トロント国際映画祭2013 ラインナップ 第1弾!

 第38回トロント国際映画祭(9月5日-15日)のラインナップの第1弾75作品が発表になりました。(7月24日)

 【GALA PRESENTATIONS】

 ・“Rush”(英・独) 監督:ロン・ハワード [インターナショナル・プレミア]

 出演:クリス・ヘムズワース、ダニエル・ブリュール、オリヴィア・ワイルド、アレクサンドラ・マリア・ラーラ、ピエールフランチェスコ・ファヴィーノ
 物語:ジェームズ・ハント(クリス・ヘムズワース)とニキ・ラウダ(ダニエル・ブリュール)という2人のF1レーサーの熾烈な争いの中で、スポーツ史上に残る1976年のシーズンを描く。
 脚本は、ピーター・モーガン。

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 ・“The Love Punch”(仏) 監督:ジョエル・ホプキンス [ワールド・プレミア]

 出演:エマ・トンプソン、ピアース・ブロスナン
 物語:リチャード・ジョーンズは、中年男性で、本日づけで自分のオーナー会社から引退することになっていた。将来のことは自由きままに考え、最後の出社をしたところで、彼の会社を買収した相手が詐欺師だったことを知る。会社は財政破綻し、彼自身を含め、全社員の年金基金が失われてしまっていた。リチャードは、別れた妻ケイトの助けを借りて、詐欺の背後にいるあやしいビジネスマンを追いつめる。2人はヨーロッパ諸国を跨いで追いかけっこを繰り広げ、その一方で、コートダジュールでは、自分の未来を取り戻すべく、宝石泥棒を企てる。そうして行動をともにする間に、彼らは互いへのロマンスを再熱させていく……。

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 ・“The Lunchbox(Dabba)”(インド・仏・独) 監督:Ritesh Batra [北米プレミア]
 出演:イルファーン・カーン(Irrfan Khan)、Nimrat Kaur、Nawazuddin Siddiqui、Denzil Smith、Bharati Achrekar、Nakul Vaid、Yashvi Puneet Nagar、リレット・デュベイ(Lillete Dubey)、Sada (Dabbawala)
 物語:ムンバイのランチボックスのデリバリーの誤配のせいで、若い主婦と、見知らぬ男が結びつく。2人は、ランチボックスの中に入れたメモを使って、秘密の関係性を取り結ぶ。しかし、このおとぎ話めいた関係が、現実を脅かすようになる。
 ロッテルダム国際映画祭2012 The Eurimages Co-Production Development Award スペシャル・メンション受賞作品。
 カンヌ国際映画祭2013 批評家週間出品。

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 ・“Shuddh Desi Romance”(インド) 監督:Maneesh Sharma [カナダ・プレミア]

 出演:リシ・カプール、Sushant Singh Rajput、Parineeti Chopra、Vaani Kapoor.
 物語:惹かれあい、恋に落ち、夢中になり、そしてさまざまな障害を乗り越えていく、モダンなデジ・ラブ・コメディー。

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 ・“American Dreams in China(中國合夥人)”(香港・中) 監督:ピーター・チャン [北米プレミア]

 出演:ホァン・シャオミン、ダン・チャオ、トン・ダーウェイ
 物語:1985年。中国では経済の再建が進められていた。主人公は3人の大学生。1人目は、農家を継ぐのが嫌で田舎から出てきた若者。2人目は、優越感を抑えきれないシニカルなインテリ。3人目は、映画スターを夢見るロマンチックな理想主義者。3人は、西洋文学や音楽、映画といった趣味や、アメリカン・ドリームを実現したいという野心を分かち合い、友情を育んでいく。夢をかなえるために、まずは、遠回りながらも、英語の語学教室を開き、そして成功する。しかし、突然の成功は、彼らの友情とビジョンをバラバラにしてしまう。

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 ・“Cold Eyes(監視者たち)”(韓) 監督:チョ・ウィソク(Cho Ui-seok)、キム・ビョンソ(Kim Byung-seo) [北米プレミア]

