アフリカン・アメリカン映画批評家協会賞2013 発表!

 アフリカン・アメリカン映画批評家協会賞2013が発表されました。(12月13日)

 【アフリカン・アメリカン映画批評家協会賞】

 アフリカン・アメリカン映画批評家協会(AAFCA:The African-American Film Critics Association)
 設立年:2003 会員数:
 公式サイト:http://www.aafca.com/
 Wikipedia(英語):http://en.wikipedia.org/wiki/African-American_Film_Critics_Association

 アフリカン・アメリカン映画批評家協会は、2003年に、ジャーナリストGil Robertson IV とShawn Edwardsによって、設立された団体で、アフリカを出自とする人々が監督したり、出演したりしている映画作品を、ユニバーサルに、ブラック・コミュニティーにアピールする目的でスタートしています。

 同じような目的の団体/賞に、NAACPイメージ・アワードがありますが、あちらほどアグレッシブではなく、もうちょっと穏やかな、映画好きのアフリカン・アメリカンによる映画賞であるようです。

 ちなみに、2009年の1位は『プレシャス』、2位は『プリンセスと魔法のキス』、5位が『This Is It』で、監督賞と脚本賞と助演女優賞が『プレシャス』で、男優賞が『インビクタス』のモーガン・フリーマン。

 2010年は、1位が『ソーシャル・ネットワーク』、2位が『英国王のスピーチ』でしたが、5位.“Night Catches Us”(監督:Tanya Hamilton)、7位.“Frankie and Alice”(監督:ジェフリー・サックス)、8位.“Blood Done Sign My Name”(監督:Jeb Stuart)、 10位.“For Colored Girls”(監督:テイラー・ペリー)と、他の映画賞には出てこないようなタイトルが並び、主演女優賞は“Frankie and Alice”のハル・ベリー、助演男優賞・女優賞は“For Colored Girls”のマイケル・イーリーとキンバリー・エリス、脚本賞は“Night Catches Us”、歌曲賞は“For Colored Girls”がそれぞれ受賞しています。

 2011年は、1位は『ツリー・オブ・ライフ』で、3位が“Pariah”(監督:Dee Rees)、10位が『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』。監督賞はスティーヴ・マックイーン。主演女優賞はヴィオラ・デイヴィス、助演女優賞はオクタヴィア・スペンサー。脚本賞はAva DuVernay(“I Will Follow”)、ブレイクスルー・パフォーマンス賞は“Pariah”のAdepero Oduye。インディペンデント映画賞は“Pariah”。外国映画賞は『キニアルワンダ』。

 2012年は、1位が『ゼロ・ダーク・サーティ』、2位が『アルゴ』。主演男優賞は、『フライト』のデンゼル・ワシントン、主演女優賞は“Middle of Nowhere”のEmayatzy Corinealdi、助演男優賞は『キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け』のネイト・パーカー、ブレイクスルー・パフォーマンス賞が『ハッシュパピー 〜バスタブ島の少女〜』のクヮヴェンジャネ・ウォレス。そのほか、“Middle of Nowhere”が脚本賞と音楽賞とインディペンデント映画賞を受賞しています。

 映画賞としてのカラーははっきり出ていて、わかりやすい映画賞になっています。

 2013年は、黒人が主役の映画が、いくつも、全米映画賞レースのメインストリームを争っていて、アフロ・アメリカン映画批評家協会賞の受賞結果も他の映画賞とかなり似通ったものになっていますが、それでもところどころにこの映画賞ならではのカラーを出してきています。

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 ◆トップ10
 1.『それでも夜は明ける』
 2.『大統領の執事の涙』
 3.“Mandela: Long Walk to Freedom”
 4.『アメリカン・ハッスル』
 5.『ゼロ・グラビティ』
 6.『フルートベール駅で』
 7.『ダラス・バイヤーズクラブ』
 8.『ウォルト・ディズニーの約束』
 9.“Out of the Furnace”
 10.『42~世界を変えた男~』

 ◆監督賞
 ◎スティーヴ・マックイーン 『それでも夜は明ける』

 ◆主演男優賞
 ◎フォレスト・ウィテカー 『大統領の執事の涙』

 ◆主演女優賞
 ◎サンドラ・ブロック 『ゼロ・グラビティ』

 ◆助演男優賞
 ◎ジャレッド・レト 『ダラス・バイヤーズクラブ』

 ◆助演女優賞
 ◎オプラ・ウィンフリー 『大統領の執事の涙』

 ◆脚本賞
 ◎ジョン・リドリー 『それでも夜は明ける』

 ◆ブレイクスルー・パフォーマンス賞(Breakout Performance)
 ◎ルピータ・ニョンゴ 『それでも夜は明ける』

 ◆音楽賞(Best Music)
 ◎Raphael Sadiq “Black Nativity”(米)(監督:Kasi Lemmons)

 ◆アニメーション賞
 ◎『アナと雪の女王』

 ◆ドキュメンタリー賞
 ◎“American Promise”(米) 監督:Joe Brewster、Michèle Stephenson

 “American Promise”(米) 監督:Joe Brewster、Michèle Stephenson
 自分の息子たちに教育を受けさせたいと考える2組のアフリカ系アメリカ人家族を追って撮影した12年間の記録。
 初監督作品“The Keeper”をサンダンス映画祭に出品しているJoe Brewsterの第4作。
 サンダンス映画祭2013 審査員特別賞受賞。
 サテライト・アワード2014 ドキュメンタリー賞ノミネート。

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 ◆ワールド映画賞(Best World Cinema)
 ◎“Mother of George”(米) 監督:Andrew Dosunmu

 “Mother of George”(米) 監督:Andrew Dosunmu
 出演:イザック・ド・バンコレ、ダナイ・グリラ(Danai Gurira)、Anthony Okungbowa、Yaya Alafia、Bukky Ajayi
 物語:デニは、ブルックリンで小さなアフリカ料理のレストランを経営している。彼は、母と弟と暮らしていて、婚約者のジャネットを早くニューヨークに呼びたいと考えて、懸命に働いていた。やがて結婚式を迎えるが、彼らは故郷バソトの文化を守りたいと考え、結婚式もバソト様式で行なう。ジャネットは、まだ生まれてもいない息子にジョージという名前をつける。彼女は、掃除をし、料理をし、夫のレストランを訪れ、ウィンドウ・ショッピングをしたりもして、希望に満ちた生活を送る。しかし、妊娠には失敗。まだジョージのママにはなれない。彼女は、気持ちを切り替えて、夫のコミュニティーの一員になるためにも、ここで仕事を持ちたいと考えるが、それはうまくいかない。というのも、義母から、最後通告を突きつけられたからだ。バソトの慣習では、子供を産めない女は、夫に二番目の妻を持つことを認めなければならない……。
 サンダンス映画祭2013 撮影賞受賞。
 サンセバスチャン国際映画祭2013 ニュー・ディレクターズ コンペティション部門出品。
 ナショナル・ボード・オブ・レビュー2013 インディペンデント作品トップ10.

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 ◆インディペンデント賞(Best Independent Film)
 ◎『フルートベール駅で』(米) 監督:ライアン・クーグラー

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 *当ブログ記事

 ・アフリカン・アメリカン映画批評家協会賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_44.html
 ・アフリカン・アメリカン映画批評家協会賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_23.html
 ・アフリカン・アメリカン映画批評家協会賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_33.html
 ・アフリカン・アメリカン映画批評家協会賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_26.html

 ・全米映画賞レース2013の受賞結果をまとめてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_23.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年12月~2014年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_1.html

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