アルゼンチン・アカデミー賞2013 受賞結果!

 第8回アルゼンチン・アカデミー賞 (Premio Sur)の結果です。(2013年11月1日ノミネーション発表、12月10日結果発表)

 ◆作品賞(Mejor Película de Ficción)
 ・“La Reconstrucción”(アルゼンチン) 監督:Juan Taratuto
 ・“Metegol”(アルゼンチン・西) 監督:フアン・ホセ・カンパネラ
 ・『ある殺人に関するテーゼ』“Tesis Sobre un Homicidio”(アルゼンチン・西) 監督:エルナン・ゴルドフリード(Hernán Goldfrid)
 ◎『ワコルダ』“Wakolda”(アルゼンチン・西・仏・ノルウェー) 監督:ルシア・プエンソ(Lucía Puenzo)

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 ◆監督賞(Mejor Dirección)
 ・Juan Taratuto “La Reconstrucción”
 ・フアン・ホセ・カンパネラ “Metegol”
 ・Hernán Goldfrid 『ある殺人に関するテーゼ』“Tesis Sobre un Homicidio”
 ◎ルシア・プエンソ(Lucía Puenzo) 『ワコルダ』“Wakolda”

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 ◆主演男優賞(Mejor Actor Protagónico)
 ◎アレックス・ブレンデミュール(Alex Brendemuhl) 『ワコルダ』“Wakolda”
 ・リカルド・ダリン(Ricardo Darín)  『ある殺人に関するテーゼ』“Tesis sobre un Homicidio”
 ・ギレルモ・フランチェラ(Guillermo Francella) “Corazón de León”(アルゼンチン・ブラジル)(監督:Marcos Carnevale)
 ・Diego Peretti “La Reconstrucción”

 ◆主演女優賞(Mejor Actriz Protagónica)
 ・Eugenia Capizzano “Cornelia Frente al Espejo”(アルゼンチン)(監督:Daniel Rosenfeld.)
 ◎Julieta Díaz “Corazón de León”
 ・Claudia Fontán “La Reconstrucción”
 ・ナタリア・オレイロ(Natalia Oreiro) 『ワコルダ』“Wakolda”

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 ◆助演男優賞(Mejor Actor de Reparto)
 ・ノルマン・ブリスキ(Norman Briski) “5.5.5”(アルゼンチン)(監督:Gustavo Giannini、Leandro Visconti)
 ・アルフレッド・カッセーロ(Alfredo Casero) “La Reconstrucción”
 ・Nicolás Francella “Corazón de León”
 ◎Guillermo Pfening 『ワコルダ』“Wakolda”

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 ◆助演女優賞(Mejor Actriz de Reparto)
 ・エウヘニア・アロンソ(Eugenia Alonso) “Cornelia Frente al Espejo”
 ・Jorgelina Aruzzi “Corazón de León”
 ・Veronica Llinás “Antes”(アルゼンチン)(監督:Daniel Gimelberg)
 ◎エレナ・ロジャー(Elena Roger) 『ワコルダ』“Wakolda”

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 ◆オリジナル脚本賞(Mejor Guión Original)
 ・Marcos Carnevale “Corazón de León”
 ◎Juan Taratuto “La Reconstrucción”
 ・Adrián Garelik “Vino para robar”(アルゼンチン)(監督:Ariel Winograd)
 ・Matías Piñeiro “Viola”(アルゼンチン)(監督:Matías Piñeiro)

 ◆脚色賞(Mejor Guión Adaptado)
 ・Eugenia Capizzano、Daniel Rosenfeld “Cornelia Frente al Espejo”
 ◎フアン・ホセ・カンパネラ、エドゥアルド・サチェリ(Eduardo Sacheri)、Gastón Gorali “Metegol”
 ・Patricio Vega 『ある殺人に関するテーゼ』“Tesis sobre un Homicidio”
 ・ルシア・プエンソ(Lucía Puenzo)  『ワコルダ』“Wakolda”

 ◆撮影賞(Mejor Fotografía)
 ◎フェリックス・モンティ(Félix "Chango" Monti) “Metegol”
 ・Julián Ledesma “Pensé que iba a haber fiesta”(アルゼンチン)(監督:Victoria Galardi)
 ・ロドリゴ・プルペイロ(Rodrigo Pulpeiro)  『ある殺人に関するテーゼ』“Tesis sobre un homicidio”
 ・Nicolás Puenzo 『ワコルダ』“Wakolda”

 フェリックス・モンティは、『タンゴ ガルデルの亡命』『スール さの先は愛』『私が愛したグリンゴ』『クアトロ・ディアス』『瞳の奥の秘密』などを手がける撮影監督。
 Nicolás Puenzoは、ルイス・プエンソの息子で、ルシア・プエンソの弟。

 ◆編集賞(Mejor Montaje)
 ・フアン・ホセ・カンパネラ “Metegol”
 ・アレハンドロ・ブロデルソン(Alejandro Brodersohn) “Pensé que iba a haber fiesta”
 ・Pablo Barbieri 『ある殺人に関するテーゼ』“Tesis sobre un homicidio”
 ◎Hugo Primero 『ワコルダ』“Wakolda”

