AKB48の楽曲は落選? 米国アカデミー賞2013 オリジナル歌曲賞候補75作品 発表!

 米国アカデミー賞2013 オリジナル歌曲賞候補作品75作品が発表になりました。(12月12日)

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 ・『アイス・エイジ4 パイレーツ大冒険』-‘Master of the Seas’
 ・『アイス・エイジ4 パイレーツ大冒険』-‘We Are’
 ・『俺たちサボテン・アミーゴ』“Casa de mi Padre”-‘Casa De Mi Padre’
 ・『俺たちサボテン・アミーゴ』“Casa de mi Padre”-‘Del Cielo’
 ・『俺たちサボテン・アミーゴ』“Casa de mi Padre”-‘Yo No Se’
 ・『ケイティ・ペリー パート・オブ・ミー』-‘Wide Awake’
 ・『ザ・レイド』(インドネシア・米)-‘Razors.Out’
 ・『ジャンゴ 繋がれざる者』-‘Ancora Qui’
 ・『ジャンゴ 繋がれざる者』-‘Freedom’
 ・『ジャンゴ 繋がれざる者』-‘100 Black Coffins’
 ・『ジャンゴ 繋がれざる者』-‘Who Did That to You?’
 ・『シュガー・ラッシュ』-‘When Can I See You Again?’
 ・『ジョイフル♪ノイズ』-‘Here to the Moon and Back’
 ・『ジョイフル♪ノイズ』-‘He's Everything’
 ・『ジョイフル♪ノイズ』-‘I'm Yours’
 ・『スノーホワイト』-‘Breath of Life’
 ・『スノーホワイト』- ‘Gone’
 ・『スパークル』“Sparkle”-‘One Wing’
 ・『007 スカイフォール』(米・英)-‘Skyfall’
 ・『ダムゼル・イン・ディストレス バイオレットの青春セラピー』“Damsels in Distress”-‘The Sambola! International Dance Craze’
 ・『テッド』-‘Everybody Needs a Best Friend’
 ・『ネイビーシールズ』“Act of Valor”-‘For You’
 ・『ハッピーニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡』“Jeff, Who Lives at Home”-‘Looking for a Sign’
 ・『ハンガー・ゲーム』-‘Abraham's Daughter’
 ・『フランケンウィニー』-‘Strange Love’
 ・『ホビット 思いがけない冒険』-‘Song of the Lonely Mountain’
 ・『マダガスカル3』-‘Love Always Comes as a Surprise’
 ・『メリダとおそろしの森』-‘Learn Me Right’
 ・『メリダとおそろしの森』-‘Touch the Sky’
 ・『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』-‘Pi's Lullaby’
 ・『レ・ミゼラブル』-‘Suddenly’
 ・『ロラックスおじさんの秘密の種』-‘How Bad Can I Be?’
 ・『ロラックスおじさんの秘密の種』-‘Let It Grow’
 ・『ロラックスおじさんの秘密の種』-‘Thneedville’
 ・『ロック・オブ・エイジズ』-‘Undercover Love’
 ・“Any Day Now”-‘Metaphorical Blanket’
 ・“Being Flynn”-‘Let It Rain’
 ・“Brooklyn Brothers Beat the Best”-‘Airport’
 ・“Brooklyn Brothers Beat the Best”-‘Come on Girl’
 ・“Brooklyn Brothers Beat the Best”- ‘Someday’
 ・“Brooklyn Castle”-‘Protect the King’
 ・“California Solo”-‘California Solo’
 ・“Celeste and Jesse Forever”-‘No Other Plans’
 ・“Chasing Ice”-‘Before My Time’
 ・“Crossroad”-‘By the Light of the Moon’
 ・“Darling Companion”-‘When You Comin' Home’
 ・“Death by China”(米・中)-‘Death by China’
 ・“Delhi Safari”(インド)-‘Delhi Safari’
 ・“Downtown Express”-‘Ain't No Train’
 ・“Fame High”-‘You Don't Have to Be a Star’
 ・“For Greater Glory: The True Story of Cristiada”-‘Jose's Martyrdom’
 ・“Halloween Party”-‘Voodoo’
 ・“Hidden Moon”-‘Luna Nascosta’
 ・“Lawless”-‘Cosmonaut’
 ・“Least among Saints”-‘Beaten Up and Broken Down’
 ・“Losing Control”-‘When I Grow Up’
 ・“Magic Mike”-‘Ladies of Tampa’
 ・“The Man with the Iron Fists”(米・香港)-‘The Baddest Man Alive’
 ・“The Odd Life of Timothy Green” -‘This Gift’
 ・“Paul Williams Still Alive”-‘Still Alive’
 ・“People Like Us”-‘Dotted Line’
 ・“Promised Land”-‘Snake Eyes’
 ・“Re:Generation”-‘I'm Not Leaving’
 ・“Rise of the Guardians”『不思議の国のガーディアン』-‘Still Dream’
 ・“Safety Not Guaranteed”-‘Big Machine’
 ・“Saint Dracula”-‘I Be Here’
 ・“Saint Dracula”- ‘I Have Secrets’
 ・“Stand Up Guys”-‘Not Running Anymore’
 ・“Struck by Lightning”-‘Feel Love’
 ・“10 Years”-‘Never Had’
 ・“This Is 40”-‘Dull Tool’
 ・“Until They Are Home”-‘She Won't Let Go’
 ・“Virginia”-‘Kiss Me Goodbye’
 ・“West of Memphis”-‘Anything Made of Paper’
 ・“Where Do We Go Now?”(仏・レバノン・エジプト・伊)-‘Hashishet Albi’

