シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2013 ラインナップ! その1

 第46回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭(10月11日-20日)のラインナップです。

 【オープニング作品】

 ・“Grand Piano”(西・米) 監督:エウヘニオ・ミラ(Eugenio Mira)
 物語:トム・セルズニックは、かつては有名なピアニストだったが、ステージを離れて5年の月日が流れている。今晩、彼は、いまは亡き師のために、一夜限りのステージに立ち、演奏を披露することになっている。彼は、既に緊張していたが、譜面に書かれていたメモを見て、その緊張はさらに高まる。メモには、「一度でもミスタッチをしたら、お前と妻を殺す」と書かれていたのだった。
 出演:イライジャ・ウッド、ジョン・キューザック、Kerry Bishé、アレン・リーチ(Allen Leech)、タムシン・エガートン(Tamsin Egerton)
 釜山国際映画祭2013 ミッドナイト・パッション部門出品。
 BFIロンドン映画祭2013 CULT部門出品。


 【クロージング作品】

 ・“The Sacrament”(米) 監督:タイ・ウェスト(Ti West)
 物語:友人が、失踪した妹の行方を捜して、アメリカのアウトサイドを旅する様子をドキュメンタリー用のカメラで追う。最終的に「エデン・パリッシュ」という、200名くらいのメンバーがいる宗教的社会的コミュニティーにたどりつき、ここで捜していた妹と再会を果たす。「エデン・パリッシュ」は、「ファーザー」と呼ばれる謎の人物によって導かれているが、彼らにはどうしてもそこがユートピアだと思えない。再会までを収めたドキュメンタリーを撮り終え、もう1本別のドキュメンタリーが撮れるかもしれないと思い始めた頃、様子が変わり、彼らはを争って逃げ出すことになる。
 イーライ・ロスがプロデューサーを努める。
 出演:ジョー・スワンバーグ(Joe Swanberg)、AJ・ボーウェン(AJ Bowen)、ケンタッカー・オードリー(Kentucker Audley)、Amy Seimetz、Gene Jones
 ベネチア国際映画祭2013 Orizzonti部門出品。
 トロント国際映画祭2013 VANGUARD部門出品。


 【ファンタスティック・コンペティション部門】

 ・“A Field in England”(英) 監督:ベン・ウィートリー(Ben Wheatley)
 出演:マイケル・スマイリー(Michael Smiley)、Peter Ferdinando、リース・シェアスミス(Reece Shearsmith)、ジュリアン・バラット(Julian Barratt)、リチャード・グローヴァー(Richard Glover)、Ryan Pope
 物語:市民戦争時代のイギリス。戦闘の激しさから何人かの脱走兵が出る。それを、オニールとカトラーという2人組がつかまえる。錬金術師のオニールは、隠されたお宝を彼らに掘り起こさせようとする。彼らは、一面に生えていたキノコを口にし、言い争いとケンカとパラノイアで、たちまちカオスになる。やがて、隠されたお宝というのが金ではないらしいことがわかってきて、彼らは、その恐るべきパワーの影響を受け始める。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2013 コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2013 MAVERICKS部門出品。


 ・“Hooked Up”(西) 監督:Pablo Larcuen
 物語:トニオとピーターという2人のアメリカ人が、バルセロナに旅をする。彼らの目的は、パーティーをし、女の子と遊ぶことだ。最初の晩に、彼らはパーティーで何人かの女の子と仲良くなり、家まで一緒に行く。しかし、彼らは、そこで、退路を絶たれた上で、想像もしていなかった悪夢に直面する……。