 アレハンドロ・ブロデルソンは、『僕と未来のブエノスアイレス』『イルマーレ』などを手がける映画編集者。

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 ◆美術監督賞(Mejor Dirección de Arte)
 ・Marlene Lievendaag “La Reconstrucción”
 ・Nelson Luty、Mariano Epelbaum “Metegol”
 ・Patricia Pernía “Pensé que iba a haber fiesta”
 ◎Marcelo Chaves 『ワコルダ』“Wakolda”

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 ◆衣裳デザイン賞(Mejor Diseño de Vestuario)
 ・Betina Andreose “Antes”
 ・Abril Bellati、Fátima Zorraquín “Cornelia frente al espejo”
 ・Julio Suárez 『ある殺人に関するテーゼ』“Tesis sobre un homicidio”
 ◎ベアトリズ・ディ・ベネデット(Beatriz Di Benedetto) 『ワコルダ』“Wakolda”

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 ◆メイキャップ賞(Mejor Maquillaje y Caracterización)
 ・Verónica Sabbatini “Corazón de León”
 ・Rebeca Martínez “Diablo”(アルゼンチン)(監督:Nicanor Loreti)
 ・Marisa Amenta “Samurai”(アルゼンチン・仏)(監督:Gaspar Scheuer)
 ◎Alberto Moccia 『ワコルダ』“Wakolda”

 ◆録音賞(Mejor Sonido)
 ・Catriel Vildosola “La Reconstrucción”
 ◎José Luis Díaz “Metegol”
 ・Juan Ferro 『ある殺人に関するテーゼ』“Tesis sobre un homicidio”
 ・Fernando Soldevila 『ワコルダ』“Wakolda”

 ◆オリジナル作曲賞(Mejor Música Original)
 ・イヴァン・ヴィソグロード(Iván Wyszogrod) “La Reconstrucción”
 ◎Emilio Kauderer “Metegol”
 ・セルヒオ・モウレ(Sergio Moure de Oteyza) 『ある殺人に関するテーゼ』“Tesis sobre un homicidio”
 ・Daniel Tarrab、アンドレス・ゴールドスタイン(Andrés Goldstein)、Laura Zisman 『ワコルダ』“Wakolda”

 イヴァン・ヴィソグロードは、『失われた肌』などを手がける音楽家。

 ◆新人男優賞(Revelación Masculina)
 ・Nahuel Viale “Antes”
 ◎Nicolás Francella “Corazón de León”
 ・Nicolás Nakayama “Samurai”
 ・Juan Ignacio Martínez 『ワコルダ』“Wakolda”

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 ◆新人女優賞(Revelación Femenina)
 ・Karina K “Caídos del Mapa”(アルゼンチン)(監督:Leandro Mark、Nicolás Silbert)
 ・Eugenia Capizzano “Cornelia Frente al Espejo”
 ・カル・リベロ(Calu Rivero) 『ある殺人に関するテーゼ』“Tesis Sobre un Homicidio”
 ◎Florencia Bado 『ワコルダ』“Wakolda”

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 ◆第1回作品賞(Mejor Opera Prima)
 ◎“Antes”(アルゼンチン) 監督:Daniel Gimelberg
 ・“Caídos del mapa”(アルゼンチン) 監督:Leandro Mark、Nicolás Silbert
 ・“Los salvajes”(アルゼンチン) 監督:Alejandro Fadel
 ・“Villegas”(アルゼンチン) 監督:Gonzalo Tobal

 ◆ドキュメンタリー賞(Mejor Documental)
 ・“El Etnógrafo”(アルゼンチン) 監督:Ulises Rosell
 ・“El Gran Simulador”(アルゼンチン) 監督:Néstor Frenkel
 ・“¿Quién Mató a Mariano Ferreyra? ”(アルゼンチン) 監督:Alejandro Rath、Julián Morcillo
 ◎“La Chica del Sur”(アルゼンチン) 監督:José Luis García

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 主な作品のノミネート&受賞状況は以下の通りです。

 ・『ワコルダ』(10/16):作品・監督・主演男優・主演女優・助演男優・助演女優・脚色・撮影・編集・美術・衣裳・メイク・録音・作曲・新人男優・新人女優
 ・『ある殺人に関するテーゼ』(0/10):作品・監督・主演男優・脚色・撮影・編集・衣裳・録音・作曲・新人女優
 ・“La Reconstrucción”(1/9):作品・監督・主演男優・主演女優・助演男優・脚本・美術・録音・作曲
 ・“Metegol”(4/8):作品・監督・脚色・撮影・編集・美術・録音・作曲
 ・“Corazón de León”(2/7):主演男優・主演女優・助演男優・助演女優・脚本・メイク・新人男優
 ・“Cornelia Frente al Espejo”(0/4):主演女優・助演女優。脚色・衣裳・新人女優
 ・“Antes”(0/4):助演女優・衣裳・新人男優・第1回
 ・“Pensé que iba a haber fiesta”(0/3):撮影・編集・美術
 ・“Samurai”(0/2):メイク・新人男優
 ・“Caídos del Mapa”(0/2):新人女優・第1回