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 候補作品の数は、2009年:49曲、2010年:63曲、2011年:41曲、2012年:39曲であり、本年度は近年では最も多い候補曲数となっています(ひょっとすると史上最多かもしれません)。

 歌曲賞に関しては、歌曲賞を持つ映画賞が少ないので、前哨戦の結果はあまり参考になりませんが、現時点でのノミネート&受賞状況をまとめておくと、以下のようになります。

 ・『007 スカイフォール』(米・英)-‘Skyfall’(1│5):受賞=ラスベガス、ノミネート:GG・サテライト・デトロイト・フェニックス・放送
 ・『レ・ミゼラブル』-‘Suddenly’(0│5):ノミネート=GG・サテライト・デトロイト・フェニックス・放送
 ・『シュガー・ラッシュ』-‘When Can I See You Again?’(0│2):ノミネート=デトロイト・フェニックス
 ・『メリダとおそろしの森』-‘Learn Me Right’(0│2):ノミネート=サテライト・放送
 ・“Paul Williams Still Alive”-‘Still Alive’(0│2):ノミネート=サテライト・放送
 ・『ネイビーシールズ』“Act of Valor”-‘For You’(0│1):ノミネート=GG
 ・“Stand Up Guys”-‘Not Running Anymore’(0│1):ノミネート=GG
 ・『マダガスカル3』-‘Love Always Comes as a Surprise’(0│1):ノミネート=サテライト

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 オリジナル歌曲賞の特徴としては―

 ①アニメーション作品はノミネートされやすい。
 近年では、『ベルヴィル・ランデブー』『ポーラー・エクスプレス』『シュレック2』『カーズ』『ウォーリー』『プリンセスと魔法のキス』『塔の上のラプンツェル』『トイ・ストーリー3』

