バンクーバー映画批評家協会賞2013 ノミネーション発表!

 バンクーバー映画批評家協会賞2013のノミネーションが発表されました。(12月27日)

 ◆作品賞
 ・『リンカーン』
 ・『ザ・マスター』
 ・『ゼロ・ダーク・サーティ』

 ◆監督賞
 ・キャスリン・ビグロー 『ゼロ・ダーク・サーティ』
 ・アン・リー 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
 ・スティーヴン・スピルバーグ 『リンカーン』

 ◆主演男優賞
 ・ダニエル・デイ=ルイス 『リンカーン』
 ・ジョン・ホークス “The Sessions”
 ・ホアキン・フェニックス 『ザ・マスター』

 ◆主演女優賞
 ・ジェシカ・チャステイン 『ゼロ・ダーク・サーティ』
 ・マリオン・コティヤール 『君と歩く世界』(仏・ベルギー)
 ・ジェニファー・ローレンス 『世界にひとつのプレイブック』

 ◆助演男優賞
 ・フィリップ・シーモア・ホフマン 『ザ・マスター』
 ・トミー・リー・ジョーンズ 『リンカーン』
 ・クリストフ・ヴァルツ 『ジャンゴ 繋がれざる者』

 ◆助演女優賞
 ・エイミー・アダムス 『ザ・マスター』
 ・アン・ハサウェイ  『レ・ミゼラブル』
 ・ヘレン・ハント “The Sessions”

 ◆脚本賞
 ・マーク・ボール 『ゼロ・ダーク・サーティ』
 ・トニー・クシュナー 『リンカーン』
 ・クエンティン・タランティーノ 『ジャンゴ 繋がれざる者』

 ◆ドキュメンタリー賞
 ・“Ai Weiwei: Never Sorry”(米・中) 監督:Alison Klayman
 ・“How to Survive a Plague”(米) 監督:David France
 ・『シュガーマン 奇跡に愛された男』“Searching for Sugar Man”(スウェーデン・英) 監督:マリク・ベンジェルール( Malik Bendjelloul)

 ◆外国語映画賞
 ・『愛、アムール』(オーストリア・仏・独) 監督:ミヒャエル・ハネケ
 ・“Holy Motors”(仏・独) 監督:レオス・カラックス
 ・『最強のふたり』(仏) 監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ

 【カナダ映画部門】

 ◆カナダ映画作品賞(Best Canadian Film)
 ・“Cosmopolis”(仏・カナダ・ポルトガル・伊) 監督:デイヴィッド・クローネンバーグ
 ・“Rebelle”(カナダ) 監督:Kim Nguyen
 ・“Stories We Tell”(カナダ) 監督:サラ・ポーリー

 ◆監督賞 カナダ映画部門(Best Director Of A Canadian Film)
 ・Panos Cosmatos “Beyond the Black Rainbow”
 ・デイヴィッド・クローネンバーグ “Cosmopolis”
 ・サラ・ポーリー “Stories We Tell”

 ◆主演男優賞 カナダ映画部門(Best Actor In A Canadian Film)
 ・ロバート・パティンソン “Cosmopolis”
 ・メルヴィル・プポー “Laurence Anyways”(カナダ・仏)(監督:グザヴィエ・ドラン(Xavier Dolan))
 ・マイケル・ロジャース(Michael Rogers) “Beyond the Black Rainbow”(カナダ)(監督:Panos Cosmatos)

 ◆主演女優賞 カナダ映画部門(Best Actress In A Canadian Film)
 ・Suzanne Clément “Laurence Anyways”
 ・Stéphanie Lapointe “Liverpool”(カナダ)(監督:Manon Briand)
 ・Rachel Mwanza “Rebelle”

 ◆助演男優賞 カナダ映画部門(Best Supporting Actor In A Canadian Film)
 ・ジェイ・バルシェル(Jay Baruchel) “Goon”(カナダ)(監督:マイケル・ドース(Michael Dowse))
 ・Serge Kanyinda “Rebelle”
 ・リーヴ・シュレイバー “Goon”

 ◆助演女優賞 カナダ映画部門(Best Supporting Actress In A Canadian Film)
 ・サラ・ガドン(Sarah Gadon) “Cosmopolis”
 ・サマンサ・モートン “Cosmopolis”
 ・アリソン・ピル(Alison Pill) “Goon”

 ◆ドキュメンタリー賞 カナダ映画部門(Best Canadian Documentary)
 ・“The End of Time”(カナダ・スイス) 監督:ピーター・メトラー(Peter Mettler)
 ・“Stories We Tell”(カナダ) 監督:サラ・ポーリー
 ・“The World Before Her”(カナダ・独・米・英) 監督:Nisha Pahuja

