クラクフ映画祭2014 受賞結果!

 第54回映画祭(5月25日-6月1日)の各賞が発表になりました。

 クラクフ映画祭は、短編とドキュメンタリーに特化した国際映画祭で、ヨーロッパ映画を中心としたラインナップになっていて、今年で54回目を迎えています。

 コンペティションには、短編部門とドキュメンタリー部門があり、短編部門には、インターナショナル部門と、ポーランド映画が対象のナショナル部門があり、そのそれぞれが、ドキュメンタリー部門とフィクション部門とアニメーション部門、という3つに分かれています。
 ドキュメンタリー部門には、60分以上の長編部門と30分~60分未満の中編部門があり、さらに、昨年より、音楽ドキュメンタリー・コンペティション部門が新設されています。

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 【音楽ドキュメンタリー・コンペティション部門】

 ◆Golden Heynal/最優秀作品賞
 ◎“Songs of Redemption”(2013/ジャマイカ・西/79分) 監督:Amanda Sans、Miquel Galofre
 ジャマイカの首都キングストンにある刑務所では、音楽による矯正プログラムが実施されている。さまざまな罪を犯して、服役中の受刑者たちは、アーチストになったり
パフォーマーになったり、レゲーのプロデューサーになったりする。音楽は、暴力的な環境で育った彼らにとって重要な価値を持ち、彼らの魂を癒し、それぞれのアイデンティティーを強化する。彼らは、また、音楽を通して、自分たちの罪を懺悔し、犯罪者予備軍の者たちに警告を発する。

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 ◆スペシャル・メンション
 ◎“My Prairie Home”(2013/カナダ/76分) 監督:Chelsea McMullan
 アルバータのシンガーソングライター、Rae Spoonは、歌と語りを通して、自らの性的アイデンティティーや信仰、家族について省みる。
 バンクーバー映画批評家協会賞2014 ドキュメンタリー賞受賞。
 サンダンス映画祭2014出品。

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 ◆学生審査員賞
 ◎“Rap Is War, Viva Cuba Libre”(2013/キューバ・米/79分) 監督:Jesse Acevedo
 キューバではヒップホップは禁じられている。というのも、ヒップホップは、自分たちが日ごろ考えていることを自由に発信する手段になっているからだ。だから、ヒップホップを聞いたり、パフォーマンスしたりすることは、命を危険にさらす。路上やコンサートで配られたアルバムは、国中に広がり、自由なメッセージを伝える。本作は、隠しカメラを使って、全体主義に抗して地下で行なわれる、音楽による闘いをドキュメントする。
 マイアミ国際映画祭2013出品。
 ニューポート・ビーチ国際映画祭2013出品。
 バンクーバー国際映画祭2013出品。

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 【ドキュメンタリー・コンペティション部門】

 [中編部門]
 30分以上60分未満の作品

 ◆Silver Horn/最優秀中編作品賞
 ◎“Do you Believe in Love?”(2013/イスラエル/50分) 監督:Dan Wasserman
 Tovaは、長年にわたって、人生のパートナー探しの手助けをしている。体が麻痺してしまってからは、自分のフラットを事務所とし、夫や娘の力を借りて、デート・エージンシーを運営している。彼女のところには、男も女も、老いも若きも、健常者も障害者もやってくる。彼女は、クライアントに細かく質問して、リストを作り、デートをセッテシングする。その一方で、彼女のプレイベートは理想とはほど遠いものだ。

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 ◆スペシャル・メンション
 ◎“Killing Time”(2013/オランダ/54分) 監督:Jaap van Hoewijk
 1998年、テキサス州ポートアーサー。エリンは、家で映画を観ていて、リビングに覆面をした侵入者を目にする。彼女は、最初、それを友だちのいたずらだと考えるが、そうではなかった。エリンは、侵入者Elory Chesterによってレイプされ、彼女の叔父が殺される。その後、死刑を宣告されたElory Chesterは、テキサス州のハンツビルにある刑務所に収監される。2013年6月12日、死刑執行命令#499により、Elory Chesterは、薬物注射による死刑を遂行されようとしている。刑務所の外では、センセーショナルな話題に飢えたジャーナリストやアクティヴィストが待ち構え、また、彼の親族や被害者の関係者も最終的なゴー・サインが出るのを待っている。監視塔の監視員、牧師、一握りの執行者たち、そしてElory Chester自身もまた、来るべきその時のために待機している。
 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭2013出品。
 True/False Filmfestival 2014出品。
 テッサロニキ国際ドキュメンタリー映画祭2014出品。
 ヒューストン・ワールド・フェスト2014 Golden REMI award受賞。

