台湾・金馬奨2013 ノミネーション発表!

 第50回台湾・金馬奨のノミネーションが発表されました。(10月1日)

 ホントはもうちょっと前から始まってはいましたが、金馬奨のノミネーションが発表されると、今年もいよいよ映画賞レースのシーズンが始まったなという感じがしますね。

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 ◆作品賞(最佳劇情片)
 ・“Ilo.Ilo(爸媽不在家)”(シンガポール) 監督:アンソニー・チェン
 ・“A Touch of Sin (天注定)”(中・日) 監督:ジャ・ジャンクー
 ・『グランド・マスター』(香港・中・仏) 監督:ウォン・カーウァイ
 ・『ピクニック』“Stray Dogs(郊遊)”(台湾・仏) 監督:ツァイ・ミンリャン
 ・『毒戦』(中・香港) 監督:ジョニー・トー

 “Ilo.Ilo(爸媽不在家)”は、カンヌ国際映画祭2013監督週間出品。カメラドール受賞。
 “A Touch of Sin (天注定)”は、カンヌ国際映画祭2013 コンペティション部門出品。脚本賞受賞。
 『グランド・マスター』は、ベルリン国際映画祭2013 アウト・オブ・コンペティション部門出品。
 『ピクニック』は、ベネチア国際映画祭2013 コンペティション部門出品。審査員グランプリ受賞。
 ツァイ・ミンリャン作品は、4年ぶりのノミネート。
 ジョニー・トー作品のみ、2年連続作品賞ノミネート。『毒戦』は、アジア映画賞2013でも作品にノミネート。

 ◆監督賞(最佳導演)
 ・チョン・モンホン(鍾孟宏) 『失魂』“Soul”(台湾)
 ・ジャ・ジャンクー “A Touch of Sin (天注定)”
 ・ウォン・カーウァイ 『グランド・マスター』
 ・ツァイ・ミンリャン 『ピクニック』“Stray Dogs(郊遊)”
 ・ジョニー・トー 『毒戦』

 『失魂』は、台北電影奨2013 作品賞受賞。チョン・モンホンは、3年前に『4枚目の似顔絵』で監督賞受賞。
 ジャ・ジャンクーは、金馬奨初ノミネート。
 ウォン・カーウァイは、2004年に『2046』で監督賞にノミネートされて以来のノミネート。受賞すれは、1991年の『欲望の翼』以来2度目。
 ツァイ・ミンリャンは、4年ぶりのノミネート。
 ジョニー・トーは、2年連続7度目の監督賞ノミネートで、2000年の『ザ・ミッション 非情の掟』、2004年の『ブレイキング・ニュース』、2012年の『奪命金』で受賞。

 台北電影奨2013監督賞は、短編の“A Breath from the Bottom(狀況排除)”を監督した詹京霖(Chan Ching-lin)に贈られています。

 ◆主演男優賞(最佳男主角)
 ・ジミー・ウォング 『失魂』
 ・トニー・レオン 『グランド・マスター』
 ・ニック・チョン 『激戦』(香港)(監督:ダンテ・ラム)
 ・レオン・カーファイ 『コールド・ウォー 香港警察 二つの正義』(香港)(監督:リョン・ロクマン、サニー・ルク)
 ・リー・カンション 『ピクニック』“Stray Dogs(郊遊)”

 ジミー・ウォングは、台北電影奨2013 主演男優賞受賞。『捜査官X』で助演男優賞にノミネートされて以来2年ぶり3度目のノミネート。
 トニー・レオンは、2007年に『ラスト、コーション』で主演男優賞を受賞して以来の7回目のノミネート。受賞すれば4回目。
 ニック・チョンのみ2年連続ノミネート。前回は『狼たちのノクターン〈夜想曲〉』でノミネート。4年前に『ビースト・ストーカー/証人』で受賞。ニック・チョンは、この作品で上海国際映画祭2013 男優賞受賞。
 レオン・カーファイは、『コールド・ウォー 香港警察 二つの正義』でアジア映画賞2013主演男優賞ノミネート、華語電影傳媒大奨2013主演男優賞受賞。金馬奨では、2007年に助演男優賞を受賞して以来の7回目のノミネート。受賞すれば、3度目。
 リー・カンションは、『愛情萬歳』以来19年ぶりの主演男優賞ノミネート。

