全部門解説! 第83回米国アカデミー賞ノミネーション!

 第83回米国アカデミー賞のノミネーションが発表されました。(1月25日)

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 ◆作品賞
 ・『127時間』 クリスチャン・コルソン、ダニー・ボイル、ジョン・スミッソン
 ・『ブラック・スワン』 マイク・メダヴォイ、ブライアン・オリヴァー、スコット・フランクリン
 ・『ザ・ファイター』 デイヴィッド・ホバーマン、トッド・リーバーマン、マーク・ウォールバーグ
 ・『インセプション』 エマ・トーマス、クリストファー・ノーラン
 ・『キッズ・オールライト』 ゲイリー・ギルバート、ジェフリー・レヴィ=ヒント、セリーヌ・ラトレイ
 ・『英国王のスピーチ』 イアン・カニング、エミール・シャーマン、ギャレス・アンウィン
 ・『ソーシャル・ネットワーク』 スコット・ルーディン、デイナ・ブルネッティ、マイケル・デ・ルカ、シーアン・チャフィン(Ceán Chaffin)
 ・『トイ・ストーリー3』 ダーラ・K・アンダーソン
 ・『トゥルー・グリット』 スコット・ルーディン、ジョエル&イーサン・コーエン
 ・『ウィンターズ・ボーン』 アン・ロッセリーニ、アリックス・マディガン(Alix Madigan-Yorkin)

 [データ]
 クリスチャン・コルソンは『スラムドッグ$ミリオネア』で受賞。
 ダニー・ボイルは『スラムドッグ$ミリオネア』で監督賞受賞。今回、脚色賞とダブル・ノミネート。
 ジョン・スミッソンは初ノミネート。
 マイク・メダヴォイとブライアン・オリヴァー、デイヴィッド・ホバーマン、トッド・リーバーマンは初ノミネート。
 マーク・ウォールバーグは、『ディパーテッド』で助演男優賞ノミネート。
 エマ・トーマスは初ノミネート。
 クリストファー・ノーランは、『メメント』で脚本賞にノミネートされて以来2度目のノミネート。今回、脚本賞とダブル・ノミネート。
 ゲイリー・ギルバートとジェフリー・レヴィ=ヒント、セリーヌ・ラトレイ、イアン・カニング、エミール・シャーマン、ギャレス・アンウィンは初ノミネート。
 スコット・ルーディンは、『めぐりあう時間たち』『ノーカントリー』以来のノミネート。『ノーカントリー』で受賞。今回2作品でノミネート。
 デイナ・ブルネッティとマイケル・デ・ルカは初ノミネート。
 シーアン・チャフィンは、『ベンジャミン・バトン』以来のノミネート。
 ダーラ・K・アンダーソンは初ノミネート。
 コーエン兄弟は、5作品で、作品賞4回、監督賞2回、脚本賞3回、脚色賞3回、編集賞2回ノミネート。『ファーゴ』で脚色賞、『ノーカントリー』で作品賞・監督賞・脚色賞受賞。今回3部門でノミネート。
 アン・ロッセリーニとアリックス・マディガンは初ノミネート。アン・ロッセリーニは、今回、脚色賞とダブル・ノミネート。

 [前哨戦の結果]
 前哨戦はほぼ完全に『ソーシャル・ネットワーク』が制覇。
 ノミネーションは、放送映画批評家協会賞と『キッズ・オールライト』と『ザ・タウン』が入れ替わっている以外9作品が同じ。受賞作は『ソーシャル・ネットワーク』
 ゴールデン・グローブ賞も『ソーシャル・ネットワーク』が受賞。
 製作者組合賞(PGA)は『英国王のスピーチ』が受賞。

 [傾向]
 脚本賞/脚色賞および編集賞との合致度が高い。

 *製作者組合賞(PGA)2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_42.html

 ◆監督賞
 ・ダーレン・アロノフスキー 『ブラック・スワン』
 ・ジョエル&イーサン・コーエン 『トゥルー・グリット』
 ・デイヴィッド・フィンチャー 『ソーシャル・ネットワーク』
 ・トム・フーパー 『英国王のスピーチ』
 ・ディヴィッド・O・ラッセル 『ザ・ファイター』

