日本作品も受賞! クラクフ映画祭2013 受賞結果!

 第53回クラクフ映画祭(5月26日-6月2日)の受賞結果が発表になりました。

 クラクフ映画祭は、短編とドキュメンタリーに特化した国際映画祭で、ヨーロッパ映画を中心としたラインナップで、今年で53回目を迎えています。

 コンペティション部門には、短編部門とドキュメンタリー部門があり、短編部門には、インターナショナル部門とポーランド映画が対象のナショナル部門があり、それぞれが、フィクション部門とアニメーション部門とドキュメンタリー部門に分かれています。
 ドキュメンタリー部門は、60分以上の長編部門と30分~60分未満の中編部門に分かれています。(30分未満のドキュメンタリー作品は、短編部門に組み込まれます。)

 今回から、長編ドキュメンタリー部門から、音楽ドキュメンタリーが独立し、インターナショナル音楽ドキュメンタリー・コンペティション部門が設けられました。

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【インターナショナル音楽ドキュメンタリー・コンペティション】 (International Music Documentary Competition - Docfilmmusic)

 ◇最優秀作品賞/Golden Heynal
 ◎“Beware of Mr. Baker!”(米/92’) 監督:Jay Bulger
 イギリスのドラマー、ジンジャー・ベイカー(本名はPeter Edward Baker)を、3年間にわたって追ったドキュメンタリー。
 ジンジャー・ベイカーは、ナチスによる空襲が行なわれ始めた頃の1939年8月19日、ロンドンのサウス・イーストで生まれ、父親を、第二次世界大戦で失っている。
 彼は、エリック・クラプトンらと組んだクリームやブラインド・フェイスでの活動が有名だが、1972年にアフリカの伝説的なミュージシャン、Fela Kutiに会いにナイジェリアを旅して、それを通して、アフリカのビートをヨーロッパに伝えた人物としても知られる。
 その後、彼は、イタリア、カリフォルニア、コロラドなどで画期的な仕事を残し、現在は、インターネットで知り合った29歳の奥さんと39頭のポニーとともに南アフリカで暮らしている。
 彼も、今は70代だが、チェーンスモーカーで、大量のモルヒネを摂取し、訴訟に明け暮れて、トレードマークだったジンジャー色の髪もすっかり色褪せている。彼は言う。「神様がオレを生き永らえさせているのは、昔の悪行を償わせようとしているからだ。」
 しかし、近年、彼は、見事に復活してステージに戻り、ヨーロッパ・ツアー(そしてワールド・ツアー)のチケットを完売させている。
 本作では、別れた妻や子供たち、そのほか著名なミュージシャンが多数出演して、ジンジャー・ベイカーを語る。
 出演:ジンジャー・ベイカー、エリック・クラプトン、スティーヴ・ウィンウッド、チャーリ・ワッツ、ミッキー・ハート、カルロス・サンタナ、Max Weinberg、チャド・スミス、フェミ・クティ、ニール・パート、サイモン・カーク、マーキー・ラモーン
 SXSW映画祭2012、ロンドン映画祭2012 ドキュメンタリー・コンペティション部門、ストックホルム国際映画祭2012出品。

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 【インターナショナル・ドキュメンタリー・コンペティション】 (International Documentary Film Competition)

 ◆長編ドキュメンタリー部門(Feature-lenght documentary):

 ◇金賞/Golden Horn
 ◎“Colombianos”(スウェーデン・フィンランド/90’) 監督:Tora Martens
 パブロとフェルナンドは、20代のコロンビア人で、シングルマザーの厳しい母親によって、ストックホルムで育てられた。パブロは、コロンビアで医者を目指し、フェルナンドは、ストックホルム郊外で遊び歩いていた。パブロは、フェルナンドと再会し、アル中になっている彼を立ち直らせ、一緒にコロンビアで暮らそうと説得する。
 “Colombianos”は、ライプチヒDOK映画祭2012 Golen Dove賞受賞。ハンプトンズ国際映画祭2012 最優秀長編ドキュメンタリー賞受賞。テッサロニキ・ドキュメンタリー映画祭2013 Stories of Tell部門出品。