 ◆主演女優賞(最佳女主角)
 ・顏卓靈(Cherry Ngan) 『狂舞派』“The Way We Dance (狂舞派)”(香港)(監督:アダム・ウォン)
 ・チャン・ツィイー 『グランド・マスター』
 ・グイ・ルンメイ “Christmas Rose (聖誕玫瑰)”(香港)(監督:チャーリー・ヤン)
 ・スー・チー “Journey To The West: Conquering the Demons(西遊降魔篇/チャイニーズ・オデッセイ Part3 降魔伝奇)”(中)(監督:チャウ・シンチー、デレク・クォック)
 ・サミー・チェン “Blind Detective(盲探)”(香港・中)(監督:ジョニー・トー)

 チャン・ツィイーは、『花の生涯―梅蘭芳』で助演女優賞にノミネートされて以来4年ぶりのノミネート。
 スー・チーは、2年ぶりのノミネート。
 グイ・ルンメイは、前回、『GF*BF』で初ノミネート初受賞。

 ◆助演男優賞(最佳男配角)
 ・陳天文(Xuejian Li) “Ilo.Ilo(爸媽不在家)”
 ・リー・シュエチン “Back to 1942(一九四二)”(中)(監督:フォン・シャオガン)
 ・エディー・ポン 『激戦』
 ・ホアン・ボー(黃渤) “Journey To The West: Conquering the Demons(西遊降魔篇/チャイニーズ・オデッセイ Part3 降魔伝奇)”
 ・トン・ダーウェイ(佟大為) 『アメリカン・ドリーム・イン・チャイナ』“海闊天空”(中)(監督:ピーター・チャン)

 エディー・ポンは、2年前に“Jump! Ashin(翻滚吧,阿信)”で主演男優賞ノミネート。
 ホアン・ボーは、4年前に主演男優賞受賞。

 ◆助演女優賞(最佳女配角)
 ・ヤオ・ヤンヤン “Ilo.Ilo(爸媽不在家)”
 ・クリスタル・リー(李馨巧) 『激戦』
 ・シュー・ヤムヤム(邵音音) “Tales From The Dark 1(李碧華鬼魅系列:迷離夜)”(香港)(監督:フルーツ・チャン、リー・チーガイ、サイモン・ヤム)
 ・林美秀(Lin Mei-Hsiu)  『おばあちゃんの秘密』“To My Dear Granny(親愛的奶奶)”(台湾)(監督:チュウ・ヨウニン(瞿友寧/Chu Yu-ning))
 ・薛紅(Xue Hong) “Longing For The Rain (春夢)”(中・香港)(監督:Tian-yi Yang)

 クリスタル・リーは、この作品で、上海国際映画祭2013女優賞受賞。

 ◆オリジナル脚本賞(最佳原著劇本)
 ・アンソニー・チェン “Ilo.Ilo(爸媽不在家)”
 ・ジャ・ジャンクー “A Touch of Sin (天注定)”
 ・チュウ・ヨウニン(瞿友寧/Chu Yu-ning)  『おばあちゃんの秘密』“To My Dear Granny(親愛的奶奶)”
 ・ワイ・カーファイ、ヤウ・ナイホイ、チェン・ウェイビン(陳偉斌)、余曦(Yu Xi) 『毒戦』
 ・周智勇(Zhou Zhi Yong)、張冀(Zhang Ji)、オーブリー・ラム(林愛華) 『アメリカン・ドリーム・イン・チャイナ』“海闊天空”

 “A Touch of Sin (天注定)”は、カンヌ国際映画祭2013脚本賞受賞。
 『毒戦』は、アジア映画賞2013で脚本賞ノミネート。ヤウ・ナイホイは、6年ぶり7回目のノミネート。受賞すれば、2005年の『エレクション』以来4回目。
 台北電影奨2013脚本賞は、“Forever Love(阿嬤的夢中情人)”。

 ◆脚色賞(最佳改編劇本)
 ・劉震雲(Liu Zhenyun) “Back to 1942(一九四二)”
 ・リー・チアン(李檣) 『So Young』“So Young(致我們終將逝去的青春)”(中)(監督:ヴィッキー・チャオ)
 ・チャウ・シンチー、デレク・クォック、リー・ションチン(李尚正)、アイヴィ・コン(江玉儀) “Journey To The West: Conquering the Demons(西遊降魔篇/チャイニーズ・オデッセイ Part3 降魔伝奇)”

