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zoom RSS パリ映画祭2013 受賞結果!

<<   作成日時 : 2013/07/10 06:46   >>

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 パリ映画祭2013(6月28日-7月9日)の受賞結果です。

 【パリ映画祭】

 フランスには、カンヌ国際映画祭があり、ナント三大陸映画祭があり、アヌシー国際アニメーションフェスティバルがあり、クレモンフェラン国際短編映画祭があり、という具合に、世界的に有名な国際映画祭がいくつもありますが、いずれもなぜか地方都市での開催で、映画の都であるはずのパリにはこれまで映画祭らしい映画祭はありませんでした。

 世界的に見て、映画祭を持たない大都市というのは非常に珍しく、おそらくパリ市民もパリの映画人も不思議に思っていたのではないかと思われますが、そんなパリで2003年からスタートしたのが、パリ映画祭です。

 映画祭としては、規模も注目度もさほど大きくありませんが、パリ中の映画館を会場として使って、なかなかユニークなプログラムを組んでいます(街の映画館全体で映画祭を盛り上げようとしている感じは初期の東京国際映画祭にも似ています)。

 この時期に開催されるのは、もちろんパリ祭のプレ・イベントという意味合いもあるのでしょう。

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 ◆観客賞(Prix du Public)

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 ◎“La Bataille de Solférino(Age of Panic)”(仏) 監督:Justine Triet
 出演:Laetitia Dosch、ヴァンサン・マケーニュ(Vincent Macaigne)、Marc-Antoine Vaugeois
 物語:2012年5月6日。フランス大統領選の上位2名による決選投票が行なわれ、社会党のフランソワ・オランドが、現職のサルコジを倒す。レティシアは、2人の子供を持つバツイチのジャーナリストで、その日は、経験の浅いベビーシッターに子供たちを預け、選挙の取材に向かった。元夫のヴァンサンは、レティシアによって、子供たちに会うことを禁じられていたが、何とかして子供たちと会いたいと考えていた。レティシアが、ソルフェリーノ通りにある社会党本部の前で取材しているちょうどその時、ヴァンサンは、だましてレティシアたちの住むアパートの中に入ろうとし、やがて、ベビーシッターや子供たちもろとも、選挙で興奮した群集たちにもみくちゃにされる。養育をめぐるバトルは、レティシアが戻ってくるまで続き、さらにレティシアとヴァンサンの口論(時々手も出た)は、夜になっても続いた。
 初監督長編。
 カンヌ国際映画祭2013 ACIDプログラム出品。

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 ◆学生審査員賞(Prix des Etudiants)

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 ◎“Kid”(ベルギー) 監督:Fien Troch
 物語:7歳の少年と兄が、母親と一緒に、小さな町の郊外にある農場で暮らしている。父親は、数年前に彼らを捨て、彼らは自分たちだけで生活していかなければならなくなる。そしてついに破綻し、兄弟は伯父さん夫婦のところに預けられる。2人の、母と一緒に暮らしたいという思いが募っていく。
 ゲント国際映画祭2012 インターナショナル・コンペティション部門出品。スペシャル・メンション受賞。
 テッサロニキ国際映画祭2012オープン・ホライズンズ部門出品。
 ロッテルダム国際映画祭2013スペクトラム部門出品。

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 ◆ブロガー&Web賞(Prix des Blogueurs et du web)
 ◎“Prince Avalanche”(米) 監督:デイヴィッド・ゴードン・グリーン(David Gordon Green)
 出演:ポール・ラッド、エミール・ハーシュ
 物語:1988年夏。ランスとアルヴィンは、山火事の被害に遭った森で、果てしなく続く田舎道のマーキングの塗り直しをしていた。ランスにとって、女もパーティーもないここでの生活は孤独でつらいものだったが、真面目なアルヴィンにとっては必ずしもそんなこともなくて、恋人であるランスの姉にせっせと手紙を書いていた。アルヴィンは、仕事が終わった後、荒れ果てた森に入って、ゴーストや打ち捨てられた家の残骸をハンティングしたりして過ごした。2人は、小さな車で、森を迂回し、ケンカしたり、議論したりした。その夏、彼らが会ったのは、貨物を積んだ車の運転手だけで、彼は、彼らに自家製のお酒をごちそうし、そして去った。
 アイスランド映画“Á annan veg(Either Way)”(2011)のリメイク作品。
 インディペンデント・スピリット・アワード2013 ピアジェ・プロデューサー賞ノミネート。
 ベルリン国際映画祭2013 コンペティション部門出品。監督賞(銀熊賞)受賞。
 トランシルヴァニア国際映画祭2013 Unirii Square部門出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2013 ホライズンズ部門出品。