 ②ただし、アニメーション作品が歌曲賞を受賞したのは過去の話である。
 1990年の『リトル・マーメイド』から始まって、『美女と野獣』、『アラジン』、『ライオン・キング』、『ポカホンタス』、『プリンス・オブ・エジプト』、『ターザン』、『モンスターズ・インク』まで、ほぼ毎年のようにアニメーション作品が歌曲賞を受賞していましたが、2002年の『モンスターズ・インク』を境に、アニメーション作品の歌曲賞受賞はパッタリ途絶えています。(前々回は9年ぶりに『トイ・ストーリー3』が受賞していますが。)
 これはアカデミー賞に長編アニメーション賞ができたのとたぶん無関係ではなく、それまではアニメーション作品への評価を歌曲賞に肩代わりさせていたようなところがあったのが、長編アニメーション賞を設けたことでその必要もなくなり、「歌曲賞はもっとほかの作品に」と考えられるようになったからだろうと考えられます。
 長編アニメーション賞ができたのと同じ年にアニメーション作品の歌曲賞受賞がパッタリ途絶えたというのはとても象徴的です。(この時代は、ちょうど1990年代のディズニー・アニメーションの全盛期とも重なっていて、ひょっとすると、ディズニー関係者は、アカデミー会員にこの部門でプロモーションをかけたのではないか、とも考えられます。)

 ③音楽にまつわるドラマはノミネート&受賞しやすい。
 アニメーションに代わって、受賞することが多くなったのが、音楽が重要なファクターとなっている作品の受賞で、受賞作品には、『エビータ』『8マイル』『ハッスル&フロウ』『ONCE ダブリンの街角で』『クレイジー・ハート』があり、そのほかのノミネート作品には、『ミュージック・オブ・ハート』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『シカゴ』『オペラ座の怪人』『コーラス』『ドリームガールズ』『NINE』などがあります。

 ④作品賞受賞作品が歌曲賞までも制してしまうこともある。
 『タイタニック』『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』『スラムドッグ$ミリオネア』など。
 このクラスの作品がノミネートされると俄然受賞の確率も高くなります。

 ⑤2007年にドキュメンタリー作品として(たぶん)初めて『不都合な真実』が歌曲賞を受賞していますが、これは例外であって、ドキュメンタリー作品は候補には挙がりますが、ノミネートまで進むことは稀です。

 以上から考えると、本年度でやや有力と思えるのは『レ・ミゼラブル』ということになるでしょうか。

 AKB48が、『シュガー・ラッシュ』の挿入歌とエンディング・ソングを歌っていて、しかもそれは日本版だけではなく、アメリカで上映されるオリジナル版でも採用されている、というような報道もありましたが、今回『シュガー・ラッシュ』からエントリーされた楽曲は‘When Can I See You Again?’であり、AKB48が参加しているものではありませんでした。AKB48の参加している楽曲が、作品の中でどのように扱われ、アメリカでどんな感じで受け入れられているのか(本当にオリジナル版で使われているのか?)はわかりませんが、まだまだ世界の壁は高かった、ということでしょうか。

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 *当ブログ記事

 ・米国アカデミー賞2012 歌曲賞候補39曲:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_46.html
 ・米国アカデミー賞2011 歌曲賞候補41曲:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_30.html
 ・米国アカデミー賞2010 歌曲賞候補63曲:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_29.html
 ・米国アカデミー賞2009 歌曲賞候補49曲:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_28.html

 ・米国アカデミー賞2013 外国語映画賞 各国代表 リスト その1(アイスランド~スロヴァキア):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201209/article_9.html
 ・米国アカデミー賞2013 外国語映画賞 各国代表 リスト その2(スロヴェニア~南アフリカ):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201209/article_26.html
 ・米国アカデミー賞2013 外国語映画賞 各国代表リスト! その3(メキシコ~ロシア):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201209/article_38.html
 ・米国アカデミー賞2013 外国語映画賞 完全ガイド:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201210/article_1.html

 ・米国アカデミー賞2013 短編ドキュメンタリー賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201210/article_18.html

 ・米国アカデミー賞2013 長編アニメーション賞 エントリー作品:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201211/article_1.html

 ・米国アカデミー賞2013 短編アニメーション賞ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201211/article_9.html

 ・米国アカデミー賞2013 視覚効果賞 ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201211/article_28.html

 ・米国アカデミー賞2013 短編映画賞 ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201211/article_29.html

 ・米国アカデミー賞2013 長編ドキュメンタリー賞 ショートリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_9.html

 ・米国アカデミー賞2013 オリジナル作曲賞候補:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_22.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2012年6月~2013年1月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201206/article_9.html

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