ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2014 ノミネーション発表!

 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2014のノミネーションが発表されました。(5月12日)

 ◆作品賞(Miglior Film)
 ・“Il Capitale Umano”(伊・仏) 監督:パオロ・ヴィルツィ
 ・『グレート・ビューティー/追憶のローマ』“La Grande Bellezza”(伊・仏) 監督:パオロ・ソレンティーノ
 ・『マフィアは夏にしか殺らない』“La Mafia Uccide Solo D'estate”(伊) 監督:ピエルフランチェスコ・ディリベルト(Pierfrancesco Diliberto)
 ・“La Sedia Della Felicità”(伊) 監督:カルロ・マッツァクラーティ
 ・“Smetto Quando Voglio”(伊) 監督:Sydney Sibilia

 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』は、ヨーロッパ映画賞2013作品賞受賞。
 『マフィアは夏にしか殺らない』は、バーリ国際映画祭2013 第1-2回監督作品部門 最優秀作品賞受賞。

 ◆監督賞(Migliore Regista)
 ・カルロ・マッツァクラーティ “La Sedia Della Felicità”
 ・フェルザン・オズペテク “Allacciate Le Cinture”(伊)
 ・エットーレ・スコラ 『フェデリコという不思議な存在』“Che Strano Chiamarsi Federico. Scola Racconta Fellini”(伊)
 ・パオロ・ソレンティーノ 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』“La Grande Bellezza”
 ・パオロ・ヴィルツィ “Il Capitale Umano”

 フェルザン・オズペテクとパオロ・ソレンティーノは、2年ぶりのノミネート。
 パオロ・ソレンティーノは、ヨーロッパ映画賞2013 監督賞受賞。
 パオロ・ヴィルツィは、バーリ国際映画祭2014 監督賞受賞。

 ◆主演男優賞(Migliore Attore Protagonista)
 ・ジュゼッペ・バティストン “Zoran Il Mio Nipote Scemo”(伊)(監督:Matteo Oleotto)
 ・ファブリツィオ・ベンティヴォリオ “Il Capitale Umano”
 ・カルロ・チェッキ(Carlo Cecchi) 『ミエーレ』“Miele”(伊・仏)(監督:ヴァレリア・ゴリーノ)
 ・Edoardo Leo “Smetto Quando Voglio”
 ・トニ・セルヴィッロ 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』“La Grande Bellezza”

 トニ・セルヴィッロのみ、主演男優賞に連続ノミネート。トニ・セルヴィッロは、ヨーロッパ映画賞2013 男優賞受賞。
 ジュゼッペ・バティストンは、ダブル・ノミネートで、前回は助演男優賞にノミネート。
 ファブリツィオ・ベンティヴォリオは、2年ぶりのノミネート。

 ◆主演女優賞(Migliore Attrice Protagonista)
 ・ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ “Il Capitale Umano”
 ・パオラ・コルテレージ(Paola Cortellesi) “Sotto Una Buona Stella”(伊)(監督:カルロ・ヴェルドーネ)
 ・サブリナ・フェリッリ 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』“La Grande Bellezza”
 ・カシア・スムトゥニアク(Kasia Smutniak) “Allacciate Le Cinture”
 ・ジャスミン・トリンカ 『ミエーレ』“Miele”

 ヴァレリア・ブルーニ=テデスキとジャスミン・トリンカは、2年連続で主演女優賞ノミネート。
 ヴァレリア・ブルーニ=テデスキは、トライベッカ映画祭2014女優賞受賞。
 サブリナ・フェリッリは、ナストロ・ダルジェント賞2013 助演女優賞受賞。
 ジャスミン・トリンカは、イタリア・ゴールデングローブ賞2013女優賞、ナストロ・ダルジェント賞2013主演女優賞受賞。

 ◆助演男優賞(Migliore Attore Non Protagonista)
 ・Valerio Aprea “Smetto Quando Voglio”
 ・ジュゼッペ・バティストン “La Sedia Della Felicità”
 ・リベロ・デ・リエンゾ(Libero De Rienzo) “Smetto Quando Voglio”
 ・Stefano Fresi “Smetto Quando Voglio”
 ・ファブリツィオ・ジフーニ(Fabrizio Gifuni) “Il Capitale Umano”
 ・カルロ・ヴェルドーネ 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』“La Grande Bellezza”

