ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2012 ノミネーション発表!

 第15回ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワードのノミネーションが発表になりました。(11月5日)

 ◆最優秀英国映画賞(Best British Independent Film)“Berberian Sound Studio
 ・“Berberian Sound Studio”(英) 監督:ピーター・ストリックランド(Peter Strickland)
 ・“Broken”(英) 監督:Rufus Norris
 ・“Sightseers”(英) 監督:ベン・ウィートリー(Ben Wheatley)
 ・『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』“The Best Exotic Marigold Hotel”(英・米・UAE) 監督:ジョン・マッデン
 ・“The Imposter”(英) 監督:Bart Layton

 ◆監督賞(Best Director)
 ・Bart Layton “The Imposter”
 ・ベン・ウィートリー(Ben Wheatley) “Sightseers
 ・ジョン・マッデン 『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』“The Best Exotic Marigold Hotel”
 ・ピーター・ストリックランド(Peter Strickland) “Berberian Sound Studio”
 ・Rufus Norris “Broken”

 ベン・ウィートリーは、前回『キル・リスト』でノミネートされています。

 ◆主演男優賞(Best Actor)
 ・リズ・アーメッド(Riz Ahmed) “Ill Manors”(英) 監督:Ben Drew
 ・Steve Oram “Sightseers”
 ・テレンス・スタンプ “Song for Marion”(英) 監督:Paul Andrew Williams
 ・ティム・ロス “Broken”
 ・トビー・ジョーンズ(Toby Jones) “Berberian Sound Studio”

 ◆主演女優賞(Best Actress)
 ・Alice Lowe “Sightseers”
 ・アンドレア・ライズボロー “Shadow Dancer”(英・アイルランド) 監督:ジェームズ・マーシュ
 ・エル・ファニング “Ginger & Rosa”(英) 監督:サリー・ポッター
 ・ジュディ・デンチ 『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』
 ・メリル・ストリープ 『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(英) 監督:フィリダ・ロイド

 ◆助演男優賞(Best Supporting Actor)
 ・ビリー・コノリー “Quartet”(英) 監督:ダスティン・ホフマン
 ・キリアン・マーフィー “Broken”
 ・ドムナル・グリーソン “Shadow Dancer”
 ・ロリー・キニア(Rory Kinnear) “Broken”
 ・トム・ウィルキンソン 『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』

 ◆助演女優賞(Best Supporting Actress
 ・アリス・イングラート(Alice Englert) “Ginger & Rosa”
 ・Eileen Davies “Sightseers”
 ・マギー・スミス 『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』
 ・オリヴィア・コールマン “Hyde Park on Hudson”(英) 監督:ロジャー・ミッチェル
 ・ヴァネッサ・レッドグレーヴ “Song for Marion”

 オリヴィア・コールマンは、前回『思秋期』で主演女優賞を受賞しています。
 ヴァネッサ・レッドグレーヴは、前回『英雄の証明』で助演女優賞を受賞しています。

 ◆脚本賞(Best Screenplay)
 ・アビ・モーガン(Abi Morgan) 『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
 ・Alice Lowe、Steve Oram、エイミー・ジャンプ(Amy Jump) “Sightseers”
 ・マーク・オロウ(Mark O'Rowe) “Broken”
 ・Paul Andrew Williams “Song for Marion”
 ・ピーター・ストリックランド(Peter Strickland) “Berberian Sound Studio”

 アビ・モーガンは、前回『SHAME-シェイム-』でノミネートされています。

 ◆技術貢献賞(Best Technical Achievement)
 ・ニック・ノーランド(Nic Knowland) BSC(撮影) “Berberian Sound Studio”
 ・ジョーキム・サンドストローム(Joakim Sundström)、Stevie Haywood AMPS IPS(音響デザイン) “Berberian Sound Studio”
 ・Electric Wave Bureau(音楽) “Broken”
 ・ロビー・ライアン(撮影) “Ginger & Rosa”
 ・アンドリュー・ヒューム(Andrew Hulme)(編集) “The Imposter”

