ケン・ローチの息子の監督デビュー作も! 第13回Kodak Inside Film Awards!

 オーストラリアの映画賞、第13回Kodak Inside Film Awards(IF賞)の結果より――。

 ノミネーションの発表は10月11日、受賞結果発表は11月16日に行なわれました。

 ◆作品賞(Showtime IF Award for Best Feature Film)
 ・“Face to Face” 監督:マイケル・ライマー(Michael Rymer)
 ・“Oranges and Sunshine” 監督:Jim Loach
 ◎“Red Dog” 監督:Kriv Stenders
 ・“The Eye of the Storm” 監督:フレッド・スケピシ

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 ◆監督賞(Fox Studios Australia IF Award for Best Direction)
 ・“Face to Face” マイケル・ライマー
 ◎“Red Dog” Kriv Stenders
 ・“Snowtown” Justin Kurzel

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 ◆男優賞(Destination NSW IF Award for Best Actor)
 ・ヴィンス・コロシモ(Vince Colosimo)、ルーク・フォード(Luke Ford)、クリストファー・コネリー(Christopher Connelly)、Matthew Newton、Robert Rabiah、Josh Saks “Face to Face”
 ・ディヴィッド・ウェンハム(David Wenham) “Oranges and Sunshine”
 ◎ジョシュ・ルーカス “Red Dog”
 ・ジェフリー・ラッシュ “The Eye of the Storm”

 ◆女優賞(Dinosaur Designs IF Award for Best Actress)
 ・シグリット・ソーントン(Sigrid Thornton)、Ra Chapman、ローラ・ゴードン(Laura Gordon)、Lauren Clair “Face to Face”
 ◎エミリー・ワトソン “Oranges and Sunshine”
 ・レイチェル・テイラー(Rachael Taylor) “Red Dog”
 ・ジュディー・デイヴィス “The Eye of the Storm”

 ◆脚本賞(IF Award for Best Script)
 ・“Face to Face” マイケル・ライマー
 ・“Oranges and Sunshine” ロナ・ムンロ(Rona Munro)
 ◎“Red Dog” ダニエル・タブリッツ(Daniel Taplitz)

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 ◆撮影賞(ARRI IF Award for Best Cinematography)
 ◎“Red Dog” ジェフリー・ホール(Geoff Hall)
 ・『レッド・ヒル』“Red Hill”(監督:パトリック・ヒューズ) ティム・ハドソン(Tim Hudson)
 ・“Snowtown” Adam Arkapaw

 ジェフリー・ホールは、『沈黙の奪還』『沈黙のステルス』などを手がける撮影監督。

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 ◆編集賞(AVID IF Award for Best Editing)
 ・“Face to Face” Sasha Dylan Bell
 ・“Oranges and Sunshine” ダニー・クーパー(Dany Cooper ASE)
 ・“Red Dog” ジル・ビルコック(Jill Bilcock ASE)
 ◎“Snowtown” ヴェロニカ・ジャネット(Veronika Jenet ASE)

 ダニー・クーパーは、『キャンディ』(2006)や『ディセンバー・ボーイズ』などを手がける編集者。
 ジル・ビルコックは、『リバティーン』『輝く夜明けに向かって』『エリザベス:ゴールデン・エイジ』『ヴィクトリア女王 世紀の愛』などを手がける編集者。
 ヴェロニカ・ジャネットは、『ホーリー・スモーク』『リトル・イタリーの恋』などを手がける編集者。

 ◆美術賞(Dyson IF Award for Best Production Design)
 ◎“Oranges and Sunshine” メリンダ・ドーリング(Melinda Doring)
 ・“Red Dog” Ian Gracie
 ・“Snowtown” Fiona Crombie

