ヨーロッパ映画賞2013 結果発表!

 第26回ヨーロッパ映画賞の各賞が発表されました。(12月7日)


 ◆作品賞
 ・『鑑定士と顔のない依頼人』(伊) 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
 ・『ブランカニエベス』(西・仏) 監督:パブロ・ベルヘル
 ・“The Broken Circle Breakdown”(ベルギー) 監督:フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン(Felix van Groeningen)
 ◎“La Grande Bellezza(The Great Beauty)”(伊・仏) 監督:パオロ・ソレンティーノ
 ・『コーヒーをめぐる冒険』“Oh Boy!”(独) 監督:ヤン・オーレ・ゲルスター(Jan Ole Gerster)
 ・『アデル、ブルーは熱い色』“La Vie D’Adele: Chapitres 1 & 2 (Adele: Chapters 1 & 2)”(仏) 監督:アブデラティフ・ケシシュ

 パオロ・ソレンティーノは、2008年に『イル・ディーヴォ -魔王と呼ばれた男-』でノミネート。

 “The Great Beauty(La Grande Bellezza) ”(伊・仏) 監督:パオロ・ソレンティーノ
 出演:トニ・セルヴィッロ、カルロ・ヴェルドーネ、サブリナ・フェリッリ(Sabrina Ferilli)、カルロ・ブチロッソ(Carlo Buccirosso)、イアイア・フォルテ(Iaia Forte)、パメラ・ヴィロレッジ(Pamela Villoresi)、ガラテア・ランツィ(Galatea Ranzi)
 物語:Jep Gambardellaは、ローマで活躍する、成功したジャーナリストで、65歳という年齢にもかかわらず、魅力にあふれ、文化とハイライフを謳歌していた。彼は、毎夜パーティーに出かけ、朝方、帰宅するという生活をしているが、そうした生活の中でいろんな人々と交流する。若い恋人が途切れることがない劇作家ロマーノ、おもちゃのセールスマンのレオ、不実な夫に悩まされるTrumeau、クレイジーな息子を持つブルジョワのヴィオラ、ラディカルな批評家のステファニア、新聞の編集主任のDadina、さらに、料理する枢機卿や、暗い秘密を持つストリッパー、などなど……。そんな日常に彼自身、空しさを感じないわけではない。ある日、彼は、ある男性の訪問を受ける。それは、Jepの初恋の女性の夫で、彼女が亡くなって、遺品を整理していて、彼女が心から愛していたのはJepであり、夫はただの生活上のパートナーに過ぎないという記載を、彼女の日記に見つけ、ショックを受けたというのだった。彼にとっても死は身近だ。もう残された時間は多くないかもしれない。彼は、昔、1冊だけ小説を書いたことがあったが、自分には才能がないと思い、見切りをつけていた。65歳になった今、もう一度、小説にチャレンジしてみようと思い、「偉大なる美」を求めて、ローマ中を巡っていく。
 カンヌ国際映画祭2013 コンペティション部門出品。
 イタリア・ゴールデングローブ賞2013、4部門ノミネート。撮影賞受賞。
 ナストロ・ダルジェント賞2013、9部門ノミネート。助演男優賞(カルロ・ヴェルドーネ)、助演女優賞(サブリナ・フェリッリ)、撮影賞、録音賞受賞。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2013 ホライズンズ部門出品。
 ラックス賞2013 オフィシャル・セレクション。
 ノルウェー国際映画祭2013 メイン・プログラム出品。観客賞受賞。
 ハリウッド映画賞2013 最優秀インターナショナル作品賞、最優秀インディペンデント作品賞、最優秀脚色賞(パオロ・ソレンティーノ、ウンベルト・コンタレッロ)受賞。
 セビリヤ・ヨーロッパ映画祭2013 男優賞(トニ・セルヴィッロ)、EURIMAGESユーリマージュ最優秀共同製作賞受賞。
 米国アカデミー賞2013 外国語映画賞 イタリア代表。


 ◆監督賞
 ・パブロ・ベルヘル 『ブランカニエベス』
 ・フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン “The Broken Circle Breakdown”
 ・アブデラティフ・ケシシュ 『アデル、ブルーは熱い色』“La Vie D’Adele: Chapitres 1 & 2 (Adele: Chapters 1 & 2)”
 ・フランソワ・オゾン 『危険なプロット』(仏)
 ◎パオロ・ソレンティーノ “La Grande Bellezza (The Great Beauty)”
 ・ジュゼッペ・トルナトーレ 『鑑定士と顔のない依頼人』

