モントリオール世界映画祭2012 ラインナップ その3!

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 【ドキュメンタリー 学生作品部門】 (Programme Of Documentaries From Inis Students)

 ・“Lola”(カナダ) 監督:Ghazal Sotoudeh

 ・“Histoire sans visage”(カナダ) 監督:Meriem Achour Bouakkaz

 ・“Ma petite pinotte”(カナダ) 監督: Marie-France Laval

 ・“Ma boîte noire”(カナダ) 監督: Nicolas-Alexandre Tremblay

 ・“En attendant Oktay”(カナダ) 監督:Émilie Beaulieu-Guérette

 ・“Thank You for Calling”(カナダ) 監督:Régis Coussot

 【イスラエル サム・スピーゲル映画テレビ学校 トリビュート】
 (A Tribute To The Sam Spiegel Film & TV School, Jerusalem)

 ・“Eich Ratsachti et Rabin(How I Killed Rabin)”(イスラエル) 監督:Michael Alalu

 ・“Krav Einaym(Staring Match)”(イスラエル) 監督:Orit Fouks

 ・“Tateh”(イスラエル) 監督:Yaniv Linton

 ・“Sichot Achronot(Last Calls)”(イスラエル) 監督:Ruthy Pribar

 ・“Lori”(イスラエル) 監督:Hila Shrem

 【テルアビブ映画テレビ大学 学生作品】(Tel Aviv University Department Of Film & Television Student Films)

 ・“Sachkan Safsal(Sur la touche/Benched)”(イスラエル) 監督:Gill Weinstein

 ・“Resen(Dog-Leash) (イスラエル) 監督:Eti Tsicko

 ・“Kir El Kir(Mur à mur/Wall to Wall) (イスラエル) 監督:Tal Haring

 ・“When You Played (イスラエル) 監督:Itay Tal

 ・“Migrash(Cour/Court)”(イスラエル) 監督:Dekel Nitzan

 【第43回カナダ学生映画祭】(The 43rd Canadian Student Film Festival)
 全60作品。

 【星空の下の上映会】(Loto-Québec Movies Under The Stars)

 ・『時計じかけのオレンジ』(英/1971) 監督:スタンリー・キューブリック

 ・『シャイニング』(米/1980) 監督:スタンリー・キューブリック

 ・『アーティスト』(仏/2011) 監督:ミシェル・アザナヴィシウス

 ・“Hasta La Vista”(ベルギー/2011) 監督:Geoffrey Enthoven

 ・『LOVERS』(中/2004) 監督:チャン・イーモウ

 ・『レッド・バイオリン』(カナダ/1998) 監督:フランソワ・ジラール

 ・“Gerry”(カナダ/2011) 監督:Alain Desrochers

 ・“Starbuck”(カナダ/2011) 監督:Ken Scott

 ・『バットマン・ビギンズ』(米/2005) 監督:クリストファー・ノーラン

 ・『インセプション』(米/2010) 監督:クリストファー・ノーラン

 ・『ブラック・スワン』(米/2010) 監督:ダーレン・アロノフスキー

 ・『ヒューゴの不思議な発明』(米/2011) 監督:マーティン・スコセッシ

 【Our Cinéma:最新ヒット映画上映会】(Our Cinéma :Review Of A Year Of Hits)

 ・“Angle Mort”(カナダ) 監督:Dominic James

 ・“Frisson Des Collines”(カナダ) 監督:Richard Roy

 ・“Le Sens De L'humour”(カナダ) 監督:Émile Gaudreault

 ・“La Run”(カナダ) 監督:Damian Fuica

 ・“Sur Le Rythme”() 監督:Charles-Olivier Michaud

 ・“Pour L'amour De Dieu”(カナダ) 監督:Micheline Lanctôt

 ・“Côteau Rouge”(カナダ) 監督:André Forcier

 ・“Gerry”(カナダ) 監督:Alain Desrochers

 ・“Starbuck”(カナダ) 監督:Ken Scott

 ・“Marécages”(カナダ) 監督:Guy Édoin

 ・“Café De Flore”(カナダ) 監督:ジャン=マルク・ヴァレー

 ・『ぼくたちのムッシュ・ラザール』(カナダ) 監督:フィリップ・ファラルドー

 ・“Le Vendeur”(カナダ) 監督:Sébastien Pilote

 ・“Nuit#1”(カナダ) 監督:Anne Émond

 【そのほかのプログラム】

 ◆ケベック映画アーカイブから(In Collaboration With Éléphant, The Quebec Cinema Archive, A Philanthropic Project Of Quebecor)
 ・『レオロ』(カナダ/1992) 監督:ジャン=クロード・ローゾン

 ◆フォーカス・オン・中国 (Focus On China During The Montreal World Film Festival)

 [中国映画ビジネス・ウィーク](China Film Business Week At MWFF)
 8月27日‐31日
 中国の製作会社、配給会社とのビジネス・ミーティング。

 ◆フォルカー・シュレンドルフによるマスター・クラス(Volker Schlöndorff To Give Master Class At Mwff)

 ◆Mel Hoppenheimへの名誉賞授与(The MWFF To Honour Mel Hoppenheim)

 Mel Hoppenheimは、パナヴィジョン(カナダ)の創設者で、カナダの映画・TV産業に大きく貢献した人物。
 1997年にはモントリオールのコンコルディア大学に多額の寄付をし、それは同校に芸術学部を開部するのに使われ、同学部は、The Mel Hoppenheim School of Cinemaと名づけられています。