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 ◆録音賞(South Australian Film Corporation IF Award for Best Sound)
 ◎『ガフールの伝説』(監督:ザック・スナイダー) Wayne Pashle、Derryn Pasquill、 Polly McKinnon、Fabian Sanjurjo
 ・“Oranges and Sunshine” Andrew Plain、Gethin Creagh、James Currie、John Hughes
 ・“Snowtown” Frank Lipson MPSE、Andrew McGrath、Des Kenneally、Michael Carden、Erin McKimm、John Simpson

 ◆音楽賞(IF Award for Best Music)
 ・『ガフールの伝説』 デイヴィッド・ハーシュフェルダー(David Hirschfelder)
 ・“Oranges and Sunshine” リサ・ジェラード(Lisa Gerrard)
 ◎“Red Dog” チェザリー・スカビスゼウスキー(Cezary Skubiszewski)

 デイヴィッド・ハーシュフェルダーは、『ダンシング・ヒーロー』『シャイン』『スライディング・ドア』『エリザベス』『電話で抱きしめて』『オーストラリア』『サンクタム』などを手がける音楽家。
 リサ・ジェラードは、『インサイダー』『ブラックホーク・ダウン』『ALI アリ』『クジラの島の少女』『レイヤー・ケーキ』などを手がける音楽家。
 チェザリー・スカビスゼウスキーは、『タップ・ドッグス』などを手がける音楽家。前回は“Bran Nue Dae”でノミネートされていました。

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 ◆短編アニメーション賞(IF Award for Best Short Animation)
 ・“Nullabor” 監督:Patrick Sarell、Alister Lockhart
 ・“Polo’s Robot” 監督:Peter Lowey
 ◎“The Missing Key” 監督:ジョナサン・ニックス(Jonathan Nix)

 “Nullabor”は、アヌシー国際アニメーションフェスティバル2011コンペティション部門出品。
 Peter Loweyは、アヌシー国際アニメーションフェスティバル2011にて“Sidewalk Scribble”でYouTube賞を受賞しています。
 ジョナサン・ニックスは、『ハロー』“Hello”でアヌシー国際アニメーションフェスティバル2004国際批評家連盟賞を受賞しています。

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 “The Missing Key” 監督:ジョナサン・ニックス(Jonathan Nix)
 物語:1920年代。日本の若き作曲家ヒロ・ワサビは、ベニスに音楽留学し、そこでオーボエ奏者のネコJacuzziと仲良くなる。彼が通う音楽学校Scuola di Musicaには、恐ろしい先生マダム・ゼロがいて、ずる賢い貴族テレフィーノ伯が同級生として在籍していた。ヒロは、卒業制作作品を創作して、最優秀卒業制作賞Abacus Scroll賞を狙っていたが、それを聞きつけたテレフィーノ伯が、ヒロのアパートに忍び込んで、彼が創作した楽譜を盗み、彼のピアノを破壊する。ショックを受けたヒロは、卒業コンペに参加せずに、日本に帰ろうとする。ところが、帰路につこうとした道すがら、頭の中に、シンプルだけれど、美しい1つのメロディーが浮かぶ。彼は、コンペ会場に急ぎ、テレフィーノ伯の優勝を阻止しようとする……。
 オタワ国際アニメーションフェスティバル2011 インターナショナル・ショーケース部門出品。

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 ◆短編賞(Holding Redlich IF Award for Best Short Film)
 ・“Dik” 監督:クリストファー・ストレーリー(Chris Stollery)
 ・“Toot Toot” 監督:Brendon Skinner、Simon Williams
 ◎“When the Wind Changes” 監督:Alethea Jones

 “Dik”は、俳優クリストファー・ストレーリーの初監督短編。
 Brendon Skinnerは撮影スタッフで、“Red Dog”にもビデオ・アシスタント・オpレーターとして参加しています。
 Alethea Jonesは、オーストラリアのTVで活躍している女優。

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 “When the Wind Changes” 監督:Alethea Jones
 物語:かつては新鮮で豊富な水量があったデニアル湖は、急速に干上がりつつあり、ボートのチャーター・ビジネスをしていたジャック、ケヴィン、ブランディーの生活を困らせる。しかし、不思議なことが起こって、事態は解決しそうになるが、逆に、それが全く新しい問題を巻き起こす。

