アイルランド・アカデミー賞2014 ノミネーション発表!

 第11回アイルランド・アカデミー賞(IFTA:Irish Film & Television Academy and Awards)のノミネーションが発表されました。(2月27日)

 例年だとノミネーションは1月末に発表されていましたが、どういう事情でか、今回は1ヶ月遅れでの発表になっています。

 【アイルランド映画部門】

 ◆作品賞
 ・『ビザンチウム』(英・アイルランド) 監督:ニール・ジョーダン
 ・“Calvary”(アイルランド・英) 監督:ジョン・マイケル・マクドナー
 ・“Run & Jump”(アイルランド・独) 監督:Steph Green
 ・“The Sea”(英・アイルランド) 監督:Stephen Brown
 ・“The Stag”(アイルランド) 監督:John Butler

 ◆監督賞
 ・John Butler “The Stag”
 ・ニール・ジョーダン 『ビザンチウム』
 ・ジョン・マイケル・マクドナー “Calvary”
 ・ルアイリ・ロビンソン(Ruairi Robinson) “The Last Days On Mars”(英・アイルランド)

 ◆主演男優賞
 ・ブレンダン・グリーソン “Calvary”
 ・ドムナル・グリーソン “About Time”(英)(監督:リチャード・カーティス)
 ・キアラン・ハインズ “The Sea”
 ・Andrew Scott “The Stag”

 ドムナル・グリーソンは、前回、『アンナ・カレーニナ』で助演男優賞受賞。
 キアラン・ハインズは、前回、『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』で助演男優賞ノミネート。

 ◆主演女優賞
 ・アントニア・キャンベル=ヒューズ(Antonia Campbell-Hughes) “3096 Days”(独)(監督:Sherry Hormann)
 ・Jane McGrath “Black Ice”(アイルランド)(監督:Johnny Gogan)
 ・シアーシャ・ローナン 『ビザンチウム』
 ・Kelly Thornton “Life's A Breeze”(アイルランド)(監督:ランス・デイリー)

 ◆助演男優賞
 ・コリン・ファレル 『ウォルト・ディズニーの約束』
 ・マイケル・ファスベンダー 『それでも夜は明ける』
 ・Edward MacLiam “Run & Jump”
 ・ピーター・マクドナルド(Peter McDonald) “The Stag”

 コリン・ファレルは、前回、『セブン・サイコパス』で主演男優賞ノミネート。

 ◆助演女優賞
 ・シニード・キューザック(Sinead Cusack) “The Sea”
 ・フィオヌラ・フラナガン(Fionnula Flanagan) “Life's A Breeze”
 ・エイミー・ハバーマン(Amy Huberman) “The Stag”
 ・Orla O'Rourke “Calvary”

 ◆脚本賞
 ・ジョン・バンヴィル(John Banville) “The Sea”
 ・Ailbhe Keogan “Run & Jump”
 ・ジョン・マイケル・マクドナー “Calvary”
 ・John Butler、ピーター・マクドナルド(Peter McDonald) “The Stag”

 ◆撮影賞(TVドラマ部門含む)
 ・P・J・ディロン(PJ Dillon) 『リッパー・ストリート』“Ripper Street” [TV]
 ・Kate McCullough “Here Was Cuba”(アイルランド)(監督:John Murray、エマー・レイノルズ(Emer Reynolds))
 ・ルーリー・オブライエン(Ruairi O'Brien) 『THE FALL 警視ステラ・ギブソン』“The Fall” [TV]
 ・ロビー・ライアン 『あなたを抱きしめる日まで』(英・仏)(監督:スティーヴン・フリアーズ)

 P・J・ディロンは、前回は『ゲーム・オブ・スローンズ』でノミネート。

 ◆編集賞(TVドラマ部門含む)
 ・Uná Ní Dhonghaíle 『リッパー・ストリート』“Ripper Street” [TV]
 ・Nathan Nugent “Run & Jump”
 ・エマー・レイノルズ(Emer Reynolds) “Here Was Cuba”
 ・ニック・エマーソン(Nick Emerson)、ジェイク・ロバーツ(Jake Roberts) “Starred Up”(英)(監督:デイヴィッド・マッケンジー)