 ・“The Returned”(西・カナダ) 監督:マヌエル・カルバージョ(Manuel Carballo)
 物語:ウィルスによるゾンビ化が横行する。しかし、あるプロテインによって、ウィルスの効果が打ち消され、ゾンビ化の発症を防ぐことがわかり、社会は、表面的な安定を取り戻す。ケイトとアレックスは、仲のよい夫婦で、ケイトは、病院で、感染者のために働いている。彼女は、非常に熱心に働いていたが、それが個人的な理由からくるものだということを知る者は少なかった。実は、夫アレックスも、「戻ってきた者」の1人だったのだ。ある時、世間に、ゾンビ化を防ぐプロテインの在庫が乏しくなっているという噂が流れる。一方で、政府から、「戻ってきた者」たちを、彼ら自身の安全のために、医療機関に収容するようにと命令が下される。ケイトとアレックスは、手持ちのプロテインを持って逃げることに決める。彼らは伝手を頼って、さらにプロテインを手に入れようとする。プロテインが手に入らなくなった時、どうすればいいのか。それは、彼らにもわからなかった。
 釜山国際映画祭2013 ミッドナイト・パッション部門出品。


 ・“Dark Touch”(仏・アイルランド) 監督:マリナ・ドゥ・ヴァン
 物語:田舎の奥でぽつんと建っている一軒家。ある夜、家そのものがモンスターと化し、住人を襲う。物や家具が荒れ狂い、両親と幼い息子キアランが死ぬ。血なまぐさい惨殺劇の中で、11歳の娘ネーヴだけが生き残る。警察は、彼女の言い分を信用せず、ギャングの仕業ではないかと疑う。そこへ両親の友人が助けを差し伸べて、彼女を引き取ることになる……。
 トライベッカ映画祭2013 ノラ・エフロン賞ノミネート。


 ・“L'étrange Couleur des larmes de ton corps”(ベルギー・ルクセンブルク・仏) 監督:エレーヌ・カテ(Hélène Cattet)、ブリュノ・フォルザニ(Bruno Forzani)
 物語:妻が失踪する。夫は、彼女の行方を捜すが、彼女が彼を棄てたのか、それとも彼女はどこかで死んでいるのか、まるでわからない。まもなく彼は、悪夢と暴力の世界に迷い込んでしまう。
 出演:クラウス・タンゲ(Klaus Tange)、Jean-Michel Vovk、Sylvia Camarda、Sam Louwyck、Anna D’Annunzio
 ロカルノ国際映画祭2013 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2013 VANGUARD部門出品。


 ・『ボーグマン』“Borgman”(オランダ・ベルギー・デンマーク) 監督:アレックス・ファン・ヴァーメルダム
 出演:Jan Bijvoet、Hadewych Minis、イェロン・ペルセヴァル(Jeroen Perceval)、アレックス・ファン・ヴァーメルダム、Tom Dewispelaere、Sara Hjort Ditlevsen、Elve Lijbaart、Dirkje van der Pijl
 物語:郊外の住宅地に不吉な影がしのびよる―。霧深い森の中で、司祭と2人の仲間によって、Camiel Borgmanが生き埋めにされようとしていた。しかし、彼は、命からがらそこから這い出し、郊外の町に向かう。そこはスノビッシュな中流階級の人々が暮らす街で、Camielは、通りから、裕福そうな家の庭を見て歩く。彼が目をつけたのは、庭先におもちゃがあった家で、それはそこに子どもがいるというサインだった。その家は、ヴィジュアル・アーティストのMarinaとRrichardの家で、夫婦と3人の子どもと乳母が暮らしていた。Camielは、家に声をかけて、バスルームを使わせてくれと頼むが、彼のひどい姿を見て、夫のRrichardは門前払いをくらわせようとする。しかし、妻のMarinaは、夫の目を気にしつつ、彼を心配して、傷の手当てまでする。そこから一家の悪夢が始まる……。
 カンヌ国際映画祭2013 コンペティション部門出品。
 シドニー映画祭2013 オフィシャル・コンペティション部門出品。
 モトヴン映画祭2013出品。
 Palićヨーロッパ映画祭(セルビア)2013 最優秀作品賞受賞。
 サラエボ映画祭2013 キノスコープ部門出品。
 トロント国際映画祭2013 VANGUARD部門出品。
 ヨーロッパ映画賞2013 オフィシャル・セレクション。
 米国アカデミー賞2014 外国語映画賞 オランダ代表。
 東京国際映画祭2013 ワールド・フォーカス部門にて上映。


