:Shonali Bose
 出演:カールキー・ケクラン(Kalki Koechlin)、Revathy、Sayani Gupta、ウィリアム・モーズリー(William Moseley)、Hussain Dalal
 物語:ライラは、脳性麻痺を患い、車椅子生活を余儀なくされていたが、非凡な才能を持ち、デリーの大学で活動するインディーズ・バンドのために、作詞や作曲もしていて、そのバンドを、地元のコンテストで優勝に導いたりもした。彼女は、さらなる可能性を求めて、母とともにインドからニューヨーク大学へと向かう。ライラは、ニューヨークで、苛烈な活動家のKhanumと出会う。2人の出会いは、驚くべき愛の物語の始まりであり、ライラは、Khanumによって、信念や創造力の面で大いに刺激を受けた。

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 トロント国際映画祭のピープルズ・チョイス賞は、米国アカデミー賞に直結していることで知られていますが、本年度はどうでしょうか。

 “The Imitation Game”自体は、今年の3月時点で既に有力作品として下馬評に挙がっていた作品なので、トロント国際映画祭でのピープルズ・チョイス賞受賞が追い風となって、米国アカデミー賞まで一気に駆け抜けたいところですが、内容的にどうなのかなと思ってしまいますね。

 保守的なアカデミー会員が支持してくれる作品なのかということと、アメリカの映画人がこれを「自分たちの物語」として共感してくれるかということ。
 厳しいんじゃないかなあ。
 ひょっとするといいところまで行く可能性もなくはないのかもしれませんが、作品賞受賞はないんじゃないかなあ。100%ないかな。

 可能性としては、監督賞で本命視されるかもしれないということと、2013年度の全米映画賞レースでものすごく期待されながら、完璧なまでに肩すかしをくらわせてくれたベネディクト・カンバーバッチが、捲土重来を期して主演男優賞最有力候補になること、この2点くらいでしょうか。

 たぶんあと1ヶ月くらいで、ポスト・トロントの、最初のオスカー予想が出るので、それで、本年度の全米映画賞レースの様子が大体わかると思いますが、この受賞結果を受けて、どういうリアクションがあって、体勢がどう動くか。約1ヶ月間のお楽しみですね。

 今回のトロント国際映画祭の全体の受賞結果に関しては、“What We Do in the Shadows”を除けば、わりと興行が難しい作品が多いかなという印象です。

 個人的には、愛くるしいカールキー・ケクランが出演している“Margarita, With A Straw”が気になりますね。

 日本映画は、ほとんどの作品が、後半に上映スケジュールが組まれていて、映画祭入りしていた映画人も少なくなかったようですが、残念ながら、さほど大きな注目を集めることもなく終わってしまったようです。

 園子温の3年連続受賞もなりませんでした。

 

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 *当ブログ記事

 ・トロント国際映画祭2014 ラインナップ その1 GALA部門、SPECIAL PRESENTATIONS部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201407/article_19.html
 ・トロント国際映画祭2014 ラインナップ その2 SPECIAL PRESENTATIONS部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201407/article_20.html
 ・トロント国際映画祭2014 ラインナップ その3 TIFF DOCS部門、MASTERS部門:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201407/article_27.html
 ・トロント国際映画祭2014 ラインナップ その4 MIDNIGHT MADNESS部門、VANGUARD部門:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201408/article_1.html
 ・トロント国際映画祭2014 ラインナップ その5 カナダ映画:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201408/article_13.html
 ・トロント国際映画祭2014 ラインナップ その6 GALA部門、SPECIAL PRESENTATIONS部門 その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201408/article_15.html
 ・トロント国際映画祭2014 ラインナップ その7 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201408/article_17.html
 ・トロント国際映画祭2014 ラインナップ その8 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門 その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201408/article_18.html
 ・トロント国際映画祭2014 ラインナップ その9 CITY TO CITY部門、WAVELENGTHS部門:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201409/article_5.html
 ・トロント国際映画祭2014 ラインナップ その10 DISCOVERY部門:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201409/article_10.html
 ・トロント国際映画祭2014 ラインナップ その11 TIFF KIDS部門、SHORT CUTS INTERNATIONAL部門、TIFF CINEMATHEQUE部門、MAVERICKS部門、他:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201409/article_11.html
 ・トロント国際映画祭2014 全上映作品リスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201409/article_12.html

 ・トロント国際映画祭 ピープルズ・チョイス賞 → 米国アカデミー賞というデータ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201209/article_24.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2014年3月~11月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201403/article_4.html

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