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 ◇銀賞/Silver Horn
 ◎“Father and Son on a Journey(Ojciec i syn)”(ポーランド/75’) 監督:Marcel Łoziński
 Marcel ŁozińskiとPaweł Łozińskiは、父と息子で、ともにドキュメンタリーの監督をしている。この2人が、父の生まれ故郷へと、ヨーロッパを横切る旅をする。それは、父Marcelにとって、母親を失った辛い子供時代や自分が行なった人生の選択を思い出す旅でもあった。

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 ◇スペシャル・メンション
 ◎“A World Not Ours”(英・UAE・レバノン/93’) 監督:Mahdi Fleifel
 南レバノンのAin El-Helwehの難民キャンプで暮らす3世代のパレスチナ人家族に関するドキュメンタリー。ここでは、1キロ四方に、7万人以上のパレスチナ難民が、60年以上にわたって暮らしている。このキャンプには、デンマーク人監督Mahdi Fleifelの父親が、80~90年代から入って撮影していて、それには息子であるMahdi Fleifelと、Abu Eyadの友情の物語も記録されている。2人は、ともに、パレスチナの政治に関心があり、サッカーとメランコリックな音楽が好きだ。ワールド・カップ開催中には、スポーツ・ショップでTV観戦したりもした。しかし、Mahdi Fleifelが自由にキャンプを出入りできるのに対し、Abu Eyadはそれが許されていない。
 トロント国際映画祭2012 TIFF DOCS部門出品。ベルリン国際映画祭2013 パノラマ部門出品。平和映画賞受賞。ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭2013インターナショナル・コンペティション部門出品。

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 ◇国際批評家連盟賞
 ◎“The Last Black Sea Pirates”(ブルガリア/72’) 監督:Svetoslav Stoyanov
 伝説によると、19世紀の海賊Vulchanは、かつて、金塊を摘んだ船を襲って、金塊を奪い、黒海の沿岸に隠したという。そして、現在、ジャック船長は、前科者で、アル中や、ちんけな犯罪者たちを率いて、Vulchanが隠した金塊を探す。しかし、ブルガリアの首相が、黒海沿岸に、旅行者向けの大きなリゾートを作ると発表して、彼らの計画は脅かされる。
 “The Last Black Sea Pirates”は、ホットドックス国際カナディアン・ドキュメンタリー映画祭2013出品。

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 ◇学生審査員賞
 ◎“A World Not Ours”(英・UAE・レバノン/93’) 監督:Mahdi Fleifel

 ◆中編ドキュメンタリー部門(Mid-lenght documentary)

 ◇ポーランド撮影者協会賞(The Award Of The Polish Society Of Cinematographers (PSC)
 ◎Linas Dabriska(Lithuania) “The Father”(リトアニア/60’)(監督:Marat Sargsyan)

 “The Father(Tevas)”(リトアニア/60’) 監督:Marat Sargsyan
 Vidas Zenonas Antonovasは、ソ連時代にマフィアとして活動していた者の1人で、今は、リトアニアの田舎で、貧しくも幸せに暮らしている。彼は、かつてハイジャックもすれば、100万ルーブルを盗み出したこともあった。刑務所に20年服役した後、彼は、家族に自分の人生を捧げることに決める。しかし、彼は、10人もの子供たちをもうけながら、一向に働いて稼ごうとはしないのだった。

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 【インターナショナル短編コンペティション】 (International Short Film Competition)

 ◇インターナショナル・コンペティション 最優秀作品賞/Golden Dragon
 ◎“Letter”(ロシア/20’) 監督:セルゲイ・ロズニタ(Sergei Loznitsa) [ドキュメンタリー部門]
 ロシア北西部にある精神病院に関するドキュメンタリー。その小さな村では、物事が外界とは違うペースで進む。それは、まるで、ロシア国民が、外部の世界が変化しているのに全く気がついていないのを象徴しているかのようだ。
 映像はモノクロで、古い映画をイメージさせるように、わざとぼやけた映像になるようなレンズが使われている。

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 ◆フィクション部門(Fiction)

 ◇最優秀フィクション賞/Silver Dragon
 ◎“Belinda Beautiful”(デンマーク/24’) 監督:Marianne Blicher
 物語:ベリンダは、14歳の少女で、海辺のバーで働いている。彼女は、クラスでも美人の方ではないし、コーチとひそかにハンドボールの練習をしても、一向に上達しない。ベリンダは、フレドリックという少年と仲良くなる。彼は、死んだ虫やげっ歯類を集めるのが趣味だ。そして、ある日、彼らの友情が試される事件が起こる……。