 フランソワ・オゾンは、2001年に『スイミング・プール』で2003年に、『まぼろし』でノミネート。
 パオロ・ソレンティーノは、2008年に『イル・ディーヴォ -魔王と呼ばれた男-』でノミネート。
 ジュゼッペ・トルナトーレは、2007年に『題名のない子守唄』でノミネート。

 ◆男優賞
 ・ジュード・ロウ 『アンナ・カレーニナ』(英)(監督:ジョー・ライト)
 ・ヨハン・ヘルデンベルグ(Johan Heldenbergh) “The Broken Circle Breakdown”
 ・ファブリス・ルキーニ 『危険なプロット』
 ◎トニ・セルヴィッロ “La Grande Bellezza (The Great Beauty)”
 ・トム・シリング 『コーヒーをめぐる冒険』

 トニ・セルヴィッロは、2008年に『イル・ディーヴォ -魔王と呼ばれた男-』と『ゴモラ』で受賞。


 ◆女優賞
 ・キーラ・ナイトレイ 『アンナ・カレーニナ』
 ◎ヴェールレ・バーテンス(Veerle Baetens) “The Broken Circle Breakdown”
 ・バーバラ・スコーヴァ 『ハンナ・アーレント』(独・ルクセンブルク・仏・イスラエル)(監督:マルガレーテ・フォン・トロッタ)
 ・ナオミ・ワッツ 『インポッシブル』(西)(監督:フアン・アントニオ・バヨナ)
 ・ルミニツァ・ゲオルギウ “Pozitia Copilului(Child's Pose)”(ルーマニア)(監督:Călin Peter Netzer)

 バーバラ・スコーヴァは、1992年に『ヨーロッパ』で主演女優賞にノミネート、1991年に『ボイジャー』で助演女優賞にノミネート。


 ・“The Broken Circle Breakdown”(ベルギー・オランダ) 監督:フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン(Felix van Groeningen)
 物語:ディディエは、ブルーグラス・バンドでバンジョーを弾き、ベルギー国内をキャラバンでまわっている。彼にとって、「自由の国」アメリカは理想の国だ。エリーゼは、タトゥー・パラーを開いている。彼女も、自分の体にもたくさんのタトゥーを入れているが、それぞれその当時につきあった相手にちなんだもので、別の相手を付き合う時に、名前だけは消している。ディディエとエリーゼは、全くタイプが異なるのに、一目ぼれで恋に落ちる。彼が話をし、彼女が聞く。彼はロマンチックな無神論者で、彼女は信仰心の篤い現実主義者だ。まもなく2人の生活はからみあい、エリーゼはディディエのバンドで歌うようになる。結婚し、ちいさなメイベルが生まれる。彼らは、古い田舎家を改装して、そこで幸福に満ちた生活を始める。やがてメイベルが病気になった時、彼らの愛が試されることになる。
 Johan Heldenberghの同名の舞台の映画化。
 フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン監督の第4長編。
 ベルリン国際映画祭2013パノラマ部門出品。Label Europa Cinemas受賞、観客賞1位。
 CPH:PIX2013 Politiken Audience Award部門出品。観客賞受賞。
 トライベッカ映画祭2013 ワールド・ナラティヴ・コンペティション部門出品。女優賞(Veerle Baetens)・脚本賞受賞。
 シドニー映画祭2013 オフィシャル・コンペティション部門出品。
 フェストロイア-トロイア国際映画祭2013 オフィシャル・セレクション出品。最優秀作品賞(ゴールド・ドルフィン)、国際批評家連盟賞、SIGNIS賞受賞。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2013「ヴァラエティー」誌による、観るべきヨーロッパの10人の監督たち。
 パリ映画祭2013 クロージング作品。
 ノルウェー国際映画祭2013 メイン・プログラム出品。観客賞受賞。
 The Ensor Awards(フランドル映画賞)2013 作品賞・監督賞・主演女優賞・撮影賞・編集賞・美術賞・衣裳賞・音楽賞受賞。
 ハワイ国際映画祭2013 ユーロシネマ ハワイ部門 最優秀作品賞受賞。
 セビリヤ・ヨーロッパ映画祭2013 観客賞受賞。
 ヨーロッパ映画賞2013作品賞・監督賞・男優賞・女優賞・脚本賞・ピープルズ チョイス賞ノミネート。
 ラックス賞2013 ノミネート。
 米国アカデミー賞2014 外国語映画賞 ベルギー代表。
 大阪ヨーロッパ映画祭2013にて上映。