 ◆美術賞(Production Design)(TVドラマ部門含む)
 ・トム・コンロイ(Tom Conroy) “Vikings” [TV]
 ・マーク・ゲラティ(Mark Geraghty) 『リッパー・ストリート』“Ripper Street” [TV]
 ・Tom McCullough 『THE FALL 警視ステラ・ギブソン』“The Fall” [TV]
 ・ドナル・ウッズ(Donal Woods) 『ダウントン・アビー~貴族とメイドと相続人~』 [TV]

 トム・コンロイは、連続ノミネート。
 『リッパー・ストリート』は、前回受賞。

 ◆衣裳デザイン賞(TVドラマ部門含む)
 ・ジョーン・バーギン(Joan Bergin) “Vikings” [TV]
 ・コンソラータ・ボイル 『あなたを抱きしめる日まで』
 ・ローラ・マリー・マガン(Lorna Marie Mugan) 『リッパー・ストリート』“Ripper Street” [TV]
 ・Leonie Prendergast “Moone Boy” [TV]

 ◆メイキャップ&ヘア賞(TVドラマ部門含む)
 ・『ビザンチウム』
 ・『リッパー・ストリート』“Ripper Street” [TV]
 ・『THE FALL 警視ステラ・ギブソン』“The Fall” [TV]
 ・“Vikings” [TV]

 ◆録音賞(Sound)(TVドラマ部門含む)
 ・『ゲーム・オブ・スローンズ』 [TV]
 ・“Here Was Cuba”
 ・“The Last Days on Mars”
 ・『リッパー・ストリート』“Ripper Street” [TV]

 ◆オリジナル作曲賞(Original Score)(TVドラマ部門含む)
 ・Liam Bates “Earthbound”(アイルランド)(監督:Alan Brennan)
 ・パトリック・キャシディ(Patrick Cassidy) “Calvary”
 ・デイヴィッド・ホームズ(David Holmes)  『THE FALL 警視ステラ・ギブソン』“The Fall” [TV]
 ・Nick Seymour “The Summit”(アイルランド・英・スイス・米)(監督:Nick Ryan)

 ◆短編映画賞
 未発表

 ◆長編ドキュメンタリー賞(Feature Documentary)
 未発表

 ◆アニメーション賞(Animation)
 未発表

 【インターナショナル部門】

 ◆作品賞
 ・『それでも夜は明ける』
 ・『ゼロ・グラビティ』
 ・『あなたを抱きしめる日まで』
 ・『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

 ◆男優賞
 ・キウェテル・イジョフォー 『それでも夜は明ける』
 ・レオナルド・ディカプリオ 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
 ・マイケル・ダグラス 『恋するリベラーチェ』
 ・マシュー・マコノヒー 『ダラス・バイヤーズクラブ』

 ◆女優賞
 ・エイミー・アダムス 『アメリカン・ハッスル』
 ・ケイト・ブランシェット 『ブルージャスミン』
 ・サンドラ・ブロック 『ゼロ・グラビティ』
 ・ジュディー・デンチ 『あなたを抱きしめる日まで』

 【テレビ部門】

 ◆作品賞 ドラマ部門(Drama In Association with BAI)
 ・『ゲーム・オブ・スローンズ』
 ・“Love/Hate 4”
 ・“Quirke-Elegy For April”
 ・『THE FALL 警視ステラ・ギブソン』“The Fall”
 ・“Vikings”

 『ゲーム・オブ・スローンズ』は、3年連続ノミネート。
 “Love/Hate”は、4年連続ノミネートで、2連覇中。

 ◆監督賞 ドラマ部門
 ・デイヴィッド・キャフリー(David Caffery) “Love/Hate 4”
 ・Ciaran Donnelly “Vikings”
 ・イアン・フィッツギボン(Ian Fitzgibbon) “Moone Boy”
 ・サディアス・オサリヴァン “Amber”

 デイヴィッド・キャフリーは同じシリーズで3年連続ノミネート。2連覇中です。
 Ciaran Donnellyは、異なる作品で連続ノミネート。

 ◆監督賞 TV部門(Director Television)
 ・Colm Bairéad “An Ceoldráma”
 ・Tom Johnson “Aine Lawlor: Facing Cancer”
 ・Anna Rodgers “Somebody to Love”
 ・Maurice Sweeney “John Sheahan: A Dubliner”

