シカゴ映画批評家協会賞2013 結果発表!

 第24回シカゴ映画批評家協会賞の結果が発表されました。(12月16日)

 シカゴ映画批評家協会賞(The Chicago Film Critics Association)
 北米で最も古い映画祭の1つであるシカゴ国際映画祭を持ち、故ロジャー・エバートが健筆を奮っていた「シカゴ・サン・タイムズ」を有する都市シカゴをバックグラウンドとする映画批評家協会賞。
 シカゴ映画批評家協会は、1990年代以降全米各地にでき始めた映画批評家協会のさきがけの1つ。
 設立年:1990 会員数:52
 公式サイト:http://www.chicagofilmcritics.org/
 Wikipedia(英語):http://en.wikipedia.org/wiki/Chicago_Film_Critics_Association
 Wikipedia(日本語):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%AB%E3%82%B4%E6%98%A0%E7%94%BB%E6%89%B9%E8%A9%95%E5%AE%B6%E5%8D%94%E4%BC%9A

 [特徴]
 ・オリジナル脚本賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、美術賞、オリジナル作曲賞を持つ。
 ・有望俳優賞と有望監督賞を設けている。
 ・2010年は『ソーシャル・ネットワーク』、2011年は『ツリー・オブ・ライフ』、2012年は『ゼロ・ダーク・サーティ』というように、作家性の強い作品が複数の部門を制して、最多受賞となりやすい。

画像

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 ◆作品賞
 ◎『それでも夜は明ける』
 ・『アメリカン・ハッスル』
 ・『ゼロ・グラビティ』
 ・“Her”
 ・“Inside Llewyn Davis”

 ◆監督賞
 ・ジョエル&イーサン・コーエン “Inside Llewyn Davis”
 ・アルフォンソ・キュアロン 『ゼロ・グラビティ』
 ・スパイク・ジョーンズ “Her”
 ◎スティーヴ・マックイーン 『それでも夜は明ける』
 ・デイヴィッド・O・ラッセル 『アメリカン・ハッスル』

 ◆主演男優賞
 ・ブルース・ダーン 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
 ◎キウェテル・イジョフォー 『それでも夜は明ける』
 ・オスカー・アイザック “Inside Llewyn Davis”
 ・マシュー・マコノヒー 『ダラス・バイヤーズクラブ』
 ・ロバート・レッドフォード 『オール・イズ・ロスト~最後の手紙~』

 ◆主演女優賞
 ◎ケイト・ブランシェット 『ブルージャスミン』
 ・サンドラ・ブロック 『ゼロ・グラビティ』
 ・アデル・エグザルコプロス 『アデル、ブルーは熱い色』
 ・ブリー・ラーソン “Short Term 12”
 ・メリル・ストリープ 『8月の家族たち』

 ◆助演男優賞
 ・バーカッド・アブディ 『キャプテン・フィリップス』
 ・マイケル・ファスベンダー 『それでも夜は明ける』
 ・ジェームズ・フランコ 『スプリング・ブレイカーズ』
 ・ジェームズ・ガンドルフィニ “Enough Said”
 ◎ジャレッド・レト 『ダラス・バイヤーズクラブ』

 ◆助演女優賞
 ・スカーレット・ヨハンソン “Her”
 ・ジェニファー・ローレンス 『アメリカン・ハッスル』
 ◎ルピータ・ニョンゴ 『それでも夜は明ける』
 ・レア・セイドゥ 『アデル、ブルーは熱い色』
 ・ジューン・スキッブ 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』

 ◆オリジナル脚本賞
 ・『アメリカン・ハッスル』 エリック・シンガー、デイヴィッド・O・ラッセル
 ・『ブルージャスミン』 ウディ・アレン
 ◎“Her” スパイク・ジョーンズ
 ・“Inside Llewyn Davis” ジョエル&イーサン・コーエン
 ・『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』 ボブ・ネルソン

 ◆脚色賞
 ◎『それでも夜は明ける』 ジョン・リドリー
 ・『8月の家族たち』 トレイシー・レッツ
 ・『ビフォア・ミッドナイト』 リチャード・リンクレイター、ジュリー・デルピー、イーサン・ホーク
 ・『あなたを抱きしめる日まで』 スティーヴ・クーガン、ジェフ・ポープ
 ・『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 テレンス・ウィンター

 ◆撮影賞
 ・『それでも夜は明ける』 ショーン・ボビット
 ◎『ゼロ・グラビティ』 エマニュエル・ルベツキ
 ・“Her” ホイテ・ヴァン・ホイテマ
 ・“Inside Llewyn Davis” ブリュノ・デルボネル
 ・『プリズナーズ』 ロジャー・ディーキンス

 ◆編集賞
 ・『それでも夜は明ける』 ジョー・ウォーカー
 ・『アメリカン・ハッスル』 アラン・ボームガーテン、ジェイ・キャシディ、クリスピン・ストラザーズ
 ◎『ゼロ・グラビティ』 アルフォンソ・キュアロン、マーク・サンガー
 ・“Upstream Color” シェーン・カルース、David Lowery
 ・『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 テルマ・スクーンメイカー

 ◆美術賞(Best Art Direction/Production Design)
 ・『それでも夜は明ける』
 ◎『ゼロ・グラビティ』
 ・『華麗なるギャツビー』
 ・“Her”
 ・“Inside Llewyn Davis”