 ジュゼッペ・バティストンは、ダブル・ノミネートで、前回は助演男優賞にノミネート。
 ファブリツィオ・ジフーニは、2年ぶりノミネート。バーリ国際映画祭2014 主演男優賞受賞。
 カルロ・ヴェルドーネは、ナストロ・ダルジェント賞2013 助演男優賞受賞。

 ◆助演女優賞(Migliore Attrice Non Protagonista)
 ・クラウディア・ジェリーニ(Claudia Gerini) “Tutta Colpa di Freud”(伊)(監督:Paolo Genovese)
 ・ヴァレリア・ゴリーノ “Il Capitale Umano”
 ・パオラ・ミナッチョーニ(Paola Minaccioni) “Allacciate Le Cinture”
 ・ガラテア・ランツィ(Galatea Ranzi) 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』“La Grande Bellezza”
 ・ミレナ・ヴコティッチ(Milena Vukotic) “La Sedia Della Felicità”

 クラウディア・ジェリーニとヴァレリア・ゴリーノは、2年ぶりのノミネート。

 ◆脚本賞(Migliore Sceneggiatura)
 ・フランチェスコ・ピッコロ(Francesco Piccolo)、フランチェスコ・ブルーニ(Francesco Bruni)、パオロ・ヴィルツィ “Il Capitale Umano”
 ・パオロ・ソレンティーノ、ウンベルト・コンタレッロ(Umberto Contarello) 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』“La Grande Bellezza”
 ・Michele Astori、ピエルフランチェスコ・ディリベルト(Pierfrancesco Diliberto)、Marco Martani 『マフィアは夏にしか殺らない』“La Mafia Uccide Solo D'estate”
 ・フランチェスカ・マルチャーノ(Francesca Marciano)、ヴァリア・サンテッラ(Valia Santella)、ヴァレリア・ゴリーノ 『ミエーレ』“Miele”
 ・Valerio Attanasio、Andrea Garello、Sydney Sibilia “Smetto Quando Voglio”

 “Il Capitale Umano”は、バーリ国際映画祭2014 脚本賞受賞。
 ウンベルト・コンタレッロは、前回、『孤独な天使たち』でノミネート。
 フランチェスカ・マルチャーノは、前回、『孤独な天使たち』と『はじまりは5つ星ホテルから』でノミネート。

 ◆撮影賞(Migliore Direttore Della Fotografia)
 ・ジェローム・アルメラ(Jérôme Almèras) “Il Capitale Umano”
 ・ルカ・ビガッツィ 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』“La Grande Bellezza”
 ・Daniele Ccprì 『サルヴォ』“Salvo”(伊・仏)(監督:ファビオ・グラッサドニア、アントニオ・ピアッツァ)
 ・ジャンフィリッポ・コルティチェッリ(Gian Filippo Corticelli) “Allacciate Le Cinture”
 ・ポハールノク・ゲルゲイ(Gergely Poharnok) 『ミエーレ』“Miele”

 ルカ・ビガッツィは、イタリア・ゴールデングローブ賞2013、ナストロ・ダルジェント賞2013受賞。

 ◆編集賞(Migliore Montatore)
 ・ジョジョ・フランキーニ(Giogiò Franchini) 『ミエーレ』“Miele”
 ・パトリッツォ・マローネ(Patrizio Marone) “Allacciate Le Cinture”
 ・クリスティアーノ・トラヴァリョーリ(Cristiano Travaglioli) 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』“La Grande Bellezza”
 ・Gianni Vezzosi “Smetto Quando Voglio”
 ・チェチリア・ザヌーゾ(Cecilia Zanuso) “Il Capitale Umano”

 クリスティアーノ・トラヴァリョーリは、ヨーロッパ映画賞2013 編集者賞受賞。
 チェチリア・ザヌーゾは、バーリ国際映画祭2014 編集賞受賞。

 ◆美術賞(Migliore Scenografo)
 ・ジャンカルロ・バージリ(Giancarlo Basili) 『ハッピー・イヤーズ』“Anni Felici”(伊・仏)(監督:ダニエレ・ルケッティ)
 ・ステファニア・セラ(Stefania Cella) 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』“La Grande Bellezza”
 ・マルコ・デンティチ(Marco Dentici) 『サルヴォ』“Salvo”
 ・マルタ・マッフッチ(Marta Maffucci) “Allacciate Le Cinture”
 ・Mauro Radaelli “Il Capitale Umano”