 ◆プロダクション賞(Best Achievement In Production)
 ・“Berberian Sound Studio”
 ・“Ill Manors”
 ・“Sightseers”
 ・“The Imposter”
 ・“The Sweeney”(英) 監督:Nick Love

 ◆ニューカマー賞(Most Promising Newcomer)
 ・Elliott Tittensor “Spike Island”(英) 監督:マット・ホワイトクロス
 ・Eloise Laurence “Broken”
 ・James Floyd “My Brother the Devil”(英) 監督:Sally El Hosaini
 ・Paul Brannigan “The Angels' Share”(英・仏・ベルギー・伊) 監督:ケン・ローチ
 ・Zawe Ashton “Dreams of a Life”(英・アイルランド) 監督:Carol Morley

 ◆新人監督賞(The Douglas Hickox Award)
 ・Bart Layton “The Imposter”
 ・Ben Drew “Ill Manors”
 ・Rowan Athale “Wasteland”(英)
 ・Rufus Norris “Broken”
 ・Sally El Hosaini “My Brother the Devil”

 ◆ドキュメンタリー賞(Best Documentary)
 ・“Dreams of a Life”
 ・“London: The Modern Babylon”(英) 監督:ジュリアン・テンプル
 ・『ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド』“Marley”(米・英) 監督:ケヴィン・マクドナルド
 ・“Roman Polanski: A Film Memoir”(英・伊・独) 監督:Laurent Bouzereau
 ・“The Imposter”

 ◆英国短編賞(Best British Short)
 ・“Friday”(英) 監督:Sebastian Rice-Edwards
 ・“Junk”(英) 監督:Kirk Hendry
 ・“Skyborn”(英) 監督:Jamie Magnus Stone
 ・“Swimmer”(英) 監督:リン・ラムジー
 ・“Volume”(英) 監督:Mahalia Belo

 リン・ラムジーは、前回『少年は残酷な弓を射る』で監督賞を受賞しています。

 ◆外国映画賞(Best International Independent Film)
 ・『愛、アムール』“Amour”(オーストリア・仏・独) 監督:ミヒャエル・ハネケ
 ・“Beasts of the Southern Wild”(米) 監督:Benh Zeitlin
 ・“Rust & Bone”(仏・ベルギー) 監督:ジャック・オディアール
 ・“Searching For Sugar Man”(スウェーデン・英) 監督:Malik Bendjelloul
 ・“The Hunt”(デンマーク) 監督:トーマス・ヴィンターベア

 ◆レインダンス賞(The Raindance Award)
 ・“Frank”(英) 監督:Richard Heslop
 ・“Strings”(英) 監督:Rob Savage
 ・“Love Tomorrow”(英) 監督:Christopher Payne
 ・“City Slacker”(英) 監督:James Larkin
 ・“Jason Becker: Not Dead Yet”(英・米) 監督:Jesse Vile

 ※この賞は、映画業界からの支援なしに作られた、真にインディペンデントな作品(主に新人監督のよる)に贈られる賞で、2004年に新設されています。ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワードの設立と運営自体がRaindance(http://www.raindance.co.uk/site/index.php?home)であり、Raindanceが10月に開催しているレインダンス・フィルム・フェスティバルのイギリス映画コンペティション部門がこのレインダンス・アワードということになります。