 ・“Only God Forgives”(デンマーク・仏) 監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
 出演:クリスティン・スコット・トーマス、ライアン・ゴスリング、Vithaya Pansringarm、 Gordon Brown、トム・バーク
 物語:10年前、ジュリアンは、バンコクで殺人を犯して、逃亡し、今は、ムエタイ・クラブを隠れ蓑にして、麻薬の売買をしている。彼は、闇の世界ではあがめられる存在だったが、心は空疎だった。ある時、彼の弟が娼婦を殺してしまう。警察は、復讐の天使と呼ばれる元刑事チャンにたどりつく。チャンは、殺された娘の父親を手助けして、復讐を果たさせ、その代わりに、彼の右腕を切り落とすことで落とし前をつけさせる。怒りが収まらないのは、ジュリアンの母で、闇の世界のボスである彼女は、どんな手段を使っても復讐しようとする。一方、ジュリアンは、チャンを倒すことで、精神的な安らぎが得られるのではないかと考え、チャンとムエタイのリングで戦うことに決める。
 カンヌ国際映画祭2013 コンペティション部門出品。
 シドニー映画祭2013 オフィシャル・コンペティション部門出品。グランプリ受賞。
 ヨーロッパ映画賞2013 オフィシャル・セレクション。


 ・“Big Bad Wolves”(イスラエル) 監督:Aharon Keshales、Navot Papushado
 物語:残酷で、ショッキングな殺人事件が連続して起こる。犯人の正体はわからず、少女たちを不安にさせ、気づいた時には、犯人に首を切り落とされている。犯人は、警察が見つけやすいように死体を置き去りにするが、頭部だけは持ち去っている。そのせいで、被害者の家族は、満足に埋葬してあげることもできないのだ。物語は、3人の登場人物の視点で描かれる。1人は、最後に犠牲になった娘の父親で、娘の復讐に燃えている。2人目は、刑事で、法の外側から事件を捜査しようとする。3人目は、第一容疑者の宗教学者で、一度は逮捕したが、警察のミスで釈放されてしまっていた。
 釜山国際映画祭2013 ワールド・シネマ部門出品。
 シカゴ国際映画祭2013 コメディー・フォーカス部門出品。
 ワルシャワ国際映画祭2013 ディスカバリー部門出品。


 ・“The Congress”(イスラエル・独・ポーランド・ルクセンブルク・仏・ベルギー) 監督:アリ・フォルマン
 声の出演:ロビン・ライト、ハーヴェイ・カイテル、ジョン・ハム、ポール・ジアマッティー、コーディ・スミット=マクフィー、ダニー・ヒューストン
 物語:ロビン・ライト(ロビン・ライト本人)は、女優だが、年も取り、障害を持つ子供を抱えて、自分の肉体のデジタル化とその使用権をハリウッド・メジャーのミラマウントに売ることにする。その契約には大金が支払われるが、彼女本人は、今後一切、女優として活動しないと約束させられる。20年後、彼女は、デジタルの出席者たちにまじって、ミラマウント-ナガサキ・コンベンションの席に、スペシャル・ゲストとして姿を見せる。
 カンヌ国際映画祭2013 監督週間出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2013 ホライズンズ部門出品。
 プチョン国際ファンタスティック映画祭2013 オープニング作品。
 サラエボ映画祭2013 キノスコープ部門出品。
 ヨーロッパ映画賞2013 オフィシャル・セレクション。
 ヨーロッパ映画賞2013 アニメーション賞ノミネート。


 ・“Monsoon Shootout”(インド・英・オランダ) 監督:Amit Kumar
 物語:ムンバイにモンスーンの雨が降り注ぐ。Adiは、新米の刑事で、最初の任務で、発砲すべきか、発砲せざるべきかという決断を迫られる。そこから、彼の決断に応じて、3通りの物語が展開する。
 資金集めに苦しんで、完成まで10年かかった作品。
 初監督作品。
 カンヌ国際映画祭2013 ミッドナイト・スクリーニング部門出品。
 シドニー映画祭2013 オフィシャル・コンペティション部門出品。
 モントリオール世界映画祭2013 フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門出品。
 シカゴ国際映画祭2013 ワールド・シネマ部門出品。


