ナッシュヴィル映画祭2014 受賞結果!

 第45回ナッシュヴィル映画祭(4月17日-26日)の各賞が発表されました。

 ナッシュヴィル映画祭(The Nashville Film Festival (NaFF))は、テネシー州のナッシュヴィルで毎年4月に開催ている映画祭で、アメリカ国内で最も古い映画祭の1つとして知られています。

 ラインナップの中心は、コンペティション部門で、フィクション、ドキュメンタリー、短編映画、新人監督作品に対する各コンペティション部門のほか、地元に特化したテネシー・スピリット・コンペティション、および、音楽の町にちなんだ、音楽ドキュメンタリーのコンペティション部門があり、さらに、本年度から、脚本のコンペティションも始まりました。

 上映作品は、約2000本の応募作品の中から選ばれた250本あまりの作品で、約90カ国からの出品があると発表されていますが、実質的に上映作品の大半は、アメリカ映画が占めているようです。

 ナラティヴ部門とドキュメンタリー部門の優勝賞金が各3000ドル、音楽ドキュメンタリー部門の優勝賞品が3000ドル相当のギターということになっていて、賞金の金額としては、世界最低ランクといってもよい位の映画祭ですが、それでもこれだけのエントリーがあるということは、この映画祭に権威と伝統があり、ここで上映されることが名誉となっているから、と考えられます。(映画祭側の立場に立てば、賞金に多くの予算を割くより、より多くの作品を上映することに力を注いでいる、ということになるでしょうか。)

 その代わりなのかどうか、非常に多くの賞が用意されています。

 なお、短編コンペティション部門のナラティヴ・ショートとアニメーション・ショートの優秀作品は、それぞれ米国アカデミー賞短編映画賞と短編アニメーション賞の有資格作品となります。

 ざっと数えたところでは、今回の上映作品は、長編作品が99本(うち、ワールド・プレミアが10本、北米プレミアが4本)、短編作品が156本ありました。

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 【ナラティヴ・コンペティション部門】(Bridgestone Narrative Competition)

 ◆審査員大賞(Grand Jury Prize)
 ◎“Club Sandwich”(メキシコ) 監督:フェルナンド・エインビッケ

 “Club Sándwich(Club Sandwich)”(メキシコ) 監督:フェルナンド・エインビッケ
 物語:パロマと15歳の息子ヘクトールは、強く、特別な絆で結ばれている。ある休日に、ヘクトールは、海辺で、10代の少女Jazminと出会い、恋に落ち、性に目覚める。パロマは、ずっと子供のままで身近に置いておきたいと考えていたが、それも無理な話で、息子といえど、日々成長していることを受け入れざるを得ないのだった。
 トロント国際映画祭2013 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2013 オフィシャル・セレクション出品。監督賞(シルバー・シェル賞)受賞。
 マイアミ国際映画祭2014 コンペティション部門出品。


 ◆オナラブル・メンション(Honorable Mention)
 ◎“Little Brother”(カザフスタン) 監督:セリック・アプリモフ

 “Little Brother(Bauyr)”(カザフスタン) 監督:セリック・アプリモフ(Serik Aprymov)
 物語:Yerkenは、9歳で、山の中の小さな村で暮らしている。ある日、兄が家に帰ってくる。Yerkenは、兄のことが好きで、幸せでいっぱいだが、兄の方はそうではない。兄はクールで無情な人間に変わってしまっている。しかし、Yerkenは、盲目的に兄が好きなためにそれに気づかない。やがてまた兄が去り、Yerkenは独りで取り残される。Yerkenは、まわりの現実と闘うにはあまりにも幼い。彼は、自己完結し、自分の内なる世界に閉じこもってしまう。
 ベネチア国際映画祭2013 Orizzonti部門出品。
 サンタバーバラ国際映画祭2014 最優秀東欧映画賞受賞。
 ティブロン国際映画祭2014 最優秀児童映画賞受賞。


 ◆男優賞(Best Actor)
 ◎Manolis Mavromatakis “The Enemy Within”(ギリシャ)(監督:Yorgos Tsemberopoulos)

 ◆女優賞(Best Actress)
 ◎ブリット・ロバートソン(Britt Robertson) “Undiscovered Gyrl”(米)(監督:Allison Burnett) [ワールド・プレミア]

 ◆脚本賞(Louise LeQuire Award for Best Screenplay)
 ◎Bernard Attal “The Invisible Collection”(ブラジル)(監督:Bernard Attal)

 ◆審査員特別賞 オリジナル・ヴィジョン賞(Special Jury Prize for Original Vision)
 ◎“Buzzard”(米) 監督:Joel Potrykus

 ◆審査員特別賞 文化貢献賞(Special Jury Prize for Cultural Significance)
 ◎“Love Me”(トルコ・ウクライナ) 監督:Maryna Gorbach、Mehmet Bahadir Er.