 出演:ソル・ギョング、チョン・ウソン、ハン・ヒョジュ、イ・ジュノ、Jin Gyeong
 物語:警察の特別犯罪班の監視チームを率いるベテランのリーダーと、推理能力に優れた新人女性刑事が組み、凶悪な組織犯罪を監視する。執拗な監視と追跡のおかげで、組織の検挙に近づくが、そこで手痛いミスを犯してしまう。
 ヤウ・ナイホイ監督の香港映画『天使の眼、野獣の街』(2007)のリメイク。

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 ・“The Railway Man”(オーストラリア・英) 監督:Jonathan Teplitzky [ワールド・プレミア]
 出演:コリン・ファース、ジェレミー・アーヴィン、ニコール・キッドマン、真田広之
 物語:スコットランドの陸軍少尉エリック・ローマクスは、第二次世界大戦中にシンガポールで日本軍の捕虜になり、タイに運ばれて、「死の鉄道」と呼ばれることになる泰緬鉄道の敷設に従事させられる。それは地獄のような体験で、戦争が終わってからも、彼はそのトラウマに責め苛まれ続ける。この苦しみから抜け出すためには、これまで体験したことを本に書いて、過去としっかり向き合ってみてはどうかと妻に勧められ、彼は思い出すのも辛かった体験を甦らせ、少しずつそれを紙に書き起こしていく。しばらくして、自分を辛い状況に追い込んだ日本の憲兵隊の通訳がまだ生きていると知ったエリックは、彼に会いにでかけていく。
 エリック・ローマクスの自伝“The Railway Man”(邦題『泰緬鉄道 癒される時を求めて』)の映画化。

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 ・“The Art of the Steal”(カナダ) 監督:Jonathan Sobol [ワールド・プレミア]

 出演:ジェイ・バルチェル(Jay Baruchel)、マット・ディロン、カート・ラッセル、テレンス・スタンプ、キャサリン・ウィニック(Katheryn Winnick)、クリス・ディアマントポロス(Chris Diamantopoulos)、ケネス・ウォルシュ(Kenneth Welsh)、Jason Jones
 物語:命知らずの三流自転車レーサーであるクランチ・カルホーンには、こそ泥という裏の顔があった。彼は、冷酷な兄とチームを組んで、世界で最も価値のある本を盗み出そうとする。しかし、彼にとって大事なのはその本を盗むことではなく、自分の過去について書かれたページを書き換えて、元に戻すことだった。

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 ・“The Grand Seduction”(カナダ) 監督:ドン・マッケラー(Don McKellar) [ワールド・プレミア]

 出演:ブレンダン・グリーソン、テイラー・キッチュ(Taylor Kitsch)、ゴードン・ピンセント(Gordon Pinsent)、リアーヌ・バラバン(Liane Balaban)、Mark Critch
 物語:ニューファンドランドの小さな村に、石油化学プラントの誘致の話が持ち上がる。勝算は低かったが、誘致のためには、村に常駐の医者がいることが必須で、ポール・ルイス医師がその候補に上がる。1ヶ月の約束で、この村にやってきたポールに対し、住人は、あれこれ手を尽くして、この地に踏みとどまらせようとする。その甲斐あって、ポールもこの村のことが好きになるが、すべては彼をここに居させるためにでっち上げられた虚構に過ぎなかった。
 脚本家としても活躍する俳優ドン・マッケラーの第3監督長編。

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 ・“The Right Kind of Wrong”(カナダ) 監督:ジェレマイア・チェチック [ワールド・プレミア]
 出演:ライアン・クワンテン(Ryan Kwanten)、サラ・カニング(Sara Canning)、キャサリン・オハラ
 物語:レオ・パラミノは、29歳で、妻にも出て行かれ、作家になる夢も挫折して、今は、皿洗いを生計を立てている。日中、彼は、ポーチに座って、教会から通りを横切る人々を眺めていたが、ある日、彼は、ひとりの花嫁を見て、一目ぼれし、以来、彼女コレットのことが頭から離れなくなる。
 Tim Sandlinの処女小説“Sex and Sunsets”の映画化。