 ・“The Philosophers”(米・インドネシア) 監督:John Huddles
 物語:ジャカルタのインターナショナル・スクール。哲学のクラスで最後の授業が行なわれている。教師は、21人の生徒に、この中から10人を選ぶように言う。核の攻撃に際し、その10人が地下のシェルターに行き、人類を再起動させるのだ。


 ・“Possession(Sapi)(フィリピン) 監督:ブリランテ・メンドーサ
 ライバルTV局PBC(Philippine Broadcasting Channel)が多くの視聴者を獲得したため、SBN(Sarimanok Broadcasting Network)が競争に生き残るには、奇跡を期待するしかなかった。この狂乱の時代にあって、SBNのニュース・チームは、本物の悪魔憑きをドキュメントすることで活路を見出そうとする。
 トロント国際映画祭2013 VANGUARD部門出品。


 ・『リゴル・モルティス/死後硬直』“Rigor Mortis”(香港) 監督:ジュノ・マック
 物語:主人公は、売れなくなった俳優で、妻とは別れ、子供とも疎遠になっている。彼は、おばけが出ると噂されるフラットのある団地の2442号室に入室し、そこで自分のみじめな人生を終わらせようと考える。しかし、そこに道教のお祓い師や、過去の悲劇によって心に傷を負った女性、部屋の真ん中に空っぽの棺をつるしている老女などが登場して、彼の邪魔をする。
 チン・シウホウなど、『霊幻道士』のキャストも出演する、『霊幻道士』シリーズのオマージュ作品。
 出演:チン・シウホウ、クララ・ウェイ、Anthony Chan、ロー・ホイパン、リチャード・ウン(Richard Ng)
 『ドリーム・ホーム』などに出演する俳優ジュノ・マックの初監督作品。清水崇が共同プロデューサーを務める。
 ベネチア国際映画祭2013 ベネチア・デイズ出品。
 トロント国際映画祭2013 MIDNIGHT MADNESS部門出品。


 ・“Blind Detective(盲探)”(香港・中) 監督:ジョニー・トー
 出演:アンディー・ラウ、サミー・チェン
 物語:刑事ジョンストン・チョン・シー・タンが、網膜性疾患で目が見えなくなり、早期退職を余儀なくされる。しかし、迷宮入りになった事件を解決することで、警察から報酬を得、それで暮らしていくようになる。ある時、彼は、銀行強盗に出くわす。女性捜査官ゴールディー・ホー・カ・タンが、彼の聴覚と嗅覚が人並み外れて優れていることに気づき、この才能を使って、事件解決を試みる。
 カンヌ国際映画祭2013 ミッドナイト・スクリーニング部門出品。
 トロント国際映画祭2013 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 台湾・金馬奨2013 主演女優賞ノミネート(サミー・チェン)。


 ・『009 RE:CYBORG』“009 RE: Cyborg 3D”(日) 監督:神山健治

 ・“Afflicted”(カナダ・米) 監督:Cliff Prowse、Derek Lee
 物語:デレクとクリフは、人生で最高の旅になるような旅行にでかける。その旅の目標は、地球の果てを見ることだった。しかし、まもなく、旅行者の1人に異変が発覚する。謎の兆候は、体の一部から全身へと広がる。故郷から数千マイル離れ、彼らは独力でその「病気」を解決しなければならない。彼らは記念にビデオをまわしていたが、そこに手がかりがあるかもしれない。あるいは、無事に家へとたどりつくのは、そのビデオだけかもしれない……。
 トロント国際映画祭2013 MIDNIGHT MADNESS部門出品。


 ・“Cheap Thrills”(米) 監督:E・L・カッツ(E.L. Katz)
 物語:仕事をクビになり、立ち退きの危機にある父親が、裕福な夫妻に助けてもらうが、その代わりに異常なチャレンジに挑戦しなければならなくなり、しかもそれはどんどんエスカレートしていく。
 たくさんのインディー・ホラーの脚本を手がけてきたE.L. Katzの初監督作品。
 出演:パット・ヒーリー(Pat Healy)、イーサン・エンブリー(Ethan Embry)、サラ・パクストン(Sara Paxton)、デイヴィッド・ケックナー(David Koechner)、アマンダ・フラー(Amanda Fuller)
 SXSW映画祭2013 ミッドナイターズ部門観客賞受賞。
 プチョン国際ファンタスティック映画祭2012 ワールド・ファンタシティック・シネマ部門出品。


