ドバイ国際映画祭2012 受賞結果!

 第9回ドバイ国際映画祭(12月9日-16日)の受賞結果―

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 【アジア・アフリカ長編コンペティション】(Muhr AsiaAfrica Feature)

 ※審査員長:フォルカー・シュレンドルフ(審査員長)、Alice Coelho(Vice President – Syndication Sales at Eros International)、Bertha Navarro(映画研究者)、ハイレ・ゲリマ、Laurice Guilen(フィリピン出身の監督・女優・教師)

 ◆作品賞
 ◎“Yeralti (Inside)”(トルコ) 監督:ゼキ・デミルクブズ(Zeki Demirkubuz)


 “Yeralti (Inside)”(トルコ) 監督:ゼキ・デミルクブズ(Zeki Demirkubuz)
 物語:Muharremは、互いに憎しみ、恨んでいる「友人」を無理やりディナーに招待する。ディナーは、最初はささいな虚勢の張り合いから始まり、やがて醜い争いへと移行する。それぞれに自分の思惑があったが、Muharremはこの関係を清算しようと決心する。
 ドストエフスキーの『地下室の手記』を、アンカラを舞台に翻案した作品。


 ◆監督賞
 ◎キム・ギドク 『ピエタ』(韓)

 『ピエタ』“Pieta”(韓) 監督:キム・ギドク
 出演:チョ・ミンス、イ・ジョンジン
 物語:カンドは、孤独に育ち、今は、サラ金の依頼を受けて取立てを行なう冷酷な取り立て屋となっている。そんな彼の前に、母親だと名乗る女性が現れる。サンドは、彼女にも冷酷な態度を取るが、やがて残酷な秘密が明らかになってくる……。
 ベネチア国際映画祭2012 コンペティション部門出品。金獅子賞受賞。
 トロント国際映画祭2012 MASTERS部門出品。
 大鐘賞2012 主演女優賞(チョ・ミンス)受賞。
 韓国映画評論家協会賞2012 作品賞・監督賞・女優賞・国際批評家連盟賞受賞。
 青龍映画賞2012 作品賞受賞。
 サテライト・アワード2012 外国映画賞受賞。
 東京フィルメックス2012 観客賞受賞。
 米国アカデミー賞2013 外国語映画賞 韓国代表。


 ◆男優賞
 ◎Engin Günaydın “Yeralti (Inside)”(トルコ)

 ◆女優賞
 ◎アイーダ・エル・カーシフ(Aida El-Kashef) 『テセウスの船』“Ship Of Theseus”(インド)(監督:アーナンド・ガーンディー)

 『テセウスの船』“The Ship Of Theseus”(インド) 監督:アーナンド・ガーンディー(Anand Gandhi)
 物語: 物語:病気にかかった信心深い僧侶、これまで目が見えなかったのに突然視力を取り戻した女性、臓器の国際的な売買に関わっていく株のブローカー。それまで全くの赤の他人だった3人の人生が交わって、ムンバイのストリートを万華鏡のように見せていく。
 トロント国際映画祭2012 CITY TO CITY部門出品。
 BFIロンドン映画祭2012 第1回作品コンペティション部門出品。
 ムンバイ映画祭2012 技術賞受賞(パンカジ・クマール(Pankaj Kumar)(撮影監督))。
 東京国際映画祭2012 コンペティション部門出品。


 ◆審査員特別賞
 ◎“Valley Of Saint”(インド) 監督:Musa Syeed

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 “Valley Of Saints”(インド・米) 監督:Musa Syeed
 出演:Gulzar Ahmad Bhat、Mohammed Afzal Sofi、Neelofar Hamid
 物語:Gulzarは、親友とともに、戦争と貧乏から逃れるために、カシミールの村から出て行こうと計画する。しかし、死に瀕している湖を探す美しい娘と出会い、思いもかけぬ未来へと導かれていく。
 サンダンス映画祭2012 観客賞受賞。
 シカゴ国際映画祭2012 ワールド・シネマ部門出品。
 ムンバイ映画祭2012 審査員特別賞受賞。


