ヨーロッパ映画賞2013 ピープルズ・チョイス賞 ノミネーション発表!

 第26回ヨーロッパ映画賞 ピープルズ・チョイス賞のノミネーション11作品が発表になりました。(8月30日)

 ノミネート作品は、2012年7月から2013年7月にヨーロッパ各国で公開された作品の中から、製作国内外で観客の支持を集めた作品を中心に、ヨーロッパ映画アカデミーとEFA Productions gGmbHにより選ばれます。

 ・『アンナ・カレーニナ』(英) 監督:ジョー・ライト

 ・“La Cage Dorée (The Gilded Cage)”(ポルトガル・仏) 監督:Ruben Alves
 物語:マリアとホセは、ポルトガル人の夫婦で、今は、パリで暮らしている。マリアはコンシェルジュとして、シックなビルで働き、ホセは建設会社で職長をしていて、みんなから尊敬されている。2人には、ポーラとペドロという子供たちがいるが、彼らはフランス語で話すことを好み、両親相手でもポルトガル語を使うことは滅多にない。そんな彼らに遺産が転がり込み、一家はポルトガルに帰らなければならなくなる。しかし、彼らはパリを離れなければならなくなったことをなかなか上司に打ち明けることができない。ポーラが、ホセのボスの息子とつきあっているがわかり、それがまた状況を複雑にする。

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 ・『インポッシブル』(西) 監督:フアン・アントニオ・バヨナ

 ・ “Los Amantes Pasajeros (I'm So Excited!)”(西) 監督:ペドロ・アルモドバル
 出演:ハヴィエル・カマラ(Javier Cámara)、セシリア・ロス(Cecilia Roth)、ロラ・ドゥエニャス(Lola Dueñas)、ラウル・アレバロ(Raúl Arévalo)、カルロス・アレセス(Carlos Areces)、アントニオ・デ・ラ・トレ(Antonio de la Torre)、Hugo Silva、Miguel Ángel Silvestre、 ホセ・マリア・ヤスピク(José María Yazpik)
 物語:マドリッドからメキシコシティーに向かう航空機に、離陸後まもなく、機体の異常が発覚する。乗務員は、乗客がパニックに陥るのを防ぐべく、エコノミークラスの乗客は眠り薬で眠らせ、ビジネスクラスの乗客にはドラッグ入りの飲み物を与える。ドラッグの効果もあり、人々は内なる欲望をむき出し始め、機内は、バイの機長、ゲイの乗務員、そして一癖も二癖もある乗客たちが入り乱れる乱痴気騒ぎとなる。
 トランシルヴァニア国際映画祭2013 オープニング作品。

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 ・ “The Broken Circle Breakdown”(ベルギー・オランダ) 監督:Felix van Groeningen
 物語:ディディエは、ブルーグラス・バンドでバンジョーを弾き、ベルギー国内をキャラバンでまわっている。彼にとって、「自由の国」アメリカは理想の国だ。エリーゼは、タトゥー・パラーを開いている。彼女も、自分の体にもたくさんのタトゥーを入れているが、それぞれその当時につきあった相手にちなんだもので、別の相手を付き合う時に、名前だけは消している。ディディエとエリーゼは、全くタイプが異なるのに、一目ぼれで恋に落ちる。彼が話をし、彼女が聞く。彼はロマンチックな無神論者で、彼女は信仰心の篤い現実主義者だ。まもなく2人の生活はからみあい、エリーゼはディディエのバンドで歌うようになる。結婚し、ちいさなメイベルが生まれる。彼らは、古い田舎家を改装して、そこで幸福に満ちた生活を始める。やがてメイベルが病気になった時、彼らの愛が試されることになる。
 Johan Heldenberghの同名の舞台の映画化。
 ベルリン国際映画祭2013パノラマ部門出品。観客賞1位。
 トライベッカ映画祭2013 ワールド・ナラティヴ・コンペティション部門出品。女優賞(Veerle Baetens)・脚本賞受賞。
 シドニー映画祭2013 オフィシャル・コンペティション部門出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2013「ヴァラエティー」誌による、観るべきヨーロッパの10人の監督たち
 パリ映画祭2013 クロージング作品。
 ラックス賞2013 オフィシャル・セレクション。