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 ・“August: Osage County”(米) 監督:John Wells [ワールド・プレミア]
 出演:ベネディク・カンバーバッチ、ユアン・マクレガー、アビゲイル・ブレスリン、メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ジュリエット・ルイス、ダーモット・マルロニー、クリス・クーパー、サム・シェパード、マーゴ・マーティンデイル
 物語:オクラホマ郊外にあるウェストン家での8月の数週間を描く。家長であるヴァイオレットは、夫を亡くし、薬物中毒で、死に瀕している。彼女のまわりには、さまざまなエキセットリックな登場人物が出入りしていて、複雑な愛憎関係が渦巻いている。
 2008年ピュリッツァー賞受賞の同名舞台の映画化。

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 ・“The Fifth Estate”(米) 監督:ビル・コンドン [ワールド・プレミア]
 出演:ベネディクト・カンバーバッチ、ダニエル・ブリュール、カリス・ファン・ハウテン、ローラ・リニー、アンソニー・マッキー、ダン・スティーヴンス、モーリッツ・ブライプトロイ、デイヴィッド・シューリス、スタンリー・トゥッチ
 物語:内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」は、機密情報の発信とスクープにおいて、この種のゲームを永遠に変えてしまい、インターネットを通じて、一躍、時の人となった彼ら自身もまた、21世紀で最も激烈な議論を呼ぶ組織になった。「ウィキリークス」を作り出した創設者ジュリアン・アサンジと初期メンバーのダニエル・ドムシャイトベルクは、企業や政府の闇の部分に光を当てることに成功したが、次第に、大手メディアが入手できなかったようなハードなニュースをも表沙汰にするようになる。しかし、米国史上でも最高とも言うべき機密文書を発見するにおよび、究極の問題、すなわち、自由社会において秘密を守ることの意義とさらすことの価値という問題に突き当たり、彼らは衝突する。
 ダニエル・ドムシャイトベルクの“Inside WikiLeaks: My Time with Julian Assange and the World’s Most Dangerous Website”と、David LeighとLuke Hardingによる“WikiLeaks: Inside Julian Assange’s War on Secrecy”を元に映画化した作品。
 オープニング・ナイト作品。

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 ・“Kill Your Darlings”(米) 監督:John Krokidas [インターナショナル・プレミア]

 出演:ダニエル・ラドクリフ、ベン・フォスター、Jack Huston、デイン・デハーン(Dane DeHaan)、マイケル・C・ホール、デイヴィッド・クロス、ジェニファー・ジェイソン・リー、エリザベス・オルセン、キーラ・セジウィック、ジョン・カラム(John Cullum)
 物語:若き日のアレン・ギンズバーグ(ダニエル・ラドクリフ)とジャック・ケルアック(Jack Huston)がコロンビア大学に在籍していた1944年。ウィリアム・バロウズ(ベン・フォスター)の幼なじみ、デイヴィッド・カンメラー(David Kammerer)が、彼が(性的関心から)追いかけまわしていたルシアン・カー(Lucien Carr:デイン・デハーン)によって殺されるという事件が起こる。カーは、バロウズのアパートに飛び込み、事情を話し、バロウズたちは事件を秘密にするが、結局、カーが警察に自首して、事件はセンセーションを巻き起こす。
 映画の元になったのは、バロウズとケルアックが1945年に書いた小説“And The Hippos Were Boiled in Their Tanks”(邦題『そしてカバたちはタンクで茹で死に』)で、バロウズらの生前には発表されず、カーの死後、2008年になって、ようやく出版された。
 第2級殺人による2年間の刑務所暮らしを終えたカーは、のちにUP(のちのUPI)に勤め、ケルアックの『路上』やギンズバーグの『吠える』が世に出るのに一役買っている。
 サンダンス映画祭2013 出品。
 ベネチア国際映画祭2013 ベネチア・デイズ出品。