 ◆脚本賞
 ・トム・ストッパード 『アンナ・カレーニナ』
 ・ジュゼッペ・トルナトーレ 『鑑定士と顔のない依頼人』
 ・カール・ヨース(Carl Joos)、フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン “The Broken Circle Breakdown”
 ◎フランソワ・オゾン 『危険なプロット』
 ・パオロ・ソレンティーノ、ウンベルト・コンタレッロ(Umberto Contarello) “La Grande Bellezza (The Great Beauty)”

 フランソワ・オゾンは、2002年に『8人の女たち』でノミネート。
パオロ・ソレンティーノは、2008年に『イル・ディーヴォ -魔王と呼ばれた男-』でノミネート。


 ◆最優秀コメディー賞(European Comedy 2013) [新設]
 ・『アイム・ソー・エキサイテッド!』“Los Amantes Pasajeros(I’m So Excited!)”(西) 監督:ペドロ・アルモドバル
 ・“Benvenuto Presidente!(Welcome Mr President!)”(伊) 監督:Riccardo Milani
 ◎『愛さえあれば』(デンマーク・スウェーデン・伊・仏・独) 監督:スザンネ・ビア
 ・“Svecenikova Djeca(The Priest’s Children)”(クロアチア・セルビア) 監督:Vinko Brešan

 授賞式には、トリーネ・ディルホムが代理で出席。


 ◆ドキュメンタリー賞 11月4日発表
 ◎『殺人という行為』“Act of Killing”(デンマーク・ノルウェー・英) 監督:ジョシュア・オッペンハイマー
 ・“L'escale (Stop-Over)”(スイス・仏) 監督:Kaveh Bakhtiari
 ・“The Missing Picture (L’image manquante)”(カンボジア・仏) 監督:リティー・パニュ


 『殺人という行為』“Act of Killing”(デンマーク・ノルウェー・英) 監督:ジョシュア・オッペンハイマー
 1965年9月30日、スハルトのクーデター軍がスカルノ政権を倒した時、北スマトラのメダンのAnwar CongoとAdi Zulkadryは、映画チケットのブラックマーケットを預かるならず者から悪名高き殺人部隊のリーダーに昇格する。彼らは、1965年から66年にかけて、「アカ狩り」と称して無実の人々を100万人以上殺害、Anwar自身も約1000人を絞殺した。殺された者の中には華僑もいて、脅しても、金を差し出さない者は容赦なく殺した。彼らは、自分たちの犯した残虐な行為に対して、今日まで一切罪に問われることなく、それどころか、腐敗した政治家たちの支援を得て、力を増し、Anwar自身は、殺人組織を脱した右派の民兵組織Pemuda Pancasilaの設立者として尊敬すらされている。彼らは、「共産主義者たちとの闘い」における、効率的な殺し方を思い出しては、自慢したりするのだ。
 監督のジョシュア・オッペンハイマーは、本作のために、Anwarにアプローチし、彼とその友人たちに、ドラマとして、過去の「殺人」を再現させ、当時の記憶や感情を思い出させようとする。それらのシーンは、彼らの好きなギャング映画や西部劇やミュージカルのスタイルで撮影される。勝利者にとって、これは栄光の出来事を映画的に美しく再現することであり、決して「虐殺」などではないのだ。
 Anwarの友人の何人かは、「殺人」を悪かったことだと認めているが、Pemuda Pancasilaの若きメンバーたちは、今日のパワーの基礎を築いたのは、彼らの恐るべき力なのだから、大虐殺も大いに誇ればいいと語る。
 エロール・モリスとヴェルナー・ヘルツォークがエグゼクティヴ・プロデューサーを務める。
 第2監督長編。
 テルライド映画祭2012出品。
 トロント国際映画祭2012 TIFF DOCS部門出品。
 CPH DOX2012 グランプリ受賞。
 ベルリン国際映画祭2013 パノラマ部門 エキュメニカル審査員賞、観客賞受賞。
 イスタンブール・インディペンデント映画祭2013 批評家賞受賞。
 デンマーク・アカデミー賞2013 最優秀ドキュメンタリー賞受賞。
 SXSW映画祭2013 フェスティバル・フェイバリット
 デンマーク映画批評家協会賞2013特別Bodil賞(Årets Sær-Bodil)受賞。
 香港国際映画祭2013 ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。
 ヴァランシエンヌ映画祭2013 ドキュメンタリー部門グランプリ受賞。
 ドキュメンタ・マドリッド2013 審査員グランプリ、観客賞受賞。
 Beldocs ベオグラード国際ドキュメンタリー映画祭2013 グランプリ受賞。
 トランシルヴァニア国際映画祭2013 No Limit部門出品。
 シドニー映画祭2013 オフィシャル・コンペティション部門出品。
 シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭2013 審査員特別賞、観客賞受賞。
 プチョン国際ファンタスティック映画祭2013 ヴィジョン・エクスプレス部門出品。
 サラエボ映画祭2013 キノスコープ部門出品。
 ヘルシンキ国際映画祭2013 最優秀ノルディック・ドキュメンタリー賞受賞。
 山形国際ドキュメンタリー映画祭2013 インターナショナル・コンペティション部門出品。優秀賞受賞。
 ゴッサム・アワード2013 ドキュメンタリー賞受賞。
 IDAアワード2013 長編部門ノミネート。
 アジア太平洋スクリーン・アワード2013 ドキュメンタリー賞ノミネート。
 インディペンデント・スピリット・アワード2014 ドキュメンタリー賞ノミネート。
 米国アカデミー賞2014 長編ドキュメンタリー賞 ショートリスト。
 サテライト・アワード2014 ドキュメンタリー賞ノミネート。