 劉震雲は、この作品で華語電影傳媒大奨2013脚本賞受賞。
 チャウ・シンチーは、今回、2部門でのノミネート。2005年に『カンフーハッスル』で監督賞と作品賞を受賞して以来のノミネート。脚本部門でのノミネートは初めて。

 ◆撮影賞(最佳攝影)
 ・中島長雄 『失魂』“Soul”
 ・ルー・ユエ “Back to 1942(一九四二)”
 ・ユー・リクウァイ “A Touch of Sin (天注定)”
 ・フィリップ・ル・スール 『グランド・マスター』
 ・リャオ・ペンロン(廖本榕)、ソン・ウンゾン(宋文忠)、ルー・チンシン(呂慶鑫) 『ピクニック』“Stray Dogs(郊遊)”

 中島長雄は、『失魂』で台北電影奨2013撮影奨受賞。
 ルー・ユエは、1998年の『シュウシュウの季節』以来のノミネート。
 ユー・リクウァイは、1999年の『千言萬語』以来のノミネート。

 ◆編集賞(最佳剪輯)
 ・馬修(Matthieu Laclau)、林旭东(Lin Xudong) “A Touch of Sin (天注定)”
 ・ウィリアム・チャン(張叔平)、Benjamin Courtines、プーン・ハンコウ(潘雄耀) 『グランド・マスター』
 ・鍾煒釗(Azrael Chung) 『激戦』
 ・デイヴィッド・リチャードソン、梁展綸(Allen Leung) 『毒戦』
 ・肖洋(Xiao Yang) 『アメリカン・ドリーム・イン・チャイナ』“海闊天空”

 鍾煒釗(Azrael Chung)は、2年ぶりのノミネート。
 デイヴィッド・リチャードソンは、前回、『奪命金』でノミネート。『毒戦』は、アジア映画賞2013編集賞ノミネート。
 肖洋は、前回、『星空』で視覚効果賞にノミネート。

 ◆美術賞(最佳美術設計)
 ・趙思豪(Shi Hai Ying) 『失魂』“Soul”
 ・シー・ハイイン(石海鷹) “Back to 1942(一九四二)”
 ・リー・ヤン(李楊) 『So Young』“So Young(致我們終將逝去的青春)”
 ・ウィリアム・チャン(張叔平)、アルフレッド・ヤウ(邱偉明) 『グランド・マスター』
 ・蔡珮玲(Penny Pei-Ling Tsai) 『狼が羊に恋するとき』“When a Wolf Falls in Love with a Sheep(南方小羊牧場)”(台湾)(監督:ホー・チーラン(Hou Chi-jan/侯季然))

 シー・ハイインは、4年ぶりのノミネート。
 ウィリアム・チャン(張叔平)は、2年ぶりのノミネート。今回は2部門でのノミネート。
 蔡珮玲(Penny Pei-Ling Tsai)は、前回、『星空』でノミネート。
 『狼が羊に恋するとき』は、台北電影奨2013歳優秀技術賞受賞。

 ◆メイキャップ&衣裳デザイン賞(最佳造型設計)
 ・ティム・イップ(葉錦添) “Back to 1942(一九四二)”
 ・ウィリアム・チャン(張叔平) 『グランド・マスター』
 ・ブルース・ユー(余家安/ユー・ガーオン/Bruce Yu Ka-on)、リー・ピックワン(利碧君) “Journey To The West: Conquering the Demons(西遊降魔篇/チャイニーズ・オデッセイ Part3 降魔伝奇)”
 ・鄭秀嫻(Miggy Cheng)、黃家儀(Phoebe Wong)、秦秀霞(Heidi Chun)、Kittichon Kunratchol 『リゴル・モルティス/死後硬直』“殭屍”(香港)(監督:ジュノ・マック)
 ・ドーラ・ン(吳里璐) 『アメリカン・ドリーム・イン・チャイナ』“海闊天空”