 ◆最優秀音楽賞/Film Musicians Secondary Market Fund Best Music in a Feature Film
 ◎“Undiscovered Gyrl”(米) 監督:Allison Burnett

 ◆観客賞 USナラティヴ賞(U.S. Narrative)
 ◎“The Identical”(米) 監督:Dustin Marcellino [ワールド・プレミア]

 ◆観客賞 ワールド・ナラティヴ賞(World Narrative)
 ◎“Noble”(ベトナム・英) 監督:Stephen Bradley

 “Noble”(英・ベトナム) 監督:Stephen Bradley
 物語:実話に基づく物語。ベトナム戦争から14年経った1989年のホーチミン。そこにアイルランド人女性クリスティナ・ノーブルが降り立つ。わずかなお金と夢と勇気をもって、彼女は運命を変えようとしていた。物語は、彼女の少女時代に遡る。少女時代の彼女の家は、貧しく、子沢山で、母親が病気で死にそうなのに、父親は酒を飲んでばかりいた。やがて母親が亡くなり、子供たちはバラバラに施設に預けられる。そんな過去を持つ彼女がベトナムにやってきたのは、ここにソーシャル/メディカル・センターを作ろうと思い立ったからだった。彼女は、まず2人のストリート・チルドレンを助け、ホテルに連れてきて、入浴させ、着替えさせ、食べ物を与える。それからさらに多くの孤児たちの面倒を見るようになり、彼女は、子供たちからティナ・ママと呼ばれるようになる。
 サンタバーバラ国際映画祭2014インディペンデント長編コンペティション部門 最優秀作品賞受賞。


 【ドキュメンタリー・コンペティション部門】(Documentary Competition)

 ◆審査員大賞(Grand Jury Prize)
 ◎“BESA: The Promise”(アルバニア・米) 監督:Rachel Goslins

 “BESA: The Promise(God’s House)”(アルバニア・米) 監督:Rachel Goslins
 物語:“BESA”とは、「信頼」や「信用」を意味するアルバニア語だが、より正確には「約束を守ること」の意味に近く、“BESA”を破ることは、大いなる恥辱を考えられている。
 アルバニアは、第二次世界大戦中にユダヤ人の人口が増えた唯一の国であり、政府がユダヤ人市民を匿うことを奨励した2つの国のうちの1つである。
 アメリカのユダヤ人写真家のNorman Gershmanは、8年以上にわたって、第二次世界大戦中にユダヤ人を救ったアルバニア人の写真を撮ってきていて、それを、2008年に“BESA: Muslims Who Saved Jews in WWII”という写真集にまとめた。その過程で、彼は、Jason Wiiliamsに出会う。第二次世界大戦中、おもちゃ屋を営んでいたアルバニア人のJasonの父は、ユダヤ人のAladjems一家を14ヶ月にわたって匿った。Aladjems一家その家を離れる時、彼らは、Jonsonの父に、ヘブライ語の祈祷書を託し、絶対に取りに戻ると誓った。しかし、彼らは戻って来なかった。Jasonの父は、そうした書物を所持することが危険だったソ連時代もその本を守り通した。Jasonの父の“BESA”は、共産主義の崩壊とともにさらに強いものになった……。
 スティーヴン・スピルバーグのRighteous Persons Foundationなどの支援により製作された作品。

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 ◆オナラブル・メンション(Honorable Mention)
 ◎“Happy Valley”(米) 監督:Amir Bar-Lev

 ◆審査員特別賞(Special Jury Prize)
 ◎“Kidnapped for Christ”(米・ドミニカ共和国) 監督:Kate S. Logan

 ◆審査員特別賞 LGBTフィルムメーカー賞(Special Jury Prize for GLBT Filmmaking)
 ◎“The Case Against 8”(米) 監督:Ben Cotner & ライアン・ホワイト(Ryan White)