 ◆長編アニメーション賞 9月30日発表
 ◎“The Congress”(イスラエル・独・ポーランド・ルクセンブルク・仏・ベルギー) 監督:アリ・フォルマン
 ・“Jasmine”(仏) 監督:Alain Ughetto
 ・“Pinocchio”(伊・ルクセンブルク・仏・ベルギー) 監督:エンツォ・ダロ(Enzo d' AIò)


 “The Congress”(イスラエル・独・ポーランド・ルクセンブルク・仏・ベルギー) 監督:アリ・フォルマン
 声の出演:ロビン・ライト、ハーヴェイ・カイテル、ジョン・ハム、ポール・ジアマッティー、コーディ・スミット=マクフィー、ダニー・ヒューストン
 物語:ロビン・ライト(ロビン・ライト本人)は、女優だが、年も取り、障害を持つ子供を抱えて、自分の肉体のデジタル化とその使用権をハリウッド・メジャーのミラマウントに売ることにする。その契約には大金が支払われるが、彼女本人は、今後一切、女優として活動しないと約束させられる。20年後、彼女は、デジタルの出席者たちにまじって、ミラマウント-ナガサキ・コンベンションの席に、スペシャル・ゲストとして姿を見せる。
 カンヌ国際映画祭2013 監督週間出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2013 ホライズンズ部門出品。
 プチョン国際ファンタスティック映画祭2013 オープニング作品。
 サラエボ映画祭2013 キノスコープ部門出品。
 ヨーロッパ映画賞2013 オフィシャル・セレクション。