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 ◇The FICC (International Federation of Film Societies) ドン・キホーテ賞
 ◎“Tired of Being Handsome(Fatigués d'être beau)”(仏/30’) 監督:Léo Marchand  Anne-Laure Daffis
 物語:メキシコの砂漠の真ん中にある廃屋で2人のカウボーイが仲間を待っている。ル・デュックは我慢強く待っているが、若いセシルは何もしないでいることが耐えられない。やがて、セシルのリボルバーから発射された銃弾が2人のこれからの方向性を決める。

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 ◇学生審査員賞
 ◎“Allah is Great”(インド/25’) 監督:Andrea Iannetta
 物語:フランクは、デンマーク人のエンジニアで、仕事でインドに来ていた。仕事も終わり、彼は、地元のタクシー運転手、サリムの運転するタクシーで空港に向かう。搭乗時間が近づくにつれ、フランクの緊張が高まる。やがて決定的に間に合わないことが明らかになる……。

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 ◆アニメーション部門(Animation)

 ◇最優秀アニメーション賞/Silver Dragon
 ◎『COLUMBOS』“Columbos”(日/9’) 監督:カワイオカムラ(Kawai + Okamura)
 物語:70年代の探偵映画風に殺人事件から物語が始まる。男が殺され、探偵と赤いドレスの女性がそれに巻き込まれる。しかし、続いて示されるのは事件の経過ではなく、出来事の再構築で、4つの別々の出来事が一度に同時進行で示される。
ロカルノ国際映画祭2012 Corti d'artista部門出品。

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 ◇スペシャル・メンション
 ◎“Do serca Twego (To Thy Heart) ”(ポーランド/10’) 監督:エヴァ・ボリセヴィッチ(Ewa Borysewicz)
 愛に関する官能的な短編。
 物語:男が、女が乗ったブランコのそばに立つ。男は、ハンサムで、黒髪だ。男が笑うと、目がタテになった。男はパラノイアに身を任せ、女は男の話に耳を傾けた。女は、一晩中でも男の話を聴きたがった。男は女の差し出すものを喜んで食べた。やがて、女は男に希望を託すのをやめ、男の裏切りを許すのを拒んだ。
 エヴァ・ボリセヴィッチは、「アニメーション・アーティスト・イン・レジデンス東京2011-2012」で75日間日本に滞在し、作品としては『誰が考えつくだろうか?』(2009)が紹介されています。
 *参考:http://japic.jp/?p=877

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 ◆ドキュメンタリー部門(Documentaries)

 ◇最優秀ドキュメンタリー賞/Silver Dragon
 ◎“Previous Scenes”(キューバ/29’) 監督:Aleksandra Maciuszek
 死を待つ家族の物語。
 エンリケは、娘と、生まれて数ヶ月の孫と一緒に暮らしている。医者が、彼は不治の肺病にかかっていて、余命5ヶ月であると宣告する。しかし、彼らはこれまでの生活を変えようとしない。孫は、祖父の庇護のもとで育てられ、家族の未来を託される。

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 ◇ヨーロッパ映画賞2013 短編映画賞 クラクフ代表
 ◎“Letter”(ロシア/20’) 監督:セルゲイ・ロズニタ(Sergei Loznitsa)

 ◇The FICC (International Federation of Film Societies) スペシャル・メンション
 ◎“Saint & Whore(Heilige & Hure)”(独/28’) 監督:Anne Zohra Berrached
 ゲロ(39歳)とクラウディア(28歳)は、夫婦で、2人の子供と、ゲロの母親とともに暮らしている。ゲロは、自動車メーカーの部長で、家には自分の趣味の部屋も持っている。そんなゲロとクラウディアの結婚生活は、今、危機状態にある。というのも、ゲロが浮気しているからだ。しかも、相手は男性で、ゲロは女装して、相手に会いに行く。クラウディアは、この結婚生活を救うために、夫に最後のチャンスを与える。

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 【ナショナル・コンペティション】 (National Competition)

