ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2013 ノミネーション発表!

 第16回ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワードのノミネーションが発表されました。(11月11日)

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 ◆作品賞(Best British Independent Film)
 ・“Metro Manila”(英・フィリピン) 監督:ショーン・エリス
 ・『あなたを抱きしめる日まで』(仏・英) 監督::スティーヴン・フリアーズ
 ・“The Selfish Giant”(英) 監督:クリオ・バーナード(Clio Barnard)
 ・“Starred Up”(英) 監督:デイヴィッド・マッケンジー
 ・“Le Week-end”(英) 監督:ロジャー・ミッチェル

 “Metro Manila”は、サンダンス映画祭2013 観客賞受賞。米国アカデミー賞2013 外国語映画賞イギリス代表。
 『あなたを抱きしめる日まで』は、ベネチア国際映画祭2013 コンペティション部門出品。脚本賞受賞。トロント国際映画祭2013 ピープルズ・チョイス賞次点。
 “The Selfish Giant”は、カンヌ国際映画祭2013監督週間出品。Label Europa Cinemas受賞。BFIロンドン映画祭2013 オフィシャル・コンペティション部門出品。
 “Starred Up”は、BFIロンドン映画祭2013 オフィシャル・コンペティション部門出品。

 ◆監督賞(BEST DIRECTOR)
 ・ジョン・S・ベアード 『フィルス』
 ・クリオ・バーナード(Clio Barnard) “The Selfish Giant”
 ・ショーン・エリス “Metro Manila”
 ・ジョナサン・グレイザー “Under the Skin”
 ・デイヴィッド・マッケンジー “Starred Up”

 ◆主演男優賞
 ・ジム・ブロードベント “Le Week-end”
 ・スティーヴ・クーガン 『あなたを抱きしめる日まで』
 ・トム・ハーディー “Locke”(米・英)(監督:スティーヴン・ナイト)
 ・ジャック・オコンネル(Jack O'Connell) “Starred Up”
 ・ジェームズ・マカヴォイ 『フィルス』

 ジム・ブロードベントは、サンセバスチャン国際映画祭2013 男優賞受賞。

 ◆主演女優賞
 ・ジュディー・デンチ 『あなたを抱きしめる日まで』
 ・リンゼイ・ダンカン “Le Week-end”
 ・スカーレット・ヨハンソン “Under the Skin”
 ・フェリシティー・ジョーンズ “The Invisible Woman”(英)(監督:レイフ・ファインズ)
 ・シアーシャ・ローナン “How I Live Now”(英)(監督:ケヴィン・マクドナルド)

 ジュディー・デンチは、前回『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』でノミネート。

 ◆助演男優賞
 ・John Arcilla “Metro Manila”
 ・ルパート・フレンド “Starred Up”
 ・ジェフ・ゴールドブラム “Le Week-end”
 ・エディー・マーサン 『フィルス』
 ・ベン・メンデルソーン “Starred Up”

 ◆助演女優賞
 ・シヴォーン・フィネラン(Siobhan Finneran) “The Selfish Giant”
 ・シャーリー・ヘンダーソン 『フィルス』
 ・イモジェン・プーツ “The Look Of Love”(英・米)(監督:マイケル・ウィンターボトム)
 ・クリスティン・スコット・トーマス “The Invisible Woman”
 ・ミア・ワシコウスカ 『ザ・ダブル/分身』(英)(監督:リチャード・アヨエイド)

 ◆脚本賞
 ・Jonathan Asser “Starred Up”
 ・クリオ・バーナード “The Selfish Giant”
 ・スティーヴン・ナイト(Steven Knight) “Locke”
 ・ハニフ・クレイシ “Le Week-end”
 ・ジェフ・ホープ、スティーヴ・クーガン 『あなたを抱きしめる日まで』

 『あなたを抱きしめる日まで』は、ベネチア国際映画祭2013 脚本賞受賞。

 ◆プロダクション賞(Best Achievement In Production)
 ・“A Field in England”(英)(監督:ベン・ウィートリー)
 ・『フィルス』
 ・“Metro Manila”
 ・“The Selfish Giant”
 ・“Starred Up”