 Maurice Sweeneyは、異なる作品で前回受賞しています。

 ◆主演男優賞
 ・ガブリエル・バーン “Quirke-Elegy For April”
 ・ジェイミー・ドーナン(Jamie Dornan)  『THE FALL 警視ステラ・ギブソン』“The Fall”
 ・クリス・オダウド(Chris O'Dowd) “Moone Boy”
 ・トム・ヴォーガン・ローラー(Tom Vaughan Lawlor) “Love/Hate 4”

 ガブリエル・バーンとトム・ヴォーガン・ローラーは、連続ノミネート。ガブリエル・バーンは異なる作品により、トム・ヴォーガン・ローラーは同じシリーズでノミネート。
 クリス・オダウドは、前回は同じ作品で助演男優賞にノミネート。

 ◆主演女優賞
 ・エヴァ・バーシッスル(Eva Birthistle) “Amber”
 ・Charlie Murphy “Love/Hate 4”
 ・メアリー・マーレイ(Mary Murray) “Love/Hate 4”
 ・ディードル・オケイン(Deirdre O'Kane) “Moone Boy”

 Charlie Murphyは、同じシリーズで前回受賞。

 ◆助演男優賞
 ・Peter Coonan “Love/Hate 4”
 ・リーアム・カニンガム 『ゲーム・オブ・スローンズ』
 ・エイダン・ギレン(Aidan Gillen) 『ゲーム・オブ・スローンズ』
 ・アレン・リーチ(Allen Leech) 『ダウントン・アビー~貴族とメイドと相続人~』

 Peter Coonanは、2年連続ノミネート。

 ◆助演女優賞
 ・エレイン・キャシディ(Elaine Cassidy) “The Paradise”
 ・Caoilfhionn Dunne “Love/hate 4”
 ・ミシェル・フェアリー(Michelle Fairley) 『ゲーム・オブ・スローンズ』
 ・ヴィクトリア・スマーフィット(Victoria Smurfit) “Dracula”

 ◆脚本賞
 ・Stuart Carolan “Love/Hate 4”
 ・ニール・ジョーダン 『ボルジア家 愛と欲望の教皇一族』
 ・Nick Vincent Murphy & クリス・オダウド(Chris O'Dowd) “Moone Boy”
 ・Conor McPherson “Quirke-Elegy For April”

 “Quirke-Elegy For April”以外は、前回と同じ顔ぶれ。前回は“Love/Hate”が受賞(3連覇中)。

 ◆撮影監督賞
 ・Barry Donnellan “Secrets of the Irish Landscape”
 ・Ronan Fox “John Sheahan: A Dubliner”
 ・Richard Kendrick “In Good Hands The Power of Metal”
 ・John Murray “The Secret Life of the Shannon”

 Ronan Foxは連続ノミネート。

 ◆編集賞
 ・Mick Mahon “John Sheahan: A Dubliner”
 ・Mick Mahon “We Got Game”
 ・エマー・レイノルズ(Emer Reynolds) “The Secret Life of the Shannon”
 ・Ray Roantree “Looking After No.1”

 Mick Mahonは、2年連続で2作品でノミネート。

 ◆録音賞
 ・“1916 Seachtar Dearmadta”
 ・“John Sheahan: A Dubliner”
 ・“R.O.G.”
 ・“The Secret Life of the Shannon”

 ◆子供/青少年番組賞(Children's / Youth Programme)
 ・“An Ceoldráma”
 ・『ドックはおもちゃドクター』“Doc McStuffins”
 ・“The Octonauts”
 ・“Punky Season 2”

 ◆エンタテインメント番組賞(Entertainment Programme)
 ・“Irish Pictorial Weekly Series 2”
 ・“Late Late Show”
 ・“Moone Boy”
 ・“Mrs Browns Boy's”

 “Moone Boy”と“Mrs Browns Boy's”は連続ノミネート。前回は“Moone Boy”が受賞。

 ◆時事/ニュース賞(Current Affairs / News)
 ・“Breach of Trust”(RTÉ)
 ・“Inside Irish Nationwide”(Animo for RTÉ)
 ・“Spotlight-Housing: Whatever It Takes”(BBC NI)
 ・“Tonight with Vincent Browne”(TV3)