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 ◆短編ドキュメンタリー賞(Hackett Films IF Award for Best Short Documentary)
 ・“Murder Mouth” 監督:Madeleine Parry
 ◎“Umoja: No Men Allowed” 監督:Elizabeth Tadic
 ・“We Were Here” 監督:Amy Gebhardt

 “Umoja: No Men Allowed” 監督:Elizabeth Tadic
 Umojaは、北ケニアの、サンブル国立保護区の近くにある、女性だけで暮らしている村である。彼女たちは、サンブル族の出身で、かつては遊牧や牧畜で暮らしていたが、今では工芸品やサファリのツアー客を相手にした仕事をしている。そもそも彼女たちが女性だけの村を作るきっかけになったのは、80年代から90年代にかけて、近くにイギリス軍が駐留し、彼らがサンブル族の女性をレイプするという事件が多発したためだ。レイプされた女性は、夫から暴力を受けたり、村から追放されたりした。そんな彼女たちを救い、女性だけで団結するために、Rebecca Lolosoliがリーダーとなって。90年代半ばにUmojaを作ったのだ。

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 ◆ドキュメンタリー賞(IF Award for Best Documentary)
 ◎“I Am Eleven” 監督:Genevieve Bailey
 ・“Mrs Carey’s Concert” 監督:ボブ・コノリー(Bob Connolly)、Sophie Raymond
 ・“Orchids: My Intersex Adventure” 監督:Phoebe Hart

 ボブ・コノリーは、『黒い収穫』の監督。

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 “I Am Eleven” 監督:Genevieve Bailey
 子供ではないが大人でもない。そんな11歳の若者たちを、15カ国で取材し、彼らの社会的関心や強迫観念を探り、それらは文化が違えば違うのか、それとも同じ部分もあるのか、そして彼らがどのように自らのパーソナリティーを見出そうとしているのかなど、今日の世界における「11歳の肖像」を明らかにしていく。取り上げている国は、オーストラリア、オランダ、ドイツ、中国、スウェーデン、ブルガリア、タイ、チェコ、フランス、日本、インド、イギリス、フィンランド、モロッコ、アメリカ。

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 ◆ミュージック・ビデオ賞(SAE Institute IF Award for Best Music Video)
 ・Kimbra “Cameo Lover” 監督:Guy Franklin
 ◎オリビア・ニュートンジョン、WACCI “Magic”  監督:Dan Murphy
 ・The John Steele Singers “Overpass” 監督:Josh Groom

 ◆インディペンデント・スピリット賞(National Film & Sound Archive Independent Spirit IF Award)
 ・“Breaking the News” 監督:Nicholas Hansen
 ・“I Am Eleven” 監督:Genevieve Bailey
 ◎“Mad Bastards” 監督:Brendan Fletcher

 “Mad Bastards” 監督:Brendan Fletcher
 出演:Dean Daley-Jones、Karla Hart、Alex Lloyd、Douglas Macale、Patrick McCoy-Geary、Kelton Pell
 物語:TJは、まだ会ったことのない息子を見つけて、素晴らしいキンバリーを旅しようと考えている。途中で、彼はさまざな人々と出会って、音楽やハンティングやコミュニティーに触れ、自らの暴力的だった人生を振り返る。

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 ◆ライジング・タレント賞(AFTRS IF Award for Rising Talent)
 ・Julietta Boscolo(短編“Safe”の監督)
 ・Zak Hilditch(短編“Transmission”の監督)
 ◎Anthony Maras(短編“The Palace”の監督)

 ◆ブレイクアウト賞(The Out of the Box IF Award)
 ・Alison Bell
 ・Blake Davis
 ・Todd Lasance
 ・Annie Maynard
 ◎Anna McGahan
 ・Jessica Tovey

