フェニックス映画批評家協会賞2013 結果発表!

 フェニックス映画批評家協会賞2013の結果が発表されました。(12月17日)

 【フェニックス映画批評家協会賞】(The Phoenix Film Critics Society)
 設立年:2000 会員数:27
 公式サイト:http://phoenixfilmcriticssociety.org/
 Wikipedia(英語):http://en.wikipedia.org/wiki/Phoenix_Film_Critics_Society
 Wikipedia(日本語):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E6%98%A0%E7%94%BB%E6%89%B9%E8%A9%95%E5%AE%B6%E5%8D%94%E4%BC%9A
 [特徴]
 ・撮影賞、編集賞、美術賞、衣裳デザイン賞、視覚効果賞、歌曲賞など、部門が多い。
 ・スタント賞をはじめ、他の映画賞にはない部門がいくつもある。
 ・作品賞のトップ10を発表している
 ・ノミネーションを発表している

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 ◆作品賞
 ◎『それでも夜は明ける』

 ◆トップ10
 ・『それでも夜は明ける』
 ・『アメリカン・ハッスル』
 ・『キャプテン・フィリップス』
 ・『ダラス・バイヤーズクラブ』
 ・『ゼロ・グラビティ』
 ・『MUD マッド』
 ・『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
 ・『あなたを抱きしめる日まで』
 ・『ウォルト・ディズニーの約束』
 ・“Short Term 12”

 ◆監督賞
 ◎アルフォンソ・キュアロン 『ゼロ・グラビティ』
 ・ポール・グリーングラス 『キャプテン・フィリップス』
 ・ジョン・リー・ハンコック 『ウォルト・ディズニーの約束』
 ・スティーヴ・マックイーン 『それでも夜は明ける』
 ・アレクサンダー・ペイン 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』

 ◆主演男優賞
 ・ブルース・ダーン 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
 ・キウェテル・イジョフォー 『それでも夜は明ける』
 ・トム・ハンクス 『キャプテン・フィリップス』
 ◎マシュー・マコノヒー 『ダラス・バイヤーズクラブ』
 ・ロバート・レッドフォード 『オール・イズ・ロスト~最後の手紙~』

 ◆主演女優賞
 ◎ケイト・ブランシェット 『ブルージャスミン』
 ・サンドラ・ブロック 『ゼロ・グラビティ』
 ・ジュディー・デンチ 『あなたを抱きしめる日まで』
 ・メリル・ストリープ  『8月の家族たち』
 ・エマ・トンプソン 『ウォルト・ディズニーの約束』

 ◆助演男優賞
 ・マイケル・ファスベンダー 『それでも夜は明ける』
 ・ジェームズ・ガンドルフィニ “Enough Said”
 ・トム・ハンクス 『ウォルト・ディズニーの約束』
 ◎ジャレッド・レト 『ダラス・バイヤーズクラブ』
 ・マシュー・マコノヒー 『MUD マッド』
 ・サム・ロックウェル “The Way Way Back”

 ◆助演女優賞
 ・ジェニファー・ローレンス 『アメリカン・ハッスル』
 ◎ルピータ・ニョンゴ 『それでも夜は明ける』
 ・ジュリア・ロバーツ 『8月の家族たち』
 ・ジューン・スキッブ 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
 ・オプラ・ウィンフリー 『大統領の執事の涙』

 ◆オリジナル脚本賞
 ・『ゼロ・グラビティ』
 ・“Inside Llewyn Davis”
 ・『MUD マッド』
 ◎『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』

 ◆脚色賞
 ◎『それでも夜は明ける』
 ・『8月の家族たち』
 ・『キャプテン・フィリップス』
 ・『あなたを抱きしめる日まで』

 ◆撮影賞
 ・『それでも夜は明ける』
 ◎『ゼロ・グラビティ』
 ・『華麗なるギャツビー』
 ・“Inside Llewyn Davis”
 ・『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』