 マルコ・デンティチは、前回、『それは息子だった』でノミネート。
 マルタ・マッフッチは、前回、『闇に葬られた狂気』でノミネート。

 ◆衣裳賞(Migliore Costumista)
 ・マリア・リータ・バルベラ(Maria Rita Barbera) 『ハッピー・イヤーズ』“Anni Felici”
 ・ダニエラ・シアンコ(Daniela Ciancio) 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』“La Grande Bellezza”
 ・アレッサンドロ・ライ(Alessandro Lai) “Allacciate Le Cinture”
 ・Bettina Pontiggia “Il Capitale Umano”
 ・Cristiana Ricceri 『マフィアは夏にしか殺らない』“La Mafia Uccide Solo D'estate”

 マリア・リータ・バルベラは、バーリ国際映画祭2014 衣裳賞受賞。
 アレッサンドロ・ライは、3年連続ノミネート。

 ◆メイキャップ賞(Migliore Truccatore)
 ・Dalia Colli 『マフィアは夏にしか殺らない』“La Mafia Uccide Solo D'estate”
 ・Paola Gattabrusi 『ハッピー・イヤーズ』“Anni Felici”
 ・Caroline Philipponnat “Il Capitale Umano”
 ・マウリツィオ・シルヴィ(Maurizio Silvi) 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』“La Grande Bellezza”
 ・Ermanno Spera “Allacciate Le Cinture”

 Dalia Colliは、前回、『リアリティー』で受賞。

 ◆ヘア・スタイリスト賞(Migliore Acconciatore)
 ・Francesca De Simone “Allacciate Le Cinture”
 ・Stéphane Desmarez “Il Capitale Umano”
 ・Massimo Gattabrusi 『ハッピー・イヤーズ』“Anni Felici”
 ・Sharim Sabatini “La Sedia Della Felicità”
 ・アルド・シグノレッティ(Aldo Signoretti) 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』“La Grande Bellezza”

 ◆視覚効果賞(Migliori Effetti Speciali Visivi)
 ・EDI Effetti Digitali Italiani “Il Capitale Umano”
 ・Rodolfo Migliari、Luca Della Grotta(Chromatica) 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』“La Grande Bellezza”
 ・Paola Trisoglio、Stefano Marinoni(Visualogie) 『マフィアは夏にしか殺らない』“La Mafia Uccide Solo D'estate”
 ・Rodolfo Migliari(Chromatica) “Smetto Quando Voglio”
 ・Palantir Digital “Song'e Napule”(伊)(監督:マルコ&アントニオ・マネッティ)

 Rodolfo Migliariは、2作品でノミネート。
 Paola TrisoglioとStefano Marinoniは、5年連続ノミネート。2010年に『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』で受賞。

 ◆録音賞(Miglior Fonico di Presa Diretta)
 ・マウリツィオ・アルジェンティエーリ(Maurizio Argenterie) 『ハッピー・イヤーズ』“Anni Felici”
 ・Angelo Bonanni “Smetto Quando Voglio”
 ・Emanuele Cecere 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』“La Grande Bellezza”
 ・Roberto Mozzarelli “Il Capitale Umano”
 ・Marco Grillo、Mirco Pantalla “Allacciate Le Cinture”

 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』は、ナストロ・ダルジェント賞2013受賞。

 ◆作曲賞(Migliore Musicista)
 ・パスクァーレ・カタラーノ(Pasquale Catalano) “Allacciate Le Cinture”
 ・レーレ・マルキテッリ(Lele Marchitelli) 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』“La Grande Bellezza”
 ・ピヴィオ&アルド・デ・スカルツィ(Pivio & Aldo De Scalzi) “Song'e Napule”
 ・Umberto Scipione “Sotto Una Buona Stella”
 ・カルロ・ヴィルツィ “Il Capitale Umano”