 ティム・イップは、前回、『太極(TAI CHI)-ゼロ-』でノミネート。
 ブルース・ユーは、3年前に『王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件』でノミネート。
 ウィリアム・チャン(張叔平)は、今回は2部門でのノミネート。
 ドーラ・ンは、2年ぶりのノミネート。3年前に『ボディガード&アサシンズ』で受賞。

 ◆視覚効果賞(最佳視覺效果)
 ・常洪松(Chang Hong Song) “Back to 1942(一九四二)”
 ・ピエール・ブファン(Pierre Buffin (BUF COMPANY) 『グランド・マスター』
 ・李仁浩(Lee In-Ho)、金鐘弼(Kim Jong Pill)、羅偉豪(Ken Law)、曾詠汶(Wing Tsang) “Journey To The West: Conquering the Demons(西遊降魔篇/チャイニーズ・オデッセイ Part3 降魔伝奇)”
 ・伊諾(Enoch Chan) 『リゴル・モルティス/死後硬直』“殭屍”
 ・鄒志聖(Chau Chi Shing)、陳志豪(Chan Chi Ho)、林哲民(Johnny Lin)、蘇文聖(Shaun Su) 『狼が羊に恋するとき』“When a Wolf Falls in Love with a Sheep(南方小羊牧場)”

 常洪松(Chang Hong Song)は、前回、『画皮 あやかしの恋2』でノミネート。
 羅偉豪(Ken Law)は、2年ぶりのノミネート。
 『狼が羊に恋するとき』は、アジア映画賞2013でも視覚効果賞ノミネート。
 鄒志聖は、5年前に『ウォーロード/男たちの誓い』で視覚効果賞受賞。

 ◆音響効果賞(最佳音效)
 ・吳書瑤(Wu Shu-Yao)、李育智(Lee Yu-Chih) “Pusu Qhuni (餘生)”(台湾)(監督:楊湘竹(Tang Shiang-Chu))
 ・ドゥ・ドゥチー(杜篤之)、クオ・リーチー(郭禮杞) 『失魂』“Soul”
 ・Robert Mackenzie、Trithep Wangpaiboon 『グランド・マスター』
 ・鄭穎園(Phyllis Cheng) 『激戦』
 ・ドゥ・ドゥチー(杜篤之)、クオ・リーチー(郭禮杞) 『ピクニック』“Stray Dogs(郊遊)”

 ドゥ・ドゥチーは、2年前に『セデック・バレ』で、3年前に『モンガに散る』で受賞。
 Trithep Wangpaiboon は、3年連続ノミネート。前回は、“聴風者(The Silent War)”でノミネート。
 鄭穎園(Phyllis Cheng)は、前回、『バレット・ヒート 消えた銃弾』でノミネート。

 ◆アクション監督賞(最佳動作設計)
 ・ジャッキー・チェン、何鈞(He Jun)、ジャッキーズ・アショションズ・チーム(成家班) 『ライジング・ドラゴン』(香港)(監督:ジャッキー・チェン)
 ・麥秋成(Shing Mak) 『狂舞派』“The Way We Dance (狂舞派)”
 ・イェン・ウーピン 『グランド・マスター』
 ・凌志華(Ling Chi Wah) 『激戦』
 ・チャウ・シンチー、谷軒昭(Ku Huen-chiu) “Journey To The West: Conquering the Demons(西遊降魔篇/チャイニーズ・オデッセイ Part3 降魔伝奇)”

 ジャッキー・チェンの金馬奨ノミネートは、2001年の『アクシデンタル・スパイ』でのアクション監督賞ノミネート以来12年ぶり。受賞すれば、1998年に『WHO AM I ?』でアクション監督賞を受賞して以来15年ぶりの4回目(特別賞を含めると5回目)。
 イェン・ウーピンは、2006年以来8回目のノミネート。受賞すれば、2000年の『グリーン・デスティニー』以来、13年ぶり2度目。
 チャウ・シンチーは、今回、2部門でのノミネート。この部門でのノミネートは初めて。

 ◆オリジナル作曲賞(最佳原創電影音樂)
 ・何國杰(Ricky Ho)、リン・チンタイ(林慶台) “Beyond Beauty, Taiwan from Above Taiwan (看見台灣)”(台湾)(監督:齊柏林)
 ・莊柏信(Patrick Jonsson) “Bends(過界)”(香港・中)(監督:Flora Lau)
 ・リン・チャン “A Touch of Sin (天注定)”
 ・吳睿然(Wu,Rui-Ran) 『夏休みの宿題』“暑假作業”(台湾)(監督:チャン・ツォーチ)
 ・オウエン・ワン(王希文) 『総舗師 ― メインシェフへの道』“總舖師”(台湾)(監督:チェン・ユーシュン)