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 ・“Life of Crime”(米) 監督:Daniel Schecter [ワールド・プレミア]
 出演:ジョン・ホークス、モス・デフ改めヤシーン・ベイ(yasiin bey, a.k.a. Mos Def)、ジェニファー・アニストン、ティム・ロビンス、アイラ・フィッシャー、ウィル・フォーテ(Will Forte)、マーク・ブーン・ジュニア(Mark Boone Jr.)
 物語:1970年代のデトロイト。前科者ルイスとオデールは、不動産業者の妻を誘拐し、夫に多額の身代金を要求する。しかし、妻との関係が冷めていた夫は、身代金の支払いを拒否する。
 エルモア・レナードの『ザ・スイッチ』(『ジャッキー・ブラウン』として映画化された小説『ラム・パンチ』の前日譚)の映画化。
 クロージング・ナイト作品。

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 ・“Parkland”(米) 監督:Peter Landesman [ワールド・プレミア]
 出演:ジェームズ・バッジ・デール(James Badge Dale)、ザック・エフロン、ジャッキー・アル・ヘイリー、コリン・ハンクス、デイヴィッド・ハーバー(David Harbour)、マルシア・ゲイ・ハーデン、ロン・リヴィングストン(Ron Livingston)、ジェレミー・ストロング(Jeremy Strong)、ビリー・ボブ・ソーントン、ジャッキー・ウィーヴァー、トム・ウェリング(Tom Welling)、ポール・ジアマッティ
 物語:1963年11月22日。この日、ジョン・F・ケネディーがダラスで暗殺され、世界は永遠に変わる。本作では、当日の出来事をほぼリアルタイムで追う。パークランド病院の医者(ザック・エフロン、コリン・ハンクス)と看護婦(マルシア・ゲイ・ハーデン)。ダラスのシークレット・サービスのチーフ。後に繰り返し観られ、調べられることになる映像を撮影するカメラマン(ポール・ジアマッティ)。狙撃手リー・ハーヴェイ・オズワルド(ジェレミー・ストロング)をつかまえるFBIのエージェント(ビリー・ボブ・ソーントン)。世界が注目する中で事態を収拾しようとする副大統領のリンドン・ジョンソン。衝撃、怒り、決断、勇気。前例のない出来事と想像を絶する結末。これまで語られたことのない物語。
 ベネチア国際映画祭2013 コンペティション部門出品。


 ・“Supermensch The Legend of Shep Gordon”(米) 監督:マイク・マイヤーズ [ワールド・プレミア]
 音楽マネージャー、シェフ・ゴードンに関するドキュメンタリーで、俳優マイク・マイヤーズの初監督作品。
 1991年にマイク・マイヤーズは、『ウェインズ・ワールド』にアリス・クーパーの楽曲を使いたかったため、シェフ・ゴードンにアプローチする。それから22年後。マイク・マイヤーズは、資本家で、パイオニアで、ショーマンで、シャーマンで、まさにスーパーマンであるシェフ・ゴードンの伝説的な人生を1本のドキュメンタリーにすることに決める。

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 ・“Mandela: The Long Walk to Freedom”(南ア) 監督:ジャスティン・チャドウィック [ワールド・プレミア]

 出演:イドリス・エルバ(Idris Elba)、ナオミ・ハリス(Naomie Harris)
 物語:ネルソン・マンデラの同名の自伝(邦題『自由への長い道―ネルソン・マンデラ自伝』)を映画化した作品。ネルソン・マンデラの幼年期から、青年時代、27年間の刑務所暮らし、そして出所後の国家再建に向けた活動までを描く。

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 【SPECIAL PRESENTATIONS】

 ・“All Is By My Side”(英) 監督:ジョン・リドリー(John Ridley) [ワールド・プレミア]
 出演::イモージェン・プーツ(Imogen Poots)、ヘイリー・アトウェル(Hayley Atwell)、アンドレ・ベンジャミン(André Benjamin)、ルース・ネッガ(Ruth Negga)、エイドリアン・レスター(Adrian Lester)
 物語:名も知れぬバックアップ・ギタリストのジミー・ジェームズは、1966年にニューヨークからロンドンに渡り、1年後、ジミ・ヘンドリックスとして戻ってくる。ジミ・ヘンドリックスと彼を愛し、彼に影響を与えた人々の物語。
 “12 Years a Slave”のプロデューサーも務めるジョン・リドリーの第2監督長編。