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 ◆TVへの貢献賞(Docklands Studios Melbourne IF Award for Contribution to Television)
 ・ピーター・アンドリキディス(Peter Andrikidis) [監督]
 ・ミカエル・ボーグランド(Mikael Borglund) [プロデューサー]
 ・Ewan Burnett [プロデューサー]
 ・Michael Cordell [プロデューサー]
 ・John Holmes [プロデューサー]
 ・クローディア・カーヴァン(Claudia Karvan) [女優]
 ・Des Monaghan [プロデューサー]
 ・David Mott [プロデューサー]
 ◎Rachel Perkins [監督]
 ・ロジャー・シンプソン(Roger Simpson) [プロデューサー]

 ◆生ける伝説賞(Jameson Living Legend IF Award)
 ◎Margaret Pomeranz [プロデューサー]
 ◎David Stratton

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 ◆ボックス・オフィス賞(Event Cinemas IF Award for Best Box Office Achievement)
 ◎“Red Dog”

 ◆最優秀映画祭(IF Award for Best Film Festival)
 ◎Dungog Film Festival

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 主な作品のノミネーション&受賞状況は以下の通りです。

 ・“Red Dog”(6/9):作品・監督・男優・女優・脚本・撮影・編集・美術・音楽
 ・“Oranges and Sunshine”(2/8):作品・男優・女優・脚本・編集・美術・録音・音楽
 ・“Face to Face”(0/6):作品・監督・男優・女優・脚本・編集
 ・“Snowtown”(1/5):監督・撮影・編集・美術・録音
 ・“The Eye of the Storm”(0/3):作品・男優・女優
 ・『ガフールの伝説』(1/2):録音・音楽

 結果は、“Red Dog”が最多ノミネートで最多受賞になり、IF賞2011をほぼ制覇しました。

 2011年のオーストラリア映画には、カンヌ国際映画祭2011コンペティション部門にも出品された『スリーピング ビューティー/禁断の悦び』もあったはずですが、IF賞では完全に無視されました。単に作品の評価がそういうことなのか、それとも何か規定があって外されたのか、よくわかりませんが。

 昨年度のIF賞ノミネート&受賞作品からは、『ブライト・スター ~いちばん美しい恋の詩~』、『小さな村の小さなダンサー』、『アニマル・キングダム』が劇場公開され、『THE SILENT WAR 戦場の絆』(“Beneath Hill 60”)がDVDリリースされました。
 本年度のノミネート&受賞作品からは、日本にも紹介されるとすれば、やっぱり“Red Dog”かなあと思いますが、さて、どうなるでしょうか。
 “Oranges and Sunshine”もなかなかよさそうで、劇場公開の可能性は高いように思いますが、少なくとも未紹介に終わることはないのではないでしょうか。キャストも題材もいいし、監督も話題性ありで、ちょっと楽しみに待っていてもいいように思います。

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 *当ブログ記事

 ・IF賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201011/article_23.html
 ・IF賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200911/article_32.html

 ・シドニー映画批評家協会賞 トップ20:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201112/article_54.html

 ・映画祭&映画賞カレンダー 2011年6月~2012年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201106/article_3.html

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 主なノミネート&受賞作品を簡単に紹介しておきます。

 ・“Red Dog”(オーストラリア) 監督:Kriv Stenders
 出演:ジョシュ・ルーカス、レイチェル・テイラー(Rachael Taylor)、ケイシャ=キャッスル・ヒューズ(Keisha Castle-Hughes)、ノア・テイラー(Noah Taylor)、ルーク・フォード(Luke Ford)
 物語:“赤犬”についての伝説的な実話の映画化。“赤犬”は、行方知れずになった主人を捜して、オーストラリアのアウトバックをさすらうが、それがバラバラだった地元民たちを結びつけることになる。
 アジア太平洋映画賞2011 児童映画賞ノミネート。

