セザール賞2014 ノミネーション発表!

 第39回セザール賞のノミネーションが発表されました。(1月31日)

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 ◆作品賞(Meilleur film)
 ・“9 mois ferme(9 month stretch)”(仏) 監督:アルベール・デュポンテル
 ・“Les garçons et Guillaume, à table! (Me, Myself And Mum)”(仏) 監督:ギョーム・ガリエンヌ
 ・“L'inconnu du lac(The Unknown Lake)”(仏) 監督:アラン・ギロディー
 ・“Jimmy P. (Psychothérapie d'un Indien des Plaines)”(仏・米) 監督:アルノー・デプレシャン
 ・『ある過去の行方』(仏) 監督:アスガー・ファルハディ
 ・“La Venus à la fourrure (Venus in Fur)”(仏)(監督:ロマン・ポランスキー
 ・『アデル、ブルーは熱い色』(仏) 監督:アブデラティシュ・ケシシュ

 ルイ・デリュック賞ノミネーションとは“9 mois ferme(9 month stretch)”と“L'inconnu du lac(The Unknown Lake)”と“Jimmy P. (Psychothérapie d'un Indien des Plaines)”と『ある過去の行方』と『アデル、ブルーは熱い色』が一致。ルイ・デリュック賞では『アデル、ブルーは熱い色』が受賞。
 リュミエール賞ノミネーションとは“9 mois ferme(9 month stretch)”と『アデル、ブルーは熱い色』のみ一致。リュミエール賞では『アデル、ブルーは熱い色』が受賞。

 ◆監督賞(Meilleur réalisateur)
 ・アルベール・デュポンテル “9 mois ferme(9 month stretch)”
 ・ギョーム・ガリエンヌ “Les garçons et Guillaume, à table! (Me, Myself And Mum)”
 ・アラン・ギロディー “L'inconnu du lac(The Unknown Lake)”
 ・アルノー・デプレシャン “Jimmy P. (Psychothérapie d'un Indien des Plaines)”
 ・アスガー・ファルハディ 『ある過去の行方』
 ・ロマン・ポランスキー “La Venus à la fourrure (Venus in Fur)”
 ・アブデラティシュ・ケシシュ 『アデル、ブルーは熱い色』

 アルベール・デュポンテルは、5回目のノミネート。監督としては初めて。
 ギョーム・ガリエンヌは初ノミネート。
 アラン・ギロディーは、2003年に短編映画賞にノミネートされたことがあるだけで、監督賞ノミネートは初めて。
 アルノー・デプレシャンは、5年ぶり9&10&11回目のノミネート。無冠。
 アスガー・ファルハディは、2年前に『別離』で外国映画賞受賞。
 ロマン・ポランスキーは、2年ぶり9&10&11回目のノミネート。1980年に『テス』で作品賞と監督賞、2003年に『戦場のピアニスト』で作品賞と監督賞、2011年に『ゴーストライター』で監督賞と脚色賞、2012年に『おとなのけんか』で脚色賞を受賞。
受賞すれば、2011年に『ゴーストライター』で監督賞と脚色賞を受賞して以来3年ぶり。
 アブデラティシュ・ケシシュは、これまで2005年と2008年に作品賞と監督賞とオリジナル脚本賞に2回ずつノミネートされて、6部門すべて受賞!
 フランソワ・オゾンは、2年連続ノミネートの可能性がありましたが、そうはなりませんでした。

 ◆主演男優賞(Meilleur acteur)
 ・マチュー・アマルリック “La Venus à la fourrure (Venus in Fur)”
 ・ミシェル・ブーケ 『ルノワール 陽だまりの裸婦』(仏)(監督:ジル・ブルドス)
 ・アルベール・デュポンテル “9 mois ferme(9 month stretch)”
 ・グレゴリー・ガドゥボワ(Grégory Gadebois) 『魂を治す男』“Mon âme par toi guérie”(仏)(監督:フランソワ・デュペイロン)
 ・ギョーム・ガリエンヌ(Guillaume Gallienne) “Les garçons et Guillaume, à table! (Me, Myself And Mum)”
 ・ファブリス・ルキーニ “Alceste à Bicyclette(Cycling with Moliere)”(仏)(監督:フィリップ・ル・ゲイ)
 ・マッツ・ミケルセン “Michael Kohlhaas”(仏・独)(監督:Arnaud des Pallières)