 ◆短編映画賞 ヨーロッパの15の映画祭で順次発表されていき、今年は9月22日のエンカウンター短編&アニメーション映画祭(ブリストル)でコンプリート。


 ・ブリストル(英)代表:“Orbit Ever After”(英) 監督:Jamie Stone
 ・コーク(アイルランド)代表:“Morning”(英・アイルランド/21分) 監督:Cathy Brady
 ・ヴィラ・ド・コンデ(ポルトガル)代表:“Cut”(独/12分) 監督:Christoph Girardet、Matthias Mueller [実験映画]
 ◎バリャドリッド(西)代表:『死の影』“Dood Van Een Schaduw (Death of a Shadow)”(ベルギー・仏/20分) 監督:Tom Van Avermaet
 ・クレモン・フェラン(仏)代表:“Skok (Jump)”(ブルガリア/30分) 監督:Petar Valchanov、 Kristina Grozeva
 ・ゲント(ベルギー)代表:“As Ondas (The Waves)”(ポルトガル/22分) 監督:Miguel Fonseca
 ・ロッテルダム(オランダ)代表:“Though I Know The River is Dry”(エジプト・パレスチナ・英/20分) 監督:Omar Robert Hamilton
 ・ロカルノ(スイス)代表:“Zima”(ロシア/12分) 監督:Cristina Picchi [ドキュメンタリー]
 ・ベネチア(イタリア)代表:“Houses With Small Windows”(ベルギー/15分) 監督:Bülent Öztürk
 ・ベルリン(独)代表:“Misterio (Mistery)”(西/12分) 監督:Chema García Ibarra
 ・クラクフ(ポーランド)代表:“Letter”(ロシア/20分) 監督:セルゲイ・ロズニタ(Sergei Loznitsa) [ドキュメンタリー]
 ・サラエボ(ボスニア ヘルツェゴビナ)代表:“A Story For The Modlins”(西/26分) 監督:Sergio Oksman [ドキュメンタリー]
 ・ドラマ(ギリシャ)代表:“Butter Lamp(La lampe au beurre de yak/酥油燈)”(中・仏/15分) 監督:Hu Wei(胡佛)
 ・タンペレ(フィンランド)代表:“Sonntag 3 (Sunday 3)”(独/14分) 監督:Jochen Kuhn [アニメーション]
 ・グリムスター(ノルウェー)代表:“Yaderni Wydhody (Nuclear Waste)”(ウクライナ/25分) 監督:Myroslav Slaboshpytskiy

 『死の影』“Dood Van Een Schaduw (Death of a Shadow)”(ベルギー・仏/20分) 監督:Tom Van Avermaet
 物語:Nathan Rijckxは、生前は兵士だったが、いまは死んで、生の国と死の国の間にいる。彼は、もう一度生まれ変わるチャンスを得ようと、死にそうな人々の影を追っている。彼は、死ぬ前に会った少女が忘れられず、亡霊となって、現世にいる少女に会いに行く。しかし、少女は別の男性を好きになっている。彼は、嫉妬に狂い、どういう結果を招くかを考えたら決してできないようなある苦い決断をする。
 ロサンゼルス短編映画蔡2012 最優秀作品賞受賞。
 リューベン国際短編映画祭2012 観客賞受賞。
 米国アカデミー賞2013 短編映画賞ノミネート。
 The Ensor Awards(ベルギー)2013 短編映画賞ノミネート。
 ショートショートフィルムフェステイバル&アジア2013にて上映。


 ◆ディスカバリー賞(第1回作品賞) 10月14日発表
 ・“La Plaga(The Plague)”(西) 監督:Neus Ballús
 ・“Miele”(伊・仏) 監督:ヴァレリア・ゴリーノ
 ◎『コーヒーをめぐる冒険』“Oh Boy!”(独) 監督:ヤン・オーレ・ゲルスター(Jan Ole Gerster)
 ・“Eat Sleep Die (Äta sova dö)”(スウェーデン) 監督:Gabriela Pichler
 ・“Call Girl”(スウェーデン・アイルランド・フィンランド・ノルウェー) 監督:Mikael Marcimain


 『コーヒーをめぐる冒険』“Oh Boy!”(独) 監督:ヤン・オーレ・ゲルスター(Jan Ole Gerster)
 出演:トム・シリング(Tom Schilling)、マルク・ホーゼマン(Marc Hosemann)、Friederike Kempter、ユストゥス・フォン・ドーナニー(Justus von Dohnányi)、ミヒャエル・グヴィスデク(Michael Gwisdek)、ウルリッヒ・ノエテン(Ulrich Noethen)
 物語:ニコは、ベルリンで法律を学ぶ学生で、ある日、自分のまわりで起こっていることに違和感を感じ始める。それともおかしいのはまわりではなくて、自分の方なのか。ニコは、積極的に何かをしようという気力を失い、ひとりで、あるいは友人のマッツェとともに、ベルリンをうろついて、人々を眺めているようになる。そうした行動の結果、彼は、恋人に逃げられ、父親からは仕送りを止められる。そして、元クラスメイトのユリカが、過去からの亡霊のように彼の前に現われる……。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2012 フォーラム・オブ・インディペンデント部門出品。
 チューリヒ映画祭2012 ドイツ語映画コンペティション部門出品。スペシャル・メンション受賞。
 バイエルン映画賞2013 男優賞、脚本賞受賞。
 ドイツ映画批評家賞2013 音楽賞、新人監督賞受賞。
 ドイツ映画賞2013作品賞・監督賞・主演男優賞・助演男優賞・助演女優賞・脚本賞・音楽賞受賞。
 ソフィア国際映画祭2013 インターナショナル・コンペティション部門出品。グランプリ受賞。
 シドニー映画祭2013 オフィシャル・コンペティション部門出品。
 ラックス賞2013 オフィシャル・セレクション。
 ヨーロッパ映画賞2013 オフィシャル・セレクション。
 ドイツ映画特集2013にて上映。
 2014年春、渋谷シアターイメージフォーラムほか全国順次公開予定。