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 ・“Oranges and Sunshine”(オーストラリア・英) 監督:Jim Loach
 出演:デイヴィッド・ウェンハム(David Wenham)、エミリー・ワトソン、ヒューゴ・ウィーヴィング、タラ・モーリス
 物語: 1980年代、イギリスのソーシャル・ワーカーのマーガレット・ハンフリーズは、イギリス政府に「児童移民制度」について説明を求める。「児童移民制度」とは、イギリスの貧しい家庭の子供たちを、オーストラリアの裕福な家庭に養子に出すという名目で、1970年代までイギリス政府推奨の元に行なわれていた制度であったが、実際にオーストラリアに送られた子供たちは過酷な労働に就かされたり、性的虐待を受けたりしていたのだった……。
 マーガレット・ハンフリーズの回想録『からのゆりかご―大英帝国の迷子たち』を映画化したもの。
 監督のJim Loachは、ケン・ローチの息子で、これまで15年以上にわたってTVドラマの演出を手がけてきて、本作で映画監督デビュー。
 脚本は、『レディバード・レディバード』などを手がけるロナ・ムンロ。
 ローマ映画祭2010 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 釜山国際映画祭2010 ワールド・シネマ部門出品。
 サテライト・アワード2011 主演女優賞(エミリー・ワトソン)、助演男優賞(ヒューゴ・ウィーヴィング)ノミネート。

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 ・“Face to Face”(オーストラリア) 監督:マイケル・ライマー(Michael Rymer)
 出演:ヴィンス・コロシモ(Vince Colosimo)、ルーク・フォード(Luke Ford)、クリストファー・コネリー(Christopher Connelly)、Matthew Newton、Robert Rabiah、Josh Saks、シグリット・ソーントン(Sigrid Thornton)、Ra Chapman、ローラ・ゴードン(Laura Gordon)、Lauren Clair
 David Williamsonの同名戯曲の映画化。
 足場職人の青年がボスに暴行を振るったとされる事件について、10人が議論を交わしていく。一見、簡単そうに見えた事件は、議論が進むにつれて、思わぬ様相を呈してくる……。
 サンタバーバラ国際映画祭2011 パナヴィジョン・スピリット・アワード/インディペンデント映画賞(The Panavision Spirit Award for Independent Cinema)受賞。

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 ・“Snowtown”(オーストラリア) 監督:Justin Kurzel
 出演:Lucas Pittaway、Daniel Henshall、Louise Harris、Frank Cwertniak、Matthew Howard、Marcus Howard、Anthony Groves、Richard Green、Aaron Viergever
 物語:16歳のジェイミーは、カリスマチックな男性を紹介されて、彼と友情を育んでいく。しかし、より深い関係になった後、ジェイミーは、オーストラリアで最も有名な連続殺人鬼ジョン・バンティングのこと(小児愛者と言われる)を知り、彼を信頼していいのか、恐れなければならないのか、わからなくなってくる。
 カンヌ国際映画祭2011 批評家週間出品。スペシャル・メンション受賞。

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 ・“The Eye of the Storm”(オーストラリア) 監督:フレッド・スケピシ
 出演:ジェフリー・ラッシュ、シャーロット・ランプリング、ジュディー・デイヴィス
 物語:エリザベス・ハンターが死の床についていた。夫はとうの昔に亡くなり、子供たちも巣立って外国に去っていた。息子のバジルは、俳優になるためにロンドンに行ったが、いくつかの用事があり、時間もできたので、オーストラリアに戻り、母のベッドサイドにきていた。娘のドロシーは、フランス人と結婚したが、離婚し、何着かのシャネルのスーツは残ったものの、金目のものは何もない状態で放り出されていた。2人ともお金と癒しを必要としていたが、エリザベスならそれらを与えられるはずであった……。
 オーストラリアのノーベル賞作家パトリック・ホワイトの『台風の目』の映画化。
 トロント国際映画祭2011 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 アジア太平洋映画賞2011 女優賞ノミネート(ジュディー・デイヴィス)。

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