 ◆編集賞
 ・『それでも夜は明ける』
 ・『アメリカン・ハッスル』
 ・『キャプテン・フィリップス』
 ◎『ゼロ・グラビティ』
 ・『ラッシュ プライドと友情』

 ◆美術賞(Best Production Design)
 ・『それでも夜は明ける』
 ◎『ゼロ・グラビティ』
 ・『華麗なるギャツビー』
 ・『オズ はじまりの戦い』
 ・『ウォルト・ディズニーの約束』

 ◆衣裳デザイン賞(Best Costume Design)
 ・『それでも夜は明ける』
 ・『42~世界を変えた男~』
 ・『アメリカン・ハッスル』
 ◎『華麗なるギャツビー』
 ・『ウォルト・ディズニーの約束』

 ◆視覚効果賞
 ◎『ゼロ・グラビティ』
 ・『ジャックと天空の巨人』
 ・『オブリビオン』
 ・『スター・トレック イントゥ・ダークネス』

 ◆オリジナル作曲賞(Best Original Score)
 ・『それでも夜は明ける』
 ◎『アナと雪の女王』
 ・『ホビット 竜に奪われた王国』
 ・『ウォルト・ディズニーの約束』

 ◆歌曲賞(Best Original Song)
 ◎‘Let It Go’ 『アナと雪の女王』
 ・‘Please Mr. Kennedy’ “Inside Llewyn Davis”
 ・‘Young And’ 『華麗なるギャツビー』

 ◆ヤング男優賞(Best Performance By A Youth in A Lead Or Supporting Role – Male)
 ・エイサ・バターフィールド 『エンダーのゲーム』
 ・リアム・ジェームズ “The Way Way Back”
 ・ニック・ロビンソン(Nick Robinson) “The Kings Of Summer”
 ◎タイ・シェリダン 『MUD マッド』

 ◆ヤング女優賞(Best Performance By A Youth in A Lead Or Supporting Role – Female)
 ・Annie Rose Buckley 『ウォルト・ディズニーの約束』
 ・カイトリン・デヴァー(Kaitlyn Dever) “Short Term 12”
 ◎ソフィー・ネリッセ(Sophie Nelisse) 『やさしい本泥棒』
 ・アニカ・ヴィタコプ(Annika Wedderkopp) 『偽りなき者』

 ◆ブレイクスルー俳優賞(Breakthrough Performance On Camera)
 ◎オスカー・アイザック “Inside Llewyn Davis”
 ・リアム・ジェームズ “The Way Way Back”
 ・マイケル・B・ジョーダン 『フルートベール駅で』
 ・ブリー・ラーソン “Short Term 12”
 ・ルピータ・ニョンゴ 『それでも夜は明ける』
 ・ジューン・スキッブ 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』

 ◆ブレイクスルー監督賞(Breakthrough Performance Behind The Camera)
 ◎レイク・ベル “In A World…”
 ・ライアン・クーグラー 『フルートベール駅で』
 ・ジョセフ・ゴードン=レヴィット 『ドン・ジョン』
 ・ジェフ・ニコルズ 『MUD マッド』
 ・Jordan Vogt-Roberts “The Kings Of Summer”

 “In a World...”(米) 監督:レイク・ベル
 出演:レイク・ベル、Demetri Martin、ロブ・コードリー、ミカエラ・ワトキンス、ケン・マリーノ、フレッド・メラメッド
 物語:主人公は声優を目指しているが、映画の予告編のナレーションで名をなしている父の支配から逃れられないでいる。自分に対する自信と、男性至上主義と、うまくいっていない家族関係の中で、彼女は、新たな世代の声優となるべく、現状からの旅立ちを決心する。
 『ボストン・リーガル』などで知られる女優レイク・ベルの初監督長編。
 サンダンス映画祭2013出品。脚本賞受賞。

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 ◆アンサンブル賞(Best Ensemble Acting)
 ・『それでも夜は明ける』
 ◎『アメリカン・ハッスル』
 ・『8月の家族たち』
 ・『ウォルト・ディズニーの約束』
 ・“The Way Way Back”