 米国アカデミー賞2014外国語映画賞 アルゼンチン代表に選ばれた『ワコルダ』が、ノミネートされていた16部門のうち10部門を制して、最多受賞になりました。

 『瞳の奥の秘密』の監督フアン・ホセ・カンパネラが手がけた初めてのアニメーション“Metegol”は、アニメーションながら4部門も受賞し、大健闘を見せています。このくらい評価が高ければ、日本での劇場公開もあってもいいかもしれません。

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 主な受賞作品を簡単に紹介しておきます。

 ・『ワコルダ』“Wakolda”(アルゼンチン・西・仏・ノルウェー) 監督:ルシア・プエンソ(Lucía Puenzo)
 物語:アウシュヴィッツで囚人を使って人体実験を行なった、医師で、ナチス将校のヨーゼフ・メンゲレ。本作では、彼が逃亡したアルゼンチンで、彼の正体を知らずに彼と暮らしたアルゼンチン人家族と、彼に恋した少女の物語が描かれる。
 『XXY』のルシア・プエンソ監督最新作。
 カンヌ国際映画祭2013 ある視点部門出品。
 モントリオール世界映画祭2013 ワールド・グレイト部門出品。
 サラエボ映画祭2013 キノスコープ部門出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2013 ホライズンズ・ラティーノ部門出品。
 米国アカデミー賞2014 外国語映画賞 アルゼンチン代表。
 ラテンビート映画祭2013にて上映。

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 ・“Metegol(Futbolín/Foosball)”(アルゼンチン・西) 監督:フアン・ホセ・カンパネラ
 物語:アマデオは、シャイだが、賢い少年。彼の所属するテーブル・サッカーのチームがゲームに敗北し、捲土重来を誓う。再び手ごわいライバルとゲームをすることになりり、メンバーがピッチに立つ。リーダーの指示に従って、カリスマ的なライト・ウィングとアマデオが、ゲームの口火を切る。それはまるで本物のサッカーのようだ。なんとしてもこのゲームをものにして、奪われた威厳を取り戻さなければならない。
 『瞳の奥の秘密』のフアン・ホセ・カンパネラ監督が手がけたアニメーション作品。
 サンセバスチャン国際映画祭2013 アウト・オブ・コンペティション部門出品。


 ・“Corazón de León”(アルゼンチン・ブラジル) 監督:Marcos Carnevale
 物語:Ivana Cornejoは、有能な弁護士で、3年前に離婚を経験している。元夫もまた弁護士で、いまもなお同じ事務所を共有する仲だ。ある日、彼女は携帯電話をなくすが、拾った男性が連絡をくれる。彼León Godoyは、建築家をしていて、チャーミングで、カリスマ性があり、彼もまた離婚を経験していることがわかる。2人は互いに惹かれるものを感じ、翌日に会うことにする。Ivanaは、彼に会って、ショックを受ける。というのも、彼の身長が4.4フィート(1m34cm)しかなかったからだ。彼女は、自分の中の偏見と必死に戦う。身長の面以外では、彼がほとんど完璧なことがまた彼女を戸惑わせるのだ。

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 ・“The Reconstruction(La Reconstrucción)”(アルゼンチン) 監督:Juan Esteban Taratuto
 物語:エドゥアルドは、秘密主義で、徹底した個人主義で、リオグランデにある家の外には自分のプライベートを漏らすことがない。しかし、友人とその家族に頼られることになり、自分の中にあるヒューマニティーに気づく。
 ベネチア国際映画祭2013 ベネチア・デイズ出品。
 レインダンス映画祭2013 インターナショナル長編コンペティション部門出品。
 バリャドリッド国際映画祭2013 オフィシャル・セレクション出品。国際批評家連盟賞受賞。
 アブダビ国際映画祭2013 ナラティヴ長編コンペティション部門出品。男優賞受賞(Diego Peretti)。


 ・“La Chica del Sur (The Girl from the South)”(アルゼンチン) 監督:José Luis García
 監督のJosé Luis Garcíaは、1989年に北朝鮮で韓国人学生運動家に出会う。監督は、彼女がいかにして世界最強の国境を越えたのか、そして、共産主義崩壊後、彼女の夢はどうなったのかを聞き出す。
 トロント国際映画祭2012 TIFF DOCS部門出品。

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 *参考サイト

 ・アルゼンチン・アカデミー賞 公式サイト:http://www.academiadecine.org.ar/2013-ganadores.php

 *当ブログ記事

 ・アルゼンチン・アカデミー賞2010:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_62.html

 ・各国アカデミー賞 一覧:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201306/article_28.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年12月~2014年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_1.html

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