インド・フィルムフェア賞2014 結果発表!

 第59回Ideaフィルムフェア賞の結果が発表されました。(1月24日。ノミネーション発表は1月13日。)

 フィルムフェア賞は、ヒンディー映画界の5つのイベントの中で、最も古く重要なものの1つで、インド最大のメディア・グループ、ザ・タイムズ・グループが主催しているもので(“Filmfare”という雑誌もあります)、インド映画賞と同じく1954年にスタートし、1956年以降、一般と専門家の投票形式で受賞者を決めるという形になって、現在に至っています。

 フィルムフェア賞には、いわゆるアカデミー賞的な組織があるわけではありませんが、この賞をインドのアカデミー賞と呼ぶ人もいるようです。

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 【ポピュラー部門】

 ◆作品賞(Best Film)
 ◎“Bhaag Milkha Bhaag”
 ・“Chennai Express”
 ・“Goliyon Ki Raasleela Ram-leela”
 ・“Raanjhanaa”
 ・“Yeh Jawaani Hai Deewani”

 ◆監督賞(Best Director)
 ・Aanand L Rai “Raanjhanaa”
 ・アビシェーク・カプール(Abhishek Kapoor) “Kai Po Che”
 ・Ayan Mukerji “Yeh Jawaani Hai Deewani”
 ◎Rakeysh Omprakash Mehra “Bhaag Milkha Bhaag”
 ・Rohit Shetty “Chennai Express”
 ・Sanjay Leela Bhansali “Goliyon Ki Raasleela Ram-leela”

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 ◆主演男優賞(Best Actor in A Leading Role(Male))
 ・Dhanush “Raanjhanaa”
 ◎Farhan Akhtar “Bhaag Milkha Bhaag”
 ・リティク・ローシャン(Hrithik Roshan) “Krrish 3”
 ・Ranbir Kapoor “Yeh Jawaani Hai Deewani”
 ・ランヴィーア・シン(Ranveer Singh) “Goliyon Ki Raasleela Ram-leela”
 ・シャー・ルク・カーン “Chennai Express”

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 ◆主演女優賞(Best Actor in A Leading Role(Female))
 ・ディーピカー・パードゥコーン(Deepika Padukone) “Chennai Express”
 ◎ディーピカー・パードゥコーン(Deepika Padukone) “Goliyon Ki Raasleela Ram-leela”
 ・Parineeti Chopra “Shuddh Desi Romance”
 ・Shraddha Kapoor “Aashiqui 2”
 ・Sonakshi Sinha “Lootera”
 ・ソナム・カプール(Sonam Kapoor) “Raanjhanaa”

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 ◆助演男優賞(Best Actor in A Supporting Role(Male))
 ・Aditya Roy Kapur “Yeh Jawaani Hai Deewani”
 ・アヌパヌ・カー(Anupam Kher) “Special 26”
 ◎Nawazuddin Siddiqui “The Lunchbox”
 ・Pankaj Kapur “Matru Ki Bijlee Ka Mandola”
 ・Rajkumar Rao “Kai Po Che”
 ・ヴィヴェック・オベロイ(Vivek Oberoi) “Krrish 3”

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 ◆助演女優賞(Best Actor in A Supporting Role(Female))
 ・Divya Dutta “Bhaag Milkha Bhaag”
 ・Kalki Koechlin “Yeh Jawaani Hai Deewani”
 ・Konkona Sen Sharma “Ek Thi Daayan”
 ・Supriya Pathak “Goliyon Ki Raasleela Ram-leela”
 ◎Swara Bhaskar “Raanjhanaa”

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 ◆音楽賞(Best Music)
 ・Amit Trivedi “Lootera”
 ◎Ankit Tiwari、Mithoon、Jeet Ganguly “Aashiqui 2”
 ・A・R・ラフマーン “Raanjhanaa”
 ・Pritam “Yeh Jawaani Hai Deewani”
 ・Sanjay Leela Bhansali “Goliyon Ki Raasleela Ram-leela”
 ・Vishal-Shekhar “Chennai Express”