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 ◎“Blood”(2013/ロシア/59分) 監督:Alina Rudnitskaya
 公共施設の建物の前でオンボロバスが止まり、7人のメンバーが降りて、住人から血を買う。バスは、レニングラード州をまわり、献血を行なっている。一方、住人にとって、献血は重要な収入源になる。これら献血のドナーやチーム・メンバーの社会生活をドキュメントすることで、現代ロシアのグロテスクな現実が明らかになる。
 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭2013出品。

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 [長編部門]
 60分以上の作品

 ◆Golden Horn/最優秀作品賞
 ◎“The Domino Effect”(2014/ポーランド/独/76分) 監督:Elwira Niewiera、Piotr Rosołowski
 アブハジアは、グルジアから分離され、ロシア支配下にある、ポスト・ソ連の「冷たい紛争」ゾーンに位置している。国民の愛国心は強いが、国としては、まだほとんどの国からは認められていない。スポーツ大臣のラファエルは、この国の威信を向上させるような方策を考えようとして、最終的にここでドミノの世界大会を開くことを決定する。一方、彼のプライベートでは、彼は若いロシア人オペラ歌手と結婚していて、この国では歓迎されざる外国人である彼女との文化的なギャップに悩まされている。

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 ◆Silver Horn/最優秀長編ドキュメンタリー賞
 ◎『ホムスに生きる今~シリア 若者たちの戦場~』“Return to Homs”(シリア・独) 監督:タラール・デルキ(Talal Derki)
 2011年から2013年にかけてのシリア。19歳のBasset Saroutは、シリアのサッカー・ナショナル・チームのゴールキーパーだが、革命に際し、平和を訴えるシンガーとしてアイコン的な存在になる。また、24歳のOssamaは、有名な市民カメラマンで、革命の様子を写真に収める。彼ら2人は、ともに平和主義者だったが、軍による爆撃により、町がゴーストタウンになるに及び、武器を取って闘う決意をする。
 初監督作品。
 サンダンス映画祭2014出品。グランプリ受賞。
 サンフランシスコ国際映画祭2014 長編ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。審査員特別表彰。
 ドキュメンタ マドリッダ2014 長編ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。観客賞受賞。
 NHK BS1にて放映。


 ◆ポーランド撮影者協会賞(PSC:The Award Of The Polish Society Of Cinematographers)
 ◎Elwira Niewiera、Piotr Rosołowski “The Domino Effect”(2014/ポーランド/独/76分) 監督:Elwira Niewiera、Piotr Rosołowski

 ◆学生審査員賞
 ◎『ホムスに生きる今~シリア 若者たちの戦場~』“Return to Homs”(シリア・独) 監督:タラール・デルキ(Talal Derki)

 ◆国際批評家連盟賞
 ◎“Borders”(2013/オランダ/87分) 監督:Jacqueline van Vugt
 監督のJacqueline van Vugtは、ナイジェリアから、ニジェール、ブルキナファソ、セネガル、モーリタニア、モロッコと旅し、国境周辺を観察する、そこには、よりよい生活を夢見る数多くの人々がいて、彼らの多くはヨーロッパに行けば、それが叶えられるだろうと信じている。しかし、彼らを食いものにしようとするものも多く、彼らは暴力や搾取の犠牲になる。女の多くは売られて売春婦に身を落とし、男たちは、プラスチック製のボートに乗って命を賭けて大洋を渡る。女たちの中には、失踪したり、死んだりした時のために、刺青を彫られる者もいる。彼らの夢は、ヨーロッパに近づけば近づくほど、輝きを失い、期待していたものはほとんど手に入れることができない。
 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭2013出品。