 ◆技術貢献賞(Best Technical Achievement)
 ・Shaheen Baig(キャスティング) “Starred Up”
 ・Johnnie Burn(音響デザイン) “Under the Skin”
 ・Amy Hubbard(キャスティング) “The Selfish Giant”
 ・Mica Levi(音楽) “Under the Skin”
 ・ジャスティン・ライト(Justine Wright)(編集) “Locke”

 ◆レインダンス賞(The Raindance Award)
 ・“Everyone’s Going to Die”(英) 監督:Jones
 ・“The Machine”(英) 監督:Caradog W. James
 ・“The Patrol”(英・モロッコ) 監督:Tom Petch
 ・“Sleeping Dogs”(英) 監督:Floris Ramaekers
 ・“Titus”(英) 監督:Charlie Cattrall

 ※この賞は、映画業界からの支援なしに作られた、真にインディペンデントな作品(主に新人監督のよる)に贈られる賞で、2004年に新設されています。ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワードの設立と運営自体がRaindance(http://www.raindance.co.uk/site/index.php?home)であり、Raindanceが10月に開催しているレインダンス・フィルム・フェスティバルのイギリス映画コンペティション部門がこのレインダンス・アワードということになります。

 “The Machine”は、BAFTAウェールズ・アワード2013 作品賞・衣裳デザイン賞・オリジナル音楽賞受賞。レインダンス映画祭2013 最優秀英国長編作品賞受賞。トロント・アフターダーク映画祭2013 最優秀Sci-Fi映画賞、女優賞受賞。

 ◆ニューカマー賞(Most Promising Newcomer)
 ・Harley Bird “How I Live Now”
 ・Conner Chapman、Shaun Thomas “The Selfish Giant”
 ・Caity Lotz “The Machine”
 ・Jake Macapagal “Metro Manila”
 ・Chloe Pirrie “Shell”(英)(監督:Scott Graham)

 ◆新人監督賞(The Douglas Hickox Award [Best Debut Director])
 ・Charlie Cattrall “Titus”(英)
 ・Tina Gharavi “I Am Nasrine”(英)
 ・Jeremy Lovering “In Fear”(英)
 ・Omid Nooshin “Last Passenger”(英)
 ・Paul Wright “For Those in Peril”(英)

 ◆最優秀ドキュメンタリー賞(Best Documentary)
 ・“Pussy Riot - A Punk Prayer”(ロシア・英) 監督:Mike Lerner、Maxim Pozdorovkin
 ・“The Great Hip Hop Hoax”(英) 監督:Jeanie Finlay
 ・“The Moo Man”(英) 監督:Andy Heathcote、Heike Bachelier
 ・“The Spirit of '45”(英) 監督:ケン・ローチ
 ・“The Stone Roses: Made of Stone”(英) 監督:シェーン・メドウス

 “Pussy Riot - A Punk Prayer”は、サンダンス映画祭2013 審査員特別賞受賞。
 “The Moo Man”は、サンダンス映画祭2013出品。

 ◆英国短編賞(Best British Short)
 ・“L'Assenza”(英) 監督:Jonathan Romney
 ・“Dr Easy”(英) 監督:Jason Groves、Chris Harding、Richard Kenworthy
 ・“Dylan's Room”(英) 監督:Layke Anderson
 ・“Jonah”(英・タンザニア) 監督:Kibwe Tavares
 ・“Z1”(英) 監督:Gabriel Gauchet

 “Dylan's Room”は、ケンブリッジ映画祭2012 最優秀短編賞受賞、リーズ国際映画祭2012 最優秀短編賞受賞。
 “Jonah”は、サンダンス映画祭2013 短編部門出品。
 “Z1”は、ロカルノ国際映画祭2013 短編コンペティション部門出品。

