ファンタスポルト国際映画祭2014 受賞結果! 『Miss ZOMBIE』『地獄でなぜ悪い』が受賞!

 第34回ファンタスポルト(ポルト国際ファンタスティック映画祭(Fantasporto´2014 34th Edition of The Oporto Internatinal Film Festival)(2月28日-3月9日)の各賞が発表されました。

 【コンペティション部門】(Official Competitive Section Fantasy Films)

 [長編コンペティション]
 ・“Soulmate”(英) 監督:Axelle Carolyn
 ・“Scintilla”(英) 監督:Billy O’Brien
 ・“Stalled”(英) 監督:Christian James
 ・“The Crypt”(英) 監督:Mark Murphy
 ・“Bloodlust”(英) 監督:リチャード・ジョンストーン(Richard Johnstone)
 ・“O Espinho da Rosa”(ポルトガル・ギニア ビサウ) 監督:Filipe Henriques
 ・“Witching and Bitching (las Brujas de Zugarramurdi)”(西・仏) 監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
 ・“The Strange Colours of Your Body’s Tears”(ベルギー・仏・ルクセンブルク) 監督:エレーヌ・カッテ(Hélène Cattet)、ブルーノ・フォルツァーニ(Bruno Forzani)
 ・“Chimères”(スイス) 監督:Olivier Beguin
 ・“Big Bad Wolves”(イスラエル) 監督:アハロン・ケシャレス(Aharon Keshales) &ナヴォット・パプシャド(Navot Papushado)
 ・“Kung-Fu Divas”(フィリピン) 監督:Onat Diaz
 ・“The Fake”(韓) 監督:ヨン・サンホ
 ・『地獄でなぜ悪い』(日) 監督:園子温
 ・『Miss ZOMBIE』(日) 監督:SABU
 ・『藁の楯』(日) 監督:三池崇史
 ・『ハウンター』“Haunter”(カナダ・仏) 監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
 ・“Cheatin’ ”(米) 監督:ビル・プリントン
 ・『ヒューマン・レース』“The Human Race”(米) 監督:ポール・ハフ(Paul Hough)
 ・“Cold Comes the Night”(米) 監督:Tze Chun
 ・“Sparks”(米) 監督:Todd Burrows & Christopher Folino
 ・“Savaged”(米) 監督:Michael S. Ojeda
 ・“La Casa del Fin de Los Tiempos”(ベネズエラ) 監督:Alejandro Hidalgo

 審査員:Cyril Despontin(仏/映画祭ディレクター)、ロリス・クルチ(Loris Curci:伊/プロデューサー)、Bruno Chatelin(仏/filmfestivals.com)、Jordi Navarro(西/映画教師)、Nigel Floyd(英/映画批評家)、Vassilis Mazomenos(ギリシャ/プロデューサー・監督)

 ◆最優秀作品賞(Best Film Award Fantasporto)
 ◎『Miss ZOMBIE』(日) 監督:SABU

 ◆審査員特別賞(Jury’s Special Award)
 ◎“Chimères”(スイス) 監督:Olivier Beguin

 “Chimères”(スイス) 監督:Olivier Beguin
 物語:アレクサンダー写真家で、新しい写真展が始まるまでの時間を使って、恋人のリヴィアと一緒に、ルーマニアに旅行をする。レストランを出ようとしたアレクサンダーは、交通事故に遭い、病院で輸血を受ける。その後、彼らは、帰国するが、アレクサンダーは、自分の体に異変が起こっていることに気づく。まず、事故で負ったはずの傷が消え去ってしまっていたのだ。そして、体が弱ってくるのに、いっこうに食欲が沸いてこない。ルーマニアで輸血した血は汚染されていたのではないか? 展覧会が近づいてきて、リヴィアは自分の頭にある疑念を無視できなくなり、行動に移す。すなわち、自分の手首を切って、流れ出す血をアレクサンダーに差し出したのだ……。
 シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2013 ファンタスティック・パノラマ・コンペティション部門出品。

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 ◆監督賞
 ◎アハロン・ケシャレス(Aharon Keshales) &ナヴォット・パプシャド(Navot Papushado) “Big Bad Wolves”