 ◆ピープルズ・チョイス賞 8月30日発表
 ・『アンナ・カレーニナ』(英) 監督:ジョー・ライト
 ◎“La Cage Dorée (The Gilded Cage)”(ポルトガル・仏) 監督:Ruben Alves
 ・『インポッシブル』(西) 監督:フアン・アントニオ・バヨナ
 ・『アイム・ソー・エキサイテッド!』“Los Amantes Pasajeros (I'm So Excited!)”(西) 監督:ペドロ・アルモドバル
 ・“The Broken Circle Breakdown”(ベルギー・オランダ) 監督:フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン(Felix van Groeningen)
 ・『鑑定士と顔のない依頼人』(伊) 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
 ・『コーヒーをめぐる冒険』“Oh Boy!”(独) 監督:ヤン・オーレ・ゲルスター(Jan Ole Gerster)
 ・『ザ・ディープ』(アイスランド・ノルウェー) 監督:バルタザール・コルマウクル
 ・『愛さえあれば』(デンマーク・スウェーデン・伊・仏・独) 監督:スザンネ・ビア
 ・『シュガーマン 奇跡に愛された男』(英・スウェーデン) 監督:マリク・ベンジェルール
 ・『コン・ティキ』(ノルウェー・デンマーク・英・独・スウェーデン) 監督:ヨアヒム・ローニング、エスペン・サンドベリ


 “La Cage Dorée (The Gilded Cage)”(ポルトガル・仏) 監督:Ruben Alves
 物語:マリアとホセは、ポルトガル人の夫婦で、今は、パリで暮らしている。マリアはコンシェルジュとして、シックなビルで働き、ホセは建設会社で職長をしていて、みんなから尊敬されている。2人には、ポーラとペドロという子供たちがいるが、彼らはフランス語で話すことを好み、両親相手でもポルトガル語を使うことは滅多にない。そんな彼らに遺産が転がり込み、一家はポルトガルに帰らなければならなくなる。しかし、彼らはパリを離れなければならなくなったことをなかなか上司に打ち明けることができない。ポーラが、ホセのボスの息子とつきあっているがわかり、それがまた状況を複雑にする。


 【技術部門】

 10月26日に受賞者のみ発表。

 ※審査員:トゥオマス・カンテリネン(Tuomas Kantelinen:フィンランドの作曲家)、Francesco Ranieri Martinotti(イタリアの監督・プロデューサー)、Karel Och(チェコの映画祭プログラマー)、Simón de Santiago Aréizaga(スペインのプロデューサー)、エルベ・シュネイ(Hervé Schneid:フランスの映画編集者)、Marek Septimus Wieser(スウェーデンの撮影監督)、ヤスミラ・ジュバニッチ

 ◆撮影監督賞(European Cinematographer 2013 – Prix Carlo di Palma)
 ◎Asaf Sudry “Lemale Et Ha’Halal (Fill the Void)”(イスラエル)(監督:Rama Burshtein)
 Asaf Sudryは、『ボーフォート レバノンからの撤退』などを手がける撮影監督で、この作品で、ハイファ国際映画祭2012 最優秀撮影賞、イスラエル・アカデミー賞2012 撮影賞を受賞しています。


 ◆編集者賞(European Editor 2013)
 ◎クリスティアーノ・トラヴァリョーリ(Cristiano Travaglioli) “La Grande Bellezza (The Great Beauty)”(伊・仏)(監督:パオロ・ソレンティーノ)
 クリスティアーノ・トラヴァリョーリは、『きっと ここが帰る場所』『イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男』などを手がける映画編集者です。


 ◆プロダクション・デザイナー賞(European Production Designer 2013)
 ◎サラ・グリーンウッド 『アンナ・カレーニナ』(英)(監督:ジョー・ライト)
 サラ・グリーンウッドは、この作品で、放送映画批評家協会賞2013 美術賞、米・美術監督組合賞(ADG)2013 歴史もの映画部門賞、イブニング・スタンダード英国映画賞2013 技術貢献賞など受賞、米国アカデミー賞2013 美術賞、BAFTA英国アカデミー賞2013美術賞などノミネート。