 ◆外国映画賞賞(Best International Independent Film)
 ・『アデル、ブルーは熱い色』(仏) 監督:アブデラティフ・ケシシュ
 ・『ブルージャスミン』(米) 監督:ウディ・アレン
 ・“Frances Ha”(米) 監督:ノア・バウムバック
 ・“The Great Beauty(La grande bellezza)”(伊) 監督:パオロ・ソレンティーノ
 ・“Wadjda”(サウジアラビア・独) 監督:Haifaa Al-Mansour

 『アデル、ブルーは熱い色』は、カンヌ国際映画祭2013 パルムドール受賞。国際批評家連盟賞2013 年間グランプリ受賞。
 “The Great Beauty(La grande bellezza)”は、イタリア ゴールデングローブ賞2013 撮影賞受賞。ナストロ・ダルジェント賞2013 助演男優賞、助演女優賞、撮影賞、録音賞受賞。ヨーロッパ映画賞2013 編集賞受賞。
 “Wadjda”は、ベネチア国際映画祭2012 'CinemAvvenire' Award、C.I.C.A.E. Award、Interfilm Award受賞。タリン・ブラックナイツ映画祭2012 ドン・キホーテ賞スペシャル・メンション、NETPAC賞受賞。ドバイ国際映画祭2012作品賞・女優賞受賞。ヨーテボリ国際映画祭2013観客賞受賞。ロッテルダム国際映画祭2013 Dioraphte Award受賞。ダーバン国際映画祭2013 第1回作品賞受賞。ロサンゼルス国際映画祭2013観客賞受賞。

 ◆審査員特別賞(The Special Jury Prize)
 12月8日に発表予定

 ◆リチャード・ハリス賞(The Richard Harris Award (for outstanding contribution by an actor to British Film))
 未発表

 ◆ヴァラエティー賞(The Variety Award)
 未発表

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 主な作品のノミネート状況は以下の通り。

 ・“Starred Up”(8):作品・監督・主演男優・助演男優・助演男優・脚本・プロダクション・技術
 ・“The Selfish Giant”(7):作品・監督・助演女優・脚本・プロダクション・技術・ニューカマー
 ・“Metro Manila”(5):作品・監督・助演男優・プロダクション・ニューカマー
 ・“Le Week-end”(5):作品・主演男優・主演女優・助演男優・脚本
 ・『フィルス』(5):監督・主演男優・助演男優・助演女優・プロダクション
 ・『あなたを抱きしめる日まで』(4):作品・主演男優・主演女優・脚本
 ・“Under the Skin”(4):監督・主演女優・技術・技術
 ・“The Invisible Woman”(2):主演女優・助演女優
 ・“How I Live Now”(2):主演女優・ニューカマー
 ・“The Machine”(2):レインダンス・ニューカマー
 ・“Titus”(2):レインダンス・新人監督

 国際的な評価の高さから言っても、『あなたを抱きしめる日まで』の圧勝かと思いきや、『あなたを抱きしめる日まで』はわずか4部門のノミネートにとどまり、監督のスティーヴン・フリアーズはノミネートすらされませんでした。
 これが英国内における一般的な作品の評価、監督の評価なのかどうかはわかりませんが、ベテランの作品よりインディペンデントな作品を積極的に評価していこうという姿勢はあるのではないかと推測されます。

 ケン・ローチやマイケル・ウィンターボトムの新作もありましたが、わずかなノミネートにとどまっています。

 前回は、新人監督の作品が席捲したブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワードですが、今回は新人監督だらけというほどの結果には至りませんでした。

 結果的には、どれか1つの作品に賞が集中することはなくて、バラけた受賞になりそうです。

 ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワードとしては、“The Selfish Giant”あたりがお好みかもしれません。

 授賞式は、12月8日に行われます。

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 *当ブログ記事

 ・ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201211/article_3.html
 ・ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_26.html
 ・ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201111/article_4.html
 ・ブリティッシュ・インディペンドント・フィルム・アワード2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_9.html
 ・ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201011/article_2.html
 ・ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2010受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_10.html
 ・ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2009 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200911/article_3.html
 ・ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_12.html
 ・ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2008 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_3.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月~12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html

 追記:
 ・ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2013 受賞結果: http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_20.html

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