 “Big Bad Wolves”(イスラエル) 監督:アハロン・ケシャレス(Aharon Keshales) &ナヴォット・パプシャド(Navot Papushado)
 物語:残酷で、ショッキングな殺人事件が連続して起こる。犯人の正体はわからず、少女たちを不安にさせ、気づいた時には、犯人に首を切り落とされている。犯人は、警察が見つけやすいように死体を置き去りにするが、頭部だけは持ち去っている。そのせいで、被害者の家族は、満足に埋葬してあげることもできないのだ。物語は、3人の登場人物の視点で描かれる。1人は、最後に犠牲になった娘の父親で、娘の復讐に燃えている。2人目は、刑事で、法の外側から事件を捜査しようとする。3人目は、第一容疑者の宗教学者で、一度は逮捕したが、警察のミスで釈放されてしまっていた。
 釜山国際映画祭2013 ワールド・シネマ部門出品。
 シカゴ国際映画祭2013 コメディー・フォーカス部門出品。
 ワルシャワ国際映画祭2013 ディスカバリー部門出品。
 シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2013 ファンタスティック・コンペティション部門出品。監督賞、作曲賞スペシャル・メンション受賞。
 サターン賞2014音楽賞(Haim Frank Ilfman)、最優秀インターナショナル作品賞ノミネート。


 ◆男優賞
 ◎Duval’e Glickman “Big Bad Wolves”

 ◆女優賞
 ◎アンナ・ウォルトン(Ann Walton) “Soulmate”

 “Soulmate”(英) 監督:アクセル・キャロリン(Axelle Carolyn)
 物語:未亡人のオードリーは、自殺に失敗し、ぽつんと建っているカントリーハウスに引っ込む。まもなく彼女は、その家に元のオーナーの霊が住みついていることに気づくが、恐怖に耐えて、そこに残り、霊と共存する道を選ぶ。
 シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2013 ファンタスティック・パノラマ・コンペティション部門出品。

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 ◆脚本賞
 ◎ヨン・サンホ “The Fake”

 “The Fake”(韓) 監督:ヨン・サンホ
 物語:ある田舎の村が、水の下に沈むことになり、村人たちは引越しするための補償を受ける。チェという名の詐欺師が、貧しい村人をだまして、教会のお布施として補償金を吐き出させる。ミンチョルは、評判のよくない遊び人で、真実に気づいているが、誰も説得できない。特に人々から尊敬されているソン牧師が手ごわかったが、彼こそは、チェが詐欺の片棒を稼がせるためにスカウトした人物だった。ミンチョルは、信心深い彼の娘が、この詐欺にだまされて売春させられるにおよんで、復讐を決意する。
 『豚の王』のヨン・サンホ監督最新作。
 トロント国際映画祭2013 VANGUARD部門出品。
 釜山国際映画祭2013 韓国映画トゥデイ パノラマ部門出品。
 シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2013 アニメーション部門出品。最優秀作品賞受賞。
 ヒホン国際映画祭2013 Animafix部門 最優秀作品賞受賞。
 米国アカデミー賞2013 長編アニメーション賞出品。

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 ◆特殊効果賞(Best Special Effects)
 ◎“Witching and Bitching (Las Brujas de Zagarramurdi)”(西・仏) 監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア

 “Witching and Bitching (Las Brujas de Zagarramurdi)”(西・仏) 監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
 出演:Hugo Silva、Mario Casas、ペポン・ニエト(Pepón Nieto)、カルメン・マウラ、カロリーナ・バング(Carolina Bang)、テレール・パベス(Terele Pávez)、Jaime Ordóñez、サンティアゴ・セグーラ(Santiago Segura)、カルロス・アレセス(Carlos Areces)
 物語:ホセは、妻に棄てられ、運にも見放された男で、仲間とともに、シルバーのボディーペイントを施したイエス・キリストの扮装で、換金ショップを襲い、25000もの結婚指輪を強奪する。しかも、その強盗には、親権的なスケジュールの都合上、8歳の息子も同伴していた。強盗に成功した彼らは、警察から逃げて、バスクの森の中に入り込むが、そこで、魔女の集会に出くわしてしまう。魔女たちによってカエルのスープに入れられることもなく、警察や、激怒している妻からも逃げ延びるためには、ホセたちはない知恵を絞らなければならなかった。  トロント国際映画祭2013 MIDNIGHT MADNESS部門出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2013 アウト・オブ・コンペティション部門出品。
 ゴヤ賞2014 助演女優賞・編集賞・美術賞・衣裳デザイン賞・メイク&ヘアメイク賞・特殊効果賞・録音賞・プロダクション賞受賞。