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 ・“Belle”(英) 監督:Amma Asante [ワールド・プレミア]
 出演:ググ・バサ=ロー(Gugu Mbatha Raw)、トム・ウィルキンソン、サム・リード(Sam Reid)、サラ・ガドン(Sarah Gadon)、ミランダ・リチャードソン、ペネロープ・ウィルトン(Penelope Wilton)、トム・フェルトン、James Norton、マシュー・グード(Matthew Goode)、エミリー・ワトソン
 物語:ダイド・エリザベス・ベル(Dido Elizabeth Belle:1761年 - 1804年)の実話に基づく物語。ダイド・エリザベス・ベルは、英国海軍軍人で下院議員のサー・ジョン・リンゼイと、アフリカ人の奴隷ベル(黒人奴隷だったこと以外は不明)との間に生まれた混血の私生児で、父方の大叔父マンスフィールド伯爵の邸宅で生涯を送った。彼女は、公的には、奴隷の娘とされながら、家族の一員として特権的な立場を与えられる一方、食事の同席などは認められなかった。成長するにおよび、彼女は、自分に関する真実を知り、また、ロマンスを経験する。彼女の存在は、マンスフィールド伯爵が奴隷制を廃止に導くのにも影響を与えた。

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 ・“Dom Hemingway”(英) 監督:リチャード・シェパード(Richard Shepard) [ワールド・プレミア]
 出演:ジュード・ロウ、リチャード・E・グラント、デミアン・ビチル、エミリア・クラーク(Emilia Clarke)、ケリー・コンドン(Kerry Condon)、ジャミエン・ハンター(Jumayn Hunter)、Madalina Ghenea、ネイサン・スチュアート=ジャレット(Nathan Stewart-Jarrett)
 物語:Dom Hemingwayは、ファニーで、怖いもの知らずで、危険な金庫破りだった。ギャングのボスを守るために、黙秘を続けて、12年間の刑務所暮らしを終えた後、シャバに戻ってくる。彼は、疎遠になった娘との関係を修復しようとする一方で、犯罪のスリルと興奮が忘れられない自分に気づく。

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 ・“The Double”(英) 監督:リチャード・アヨエイド(Richard Ayoade) [ワールド・プレミア]
 出演::ジェシー・アイゼンバーグ、ミア・ワシコウスカ、ウォーレス・ショーン(Wallace Shawn)、ノア・テイラー(Noah Taylor)
 物語:サイモンは、引っ込み思案で、世界から孤立していた。職場でも無視され、母親からは軽蔑され、女たちからも相手にされていなかった。職場に新しい同僚ジェームズが加わる。彼は、まさにサイモンと正反対で、自信に満ち、カリスマ性があり、女にももてた。サイモンは、自分の居場所がどんどんジェームズに奪われていくことに恐怖を感じる。
 『サブマリン』のリチャード・アヨエイド監督の第2監督長編。

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 ・“The Invisible Woman”(英) 監督:レイフ・ファインズ [ワールド・プレミア]

 出演:フェリシティー・ジョーンズ、レイフ・ファインズ、クリスティン・スコット・トーマス、トム・ホランダー、ジョアンナ・スキャンラン(Joanna Scanlan)、ペディータ・ウィークス(Perdita Weeks)、アマンダ・ヘイル(Amanda Hale)、トム・バーク、ジョン・カヴァノー(John Kavanagh)、Michael Marcus
 物語:1857年、チャールズ・ディケンスとネリー・ターナンが出会う。ディケンスは、45歳で、人気作家であり、ターナンは、俳優一家の出身で、売り出し中の18歳の女優だった。ふたりは恋に落ちたが、その関係は秘密にされ、ディケンスの結婚生活が破綻するまで13年続いた。しかし、ターナンとのことは、公的な記録には一切残っていない。
 クレア・トマリン(Claire Tomalin)の“The Invisible Woman: The Story of Nelly Ternan and Charles Dickens”の映画化。

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 ・“Philomena”(英) 監督:スティーヴン・フリアーズ [北米プレミア]