 ◆作詞賞(Best Lyrics)
 ・Amitabh Bhattacharya Shikayatein “Lootera”
 ・Amitabh Bhattacharya Kabira “Yeh Jawaani Hai Deewani”
 ・Mithoon Tum hi ho “Aashiqui 2”
 ◎Prasoon Joshi Zinda “Bhaag Milkha Bhaag”
 ・Swanand Kirkire Manja “Kai Po Che”

 ◆男性プレイバックシンガー賞(Best Playback Singer(Male))
 ・Amit Trivedi Manja “Kai Po Che”
 ・Ankit Tiwari Sunn raha hai na tu “Aashiqui 2”
 ◎Arijit Singh Tum hi ho “Aashiqui 2”
 ・Benny Dayal Badtameez dil “Yeh Jawaani Hai Deewani”
 ・Siddharth Mahadevan Zinda “Bhaag Milkha Bhaag”

 ◆女性プレイバックシンガー賞(Best Playback Singer(Female))
 ・Chinmayi Titli “Chennai Express”
 ◎Monali Thakur Sawar loon “Lootera”
 ・Shalmali Kholgade Balam pichkari “Yeh Jawaani Hai Deewani”
 ・Shreya Ghoshal Sunn raha hai “Aashiqui 2”
 ・Shreya Ghoshal Nagada “Goliyon Ki Raasleela Ram-leela”

 【テクニカル部門】

 ◆脚本賞(Best Screenplay)
 ◎アビシェーク・カプール(Abhishek Kapoor)、Chetan Bhagat、Supratik Sen、Pubali Chaudhari “Kai Po Che!”

 ◆ストーリー賞(Best Story)
 ◎Subhash Kapoor “Jolly LLB”

 ◆ダイアログ賞(Best Dialogue)
 ◎Subhash Kapoor “Jolly LLB”

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 ◆撮影賞(Best Cinematography)
 ◎Kamaljit Negi “Madras Café”

 ◆編集賞(Best Editing)
 ◎Aarif Sheikh “D-Day”

 ◆美術賞(Best Production Design)
 ◎Acropolis “Bhaag Milkha Bhaag”

 ◆衣裳賞(Best Costume)
 ◎ドリー・オーウァリア(Dolly Ahluwalia) “Bhaag Milkha Bhaag”

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 ◆視覚効果賞(Best Visual Effects)
 ◎Tata Elxsi “Dhoom 3”

 ◆音響デザイン賞(Best Sound Design)
 ◎Bishwadeep Chatterjee、Nihar Ranjan “Madras Café”

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 ◆バックグラウンド・スコア賞(Best Background Score)
 ◎ヒテーシュ・ソニック(Hitesh Sonik) “Kai Po Che”

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 ◆コレオグラフィー賞(Best Choreogrpahy)
 ◎Samir、Arsh Tanna “Ram-leela”

 ◆男性敵役賞(Best Actor in a Negative Role (Male))
 ◎リシ・カプール(Rishi Kapoor) “D-Day”

 ◆アクション賞(Best Action)
 ◎Thomas Struthers、Guru Bachchan “D Day”

 ◆新人男優賞(Best Debut (Male))
 ◎Dhanush “Raanjhanaa”

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 ◆新人女優賞(Best Debut (Female))
 ◎Vaani Kapoor “Shuddh Desi Romance”

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 ◆新人監督賞(Best Debut Director)
 ◎Ritesh Batra “The Lunchbox”

 【特別賞・名誉賞】

 ◆RD Burman Award
 ◎Siddharth Mahadevan

 ◆生涯貢献賞(Lifetime Achievement Award)
 ◎Tanuja

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 ◆ソニー トレンドセッター賞・オブ・ザ・イヤー(Sony Trendsetter Award of the Year)
 ◎“Chennai Express”

