セントルイス映画批評家協会賞2013 結果発表!

 セントルイス映画批評家協会賞2013(The 2013 St. Louis Film Critics’ Award)の結果が発表されました。(12月16日)

 セントルイス映画批評家協会(SLFCA:The St. Louis Gateway Film Critics Association )
 設立年:2005 会員数:33
 公式サイト:http://www.stlfilmcritics.org/
 Wikipedia(英語):http://en.wikipedia.org/wiki/St._Louis_Gateway_Film_Critics_Association
 Wikipedia(日本語):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B9%E6%98%A0%E7%94%BB%E6%89%B9%E8%A9%95%E5%AE%B6%E5%8D%94%E4%BC%9A

 [特徴]
 ・撮影賞、美術賞のほかに、映画批評家協会賞では非常に珍しい視覚効果賞を設けている。
 ・コメディー賞、アートハウス賞、ベスト・シーン賞といった他の映画賞にはない部門を設けている。
 ・各部門で次点を発表している。

画像

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 ◆作品賞
 ◎『それでも夜は明ける』
 ○『アメリカン・ハッスル』
 ・『ゼロ・グラビティ』
 ・“Her”
 ・『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』

 ◆監督賞
 ○アルフォンソ・キュアロン 『ゼロ・グラビティ』
 ・スパイク・ジョーンズ “Her”
 ◎スティーヴ・マックイーン 『それでも夜は明ける』
 ・アレクサンダー・ペイン 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
 ・デイヴィッド・O・ラッセル 『アメリカン・ハッスル』

 ◆主演男優賞
 ・クリスチェン・ベール 『アメリカン・ハッスル』
 ・ブルース・ダーン 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
 ◎キウェテル・イジョフォー 『それでも夜は明ける』
 ・マイケル・B・ジョーダン 『フルートベール駅で』
 ○マシュー・マコノヒー 『ダラス・バイヤーズクラブ』

 ◆主演女優賞
 ・エイミー・アダムス 『アメリカン・ハッスル』
 ◎ケイト・ブランシェット 『ブルージャスミン』
 ・サンドラ・ブロック 『ゼロ・グラビティ』
 ・ジュディー・デンチ 『あなたを抱きしめる日まで』
 ○メリル・ストリープ 『8月の家族たち』
 ・エマ・トンプソン 『ウォルト・ディズニーの約束』

 ◆助演男優賞
 ・バーカッド・アブディ 『キャプテン・フィリップス』
 ・マイケル・ファスベンダー 『それでも夜は明ける』
 ・ハリソン・フォード 『42~世界を変えた男~』
 ○ウィル・フォーテ 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
 ◎ジャレッド・レト 『ダラス・バイヤーズクラブ』

 ◆助演女優賞
 ・スカーレット・ヨハンソン “Her”
 ・ジェニファー・ローレンス 『アメリカン・ハッスル』
 ◎ルピータ・ニョンゴ 『それでも夜は明ける』
 ・レア・セイドゥ 『アデル、ブルーは熱い色』
 ○ジューン・スキッブ 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』

 ◆オリジナル脚本賞
 ○『アメリカン・ハッスル』 デイヴィッド・O・ラッセル
 ・“Enough Said”
 ◎“Her” スパイク・ジョーンズ
 ・『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
 ・『ウォルト・ディズニーの約束』

 ◆脚色賞
 ◎『それでも夜は明ける』 ジョン・リドリー、Solomon Northrup
 ・『ビフォア・ミッドナイト』
 ・『キャプテン・フィリップス』
 ○『あなたを抱きしめる日まで』 スティーヴ・クーガン、ジェフ・ポープ、Martin Sixsmith
 ・“Short Term 12”
 ・“The Spectacular Now”

 ◆撮影賞
 ◎『それでも夜は明ける』 ショーン・ボビット
 ・『グランド・マスター』
 ・『華麗なるギャツビー』
 ◎『ゼロ・グラビティ』 エマニュエル・ルベツキ
 ・“Inside Llewyn Davis”
 ・『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』