 “The Case Against 8”(米) 監督:Ben Cotner、ライアン・ホワイト (Ryan White)
 カリフォルニア州における、同姓婚を禁止する「提案8号」をめぐる論争を、5年以上にわたって追ったドキュメンタリー。2008年5月、同姓婚を認めないのは、州憲法違反であるという判断をカリフォルニア州最高裁が下す。同年9月、同姓婚を禁止する「提案8号」が出され、これに対する住民投票が行なわれ、賛成多数で「提案8号」が通過し、同姓婚の禁止が決定される。2009年5月、「提案8号」は、平等な人権を保障した州憲法に違反するとし、前年の住民投票を無効とする訴えが出されたが、最高裁は住民投票は有効であるとの判断を示し、訴えを退けた。その後、法的闘争は二転三転する。こうした論争の中で、同姓婚推進派の中でカップルが誕生したり、ブッシュVSゴアの対決で敵対した政治家どうしがが手を組んだりした。
 『愛しのフリーダ』のライアン・ホワイトの監督第2作。Ben Cotnerは初監督。
 サンダンス映画祭2014出品。監督賞受賞。
 SXSW映画祭2014フェスティバル・フェイバリッツ受賞。

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 ◆ヒューマン・スピリット賞(NPT Human Spirit Award)
 ◎“The Starfish Throwers”(米) 監督:Jesse Roesler

 【ミュージック・フィルム/ミュージック・シティー部門】(Gibson Music City/Music Films)

 音楽もしくはミュージシャンに関するドキュメンタリーのコンペティション部門。

 ◆審査員大賞(Grand Jury Prize)
 ◎“Glen Campbell…I’ll Be Me”(米) 監督:ジェームズ・キーチ(James Keach) [ワールド・プレミア]

 “Glen Campbell…I’ll Be Me”(米) 監督:ジェームズ・キーチ(James Keach)
 2年前、カントリー・ミュージシャンのグレン・キャンベル(Glen Campbell)は、アルツハイマー病になり、回復の見込みはなく、悪化することを覚悟するように医者から診断される。彼と彼の妻は、診断結果を公表し、家族とともに、「グッバイ・ツアー」に出発すると宣言した。本作は、愛と笑いと音楽に満ちた驚くべき「グッバイ・ツアー」の記録である。
 『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』のプロデューサーであり、数多くのTV映画を手がけ、俳優としても活躍するジェームズ・キーチの最新監督作品。

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 ◆オナラブル・メンション(Honorable Mention)
 ◎“The Ballad of Shovels and Rope”(米) 監督:Jace Freeman

 “The Ballad of Shovels and Rope”(米) 監督:Jace Freeman
 Michael Trent とCary Ann Hearstという夫婦によるアメリカン・フォーク・デュオ、Shovels & Ropeに関するドキュメンタリー。彼らが、チップ稼ぎのために働いていた頃から、エマージング・アーチスト・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、高い評価を得たアルバム“O’ Be Joyful”を引っさげて、ツアーするまでを追い、そして、彼らが、何もないところから「何か」を生み出していく様子を捉える。

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 ◆グランド・ゼロ テネシー・スピリット賞(Ground Zero Tennessee Spirit Award for Best Feature)
 ◎“The Ballad of Shovels and Rope”(米) 監督:Jace Freeman

 ◆審査員特別賞 アート&アクティヴィズム賞(Special Jury Prize for Art and Activism)
 ◎“Alive Inside: A Film About Memory and Music”(米) 監督:Michael Rossato-Bennett.

 ◆最優秀女性監督作品賞(Best Feature Film by a Woman | Presented by WIFT)
 ◎“The Winding Stream”(米) 監督:Beth Harrington

 ◆観客賞 USドキュメンタリー賞(U.S. Documentary)
 ◎“Glen Campbell…I’ll Be Me”(米) 監督:ジェームズ・キーチ(James Keach)

 ◆観客賞 ワールド・ドキュメンタリー賞(World Documentary)
 ◎“A Film About Kids & Music”(西) 監督:Ramon Tort

 【ニュー・ディレクターズ・コンペティション部門】(New Directors Narrative Competition)