 ◆リチャード・ハリス賞(The Richard Harris Award/英国映画貢献賞)
 未発表

 ◆ヴァラエティー賞(The Variety Award)
 未発表

 ◆審査員特別賞(The Special Jury Prize)
 未発表

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 主な作品のノミネーション状況は以下の通りです。

 ・“Broken”(9):作品・監督・主演男優・助演男優・助演男優・脚本・技術・ニューカマー・新人監督
 ・“Berberian Sound Studio”(7):作品・監督・主演男優・脚本・技術・技術・プロダクション
 ・“Sightseers”(7):作品・監督・主演男優・主演女優・助演女優・脚本・プロダクション
 ・“The Imposter”(6):作品・監督・技術・プロダクション・新人監督・ドキュメンタリー
 ・『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』(5):作品・監督・主演女優・助演男優・助演女優
 ・“Ill Manors”(3):主演男優・プロダクション・新人監督
 ・“Song for Marion”(3):主演男優・助演女優・脚本
 ・“Ginger & Rosa”(3):主演女優・助演女優・技術
 ・“Shadow Dancer”(2):主演女優・助演男優
 ・『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(2):主演女優・脚本
 ・“My Brother the Devil”(2):ニューカマー・新人監督
 ・“Dreams of a Life”(2):ニューカマー・ドキュメンタリー
 ・“Quartet”(1):助演男優
 ・“Hyde Park on Hudson”(1):助演女優
 ・“The Sweeney”(1):プロダクション
 ・“Spike Island”(1):ニューカマー
 ・“The Angels' Share”(1):ニューカマー

 昨年は、『裏切りのサーカス』や『SHAME-シェイム-』、『少年は残酷な弓を射る』、『ジェーン・エア』、『英雄の証明』、『思秋期』、『サブマリン』といった、映画祭を華々しく彩った作品がイギリスの映画賞を競っていましたが、それに比べると今年はちょっと地味というか、よく知られているような作品は、ほとんどありません。

 ま、それが2012年の英国映画界の状況をあらわしているのだということになりそうですが、実際、国際映画祭でもイギリス映画があまり目立った活躍をしておらず、カンヌにケン・ローチの“The Angels' Share”は出品されてはいたものの(審査員賞受賞)、それだってブリティッシュ・インディペンドント・フィルム・アワードでは、わずか1部門のノミネートにとどまっています。

 イギリスではベテラン監督が映画を撮れない状況が続いているという噂がありますが、上記でも、ベテラン監督の作品はほとんどなくて、新人監督の作品ばかりが目立っています。

 全米の映画賞レースでも、本年度はイギリス映画はほとんどからんで来ない、ということになりそうです。

 とは言うものの、個人的には、好みの作品がたくさんノミネートされていて、これはこれでなかなか悪くないと思っています。

 この中から3~5本くらいは日本でも劇場公開されたりするといいなと思うのですが、どうでしょうか。

 授賞式は、12月9日です。

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 主なノミネート作品を以下に紹介しておきます。

 ・“Broken”(英) 監督:Rufus Norris
 出演:ティム・ロス、Eloise Laurence、キリアン・マーフィー、Zana Marjanovic、ロリー・キニア
 物語:スクンクは、11歳の少女で、父と弟のジェドとオペアのカーチャと一緒にロンドンで暮らしている。近くには奇妙な隣人リックが住んでいて、彼女はリックと特別な友情関係を築いていた。母は家を出て行き、彼女には糖尿病の気があったが、それでも彼女の目には世界はまだパーフェクトに見えた。ある日、近くにオズワルドという男性が引っ越してくる。彼は、妻が死んで以来、暴力を抑えきれなくなっていて、その矛先はリックに向かう。学校では、オズワルドの3人の娘たちが、彼女の学校生活を生き地獄に変える。そして、リックは病院送りになり、カーチャは、スクンクの大好きな先生と親しくなる。父は、こうしたまわりの変化に全く気づかない。スクンクの世界は、すっかり崩壊してしまうが、彼女はそれでもそれにしがみついて生きていこうと決める。
 カンヌ国際映画祭2012 批評家週間出品。
 チューリヒ映画祭2012 グランプリ/ゴールデン・アイ受賞。
 ヨーロッパ映画賞2012 ディスカバリー賞ノミネート。

