MCNのオスカー2014予想!作品賞、監督賞、キャスト4部門 【2013年12月】

 12月20日現在のMCN(Movie City News)のオスカー予想(Gurus o' Gold)が発表されました。

 おそらくこれが年内最後のはずで、作品賞、監督賞と、キャスト4部門の予想が発表されています。

 作品賞、および各部門の上位陣はほとんど変わっていませんが、いくつかの映画賞の発表を受けて、多少顔ぶれが入れ替わっています。これらが、米国アカデミー賞のノミネーションにも反映されるかもしれません。

 なお、前回、当ブログでMCNのオスカー予想の記事をアップしてから、何回かMCNで予想ランキングの更新が行なわれていますが、あまり大きな変化はなかったので、当ブログでは記事にはしていません。あしからず。

 *公式サイト:http://moviecitynews.com/2013/12/gurus-o-gold-have-yourself-a-merry-little-oscar/

画像

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 【作品賞】

 1位(前回1位):『それでも夜は明ける』(Fox Searchlight) 監督:スティーヴ・マックイーン 160ポント(15票)

 2位(前回2位):『ゼロ・グラビティ』(WB=Universal) 監督:アルフォンソ・キュアロン 150ポイント(15票)

 3位(前回3位):『アメリカン・ハッスル』(コロンビア) 監督:デイヴィッド・O・ラッセル 138ポイント(15票)

 4位(前回4位):『キャプテン・フィリップス』(コロンビア) 監督:ポール・グリーングラス 102ポイント(15票)

 5位(前回5位):『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』(Paramount) 監督:アレクサンダー・ペイン 93ポイント(15票)

 6位(前回8位):“Inside Llewyn Davis”(CBS Films) 監督:ジョエル&イーサン・コーエン 78ポイント(14票)

 7位(前回7位):“Her”(WB) 監督:スパイク・ジョーンズ 70ポイント(14票)

 8位(前回6位):『ウォルト・ディズニーの約束』(ディズニー) 監督:ジョン・リー・ハンコック 64ポイント(13票)

 9位(前回8位):『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(Paramount) 監督:マーティン・スコセッシ 59ポイント(15票)

 10位(前回10位):『大統領の執事の涙』(TWC) 監督:リー・ダニエルズ 24ポイント(6票)

 10作品の顔ぶれは全く変わっていません。

 (各映画賞が発表になる以前の)11月のランキングと比べると、『ウォルト・ディズニーの約束』がランクを落とし、“Her”がややランクを上げています。

 ゴールデン・グローブ賞の作品賞2部門10作品には、『ウォルト・ディズニーの約束』と『大統領の執事の涙』が入っておらず、代わりに『あなたを抱きしめる日まで』と『ラッシュ プライドと友情』がノミネートされています。

 本年度の作品賞ノミネーションも9作品に落ち着くのではないかという予想があり、だとしたら、『ウォルト・ディズニーの約束』か『大統領の執事の涙』、あるいは2つともが外れることになりそうです。

 一方で、作品賞ノミネーションには、まだ『フルートベール駅で』が入り込む余地があるような気がしますが、果たしてどうでしょうか。

 1位と2位は、票数的にはそんなに大きな差は開いていませんが、前哨戦的には『それでも夜は明ける』の圧勝で、もう当確といってもいいかもしれません。

 【監督賞】

 1位(前回1位):アルフォンソ・キュアロン 『ゼロ・グラビティ』 87ポイント(15票)

 2位(前回2位):スティーヴ・マックイーン 『それでも夜は明ける』 77ポイント(15票)

 3位(前回4位):デイヴィッド・O・ラッセル 『アメリカン・ハッスル』 56ポイント(15票)

 4位(前回3位):ポール・グリーングラス 『キャプテン・フィリップス』 25ポイント(14票)

 5位(前回6位以下):スパイク・ジョーンズ “Her” 22ポイント(10票)

 5位(前回5位):アレクサンダー・ペイン 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』 22ポイント(10票)

 7位:マーティン・スコセッシ 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 18ポイント(12票)

 8位:ジョエル&イーサン・コーエン “Inside Llewyn Davis” 7ポイント(4票)