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 ◆観客賞
 ◎“Once My Mother”(2013/オーストラリア・ポーランド/75分) 監督:Sophia Turkiewicz
 オーストラリア人監督のSophia Turkiewiczは、7歳で、ポーランド人の母親ヘレンに棄てられて孤児院で育つ。彼女の中で、母親に裏切られたという思いは消えない。今、中年になった彼女は、母ヘレンの人生をトレースし、母の人生を再構築する。戦前のポーランドに生まれ、孤児やホームレスを経験し、戦時中はシベリアの強制収容所送りになり、その後、世界を旅して回る。Sophia Turkiewiczは、2人の女性の人生を決定づけた状況を理解していく。しかし、それで彼女は母を許すことができるのだろうか……。
 アデレード映画祭2013 ドキュメンタリー部門観客賞受賞。
 キャンベラ国際映画祭2013 観客賞受賞。
 オーストラリア・アカデミー賞2014 ドキュメンタリー賞、録音賞ノミネート。
 オーストラリア監督組合賞2014 最優秀ドキュメンタリー賞受賞。

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 【短編部門 インターナショナル・コンペティション】

 [ドキュメンタリー部門]

 ◆Silver Dragon/最優秀ドキュメンタリー賞
 ◎“The Big House(La Casona)”(2013/キューバ/24分) 監督:Juliette Touin
 キューバでは、特別のケアが必要な妊婦のために、マターナル・ウェイティング・ホーム“La Casona”が設けられている。15歳のYudiもそうした妊婦のひとりで、未来の赤ん坊の父親とはあまりうまくいっていないながらも、なんとか関係を保とうとする。

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 ◆スペシャル・メンション
 ◎“Minerita”(2013/西/27分) 監督:Raul De la Fuente
 ボリビアのCerro Ricoは、大きな渓谷にある。ここは、地元の法によって支配されている。生活は厳しく、女子供も炭鉱で働く。人間の醜い本能は夜にむき出しになる。女性が、レイプや暴力に抵抗する手段はダイナマイトしかない。
 逃れようのない場所で暮らす女たちのショッキングな証言。
 サンセバスチャン国際映画祭2013 Zinemira Kimuak部門出品。
 ゴヤ賞2014 短編ドキュメンタリー賞受賞。

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 ◎“Mom”(2013/ロシア/28分) 監督:Lidia Sheinin
 アニーは、96歳で、ほとんど世界と隔絶しながらも、日々をリズミカルに暮らしている。友人に電話をし、昼寝をし、日課の呼吸運動をする。写真やメロディーや思い出の品は、すぐに彼女に昔のことを思い出させる。
 強い愛と敬意で結びつけられた監督の家族の肖像。

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 [フィクション部門]

 ◆最優秀短編フィクション賞
 ◎『一本の電話』“The Phone Call”(2013/英/21分) 監督:Mat Kirkby
 出演:サリー・ホーキンス、ジム・ブロードベント
 物語:ヘザーは、お悩み相談のコールセンターに勤めているシャイな女性。彼女は、ミステリアスな男性からの電話を受けるが、それがその後の彼女の人生を永遠に変えてしまうことになる。
 監督は、アデルなどのミュージック・ビデオを手がけるMat Kirkby。プロデューサーで脚本家のJames Lucasの母親の実際の体験に基づく。
James Lucas
 BFIロンドン映画祭2013 LOVE部門出品。
 コーク国際映画祭2013 出品。
 マイアミ国際映画祭2014 出品。
 アスペン国際映画祭2014 ヤング審査員賞、観客賞特別賞(Audience Award - Special Recognition)受賞。
 トライベッカ映画祭2014 短編コンペティション部門出品。最優秀ナラティヴ・ショート受賞。
ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2014にて上映。


 ◆ドン・キホーテ賞/The FICC (International Federation of Film Societies)賞
 ◎“Lux Aeterna”(2013/コロンビア/16分) 監督:Carlos Tribiño Mamby
 物語:CasianoとBlacinaという年老いた夫婦が、文明から離れて、山の中で暮らしている。彼らの日常は、慎ましやかな儀式の繰り返しだ。親しい身内からも見捨てられた彼らは、残されたもので充足し、平和に満たされ、来るべき死を待っている。
 実話に基づく作品。
 Carlos Tribiño Mambyにとっての死は、こことは違うよりよき世界への移転を意味する。

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 [アニメーション部門]

 ◆Golden Dragon/最優秀作品賞
 ◎『フーグ フォア セロ、トランペット アンド ランドスケープ』“Fugue for Cello, Trumpet and Landscape”(2014/ポーランド/18分) 監督:イェジー・クチャ(Jerzy Kucia)
 イェジー・クチャの13年ぶりの新作で、イメージと音楽に基づく詩的な作品。
 広島国際アニメーションフェスティバル2014出品。