 リュミエール賞ノミネーションとは、ミシェル・ブーケとギョーム・ガリエンヌのみ一致。リュミエール賞ではギョーム・ガリエンヌが受賞。
 マチュー・アマルリックは3年ぶり7回目のノミネート。受賞すれば6年ぶり4回目。これまでは俳優としてノミネートされるとすべて受賞。
 ミシェル・ブーケは、8年ぶり3回目のノミネート。過去2回とも受賞。
 レゴリー・ガドゥボワは、2年前に有望若手男優賞を受賞して以来、2回目のノミネート。
 ファブリス・ルキーニは、2年連続9回目のノミネート。受賞したのは、1994年に助演男優賞のみ。
 マッツ・ミケルセンは、初ノミネート。

 ◆主演女優賞(Meilleur actrice)
 ・ファニー・アルダン “Les Beaux Jours(Bright Days Ahead)”(仏)(監督:マリオン・ヴェルヌー)
 ・ベレニス・ベジョ 『ある過去の行方』
 ・カトリーヌ・ドヌーヴ “Elle s'en va (On My Way)”(仏)(監督:エマニュエル・ベルコ)
 ・サラ・フォレスティエ “Suzanne”(仏)(監督:カテル・キレヴェレ(Katell Quillévéré))
 ・サンドリーヌ・キベルラン “9 mois ferme(9 month stretch)”
 ・エマニュエル・セニエ “La Venus à la fourrure (Venus in Fur)”
 ・レア・セイドゥ 『アデル、ブルーは熱い色』

 リュミエール賞ノミネーションとは、カトリーヌ・ドヌーヴとサンドリーヌ・キベルランとエマニュエル・セニエとレア・セイドゥが一致。リュミエール賞では、レア・セイドゥが受賞。
 ファニー・アルダンは、11年ぶり5回目のノミネート。受賞すれば、17年ぶり2回目。
 ベレニス・ベジョは、3回目のノミネートで、2年前に『アーティスト』で主演女優賞受賞。
 カトリーヌ・ドヌーヴは、3年ぶり12回目のノミネート。受賞すれば『インドシナ』以来21年ぶり3回目。
 サラ・フォレスティエは、3年ぶり3回目のノミネート。過去2回とも受賞。
 サンドリーヌ・キベルランは、4年ぶり7回目のノミネート。受賞すれば18年ぶり2回目。
 エマニュエル・セニエは、15年ぶり2回目のノミネート。受賞すれば初受賞。
 レア・セイドゥは、前回『マリー・アントワネットに別れをつげて』でノミネート。2年連続4回目のノミネート。受賞すれば初受賞。

 ◆助演男優賞(Meilleur acteur dans un second role)
 ・ニエル・アレストリュプ “Quai d'Orsay”(仏) 監督:ベルトラン・タヴェルニエ
 ・パトリック・シェネ(Patrick Chesnais) “Les Beaux Jours(Bright Days Ahead)”
 ・Patrick d'Assumçao “L'inconnu du lac(The Unknown Lake)”
 ・フランソワ・ダミアン “Suzanne”
 ・オリヴィエ・グルメ “Grand Central”(仏・オーストリア)(監督:レベッカ・ズトヴスキ)

 ニエル・アレストリュプは、3年ぶり4回目のノミネート。受賞すれば4年ぶり3回目。
 パトリック・シェネは、8年ぶり3回目のノミネート。受賞すれば25年ぶり2回目。
 Patrick d'Assumçaoは初ノミネート。
 フランソワ・ダミアンは、3年ぶり2回目のノミネート。受賞すれば初受賞。
 オリヴィエ・グルメは、2年ぶり2回目のノミネート。受賞すれば初受賞。

 ◆助演女優賞(Meilleur actrice dans un second role)
 ・Marisa Bruni-Tedeschi “Un Chateau en Italie(A Castle in Italy)”(仏)(監督:ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ)
 ・フランソワーズ・ファビアン “Les garçons et Guillaume, à table! (Me, Myself And Mum)”
 ・ジュリー・ガイエ “Quai d'Orsay”
 ・アデル・エネル “Suzanne”
 ・ジェラルディーヌ・ペラス(Géraldine Pailhas) 『17歳』(仏)(監督:フランソワ・オゾン)