 “Song'e Napule”は、バーリ国際映画祭2014 音楽賞受賞。

 ◆オリジナル歌曲賞(Migliore Canzone Originale)
 ・“Il Capitale Umano”-"I'm Sorry"  作曲&作詞:監督:Giacomo Vaccai パフォーマンス:Jackie O's Farm
 ・“L'arte Della Felicità”(伊)(監督:Alessandro Rak)-"A Malìa" 作曲&作詞:Dario Sansone パフォーマンス:Foja
 ・『マフィアは夏にしか殺らない』“La Mafia Uccide Solo D'estate”-"Tosami Lady" 作曲&作詞:Santi Pulvirenti パフォーマンス:ドメニコ・チェンタモーレ(Domenico Centamore)
 ・“Smetto Quando Voglio”-"Smetto Quando Voglio"  作曲&作詞:Domenico Scardamaglia パフォーマンス:Scarda
 ・“Song'e Napule”-"A' Verità" 作曲:Francesco Liccardo、Rosario Castagnola 作詞:Francesco Liccardo、Sarah Tartuffo、Alessandro Garofalo パフォーマンス:Franco Ricciardi
 ・“Una Piccola Impresa Meridionale”(伊)(監督:ロッコ・パパレオ)-"Dove Cadono I Fulmini" 作曲&作詞&パフォーマンス:Erica Mou

 ◆新人監督賞(Migliore Regista Esordiente)
 ・ピエルフランチェスコ・ディリベルト(Pierfrancesco Diliberto) 『マフィアは夏にしか殺らない』“La Mafia Uccide Solo D'estate”
 ・ヴァレリア・ゴリーノ 『ミエーレ』“Miele”
 ・ファビオ・グラッサドニア(Fabio Grassadonia)、アントニオ・ピアッツァ(Antonio Piazza) 『サルヴォ』“Salvo”
 ・Matteo Oleotto “Zoran Il Mio Nipote Scemo”
 ・Sydney Sibilia “Smetto Quando Voglio”

 『マフィアは夏にしか殺らない』は、バーリ国際映画祭2013 第1-2回監督作品部門 最優秀作品賞受賞。
 『ミエーレ』は、イタリア・ゴールデングローブ賞2013 第1回作品賞、ナストロ・ダルジェント賞2013 新人監督賞受賞。

 ◆プロダクション賞(Migliore Produttore)
 ・“Il Capitale Umano” Fabrizio Donvito、Benedetto Habib、Marco Cohen (Indiana Production) 共同製作:フィリップ・ゴンペル(Philippe Gompel)、Birgit Kemner (Manny Films)、Rai Cinema、Motorino Amaranto
 ・『グレート・ビューティー/追憶のローマ』“La Grande Bellezza” ニコラ・ジュリアーノ(Nicola Guliano)、フランチェスカ・シーマ(Francesca Cima)(Indigo Film)
 ・『マフィアは夏にしか殺らない』“La Mafia Uccide Solo D'estate” マルオ・ジャナーニ(Mario Gianani)、ロレンツォ・ミエーリ(Lorenzo Mieli)(Wildside)、Rai Cinema
 ・『ミエーレ』“Miele” リッカルド・スカルマチョ、Viola Prestieri(Buena Onda Film)、Rai Cinema
 ・『サルヴォ』“Salvo” マッシモ・クリスタルディ(Massimo Cristaldi)、ファブリツォ・モスカ(Fabrizio Mosca)
 ・“Smetto Quando” Voglio Domenico Procacci、マッテオ・ロヴェーレ(Matteo Rovere)、Rai Cinema

 ◆短編映画賞(Miglior Cortometraggio)
 ◎“37°4 S”(仏・セントヘレナ) 監督:Adriano Valerio
 ・“A Passod'uomo”(伊) 監督:Giovanni Aloi
 ・“Bella Di Notte”(伊) 監督:Paolo Zucca
 ・“Lao”(伊) 監督:Gabriele Sabatino Nardis
 ・“Non Sono Nessuno”(伊) 監督:Francesco Segrè

