イタリア・ゴールデングローブ賞2013 結果発表!

 第53回イタリア・ゴールデングローブ賞(Globi d'Oro)の結果発表になりました。(7月3日)

 イタリアのゴールデン・グローブ賞は、アメリカのゴールデン・グローブ賞やフランスのリュミエール賞と同じく外国人記者が選ぶ映画賞で、外国人記者に自国の映画にもっと興味を持ってもらう(そして本国に紹介してもらう)という目的で設立されています。

 今年の受賞結果は以下の通りです。

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 ◆大賞(Gran premio)
 ◎『日常のはざま』“L’intervallo” 監督:レオナルド・ディ・コンスタンツォ(Leonardo Di Constanzo)

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 ◆監督賞(Regia)
 ・Roberto Andò “Viva La Libertà”
 ◎ダニエレ・チブリ(Daniele Ciprì) 『それは息子だった』“E’ Stato Il Figlio”
 ・イヴァーノ・デ・マッテオ(Ivano De Matteo) 『綱渡り』“Gli Equilibristi”
 ・レオナルド・ディ・コンスタンツォ(Leonardo Di Constanzo) 『日常のはざま』“L’intervallo”
 ・パオロ・ソレンティーノ “La Grande Bellezza”

 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞とは全く重なっていません。
 ナストロ・ダルジェント賞とは、Roberto Andòとパオロ・ソレンティーノが重なっています。

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 ◆男優賞(Attore)
 ・アニエッロ・アレーナ 『リアリティー』“Reality”(監督:マッテオ・ガローネ)
 ◎アレッサンドロ・ガスマン(Alessandro Gassman) “RazzaBastarda”(監督:アレッサンドロ・ガスマン)
 ・ルカ・マリネッリ(Luca Marinelli) 『来る日も来る日も』“Tutti I Santi Giorni”(監督:パオロ・ヴィルツィ)
 ・ヴァレリオ・マスタンドレア 『綱渡り』“Gli Equilibristi”
 ・トニ・セルヴィッロ “La Grande Bellezza”

 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞とは、アレッサンドロ・ガスマン以外が重なっています。(トニ・セルヴィッロは、異なる作品でのノミネートです。)
 ナストロ・ダルジェント賞とは、アレッサンドロ・ガスマンとトニ・セルヴィッロ以外が重なっています。

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 ◆女優賞(Attrice)
 ・マルゲリータ・ブイ “La Scoperta Dell’Alba”(監督:スザンナ・ニッキャレッリ(Susanna Nicchiarelli))
 ・Federica Victoria Caiozzo in arte Thony 『来る日も来る日も』“Tutti I Santi Giorni”
 ・ラウラ・キアッティ “Il Volto Di Un’Altra”(監督:パッピ・コルシカート)
 ・クラウディア・ジェリーニ(Claudia Gerini) “Amiche Da Morire”(監督:Giorgia Farina)
 ◎ジャスミン・トリンカ “Miele”(監督ヴァレリア・ゴリーノ)

 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞とは、マルゲリータ・ブイとFederica Victoria Caiozzo in arte Thonyとジャスミン・トリンカが重なっています。
 ナストロ・ダルジェント賞とは、マルゲリータ・ブイとラウラ・キアッティとジャスミン・トリンカが重なっています。
 マルゲリータ・ブイは先行する2つの賞とは異なる作品でのノミネートです。

 ◆脚本賞(Sceneggiatura)
 ・Roberto Andò、アンジェロ・パスクィーニ(Angelo Pasquini) “Viva La Libertà”
 ・ベルナルド・ベルトルッチ、ニッコロ・アンマニーティ、ウンベルト・コンタレッロ、フランチェスカ・マルチャーノ 『孤独な天使たち』(監督:ベルナルド・ベルトルッチ)
 ・イヴァーノ・デ・マッテオ 『綱渡り』“Gli Equilibristi”
 ◎Giorgia Farina、ファビオ・ボニファッチ(Fabio Bonifacci) “Amiche Da Morire”
 ・ミケーレ・プラチド、Toni Trupia、Leonardo Marini “Itaker”(監督:Toni Trupia)

 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞とは、“Viva La Libertà”と『孤独な天使たち』が重なっています。
 ナストロ・ダルジェント賞とは、“Viva La Libertà”のみ重なっています。

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 ◆撮影賞(Fotografia)
 ◎ルカ・ビガッツィ “La Grande Bellezza”
 ・Daria D’Antonio “I Padroni Di Casa”(監督:エドアルド・ガブリエリーニ(Edoardo Gabbriellini))
 ・マルコ・オノラート(Marco Onorato) 『リアリティー』“Reality”
 ・イタロ・ペットリッチョーネ “Educazione Siberiana”(監督:ガブリエレ・サルヴァトレス)
 ・ファビオ・ザマリオン(Fabio Zamarion) “La Migliore Offerta”(監督:ジュゼッペ・トルナトーレ)