 リン・チャンは、3年ぶりのノミネート。
 台北電影奨2013音楽賞は、『失魂』。

 ◆オリジナル歌曲賞(最佳原創電影歌曲)
 ・“Rock Me To The Moon(一首搖滾上月球)”(台湾)(監督:黄嘉俊(Huang Chia-chun)-‘I Love You’ 作詞・作曲:陳如山(Spark Chen) 歌唱:睏熊霸(Sleepy Dads)
 ・“Forever Love(阿嬤的夢中情人)”(台湾)(監督:北村豊晴、Shiao Li-shiou(蕭力修))-‘打電影(Make a Film)’ 作詞:阿弟仔(Ah Di-zai) 作曲:阿弟仔(Ah Di-zai)、廖偉傑(Liao Wei Chieh) 歌唱:自由發揮(One Two Three)
 ・『So Young』“So Young(致我們終將逝去的青春)”-‘致青春(To Youth)’ 作詞:リー・チアン(李檣) 作曲:ドウ・ポン(竇鵬) 歌唱:フェイ・ウォン
 ・『総舗師 ― メインシェフへの道』“總舖師”-‘今罵沒ㄤ(Jin Ma Mo Un)’ 作詞・作曲・歌唱:マー・ニエンシエン(馬念先)
 ・『すこし愛して、ちょっと愛して』“甜.祕密(Together)”(台湾)(監督:シュイ・チャオレン)-‘如果情歌都一樣(old love song)’ 作詞:ソニア・スイ(隋棠)、スミン(舒米恩)、魯碧(Rupi) 作曲:スミン(舒米恩)、魯碧(Rupi) 歌唱:ケニー・ビー

 “Rock Me To The Moon(一首搖滾上月球)”は、台北電影奨2013観客賞受賞。

 ◆短編賞(最佳創作短片)
 ・“DOWNSTREAM(流放地)”(香港) 監督:郭臻(Kwok Zune)
 ・“The Busy Young Psychic(神算)”(台湾) 監督:陳和楡
 ・“A Breath from the Bottom(狀況排除)”(台湾) 監督:詹京霖(Chan Ching-lin)
 ・“Butter lamp(酥油燈/La lampe au beurre de yak)”(中・仏) 監督:胡佛(Hu Wei)

 “A Breath from the Bottom(狀況排除)”は、台北電影奨2013監督賞、助演男優賞受賞。
 “Butter lamp(酥油燈”は、カンヌ国際映画祭2013批評家週間出品、ヨーロッパ映画賞2013 短編賞ノミネート(ドラマ代表)。

 ◆ドキュメンタリー賞(最佳紀錄片)
 ・“Boundary Revelation (邊城啟示錄)”(台湾) 監督:李立劭(Lee Li-Shao)
 ・“Pusu Qhuni (餘生)”(台湾) 監督:楊湘竹(Tang Shiang-Chu)
 ・“Bridge Over Troubled Water (拔一條河)”(台湾) 監督:楊力州(Yang Li-chou)
 ・“Beyond Beauty, Taiwan from Above Taiwan (看見台灣)”(台湾) 監督:齊柏林

 ◆長編アニメーション賞(Best Animation Feature)
 該当作なし。
 アニメーション賞は、2006年以降ずっと該当作なしです。

 ◆新人監督賞(最佳新導演)
 ・アンソニー・チェン “Ilo.Ilo(爸媽不在家)”
 ・ヴィッキー・チャオ 『So Young』“So Young(致我們終將逝去的青春)”
 ・リョン・ロクマン、サニー・ルク 『コールド・ウォー 香港警察 二つの正義』
 ・ジュノ・マック 『リゴル・モルティス/死後硬直』“殭屍”
 ・シュイ・チャオレン(許肇任) 『すこし愛して、ちょっと愛して』“甜.祕密(Together)”