 11月と比べると、スパイク・ジョーンズがランクを上げています。

 上位4人は監督賞ノミネートがほぼ当確で、残り1枠をめぐる闘いになりそうです。(ゴールデン・グローブ賞では、スパイク・ジョーンズではなく、アレクサンダー・ペインがノミネートされています。)

 J・C・チャンダーやジョン・リー・ハンコックは、監督賞ノミネートの可能性はもうないようです。

 前哨戦的には、監督賞はアルフォンソ・キュアロンに決まりつつあり、このままでは本年度の作品賞と監督賞は2つの作品に分けることになりそうです。製作者組合賞(PGA)と監督組合賞(DGA)でもうひと波乱あるのかどうか……。

 【主演男優賞】

 1位(前回1位):キウェテル・イジョフォー 『それでも夜は明ける』 83ポイント(15票)

 2位(前回3位):マシュー・マコノヒー 『ダラス・バイヤーズクラブ』 70ポイント(15票)

 3位(前回4位):ブルース・ダーン 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』 59ポイント(15票)

 4位(前回2位):ロバート・レッドフォード 『オール・イズ・ロスト~最後の手紙~』 43ポイント(14票)

 5位(前回5位):トム・ハンクス 『キャプテン・フィリップス』 40ポイント(14票)

 6位:フォレスト・ウィテカー 『大統領の執事の涙』 8ポイント(5票)

 7位:レオナルド・ディカプリオ 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 7ポイント(6票)

 8位:クリスチャン・ベール 『アメリカン・ハッスル』 3ポイント(3票)

 上位5人の顔ぶれは全く変わりません。主演男優賞ノミネーションはこれでほぼ決まりでしょうか。

 5人の中では、ロバート・レッドフォードがランクを落としています。

 俳優組合賞(SAG)では、ロバート・レッドフォードではなく、フォレスト・ウィテカーがノミネートされています。ノミネートさせること自体に意味があるとすれば、米国アカデミー賞でロバート・レッドフォードを外すようなことはないと思いますが、さて、どうでしょうか。

 主演男優賞もキウェテル・イジョフォーで確定です。

 【主演女優賞】

 1位(前回1位):ケイト・ブランシェット 『ブルージャスミン』 90ポイント(15票)

 2位(前回2位):サンドラ・ブロック 『ゼロ・グラビティ』 71ポイント(15票)

 3位(前回3位):エマ・トンプソン 『ウォルト・ディズニーの約束』 52ポイント(15票)

 4位(前回4位):ジュディー・デンチ 『あなたを抱きしめる日まで』 49ポイント(15票)

 5位(前回5位):メリル・ストリープ 『8月の家族たち』 36ポイント(14票)

 6位(前回6位以下):エイミー・アダムス 『アメリカン・ハッスル』 10ポイント(9票)

 7位(前回6位以下):ブリー・ラーソン “Short Term 12” 7ポイント(7票)

 ここも上位5人は全く顔ぶれが変わっていません。

 俳優組合賞(SAG)のノミネーションもこの5人であり、主演女優賞はこの5人で確定です。そして、主演女優賞もケイト・ブランシェットで確定です。

 【助演男優賞】

 1位(前回1位):ジャレッド・レト 『ダラス・バイヤーズクラブ』 88ポイント(15票)

 2位(前回2位):マイケル・ファスベンダー 『それでも夜は明ける』 66ポイント(14票)

 3位(前回6位以下):バーカッド・アブディ 『キャプテン・フィリップス』 51ポイント(13票)

 4位(前回6位以下):ダニエル・ブリュール 『ラッシュ プライドと友情』 44ポイント(14票)

 5位(前回6位以下):ブラッドリー・クーパー 『アメリカン・ハッスル』 21ポイント(9票)

 6位(前回5位):ジェームズ・ガンドルフィニ “Enough Said” 20ポイント(11票)

 7位(前回4位):ジョナ・ヒル 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 9ポイント(5票)

 8位(前回3位):トム・ハンクス 『ウォルト・ディズニーの約束』 7ポイント(4票)