 Marisa Bruni-Tedeschiは初ノミネート。
 フランソワーズ・ファビアンは、25年ぶり2回目のノミネート。受賞すれば初受賞。
 ジュリー・ガイエは初ノミネート。
 アデル・エネルは、2年ぶり3回目のノミネート。受賞すれば初受賞。
 ジェラルディーヌ・ペラスは、10年ぶり3回目のノミネート。受賞すれば1992年に有望若手女優賞を受賞して以来22年ぶり2回目。

 ◆有望若手男優賞(Meilleur espoir Masculin)
 ・Paul Bartel “Les Petits Princes(The Dream Kids)”(仏)(監督:Vianney Lebasque)
 ・Pierre Deladonchamps “L'inconnu du lac(The Unknown Lake)”
 ・Paul Hamy “Suzanne”
 ・Vincent Macaigne 『7月14日の朝』“La fille du 14 juillet”(仏)(監督:Antonin Peretjatko)
 ・Nemo Schiffman “Elle s'en va (On My Way)”

 Paul HamyとVincent Macaigneは、リュミエール賞でもノミネート。リュミエール賞では“Quai d'Orsay”のRaphael Personnazが受賞。

 ◆有望若手女優賞(Meilleur espoir Féminin)
 ・Lou de Laâge “Jappeloup”(仏・カナダ)(監督:クリスチャン・デュゲイ)
 ・Pauline Etienne “La religieuse (The Nun)”(仏・独・ベルギー)(監督:William Nicloux)
 ・アデル・エグザルコプロス 『アデル、ブルーは熱い色』
 ・ゴルシフテ・ファラハニ 『悲しみを聴く石』“Syngué sabour - Pierre de patience”(アフガニスタン・仏・独・英)(監督:アティグ・ラヒミ(Atiq Rahimi) )
 ・マリーヌ・ヴァクト 『17歳』

 Pauline Etienneとアデル・エグザルコプロスとマリーヌ・ヴァクトは、リュミエール賞でもノミネート。リュミエール賞ではアデル・エグザルコプロスが受賞。

 ◆オリジナル脚本賞(Meilleur scénario original)
 ・アルベール・デュポンテル “9 mois ferme(9 month stretch)”
 ・フィリップ・ル・ゲイ “Alceste À Bicyclette(Cycling with Moliere)”
 ・アラン・ギロディー “L'inconnu du lac(The Unknown Lake)”
 ・アスガー・ファルハディ 『ある過去の行方』
 ・カテル・キレヴェレ、マリエット・デセール(Mariette Désert) “Suzanne”

 “9 mois ferme(9 month stretch)”と『ある過去の行方』は、リュミエール賞でもノミネート。

 ◆脚色賞(Meilleure adaptation)
 ・ギョーム・ガリエンヌ “Les garçons et Guillaume, à table! (Me, Myself And Mum)”
 ・アルノー・デプレシャン、Julie Peyr、Kent Jones “Jimmy P. (Psychothérapie D’Un Indien Des Plaines)”
 ・Antonin Baudry、Christophe Blain、ベルトラン・タヴェルニエ “Quai D’Orsay”
 ・デイヴィッド・アイヴス(David Ives)、ロマン・ポランスキー “La Venus à la fourrure (Venus in Fur)”
 ・アブデラティフ・ケシシュ、ガリア・ラクロワ(Ghalya Lacroix) 『アデル、ブルーは熱い色』

 “Quai D’Orsay”と“La Venus à la fourrure (Venus in Fur)”は、リュミエール賞でもノミネート。リュミエール賞では“La Venus à la fourrure (Venus in Fur)”が受賞。
 “Quai D’Orsay”は、サンセバスチャン国際映画祭2013 脚本賞受賞。

 ◆撮影賞(Meilleure photographie)
 ・トマス・ハードマイアー(Thomas Hardmeier) “L’Extravagant Voyage Du Jeune Et Prodigieux T.S. Spivet”(仏・カナダ)(監督:ジャン=ピエール・ジュネ)
 ・クレア・マトン(Claire Mathon) “L'inconnu du lac(The Unknown Lake)”
 ・ジャンヌ・ラポワリー(Jeanne Lapoirie) “Michael Kohlhaas”
 ・マーク・リー・ピンビン(Mark Ping Bing Lee) 『ルノワール 陽だまりの裸婦』
 ・ソフィアン・エル・ファニ(Sofian El Fani) 『アデル、ブルーは熱い色』