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 ・“Berberian Sound Studio”(英) 監督:ピーター・ストリックランド(Peter Strickland)
 出演:トビー・ジョーンズ(Toby Jones)、Tonia Sotiropoulou、スザンナ・カッペラーノ(Susanna Cappellaro)、コジモ・ファスコ(Cosimo Fusco)
 物語:1976年。ギルダーロイは、イタリアのホラー映画の巨匠サンティーニのサウンド・ミックスのために雇われる。時間の経過とともに、彼は、音の洪水と自身の混乱の中で、わけがわからなくなっていまい、自分の中の内なる悪魔と対決しなければならなくなる。
 エジンバラ国際映画祭2012 コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2012 VANGUARD部門出品。
 シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2012 批評家賞スペシャル・メンション受賞。

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 ・“Sightseers”(英) 監督:ベン・ウィートリー(Ben Wheatley)
 出演:Steve Oram、Alice Lowe、Eileen Davies
 物語:ティナはこれまでずっと独占欲の強い母親によって守られて暮らしてきた。そこで、クリスは、彼女と過ごす初めての休日に、イギリス各地をトレーラーで見せてまわりたいと考える。これは彼女にとって初めての体験だったが、ところかまわずゴミを捨てる観光客や、騒々しい若者たちによって台無しにされてしまう。
 『キル・リスト』(2011)が高い評価を受けたベン・ウィートリー監督最新作。
 カンヌ国際映画祭2012監督週間出品。パルム・ドッグ受賞。
 トロント国際映画祭2012 VANGUARD部門出品。
 シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2012 女優賞(Alice Lowe)、脚本賞受賞。

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 ・“The Imposter”(英) 監督:Bart Layton
 1994年、13歳の少年がサン・アントニオの家から姿を消す。3年後、彼は、数千マイル離れたスペインで生きているのが発見される。驚くべき誘拐と折檻の物語。この物語は想像を遥かに超えている。まさに事実は小説より奇なりである。
 サンダンス映画祭2012出品。
 エジンバラ国際映画祭2012 コンペティション部門出品。
 チューリヒ映画祭2012 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 ワルシャワ国際映画祭2012 ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。

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 ・『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』“The Best Exotic Marigold Hotel”(英・米・UAE) 監督:ジョン・マッデン
 出演:ジュディ・デンチ、ビル・ナイ、ペネロープ・ウィルトン(Penelope Wilton)、デーヴ・パテル、セリア・イムリー(Celia Imrie)、ロナルド・ピックアップ(Ronald Pickup)、トム・ウィルキンソン、マギー・スミス
 物語:最近、夫を失ったイヴリン(ジュディ・デンチ)は、家を売って、夫の残した莫大な借金を返済しなければならない。グレアム(トム・ウィルキンソン)は、高等裁判所の判事だったが、引退後は、少年時代を過ごしたインドで暮らしたいと考える。ジーン(ペネロープ・ウィルトン)とダグ(ビル・ナイ)は、娘のインターネット・ビジネスに蓄えを投資してしまい、隠居生活をするための場所を探している。ミュリエル(マギー・スミス)は、人種差別主義者の元家政婦で、人工股関節置換手術をすばやく安価で済ませるためにインドへと向う。マッジ(セリア・イムリー)は新しい夫を見つけようとし、年を食った女たらしのノーマン(ロナルド・ピックアップ)は、若さを取り戻そうとしている。こうして7人のイギリス人がインドのマリーゴールド・ホテルに集まってくる。改装されたばかりというそのホテルは、しかし、広告より遥かにみすぼらしく、料理もイギリス人にはスパイシーすぎる。若いマネージャー(デーヴ・パテル)は熱心だが、みんな少々失望させられたと感じる。しかし、時が経つにつれ、だんだんここも居心地がいい素晴らしい場所だと思えてくるのだった……。
 『プライドと偏見』で脚本を手がけたデボラ・モガーの小説“These Foolish Things”の映画化。
 トランシルヴァニア国際映画祭2012 Supernova部門出品。