 ◆スペシャル・メンション
 ◎“Television”(バングラデシュ) 監督:Mostofa Sarwar Farooki

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 “Television”(バングラデシュ) 監督:Mostofa Sarwar Farooki
 物語:水に囲まれていて、まわりから隔離されたようなバングラデシュの田舎の村。首長アミンは、宗教的な根拠を楯に、あらゆる映像を禁止する。それは、テレビから携帯電話にまで及び、村民はその決定に大きな影響を受ける。特に抵抗を示したのは若い世代で、アミンは彼らの強い反抗に遭い、村は二分されてしまう。しかし、最後に、アミンは、嫌っていたはずのテレビに救われることになる……。
 アジア太平洋映画祭2012 脚本賞・撮影賞ノミネート。


 【アジア・アフリカ ドキュメンタリー・コンペティション】(Muhr AsiaAfrica Documentary)

 ※審査員:Goutam Ghose(審査員長)、Wu Wenguang、Heather Croall

 ◆作品賞
 ◎“Gulabi Gang”(インド・ノルウェー・デンマーク) 監督:Nishtha Jain


 “Gulabi Gang”(インド・ノルウェー・デンマーク) 監督:Nishtha Jain
 インドのウッタル・パラデーシュ州北部で、女性虐待をなくそうという活動をしている“Gulabi Gang ”(ピンクのサリーがトレードマーク)とそのリーダー、Sampat Pal Deviに関するドキュメンタリー。
 ※同じ題材を、キム・ロンジノットが2008年に“Pink Saris”というドキュメンタリー作品として発表しています。


 ◆監督賞
 ◎ワン・ビン 『三姉妹~雲南の子』“San Zimei (San Zimei – Three Sisters)”(仏・香港)

 『三姉妹~雲南の子』“San Zimei (San Zimei – Three Sisters)”(仏・香港) 監督:ワン・ビン
 物語:3人姉妹が雲南の山中の小さな村で暮らしている。親の姿は見えない。彼らは、日々、野に出ているか、村を歩き回って過ごしている。叔母は、彼らに食べ物をあげたくとも、それはかなわない。父親が帰ってきて、姉妹を都会に連れて行こうとする。しかし、祖父の意見で、長女だけ残していくことになる。
 ベネチア国際映画祭2012 Orizzonti部門出品。最優秀作品賞受賞。
 トロント国際映画祭2012 WAVELENGTHS部門出品。
 釜山国際映画祭2012 ドキュメンタリー・ショーケース部門出品
 ナント三大陸映画祭2012 最優秀作品賞・観客賞受賞。


 ◆審査員特別賞
 ◎“Kahrizak, Chahar Negah(Kahrizak, Four Views)”(イラン) 監督:Mohsen Amiryoussefi、Pirooz Kalantari、Rakhshan Bani-Etemad、Bahman Kiarostami


 ◆スペシャル・メンション
 ◎“Char… The No-Man’s Island”(インド・日・伊・デンマーク・ノルウェー) 監督:ソーラヴ・サーランギ(Sourav Sarangi)


 “Char… The No-Man’s Island”(インド・日・伊・デンマーク・ノルウェー) 監督:ソーラヴ・サーランギ(Sourav Sarangi)
 物語:ルベルは、家庭の経済事情から、学校へも行かずに、バングラデシュとインドの国境となっている河を越えて、密輸を行なっている。同じ河が彼の家を流してしまう。ルベルは、河の中洲にあるCharにとどまることになるが、そこは、国境警備隊の管理下にある島だった……。
 釜山国際映画祭2012 ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。


 ◎“Camarada Presidente (Comrade President)”(ジンバブエ) 監督:Mosco Kamwendo

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 【アジア・アフリカ短編コンペティション】(Muhr AsiaAfrica Short)

 ◆作品賞
 ◎“Sessiz-Be Deng (Silent)”(トルコ) 監督:L. Rezan Yeşilbaş


 “Sessiz-Be Deng (Silent)”(トルコ) 監督:L. Rezan Yeşilbaş
 物語:1984年。Zeynepは、ディヤル・バクルに3人の子供たちとともに住んでいる。彼女は、刑務所に入っている夫に会いにいくが、クルド語しか話せない彼女は、トルコ語しか話してはいけない刑務所内では何も話すことができない。彼女は、夫に新しい靴をあげたかったが、刑務所では外部からの物の持ち込みも禁止されているのだった。
 カンヌ国際映画祭2012 短編部門パルムドール受賞。


 ◆監督賞
 ◎Nargiza Mamatkulova “Zhymzhyrt (Silence)”(キルギスタン)