 ◆ブリティッシュ・コロンビア映画賞(Best British Columbia Film)
 ・“Becoming Redwood”(カナダ) 監督:ジェシー・ジェームズ・ミラー(Jesse James Miller)
 ・“Beyond the Black Rainbow”(カナダ) 監督:Panos Cosmatos
 ・“Camera Shy”(カナダ) 監督:Mark Sawers
 ・“Random Acts of Romance”(カナダ) 監督:Katrin Bowen

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 一般部門の主なノミネート状況は以下の通り。

 ・『リンカーン』(5):作品・監督・主演男優・助演男優・脚本
 ・『ザ・マスター』(4):作品・主演男優・助演男優・助演女優
 ・『ゼロ・ダーク・サーティ』(4):作品・監督・主演女優・脚本
 “The Sessions”(2):主演男優・助演女優
 『ジャンゴ 繋がれざる者』(2):助演男優・脚本

 カナダ映画部門の主なノミネート状況は以下の通り。

 ・“Cosmopolis”(5):作品・監督・主演男優・助演女優・助演女優
 ・“Rebelle”(3):作品・主演女優・助演男優
 ・“Stories We Tell”(3):作品・監督・ドキュメンタリー
 ・“Beyond the Black Rainbow”(3):監督・主演男優・BC
 ・“Goon”(3):助演男優・助演男優・助演女優
 ・“Laurence Anyways”(2):主演男優・主演女優

 受賞結果の発表は、2013年1月7日です。

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 カナダ映画の主なノミネート作品を簡単に紹介しておきます。

 ・“Cosmopolis”(仏・カナダ・ポルトガル・伊) 監督:デイヴィッド・クローネンバーグ
 出演:ロバート・パティンソン、サラ・ガドン(Sarah Gadon)、ポール・ジアマッティ、ジュリエット・ビノシュ、マチュー・アマルリック、サマンサ・モートン
 物語:ある日のニューヨーク。若くして成功した投資家のエリック・パッカーは今日も白いリムジンに乗っている。彼は、車の中のモニターで相場をチェックし、取引を行なう。車はいわば、彼の動くオフィスだ。今日は、大統領の訪問で、交通が麻痺し、街は大混乱に陥っている。彼の目的は、街の反対側にある床屋に行って、髪を切ってもらうということだけだったが、渋滞に巻き込まれて身動きが取れなくなる。そんな中、相場にも失敗し、多額の借金を背負うことになり、また、自分が誰かに殺されるのではないかという妄想に取りつかれ始める。動かない車の中で、彼は、自分が築き上げた王国が崩壊しつつあるのを悟る。
 ドン・デリーロの小説『コズモポリス』の映画化。
 カンヌ国際映画祭2012 コンペティション部門出品。

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 ・“Rebelle(War Witch)”(カナダ) 監督:Kim Nguyen
 出演:Rachel Mwanza、Alain Bastien、Serge Kanyinda、Ralph Prosper、Mizinga Mwinga
 物語:コモナは、アフリカの内戦で叛徒に村を焼かれ、両親も殺されて、兵士としてジャングルに入られなければならなくなる。彼女の残忍な司令官は、彼女を兵士として鍛えるだけではなく、自分との添い寝を要求した。コモナは、恐怖の中に、憩いの場所を求めていたが、少し年長で白髪の少年と出会い、恋に落ちる。2人は一緒にキャンプを逃げることに決める。彼女は、村に戻って、両親を墓に埋め、魂が不毛な大地をさまようことがないようにしたかったのだ。
 これがKim Nguyenの第4監督長編。
 ベルリン国際映画祭2012 コンペティション部門出品。銀熊賞(女優賞:Rachel Mwanza)、エキュメニカル審査員賞スペシャル・メンション受賞。
 トロント国際映画祭2012 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 シッチェス国際ファンタスティック映画祭2012 ニュー・ヴィジョンズ部門出品。最優秀作品賞受賞。
 米国アカデミー賞2012 外国語映画賞 カナダ代表。

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 ・“Stories We Tell”(カナダ) 監督:サラ・ポーリー
 物語:サラ・ポーリーは、芸能一家の、5人兄弟の末っ子に生まれた。父親はイギリス出身の俳優で、母親はキャスティング・エージェントをしている。サラ自身も4歳で女優デビューし、8歳で主演した。そんな彼女が、第三監督長編の題材として選んだのは、自分の家族で、自ら家族にカメラを向け、現在から過去に関わる問いかけをし、自分でも知らなかった家族の秘密や矛盾を明らかにしようとする。
 ベネチア国際映画祭2012 ベネチア・デイズ出品。
 トロント国際映画祭2012 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。