 ◇ナショナル・コンペティション 最優秀作品賞/Golden Hobby-Horse
 ◎“Miłość(Love)”(ポーランド/92’) 監督:Filip Dzierżawski [ドキュメンタリー部門]
 Loveは、1988年から2001年までポーランドで活動していたジャズ・バンドで、パンクの感性や知性、軽妙さを持ち、90年代ポーランドの音楽シーンに大きな音楽的成果を残した。2009年、彼らは再会し、旧交を温めるとともに、新しい音楽についても話し、そこから、Loveとしての再始動が決定する。

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 ◆フィクション部門(Fiction)

 ◇最優秀フィクション賞/Silver Hobby-Horse
 ◎“Kojot(Coyote)”(ポーランド/30’) 監督:Jędrzej Bączyk
 物語:Adaśは、シャイなティーンエージャーで、異性というのは彼にとってはまだ世界最大の神秘といっていい存在だった。そんな現状を打開すべく、彼は、仲間とパンクバンド「コヨーテ」を結成する。

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 ◇スペシャル・メンション
 ◎“Zabicie ciotki(Killing Auntie)”(ポーランド/30’) 監督:Mateusz Głowacki
 物語:Jurekは、23歳で、叔母とともに暮らしている。叔母は、彼に必要なものを何でも用意してくれるが、彼は、その安心で安全な生活に飽き、自分の運命を変えたいと考えるようになる。そして、彼は、ハンマーに手を伸ばす……。
 Andrzej Bursaの未完の小説の映画化。

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 ◇最優秀監督賞/The President of TVP S.A. (Polish Television) Award
 ◎Jakub Pączek “128. Szczur”(ポーランド/30’)

 “128. Szczur(The 128th Rat)”(ポーランド/30’) 監督:Jakub Pączek
 物語:Paweł Burakは、神学生だったが、挫折し、人生に対して後ろ向きになっている。恋人もおらず、お金もなく、未来に対するヴィジョンもない。両親は憎み合っていて、離婚の危機にある。ある日、彼は、ひとりの少女と出会い、初めての感情に混乱し、自分を見失う。

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 ◇ポーランド・フィルムメーカー協会会長賞 編集賞/The President of the Association of Polish Filmmakers Award for the Best Film Editing
 ◎Bartek Pietras “The Big Leap”(ポーランド・スイス/13’)(監督:Kristoffer Rus)

 “The Big Leap”(ポーランド・スイス/13’) 監督:Kristoffer Rus
 物語:サラ、ジョン、ベンの3人は、境遇も異なれば、信念も異なる、全く違う人生を歩んできていた。ただ1つ共通することは、3人とも金融危機のせいで、どうしようもない状況、つまり、文字通り摩天楼のヘリまで追い込まれ、そこから飛び降りざるを得ないところまで来ていた。3人は、お互いに質問をし合うが、それを通して、それぞれが「大ジャンプ」への決心を強くするばかりだった。

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 ◇学生審査員賞
 ◎“Zabicie ciotki(Killing Auntie)”(ポーランド/30’) 監督:Mateusz Głowacki

 ◆アニメーション部門(Animation)

 ◇最優秀アニメーション賞/Silver Hobby-Horse
 ◎『ツィーゲノルト』“Ziegenort”(ポーランド/19’) 監督:トマーシュ・ポパクル(Tomasz Papakul)
 物語:小さな海辺の村で、忙しい父親が、10代の息子に漁を教えようとしている。息子が、普通の人間であれば、特に問題はなかったかもしれない。状況を複雑にしているのは、息子が半人半魚だったからだ。彼は、初めて知る漁に驚き、魅了され、そして怯えるのだった。
 『ツィーゲノルト』は、オーバーハウゼン国際短編映画祭2013 インターナショナル・コンペティション部門出品。Princlipal Prize受賞。イメージフォーラム・フィルム・フェスティバル2013にて上映。

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 ◇スペシャル・メンション
 ◎“Do serca Twego (To Thy Heart) ”(ポーランド/10’) 監督:エヴァ・ボリセヴィッチ(Ewa Borysewicz)

 ◆ドキュメンタリー部門(Documentaries)

 ◇最優秀ドキュメンタリー賞/Silver Hobby-Horse
 ◎“Moja Wola(Dream in the Making)”(ポーランド/50’) 監督:Bartosz M. Kowalski
 PawełとBartoszは、ワルシャワの貧民街Wolaで暮らしている。Bartoszは、スタントマンに憧れて、スタントマン養成学校に進み、Pawełは彼を支援する。本作では、彼らへドキュメントを通して、彼らの置かれている状況や、貧民街から抜け出そうとしている若者たちの姿が示される。