 “Zhymzhyrt (Silence)”(キルギスタン) 監督:Nargiza Mamatkulova
 物語:一家が、銀行のローンを支払えずに、テレビを差し押さえられる。その結果、家族は、世界とのつながりを失い、新たな生き方を模索する。


 ◆審査員特別賞
 ◎“Zhymzhyrt (Silence)”(キルギスタン) 監督:Nargiza Mamatkulova


 【アラブ長編コンペティション】(Muhr Arab Feature)

 ※審査員:ピーター・ウィアー(審査員長)、Amr Waked(エジプト人男優)、Emily Atef(ドイツの監督)、Hamid Aidouni(モロッコの映画批評家・編集者)

 ◆作品賞
 ◎“Wadjda”(独・サウジアラビア・UAE) 監督:Haifaa Al-Mansour


 “Wadjda”(独・サウジアラビア・UAE) 監督:Haifaa Al-Mansour
 物語:Wadjdaは、リヤド郊外に住む10歳の少女。彼女は、保守的な世界に住んでいるが、楽しいことが好きで、どんどん自分の行動範囲を広げている。友だちのアブドゥラとケンカした後、彼女は、素敵な緑の自転車が売られているのを見つけて、これならアブドゥラにも競争で勝てると考える。しかし、お母さんは自転車を買うことを許してくれない。それは、自転車に乗ることが、少女としての美徳に反していて、そのことで世間から非難を浴びるのが怖かったからだ。それでも、Wadjdaはあきらめずに、自分でお金を貯めて買おうと考える。お母さんは、夫が二番目の妻をもらおうとしているのに気を取られてWadjdaが何をしようとしているのかに気づかない。Wadjdaは、頑張ってお金を貯めようとするが、学校の行事が忙しくて、なかなかお金が貯まらない。そんな時、コーランの朗読大会があることを知る。彼女は、その賞金があれば自転車が買えると考えて、一所懸命にコーランの暗記と朗読に励んでいく……。
 ベネチア国際映画祭2012 Orizzonti部門出品。C.I.C.A.E.賞、他受賞。
 BFIロンドン映画祭2012 第1回作品コンペティション部門出品。


 ◆監督賞
 ◎Kamal El Mahouti “Mon Frère (My Brother)”(仏・モロッコ)


 “Mon Frère (My Brother)”(仏・モロッコ) 監督:Kamal El Mahouti
 物語:画家Mo Bin Bensalahは、物心ついて以来、絵を描くことに心身を捧げている。フランスとモロッコを股にかけて活躍するある画家の肖像。


 ◆男優賞
 ◎Amr Waked “El Sheita Elli Fat (Winter Of Discontent)”(エジプト)(監督:Ibrahim El-Batout)


 “El Sheita Elli Fat (Winter Of Discontent)”(エジプト) 監督:Ibrahim El-Batout
 物語:ムバラク大統領による独裁が行なわれていた2009年から、エジプト革命が起こった2011年までのエジプトの出来事を、活動家のアミール、ジャーナリストのファラー、国家安全保障担当官のアデルという3人の目を通して描く。アデルは、かつて宗教的指導者にトイレに行くことなしに水を飲まされ続けたという屈辱的経験をしたことがあり、今では残忍な方法で自分の獲物を痛めつけることに喜びを見出している。アミールは、年老いた母親と古いアパートで暮らしていたが、2009年に逮捕され、アデルによって激しい拷問を受ける。その後、彼は突然釈放されるが、母親は彼が刑務所にいる間に亡くなり、彼は孤独で、恐怖に怯えてしまっている。一方、彼の恋人ファラーは、TVでジャーナリストとして活躍するようになっていた……。
 ベネチア国際映画祭2012 Orizzonti部門出品。
 モンペリエ地中海映画祭2012 長編コンペティション部門出品。スペシャル・メンション受賞。


 ◆女優賞
 ◎Waad Mohammed “Wadjda”(独・サウジアラビア・UAE)


 ◆審査員特別賞
 ◎“Harag W’ Marag (Chaos, Disorder)”(エジプト) 監督:Nadine Khan

 ◆スペシャル・メンション
 ◎Alexandra Kahwagi(女優) “Round Trip”(シリア・UAE・独・仏・エジプト)(監督:Meyar Al Roumi)