 今回、大きな動きがあったのはこの部門です。

 これまで6位以下だったバーカッド・アブディとダニエル・ブリュールがランクを上げてきています。

 上位5人は、ゴールデン・グローブ賞と全く同じで、俳優組合賞(SAG)とは、ブラッドリー・クーパーとジェームズ・ガンドルフィニが入れ替わっています。

 上位2人はノミネート確定、バーカッド・アブディもノミネートほぼ当確、残り2枠の闘いになりそうです。

 もっとも助演男優賞は、ジャレッド・レトにほぼ確定していますが、サプライズがありそうな気がないでもありません。

 【助演女優賞】

 1位(前回1位):ルピータ・ニョンゴ 『それでも夜は明ける』 88ポイント(15票)

 2位(前回3位):ジェニファー・ローレンス 『アメリカン・ハッスル』 69ポイント(15票)

 3位(前回2位):オプラ・ウィンフリー 『大統領の執事の涙』 51ポイント(15票)

 3位(前回4位):ジューン・スキッブ(June Squibb) 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』 51ポイント(14票)

 5位(前回6位以下):ジュリア・ロバーツ 『8月の家族たち』 33ポイント(14票)

 6位(前回6位以下):オクタヴィア・スペンサー 『フルートベール駅で』 10ポイント(9票)

 7位(前回6位以下):サリー・ホーキンス 『ブルージャスミン』 4ポイント(5票)

 8位(前回5位):マーゴ・マーティンデイル(Margo Martindale) 『8月の家族たち』 4ポイント(3票)

 11月時点の予想と比べると、ジェニファー・ローレンスがノミネートほぼ当確までランクを上げ、オクタヴィア・スペンサーがノミネートされるかどうかの瀬戸際に立たされています。

 上位4人のノミネートはほぼ当確ですが、もう少し動きがあるかもしれません。

 上位5人は、俳優組合賞(SAG)と全く同じで、ゴールデン・グローブ賞とは、オプラ・ウィンフリーとサリー・ホーキンスが入れ替わっています。

 助演女優賞は、ルピータ・ニョンゴが最有力ですが、他の部門ほど確定的ではないかもしれません。

 なお、これまで助演女優賞にノミネートされた黒人女性は17人いて、同じ年に2人の黒人女性がノミネートされたことは2回(1986年と2009年)あります。ルピータ・ニョンゴとオプラ・ウィンフリーとオクタヴィア・スペンサーがノミネートされれば、史上初の黒人女性3人のノミネートとなります。
 また、オプラ・ウィンフリーとオクタヴィア・スペンサーは、ノミネートされれば、いずれも2回目で、これも助演女優賞部門の黒人女性としては初となります。
 3人のうちルピータ・ニョンゴかオプラ・ウィンフリーが受賞すれば、黒人女性として6人目、オクタヴィア・スペンサーが受賞すれば2年ぶり2回目(黒人女性として初)の受賞となります。

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 ノミネーションでは、主演女優賞が確定、他は1枠もしくは2枠をめぐってまだ動きがありそうです。

 受賞者に関しては、一応6部門すべてにほぼ当確が出ています。(この時期にここまで当確が出るのは珍しいですね。)

 おそらく、主演女優賞、主演男優賞、作品賞、助演男優賞、助演女優賞の順で、確定の度合いが高く、監督賞は、前哨戦から言うとアルフォンソ・キュアロンが当確ですが、これからの流れ次第では、まだひっくり返される可能性もなくはなさそうです。

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 *当ブログ記事

 ・MCNのオスカー予想 脚本賞、キャスティング 【2013年11月】:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201311/article_32.html

 ・MCNのオスカー予想 監督賞、長編アニメーション賞 【2013年11月】:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201311/article_20.html

 ・2013年11月時点の米国アカデミー賞2014予想:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201311/article_11.html

 ・2013年10月時点の米国アカデミー賞2014予想:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_25.html

 ・2013年8月時点の米国アカデミー賞2014予想(IndieWire):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201308/article_13.html

 ・2013年3月時点の米国アカデミー賞2014予想!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201303/article_3.html

 ・2012年11月時点の米国アカデミー賞2013予想:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201211/article_6.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年12月~2014年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_1.html

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