 ◆新人賞(最佳新演員)
 ・郭書瑤(Shu-yau Kuo) “Step Back to glory (志氣)”(台湾)(監督:張柏瑞(Zhang Bo-rui))
 ・許家樂(Koh Jia) “Ilo.Ilo(爸媽不在家)”
 ・楊亮俞(Yang Liang Yu) 『夏休みの宿題』“暑假作業”
 ・ホアン・シャオヤン(黃劭揚/Huang,Shao-Yang) 『すこし愛して、ちょっと愛して』“甜.祕密(Together)”
 ・董子健(Dong Zijian) “Young style(青春派)”(中)(監督:劉傑(Liu Jie))

 ホアン・シャオヤンは、この作品で、台北電影奨2013新人賞を受賞しています。

 ◆最優秀台湾映画人賞(年度台灣傑出電影工作者/ Outstanding Taiwanese Filmmaker of the Year)
 ・イエ・ルーフェン(葉如芬/Yeh Ju-Feng) 『失魂』のプロデューサー。
 ・リャオ・チンソン(廖慶松) ホウ・シャオシェン作品をはじめとする数多くの台湾映画の編集、および、『珈琲時光』や『トロッコ』などの製作を手がける。
 ・蔡明修(Tsai Ming-Hsiu) 短編“A Breath from the Bottom(狀況排除)”で本年度 台北電影奨 助演男優賞受賞。

 ◆生涯貢献賞(終身成就獎/ Lifetime Achievement Award)
 ◎甄珍(Chen Chen)
 甄珍は、60年代から80年代にかけて活躍した台湾の女優。

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 おもな作品のノミネート状況は以下の通り。

 ・『グランド・マスター』(11):作品・監督・主演男優・主演女優・撮影・編集・美術・メイク・視覚効果・音響効果・アクション
 ・“Ilo.Ilo(爸媽不在家)”(6):作品・助演男優・助演女優・脚本・新人監督・新人
 ・“A Touch of Sin (天注定)”(6):作品・監督・脚本・撮影・編集・作曲
 ・『激戦』(6):主演男優・助演男優・助演女優・編集・音響効果・アクション
 ・“西遊降魔篇”(6):主演女優・助演女優・脚色・メイク・視覚効果・アクション
 ・“Back to 1942(一九四二)”(6):助演男優・脚色・撮影・美術・メイク・視覚効果
 ・『ピクニック』(5):作品・監督・主演男優・撮影・音響効果
 ・『失魂』(5):監督・主演男優・撮影・美術・音響効果
 ・『毒戦』(4):作品・監督・脚本・編集
 ・『アメリカン・ドリーム・イン・チャイナ』(4):助演男優・脚本・編集・メイク
 ・『So Young』(4):脚色・美術・歌曲・新人監督
 ・『リゴル・モルティス/死後硬直』(3):メイク・視覚効果・新人監督
 ・『すこし愛して、ちょっと愛して』(3):歌曲・新人監督・新人
 ・『コールド・ウォー 香港警察 二つの正義』(2):主演男優・新人監督
 ・『狂舞派』(2):主演女優・アクション
 ・『おばあちゃんの秘密』(2):助演女優・脚本
 ・『狼が羊に恋するとき』(2):美術・視覚効果
 ・“Pusu Qhuni (餘生)”(2):音響効果・ドキュメンタリー
 ・“看見台灣”(2):作曲・ドキュメンタリー
 ・『夏休みの宿題』(2):作曲・新人
 ・『総舗師 ― メインシェフへの道』(2):作曲・歌曲

 今年は、金馬奨50周年であり、東京国際映画祭でも台湾電影ルネッサンス2013が開催されるし、台湾映画がまた盛り上がっているのかなと思ったら、少なくとも金馬奨のノミネーションに関しては全然そんなこともありませんでした。

 昨年のノミネーションでは、中国映画がかなり食い込んできていましたが、今回は中国映画はそれほどでもなくて、香港映画がノミネーションの上位と多くの部門を占領する形になっています。

 ツァイ・ミンリャンやチョン・モンホン、チャン・ツォーチの作品をもっと多くノミネーションにからませることもできたはずですが、そうはしませんでした。

 金馬奨って、台湾映画だけではノミネーションを埋められないから、香港映画や中国映画をまぜて、お茶を濁しているのかと、個人的には思っていたんですが、50周年の記念の年にこうですから、ひょっとすると、そうではなくて、映画祭事務局は、金馬奨は、台湾映画の年間ベストワンを決めるイベントではなくて、中国語圏の映画の年間ベストワンを決めるイベントとしてとらえているのかもしれません。