 ◆国際批評家連盟賞
 ◎“Yema”(アルジェリア・仏・UAE) 監督:Djamila Sahraoui


 “Yema”(アルジェリア・仏・UAE) 監督:Djamila Sahraoui
 物語:Quardiaは、息子の遺体をアルジェリアの山奥ぬ埋めるために運んでいる。息子は、イスラム過激派のリーダーをしているもうひとりの息子に殺されたのだ。彼女の持ち物は、小さな土地しかなく、彼女は孤独で、心が天と地に引き裂かれたように感じている。


 ◆観客賞(People’s Choice Award)
 ◎“Bekas”(スウェーデン) 監督:Karzan Kader


 “Bekas”(スウェーデン・フィンランド・イラク)  監督:Karzan Kader
 物語:1990年代のクルディスタンの村。サダム・フセインの恐怖政治はこの村にまで及んでいた。ある日、ザナとダナの兄弟は、古びた映画館に開いた穴から『スーパーマン』を観て、クルディスタンのあらゆるトラブルを解決する方法はこれだと考える。スーパーマンに敵う独裁者はいない。そして、2人は、マイケル・ジャクソンと名づけたロバとともに、スーパーマンのいるアメリカの大都市を目指して出発する。
 ストックホルム国際映画祭2012 コンペティション部門出品。新人監督賞スペシャル・メンション受賞。


 【アラブ ドキュメンタリー・コンペティション】(Muhr Arab Documentary)

 ※審査員:ウルリケ・オッティンガー(審査員長)、Syhem Belkhodja、Juan Carlo Rulfo

 ◆作品賞
 ◎“Schildkrötenwut (The Turtle’s Rage)”(独) 監督:Pary El-Qalqili


 “Schildkrötenwut (The Turtle’s Rage)”(独) 監督:Pary El-Qalqili
 男が、妻と12歳の娘をベルリンに残して、同志とともに闘うためにパレスチナに向かう。10年後、彼は、イスラエルによって追放され、ベルリンに戻る。妻は、夫を迎え入れ、娘もまた、長らく音信不通だった父親のことを理解しようとする。


 ◆監督賞
 ◎Hinde Boujemaa “Ya Man Aach (It Was Better Tomorrow)”(チュニジア)

 “Ya Man Aach (It Was Better Tomorrow)”(チュニジア) 監督:Hinde Boujemaa
 革命騒ぎの渦中にあるチュニジアで、自分の人生を立て直そうとしている女性の姿を追う。彼女は、自分と子どもたちが雨露を凌げる場所を求めて、貧しい近隣を転々とする。自分のまわりで、歴史的な出来事が起こっていることは気に留めない。革命が称えられていることは知っているが、彼女にとって、自分たちが行きぬく道を見つけることが最優先なのだ。
 ベネチア国際映画祭2012 アウト・オブ・コンペティション部門出品。


 ◆審査員特別賞
 ◎“Mutasalilun (Infiltrators)”(パレスチナ・UAE) 監督:Khaled Jarrar

 ◆スペシャル・メンション
 ◎“Abi Youchbeh Abdel Nasser (My Father Looks Like Abdel Nasser)”(レバノン) 監督:Farah Kassem


 ◆国際批評家連盟賞
 ◎“Mutasalilun (Infiltrators)”(パレスチナ・UAE) 監督:Khaled Jarrar


 【アラブ短編コンペティション】(Muhr Arab Shorts)

 ※審査員:アンドレアス・ドレーゼン(審査員長)、Amir Muhammad、Annemarie Jacir

 ◆作品賞
 ◎“Noor”(エジプト・米) 監督:Ahmed Ibrahim


 “Noor”(エジプト・米) 監督:Ahmed Ibrahim
 物語:13歳のFingoは、ラマダーンに家の外に灯りをつるしたいと考える。彼は、すぐに、デコレーションよりももっと大事なことがあることを悟る。自分の願望を叶えるためには、意志を強く持って、コミュニティーにそれを示すことが必要なのだ。


 ◆監督賞
 ◎“The Curse”(英・モロッコ) 監督:Fyzal Boulifa


 “The Curse”(英・モロッコ) 監督:Fyzal Boulifa
 物語:Fatineは、年上の恋人に会うために、村から遠出をする。彼女が、小さな少年に捕まえられた時、彼女の望みはただ家に帰ることだった。
 カンヌ国際映画祭2012 監督週間出品。短編部門グランプリ受賞。
 ハンプトンズ国際映画祭2012 最優秀短編賞受賞。