 ◆ドキュメンタリー・シリーズ賞(Documentary Series)
 ・“1916 Seachtar Dearmadta”
 ・“Bliain in Árainn Mhór”
 ・“The Estate”
 ・“John Lonergan's Circus”

 ◆ドキュメンタリー賞(Documentary)
 ・“Danny Boy: The Ballad that Bewitched the World”
 ・“Donal Walsh-My Story”
 ・“The Disappeared”
 ・“The Scholarship-Class of 2018”

 ◆ファクチュアル・プログラム賞(Factual Programme)
 ・“John Sheahan: A Dubliner”
 ・“Nationwide”
 ・“Seamus Heaney-Postscript-Iarscríbhinn”
 ・“The Zoo”

 ◆リアリティー番組賞(Reality Programme)
 ・“Dúshlán 1881-Living the Eviction”
 ・“The Great Irish Bake Off”
 ・“Jockey Eile”
 ・“Operation Transformation”

 前回は“Jockey Eile”が受賞。

 ◆スポーツ番組賞(Sports)
 ・“Batmen”
 ・“Páidí Ó Sé – Rí an Pharóiste”
 ・“R.O.G.”
 ・“We Got Game”

 ◆アイリッシュ言語賞(Irish Language Award)
 ・“1916 Seachtar Dearmadta”
 ・“An Ceoldráma”
 ・“Scúp”
 ・“Páidí Ó Sé – Rí an Pharóiste”

 ※ここでは、わかりやすくするために、映画部門とテレビ部門(とインターナショナル部門)に分けています。

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 映画部門の主な作品のノミネート状況は、以下の通りです。

 ・“Calvary”(6):作品・監督・主演男優・助演女優・脚本・音楽
 ・“The Stag”(6):作品・監督・主演男優・助演男優・助演女優・脚本
 ・『ビザンチウム』(4):作品・監督・主演女優・メイク
 ・“Run & Jump”(4):作品・助演男優・脚本・編集
 ・“The Sea”(4):作品・主演男優・助演女優・脚本
 ・『あなたを抱きしめる日まで』(4):撮影・衣裳・作品(インターナショナル)・女優(インターナショナル)
 ・『それでも夜は明ける』(3):助演男優・作品(インターナショナル)・男優(インターナショナル)
 ・“Here Was Cuba”(3):撮影・編集・録音
 ・“The Last Days On Mars”(2):監督・録音
 ・“Life's A Breeze”(2):主演女優・助演女優

 [インターナショナル部門]
 ・『ゼロ・グラビティ』(2):作品・主演女優
 ・『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2):作品・主演男優

 テレビ部門の主な作品のノミネート状況は、以下の通りです。

 ・“Love/Hate 4”(8):ドラマ・監督・主演男優・主演女優・主演女優・助演男優・助演女優・脚本
 ・『THE FALL 警視ステラ・ギブソン』(6):撮影・美術・メイク・音楽・ドラマ・主演男優
 ・『リッパー・ストリート』(6):撮影・編集・美術・衣裳・メイク・録音
 ・“Moone Boy”(6):衣裳・監督・主演男優・主演女優・脚本・エンタ
 ・“Vikings”(5):美術・衣裳・メイク・ドラマ・監督
 ・『ゲーム・オブ・スローンズ』(5):録音・ドラマ・助演男優・助演男優・助演女優
 ・“John Sheahan: A Dubliner”(5):監督・撮影・編集・録音・ファクチュアル
 ・『ダウントン・アビー~貴族とメイドと相続人~』(2):美術・助演男優
 ・“Quirke-Elegy For April”(3):ドラマ・主演男優・脚本
 ・“The Secret Life of the Shannon”(3):撮影・編集・録音
 ・“1916 Seachtar Dearmadta”(3):録音・ドキュメンタリー・アイリッシュ
 ・“Amber”(2):監督・主演女優
 ・“An Ceoldráma”(2):監督・子供
 ・“We Got Game”(2):編集・スポーツ
 ・“R.O.G.”(2):録音・スポーツ
 ・“Páidí Ó Sé – Rí an Pharóiste”(2):スポーツ・アイリッシュ