 ま、それにしても、いまや台湾映画を代表する女優の1人であるグイ・ルンメイが昨年ようやく初ノミネートで初受賞したり、台湾映画の顔でもあるリー・カンションが一度も受賞していないことを知ると、もうちょっとナショナリスティックでもいいんじゃないかと思ったりもしますね。自国の映画や映画人にコンプレックスでもあるのかと疑ってしまいます。

 それはともかく、本年度のノミネーションには見どころがいっぱいあって―

 ・2年連続で中国映画が作品賞を受賞するか?
 ・本年度の台湾映画を代表する2本の作品、『失魂』と『ピクニック』のどちらが多くの栄冠を手にすることができるか?
 ・米国アカデミー賞2014 外国語映画賞、台湾代表(『失魂』)VS香港代表(『グランド・マスター』)VSシンガポール代表(“Ilo.Ilo(爸媽不在家)”)の対決の行方は?
 ・ジョニー・トーとグイ・ルンメイはそれぞれ2連覇できるか?
 ・最多ノミネートとなった『グランド・マスター』は最多受賞作品となるか? そしてウォン・カーウァイは自身2度目の受賞なるか?
 ・リー・カンションは、念願の初受賞を果たせるか?
 ・撮影賞にノミネートされている中島長雄(チョン・モンホン)は、台北電影奨に続いて、金馬奨でも受賞なるか?
 ・北村豊晴監督が監督している“Forever Love(阿嬤的夢中情人)”は、ノミネートされている歌曲賞を受賞できるか?
 ・ホアン・シャオヤンは、台北電影奨に続いて、新人賞を受賞できるか?
 ・2部門でノミネートされている、ジャ・ジャンクー、リー・チアン、チャウ・シンチー、ウィリアム・チャンらの受賞はどうなるか?
 ・ダブル・ノミネートのドゥ・ドゥチー(杜篤之)とクオ・リーチー(郭禮杞)はどちらか一方で受賞できるか?
 などなど……

 受賞結果の発表は、11月23日です。

 なお、今回のノミネート作品は、日本で公開されていたり、上映が決まっていたりする作品がたくさんあり、ここで、映画祭での上映作品を記しておくことにします。

 ・大阪アジアン映画祭2013:『毒戦』
 ・SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2013:『狼が羊に恋するとき』
 ・福岡アジア映画祭2013:『おばあちゃんの秘密』
 ・アジアフォーカス・福岡国際映画祭2013:『狂舞派』、『すこし愛して、ちょっと愛して』
 ・東京国際映画祭2013:『激戦』、『失魂』、『So Young』、『リゴル・モルティス/死後硬直』、『総舗師 ― メインシェフへの道』、『すこし愛して、ちょっと愛して』(東京国際映画祭での上映題は未定)
 ・東京・中国映画週間2013:『アメリカン・ドリーム・イン・チャイナ』
 ・東京フィルメックス:“Ilo.Ilo(爸媽不在家)”、“A Touch of Sin (天注定)”、『ピクニック』

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 *当ブログ記事

 ・台湾・金馬奨2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201210/article_3.html
 ・台湾・金馬奨2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201211/article_23.html
 ・台湾・金馬奨2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201111/article_29.html
 ・台湾金馬奨2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201010/article_2.html
 ・台湾・金馬奨2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201011/article_30.html
 ・台湾金馬奨2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200911/article_47.html
 ・台湾金馬奨2009 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200910/article_5.html
 ・台湾金馬奨2008 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_13.html

 ・台北電影節2013 コンペティション部門ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201306/article_19.html
 ・台北電影節2013 インターナショナル・ニュー・タレント・コンペティション 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201307/article_4.html
 ・台北電影奨2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201307/article_16.html

 ・華語電影傳媒大奨2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_38.html

 ・アジア映画賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_44.html
 ・アジア映画賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201303/article_7.html

 ・各国アカデミー賞 一覧:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201306/article_28.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月~12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html

 追記:
 ・台湾・金馬奨2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201311/article_35.html

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