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 ◆審査員特別賞
 ◎“Khalfi Shajar Alzaytoun (Behind Me Olive Trees)”(レバノン) 監督:Pascale Abou Jamra


 “Khalfi Shajar Alzaytoun (Behind Me Olive Trees)”(レバノン) 監督:Pascale Abou Jamra
 物語:Mariamと彼女の弟は、イスラエルで10年過ごした後、故郷のレバノン南部に帰る。しかし、彼らは、2000年に南レバノンが解放される前に、イスラエル軍に協力した“Lahd Army”の工作員の子供たちとして、疑いと敵意を向けられる。
 カンヌ国際映画祭2012 シネフォンダシオン部門出品。


 ◆国際批評家連盟賞
 ◎“Homma Aailiya (Familial Fever)”(ヨルダン) 監督:Amr Abdelhadi

 【UAE作品部門】(Muhr Emirati)

 ※審査員:Mohammad Malas(審査員長)、Abdullah Boushahri、Ahmad Salmeen

 ◆作品賞
 ◎“Raas Al Ghanam (The Goat’s Head)”(UAE) 監督:Juma Al Sahli

 “Raas Al Ghanam (The Goat’s Head)”(UAE) 監督:Juma Al Sahli
 物語:主人公は女性で、彼女は、父親や夫や兄たちにただ付き従う人生を強いられている。そんな中で、彼女も自分のパーソナリティーを見出そうとする。


 ◆監督賞
 ◎“The Path”(UAE) 監督:Abdulla Aljunaibi


 “The Path”(UAE) 監督:Abdulla Aljunaibi
 物語:3人の男が車の中で目覚める。彼らのシャツは血まみれで、真ん中にいる男がすべての事情を知っている。前の晩に起こったことが、彼の運命を永遠に変えたのだ。


 ◆審査員特別賞
 ◎“Durbeen”(UAE) 監督:Muna Al Ali


 【その他の部門】

 ◆観客賞(People’s Choice Award)
 ◎『アーネストとセレスティーヌ』Ernest Et Celestine”(仏・ベルギー・ルクセンブルク) 監督:バンジャマン・レネール、ヴァンサン・パタール、ステファン・オビエ [Cinema For Children部門]

 ◆生涯貢献賞(Lifetime Achievement Award)
 ◎Mahmoud Abdel Aziz(エジプト人男優)

 ◎マイケル・アプテッド


 ◆ヤング・ジャーナリスト賞(Young Journalist Award)
 ◎Jerusha Sequeira

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 ドバイ国際映画祭は、アラブ圏の短編映画と長編映画、フィクションとノンフィクションのショーケースとして、2004年に始まった映画祭で、年々その重要度を増してきている映画祭です。

 2012年は、60カ国158本の映画を上映し(そのうちコンペティション部門は83本)、24のフォーラムが開催されたと発表されています。

 秋から冬にかけて、世界各地で開催される国際映画祭と同じように、ベネチア/トロントで上映された作品を中心にプログラムが組まれていますが、その中でも、ワールド・プレミアは多い方で、2011年で45作品がワールド・プレミアになっています(2012年の数字は不詳)。

 既に世界のどこかで上映されたり、受賞していたりする作品が多いのですが、ラインナップの軸として、アラブとアフリカ(とアジア)、近年、アラブ圏の映画が躍進してきているのと、アラブ以外の映画で、アラブもしくはアラブ人が重要な役割を果たしている作品も増えてきているということがあって、そうした作品の勢いが映画祭を後押ししている、と感じられます。

 また、こうした映画祭成功の背景には、アラブ圏に平和が訪れてきつつあることも無関係ではないと思われます。

 欧米の人気監督の作品は多くはないものの、全体的に見て、ラインナップは悪ありません。

 こうしたプログラムが組めるのも、ドバイの潤沢な資本力がバックにあるからなのかな思ったりもしましたが、映画祭自体は非営利で、700人ものボランティアによって、支えられているそうです。

 設立されて、まだ9回目ですが、アジアでも注目度の高い映画祭となっているようです。

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 *当ブログ記事

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2012年12月~2013年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_50.html

この記事へのコメント

2012年12月30日 21:13
ステキですね。
参考になります。

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