 ◆最優秀短編賞(Best Short Film)
 ◎“Rabbitland”(セルビア) 監督:Ana Nedeljkovic、Nichola Majdak, Jr

 【第24回監督週間】(24th Directors Week /24ª Semana dos Novos Realizadores)

 ・“Love Eternal”(アイルランド・ルクセンブルク・オランダ・日) 監督:Conor Barry
 ・“Viral”(西) 監督:Lucas Figueroa
 ・“Pecado Fatal”(ポルトガル) 監督:Luís Diogo
 ・“Houston”(独・米) 監督:Bastien Günther
 ・“Heavenly Shift”(ハンガリー) 監督:Márk Bodsár
 ・“Matei Child Miner”(ルーマニア) 監督:Alexandra Gulea
 ・“The Eternal Return of Antonis Paraskevas”(ギリシャ) 監督:Elina Psykou
 ・“LFO”(デンマーク・スウェーデン) 監督:Antonio Tublen
 ・“Love me”(ウクライナ・トルコ) 監督:マリナ・ゴルバチ(Maryna Gorbach)、メフメット・バハドゥル・エル(Mehmet Bahadir Er)
 ・“Rough Play”(韓) 監督:シン・ヨンシク
 ・“The Red Robin”(米) 監督:Michael Z. Wechler
 ・『メイジーの瞳』(米) 監督:スコット・マクギー、デイヴィッド・シーゲル
 ・“Sugar Kisses (Besos de Azucar)”(メキシコ) 監督:カルロス・キュアロン

 審査員:ローリー・ゴードン(Laurie Gordon:カナダ/プロデューサー)、Ian Hayden Smith(英/映画批評家)、Alice de Sousa(英/女優・プロデューサー)、クリストフ・トーケ(Christoph Thoke:独/プロデューサー)、Horacio Urban(アルゼンチン/プロデューサー)、Isabel Pina(ポルトガル/プロデューサー)

 ◆マノエル・デ・オリヴェイラ賞(Manoel de Oliveira Award)
 ◎“Heavenly Shift”(ハンガリー) 監督:Márk Bodzsár

 Heavenly Shift (Isteni Műszak)”(ハンガリー) 監督:Márk Bodzsár
 物語:ミランは、20歳で、セルビア人とハンガリー人のハーフである。1992年にユーゴスラビアの内戦が2年目に突入した時、彼は軍隊から脱走して、ユーゴスラビアからハンガリーへ逃れる。元医学生というキャリアを生かして、ミランは、ブダペストで救急医療隊員の仕事を得る。まもなく彼は、救急車の運転手と医者のひとりが時々患者をわざと安楽死なせているらしいことを知る。これには葬儀ビジネスとつながった金儲けがからんでいた。ミランはジレンマに陥る。なぜなら金さえあれば、フィアンセを戦火のサラエボから連れ出すことができるからだ。
 ワルシャワ国際映画祭2013 1-2コンペティション部門出品。
 バリャドリッド国際映画祭2013 ミーティング・ポイント部門出品。

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 ◆審査員特別賞
 ◎“Love me”(ウクライナ・トルコ) マリナ・ゴルバチ(Maryna Gorbach)、メフメット・バハドゥル・エル(Mehmet Bahadir Er)

 “Love me(Luby Mene / Sev Beni)”(ウクライナ・トルコ) マリナ・ゴルバチ(Maryna Gorbach)、メフメット・バハドゥル・エル(Mehmet Bahadir Er)
 物語:サシャは、ウクライナ人で、モスクワからやってきた既婚男性と別れようと決心する。彼女は、このまま孤独に生きることを恐れ、赤ん坊を授かることのみを目的に、情事の相手を求め、妊娠したらその相手とは二度と会わないことにしようと考えていた。一方、ケマルは、トルコ人で、家族によって、会ったこともない女性と結婚させられることになっていた。彼は、友人の開いたバチェラー・パーティーで、キエフに連れて来られ、そこで美しきサシャと出会う。サシャとは言葉が通じなかったが、そんなことは関係なかった……。
 アジア・フォーカス福岡国際映画祭で『黒犬、吠える』が紹介されている、ウクライナ人マリナ・ゴルバチとトルコ人メフメット・バハドゥル・エルというカップル監督による最新作。
 モントリオール世界映画祭2013 フォーカス・オン・ワールドシネマ部門出品。