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 ・ “The Best Offer(La Migliore Offerta)”(伊) 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
 出演:ジェフリー・ラッシュ、ジム・スタージェス、Sylvia Hoeks、ドナルド・サザーランド
 物語:ヴァージル・オールドマン(Virgil Oldman)は、著名な骨董鑑識家であり、競売人である。彼は、エキセントリックな才人で、人とのつきあいのわずらわしさから、他人とは距離を置いて、孤独な生活を送っている。ある時、美しいが、心に痛手を負う女性クレアから、家にある貴重なアート・コレクションを調べて、競売にかけてほしいという依頼を受ける。彼は、彼女に心を許し、そしてまもなく自分でも抑えきれないくらいの情熱を抱いていく……。
 ベルリン国際映画祭2013 ベルリナーレ・スペシャル部門出品。
 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2013 作品賞・監督賞・美術賞・作曲賞・ヤング ダヴィッド賞受賞。
 ナストロ・ダルジェント賞2013 監督賞・編集賞・美術賞・衣裳賞・作曲賞・プロデューサー賞受賞。


 ・『OH BOY』“Oh Boy!”(独) 監督:ヤン・オーレ・ゲルスター(Jan Ole Gerster)
 出演:トム・シリング(Tom Schilling)、マルク・ホーゼマン(Marc Hosemann)、Friederike Kempter、ユストゥス・フォン・ドーナニー(Justus von Dohnányi)、ミヒャエル・グヴィスデク(Michael Gwisdek)、ウルリッヒ・ノエテン(Ulrich Noethen)
 物語:ニコは、ベルリンで法律を学ぶ学生で、ある日、自分のまわりで起こっていることに違和感を感じ始める。それともおかしいのはまわりではなくて、自分の方なのか。ニコは、積極的に何かをしようという気力を失い、ひとりで、あるいは友人のマッツェとともに、ベルリンをうろついて、人々を眺めているようになる。そうした行動の結果、彼は、恋人に逃げられ、父親からは仕送りを止められる。そして、元クラスメイトのユリカが、過去からの亡霊のように彼の前に現われる……。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2012 フォーラム・オブ・インディペンデント部門出品。
 チューリヒ映画祭2012 ドイツ語映画コンペティション部門出品。スペシャル・メンション受賞。
 バイエルン映画賞2013 男優賞、脚本賞受賞。
 ドイツ映画批評家賞2013 音楽賞、新人監督賞受賞。
 ドイツ映画賞2013作品賞・監督賞・主演男優賞・助演男優賞・助演女優賞・脚本賞・音楽賞受賞。
 ソフィア国際映画祭2013 インターナショナル・コンペティション部門出品。グランプリ受賞。
 シドニー映画祭2013 オフィシャル・コンペティション部門出品。
 ラックス賞2013 オフィシャル・セレクション。
 ドイツ映画特集2013にて上映。

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 ・『ザ・ディープ』(アイスランド・ノルウェー) 監督:バルタザール・コルマウクル

 ・『愛さえあれば』(デンマーク・スウェーデン・伊・仏・独) 監督:スザンネ・ビア

 ・『シュガーマン 奇跡に愛された男』(英・スウェーデン) 監督:マリク・ベンジェルール

 ・『コン・ティキ』(ノルウェー・デンマーク・英・独・スウェーデン) 監督:ヨアヒム・ローニング、エスペン・サンドベリ

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 ヨーロッパ映画賞のピープルズ・チョイス賞は、かつて『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』が選ばれたこともありますが、基本的には『英国王のスピーチ』や『スラムドッグ$ミリオネア』、『題名のない子守唄』、『ボルベール[帰郷]』など、ミニシアターの映画ファンが選ぶような人気作品が選ばれる傾向があります。

 昨年は、『アーティスト』や『最強のふたり』を押しのけて、『HASTA LA VISTA -オトコになりたい-』が選ばれたりもしているので、ダークホース的な作品が賞をさらっていく可能性もなくはありませんが、順当であれば、『インポッシブル』か“The Best Offer(La Migliore Offerta)”か『シュガーマン 奇跡に愛された男』あたりが受賞するのではないでしょうか。

 受賞結果は、12月7日にベルリンで発表されます。(ノミネーションの発表は部門により異なりますが、11月9日にセビリア・ヨーロッパ映画祭ですべてのノミネーションが発表されます。)

 投票は、以下のページで行なうことができます。(投票期間:9月1日-10月31日)
 ・EFA:http://www.europeanfilmawards.eu/en_EN/peopleschoiceaward/vote

 
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 *当ブログ記事

 ・ヨーロッパ映画賞2012 ピープルズ・チョイス賞ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201209/article_10.html
 ・ヨーロッパ映画賞2011 ピープルズ・チョイス賞ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201009/article_3.html
 ・ヨーロッパ映画賞2010 ピープルズ・チョイス賞ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201009/article_3.html

 ・ヨーロッパ映画賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_4.html
 ・ヨーロッパ映画賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_8.html
 ・ヨーロッパ映画賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_8.html
 ・ヨーロッパ映画賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_19.html
 ・ヨーロッパ映画賞2008 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_12.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月~12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html

 追記:
 ・ヨーロッパ映画賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201311/article_14.html
 ・ヨーロッパ映画賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_16.html

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