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 ・“Ill Manors”(英) 監督:Ben Drew
 出演:リズ・アーメッド(Riz Ahmed)、Ed Skrein、ナタリー・プレス(Natalie Press)、 Anouska Mond、Lee Allen、Mem Ferda、Dannielle Brent、Martin Serene、ジョー・ハートリー(Jo Hartley)、Nick Sagar
 物語:ロンドンのさびれたストリートを舞台にしたクライム・スリラー。暴力の連鎖に巻き込まれながら、そこから抜け出そうともがいている6人の物語。
 Plan Bとして知られるミュージック・アーティストBen Drewの初監督作品。
 トロント国際映画祭2012 VANGUARD部門出品。

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 ・“Song for Marion”(英) 監督:Paul Andrew Williams
 出演:テレンス・スタンプ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ジェマ・アータートン
 物語:年金受給者で気難し屋のアーサーは、妻のマリオンが、なぜ地元の合唱団でばかげた歌を歌うのに一喜一憂しているのか、理解できない。合唱団の監督のエリザベスは、そんなアーサーに何かを感じて、彼を、家から外の世界へと連れ出そうとする。やがてアーサーも自分の誤りを改めるのに遅すぎることはないと気づく。
 トロント国際映画祭2012 GALA PRESENTATIONS部門出品。

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 ・“Ginger And Rosa”(英) 監督:サリー・ポッター
 出演:エル・ファニング、アリス・イングラート(Alice Englert)、クリスティーナ・ヘンドリクス(Christina Hendricks)、アネット・ベニング、アレッサンドラ・ニヴォラ
 物語:1962年のロンドン。ジンジャーとロサは、分かちがたい絆で結ばれた親友で、学校をさぼっては、宗教のことや政治、ヘアスタイルのことなどを話し、自分たちの親のように欲求不満な家庭生活を送ることだけはしたくないと考えていた。やがて冷戦とセックス革命が社会に大きな影を落とし、2人の友情も脅威にさらされることになる。
 トロント国際映画祭2012 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 BFIロンドン映画祭2012 オフィシャル・コンペティション部門出品。

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 ・“Shadow Dancer”(英・アイルランド) 監督:ジェームズ・マーシュ
 出演:クライヴ・オーウェン、アンドレア・ライズボロー、ジリアン・アンダーソン
 物語:北アイルランド。コレットは、子供時代に、イギリスの治安部隊によって弟を殺される。数年後、彼女は同年代の女性と同じように母親になった。しかし、まだアイルランド紛争と関わっていた。ロンドンで中止になった爆弾テロの件で彼女が逮捕される。彼女にはイギリス情報局保安部から2つの選択肢が示される。幼い息子を含め、すべてをあきらめて、25年間刑務所に服役するか、ベルファストに戻って、自分の家族の動向をスパイするかだ。
 ベルリン国際映画祭2012 アウト・オブ・コンペティション部門出品。
 エジンバラ国際映画祭2012 コンペティション部門出品。

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 ・“My Brother The Devil”(英) 監督:Sally El Hosaini
 出演:James Floyd、Saïd Taghmaoui、Fady Elsayed
 物語:モーは、14歳のエジプト人で、一家でイギリスのハックニー住宅団地で暮らしている。彼は、同じベッドルームを使っている兄ラシッドのことが好きで好きでたまらない。ラシッドは、母の財布からお金をくすねたり、ギャングとつきあったり、麻薬の取引に手を出したりしているが、モーには自分よりいい人生を歩んでほしくて、大学に進学できるように励ます。しかし、モーは、ラシッドのようなギャングになることを夢見る。そんなモーが、兄が隠していたことを知った時、2人の関係はひっくり返ってしまう……。
 サンダンス映画祭2012出品。撮影賞受賞。
 ベルリン国際映画祭2012 パノラマ部門出品。Europa Cinemas Label受賞。
 BFIロンドン映画祭2012 最優秀ブリティッシュ・ニューカマー受賞(Sally El Hosaini)。