 ◆衣裳デザイナー賞(European Costume Designer 2013) [新設]
 ◎パコ・デルガド 『ブランカニエベス』(西・仏)(監督:パブロ・ベルヘル)
 パコ・デルガドは、2012年度の作品では『レ・ミゼラブル』でのノミネート&受賞が多かったようですが、この作品でゴヤ賞2013を受賞しています。


 ◆音響デザイナー賞(European Sound Designer 2013) [新設]
 ◎Matz Müller & Erik Mischijew 『パラダイス:神』(オーストリア・独・仏)(監督:ウルリッヒ・ザイドル)
 Matz Müller & Erik Mischijewは、『パラダイス』3部作のほか、ザイドルの『ドッグ・デイズ』、ジェシカ・ハウスナーの『Lovely Rita ラブリー・リタ』『Hotel ホテル』『ルルドの泉で』などを手がけています。Erik Mischijewは、単独では、『ブロンドと柩の謎』『モンゴル』なども手がけています。ともに、ドキュメンタリーやTV作品が多いようです。


 ◆作曲家賞(European Composer 2013)
 ◎エンニオ・モリコーネ 『鑑定士と顔のない依頼人』(伊)(監督:ジュゼッペ・トルナトーレ)
 エンニオ・モリコーネは、この作品で、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞とナストロ・ダルジェント賞を受賞しています。


 【特別賞・名誉賞】

 ◆生涯貢献賞(Lifetime Achievement Award)
 ◎カトリーヌ・ドヌーヴ


 ◆ワールドシネマへの貢献賞(European Achievement in World Cinema Award)
 ◎ペドロ・アルモドバル


 ◆European Co-Production Award – Prix EURIMAGES
 ◎Ada Solomon
 Ada Solomon は、“Pozitia Copilului(Child's Pose)”などの製作を手がけるルーマニアのプロデューサー。


 ◆ヤング観客賞(Young Audience Award)
 ◎Vincent Bal “The Zigzag Kid”(オランダ)

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 主な作品のノミネート&受賞状況は以下の通りです。
 ・“The Broken Circle Breakdown”(1/6):作品・監督・男優・女優・脚本・ピープル
 ・『鑑定士と顔のない依頼人』(0/4):作品・監督・脚本・ピープル +作曲
 ・“La Grande Bellezza(The Great Beauty)”(3/4):作品・監督・男優・脚本 +編集
 ・『コーヒーをめぐる冒険』(1/4):作品・男優・ディスカバリー・ピープル
 ・『アンナ・カレーニナ』(0/4):男優・女優・脚本・ピープル +プロダクション デザイン
 ・『危険なプロット』(1/3):監督・男優・脚本
 ・『ブランカニエベス』(0/2):作品・監督 +衣裳
 ・『アデル、ブルーは熱い色』(0/2):作品・監督
 ・『インポッシブル』(0/2):女優・ピープル
 ・『アイム・ソー・エキサイテッド!』(0/2):コメディー・ピープル
 ・『愛さえあれば』(1/2):コメディー・ピープル
 ・『ハンナ・アーレント』(0/1):女優
 ・“Pozitia Copilului(Child's Pose)”(0/1):女優

 ドキュメンタリー賞、長編アニメーション賞は、本命が受賞し、男優賞と女優賞も納得のできる受賞結果でしたが、作品賞と監督賞を“La Grande Bellezza(The Great Beauty)”が受賞し、『鑑定士と顔のない依頼人』と『アデル、ブルーは熱い色』が主要部門を無冠で終わるとは思いませんでした。意外!

 全体的な印象としては、トランス・ナショナルな作品が選ばれたという感じでしょうか。

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 *当ブログ記事

 ・ヨーロッパ映画賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201311/article_14.html

 ・ヨーロッパ映画賞2013 技術部門6部門 受賞者発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_37.html

 ・ヨーロッパ映画賞2013 ディスカバリー賞 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_22.html

 ・ヨーロッパ映画賞2013 アニメーション賞 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_1.html

 ・ヨーロッパ映画賞2013 短編映画賞 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_40.html

 ・ヨーロッパ映画賞2013 オフィシャル・セレクション その1:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_19.html
 ・ヨーロッパ映画賞2013 オフィシャル・セレクション その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_20.html

 ・ヨーロッパ映画賞2013 ピープルズ・チョイス賞 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_4.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月~12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html

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