 【批評家部門】

 ◆作品賞(Best Film (Critics))
 ◎“The Lunchbox” 監督:Ritesh Batra

 ◆男優賞(Best Actor (Critics))
 ◎Raj Kumarrao “Shahid”

 ◆女優賞(Best Actress (Critics))
 ◎Shilpa Shukla “BA Pass”

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 主な作品のノミネート&受賞状況は、以下の通りです。

 ・“Yeh Jawaani Hai Deewani”(0/9):作品・監督・主演男優・助演男優・助演女優・音楽・作詞・男性PS・女性PS
 ・“Goliyon Ki Raasleela Ram-leela”(1/7):作品・監督・主演男優・主演女優・助演女優・音楽・女性PS +コレオグラフィー
 ・“Bhaag Milkha Bhaag”(4/6):作品・監督・主演男優・助演女優・作詞・男性PS +美術・衣裳
 ・“Aashiqui 2”(2/6):主演女優・音楽・作詞・男性PS・男性PS・女性PS
 ・“Raanjhanaa”(1/6):作品・監督・主演男優・主演女優・助演女優・音楽 +新人男優
 ・“Chennai Express”(0/6):作品・監督・主演男優・主演女優・音楽・女性PS
 ・“Lootera”(1/4):主演女優・音楽・作詞・女性PS
 ・“Kai Po Che”(0/4):監督・助演男優・作詞・男性PS +脚本・バックスコア
 ・“Krrish 3”(0/2):主演男優・助演男優
 ・“The Lunchbox”(1/1):助演男優 +新人監督・批評家部門作品賞
 ・“Shuddh Desi Romance”(0/1):主演女優 +新人女優
 ・“D-Day” +編集・敵役・アクション
 ・“Jolly LLB” +ストーリー・ダイアログ
 ・“Madras Café” +撮影・音響

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 主な作品を簡単に紹介しておきます。

 ・“Bhaag Milkha Bhaag(Run Milkha Run)” 監督:Rakeysh Omprakash Mehra
 「空飛ぶシン」(The Flying Sikh),と呼ばれたアスリート、ミルカ・シン(プロゴルファーのジーブ・ミルカ・シンの父親)の実話に基づく物語。
 物語:1960年、ローマ・オリンピック。コーチは、叫ぶ。「走れ!ミルカ!走れ!」
 そこから彼の回想が始まる。
 ミルカ・シンは、1935年に分離独立前のインドのパンジャブ地方で生まれる。分離独立の紛争で、両親が殺され、彼は孤児になる。厳しい世界に、無一文のまま放り出されたシン。彼は、最下層の暮らしからギャングの一員になる。しかし、その後、恋人に正直に生きてと言われたことがきっかけとなって、軍隊に入り、そこで身体能力を認められて、陸上の選手に抜擢される。無学で、誰からのサポートもなかったのにも拘らず、短距離走で、国の代表にまで上りつめる。1956年のメルボルン・オリンピック。彼は、そこで出会った女性と一夜の関係を結び、翌日の試合で敗退する。自分の過ちを反省した彼は、心を入れ替えて猛練習し、400m走で世界記録を出す。その後、ネルー首相に求められて、パキスタンとの友好試合に出場。しかし、そこで、少年時代に父が殺された悪夢が甦る。「走れ!ミルカ!走れ!」と叫んだ父の声が思い出されて、彼を苦しめる。試合会場で、観客が期待していたのは、パキスタンの選手の優勝だったが、シンは、その選手を破って優勝。感激したネルー首相は、この日を国民の祝日にすると宣言する。
 釜山国際映画祭2013 オープン・シネマ部門出品。
 アプサラ映画製作者組合賞2014 男優賞(Farhan Akhtar)受賞。
 スクリーン・ウィークリー賞2014 作品賞・男優賞(Farhan Akhtar)受賞。

