米国アカデミー賞2014 メイキャップ&ヘアスタイリング賞 ショートリスト発表!

 第86回米国アカデミー賞 メイキャップ&ヘアスタイリング賞 ショートリスト7作品が発表になりました。(12月14日)

 ・『アメリカン・ハッスル』
 ・『ダラス・バイヤーズクラブ』
 ・『華麗なるギャツビー』
 ・『ヘンゼル&グレーテル』
 ・『ハンガー・ゲーム2』
 ・『Jackass クソジジイのアメリカ横断チン道中』
 ・『ローン・レンジャー』

 『ホビット:竜に奪われた王国』、『ラッシュ プライドと友情』、『オズ はじまりの戦い』、『大統領の執事の涙』、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』、『マン・オブ・スティール』、『それでも夜は明ける』などがこの段階で落選しています。

 特に、『ホビット:竜に奪われた王国』に関しては、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの2作品が受賞しているほか、前作もノミネートされているので、今回、ここで選外となったことが、意外であり、その代わりに選ばれたのが、『ヘンゼル&グレーテル』や『ハンガー・ゲーム2』『Jackass クソジジイのアメリカ横断チン道中』だというのが、サプライズというか、おかしなチョイスだと見なされているようです。

画像

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 【これまでのデータ&予想】

 これまでのアカデミー賞メイキャップ賞受賞作品を振り返ってみると以下のようになります――

 2013年:『レ・ミゼラブル』
 2012年:『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
 2011年:『ウルフマン』
 2010年:『スター・トレック』
 2009年:『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
 2008年:『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』
 2007年:『パンズ・ラビリンス』
 2006年:『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』
 2005年:『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』
 2004年:『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
 2003年:『フリーダ』
 2002年度:『ロード・オブ・ザ・リング』

 メイキャップ賞というのは、特撮ものに与えられるのが一般的で、概して優れた「特殊メイク」に与えられる賞であるということがわかります。「特殊メイク」以外での受賞作は、おそらく「老けメイク」(『ベンジャミン・バトン』の場合は「若づくりメイク」も含む)が審査/評価の対象になるのだろうと思われます。

 過去4年間のショートリスト、ノミネーション(○)、受賞作(◎)は以下のようになっています。
 2013年
 ○『ヒッチコック』
 ○『ホビット 思いがけない冒険』
 ◎『レ・ミゼラブル』
 ・『リンカーン』
 ・『LOOPER/ルーパー』
 ・『メン・イン・ブラック3』
 ・『スノーホワイト』

 2012年
 ○『アルバート氏の人生』
 ・『もうひとりのシェイクスピア』
 ・『アーティスト』
 ・『ゲンズブールと女たち』
 ○『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』
 ・『ヒューゴの不思議な発明』
 ◎『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』

 2011年
 ・『アリス・イン・ワンダーランド』
 ○『バーニーズ・バージョン ローマと共に』
 ・『ザ・ファイター』
 ・『ジョナ・ヘックス』
 ・『トゥルー・グリット』
 ○『ウェイバック-脱出6500km-』
 ◎『ウルフマン』

 2010年
 ・『第9地区』
 ○『イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男』
 ・『Dr.パルナサスの鏡』
 ・『ナイトミュージアム2』
 ・『ザ・ロード』
 ◎『スター・トレック』
 ○『ヴィクトリア女王 世紀の愛』

 最終的に特撮系の作品が受賞するにせよ、ノミネーション段階では、特撮系の作品と時代ものと現代劇という3タイプの作品を選んでいるのは確かなようです。

 とすると、本年度は、現代劇枠が『アメリカン・ハッスル』か『ダラス・バイヤーズクラブ』、時代劇枠が『華麗なるギャツビー』(?)、特撮枠が『ローン・レンジャー』ということになりそうです。
 まあ、枠組みははっきりと決められているわけではないので、『アメリカン・ハッスル』と『ダラス・バイヤーズクラブ』が両方ともにノミネートされる可能性もありますが、最終的には、おそらく主人公のエイズが進行していくのに合わせて施されたメイクが評価されて、『ダラス・バイヤーズクラブ』が受賞するような気がしますね。

 ちなみに、メイキャップ・アーティストための隔月刊の専門誌「MAKE-UP ARTIST MAGAZINE」で、今年大きく取り上げられた作品には、『オズ はじまりの戦い』『スター・トレック イントゥ・ダークネス』『ローン・レンジャー』『エリジウム』『ダラス・バイヤーズクラブ』があり、それぞれ表紙を飾っていますが、『オズ はじまりの戦い』『スター・トレック イントゥ・ダークネス』『エリジウム』は、米国アカデミー賞2014 メイキャップ&ヘアスタリング賞のショートリストに選ばれることはありませんでした。

 なお、特殊メイクと視覚効果は、年々、区別がつきにくくなってきていて、メイキャップ賞と視覚効果賞は、ノミネーション段階で作品の住み分けが行なわれているのではないかと思って調べてみたんですが、全然そんなことはありませんでした。同じ作品が両方の賞を受賞していることが何回もあるし、2004年のようにノミネーションがすべて同じになる年もあったのでした。

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 *当ブログ記事

 ・米国アカデミー賞2013 メイキャップ&ヘアスタイリング賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_33.html
 ・米国アカデミー賞2012 メイキャップ賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_14.html
 ・米国アカデミー賞2011 メイキャップ賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_22.html
 ・米国アカデミー賞2010 メイキャップ賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_17.html
 ・米国アカデミー賞2009 メイキャップ賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_6.html

 ・米国アカデミー賞2014 オリジナル作曲賞 候補114作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_33.html

 ・米国アカデミー賞2014 視覚効果賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_13.html

 ・米国アカデミー賞2014 長編ドキュメンタリー賞2014 ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_8.html

 ・米国アカデミー賞2014 長編ドキュメンタリー賞候補151作品 一覧:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201311/article_1.html

 ・米国アカデミー賞2014 短編映画賞 ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201311/article_36.html

 ・米国アカデミー賞2014 短編アニメーション賞 ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201311/article_13.html

 ・米国アカデミー賞2014 長編アニメーション賞エントリー作品19作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201311/article_9.html

 ・米国アカデミー賞2014 短編ドキュメンタリー賞ショートリスト発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_23.html

 ・米国アカデミー賞2014 外国語映画賞 各国代表リスト その1(~クロアチア):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_8.html
 ・米国アカデミー賞2014 外国語映画賞 各国代表リスト その2(コロンビア~フィンランド):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_24.html
 ・米国アカデミー賞2014 外国語映画賞 各国代表リスト その3(ブラジル~):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_42.html
 ・『舟を編む』、または、米国アカデミー賞 外国語映画賞 日本代表作品 データ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_10.html
 ・完全ガイド! 米国アカデミー賞2014 外国語映画賞 各国代表作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_3.html

 ・全米映画賞レース2013の受賞結果をまとめてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_23.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年12月~2014年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_1.html

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