 出演:ジュディー・デンチ、スティーヴ・クーガン
 物語:Philomena Leeは、結婚に破綻して、アイリッシュ・カトリックのコミュニティーに入り、残された息子をアメリカに養子に出す。教会のきまりで、養子に出した息子の行方は捜さないという契約書にサインする。数年後、彼女は、イングランドで家族をもうける。しばらくして、彼女はBBCの特派員Martin Sixsmithと出会い、一度は手放した息子の行方を2人で捜すことになる。
 BBCの特派員Martin Sixsmithが2009年に発表した“The Lost Child of Philomena Lee”に基づいて映画化した作品。
 ベネチア国際映画祭2013 コンペティション部門出品。


 ・“Starred Up”(英) 監督:デイヴィッド・マッケンジー [ワールド・プレミア]

 出演:ジャック・オコンネル、ルパート・フレンド、ベン・メンデルスゾーン
 物語:エリックは気性が荒く、暴力的な少年で、10代ながら、一般の刑務所に移送される。しかし、それでも彼の乱暴はやむことがない。刑務所の主が、エリックに気づき、彼を抑えるために、ネヴィルを監視役として送る。問題なのは、ネヴィルが、エリックの実父だったことだ。2人が会うのは、12年ぶりだった。2人の間には、これまでの別離と不信から来る奇妙なよそよそしさがあり、そこからお互いの理解に向けたバトルが始まる。

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 ・“Le Week-End”(英) 監督:ロジャー・ミッチェル [ワールド・プレミア]

 出演:ジェフ・ゴールドブラム、ジム・ブロードベント、リンゼイ・ダンカン
 物語:ニックとメグは、結婚30周年を祝して、新婚旅行で訪れたパリを再訪する。そして、旧友を訪ね、人生や結婚のあり方について思いを新たにする。
 脚本は、ハニフ・・クレイシ。

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 ・“Tracks”(英・オーストラリア) 監督:John Curran [北米プレミア]

 出演:ミア・ワシコウスカ、アダム・ドライヴァー
 Robyn Davidson(1950~ )が1977年に行なった冒険旅行と、彼女が書いた“Tracks”を元に映画した作品。
 物語:Robyn Davidsonは、オーストラリア中央のアリススプリングスから、4頭のラクダを連れて、砂漠地帯を横切って、オーストラリアを横断する計画を立てる。そのために、2年かけて、ラクダを調教し、砂漠地帯でのサイバイバル術も身につける。また、アリススプリングスに住む「ナショナル・ジオグラフィック」誌のカメラマン、Rick Smolanと知り合い、彼とロマンチックな関係を築く。そして、1977年、1頭の犬と、4頭のラクダを連れた彼女は、9ヶ月かけて、1700マイルものトレッキングを成功させる。旅の間に、Rickは、3度彼女を訪ねて、撮影を行ない、その様子は、1978年の「ナショナル・ジオグラフィック」誌に掲載された。彼女の残した記録は、単なる冒険旅行にとどまらず、アボリジニの生活を伝える社会人類学的な価値をも持つものと見なされている。
 ベネチア国際映画祭2013 コンペティション部門出品。


 ・“Cannibal (Caníbal)”(西・ルーマニア・ロシア・仏) 監督:Manuel Martín Cuenca [ワールド・プレミア]

 出演:アントニオ・デ・ラ・トレ(Antonio de la Torre)、マリア・アルフォンサ・ロッソ(María Alfonsa Rosso)、オリンピア・メリンテ(Olimpia Melinte)
 物語:カルロスは、グラナダに住む一流の仕立て屋だが、殺人鬼という裏の顔を持っていた。彼は、人を殺すのに、自責の念も罪の意識も感じない。ところが、無垢なニナと出会って、それが変わる。それこそ、彼にとっての初恋であった。

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 ・“Attila Marcel”(仏) 監督:シルヴァン・ショメ [ワールド・プレミア]