 ◆アニメーション賞
 ・『怪盗グルーのミニヨン危機一発』(米) 監督:ピエール・コフィン、クリス・ルノー
 ◎『アナと雪の女王』(米) 監督:クリス・バック、ジェニファー・リー
 ・『モンスターズ・ユニバーシティ』(米) 監督:ダン・スカンロン
 ・『風立ちぬ』(日)  監督:宮崎駿

 ◆ドキュメンタリー賞
 ◎『バックコーラスの歌姫たち』(米) 監督:モーガン・ネヴィル
 ・『殺人という行為』“Act of Killing”(デンマーク・ノルウェー・英) 監督:ジョシュア・オッペンハイマー
 ・“Blackfish”(米) 監督:Gabriela Cowperthwaite
 ・『物語る私たち』“Stories We Tell”(カナダ) 監督:サラ・ポーリー
 ・“We Steal Secrets: Story Of Wikileaks”(米) 監督:アレックス・ギブニー

 ◆外国語映画賞
 ・『ブランカニエベス』(西) 監督:パブロ・ベルヘル
 ◎『アデル、ブルーは熱い色』(仏) 監督:アブデラティフ・ケシシュ
 ・『グランド・マスター』(香港) 監督:ウォン・カーウァイ
 ・『偽りなき者』(デンマーク) 監督:トマス・ヴィンターベア
 ・『タイピスト!』(仏) 監督:レジス・ロワンサル

 ◆スタント賞(Best Stunts)
 ◎『ワイルド・スピード EURO MISSION』
 ・『オブリビオン』
 ・『スター・トレック イントゥ・ダークネス』

 ◆実写ファミリー映画賞(Best Live Action Family Film)
 ・『ワン・ダイレクション THIS IS US』
 ◎『オズ はじまりの戦い』
 ・『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々/魔の海』
 ・『スマーフ2 アイドル救出大作戦!』

 ◆見逃されがちな映画で賞(The Overlooked Film Of The Year)
 ・“In A World …” 監督:レイク・ベル
 ・『ジャックと天空の巨人』 監督:ブライアン・シンガー
 ◎“The Kings Of Summer” 監督:Jordan Vogt-Roberts
 ・“Much Ado About Nothing” 監督:ジョス・ウィードン
 ・“Short Term 12” 監督:Destin Cretton
 ◎“The Spectacular Now” 監督:James Ponsoldt

 “The Spectacular Now”(米) 監督:James Ponsoldt
 出演:マイルズ・テラー、シェイリーン・ウッドリー、Brie Larson、ジェニファー・ジェイソン・リー、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、カイル・チャンドラー.
 物語:サッターは、高校の上級生で、その一瞬一瞬を精一杯に生きている。アイミーは、内気な性格で、自分を守ることに必死だ。彼らの関係が深まるについて、正しいことと間違っていること、友情と愛情、守りと解体の境目が曖昧になってくる。
 “Smashed”(2012)のJames Ponsoldt監督第2作。
 サンダンス映画祭2013出品。演技賞受賞(マイルズ・テラー、シェイリーン・ウッドリー)。

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 “The Kings Of Summer” 監督:Jordan Vogt-Roberts
 出演:ニック・ロビンソン(Nick Robinson)、ガブリエル・バッソ(Gabriel Basso)、モイセス・アリアス(Moises Arias)
 物語:ジョーは、思春期で、自分を管理しようとするシングル・ファーザーの父親に抵抗して、家を飛び出す。彼は、親友のパトリックと、変わり者のビアッジオと一緒に、森の中に入って、そこに家を建て、親からも責任からも解き放たれて自由に過ごそうとする。しかし、その場しのぎの家ができあがったところで、彼らは、森の中で孤独で、自分たちの運命がほかならぬ自分自身に委ねられていることに気づく。