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 ◇スペシャル・メンション
 ◎“Dziennik z podróży(A Diary of A Journey)”(ポーランド/54’) 監督:Piotr Stasik
 Tadeusz Rolkeは、ポーランドの年配のベテラン・カメラマンで、15歳のMichałとは、師弟という以上の関係にある。彼らは、ポーランドをキャンピングカーで縦断する撮影旅行に出る。小さな町を訪れて、そこでたまたま出会った人にモデルになってもらい、撮影するのだ。これは、Michałにとって、伝統的な写真術を学ぶ絶好のチャンスであり、2人にとって、美しい友情を育むためのいい機会となる。

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 ◇最優秀撮影賞/ The President of TVP S.A (Polish Television) Award for the Best Cinematography
 ◎Mateusz Skalski “Moja wola(Dream in the Making)”(ポーランド/50’)(監督:Bartosz M. Kowalski)

 ◇ポーランド・フィルムメーカー協会会長賞/ The President of the Association of Polish Filmmakers Award
 ◎Agnieszka Elbanowska “Niewiadoma Henryka Fasta(The Love Equation Of Henry Fast)”(ポーランド/41’)

 “Niewiadoma Henryka Fasta(The Love Equation Of Henry Fast)”(ポーランド/41’) 監督:Agnieszka Elbanowska
 Henrykは、元数学教師で、報われない愛に対して、すべてを投げ出す覚悟を持ち、実際に、一度ならず、そうした経験があった。相思相愛こそが理想だが、それが簡単でないからこそ、世の中はこんなに孤独で不幸な人であふれているのだ、と彼は考える。

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 ◇社会的注目喚起賞/Maciej Szumowski Award for remarkable social awarenessfounded by the National Broadcasting Council
 ◎“Moja wola(Dream in the Making)”(ポーランド/50’) 監督:Bartosz M. Kowalski

 ◇プロデューサー賞/The Award for the Best Short and Documentary Films Producer in Poland founded by the Polish Audiovisual Producers Chamber of Commerce (KIPA)
 ◎“Miłość(Love)”におけるPiotr Kielarのプロデューサー人生に対して(Piotr Kielar from Lifetime Productions for the film LOVE).

 ◇観客賞
 ◎“Miłość(Love)”(ポーランド/92’) 監督:Filip Dzierżawski

 【その他の賞】

 ◇HBO Development Award
 ◎プロジェクト“LOVE XXXXL”(ポーランド) 監督:Joanna Frydrych

 ◇Dragon of Dragons Award
 ◎ポール・ドリエセン

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 今年のクラクフ映画祭のトレンドは、「父」だったようで、それぞれの作品における「父」のあり方はさまざまですが、「父」をモチーフとした作品がいくつも受賞を果たしています。
 今年のカンヌ国際映画祭に出品された『そして父になる』も“Nebraska”も「父」をモチーフとしていますが、今年はたまたまそういうめぐり合わせだということでしょうか。

 他の映画祭や映画賞との兼ね合いで言うと、毎年注目されるのは、アニメーション部門ですが、今年はどうやら『ツィーゲノルト』が有望なようです。米国アカデミー賞にまで進めるかどうかはわかりませんが、2013年を代表する短編アニメーションの1本にはなりそうです。

 カンヌで2作品がコンペ入りしたセルゲイ・ロズニタも、専門はドキュメンタリーのはずで、クラクフ映画祭の常連でもあり、受賞もこれで5回目になります(正確なところはちょっと把握しきれていませんが、わかる範囲では今回で5回目です)。
 日本では、山形国際ドキュメンタリー映画祭で2作品が上映されているだけですが、そろそろ日本でもその全貌が紹介されてもいい頃合かもしれません。

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 *当ブログ記事

 ・クラクフ映画祭2013 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_36.html
 ・クラクフ映画祭2012 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201205/article_28.html
 ・クラクフ映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201206/article_7.html
 ・クラクフ映画祭2011 ラインナップ&受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201106/article_1.html
 ・クラクフ映画祭2010ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201006/article_1.html
 ・クラクフ映画祭2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201006/article_8.html
 ・クラクフ映画祭2009 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_17.html
 ・クラクフ映画祭2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200906/article_6.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2013年5月~12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_9.html

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