 出演:ギョーム・グイ(Guillaume Gouix)、アンヌ・ル・ニ(Anne Le Ny)
 物語:ポールは、2歳で両親をなくし、以来、叔母とパリのアパートで暮らしている。叔母は、彼を一流のピアニストにするようにレッスンし、彼は30代になった現在まで、ほとんど外界での生き方を知らずに育った。ところが、アパートの4階に住むマダム・プルーストと知り合って、変化が訪れる。彼女には、ハーブティーに関するレシピがあり、また、心の奥深くにしまい込んでいる記憶があるらしかった。彼女のおかげで、ポールは、ようやく自分の人生への糸口を見つける。
 ジャック・タチやバスター・キートンへのオマージュ作品。

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 ・“Blue Is The Warmest Color”(仏) 監督:アブデラティシュ・ケシシュ(Abdellatif Kechiche) [北米プレミア]

 出演:レア・セイドゥ、Adèle Exarchopoulos、Jérémie Laheurte、Catherine Salée、オーレリアン・ルコワン(Aurélien Recoing)、Sandor Funtek
 物語:アデルは、教師になることを夢見る15歳の学生で、女の子は男の子とつき合うのが当たり前だと思っていた。ところが、近くの美大に通う、青い髪のエマと出会い、これまで感じたことのなかった感情が自分の中にあることに気づく。アデルは、そうした気持ちを抑えて、ミステリアスだけれどフレンドリーな若者トマとつき合おうとするが、どうしても女性の方により魅力を感じてしまう。彼女は、自分の中の欲望を認め、女性として、大人として、前向きに生きようと決める。
 Julie Marohのコミック“Le bleu est une couleur chaude”の映画化。
 カンヌ国際映画祭2013 コンペティション部門出品。パルムドール、国際批評家連盟賞受賞。

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 ・“Going Away(Il est parti dimanche)”(仏) 監督:ニコール・ガルシア [ワールド・プレミア]

 出演:ルイーズ・ブルゴワン(Louise Bourgoin)、ドミニク・サンダ、Pierre Rochefort
 物語:臨時教員と、別れた両親の間で宙ぶらりんの状態になって孤独を噛みしめている少年が、週末のバイク旅行にでかける。それは、タフな旅行であり、驚きの連続で、しかも想像もしなかったような結末が待ち受けていた。

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 ・“Quai d'Orsay”(仏) 監督:ベルトラン・タヴェルニエ [ワールド・プレミア]

 出演:ティエリー・レルミット、Joséphine de La Baume、ジェーン・バーキン、ニエル・アレストリュプ、アナイス・ドゥームスティエ(Anaïs Demoustier)、ラファエル・ペルソナーズ(Raphaël Personnaz)、ジュリー・ガイエ
 物語:Alexandre Taillard de Vormsは、銀色のたてがみと、鍛え上げられた肉体を持ち、正当性と明快さと効率性という聖なる3原則を旨に、フランス外務大臣として、世界を股にかけて、自身の戦いを繰り広げている。一方、Arthur Vlaminckは、大臣のスピーチ・ライターで、いつも大臣の考えるところを予測し、かつ、外務省の汚れ仕事を処理すべく、身を削っている。
 Abel Lanzac (別名:Antonin Baudry) とイラストレーターChristophe Blainのコンビによる同名のコミック・ブックの映画化。原作者が、フランス外務省で外務大臣のスピーチ・ライターをしていた頃の経験に基づいて描かれている。,

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 ・“Violette”(仏・ベルギー) 監督:マルタン・プロヴォスト [ワールド・プレミア]

 出演:エマニュエル・ドゥヴォス、サンドリーヌ・キベルラン、オリヴィエ・グルメ
 物語:ヴィオレット・ルデュクは、1940年代にサンジェルマン・デ・プレで、シモーヌ・ボーヴォワールと出会う。2人の作家は、ルデュクの書くことによる自由への希求と、ボーヴォワールの、ヴィオレット・ルデュクという偉大な書き手の運命を自分が握っているという確信に似た思いから、強く結びつき、その関係は生涯続いた。
 『セラフィーヌの庭』のマルタン・プロヴォスト監督最新作。

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 第1弾のラインナップは、次の記事に続きます。

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 *当ブログ記事

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月~12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html

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