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 ・“Dreams of a Life”(英・アイルランド) 監督:Carol Morley
 2003年にロンドン北部のワンルーム・マンションで、ジョイス・ヴィンセントは、死んでいるのが発見される。遺体は、3年間発見されず、新聞では彼女の人生について報じることもなく、写真すら掲載しなかった。
 ロンドン映画批評家協会賞2012 ドキュメンタリー賞ノミネート。
 イブニング・スタンダード英国映画賞2012 ドキュメンタリー賞ノミネート。
 グリアソン・アワード2012 劇場公開作品部門ノミネート。

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 ・“Quartet”(英) 監督:ダスティン・ホフマン
 出演:マギー・スミス、トム・コートネイ(Tom Courtenay)、ビリー・コノリー、ポーリン・コリンズ(Pauline Collins)
 物語:レジーウィルフ、シシーは、引退したオペラ歌手たちが暮らすホームに住んでいる。彼らは、毎年、ベルディの誕生日に記念のステージを行なっているが、ある年、レジーの妻がやってきて、ディーバの役をもらうが、コンサートで歌うのは嫌だと言い出した時、みんなの間に緊張が走る。
 ダスティン・ホフマンの初監督作品。
 トロント国際映画祭2012 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2012 クロージング作品。

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 ・“Hyde Park On Hudson”(英) 監督:ロジャー・ミッチェル
 出演:ビル・マーレイ、ローラ・リニー、オリヴィア・ウィリアムズ、サミュエル・ウエスト
 物語:イギリスの王と王妃がニューヨークを訪れた1939年のある週末、フランクリン・ルーズベルトと、彼の遠いいとこに当たるマーガレット・スタックリーとの間に恋が芽生える。
 トロント国際映画祭2012 GALA PRESENTATIONS部門出品。

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 ・“The Angels’ Share”(英・仏・ベルギー・伊) 監督:ケン・ローチ
 出演:Paul Bannigan、ジョン・ヘンショウ、ガリー・メイトランド、Jasmin Riggins、ウィリアム・ルアン、ロジャー・アラム、Siobhan Reilly
 物語:イギリスのグラスゴー。若きロビーは、暴力沙汰が耐えない家族の間でがんじがらめになっていて、なんとかしてそこから抜け出したいと考えていた。これまで軽犯罪を繰り返してきた彼は、産院に入っているガールフレンドのレオニーを訪ね、そこで初めて自分の息子ルークを見て、この子には自分のような人生を歩ませたくないと考える。微罪により社会奉仕活動を命じられた彼は、そこで、まっとうに働くことなんて考えたこともないような若者ライノー、アルバート、モーらと出会う。4人は、指導者としてやって来たアンリから、ウィスキーの手ほどきを受けるが、ロビーに高級ウィスキーに対する利き酒の才能があることがわかる。彼は、超一流の酒蔵で利き酒をするチャンスを得るが、一方で、この才能を使って、詐欺で一儲けしようかとも考えるのだった……。
 カンヌ国際映画祭2012 コンペティション部門出品。審査員賞受賞。
 サンセバスチャン国際映画祭2012観客賞 ヨーロッパ映画部門受賞。
 BAFTAスコットランド・アワード2012 作品賞・脚本賞・俳優賞(Paul Bannigan、Siobhan Reilly)ノミネート。

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 *当ブログ記事

 ・ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201111/article_4.html
 ・ブリティッシュ・インディペンドント・フィルム・アワード2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_9.html
 ・ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201011/article_2.html
 ・ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2010受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_10.html
 ・ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2009 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200911/article_3.html
 ・ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_12.html
 ・ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2008 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_3.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2012年6月~2013年1月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201206/article_9.html

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