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 主な作品のノミネート&受賞状況は以下の通りです。

 ・『それでも夜は明ける』(3/13):作品・監督・主演男優・助演男優・助演女優・脚色・撮影・編集・美術・衣裳・作曲・ブレイク・アンサンブル
 ・『ウォルト・ディズニーの約束』(0/9):作品・監督・主演女優・助演男優・美術・衣裳・作曲・ヤング女優・アンサンブル
 ・『ゼロ・グラビティ』(5/8):作品・監督・主演女優・脚本・撮影・編集・美術・視覚効果
 ・『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』(1/7):作品・監督・主演男優・助演女優・脚本・撮影・ブレイク
 ・『アメリカン・ハッスル』(1/5):作品・助演女優・編集・衣裳・アンサンブル
 ・『キャプテン・フィリップス』(0/5):作品・監督・主演男優・脚色・編集
 ・『MUD マッド』(1/5):作品・助演男優・脚本・ヤング男優・ブレイク監督
 ・“Short Term 12”(0/4):作品・ヤング女優・ブレイク・見逃
 ・『8月の家族たち』(0/4):主演女優・助演女優・脚色・アンサンブル
 ・“The Way Way Back”(0/4):助演男優・ヤング男優・ブレイク・アンサンブル
 ・“Inside Llewyn Davis”(1/4):脚本・撮影・歌曲・ブレイク
 ・『華麗なるギャツビー』(1/4):撮影・美術・衣裳・歌曲
 ・『ダラス・バイヤーズクラブ』(2/3):作品・主演男優・助演男優
 ・『あなたを抱きしめる日まで』(0/3):作品・主演女優・脚色
 ・『アナと雪の女王』(3/3):作曲・歌曲・アニメ
 ・“The Kings Of Summer”(1/3):ヤング男優・ブレイク監督・見逃
 ・『オズ はじまりの戦い』(1/2):美術・ファミリー
 ・『ジャックと天空の巨人』(0/2):視覚効果・見逃
 ・『オブリビオン』(0/2):視覚効果・スタント
 ・『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(0/2):視覚効果・スタント
 ・『偽りなき者』(0/2):ヤング女優・外国語
 ・『フルートベール駅で』(0/2):ブレイク・ブレイク監督
 ・“In A World…”(1/2):ブレイク監督・見逃

 『それでも夜は明ける』が作品賞を含む3部門を受賞したのに対し、『ゼロ・グラビティ』は5部門を受賞して最多受賞になりました。

 このところ、『それでも夜は明ける』と『ゼロ・グラビティ』で主要部門を分け合うような受賞結果が続いていますが、どうも『ゼロ・グラビティ』はスタッフ部門の多くを制することになりそうです。

 そのほかは、ほとんどが1部門のみの受賞にとどまっていますが、そうした中では『アナと雪の女王』の3部門受賞が目を引きます。
 現在、アニメーション賞部門は『アナと雪の女王』と『風立ちぬ』の一騎打ちという状況になっていますが、作曲と歌曲の面でも『アナと雪の女王』の評価が高いとなると、全体的な評価も『アナと雪の女王』の方が上となり、最終的に米国アカデミー賞も『アナと雪の女王』がさらっていくことになる、かもしれません。

 全米映画賞スタート時には、本年度のサンダンス枠作品としては米国フィクション作品は『フルートベール駅で』しかタイトルが挙がっていませんでしたが、ここにきて、それ以外の作品(“In A World…”や“The Spectacular Now”、“Mother of George”、“Upstream Color”など)もピックアップされるようになってきているようです。

 
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 *当ブログ記事

 ・フェニックス映画批評家協会賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_27.html
 ・フェニックス映画批評家協会賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_34.html
 ・フェニックス映画批評家協会賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_53.html
 ・フェニックス映画批評家協会賞2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_32.html
 ・フェニックス映画批評家協会賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_65.html
 ・フェニックス映画批評家協会賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_58.html
 ・フェニックス映画批評家協会賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_39.html
 ・フェニックス映画批評家協会賞2008 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_27.html

 ・全米映画賞レース2013の受賞結果をまとめてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_23.html

 ・全米映画賞レース2012の結果をまとめてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_51.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年12月~2014年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_1.html

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