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 ◆Silver Dragon/最優秀アニメーション賞
 ◎“The Obvious Child”(2013/英/12分) 監督:Stephen Irwin
 物語:何者かが少女の親を殺す。それが起こった時、その場にウサギがいた。それは恐ろしい惨劇だった。ウサギは、少女に敬意を表するが、少女の行動にとまどう。というのも、少女が、両親の遺体を天国に送ろうとしているからだった。
 サンダンス映画祭2014 短編コンペティション部門出品。
 アンアーバー映画祭2014出品。
 オランダ・アニメーション映画祭(HAFF)2014 ナラティヴ・ショート部門スペシャル・メンション受賞。
 シュトットガルト国際アニメーションフェスティバル2014出品。
 ザグレブ国際アニメーションフェスティバル2014 グランド・パノラマ部門出品。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2014 短編コンペティション部門出品。

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 ◆学生審査員賞
 ◎『スルー ザ ホーソーン』“Through the Hawthorn”(2013/英/8分) 監督:アナ・ベナー(Anna Benner)、ピア・ボルグ(Pia Borg)、ジェマ・バーデイット(Gemma Burditt)
 物語:サムは薬を飲むのをやめる。というのも、彼は、まだ自分が病気だということが受け入れられないからだ。彼は、真夜中に凍てつく川を裸で泳ぐ。それを見た母親は医者に相談し、医者はサムにはもっと違う薬がいいのではないかと提案する。
 サムと母親と医者という3人の登場人物に関して、それぞれの視点を異なる3人のアニメーション監督がアニメーション化し、それぞれ異なるスクリーンに投影する。
 SXSW映画祭2014出品。
 インディーリスボア/リスボン国際インディペンデント映画祭2014出品。
 シュトゥットガルト国際アニメーションフェスティバル2014 グランプリ受賞。
 ザグレブ国際アニメーションフェスティバル2014グランド・コンペティション部門出品。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2014 短編コンペティション部門出品。
 広島国際アニメーションフェスティバル2014出品。

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 ◆ヨーロッパ映画賞2014 短編賞 クラクフ代表
 ◎『サマー2014』“Summer 2014”(2014/ポーランド/12分) 監督:ヴォイチェフ・ソフチク(Wojciech Sobczyk)
 物語:激しい戦いの後、原野は焼き尽くされ、この世の終わりを思わせる風景が広がる。そこに立てられた旗が虚しくはためく。
 広島国際アニメーションフェスティバル2014出品。

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 【短編部門 ナショナル・コンペティション】

 [ドキュメンタリー部門]

 ◆Golden Hobby-Horse/最優秀作品賞
 ◎“The Domino Effect(Efekt domina)”(2014/76分) 監督:Elwira Niewiera、Piotr Rosołowski

 ◆Silver Hobby-Horse/最優秀ドキュメンタリー賞
 ◎“Deep Love”(2013/84分) 監督:Jan P. Matuszyński
 ヤヌスは、発作を起こして以来、運動が制約されるようになったが、彼には、スキューバがない生活は考えられない。彼は、自分の限界を試すようなダイビングをするために、エジプト旅行を計画する。医者は反対するし、パートナーでセラピストのアーシアも危険すぎると感じている。しかし、ヤヌスにとっては、結果よりもチャレンジすることが大事なのだ。

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 ◆ポーランド映画製作者協会賞(The Award of the Polish Filmmakers Association)/最優秀編集賞
 ◎“House on its Head(Dom na głowie)”(2014/28分) 監督:Adam Palenta
 ポーランドのグラフィックアーティスト、建築家、写真家、インテリアデザイナーであるヴォイチェフ・ザメチニク(Wojciech Zamecznik:1923–1967)に関するドキュメンタリー。家族生活や友人との旅行などを記録したプライベートの秘蔵映像を元に制作された。

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 ◆Maciej Szumowski Award for remarkable social awareness funded by the National Broadcasting Council
 ◎“Werka”(2014/46分) 監督:Paweł Łoziński
 主人公は、朝から晩まで仕事に忙殺されている。プラント工事の仕事は、その一部に過ぎない。彼女は、過去の罪をつぐないたくて、夫の協力を得て、身障者のWeronikaの面倒を見る。個人的で、静かで、誇らしげな言葉もない。彼女は毎日を精一杯生きる。そこに真の献身がある。