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 ◆Graziaマガジン賞(Prix du magazine Grazia)

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 ◎“In Bloom(Grzeli nateli dgeebi/Eka & Natia, Chronique d'une Jeunesse Géorgienne)”(グルジア・独・仏) 監督:Nana Ekvtimishvili、Simon Groß
 物語:ソ連が崩壊して数年経ったグルジアのトビリシ。エカとナティアは、仲良しの10代の少女。ナティアの家は、父親が刑務所に入っていて、母と姉とで暮らしている。母の戸棚には、大切にしまわれている箱があって、その中には、手紙とソ連時代のパスポートと意味ありげなタバコが入っている。一方、エカの家は、アル中で口うるさい父親がいて、いつも騒々しい。エカには、彼女のことが好きな男の子が2人いて、1人はハンサムなラドで、もう1人は、悪い仲間とつるんでいるコテ(Kote)だ。コテは、エカをさらい、強引に妻にしようとする。コテがラドを殺した時、エカとナティアは、運命の選択を迫られる。エカには、ラドから預かった1発の銃弾が入った銃があった……。
 ベルリン国際映画祭2013 フォーラム部門出品。C.I.C.A.E.賞受賞。
 香港国際映画祭2013 ヤング・シネマ コンペティション部門出品。グランプリ受賞。国際批評家連盟賞受賞。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2013〈「ヴァラエティー」誌による、観るべきヨーロッパの10人の監督たち〉特集出品。

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 受賞作には、フランスでの配給・劇場公開に向けた支援が与えられることになっています。

 なお、前回までは、上記のほかに審査員賞があったのですが、今回より、一般観客が選んだ賞だけになってしまったようです。

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 *当ブログ記事

 ・パリ映画祭2013 コンペティション部門ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201306/article_21.html
 ・パリ映画祭2012 ラインナップ&受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201207/article_8.html
 ・パリ映画祭2010 日本映画特集ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201006/article_17.html
 ・パリ映画祭2010 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201006/article_24.html
 ・パリ映画祭2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201007/article_15.html
 ・パリ映画祭2009:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200907/article_13.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月〜12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html

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 【PHOTO GALLERY】

 ※あえてどれとは言いませんが、見てショックを受けた1枚がありました。時の流れは残酷で……

 ・ジョアン・リベロー(Johan Libereau)、レベッカ・ズロトヴスキ、タハール・ラヒム(“Grand Central”)

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 ・Kate Moran、ピーター・グリーナウェイ(“Goltzius and the Pelican Company”)

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 ・ヴァンサン・ラコスト(Vincent Lacoste)

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 ・ゴルシフテ・ファラハニ

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 ・ジェレミー&ヤニック・レニエ

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 ・瀬戸桃子(フランスで活躍する短編作家)、ジャン=ガブリエル・ペリオ(Jean-Gabriel Periot)

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 ・ルイ・ガレル

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 ・アデル・エネル(Adele Haenel)

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 ・カテル・キレヴェレ(Katell Quillevere)、サラ・フォレスティエ(“Suzanne”)

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 ・ロッシ・デ・パルマ

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 ・マチルダ・メイ

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 ・Lola Creton

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 ・アニエス・ヴァルダ

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 ・レオス・カラックス

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 ・Lydia Chagoll

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 ・サラ・マイルズ、Aude Hesbert(映画祭ディレクター)

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 ・シャーロット・ランプリング、ナターシャ・レニエ

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 ・マリオン・ヘンセル(Marion Hänsel)、ラウル・セルヴェ、シャーロット・ランプリング、Joachim Lafosse、Aude Hesbert

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 ・Aurelia Poirier

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 ・クロード・ムーリエラス、ナターシャ・レニエ

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 ・ドゥニ・コテ、ロマーヌ・ボーランジェ(“Vic+Flo ont vu un ours (VicFlo saw a Bear)”)

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 ・ジャコ・ヴァン・ドルマル

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 ・マハマット=サレー・ハルーン

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 ・エマニュエル・ベルコ、Nemo Schiffman、Camille(“On My Way(Elle S'en va)”)

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 ・アリ・フォルマン

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 ・Anthony Chen

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 ・マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、ロマン・ポランスキー(“La Vénus à la fourrure”)

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 ・ヴァンサン・ペレーズ

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 ・ベルトラン・ドラノエ(Bertrand Delanoe)、アスガー・ファルハディ、コスタ=ガヴラス

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