 ◆長編ドキュメンタリー賞(Miglior Documentario Di Lungometraggio)
 ・“Dal Profondo”(伊) 監督:Valentina Pedicini
 ・“Il Segreto”(伊) 監督:Cyop&Kaf
 ・“In Utero Srebrenica”(伊・ボスニア ヘルツェゴビナ) 監督:Giuseppe Carrieri
 ・“L'amministratore”(伊) 監督:Vincenzo Marra
 ・『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』“Sacro GRA”(伊・仏) 監督:ジャンフランコ・ロージ(Gianfranco Rosi)
 ◎“Stop The Pounding Heart - Trilogia Del Texas,Atto III”(米・伊・ベルギー) 監督:Roberto Minervini

 ◆EU映画賞(Miglior Film Dell'unione Europea)
 ・『イーダ』(ポーランド) 監督:パヴェル・パヴリコフスキー
 ・『アデル、ブルーは熱い色』(仏) 監督:アブデラティフ・ケシシュ
 ・『あなたを抱きしめる日まで』(英・米・仏) 監督:スティーヴン・フリアーズ
 ・“Still Life”(英・伊) 監督:ウベルト・パゾリーニ
 ・“Venere In Pelliccia”(ポーランド) 監督:ロマン・ポランスキー

 ◆外国映画賞(Miglior Film Straniero)
 ・『それでも夜は明ける』 監督:スティーヴ・マックイーン
 ・『アメリカン・ハッスル』 監督:デイヴィッド・O・ラッセル
 ・『ブルージャスミン』 監督:ウディ・アレン
 ・『グランド・ブダペスト・ホテル』 監督:ウェス・アンダーソン
 ・『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 監督:マーティン・スコセッシ

 ◆ヤング・ダヴィッド賞(David Giovani) 6000人以上の学生が審査員として投票して決める賞
 ・“Il Capitale Umano” 監督:パオロ・ヴィルツィ
 ・『グレート・ビューティー/追憶のローマ』“La Grande Bellezza” 監督:パオロ・ソレンティーノ
 ・『マフィアは夏にしか殺らない』“La Mafia Uccide Solo D'estate” 監督:ピエルフランチェスコ・ディリベルト(Pierfrancesco Diliberto)
 ・“Sole A Catinelle”(伊) 監督:Gennaro Nunziante
 ・“Tutta Colpa Di Freud” 監督:Paolo Genovese

 ※短編映画賞と長編ドキュメンタリー賞は、既に受賞作品が決定しています。

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 主な作品のノミネート状況は以下の通りです。

 ・“Il Capitale Umano”(19):作品・監督・主演男優・主演女優・助演男優・助演女優・脚本・撮影・編集・美術・衣裳・メイク・ヘア・視覚効果・録音・作曲・歌曲・プロダクション・ヤング
 ・『グレート・ビューティー/追憶のローマ』(18):作品・監督・主演男優・主演女優・助演男優・助演女優・脚本・撮影・編集・美術・衣裳・メイク・ヘア・視覚効果・録音・作曲・プロダクション・ヤング
 ・“Smetto Quando Voglio”(12):作品・主演男優・助演男優・助演男優・助演男優・脚本・編集・視覚効果・録音・歌曲・新人・プロダクション
 ・“Allacciate Le Cinture”(11):監督・主演女優・助演女優・撮影・編集・美術・衣裳・メイク・ヘア・録音・作曲
 ・『マフィアは夏にしか殺らない』(9):作品・脚本・衣裳・メイク・視覚効果・歌曲・新人・プロダクション・ヤング
 ・『ミエーレ』(7):主演男優・主演女優・脚本・撮影・編集・新人・プロダクション
 ・“La Sedia Della Felicità”(5):作品・監督・助演男優・助演女優・ヘア
 ・『ハッピー・イヤーズ』(5):美術・衣裳・メイク・ヘア・録音
 ・“Zoran Il Mio Nipote Scemo”(2):主演男優・新人
 ・“Sotto Una Buona Stella”(2):主演女優・作曲
 ・“Song'e Napule”(3):視覚効果・作曲・歌曲

 バーリ国際映画祭とトライベッカ映画祭で受賞を重ねている“Il Capitale Umano”が最多ノミネートとなり、ヨーロッパ映画賞2013と米国アカデミー賞2014外国語映画賞を受賞した『グレート・ビューティー/追憶のローマ』がそれに続いています。