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 ◆学生審査員賞
 ◎“Deep Love”(2013/84分) 監督:Jan P. Matuszyński

 [フィクション部門]

 ◆Silver Hobby-Horse/最優秀短編フィクション賞
 ◎“Father’s day(Ojcze masz)”(2013/33分) 監督:Kacper Lisowski
 物語:Marcelは、ロック・ミュージシャンで、幸せな家族生活とも家とも住宅ローンとも無縁で、コンサートやパーティーをはしごするような生き方をしてきた。ある夜、彼は、若い頃からの友人のひとりBasiaと出会う。彼女とは、一夜限りの関係ではないという予感めいたものを感じた彼は、次の朝、自分の人生を変える決断をする。

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 ◆スペシャル・メンション
 ◎“Milky Brother(Mleczny brat)”(2014/30分) 監督:Vahram Mkhitaryan
 物語:Setoは、アルメニアの小さな村で暮らしている少年。彼に待ち望んでいた弟ができるが、生まれてまもなく死んでしまう。その後、弟の代わりに子羊がやってくる。最初、彼は、その子羊を嫌っていたが、やがてかけがえなのない友だちになる。だが、そんなSetoと子羊に別れの時がやってくる。

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 ◆最優秀短編&ドキュメンタリー・プロデューサー賞(The Award for the Best Short and Documentary Films Producer in Poland)
 ◎Joanna Szymańska、Wajda Studio “Milky Brother(Mleczny brat)”(2014/30分) 監督:Vahram Mkhitaryan

 [アニメーション部門]

 ◆最優秀アニメーション賞
 ◎『ヒポポタミー』“Hippos(Hipopotamy)”(2014/12分) 監督:ピョートル・ドゥマウァ(Piotr Dumała)
 物語:女性と子供たちのグループが川で水浴びをしている。そこに男性のグループがやってきて、その中のひとりが女性にアプローチする。拒絶は暴力をもたらす。残酷であると同時に非常に美しい裸体のダンスが水面に反射する。
 カバの行動にインスパイアされて作られた作品。
 広島国際アニメーションフェスティバル2014出品。

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 ◆スペシャル・メンション
 ◎『プール』“Baths(Łaźnia/バス)”(2013/4分) 監督:トメク・デュキー(Tomek Ducki)
 物語:年輩女性2人が、地方自治体のプールで出会う。彼らはここで泳ぐことを日課しているのだ。短いウォーミング・アップの後、彼らは、プールに飛び込むが、水面下に奇妙な光を見つけ、いつもより深く潜って、光の正体を確かめようとする。
 ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2014にて上映。
 広島国際アニメーションフェスティバル2014出品。

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 【その他の賞】

 ◆HBO Dragon Forum award
 ◎プロジェクト“Ikona” 監督:Wojciech Kasperski.

 ◆HBO Dragon Forum award スペシャル・メンション
 ◎DOK.Incubator“Droga Na K2” 監督:Eliza Kubarska.

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 何か、ここに来て、終末論的な絶望感をたたえた作品が多いのが気になります。
 クリエイターたちが意識的・無意識的に感じているある種の予兆のようなものが、作品に現れたということなのでしょうか。

 まあ、それはそれとして―
 これまで何度か当ブログに登場している作品がいくつかありますが、その中で、特に注目したいのが『一本の電話』です。
 米国アカデミー賞2015 短編映画賞にもノミネートされることになるのではないでしょうか。なんだかそんな匂いがプンプンしますね。

 

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 *当ブログ記事

 ・クラクフ映画祭2014 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201405/article_28.html
 ・クラクフ映画祭2013 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_36.html
 ・クラクフ映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201306/article_4.html
 ・クラクフ映画祭2012 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201205/article_28.html
 ・クラクフ映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201206/article_7.html
 ・クラクフ映画祭2011 ラインナップ&受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201106/article_1.html
 ・クラクフ映画祭2010ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201006/article_1.html
 ・クラクフ映画祭2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201006/article_8.html
 ・クラクフ映画祭2009 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_17.html
 ・クラクフ映画祭2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200906/article_6.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2014年3月~11月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201403/article_4.html

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