 ・“Coherence”(米) 監督:James Ward Byrkit
 物語:ある夜、ミラーズ彗星が地球に接近する。その日は、古い友人たちが、リーとマイクの家に集まって、夕食をともにすることになっていた。リーはスカイプのために働いていて、マイクは俳優をしている。マイクは、新しい役を得ようと必死で、『ロズウェル』の出演がピークだったということにはならないようにと考えている。ヒューとベスがやってくる。彼らは、それぞれ科学と現実について異なる考えを持っている。さらに、エミリーとケヴィンがやってくる。エミリーは、情熱的で、クリエイティヴだが、心配性なところがある。一方、ケヴィンは、自信家で、自分の理想を追求していた。最後に、憎めない独身男のアミールが、ケヴィンとつきあっていたこともある確信犯的性悪女ローリーとともにやってくる。近くを光が通り過ぎ、通りの一軒の家の灯りが消えて、夕食が中断される。ヒューとアミールは、その家を調べに行くが、ヒューは頭から血を流し、アミールは蓋の閉まった銀色の箱を持って戻ってくる。彼らは、この箱が何で中には何が入っているのかを議論し始める。一方、別のパーティーが、その奇妙な家に向かい、さらに奇妙な現象を発見する。


 ・“Europa Report”(米) 監督:セバスチャン・コルデロ(Sebastián Cordero)
 物語:エウロパ・ベンチャーのCEOであるアンガー博士が、エウロパ・ワン・ミッションに関する話を始める。木星の第2衛星エウロパに氷で覆われた海が確認され、生命体が存在する可能性が指摘されたことから、個人の資金提供によってエウロパ・ベンチャーが設立され、エウロパを調査するべく6人の宇宙飛行士が集められる。宇宙船を他のメンバーとともに成功裏に宇宙に打ち上げる役目のウィリアムとローザ、チーフ科学官のダニエル、海洋生物学者のカーチャ、副エンジニアのジェームズ、そしてチーフ・エンジニアのアンドレイ。1年の宇宙飛行ののち、宇宙船は、強い宇宙風を浴び、地球との連絡が取れなくなる。修理のために、アンドレイとジェームズが、船外活動をすることになる。ところが、アクシデントを起こしたアンドレイを助けようとして、ジェームズは、酸素漏れを起こさせてしまう。自分の宇宙服を汚染させてしまったことに気づいた彼は、自らを犠牲にして、アンドレイを宇宙船に押し戻す。その結果、ジェームズを失ってしまうが、その後、残された5人を乗せた宇宙船は、エウロパに到着を果たす。乗組員たちは、厚い氷に穴を開けるべく作業を開始する。宇宙船の中で、眠りから覚めたアンドレイは、船外に光を目撃するが、記録することはなく、そのために、他の乗組員にそれが伝えられることはなかった。一方、氷上では、氷の下深くから強い放射能が発せられていることがわかる。ダニエルは、地球外の単細胞生物の痕跡を発見し、カーチャはさらなるサンプルを収集しようと、移動を続ける。彼女は遠くから光を目撃し、それを調査するために進んでいく。リモート・カメラで彼女の様子を見ていた乗組員は、氷が割れて彼女が落ちていくのを目撃する。ダニエルは、高度な生命体がいて、彼女のヘルメットの光に反応したのではないかと考える。乗組員たちは入手した発見を持って、地球に帰還することに決める。しかし、そこでトラブルが起こる。ローザは、地球との通信を回復し、データを送ることに成功するが……。
 出演:ダニエル・ウー、アナマリア・マリンカ、クリスチャン・カマルゴ、カロリーナ・ワイドラ、シャールト・コプリー、ミカエル・ニクヴィスト、エンベス・デイヴィッツ