 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞とは、ルカ・ビガッツィとイタロ・ペットリッチョーネとファビオ・ザマリオンが重なっています。
 ナストロ・ダルジェント賞とは、マルコ・オノラートとイタロ・ペットリッチョーネとファビオ・ザマリオンが重なっています。

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 ◆音楽賞(Musica)
 ・ピヴィオ&アルド・デ・スカルツィ(Pivio & Aldo De Scalzi) “RazzaBastarda”
 ・レーレ・マルキテッリ(Lele Marchitelli) “La Grande Bellezza”
 ・エンニオ・モリコーネ “La Migliore Offerta”
 ・マウロ・パガーニ(Mauro Pagani) “Educazione Siberiana”
 ◎フランコ・ピエサンティ(Franco Piersanti) 『孤独な天使たち』

 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞とは、エンニオ・モリコーネとフランコ・ピエサンティが重なっています。
 ナストロ・ダルジェント賞とは、ピヴィオ&アルド・デ・スカルツィとレーレ・マルキテッリとエンニオ・モリコーネが重なっています。

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 ◆第1回作品賞(Opera Prima)
 ・レオナルド・ディ・コンスタンツォ(Leonardo Di Constanzo) 『日常のはざま』“L’intervallo”
 ・アレッサンドロ・ガスマン(Alessandro Gassman) “Razzabastarda”
 ◎ヴァレリア・ゴリーノ “Miele”

 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞とは、“Miele”以外、ナストロ・ダルジェント賞とはすべて重なっています。

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 ◆ドキュメンタリー賞(Documentario)
 ・Francesco Cordio “Lo Stato Della Follia”
 ◎Filippo Soldi “Suicidio Italia”
 ・Annalisa Piras “Girlfriend in a Coma”

 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞ともナストロ・ダルジェント賞とも全く重なっていません。

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 ◆短編賞(Cortometraggio)
 ◎Gianpiero Alicchio “L’Appuntamento”
 ・Flavio Costa “Pre Carità”
 ・Enrico Iannaccone “L’Esecuzione”
 ・Piero Messina “La Prima Legge Di Newton”

 “L’Esecuzione”のみ、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞ノミネーションに入っていて、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では“L’Esecuzione”が受賞しています。
 ナストロ・ダルジェント賞とは全く重なっていません。

 ◆生涯貢献賞
 ◎ジュゼッペ・トルナトーレ
 ◎フランコ・ゼッフィレッリ

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 主な作品のノミネート&受賞状況は以下の通りです。

 ・“La Grande Bellezza”(1/4):監督・男優・撮影・音楽
 ・『綱渡り』(0/3):監督・男優・脚本
 ・“RazzaBastarda”(1/3):男優・音楽・第1回
 ・“Viva La Libertà”(0/2):監督・脚本
 ・『日常のはざま』(0/2):監督・第1回 +グランプリ
 ・『リアリティー』(0/2):男優・撮影
 ・『来る日も来る日も』(0/2):男優・女優
 ・“Amiche Da Morire”(1/2):女優・脚本
 ・“Miele”(2/2):女優・第1回
 ・『孤独な天使たち』(1/2):脚本・音楽
 ・“Educazione Siberiana”(0/2):撮影・音楽
 ・“La Migliore Offerta”(0/2):撮影・音楽
 ・『それは息子だった』(1/1):監督
 ・“La Scoperta Dell’Alba”(0/1):女優
 ・“Il Volto Di Un’Altra”(0/1):女優
 ・“Itaker”(0/1):脚本
 ・“I Padroni Di Casa”(0/1):撮影

 イタリア・ゴールデングローブ賞は、毎年、イタリア国内の他の映画賞とは異なる結果を出してくるので、まあ、こんなものかとも思わなくもありませんが、今年は、ノミネーション段階から他の映画賞とは異なるノミネーションで、受賞結果としても、“Viva La Libertà”も『リアリティー』も“La Migliore Offerta”も無冠で、“La Grande Bellezza”も撮影賞のみにとどまりました。

 意図して他の映画賞と違うようにしている(異なる作品や個人にスポットライトが当てるようにしている)と考えられなくもありませんが、これが最大公約数的な受賞結果とも考えにくいので、ひょっとすると、全体的に投票者も少なくて、単に偏った投票がそのまま結果に現れているだけ、なのかもしれません。

 ま、いずれにせよ、受賞を重ねている“Miele”がどこまでいけるか、ちょっと楽しみではありますね。日本での劇場公開もあるかもしれません。

 なお、ノミネーション段階で、作品賞の発表はありませんでしたが、グランプリとして最優秀作品の選出は行なわれたようです。

 
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 *当ブログ記事

 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201306/article_13.html
 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201206/article_16.html
 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201207/article_2.html
 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201106/article_12.html
 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201107/article_16.html
 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201006/article_14.html
 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201007/article_2.html
 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200907/article_8.html

 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_17.html
 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201306/article_15.html

 ・ナストロ・ダルジェント賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201306/article_6.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月~12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html

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