 ◆編集賞(Meilleur montage)
 ・クリストフ・ピネル(Christophe Pinel) “9 mois ferme(9 month stretch)”
 ・ヴァレリー・デセーヌ(Valérie Deseine) “Les garçons et Guillaume, à table! (Me, Myself And Mum)”
 ・ジャン=クリストフ・イム(Jean-Christophe Hym) “L'inconnu du lac(The Unknown Lake)”
 ・ジュリエット・ウェルフラン(Juliette Welfling) 『ある過去の行方』
 ・カミーユ・トゥブキ(Camille Toubkis)、アルベルティーヌ・ラステラ(Albertine Lastera)、ジャン=マリー・ランジェレ(Jean-Marie Lengellé) 『アデル、ブルーは熱い色』

 ◆美術賞(Meilleurs décors)
 ・ステファーヌ・ローザンボーム(Stéphane Rozenbaum) 『ムード・インディゴ うたかたの日々』(仏・ベルギー)(監督:ミシェル・ゴンドリー)
 ・アリーヌ・ボネット(Aline Bonetto) “L’Extravagant Voyage Du Jeune Et Prodigieux T.S. Spivet”
 ・シルヴィー・オリヴェ(Sylvie Olivé) “Les garçons et Guillaume, à table! (Me, Myself And Mum)”
 ・ヤン・アルロー(Yan Arlaud) “Michael Kohlhaas”
 ・ブノワ・バルー(Benoît Barouh) 『ルノワール 陽だまりの裸婦』

 シルヴィー・オリヴェは、2年連続ノミネート。

 ◆衣裳賞(Meilleurs costumes)
 ・フロランス・フォンテーヌ(Florence Fontaine) 『ムード・インディゴ うたかたの日々』
 ・マデリーン・フォンテーヌ(Madeline Fontaine) “L’Extravagant Voyage Du Jeune Et Prodigieux T.S. Spivet”
 ・オリヴィエ・バリオ(Olivier Bériot) “Les garçons et Guillaume, à table! (Me, Myself And Mum)”
 ・Anina Diener “Michael Kohlhaas”
 ・パスカリーヌ・シャヴァンヌ(Pascaline Chavanne) 『ルノワール 陽だまりの裸婦』

 マデリーン・フォンテーヌは、2年連続ノミネート。

 ◆録音賞(Meilleur son)
 ・Marc-Antoine Beldent、ロイック・プリアン(Loïc Prian)、オリヴィエ・ドー・ユゥ(Olivier Dô Hùu) “Les garçons et Guillaume, à table! (Me, Myself And Mum)”
 ・Philippe Grivel、Nathalie Vidal “L'inconnu du lac(The Unknown Lake)”
 ・ジャン=ピエール・デュレ(Jean-Pierre Duret)、Jean Mallet、Mélissa Petitjean “Michael Kohlhaas”
 ・リュシアン・バリバール(Lucien Balibar)、ナディン・ミュズ(Nadine Muse)、シリル・オルツ(Cyril Holtz) “La Venus à la fourrure (Venus in Fur)”
 ・ジェローム・シュヌボイ(Jérôme Chenevoy)、Fabien Pochet、ジャン=ポール・ユリエ(Jean-Paul Hurier) 『アデル、ブルーは熱い色』

 ナディン・ミュズは、前回『愛、アムール』でノミネート。
 ジャン=ポール・ユリエは、前回『君と歩く世界』でノミネート。

 ◆オリジナル音楽賞(Meilleure musique originale )
 ・ホルヘ・アリアガータ(Jorge Arriagada) “Alceste à bicyclette(Cycling with Moliere)”
 ・Loïk Dury、Christophe 'Disco' Minck “Casse-tête chinois(Chinese Puzzle)”(仏)(監督:セドリック・クラピッシュ)
 ・エティエンヌ・シャリー(Etienne Charry) 『ムード・インディゴ うたかたの日々』
 ・Martin Wheeler “Michael Kohlhaas”
 ・アレクサンドル・デプラ “La Venus à la fourrure (Venus in Fur)”