 ・“Gallows Hill”(米) 監督:Victor García
 物語:若い男やもめが、新しいフィアンセとボゴタを旅し、反抗的な娘との絆を回復しようとする。ところが、旅の途中で、交通事故に遭い、一家は、モーテルに避難する。そのモーテルには、気味の悪い雰囲気が漂っていて、しばらくして、地下室に若い娘が捕らえられていることがわかる。彼らは、娘を逃がしてやることに決めるが、やがて実態は彼らが考えていたものとは違うことがわかる。
 出演:ピーター・ファッシネッリ、ソフィア・マイルズ


 ・“Mindscape”(米) 監督:Jorge Dorado
 物語:人の記憶に入り込む能力を持った刑事がいて、利発だが、危険で、問題を抱えた16歳の少女アンの事件を手がけることになる。果たして、彼女は、反社会的な人間なのか、それともトラウマの犠牲者なのか……。
 出演:タイッサ・ファーミガ、マーク・ストロング、ブライアン・コックス、ノア・テイラー、クレア・カルブレイス、サスキア・リーヴス


 ・“Open Grave”(米) 監督:Gonzalo López-Gallego
 物語:ジョンが墓の中で目覚める。まわりには死体がいっぱいだ。彼は、女性によって助け出されるが、自分がなぜそこにいたのか全く思い出せない。彼は、幻覚を起こし、自分が人殺しであるかのように思い込む。いずれにせよ、早く真実を明らかにしなければならない。
 出演:シャールト・コプリー(Sharlto Copley)、ジェシー・ホー、トマス・クレッチマン、ジョセフ・モーガン(Joseph Morgan)、Erin Richards、Max Wrottesley


 ・“The Green Inferno”(米) 監督:イーライ・ロス
 物語:大学生のグループが、人道支援活動の一環で、ニューヨークからアマゾンのジャングルに向かう。しかし、そこで彼らは、現地の部族に襲われる。部族は、古代からのカニバリズムの儀式を実践していて、壮健な肉体を得るために、侵入者の肉を食らうのだ。
 トロント国際映画祭2013 MIDNIGHT MADNESS部門出品。


 ・“Upstream Color”(米) 監督:シェーン・カルース
 出演:Amy Seimetz、シェーン・カルース、Andrew Sensenig、Thiago Martins
 物語:人に寄生して、その人を従順にしてしまう特殊な線虫がいる。三流の泥棒が、その線虫を使って、クリスを意のままにし、彼女からお金を巻き上げる。一方、ジェフは、より大きな力によって、消耗させられている。クリスとジェフは出会って、恋に落ち、うまく行かなくなったそれぞれの人生を立て直そうとする。
 『プライマー』(2004)のシェーン・カルース監督第2作。
 サンダンス映画祭2013 音響デザイン賞受賞。


 ・“We Are What We Are”(米) 監督:ジム・マイクル(Jim Mickle)
 出演:ビル・セイジ(Bill Sage)、アンビル・チルダーズ(Ambyr Childers)、ジュリア・ガーナー(Julia Garner)、マイケル・パークス(Michael Parks)、Wyatt Russell、ケリー・マクギリス
 物語:パーカー家は、家長フランクが家族を厳格に支配し、門を硬く閉ざして、内情は一切外に漏らさない。しかし、母親が思いがけない死に方をし、幼い弟がいなくなって、10代の2人の姉が捜しに行かなければならなくなって、変化が訪れる。やがて、嵐が来て、河が氾濫した時、一家が何代にもわたって守り抜かれてきた一族の恐ろしい秘密が明らかになる。
 『ネズミゾンビ』『ステイクランド 戦いの旅路』が紹介されているジム・マイクル監督の最新作。
 サンダンス映画祭2013 パークシティー・アット・ミッドナイト部門出品。
 カンヌ国際映画祭2013 監督週間出品。
 ドーヴィル・アメリカン映画祭2013 コンペティション部門出品。
 レイキャビク国際映画祭2013 ミッドナイト・ムービーズ部門出品。