 第1回フィクション作品を対象としたコンペティション部門。

 ◆審査員大賞(Grand Jury Prize)
 ◎“Before I Disappear”(米) 監督:Shawn Christensen

 “Before I Disappear”(米) 監督:Shawn Christensen [ワールド・プレミア]
 物語:リッチーは、疎遠になっている姉から電話をもらい、11歳の姪ソフィアの面倒を数時間見るよう頼まれる。
 米国アカデミー賞2013 短編映画賞受賞作品『リッチーとの一日』を監督のShawn Christensenが長編化した初長編作品。
 SXSW映画祭2014 長編ナラティヴ・コンペティション部門 観客賞受賞。

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 ◆オナラブル・メンション(Honorable Mention)
 ◎“1982”(米) 監督:Tommy Oliver
 ◎“Drunktown’s Finest”(米) 監督:Sydney Freeland

 “1982”(米) 監督:Tommy Oliver
 出演:ヒル・ハーパー(Hill Harper)、Sharon Leal、ウェイン・ブレイディ(Wayne Brady)、Troi Zee.
 物語:1982年に実際にフィラデルフィアで起こったできごとに基づく物語。麻薬中毒の母親が伝染病に感染し、父親は、独力で娘の面倒を見なければならなくなる。彼は、妻が立ち直るのも助けつつ、自分が、親として、夫として、男として、試練に立たされていることを痛感する。
 トロント国際映画祭2013 DISCOVERY部門出品。
 サンタバーバラ国際映画祭2014 インディペンデント長編コンペティション部門出品。オナラブル・メンション受賞。


 ◆男優賞(Best Actor)
 ◎Jeremiah Bitsui “Drunktown’s Finest”

 ◆女優賞(Best Actress)
 ◎カタリナ・サンディノ・モレノ “Medeas”(伊・メキシコ)(監督:Andrea Pallaoro)

 “Medeas”(米・伊・メキシコ) 監督:Andrea Pallaoro
 出演:カタリナ・サンディノ・モレノ、ブライアン・F・オバーン(Brían F. O'Byrne)、メアリー・マウサー(Mary Mouser)
 物語:カリフォルニアで酪農をしている夫婦のイニスとクリスティナ。彼らには5人の子供がいて、生活は苦しく、金銭面でいつも四苦八苦している。イニスは不機嫌で怒りっぽく、子供をたたいたりする。クリスティナは、難聴を抱えるラテン系の若妻で、夫婦仲はすっかり冷め切っている。彼女は、地元のメカニックと浮気中で、彼女は、彼のトレーラーに赤ん坊と息子を連れていって、彼とセックスをしている。彼女の浮気は、公然の秘密で、イニスにすらバレているのだった……。
 ベネチア国際映画祭2013 Orizzonti部門出品。UK-Italy Creative Industries Award - Best Innovative Budget受賞。
 ムンバイ国際映画祭2013 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 Camerimage 2013 最優秀新人撮影監督賞受賞。
 パームスプリングス国際映画祭2014 ニュー・ボイス/ニュー・ヴィジョン賞受賞。


 ◆オリジナル歌曲賞(Best Original Song in a Feature Film)
 ◎‘Davina’:“I Believe in Unicorns”(米)(監督:Leah Meyerhoff) 作曲:Sasha Gordon

 【短編コンペティション部門】

 40分未満の短編映画を対象とするコンペティション部門。

 [ナラティヴ・ショート](Narrative Shorts)

 ◆短編部門 審査員大賞(Grand Jury Prize for Short Film)
 ◎“The Voice Thief”(米・仏・チリ) 監督:Adan Jodorowsky

 ◆短編部門 オナラブル・メンション(Honorable Mention for Short Film)
 ◎“Kekasih”(マレーシア) 監督:Diffan Sina Norman

 ◆審査員大賞(Grand Jury Prize)
 ◎“Rhino Full Throttle”(独) 監督:Erik Schmitt

 ◆オナラブル・メンション(Honorable Mention)
 ◎“Afronauts”(米) 監督:Frances Bodomo
 ◎“I’m a Mitzvah”(米) 監督:Ben Berman

 ◆審査員特別賞 演技賞(Special Jury Prize for Acting)
 ◎Ed Oxenbould “The Amber Amulet”(オーストラリア)(監督:Matthew Moore)
 学生ショート部門の“All God’s Creatures”と抱き合わせでの受賞。

 [ドキュメンタリー・ショート](Documentary Shorts)