 アレクサンドル・デプラは、8回目のノミネートで、前回『君と歩く世界』で3回目の受賞を果たしています。

 ◆第1回作品賞(Meilleur premier film)
 ・“Les garçons et Guillaume, à table! (Me, Myself And Mum)”(仏) 監督:ギョーム・ガリエンヌ
 ・“La Bataille de Solférino”(仏) 監督:Justine Triet
 ・“En solitaire(Solo)”(仏) 監督:Christophe Offenstein
 ・『7月14日の朝』“La Fille du 14 juillet”(仏) 監督:Antonin Peretjatko
 ・“La Cage Dorée”(仏) 監督:Ruben Alves

 “Les garçons et Guillaume, à table! (Me, Myself And Mum)”は、カンヌ国際映画祭2013 C.I.C.A.E.賞&SACD賞受賞。リュミエール賞2014 男優賞受賞。
 “La Bataille de Solférino”は、マル・デル・プラタ国際映画祭2013 男優賞受賞。
 『7月14日の朝』は、アテネ国際映画祭2013 脚本賞受賞。
 “La Cage Dorée”は、ヨーロッパ映画賞2013 ピープルズ・チョイス賞受賞。
 “Les garçons et Guillaume, à table! (Me, Myself And Mum)”と“En solitaire(Solo)”はリュミエール賞でもノミネート。リュミエール賞では“Les garçons et Guillaume, à table! (Me, Myself And Mum)”が受賞。
 ルイ・デリュック賞では“Vandal”が受賞。

 ◆ドキュメンタリー賞(Meilleur film documentaire)
 ・“Comment j'ai détesté les Maths”(仏) 監督:Olivier Peyon
 ・“Le Dernier des injustes”(仏・オーストリア) 監督:クロード・ランズマン
 ・“Il était une forêt”(仏) 監督:リュック・ジャケ(Luc Jacquet)
 ・“Sur le chemin de l'école”(仏・中・南ア・ブラジル・コロンビア) 監督:パスカル・プリッソン(Pascal Plisson)
 ・“La Maison de la radio”(仏・日) 監督:ニコラ・フィリベール

 “La Maison de la radio”は、バリャドリッド国際映画祭2013 ドキュメンタリー賞受賞。
 リティー・パニュがノミネートされていたら、2年連続ノミネートになりましたが、今回はノミネートされませんでした。

 ◆アニメーション賞(Meilleur film d'animation)
 ・“Aya de Yopougon”(仏) 監督:Marguerite Abouet、 Clément Oubrerie
 ・“Loulou, l'incroyable secret”(仏・ベルギー・ハンガリー) 監督:Éric Omond、Grégoire Solotareff
 ・“Ma maman est en Amérique, elle a rencontré Buffalo Bill”(仏・ルクセンブルク) 監督:Marc Boreal、Thibaut Chatel
 ・『妻の手紙』“Lettres de femmes”(仏) 監督:オーギュスト・ザノヴェッロ(Augusto Zanovello) [短編]
 ・『モンパルナスのキキ』“Mademoiselle Kiki et les Montparnos”(仏) 監督:Amélie Harrault [短編]

 短編アニメーションでは、“Le Banquet de la Concubine (The Banquet of the Concubine/貴妃酔酒)”、“Betty’s Blues”、“Braise”、“La Grosse Bête (The Big Beast)”、“Palmipedarium”、“Peau de Chien (Dog’s Skin)”、和田淳の『グレートラビット』、『トラム』が落選。
 “Ma maman est en Amérique, elle a rencontré Buffalo Bill”は、アヌシー国際アニメーションフェスティバル2013特別賞(Special Distinction)受賞。
 『妻の手紙』は、アヌシー国際アニメーションフェスティバル2013 短編コンペティション部門出品。観客賞受賞。
 米国アカデミー賞2014 長編アニメーション賞にノミネートされている『アーネストとセレスティーヌ』は、前回のセザール賞でアニメーション賞を受賞しています。

 ◆短編映画賞(Meilleur court métrage)
 ・『全てを失う前に』“Avant que de tout perdre”(仏) 監督:グザヴィエ・ルグラン(Xavier Legrand)
 ・“Bambi”(仏) 監督:セバスチャン・リフシッツ(Sébastien Lifshitz)
 ・『逃亡』“La Fugue (The Runaway)”(仏) 監督:Jean-Bernard Marlin
 ・『靄の向こうに』“Les Lézards (The Lizards)”仏) 監督:Vincent Mariette
 ・“Marseille la nuit”(仏) 監督:Marie Monge