 ノミネーションの発表が1ヶ月ずれたせいもあって、2014年作品の“Calvary”がノミネートされ、“The Stag”と並んで、最多ノミネートになっています。

 12月に発表されたダブリン映画批評家協会賞とは、かなり顔ぶれが違っています。

 皮肉っぽい笑いを含んだコメディーの“Calvary”は、いかにもアイルランド人が好みそうな作品に思われ、最多受賞になりそうな感じがしますが、どうでしょうか。

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 主な作品を簡単に紹介しておきます。

 ・“Calvary”(アイルランド・英) 監督:ジョン・マイケル・マクドナー
 出演:ブレンダン・グリーソン、クリス・オダウド(Chris O'Dowd)、ケリー・ライリー、エイダン・ギレン(Aidan Gillen)
 物語:ジェームズ・ラヴェルは、カトリックの神父で、教区の信者から告解を受けている。顔の見えぬ信者は、自分は、神父により7歳の時に性的な虐待を受け、1週間後にその相手を殺しそうと考えていると告げる。ジェームズは、その復讐の相手が、ほかならぬ自分であることを知り、衝撃を受ける。その事実は、告解で知ったことであるがゆえに、警察へ行くこともできず、彼にとって殺人者を待つ、苦痛の1週間が始まる。さらに、そこに自殺を考えている彼の娘がやってきて、事態はより複雑になる。
 サンダンス映画祭2014 プレミア部門出品。
 ベルリン国際映画祭2014 パノラマ部門出品。エキュメニカル審査員賞受賞。

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 ・“The Stag”(アイルランド) 監督:John Butler
 物語:現代のアイルランド。花婿はあまり気乗りではなかったが、フィアンセに促されて、アイルランド西部の自然の中で、独身男だけの婚前キャンプが行なわれる。そのキャンプに、「マシーン」という呼ばれるフィアンセの兄が加わる。彼は、本能のままに行動するクレージーな人物で、彼のリーダーシップのもと、彼らは、現代生活の快適さをかなぐり棄て、ついには、服をも脱ぎ捨てて、自然の中に飛び込む。
 John Butlerの初監督長編。
 “Pentecost”で米国アカデミー賞2012短編映画賞にノミネートされた俳優・監督のピーター・マクドナルドが脚本を手がけた(出演も)。
 DGAによるThe Director's Finders Series受賞作品。
 トロント国際映画祭2013 DISCOVERY部門出品。
 釜山国際映画祭2013 アイルランド映画特集出品。

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 ・“Run & Jump”(アイルランド・独) 監督:Steph Green
 物語:ヴァネティアは、キャセイ家の中でも、活発で極めて楽天的だ。彼女は、38歳の夫コナーが、人格が変わるほどの珍しい脳卒中にかかり、ノーマルな生活を取り戻すべく、懸命に働く。アメリカから彼らの住むアイルランドに、2ヶ月間滞在する予定で、テッド・フィールディング博士がやってくる。博士の目的は、コナーの病気を研究だ。博士の研究と滞在により、この家に経済的支援も与えられる。ヴァネティアは、家族の活力の源だが、さすがに日中に2人の子供と2人の大人がいては、爆発しそうになる時もあり、当初は、テッドと彼の研究には忍耐を持って応じていた。ところが、彼の静かな性格が家族に影響を与えるのを見て、彼に友情を抱き始める。しかし、やがて、テッドの滞在は、この家に感情的な衝突をもたらす……。
 Steph Greenは、“New Boy”(2007)で米国アカデミー賞短編映画賞にノミネートされている監督で、長編作品はこれが初めて。テッド役は、「サタデー・ナイト・ライブ」出身のウィル・フォーテで、本格的なドラマ出演はこれが初めて。
 トライベッカ映画祭2013 ノラ・エフロン賞ノミネート。
 Galway Film Fleadh2013 観客賞 最優秀アイルランド映画部門&最優秀第1回アイルランド映画部門。
 モントリオール世界映画祭2013 フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門出品。
 ヴァリャドリッド国際映画祭2013 オフィシャル・セレクション出品。銀のスパイク賞受賞。