 作品の勢いとしては、より新しい作品である“Il Capitale Umano”の方が強く、一方、『グレート・ビューティー/追憶のローマ』は、2013年度のナストロ・ダルジェント賞とイタリア・ゴールデングローブ賞では主要部門の受賞を逃しているのが、懸念の材料となります。ヨーロッパ映画賞と米国アカデミー賞が受賞した流れで、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞は『グレート・ビューティー/追憶のローマ』が制するのかどうか。
 作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞は、両者の一騎打ちで、主演男優賞と撮影賞と編集賞と録音賞は『グレート・ビューティー/追憶のローマ』がやや有利かもしれません。

 10部門以上のノミネートを受けた作品が4作品ありますが、“Il Capitale Umano”と『グレート・ビューティー/追憶のローマ』で大半部門をさらっていってしまえば、後の作品はほとんど受賞できないことになります。

 ベネチア国際映画祭2013で金獅子賞を受賞した『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』は、長編ドキュメンタリー賞のみのノミネートで、もう既に受賞を逃しています。

 そのほか、有望作品と思われた『シチリアの裏通り』は全くノミネートされませんでした。

 5部門でノミネートされている“La Sedia Della Felicità”は、カルロ・マッツァクラーティの遺作ですが、この作品がどういう扱いになるのかも注目です。

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 主な作品を簡単に紹介しておきます。

 ・“Il capitale umano(Human Capital)”(伊・仏) 監督:パオロ・ヴィルツィ
 出演:ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ、ファブリツィオ・ベンティヴォリオ(Fabrizio Bentivoglio)、ヴァレリア・ゴリーノ、 ファブリツィオ・ジフーニ(Fabrizio Gifuni)、ルイジ・ロ・カーショ、Matilde Gioli
 物語:イタリア北東部。雪が降る、暗いクリスマス・イヴの夜。ジープが自転車をはねる。その事故が発端となって、裕福なBernaschiと、崖っぷち状態にあるRovelli家が結びつき、それぞれの運命が大きく変わっていく。
 Stephen Amidonの同名の小説の映画化。
 バーリ国際映画祭2014監督賞・主演男優賞(ファブリツィオ・ジフーニ)・助演女優賞(Matilde Gioli)・脚本賞・編集賞受賞。
 トライベッカ映画祭2014 女優賞受賞(ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ)。


 ・『グレート・ビューティー/追憶のローマ』(伊・仏) 監督:パオロ・ソレンティーノ
 ※何度も記してきているので、出演&物語は省略します。
 カンヌ国際映画祭2013 コンペティション部門出品。
 イタリア・ゴールデングローブ賞2013、4部門ノミネート。撮影賞受賞。
 ナストロ・ダルジェント賞2013、9部門ノミネート。助演男優賞(カルロ・ヴェルドーネ)、助演女優賞(サブリナ・フェリッリ)、撮影賞、録音賞受賞。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2013 ホライズンズ部門出品。
 ラックス賞2013 オフィシャル・セレクション。
 ノルウェー国際映画祭2013 メイン・プログラム出品。観客賞受賞。
 ハリウッド映画賞2013 最優秀インターナショナル作品賞、最優秀インディペンデント作品賞、最優秀脚色賞(パオロ・ソレンティーノ、ウンベルト・コンタレッロ)受賞。
 セビリヤ・ヨーロッパ映画祭2013 男優賞(トニ・セルヴィッロ)、EURIMAGESユーリマージュ最優秀共同製作賞受賞。
 ヨーロッパ映画賞2013作品賞・監督賞・男優賞(トニ・セルヴィッロ)・編集者賞受賞。脚本賞ノミネート。
 ゴールデン・グローブ賞2014外国語映画賞受賞。
 英国アカデミー賞2014外国語映画賞受賞。
 米国アカデミー賞2013 外国語映画賞受賞。