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 今回、モントリオール世界映画祭にエントリーされた日本映画は全部で11本あります。

 【ワールド・コンペティション部門】】
 ・『あなたへ』“Anatae(Dearest)”(日) 監督:降旗康男
 ・『カラカラ』“Karakara”(カナダ・日) 監督:クロード・ガニオン

 【ファースト・フィルム・ワールド・コンペティション部門】
 ・『その夜の侍』“Sono Yoru No Samurai(The Samurai That Night)”(日) 監督:赤堀雅秋

 【ワールド・グレイト部門】
 ・『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実』“Yamamoto Isoroku(Admiral Yamamoto)”(日) 監督:成島出
 ・『のぼうの城』“Nobou No Shiro(Le Château Flottant/The Floating Castle)”(日) 監督:犬堂一心、樋口真嗣
 ・『遺体 明日への十日間』“Itai(Reunion)”(日) 監督:君塚良一

 【フォーカス・オン・ワールド・シネマ 長編部門】
 ・『かぞくのくに』“Kazoku No Kuni(otre Terre Natale/Our Homeland)”(日) 監督:ヤン・ヨンヒ
 ・『渾身 KON-SHIN』“Konshin”(日) 監督:錦織良成
 ・『僕の中のオトコの娘』“Bokuno Nakano Otokonoko(La Petite Fille En Moi/The Little Girl In Me)”(日) 監督:窪田将治
 ・『終の信託』“Tsui No Shintaku(A Terminal Trust)”(日) 監督:周防正行

 【フォーカス・オン・ワールド・シネマ 短編部門】
 ・『白黒ギツネ』“B/W Foxes and the Cave of Light(Les Renards N/B et la Caverne de Lumière)”(日) 監督:遠藤潔司

 ワールド・コンペティション部門に関して言えば、今回、よさそうな作品がいくつもエントリーされている中で、『あなたへ』が何らかの賞を受賞する確率はけっこう高いんじゃないかと思われます。

 というのも、もともとモントリオール世界映画祭は、アジア映画が入賞しやすいってこともありますが、それ以上に、『あなたへ』はモントリオール世界映画祭に作られた映画、という風にも見えるからです。

 つまり、モントリオール世界映画祭は、1999年に高倉健が『鉄道員』で主演男優賞を受賞したゆかりの映画祭であり、『あなたへ』は同じ降旗康男監督の作品で(『駅STATION』『夜叉』『あ・うん』とこれまでこの2人がタッグを組んだ作品は特に評価が高い)、しかも、今回、相手役に選ばれた田中裕子は、『天城越え』で1983年モントリオール世界映画祭主演女優賞を受賞していて、実に、縁起のいいキャスト/布陣の作品にもなっているからです。

 調べてみると、『あなたへ』は、『鉄道員』といくつもの共通項が見出される作品になっていますが、降旗康男はもちろん、高倉健も、製作チームも、企画段階から既に、モントリオール世界映画祭のことを相当に意識して製作を進めていたのではないでしょうか。

 今回のワールド・コンペティション部門には、ヤン・トロエル、クロード・ガニオン、バーナード・ローズといった、キャリアと実績を兼ね備えた監督の作品がありますが、キャリアと実績だったら、降旗監督だってこれらの監督に優るとも劣らないはずです。

 審査員長のグレタ・スカッキがどういう判断を下すかはちょっと予想がつきませんが、キム・ドンホの存在は、降旗=高倉作品の入賞に有利に働くような気もしますね。

 また、モントリオール世界映画祭での入賞は、米国アカデミー賞外国語映画賞日本代表への大きな決め手にもなっていて、これまで、『深い河』『愛を乞うひと』『鉄道員』『おくりびと』『誰も守ってくれない』と、モントリオール世界映画祭入賞から米国アカデミー賞外国語映画賞日本代表の座をつかんだ作品はいくつもあります。

 そう考えると、『あなたへ』の初日が8月25日というのも、米国アカデミー賞外国語映画賞日本代表を意識して、選ばれた期日であるようにも感じられてきます。

 期待しちゃってもいいんじゃないでしょうか。(前回のモントリオール世界映画祭で審査員特別グランプリに輝いた『わが母の記』も米国アカデミー賞外国語映画賞日本代表の有力候補ではありますが)

 モントリオール世界映画祭(8月23日-9月3日)での反響がますます楽しみになってきましたね。

 
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 *当ブログ記事

 ・モントリオール世界映画祭2012 ワールド・コンペティション部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201208/article_9.html
 ・モントリオール世界映画祭2012 ラインナップ その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201208/article_10.html

 ・モントリオール世界映画祭2010 ワールド・コンペティション部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201008/article_9.html
 ・モントリオール世界映画祭2010 ラインナップ その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201009/article_13.html
 ・モントリオール世界映画祭2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201009/article_12.html

 ・モントリオール世界映画祭2009 ラインナップ その1:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200908/article_8.html
 ・モントリオール世界映画祭2009 ラインナップ その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200908/article_11.html
 ・モントリオール世界映画祭2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200909/article_5.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2012年6月~2013年1月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201206/article_9.html

 追記:
 ・モントリオール世界映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201209/article_5.html

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