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 ・“The Lunchbox(Dabba)”(インド・仏・独) 監督:Ritesh Batra
 出演:イルファーン・カーン(Irrfan Khan)、Nimrat Kaur、Nawazuddin Siddiqui、Denzil Smith、Bharati Achrekar、Nakul Vaid、Yashvi Puneet Nagar、リレット・デュベイ(Lillete Dubey)、Sada (Dabbawala)
 物語:アイラは、ムンバイの中流階級の若い主婦だが、夫婦関係は既に冷え切っている。彼女は、夫の愛を取り戻そうとして、夫のためにスペシャル・メニューのお弁当をこしらえることにする。お弁当は、デリバリー・サービスを使って配達されたが、間違って、引退間近の孤独な事務員サージャンの元に届けられる。夫から直接的なリアクションがなく、翌日、アイラは、お弁当に小さなメモを添える。こうして、見知らぬ2人の交流が始まる。彼らは、メモを通じて、孤独や思い出や後悔、恐れ、小さな喜びなどを綴っていく。彼らは会うこともなく、バーチャルな関係を続けていていたが、やがてそれが現実を脅かすものになる。
 初監督長編。
 ロッテルダム国際映画祭2012 The Eurimages Co-Production Development Award スペシャル・メンション受賞。
 カンヌ国際映画祭2013 批評家週間出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2013 ホライズンズ部門出品。
 オデッサ国際映画祭2013 インターナショナル・コンペティション部門出品。監督賞受賞。
 ノルウェー国際映画祭2013 メイン・プログラム出品。
 トロント国際映画祭2013 GALA PRESENTATIONS部門出品。
 レイキャビク国際映画祭2013 コンペティション部門出品。アイスランド教会賞受賞。
 釜山国際映画祭2013 アジア映画の窓部門出品。
 BFIロンドン映画祭2013 オフィシャル・コンペティション部門出品。
 アジア太平洋スクリーン・アワード2013 脚本賞受賞。
 アジア太平洋映画祭2013 助演男優賞・脚本賞(Nawazuddin Siddiqui)・特別貢献賞(イルファン・カーン)受賞。

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 ・“D-Day”(インド) 監督:ニキル・アドヴァーニ(Nikhil Advani)
 9年前、インドの諜報機関RAWが、最重要指名手配犯の動向を探るために、ワリ・カーンをカラチに送る。9日前、いよいよ最重要指名手配犯をつかまえ、インドへ連行するために、チームが組まれ、PAWの爆発物処理班や、ストリートでリクルートされた泥棒らが集められ、ミッション実行のためにワリ・カーンと合流する。作戦当日は、ターゲットが息子の結婚式に出席する予定で、チームはそのタイミングを狙う。ところが、いざという時になって、ひどい過ちが犯される……。
 『チャンドニー・チョーク・トゥー・チャイナ』『たとえ明日が来なくても』のニキル・アドヴァーニ監督最新作。

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 ・“Kai Po Che(Brothers for Life)”(インド) 監督:アビシェーク・カプール(Abhishek Kapoor)
 物語:イシャンとオミとゴーヴィンドの3人は、クリケット・スクールとスポーツ・ショップを開くのが夢だった。しかし、資金がない。彼らは自分たちのプロジェクトに出資してくれる人を探さなければならない。ところが、ヒンディーとムスリムの紛争が起こり、宗教的政治的対立に彼らも巻き込まれ、3人の友情にも亀裂が入ってしまう……。
 Chetan Bhagatの小説“The 3 Mistakes of My Life”の映画化。
 プチョン国際ファンタスティック映画祭2013 ヴィジョン・エクスプレス部門出品。
 フィルムズ・フロム・ザ・サウス映画祭(オスロ)2013 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 スクリーン・ウィークリー賞2014 作品賞ノミネート。

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 *当ブログ記事

 ・インド・フィルムフェア賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_41.html
 ・インド・フィルムフェア賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_54.html
 ・インド・フィルムフェア賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201003/article_9.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年12月~2014年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_1.html

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