米国アカデミー賞 Governorsアワード(アカデミー名誉賞)2013 発表!

 米国アカデミー賞の第5回Governorsアワードの受賞者が発表されました。(9月5日)

 米国アカデミー賞を発表している映画芸術科学アカデミー(AMPAS)は、俳優部会や監督部会など16の部会で構成されていますが(それぞれの部会はそれぞれの会員と各賞に対応)、各部会の代表が集まって理事会(Board of Governors)を作り、役員とともに映画芸術科学アカデミーを運営しています。

 2013-2014年の役員は8人で、理事会のメンバーは48人ですが、2013-2014年の映画芸術科学アカデミーの理事会の実質的活動は、このGovernorsアワードの授賞式からスタートすることになっていて、Governorsアワードが、理事、および、アカデミー会員、さらには、本年度のアカデミー賞候補の顔見せの場になっています。

 映画芸術科学アカデミーの理事会といっても、どっかの知らないおじさんやおばさんではなく、アメリカの現役の映画人たちで、具体的には公式サイトを見てもらいたいと思いますが、たとえば、監督部会からはキャスリン・ビグローとリサ・チョロデンコとマイケル・マン、プロデューサー部会からはゲイル・アン・ハードとキャスリーン・ケネディー、俳優部会からはアネット・ベニングとトム・ハンクス、脚本部会からはフィル・ロビンソンとロビン・スウィコードとビル・コンドン、撮影部会からはジョン・ベイリーとダンテ・スピノッティ、ドキュメンタリー部会からはマイケル・アプテッドとロブ・エプスタインとアレックス・ギブニー、短編&長編アニメーション部会からはジョン・ラセターがそれぞれ選ばれて出席しています。このうち、ジョン・ラセターは、役員も兼任しています。
 今回より、リック・カーター(衣裳デザイナー部会)らが新たに理事に選ばれ、理事は43名から48名に増えています。

 Governorsアワードと言っても聞きなじみがないかもしれませんが、1948年から始まるアカデミー名誉賞もこの中に含まれています。

 今年の受賞者は以下の通りです。

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 ◆名誉賞(Honorary Award)
 ◎アンジェラ・ランズベリー(Angela Lansbury)
 イギリスの女優。『ガス燈』(1944)、『ドリアン・グレイの肖像』(1945)、『失われた時を求めて』(1962)で3度助演女優賞にノミネートされている。

 ◎スティーヴ・マーティン
 米国アカデミー賞の司会を3度務めているが、自身はこれまで一度もノミネートされたことがない。

 ◎ピエロ・トージ(Piero Tosi)
 『イノセント』『ベリッシマ』『ルー・サロメ 善悪の彼岸』『尼僧の恋 マリアの涙』『家の鍵』などの衣裳を手がけるイタリアの衣裳デザイナー。
 米国アカデミー賞には、『山猫』(1963)、『ベニスに死す』(1971)、『ルードヴィヒ 神々の黄昏』(1972)、『Mr.レディMr.マダム』(1978)、『トラヴィアータ/1985・椿姫』(1982)で5回衣裳デザイン賞にノミネートされている。

 ◆ヒューマニタリアン賞(Jean Hersholt Humanitarian Award)
 ◎アンジェリーナ・ジョリー
 外交問題評議会や国連高等弁務官事務所などを通じて、数々のグローバルな慈善活動を行なっているほか、出演作品『マイティ・ハート/愛と絆』や監督作品『最愛の大地』などでも、人道的な題材に繰り込んでいる(ことに対しての授与)。
 米国アカデミー賞では、『17歳のカルテ』(1999)で助演女優賞を受賞し、『チェンジリング』(2008)で主演女優賞にノミネートされている。

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 約2ヶ月前に「次にアカデミー名誉賞を贈るべき10人の女たち2013」という記事を書いていますが、その中から見事にアンジェラ・ランズベリーが受賞を果たしました。「次も16年先?」ということにはならずに済んだようです。

 授賞式は、11月16日。
 名誉賞、ヒューマニタリアン賞ともに、オスカー像が贈られます。

 授賞式が、例年より1ヶ月ほど早いのが気になりますが、何か意図があるのでしょうか。

 Governorsアワードの授賞式が早まることで、全米映画賞レース(各種のプロモーションや、予想ごっこ、等)を少し早めに加速させることになるのかもしれませんね。

 
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 *当ブログ記事

 ・次にアカデミー名誉賞を贈るべき10人の女たち2013:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201307/article_7.html

 ・米国アカデミー Governorsアワード2012 授賞式:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_7.html
 ・米国アカデミー Governorsアワード2011 授賞式:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_4.html
 ・米国アカデミー Governorsアワード2010 授賞式:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201011/article_22.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月~12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html

 追記:
 ・米国アカデミー Governorsアワード2013 授賞式:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201311/article_27.html

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