 “Argile”、『ラスト・ワゴン』(“La dernière caravane”)、“La lampe au beurre de yak(Butter lamp/酥油燈)”、グレゴワール・コランの“Lisières”、『違う世界に』(“Le monde à l'envers”)、『移民収容』(“Rétention”)、“Rodri”が落選。
 『全てを失う前に』は、クレモンフェラン国際短編映画祭2013 ナショナル・コンペティション部門出品。グランプリ、ヤング審査員賞、テレラマ・プレス賞、観客賞受賞。
 “Bambi”は、ベルリン国際映画祭2013 パノラマ部門出品。テディー賞ドキュメンタリー賞受賞。セバスチャン・リフシッツは、前回は“Les Invisibles(The Invisible Ones)”でドキュメンタリー賞受賞。
 “La Fugue (The Runaway)”は、ベルリン国際映画祭2013 短編部門 金熊賞受賞。

 ◆外国映画賞(Meilleur film étranger)
 ・『追憶のローマ』(伊・仏) 監督:パオロ・ソレンティーノ
 ・『オーバー・ザ・ブルースカイ』(ベルギー・オランダ) 監督:フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン
 ・『ゼロ・グラビティ』(米) 監督:アルフォンソ・キュアロン
 ・『ジャンゴ 繋がれざる者』(米) 監督:クエンティン・タランティーノ
 ・『ブランカニエベス』(西・仏) 監督:パブロ・ベルヘル
 ・『ブルージャスミン』(米) 監督:ウディ・アレン
 ・“Dead Man Talking”(ベルギー・ルクセンブルク・仏) 監督:Patrick Ridremont

 クエンティン・タランティーノは、1995年の『パルプ・フィクション』以来、19年ぶりのノミネートです。
 ウディ・アレンは、2006年の『マッチポイント』以来8年ぶりのノミネートで、受賞すれば、1986年の『カイロの紫のバラ』以来28年ぶり3回目になります。
 他の監督はすべて初ノミネート。
 『オーバー・ザ・ブルースカイ』か“Dead Man Talking”が受賞すれば、ベルギー映画として2本目、『ブランカニエベス』が受賞すればスペイン映画として3本目、『追憶のローマ』が受賞すればイタリア映画として7本目、それ以外のアメリカ映画が受賞すれば15本目になります。

 ◆Caesar et Techniques 2014(第4回)
 ◎Didier Diaz(Transpalux会長)

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 主な作品のノミネート状況は以下の通りです。

 ・“Les garçons et Guillaume, à table!”(10):作品・監督・主演男優・助演女優・脚色・編集・美術・衣裳・録音・第1回
 ・『アデル、ブルーは熱い色』(8):作品・監督・主演女優・若手女優・脚色・撮影・編集・録音
 ・“L'inconnu du lac”(8):作品・監督・助演男優・若手男優・脚本・撮影・編集・録音
 ・“La Venus à la fourrure”(7):作品・監督・主演男優・主演女優・脚色・録音・音楽
 ・“9 mois ferme(9 month stretch)”(6):作品・監督・主演男優・主演女優・脚本・編集
 ・“Michael Kohlhaas”(6):主演男優・撮影・美術・衣裳・録音・音楽
 ・『ある過去の行方』(5):作品・監督・主演女優・脚本・編集
 ・“Suzanne”(5):主演女優・助演男優・助演女優・若手男優・脚本
 ・『ルノワール 陽だまりの裸婦』(4):主演男優・撮影・美術・衣裳
 ・“Jimmy P.”(3):作品・監督・脚色
 ・“Alceste à Bicyclette”(3):主演男優・脚本・音楽
 ・“Quai d'Orsay”(3):助演男優・助演女優・脚色
 ・“L’Extravagant Voyage Du Jeune Et Prodigieux T.S. Spivet”(3):撮影・美術・衣裳
 ・『ムード・インディゴ うたかたの日々』(3):美術・衣裳・音楽
 ・“Elle s'en va (On My Way)”(2):主演女優・若手男優
 ・『17歳』(2):助演女優・若手女優
 ・『7月14日の朝』(2):若手男優・第1回
 ・『魂を治す男』(1):主演男優
 ・“Grand Central”(1):助演男優
 ・“Un Chateau en Italie”(1):助演女優
 ・“Les Petits Princes”(1):若手男優
 ・“Jappeloup”(1):若手女優
 ・“La religieuse (The Nun)”(1):若手女優
 ・『悲しみを聴く石』(1):若手女優
 ・“Casse-tête chinois”(1):音楽
 ・“La Bataille de Solférino”(1):第1回
 ・“En solitaire(Solo)”(1):第1回
 ・“La Cage Dorée”(1):第1回