 ・“Smetto Quando Voglio”(伊) 監督:Sydney Sibilia
 出演:Edoardo Leo、Valeria Solarino、Valerio Aprea、パオロ・カラブレージ(Paolo Calabresi)、リベロ・デ・リエンゾ(Libero De Rienzo)、ピエトロ・セルモンティ(Pietro Sermonti)、ロレンツォ・ラヴィア(Lorenzo Lavia)、Neri Marcorè、セルジョ・ソッリ(Sergio Solli)、Stefano Fresi
 物語:ピエトロは、37歳で、ニューロバイオロジーの優秀な研究者だが、彼の研究は理解されず、経費削減で大学を解雇されてしまう。彼は、才能を持て余している経済学者、化学者、人類学者、古典学者らを集めて、徒党を組み、新薬をディスコで売って、再起を図る。
 バーリ国際映画祭2013 第1-2回監督作品部門出品。

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 ・“Allacciate Le Cinture(fasten your seatbelts)”(伊) 監督:フェルザン・オズペテク
 出演:カシア・スムトゥニアク(Kasia Smutniak)、Francesco Arca、フィリッポ・シッキターノ(Filippo Scicchitano)、カロリーナ・クレシェンティーニ(Carolina Crescentini)、パオラ・ミナッチョーニ(Paola Minaccioni)、エレーナ・ソフィア・リッチ(Elena Sofia Ricci)、フランチェスコ・シャンナ(Francesco Scianna)、Carla Signoris、ルイザ・ラニエリ(Luisa Ranieri)、ジュリア・ミケリーニ(Giulia Michelini)
 物語:エレナとアントニオは、キャラクターも人生における選択も世界に対する見方と人づきあいもすべて違っていた。だが、2人は激しく惹かれ合う。それは、まず第一に、お互いにとって、相手が代替不可能な存在だったからだ。しかし、エレナには、ジョルジョという婚約者があり、アントニオにはシルヴィアという婚約者があって、エレナとシルヴィアは親友同士だった。さらに、エレナの親友のファビオは、アントニオが同性愛嫌悪症をオープンにしていることで彼を嫌っていた。最初、2人は、肉体的に惹かれ合っただけだったが、やがて情熱の嵐は、5人を呑み込んで、すべての関係性を破壊してしまう……。

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 ・『マフィアは夏にしか殺らない』“La Mafia Uccide Solo D’Estate”(伊) 監督:ピエルフランチェスコ・ディリベルト(Pif (Pierfrancesco Diliberto))
 物語:「ジョルダーナ監督の『ペッピーノの百歩』で助監督の経験を持つディリベルトの監督デビュー作。1970年代のシチリア、小学生のアルトゥーロは転校生のフローラに一目惚れする。恋を成就させようと奮闘するがなかなか実らず、その思いは大人になっても変わらない。そんなアルトゥーロの人生の節目には、いつもマフィアによる殺人が起こっていた。笑いと風刺をちりばめつつ、ラブストーリーとマフィアにまつわる史実が絶妙に絡み合って展開していくスタイルがユニークで、ヒットした。トリノ映画祭で観客賞を受賞。」
 バーリ国際映画祭2013 第1-2回監督作品部門 最優秀作品賞受賞。
 イタリア映画祭2014にて上映。


 ・『ミエーレ』“Miele”(伊・仏) 監督:ヴァレリア・ゴリーノ
 ※何度も記してきているので、出演&物語は省略します。
 カンヌ国際映画祭2013 ある視点部門出品。エキュメニカル審査員賞特別表彰。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2013 ホライズンズ部門出品。
 ブリュッセル映画祭2013 コンペティション部門出品。Studio L’Equipe Award、観客賞受賞。
 イタリア・ゴールデングルーブ賞2013 女優賞(ジャスミン・トリンカ)、第1回作品賞受賞。
 ナストロ・ダルジェント賞2013 主演女優賞(ジャスミン・トリンカ)、録音賞、新人監督賞受賞。
 フライアーノ・インターナショナル2013 映画部門 監督賞受賞。
 オデッサ国際映画祭2013 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 ハイファ国際映画祭2013 ゴールデン・アンカー コンペティション部門出品。スペシャル・メンション受賞。
 チューリヒ映画祭2013 インターナショナル長編コンペティション部門出品。
 BFIロンドン映画祭2013 DEBATE部門出品。
 シカゴ国際映画祭2013 ReelWomen部門出品。
 ストックホルム国際映画祭2013 コンペティション部門出品。女優賞受賞(ジャスミン・トリンカ)。
 リュブリャナ国際映画祭2013 パースペクティヴ部門出品。Kingfisher Award受賞。
 ラックス賞2013 ノミネート。
 ヨーロッパ映画賞2013 ディスカバリー賞ノミネート。


