ヨーロッパ映画賞2013 技術部門6部門 受賞者発表!

 第26回ヨーロッパ映画賞の技術部門6部門の受賞者が発表になりました。(10月26日)

 ヨーロッパ映画賞は、本年度から選考方法に変更があって、技術部門6部門は、ノミネーションの発表なしで、受賞者のみ発表されるとは事前に伝えられていましたが、メイン部門のノミネーション発表に先立って、6部門の結果が発表されるとは思いませんでした。

 これらを踏まえて、これから発表になるノミネーションに投票を行なってくれということなのでしょうか。(あるいは、受賞者を確実に授賞式に呼ぶために、早めに告知した、という可能性も考えられます。)

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 ◆撮影監督賞(European Cinematographer 2013 – Prix Carlo di Palma) 1989~1992、1997~
 ◎Asaf Sudry “Lemale Et Ha’Halal (Fill the Void)”(イスラエル)(監督:Rama Burshtein)
 Asaf Sudryは、『ボーフォート レバノンからの撤退』などを手がける撮影監督で、この作品で、ハイファ国際映画祭2012 最優秀撮影賞、イスラエル・アカデミー賞2012 撮影賞を受賞しています。

 ◆編集者賞(European Editor 2013) 1991、1992、2005、2010~
 ◎クリスティアーノ・トラヴァリョーリ(Cristiano Travaglioli) “La Grande Bellezza (The Great Beauty)”(伊・仏)(監督:パオロ・ソレンティーノ)
 クリスティアーノ・トラヴァリョーリは、『きっと ここが帰る場所』『イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男』などを手がける映画編集者です。

 ◆プロダクション・デザイナー賞(European Production Designer 2013) 1988、1990~1992、2005、2010~
 ◎サラ・グリーンウッド 『アンナ・カレーニナ』(英)(監督:ジョー・ライト)
 サラ・グリーンウッドは、この作品で、放送映画批評家協会賞2013 美術賞、米・美術監督組合賞(ADG)2013 歴史もの映画部門賞、イブニング・スタンダード英国映画賞2013 技術貢献賞など受賞、米国アカデミー賞2013 美術賞、BAFTA英国アカデミー賞2013美術賞などノミネート。

 ◆衣裳デザイナー賞(European Costume Designer 2013) [新設]
 ◎パコ・デルガド 『ブランカニエベス』(西・仏)(監督:パブロ・ベルヘル)
 パコ・デルガドは、2012年度の作品では『レ・ミゼラブル』でのノミネート&受賞が多かったようですが、この作品でゴヤ賞2013を受賞しています。

 ◆音響デザイナー賞(European Sound Designer 2013) [新設]
 ◎Matz Müller & Erik Mischijew 『パラダイス:神』(オーストリア・独・仏)(監督:ウルリッヒ・ザイドル)
 Matz Müller & Erik Mischijewは、『パラダイス』3部作のほか、ザイドルの『ドッグ・デイズ』、ジェシカ・ハウスナーの『Lovely Rita ラブリー・リタ』『Hotel ホテル』『ルルドの泉で』などを手がけています。Erik Mischijewは、単独では、『ブロンドと柩の謎』『モンゴル』なども手がけています。ともに、ドキュメンタリーやTV作品が多いようです。

 ◆作曲家賞(European Composer 2013) 1989~1992、2004~
 ◎エンニオ・モリコーネ 『鑑定士と顔のない依頼人』(伊)(監督:ジュゼッペ・トルナトーレ)
 エンニオ・モリコーネは、この作品で、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞とナストロ・ダルジェント賞を受賞しています。

 ※審査員:トゥオマス・カンテリネン(Tuomas Kantelinen:フィンランドの作曲家)、Francesco Ranieri Martinotti(イタリアの監督・プロデューサー)、Karel Och(チェコの映画祭プログラマー)、Simón de Santiago Aréizaga(スペインのプロデューサー)、エルベ・シュネイ(Hervé Schneid:フランスの映画編集者)、Marek Septimus Wieser(スウェーデンの撮影監督)、ヤスミラ・ジュバニッチ

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 悪くない結果です。
 他の候補がわからないので、他にもっと有力な候補がいた可能性もなくはありませんが、プロダクション・デザイン、衣裳デザイン、作曲あたりは、文句のないチョイスなのではないでしょうか。
 ひょっとすると、こういう選考方法にすることで、多数決によって生じる妙な偏りを防ぐという狙いがあったのかもしれません。

 10年以上の歴史を持つ賞は撮影部門だけですが、今回の受賞者はいずれも初受賞になります。

 今後の予定としては、11月9日に残る全ノミネーションが発表され、12月7日にベルリンで授賞式が行なわれることになっています。(その前にドキュメンタリー賞のノミネーションの発表があるはずです。)

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 *当ブログ記事

 ・ヨーロッパ映画賞2013 ディスカバリー賞 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_22.html

 ・ヨーロッパ映画賞2013 アニメーション賞 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_1.html

 ・ヨーロッパ映画賞2013 短編映画賞 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_40.html

 ・ヨーロッパ映画賞2013 オフィシャル・セレクション その1:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_19.html
 ・ヨーロッパ映画賞2013 オフィシャル・セレクション その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_20.html

 ・ヨーロッパ映画賞2013 ピープルズ・チョイス賞 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_4.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月~12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html

 追記:
 ・ヨーロッパ映画賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201311/article_14.html
 ・ヨーロッパ映画賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_16.html

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