 ◆審査員大賞(Grand Jury Prize)
 ◎“The Last Days of Peter Bergmann”(アイルランド) 監督:Ciaran Cassidy

 ◆オナラブル・メンション(Honorable Mention)
 ◎“Love. Love. Love.”(ロシア) 監督:Sandhya Daisy Sundaram

 [アニメーション・ショート](Animation Shorts)

 ◆審査員大賞(Grand Jury Prize)
 ◎“Rabbit and Deer”(ハンガリー) 監督:Peter Vacz [学生ショート]

 ◆オナラブル・メンション(Honorable Mention)
 ◎“Yearbook”(米) 監督:Bernardo Britto

 [学生ショート](Student Shorts)

 ◆審査員大賞(Grand Jury Prize)
 ◎“Pink Helmet Posse”(米) 監督:Kristelle Laroche、Benjamin Mullincosson

 ◆オナラブル・メンション(Honorable Mention)
 ◎“Into the Silent Sea”(米) 監督:Andrej Landin

 ◆審査員特別賞 演技賞(Special Jury Prize for Acting)
 ◎Ed Oxenbould “All God’s Creatures”(オーストラリア) 監督:Brendon McDonall
 ナラティヴ・ショート部門の“The Amber Amulet”との抱き合わせでの受賞。

 ◆最優秀女性監督賞 短編部門(Best Short Directed by a Woman | Presented by WIFT)
 ◎“Helpless”(米) 監督:Christene Hurley

 ◆女性映画/TV作品賞(Women In Film & TV)
 ◎“Helpless”(米) 監督:Christene Hurley

 [ヤング・フィルムメーカー・ショート] (Young Filmmaker)

 ◆最優秀賞
 ◎“Overflow”(米) 監督:Ruby Drake

 【グランド・ゼロ・テネシー・スピリット・コンペティション部門】(Ground Zero Tennessee Spirit Awards)

 現在テネシー在住もしくはテネシー出身の監督の作品のコンペティション部門。

 ◆最優秀長編賞(Best Feature Film)
 ◎Jace Freeman “The Ballad of Shovels and Rope”(米) [ミュージック・フィルム/ミュージック・シティー部門]

 ◆オナラブル・メンション(Honorable Mention Best Feature)
 ◎Paul Harrill “Something, Anything”(米)

 ◆最優秀短編賞(Best Narrative Short)
 ◎Steven Wesley Miller “Shadowland”(米)

 ◆短編ドキュメンタリー賞(Best Documentary Short)
 ◎Eric Byford “Straight Up: Tennessee Whiskey”(米)

 ◆短編賞 ファイナリスト(The TN Shorts Finalists)
 ◎“Bear With Me”(米) 監督:Chad McClarnon
 ◎“Elvis Loses His Excess & Other Tales from the World’s Longest Yardsale”(米) 監督:Riley Hooper
 ◎“Lower Broads”(米) 監督:Drew Langer
 ◎“Shadowland”(米) 監督:Steven Wesley Miller
 ◎“Sorry About Tomorrow”(米) 監督:Motke Dapp
 ◎“Straight Up: Tennessee Whiskey”(米) 監督Eric Byford

 ◆観客賞(TN Horizon Audience Awards) ※すべて短編作品
 ◎第1席(1st Place):Drew Langer “Lower Broads”(米)
 ◎第2席(2nd Place):Riley Hooper “Elvis Loses His Excess & Other Tales from the World’s Longest Yardsale”(米)
 ◎第3席(3rd Place):Motke Dapp “Sorry About Tomorrow”(米)
 ◎第4席(4th Place):Chad McClarnon “Bear With Me”(米)

 【グレーヴヤード・シフト部門】(Graveyard Shift Competition)

 ※ワールド・シネマのナイト・プログラム。
 この部門にも賞が設けられていますが、コンペティションを目的とした部門ではないようです。(今回で、8作品しか上映作品がありませんでした。)

 ◆審査員大賞(Grand Jury Prize for Feature Film)
 ◎“Wetlands(Feuchtgebiete)”(独) 監督:David Wnendt

