『ほとりの朔子』が2冠! ナント三大陸映画祭2013 受賞結果!

 第35回ナント三大陸映画祭 (11月19日-26日)の各賞が発表になりました。

 ナント三大陸映画祭(Le Festival des 3 Continents)は、1979年からフランスのナントで開催されている映画祭で、アジア、アフリカ、中南米の三大陸の作品に特化した映画祭です。

 過去のグランプリ(金の気球賞)受賞作品には、『風櫃の少年』『冬冬の夏休み』『ウンタマギルー』『北京好日』『差出人のない手紙』『トゥルー・ストーリー』『メイド・イン・ホンコン』『ワンダフルライフ』『一瞬の夢』『ルナ・パパ』『プラットホーム』『少年と砂漠のカフェ』『サウダーヂ』などがあり、『おかえり』で上村美穂、『忘れられぬ人々』で風見章子、『害虫』で宮崎あおい、『ヴァイブレータ』で寺島しのぶ、『さよならみどりちゃん』で星野真理、『歩いても歩いても』で樹木希林が、それぞれ女優賞を受賞しています。

 また、1990年には若尾文子、2012年には相米慎二のオマージュ上映があり、2007年には大島渚、2009年には黒沢清、2011年に日活100周年のレトロスペクティヴが組まれています。

 本年度は、
 ・「北京から香港まで:中国映画と歴史(1920-50)」(From Beijing to Hong Kong:Chinise Cinemas and Histories(1920-50))
 ・「南アフリカ:レンズを通した窮境の歴史」(South Africa:A Stymie History Through the Lens)
 ・「インド映画の100年」(100 Years of Indian Cinema)
 ・「フォーカス・オン・現代フラジル映画」(Focus on Current Brazilian Cinema)
 という特集が組まれています。

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 【オフィシャル・セレクション インターナショナル・コンペティション部門】

 ・“Je ne suis pas lui(Ben O Değilim)”(トルコ) 監督:Tayfun Pirselimoglu
 ・『ルールを曲げろ』“Bending the Rules(Ghaedeye Tasadof)”(イラン) 監督:ベーナム・ベーザディ(Behnam Behzadiel)
 ・“36”(タイ) 監督:Nawapol Thamrongrattanarit
 ・“Poor Folk(Qiong ren, liu lian, ma yao, tou du ke)”(ミャンマー・台湾・タイ) 監督:ミディー・ジー(Midi Z/趙徳胤)
 ・『収容病棟』“‘Til Madness Do Us Part(Feng Ai/瘋愛)”(仏・香港・日) 監督:ワン・ビン
 ・“Our Sunhi(U ri Sunhi)”(韓) 監督:ホン・サンス
 ・『ほとりの朔子』“Au Revoir l’été”(日・米) 監督:深田晃司
 ・“Mudo”(仏・メキシコ・ペルー) 監督:Daniel Vega、Diego Vega
 ・“Sopro”(ブラジル) 監督:Marcos Pimentel

 ※審査員:Emmanuel Atlan(配給)、ギョーム・グイ(Guillaume Gouix:フランスの男優)、Vimukhti Jayasundara(スリランカの監督)、Maximiliano Schonfeld(アルゼンチンの監督)、エレーヌ・ヴァンサン(Hélène Vincent:フランスの女優)

 ◆グランプリ/金の気球賞(Montgolfière d’or)

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 ◎『ほとりの朔子』“Au Revoir l’été”(日・米) 監督:深田晃司
 物語:「大学受験浪人中の夏に、母の妹の地域研究学者である海希江叔母さんの誘いで、海と山のほとりの避暑地を訪れる朔子。そこで海希江の幼なじみの兎吉と、その甥で福島から避難してきている同年代の孝史と出会う。孝史と幾度か会う度にふたりの距離が近づいていく。子供と大人のほとりにいる朔子が、大人たちのなかで人生の複雑さを少しだけ覗きみる夏物語。2010年の東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門で作品賞に輝き、世界100ヶ所以上の映画祭からオファーが殺到した『歓待』の深田晃司監督と杉野希妃プロデューサーコンビが、二階堂ふみ、鶴田真由、太賀、古舘寛治等を迎えて新たに制作した社会派青春夏物語。」
 東京国際映画祭2013 コンペティション部門出品。

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 ◆銀の気球賞(Montgolfière d’argent)

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 ◎『収容病棟』“‘Til Madness Do Us Part(Feng Ai/瘋愛)”(仏・香港・日) 監督:ワン・ビン
 中国南西部の隔絶した場所にある、古い精神病院。ここには約100人の受刑者が入れられている。罪状や病状はさまざまだ。人を殺した者もいれば、地元の法律を犯した者もいる。彼らのほとんどは、親族からも見捨てられ、会いに来る者もいない。彼らは、人の温もりや慰めを求めている。彼らは、キスやボディータッチに飢え、夜になると、一緒に寝てくれる相手を探す者もいる。
 220分。
 ベネチア国際映画祭2013 特別上映作品。
 トロント国際映画祭2013 MAVERICKS部門出品。
 釜山国際映画祭2013 ドキュメンタリー・ショーケース部門出品。
 第6回恵比寿映像祭にて上映予定。

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 ◆審査員スペシャル・メンション(Mention spéciale du jury)

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 ◎“Je ne suis pas lui(Ben O Değilim)”(トルコ) 監督:Tayfun Pirselimoglu
 物語:Nihatは、病院の食堂で働いている内気な従業員である。彼の職場に、皿洗いとしてミステリアスな女性Ayşeが働き始める。彼女は、明らかに彼に誘ってきていて、彼を戸惑わせる。しかも、彼女には、何年も刑務所に入っている夫がいるという噂があった。彼女からディナーに誘われた彼は、結局、その誘いを受け入れる。彼女は、夫の写真を見せてくれるが、写真に写っている男性は彼とうりふたつであった。そこから2人の関係は、奇妙で危険なものになる……。
 ローマ国際映画祭2013 オフィシャル・セレクション出品。脚本賞受賞。

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 ◆ヤング審査員賞(Prix du jury jeune)
 ◎『ほとりの朔子』“Au Revoir l’été”(日・米) 監督:深田晃司

 ◆観客賞(Prix du public)
 ◎『ルールを曲げろ』“Bending the Rules(Ghaedeye Tasadof)”(イラン) 監督:ベーナム・ベーザディ(Behnam Behzadiel)
 物語:アミールのアマチュア劇団が海外のフェスティバルの招待を受け、劇団員はその準備を進める。他の仲間は、親に学校の旅行にでかけるとウソをつくが、主演女優のShahrzadは本当のことを言う。彼女は父親の反対に遭い、劇団は、キャストを変更するかどうかの瀬戸際に立たされる。
 監督のベーナム・ベーザディは、バフマン・ゴバディの『半月~ハーフムーン~』の脚本家。
 ファジル国際映画祭2013 イラン映画コンペティション部門 脚本賞、録音賞、観客賞インターナショナル・セクション受賞。ワールド・シネマ・コンペティション部門 最優秀作品賞受賞。
 ワルシャワ国際映画祭2013 ワールド・トゥデイ部門出品。
 東京国際映画祭2013コンペティション部門出品。審査員特別賞受賞。

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 *当ブログ記事

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月~12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html

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