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 ・“Beyond the Black Rainbow”(カナダ) 監督:Panos Cosmatos
 出演:マイケル・ロジャース(Michael Rogers)、Eva Allan、スコット・ハイランズ(Scott Hylands)、マリリン・ノリー(Marilyn Norry)、Rondel Reynoldson
 物語:1983年。謎めいたアーボリア・インスティテュートに、美しい少女が囚われの身となっている。彼女は、ドクター・ナリー・ナイルによって、ある科学実験の実験台にされていて、彼女の精神はドクターの支配下にあった。彼女は、次第にそこから抜け出そうとし始めるが、ドクターはそれを許そうとはしない。

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 ・“Goon”(カナダ) 監督:マイケル・ドース(Michael Dowse)
 出演:ショーン・ウィリアム・スコット、ジェイ・バルシェル、リーヴ・シュレイバー、アリソン・ピル、Marc Andre Grodin、ユージン・レヴィ
 物語:ダグ・グラットが、地元のマーナー・ホッケー・チームにスカウトされる。彼は、ホッケーどころか、スケートもできなかったが、そんなことは問題なかった。ホッケーの試合を見に来て、選手をぶっ飛ばした彼の、そのパンチ力を見て、コーチが彼を気に入ったのだ。彼の役割は、チームの有能選手グザヴィエに近づく者を片っ端からぶっ飛ばせばいい。グザヴィエは、伝説的なプレイヤー、ロス・ザ・ボス・リーから壊滅的なヒットを受けて以来、パックに触れるのを怖がっていた。リーが降格されて同じリーグにやってきたことから、両者が再び対決するのは時間の問題だった。
 トロント国際映画祭2011SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。

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 ・“The End of Time”(カナダ・スイス) 監督:ピーター・メトラー(Peter Mettler)
 ピーター・メトラーによる、時間に関する考察。
 『いまここにある風景』やアトム・エゴヤンの『オープンハウス』『ファミリー・ビューイング』などの撮影を手がけているピーター・メトラーの監督作品。
 トロント国際映画祭2012 MASTERS部門出品。

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 ・“Laurence Anyways”(カナダ・仏) 監督:グザヴィエ・ドラン(Xavier Dolan)
 出演:メルヴィル・プポー、Suzanne Clément、Monia Chokri、ナタリー・バイ、Sophie Faucher、Adele Jacques
 物語:90年代。男性が、女性になりたいという願望を持っていることをフィアンセに告白し、その後、そのことで壊れかけた2人の関係を修復しようと躍起になる。
 カンヌ国際映画祭2012 ある視点部門出品。
 トロント国際映画祭2012 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。女優賞(Suzanne Clément)受賞。

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 ・“Liverpool”(カナダ) 監督:Manon Briand
 出演:Stéphanie Lapointe、Charles-Alexandre Dubé、Louis Morissette
 物語:バーのコート預かり係が、受取人のないコートを見つけ、それがきっかけで犯罪に巻き込まれる。彼女には、ひそかに彼女に恋心を抱いている常連客がいて、彼女は彼に助けられる。

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 ・“The World Before Her”(カナダ・独・米・英) 監督:Nisha Pahuja
 厳選された20人のミス・インド候補が、コンテストを前に1ヶ月にわたって開かれる研修に入る。彼女たちが、ミス・インドを目指すのは、そうなることで、手っ取り早くスターになれ、キャリアが築け、伝統的な家父長制から抜け出すことができるからだ。一方で、インドの一部では、原理主義者の女性部会が運営するキャンプで、ヒンズーの従順な女性たちを作り出すべく、訓練と教育が行なわれている。インドにおける西洋的な現代性と古い家父長制との衝突は、女性の行動や、女性に対する支配という面でも如実に現れてきている。
 Hot Docs カナディアン国際ドキュメンタリー映画祭2012 最優秀作品 カナダ映画部門受賞。
 モスクワ国際映画祭2012 ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。
 チューリヒ映画祭2012 インターナショナル・ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。
 ワルシャワ国際映画祭2012 ドキュメンタリー・コンペティション部門 最優秀ドキュメンタリー賞受賞。

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 *当ブログ記事

 ・バンクーバー映画批評家協会賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_6.html
 ・バンクーバー映画批評家協会賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_17.html
 ・バンクーバー映画批評家協会賞2011:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_21.html
 ・バンクーバー映画批評家協会賞2010:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_22.html
 ・バンクーバー映画批評家協会賞2009:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_16.html

 ・トロント映画批評家協会賞2012:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_49.html

 ・トロント国際映画祭が選ぶカナダ映画2012 トップ10:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_14.html

 ・全米映画賞レース2012の結果をまとめてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_51.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2012年12月~2013年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_50.html

 追記:
 ・バンクーバー映画批評家協会賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_16.html

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