 ・『ホドロフスキーのDUNE』“Jodorowsky's Dune”(米・仏) 監督:Frank Pavich
 出演:アレハンドロ・ホドロフスキー、ミシェル・セイドゥー(Michel Seydoux)、Jean-Paul Gibon、クリス・フォス(Chris Foss)、H・R・ギーガー、ニコラス・ウィンディング・レフン
 幻のプロジェクト、アレハンドロ・ホドロフスキーの『デューン 砂の惑星』についてのドキュメンタリー。アレハンドロ・ホドロフスキーは、『ホーリー・マウンテン』(1973)の製作後、フランク・ハーバートの『デューン 砂の惑星』の映画化プロジェクトを立ち上げ、各界から一流のスタッフを集める。SF画家のクリス・フォス、メビウス、H・R・ギーガー、ダン・オバノン……。プロジェクトには、2年の歳月と数百万ドルを費やされたが、結局、失敗する。ところが、このプロジェクトに参加したスタッフたちによって、のちに、SF映画の金字塔となる、『エイリアン』や『ブレードランナー』『スター・ウォーズ』『トータル・リコール』といった作品が次々と生み出されることになる。
 初監督作品。
 カンヌ国際映画祭2013 監督週間出品。
 トロント国際映画祭2013 TIFF DOCS部門出品。


 ・“Only Lovers Left Alive”(英・独・仏・キプロス・米) 監督:ジム・ジャームッシュ
 出演:トム・ヒドルストン、ティルダ・スウィントン、ミア・ワシコウスカ、ジョン・ハート、アントン・イェルチン、Slimane Dazi、Wayne Brinston、Aurelie Thepaut
 物語:アダムは、近頃の人間のありさまを見て、ひどく憂鬱に感じている。彼は、ヴァンパイアで、現在は、アンダーグラウンドのミュージシャンとして人間界で暮らしている。ヴァンパイア仲間のイヴは、彼の恋人で、タフでミステリアスな魅力を持つ彼女とは、数世紀に亘ってつかず離れずの関係を続けている。そんな2人の穏やかな関係は、お転婆で手に負えない妹エヴァによって、邪魔される。
 カンヌ国際映画祭2013 コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2013 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 サラエボ映画祭2013 ラーシュコ・サマー・ナイト部門出品。
 レイキャビク国際映画祭2013 Open Seas部門出品。
 BFIロンドン映画祭2013 CULT部門出品。


 ・『マジック・マジック』“Magic, Magic”(チリ・米) 監督:セバスチャン・シルヴァ(Sebastián Silva)
 出演:ジュノー・テンプル(Juno Temple)、マイケル・セラ、エミリー・ブラウニング(Emily Browning)、カタリナ・サンドリーヌ・モレノ、Agustin Silva
 物語:アリシアは、親友のサラと、彼女のボーイフレンドのオーガスティンとその妹、そして、おしゃべりなアメリカ人ブリンクという5人で旅行にでかける。が、雰囲気は次第に陰気なものになってくる。サラは、町に用事にでかけ、アリシアは、友だちになろうと近づいてきて、だんだん厄介な行動を起こすようになったグループとの関係を終わりにする。アリシアは、不眠症で、神経を参らせていて、オーガスティンが催眠術を使って、彼女の抱える狂気を外に吐き出させようとする。だが、彼女の状態はだんだん不安定になり、ブリンクがしかけたロマンティックな暗示に対して、半ば無意識な状態で、性的に彼を攻撃し、返り打ちにしたりするようになる。
 『家政婦ラケルの反乱』のセバスチャン・シルヴァの最新監督作品。
 撮影はクリストファー・ドイル。
 サンダンス映画祭2013 パークシティー・アット・ミッドナイト部門出品。
 カンヌ国際映画祭2013 監督週間出品。
 ラテンビート映画祭2013にて上映。


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 シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2013の記事は、まだまだ続きます。

 ・シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2013 ラインナップ その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_17.html

 ・シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2013 ラインナップ その3:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_18.html

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 *当ブログ記事

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月~12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html

 追記:
 ・シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_30.html

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