 ルイ・デリュック賞、リュミエール賞と発表されてきて、あれが入ってない、これはどうなっているんだということがありましたが、セザール賞は、外国との共同製作作品も含めて、かなりバラエティーに富んだノミネーションになっています。

 それでも以下のような作品がこぼれ落ちてしまっています。

 ・“Camille Claudel 1915”(仏) 監督:ブリュノ・デュモン
 ・“Il est parti dimanche Going Away)”(仏) 監督:ニコール・ガルシア
 ・“La Jalousie”(仏) 監督:フィリップ・ガレル
 ・“Eastern Boys”(仏) 監督:ロバン・カンピヨ
 ・“My Sweet Pepper Land”(仏・独) 監督:ヒネル・サレーム(Hiner Saleem)
 ・“Attila Marcel”(仏) 監督:シルヴァン・ショメ

 ・“Les Salauds (Bastards)”(仏) 監督:クレール・ドゥニ
 ・『わたしの名前は…』“Je m'appelle Hmmm”(仏) 監督:アニエス・トゥルブレ(Agnès Troublé/アニエス・ベー)
 ・“Mes séances de lutte”(仏) 監督:ジャック・ドワイヨン
 ・“The Missing Picture”(仏・カンボジア) 監督:リティー・パニュ
 ・“Abuse Of Weakness”(仏) 監督:カトリーヌ・ブレイヤ
 ・『ラヴ・イズ・パーフェクト・クライム』“Love is the Perfect Crime(Amour Crime Parfait)”(仏・スイス) 監督:アルノー&ジャン=マリー・ラリユー

 リュミエール賞のノミネーションとは、かなりズレがありますが、リュミエール賞の受賞者はほぼノミネートさせているので、受賞結果は、けっこう重なってくるかもしれません。

 最多ノミネーションは、ちょっと意外なところで“Les garçons et Guillaume, à table!”の11部門となりました。
 しかし、セザール賞は、最多ノミネート作品が最多受賞作品とはならず、二番手、三番手の作品が最多受賞になる、というジンクツがあるので、本年度もそうなる可能性が高い、というか、おそらくそうなるだろうと思われます。(昨年度の最多ノミネート作品は無冠に終わっています。)

 各部門の受賞予想をしてみると、やはり、『アデル、ブルーは熱い色』が最多受賞となりそうです。

 授賞式は、例年通り、米国アカデミー賞授賞式の2日前で、2月28日となっています。

 米国アカデミー賞ノミネーションと重なっているのは、短編映画賞の『全てを失う前に』と、外国映画賞の『追憶のローマ』『オーバー・ザ・ブルースカイ』『ゼロ・グラビティ』『ブルージャスミン』、および、音楽賞のアレクサンドル・デプラです。

 セザール賞から米国アカデミー賞へと連続受賞になるかどうかも注目されます。(間にインディペンデント・スピリット・アワードの授賞式もありますが、スケジュール的に3つをハシゴするのは厳しいかもしれません。)

 ※ 今回は、公式サイトで発表されているものとは何箇所か異なるリストがコピー反復されて出回っているので、要注意です。

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 *当ブログ記事

 ・セザール賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_61.html
 ・セザール賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201302/article_40.html
 ・セザール賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_4.html
 ・セザール賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_42.html
 ・セザール賞2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_2.html
 ・セザール賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_49.html
 ・セザール賞2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_37.html
 ・セザール賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_48.html
 ・セザール賞2009ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_30.html
 ・セザール賞2009受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200902/article_38.html
 ・セザール賞2008 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200802/article_10.html

 ・セザール賞2014 短編映画賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_29.html
 ・セザール賞2014 短編アニメーション ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_28.html

 ・リュミエール賞2014ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_58.html
 ・リュミエール賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_63.html

 ・ルイ・デリュック賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_38.html
 ・ルイ・デリュック賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_51.html

 ・各国アカデミー賞 一覧:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201306/article_28.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年12月~2014年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_1.html

 追記:
 ・セザール賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201403/article_1.html

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