 “Wetlands(Feuchtgebiete)”(独) 監督:David Wnendt
 出演:Carla Juri、クリストフ・レトコフスキ(Christoph Letkowski)、メーレト・ベッカー(Meret Becker)、アクセル・ミルベルク(Axel Milberg)、Marlen Kruse、エドガー・ゼルゲ(Edgar Selge)
 物語:ヘレンは、18歳で、ヘアの処理に失敗して、大量出血し、緊急入院する。入院中でありながら、彼女はホールでスケートボードをしたり、おかしな妄想をして楽しんだりしている。台所でのオナニーの実験や、嗅いでみずにはいられない洗っていない衣類の匂いや、親友と交換した使用済みのタンポンのこと……。また、彼女は、ハンサムな看護士に下品なセックストークをして誘惑したりする一方で、疎遠になった両親の仲を取り持とうとも考える。
 シャーロッテ・ローシュの『湿地帯』の映画化。“Wetlands”=湿地帯とは、肛門の周辺のこと。
 ロカルノ国際映画祭2013 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 サンダンス映画祭2014出品。
 ドイツ映画賞2014 主演女優賞(Carla Juri)、編集賞ノミネート。


 ◆オナラブル・メンション(Honorable Mention for Feature Film)
 ◎“You and the Night(Les Rencontres d'après minuit)”(仏) 監督:ヤン・ゴンザレス(Yann Gonzalez)

 ◆男優賞(Best Actor)
 ◎ヤン・バイヴート(Jan Bijvoet) 『ボーグマン』(オランダ)(監督:アレックス・ファン・ヴァーメルダム)

 ◆男優賞 オナラブル・メンション(Best Actor Honorable Mention)
 ◎エリック・カントナ “You and the Night(Les Rencontres d'après minuit)”

 ◆女優賞(Best Actress)
 ◎Carla Juri “Wetlands(Feuchtgebiete)”
 ◎ロビン・ライト “The Congress”(イスラエル・仏)(監督:アリ・フォルマン)

 ◆審査員特別賞 監督賞(Special Jury Prize for Direction)
 ◎エレーヌ・カッテ(Helene Cattet)、ブルーノ・フォルツァーニ(Bruno Forzani) “The Strange Colour of Your Body’s Tears”(ベルギー・仏・ルクセンブルク)

 “The Strange Colour of Your Body’s Tears (L’Étrange Couleur Des Larmes De Ton Corps)”(ベルギー・仏・ルクセンブルク) 監督:エレーヌ・カッテ(Hélène Cattet)、ブルーノ・フォルツァーニ(Bruno Forzani)
 物語:妻が失踪する。夫は、彼女の行方を捜すが、彼女が彼を棄てたのか、それとも彼女はどこかで死んでいるのか、まるでわからない。まもなく彼は、悪夢と暴力の世界に迷い込んでしまう。
 出演:クラウス・タンゲ(Klaus Tange)、Jean-Michel Vovk、Sylvia Camarda、Sam Louwyck、Anna D’Annunzio
 ロカルノ国際映画祭2013 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2013 VANGUARD部門出品。
 釜山国際映画祭2013 ワールド・シネマ部門出品。
 BFIロンドン映画祭2013 CULT部門出品。
 シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2013 ファンタスティック・コンペティション部門出品。
 ファンタスポルト国際映画祭2014出品。


 ◆審査員特別賞 撮影賞(Special Jury Prize for Cinematography)
 ◎Manuel Dacosse “The Strange Colour of Your Body’s Tears”

 【その他の部門】

 ◆エキュメニカル賞(Lipscomb Ecumenical Prize)
 ◎『イーダ』(ポーランド) 監督:パヴェウ・パヴリコフスキ [スペシャル・プレゼンテーションズ部門]

 ※各部門固有の賞と、部門の枠を超えて選出される賞がありますが、ここでは、部門ごとにまとめています。

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 【第1回脚本コンペティション部門】(2014 Nashville Film Festival Screenwriter Awards)

 ◆長編ドラマ映画賞(Drama Feature)
 ◎“Little Silver Heart” Lonas Taylor
 次点:“Vulture’s Row” Alfred Thomas Catalfo

 ◆長編コメディー映画賞(Comedy Feature)
 ◎“hAPPy” Sam Friedlander
 次点:“Male Order” Amanda Darling

 ◆長編アクション/アドベンチャー映画賞(Action/Adventure Feature)
 ◎“Will Powers” Andrew Eisen
 次点:“In Debt Deep” Andrew Brown