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 ◆監督賞
 ◎カルロス・キュアロン “Sugar Kisses (Besos de Azucar)”(メキシコ)

 “Sugar Kisses (Besos de Azucar)”(メキシコ) 監督:カルロス・キュアロン
 物語:メキシコシティ。ナチョは、13歳で、マーケットの売り子の息子であり、マイラは、ギャングの娘だった。彼らは、出会って、恋に落ちるが、ナチョの母の仕事は、マイラの父が牛耳っていて、そうした状況が、彼らの無垢な恋を許してはくれなかった……。

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 ◆脚本賞
 ◎“Love me” マリナ・ゴルバチ(Maryna Gorbach)、メフメット・バハドゥル・エル(Mehmet Bahadir Er)

 ◆男優賞
 ◎ギャレット・ディラハント “Houston”(独・米)

 “Houston”(独) 監督:Bastian Günther
 出演:ウルリッヒ・トゥクール、ジェニー・シリー、ジェイソン・ダグラス、Jens Münchow
 物語:クレメンツ・トルンシュカは、企業のヘッドハンターだが、アル中でもあった。酒の量が増えるにつれ、彼はまともな生活を送れなくなり、現実感を見失う。ヒューストンでCEO候補を探している時、彼は、深酒をして、自身のダークな側面に入り込んでしまう。
 サンダンス映画祭2013出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2013 アウト・オブ・コンペティション部門出品。
 チューリヒ映画祭2013 ドイツ語長編コンペティション部門出品。
 ヒューストン映画批評家協会賞2013テキサス・インディペンデント映画賞ノミネート。
 ドイツ映画批評家協会賞2014 編集賞受賞。

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 ◆女優賞
 ◎オタナ・アプリール 『メイジーの瞳』(米)

 【オリエント・エクスプレス賞】(Orient Express Award)

 ・“Kung-Fu Divas”(フィリピン) 監督:Onat Diaz
 ・“The Fake”(韓) 監督:ヨン・サンホ
 ・“Rough Play”(韓) 監督:シン・ヨンシク
 ・『地獄でなぜ悪い』(日) 監督:園子温
 ・『Miss ZOMBIE』(日) 監督:SABU
 ・『藁の楯』(日) 監督:三池崇史

 審査員:Cyril Despontin(仏/映画祭ディレクター)、Jordi Navarro(西/映画教師)

 ◆オリエント・エクスプレス賞(Best Film Orient Express)
 ◎『地獄でなぜ悪い』(日) 監督:園子温

 ◆特別賞(Special Award Orient Express)
 ◎『Miss ZOMBIE』

 【その他の賞】

 ◆最優秀ポルトガル映画賞(Best Portuguese Film Award)
 ◎“José Combustão dos Porcos” 監督:José Magro [短編]

 ◆映画学校賞(Best Film School Award)
 ◎Universidade Católica do Porto

 ◆批評家賞(Critics Award)
 ◎“Love me”(ウクライナ・トルコ) 監督:マリナ・ゴルバチ(Maryna Gorbach)、メフメット・バハドゥル・エル(Mehmet Bahadir Er)

 ◆観客賞(Audience Award)
 ◎“Witching and Bitching (Las Brujas de Zagarramurdi)”

 ◆キャリア賞(Career Award)
 ◎Henrique Espírito Santo(プロデューサー)

 ◆名誉賞(Fantasporto Homages)
 ◎Antónia Gomes(画家)
 ◎Helena Leão(画家)
 ◎Rui Videira(写真家)

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 日本にはあまり伝えられていませんが、『Miss ZOMBIE』は、外国で高い評価を受けていて、フランスのジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭2013でグランプリを受賞し、ダッカ国際映画祭2014で脚本賞を受賞しています。

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 *当ブログ記事

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2014年3月~11月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201403/article_4.html

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