 ◆オリジナル作曲賞(Best Original Score)
 ・『それでも夜は明ける』 ハンス・ジマー
 ・『ブランカニエベス』 アルフォンソ・ビラリョンガ(Alfonso de Vilallongo)
 ・『ゼロ・グラビティ』 スティーヴン・プライス
 ◎“Her” アーケイド・ファイア
 ・『スプリング・ブレイカーズ』 クリフ・マルティネス、スクリレックス(Skrillex)

 ◆有望俳優賞(Most Promising Performer)
 ・バーカッド・アブディ 『キャプテン・フィリップス』
 ・チャドウィック・ボーズマン 『42~世界を変えた男~』
 ◎アデル・エグザルコプロス 『アデル、ブルーは熱い色』
 ・ルピータ・ニョンゴ 『それでも夜は明ける』
 ・タイ・シェリダン 『MUD マッド』

 ◆有望監督賞(Most Promising Filmmaker)
 ・レイク・ベル “In A World”
 ・ライアン・クーグラー 『フルートベール駅で』
 ◎Destin Cretton “Short Term 12”
 ・ジョセフ・ゴードン=レヴィット 『ドン・ジョン』
 ・ジョシュア・オッペンハイマー 『殺人という行為』

 ◆ドキュメンタリー賞
 ・『バックコーラスの歌姫たち』(米) 監督:モーガン・ネヴィル
 ◎『殺人という行為』“Act of Killing”(デンマーク・ノルウェー・英) 監督:ジョシュア・オッペンハイマー
 ・“The Armstrong Lie” 監督:アレックス・ギブニー
 ・“Blackfish”(米) 監督:Gabriela Cowperthwaite
 ・『物語る私たち』“Stories We Tell”(カナダ) 監督:サラ・ポーリー

 ◆アニメーション賞(Best Animated Feature)
 ・『クルードさんちのはじめての冒険』(米) 監督:クリス・サンダース、カーク・デミッコ
 ・『コクリコ坂から』“From Up on Poppy Hill”(日) 監督:宮崎吾朗
 ・『アナと雪の女王』(米) 監督:クリス・バック、ジェニファー・リー
 ・『モンスターズ・ユニバーシティ』(米) 監督:ダン・スカンロン
 ◎『風立ちぬ』(日)  監督:宮崎駿

 ◆外国語映画賞
 ◎『殺人という行為』“Act of Killing”(デンマーク・ノルウェー・英) 監督:ジョシュア・オッペンハイマー
 ・『アデル、ブルーは熱い色』(仏) 監督:アブデラティフ・ケシシュ
 ・『偽りなき者』(デンマーク) 監督:トマス・ヴィンターベア
 ・『少女は自転車にのって』(サウジアラビア・独・UAE) 監督:ハイファ・アル=マンスール
 ・『風立ちぬ』(日)  監督:宮崎駿

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 主な作品のノミネート&受賞状況は以下の通りです。

 ・『それでも夜は明ける』(5/11):作品・監督・主演男優・助演男優・助演女優・脚色・撮影・編集・美術・作曲・有望俳優
 ・『ゼロ・グラビティ』(3/7):作品・監督・主演女優・撮影・編集・美術・編集
 ・“Her”(2/7):作品・監督・助演女優・脚本・撮影・美術・作曲
 ・“Inside Llewyn Davis”(0/6):作品・監督・主演男優・脚本・撮影・美術
 ・『アメリカン・ハッスル』(0/5):作品・監督・助演女優・脚本・編集
 ・『アデル、ブルーは熱い色』(1/4):主演女優・助演女優・有望俳優・外国語
 ・『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』(0/3):主演男優・助演女優・脚本
 ・『殺人という行為』(2/3):有望監督・ドキュメンタリー・外国語
 ・『ダラス・バイヤーズクラブ』(1/2):主演男優・助演男優
 ・『ブルージャスミン』(1/2):主演女優・脚本
 ・“Short Term 12”(1/2):主演女優・有望監督
 ・『8月の家族たち』(0/2):主演女優・脚色
 ・『キャプテン・フィリップス』(0/2):助演男優・有望俳優
 ・『スプリング・ブレイカーズ』(0/2):助演男優・作曲
 ・『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(0/2):脚色・編集
 ・『風立ちぬ』(1/2):アニメ・外国語

 シカゴ映画批評家協会賞も、『それでも夜は明ける』が作品賞を含んでの最多受賞で、『ゼロ・グラビティ』とともに主要部門を分け合う形になりました。

 “Inside Llewyn Davis”、『アメリカン・ハッスル』、『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』、『8月の家族たち』、『キャプテン・フィリップス』、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』といった作品は、映画賞によって当たり外れが激しく、米国アカデミー賞でも無冠に終わる可能性があります。

 
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 *当ブログ記事

 ・シカゴ映画批評家協会賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_38.html
 ・シカゴ映画批評家協会賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_38.html
 ・シカゴ映画批評家協会賞2012 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_45.html
 ・シカゴ映画批評家協会賞2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_37.html
 ・シカゴ映画批評家協会賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_43.html
 ・シカゴ映画批評家協会賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_46.html
 ・シカゴ映画批評家協会賞2009 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_28.html
 ・シカゴ映画批評家協会賞2009 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_36.html
 ・シカゴ映画批評家協会賞2008 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_30.html

 ・全米映画賞レース2013の受賞結果をまとめてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_23.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年12月~2014年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_1.html

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