 ◆長編スリラー/ホラー映画賞(Thriller/Horror Feature)
 ◎“Vulture’s Row” Alfred Thomas Catalfo
 次点:“Sold!” Allen C. Gardner

 ◆長編ファミリー映画賞(Family Feature)
 ◎“Yes, Bub” Elisabeth Annacone
 次点:“The Spirit Flyer” Jonathan Vermeer & Bart Morse

 ◆長編インスピレーション映画賞(Inspirational Feature)
 ◎“Bring It Home” Kari Redmond & Ben Davies
 次点:“William, Will You Dance?” Mary Huckstep

 ◆長編音楽映画賞(Music-Inspired Feature)
 ◎“Dead Man Blues” Jefferson McClure
 次点:“Man at the Top” Larry Shulruff

 ◆長編アニメーション映画賞(Animation Feature)
 ◎“Tank’s” Randall C. Willis
 次点:“The Princess Honeybee” James McFarlane

 ◆長編歴史映画賞(Historical Feature)
 ◎“The Poem” Dawn Wise
 次点:“Newton’s Laws of Emotion” Eugene Ramos

 ◆長編サイエンス・フィクション賞(Science Fiction Feature)
 ◎“Heroman” Timucin Leflef
 次点:“The Beginning” Elise Carr & Dennis Carr

 ◆テネシー長編脚本賞(Tennessee Screenwriter Feature)
 ◎“Driving Top Down” Elvis Wilson
 次点:“The Sound of the Sword” Ryan Estabrooks、Amber Bartlett

 ◆短編ドラマ映画賞(Drama Short)
 ◎“The Lost Cause” Jeffrey Rubin
 次点“Cocaine Eyes” Alexander Briley

 ◆短編コメディー映画賞(Comedy Short)
 ◎“The Bride of Frankie” Devi Snively
 次点:“Power Wash” Linda Rumney

 ◆短編アクション/アドベンチャー賞(Action/Adventure Short)
 ◎“The Ten Mile” Tarp Jones
 次点:“Celara Electric” Lee McQueen

 ◆短編スリラー/ホラー映画賞(Thriller/Horror Short)
 ◎“The Ants Go Marching” Charles Dillon Ward
 次点:“Memento” Stuart Creque

 ◆短編ファミリー映画賞(Family Short)
 ◎“Pipe Dream” Sundae Jahant-Osborn
 次点:“Escape” Diana Zimmerman & Brad Jost

 ◆短編インスピレーション映画賞(Inspirational Short)
 ◎“Long Distance Call” Sussu Laaksonen
 次点:“Shit-House Crazy” Julie Akeret

 ◆短編音楽映画賞(Music-Inspired Short)
 ◎“A Certain Romance” Anthony Cawood

 ◆短編アニメーション映画賞(Animation Short)
 ◎“The Hunter” Wade Balance
 次点:“The Dreamscape Aquarium” David Serra

 ◆短編歴史映画賞(Historical Short)
 ◎“Scorched Earth” Skye Lynch

 ◆短編サイエンス・フィクション賞(Science Fiction Short)
 ◎“Every Lady Has A Silver Lining” Tishema Jones Al-Amin
 次点:“In A Forest” Ryan Sprague

 ◆テネシー短編脚本賞(Tennessee Screenwriter Short)
 ◎“The Department of Signs and Magical Intervention” Melissa Anderson Sweazy
 次点:“Mulligan” Caleb Stallings

 ◆TVドラマ・パイロット版賞(TV Drama Pilot)
 ◎“Ordnung” Aaron Rollins
 次点:“Valleywood” Grete Heinemann

 ◆TVコメディー・パイロット版賞(TV Comedy Pilot)
 ◎“Roomies” Kristin Cantrell
 次点:“Foxy Naught” Karen Rouse

 ◆ヤング脚本家短編賞(Young Screenwriter Short)
 ◎“Family Portrait” Michael Flynn
 次点“Outpost Bravo” Joshua Taylor

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 パームスプリングス、サンダンス、サンタバーバラ、SXSWと来て、2014年のインディペンデント系の有望作品が徐々に固まりつつあります。

 その中でも、“The Case Against 8”は、もう既に米国アカデミー賞2015 長編ドキュメンタリー賞ノミネート有力作品になっています。

 
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 *当ブログ記事

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2014年3月~11月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201403/article_4.html

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