 ◆美術賞(Best Art Direction) [新設]
 ・『それでも夜は明ける』
 ・『グランド・マスター』
 ◎『華麗なるギャツビー』 Damien Drew、Ian Gracie、Michael Turner
 ○“Her” Austin Gorg
 ・“Inside Llewyn Davis”

 ◆視覚効果賞
 ◎『ゼロ・グラビティ』
 ○『ホビット 竜に奪われた王国』
 ・『アイアンマン3』
 ・『パシフィック・リム』
 ・『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
 ・『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』

 ◆作曲賞(Best Musical Score)
 ・『それでも夜は明ける』
 ○『ゼロ・グラビティ』 スティーヴン・プライス
 ◎“Her” Marie Ebbing、レン・クライス(Ren Klyce)
 ・『ホビット 竜に奪われた王国』
 ○『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』 マーク・オートン
 ・『ウォルト・ディズニーの約束』

 ◆サウンドトラック賞(Best Soundtrack) [新設]
 ・『アメリカン・ハッスル』
 ・『怪盗グルーのミニヨン危機一発』
 ○『アナと雪の女王』 クリストフ・ベック
 ・『華麗なるギャツビー』
 ◎“Inside Llewyn Davis” T-ボーン・バーネット
 ・“Muscle Shoals”

 ◆コメディー賞(Best Comedy)
 ◎“Enough Said” 監督:ニコル・ホロフスナー
 ・“The Heat” 監督:ポール・フェイグ
 ・『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
 ・“The Way, Way Back” 監督:ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ
 ◎『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(英) 監督:エドガー・ライト

 ◆ドキュメンタリー賞
 ・『バックコーラスの歌姫たち』(米) 監督:モーガン・ネヴィル
 ○『殺人という行為』“Act of Killing”(デンマーク・ノルウェー・英) 監督:ジョシュア・オッペンハイマー
 ◎“Blackfish”(米) 監督:Gabriela Cowperthwaite
 ・“Muscle Shoals”(米) 監督:Greg “Freddy” Camalier
 ○『物語る私たち』“Stories We Tell”(カナダ) 監督:サラ・ポーリー

 ◆アニメーション賞
 ・『クルードさんちのはじめての冒険』(米) 監督:クリス・サンダース、カーク・デミッコ
 ・『怪盗グルーのミニオン危機一発』(米) 監督:ピエール・コフィン、クリス・ルノー
 ◎『アナと雪の女王』(米) 監督:クリス・バック、ジェニファー・リー
 ・『モンスターズ・ユニバーシティ』(米) 監督:ダン・スカンロン
 ○『風立ちぬ』(日)  監督:宮崎駿

 ◆外国語映画賞(Best Non-English Language Film)
 ◎『アデル、ブルーは熱い色』(仏) 監督:アブデラティフ・ケシシュ
 ・『シージャック』“A Hijacking”(デンマーク) 監督:トビアス・リンホルム
 ・『偽りなき者』(デンマーク) 監督:トマス・ヴィンターベア
 ・『NO』“No”(チリ・米・仏・メキシコ) 監督:パブロ・ラライン
 ○『少女は自転車にのって』(サウジアラビア・独・UAE) 監督:ハイファ・アル=マンスール

 ◆最優秀アートハウス作品/映画祭上映作品(Best Art-House or Festival Film)
 芸術的に優れたインディペンデント作品、インターナショナル作品、低予算作品で、映画祭で上映された作品もしくは映画シリーズ、あるいは、セントルイスで1~3館の映画館で限定公開された作品。
 ・“Ain’t Them Bodies Saints” 監督:David Lowery
 ・『ビフォア・ミッドナイト』
 ○『アデル、ブルーは熱い色』(仏) 監督:アブデラティフ・ケシシュ
 ○“Frances Ha” 監督:ノア・バウムバック
 ・“In a World…” 監督:レイク・ベル
 ◎“Short Term 12” 監督:Destin Cretton