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 ・“The Sea”(英・アイルランド) 監督:Stephen Brown
 出演:キアラン・ハインズ、シャーロット・ランプリング、ナターシャ・マケルホーン、ルーファス・シーウェル、ボニー・ライト(Bonnie Wright)、シニード・キューザック(Sinéad Cusack)
 物語:妻の死後、マックスは、逃げるようにして、少年時代に夏を過ごしたシーダーへと向かう。思い出の地は、彼に、何年も前の記録をまざまざと甦らせる。ただ無邪気に楽しかったこと、心を高ぶらせていたこと、そして、忘れようとしても忘れられない悲劇……。
 カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』をおさえてブッカー賞を受賞したジョン・バンヴィルの長篇小説『海に帰る日』を映画化した作品。
 初監督長編。
 エジンバラ国際映画祭2013 最優秀英国映画賞コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2013 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。


 ・“Here Was Cuba”(アイルランド) 監督:John Murray、エマー・レイノルズ(Emer Reynolds)
 これまで発表されていないジョン・F・ケネディー大統領のセッションの記録や、フルシチョフの息子による回想、政治家や兵士たちへのインタビューを通して、1962年のキューバ危機がいかにして回避されたかを明らかにする。

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 ・“The Last Days On Mars”(英・アイルランド) 監督:ルイアイリ・ロビンソン(Ruairi Robinson)
 出演:リーヴ・シュレイバー、イライアス・コティーズ、ロモーラ・ガライ、オリヴィア・ウィリアムズ、Johnny Harris、ゴラン・コスティック(Goran Kostic)
 物語:最初の火星探検隊が、バクテリアの化石を発見する。発見した隊員は、その栄光を他人に奪われたくなくて、命令に反して、さらなる証拠を探しに、探検を進める。しかし、クレバスに落ちて、生命の危機に陥る。救援隊が彼をみつけるが、すぐに仲間のひとりがいなくなったことに気づく。発見した生命体は、なにかとてつもなく危険なものではなかったのか。隊員たちはバラバラになり始める。
 ルアイリ・ロビンソンは、実写版『AKIRA』の監督として名前が挙がっていた人物で、“Fifty Percent Grey”(2001)で米国アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされている。
 初監督長編。
 カンヌ国際映画祭2013 監督週間出品。

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 ・“Life's A Breeze”(アイルランド) 監督:ランス・デイリー
 出演:フィオヌラ・フラナガン(Fionnula Flanagan)、パット・ショート(Pat Shortt)、Kelly Thornton、エヴァ・バーシッスル(Eva Birthistle)
 物語:エマは、ダブリンに住む13歳の少女。彼女は、毎日、ナンおばあちゃんの家を訪ねることが仕事だが、彼女にとってそれはちょっと退屈だ。というのも、おばあちゃんは80歳だし、独立心が強いし、理屈っぽいからだ。アイルランドを不況が襲った時、エマの家族にも影響が及ぶ。30代のコルムおじさんは、まだナンおばあちゃんと一緒に暮らしているが、エマの母親にお金を借りに来たりする。一家には、何か僥倖でも起きなければとてもやっていけそうになかった。ふと、ナンおばあちゃんが、大金を貯め込んでいるらしいということが、家族の話に出る。彼らは、おばあちゃんを喜ばせて、お金を吐き出させようとして、こっそりと家の改修をする。その時、古いマットレスも一緒に処分するが、実はおばあちゃんのヘソクリはその中に隠されていたのだ。それを知った家族は、慌てて、国中のゴミ回収業者をまわって、その古いマットレスを捜す。
 トロント国際映画祭2013 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。

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 受賞結果の発表は、4月5日です。

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 *当ブログ記事

 ・アイルランド・アカデミー賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_38.html
 ・アイルランド・アカデミー賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201302/article_17.html
 ・アイルランド・アカデミー賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_44.html
 ・アイルランド・アカデミー賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_23.html
 ・アイルランド・アカデミー賞2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_29.html
 ・アイルランド・アカデミー賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_22.html
 ・アイルランド・アカデミー賞2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_25.html
 ・アイルランド・アカデミー賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_38.html
 ・アイルランド・アカデミー賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200902/article_22.html

 ・ダブリン映画批評家協会賞2013:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_64.html

 ・各国アカデミー賞 一覧:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201306/article_28.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年12月~2014年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_1.html

 追記:
 ・アイルランド・アカデミー賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201404/article_6.html

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