 ・“La Sedia Della Felicità”(伊) 監督:カルロ・マッツァクラーティ
 出演:ヴァレリオ・マスタンドレア、イザベラ・ラゴネーゼ、ジュゼッペ・バティストン、カーティア・リッチャレッリ(Katia Ricciarelli)、Raul Cremona、Marco Marzocca、ミレナ・ヴコティッチ(Milena Vukotic)、ロベルト・シトラン(Roberto Citran)、Mirco Artuso、Roberto Abbiati、Lucia Mascino、Natalino Balasso、マリア・パイアート(Maria Paiato)、 アントニオ・アルバネーゼ、ファビリツィオ・ベンティヴォリオ、シルヴィオ・オルランド
 物語:美容師とタトゥー・アーティストのカップルが愛し合い、求め合っている。彼らは、なぞの司祭に脅かされる。彼らは最初ライバルだったが、やがて手を組んで、冒険へと飛び出す。ベネチアからドロミテの山中へ。そして熊と2人の兄弟が住んでいる鄙びた谷にたどりつく……。

 ・『ハッピー・イヤーズ』“Anni felici(Those Happy Years)”(伊・仏) 監督:ダニエレ・ルケッティ
 出演:キム・ロシ・スチュアート、ミカエラ・ラマゾッティ、マルティナ・ゲデック、Samuel Garofalo、Niccolò Calvagna
 物語:1974年のローマ。グイドは、アーティストとしての成功を望んでいるが、保守的な家族と、芸術に興味のない妻セレーナのせいで、うまく行っていないように感じている。実際にセレーナは、家族の普通の幸せを望んでいる。夫婦には、10歳のダリオと5歳のパオロという2人の息子がいて、両親が口論し、不信感から憎み合うのを目撃する。
 トロント国際映画祭2013 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 東京国際映画祭2013 コンペティション部門出品。
 バーリ国際映画祭2014 衣裳賞受賞。

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 ・“Song ‘e Napule”(伊) 監督:マルコ&アントニオ・マネッティ(Marco e Antonio Manetti)
 出演: Alessandro Roja、ジャンパオロ・モレッリ(Giampaolo Morelli)、パオロ・サッサネッリ(Paolo Sassanelli)、Serena Rossi、カルロ・ブチロッソ(Carlo Buccirosso)、Peppe Servillo、アントニオ・ペナレッラ(Antonio Pennarella)、ジュリエット・エセイ・ジョセフ(Juliet Esey Joseph)、Antonello Cossia、チーロ・ペトローネ(Ciro Petrone)
 物語:現代のナポリ。パコは、洗練されてはいるが、音楽院を出ても職にありつけないピアニストで、強いコネを持つ商売人の母親によって、警察に入れられてしまう。彼は、要領の悪さから司法部送りになり、闘うブルドッグの異名を持つ治安判事Cammarotaによって、おとり捜査官に命じられる。ソンマ・ヴェズヴィアのボスの娘Antonietta Stornaiencoが結婚し、その結婚式にシンガーのLollo Loveが雇われて歌を歌うこになっているから、そのバックバンドに入れというのが、彼に与えられた使命だった。その結婚式には、Cammarotaが長年追っている顔のない殺し屋O’Fantasmaがやってくると噂されていたのだった。パコは、命の危険を冒し、間抜けな服を着て、嫌いな音楽を弾くことになったが、それが彼の人生の大きな転機となった……。
 ヴィリニュス国際映画祭2014 外国語映画賞受賞。
 バーリ国際映画祭2014 助演男優賞受賞(カルロ・ブチロッソ)、音楽賞。


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 受賞結果の発表は、6月10日です。

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 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_17.html
 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201306/article_15.html
 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201204/article_13.html
 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201205/article_10.html
 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201105/article_22.html
 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201004/article_8.html
 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201005/article_10.html
 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2009 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200904/article_4.html
 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_2.html

 ・バーリ国際映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201404/article_19.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2014年3月~11月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201403/article_4.html

 追記:
 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201406/article_12.html

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