 ◆ベスト・シーン賞(Best Scene)
 大好きな映画シーン、または、シークエンス。

 ◎『それでも夜は明ける』:絞首刑シーン(The hanging scene)
 ・『キャプテン・フィリップス』:映画の終わりに近いシーンで、トム・ハンクスが軍医の診察を受けていて、泣き崩れるところ(The scene near the end of the film where Tom Hanks is being checked out by military medical personnel and he breaks down)
 ○『ゼロ・グラビティ』:彼がトラッキング・ショットを開けているシーン(he opening tracking shot).
 ・“Her”:オフ・スクリーンでのOSのセックス・シーン(Off-screen OS sex scene)
 ・『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』:ライアン・ゴズリングがカーニバルを歩いているオープニング・シーン(The opening scene where Ryan Gosling is walking through the carnival)

 ※ ◎印が受賞、○印が次点です。

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 主な作品のノミネート&受賞状況は以下の通り。

 ・『それでも夜は明ける』(7/10):作品・監督・主演男優・助演男優・助演女優・脚色・撮影・美術・作曲・シーン
 ・『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』(0/9):作品・監督・主演男優・助演男優・助演女優・脚本・撮影・作曲・コメディー
 ・『アメリカン・ハッスル』(0/7):作品・監督・主演男優・主演女優・助演女優・脚本・サウンドトラック
 ・『ゼロ・グラビティ』(2/7):作品・監督・主演女優・撮影・視覚効果・作曲・シーン
 ・“Her”(2/7):作品・監督・助演女優・脚本・美術・作曲・シーン
 ・『ウォルト・ディズニーの約束』(0/3):主演女優・脚本・作曲
 ・『キャプテン・フィリップス』(0/3):助演男優・脚色・シーン
 ・『アデル、ブルーは熱い色』(1/3):助演女優・外国語・アート
 ・『華麗なるギャツビー』(1/3):撮影・美術・サウンドトラック
 ・“Inside Llewyn Davis”(1/3):撮影・美術・サウンドトラック
 ・“Short Term 12”(1/2):脚色・アート
 ・『ダラス・バイヤーズクラブ』(1/2):主演男優・助演男優
 ・『あなたを抱きしめる日まで』(0/2):主演女優・脚色
 ・“Enough Said”(1/2):脚本・コメディー
 ・『ビフォア・ミッドナイト』(0/2):脚色・アート
 ・『グランド・マスター』(0/2):撮影・美術
 ・『ホビット 竜に奪われた王国』(0/2):視覚効果・作曲
 ・『怪盗グルーのミニヨン危機一発』(0/2):サウンドトラック・アニメ
 ・『アナと雪の女王』(1/2):サウンドトラック・アニメ

 『それでも夜は明ける』がノミネートされていた10部門のうち7部門を制して、最多受賞になりました。
 このところ、『それでも夜は明ける』と『ゼロ・グラビティ』で主要部門を分け合うような受賞結果が続いていましたが、セントルイス映画批評家協会賞ではかなり『それでも夜は明ける』に傾いた受賞結果になりました。監督賞、助演女優賞、脚色賞、撮影賞まで『それでも夜は明ける』が独占したのはセントルイスが初めてです。

 次点まで含めると、受賞部門数で2番手に来るのはやはり『ゼロ・グラビティ』になります。

 
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 *当ブログ記事

 ・セントルイス映画批評家協会賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_25.html
 ・セントルイス映画批評家協会賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_35.html
 ・セントルイス映画批評家協会賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_46.html
 ・セントルイス映画批評家協会賞2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_24.html
 ・セントルイス映画批評家協会賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_44.html
 ・セントルイス映画批評家協会賞2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_22.html
 ・セントルイス映画批評家協会賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_45.html
 ・セントルイス映画批評家協会賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_36.html
 ・セントルイス映画批評家協会賞2008 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_27.html

 ・全米映画賞レース2013の受賞結果をまとめてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_23.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年12月~2014年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_1.html

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