 [データ]
 監督組合賞(DGA)ノミネーションとは『トゥルー・グリット』と『インセプション』が入れ替わっています。
 ダーレン・アロノフスキーは初ノミネート。
 コーエン兄弟は、5作品で、作品賞4回、監督賞2回、脚本賞3回、脚色賞3回、編集賞2回ノミネート。『ファーゴ』で脚色賞、『ノーカントリー』で作品賞・監督賞・脚色賞受賞。今回3部門でノミネート。
 デイヴィッド・フィンチャーは、『ベンジャミン・バトン』以来2度目のノミネート。
 トム・フーパーとディヴィッド・O・ラッセルは、初ノミネート。

 [前哨戦の結果]
 デイヴィッド・フィンチャーが最多受賞。放送映画批評家協会賞もゴールデン・グローブ賞もデイヴィッド・フィンチャーが受賞。

 [傾向]
 作品賞と監督賞の合致度は80%以上。
 監督賞と監督組合賞(DGA)との合致度も80%以上。

 *監督組合賞(DGA)2011ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_34.html

 ◆主演男優賞
 ・ハヴィエル・バルデム “Biutiful”
 ・ジェフ・ブリッジス 『トゥルー・グリット』
 ・ジェシー・アイゼンバーグ 『ソーシャル・ネットワーク』
 ・コリン・ファース 『英国王のスピーチ』
 ・ジェームズ・フランコ 『127時間』

 今回あまり映画賞にノミネートされてこなかったハヴィエル・バルデムがノミネートされました。アカデミー賞はハヴィエル・バルデムがお好きということなのでしょう。

 [データ]
 ハヴィエル・バルデムは3度目のノミネート。『ノーカントリー』で助演男優賞受賞。
 ジェフ・ブリッジスは6度目のノミネート。昨年、『クレイジー・ハート』で主演男優賞受賞。
 ジェシー・アイゼンバーグとジェームズ・フランコは初ノミネート。
 コリン・ファースは2年連続2度目のノミネート。

 [前哨戦の結果]
 コリン・ファースが最多受賞。放送映画批評家協会賞もゴールデン・グローブ賞もコリン・ファースが受賞。
 俳優組合賞(SAG)とはハヴィエル・バルデムとロバート・デュヴァルが入れ替わっています。放送映画批評家協会賞とゴールデン・グローブ賞とSAGとすべてにノミネートされているのはジェシー・アイゼンバーグ、コリン・ファース、ジェームズ・フランコの3人です。

 [傾向]
 ゴールデン・グローブ賞と俳優組合賞(1月30日発表)をダブル受賞した俳優は、75%の確率で、アカデミー賞を受賞しています。

 *俳優組合賞(SAG)2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_35.html

 ◆主演女優賞
 ・アネット・ベニング 『キッズ・オールライト』
 ・ニコール・キッドマン “Rabbit Hole”
 ・ジェニファー・ローレンス 『ウィンターズ・ボーン』
 ・ナタリー・ポートマン 『ブラック・スワン』
 ・ミシェル・ウィリアムズ 『ブルーバレンタイン』

 [データ]
 アネット・ベニングは4度目のノミネートで無冠。
 ニコール・キッドマンは3度目のノミネートで、『めぐりあう時間たち』で主演女優賞受賞。
 ジェニファー・ローレンスは初ノミネート。
 ナタリー・ポートマンは『クローサー』以来2度目のノミネート。
 ミシェル・ウィリアムズは『ブロークバック・マウンテン』以来2度目のノミネート。

 サリー・ホーキンスは、『ハッピー・ゴー・ラッキー』の時と同じく、今回も米国アカデミー賞に無視されました。レスリー・マンヴィルもノミネートされませんでした。

 [前哨戦の結果]
 初期戦は混戦状態でしたが、後半はほぼナタリー・ポートマンが制しています。
 放送映画批評家協会賞もゴールデン・グローブ賞もナタリー・ポートマンが受賞しています。
 俳優組合賞(SAG)ノミネーションとは、ミシェル・ウィリアムズとヒラリー・スワンクが入れ替わっています。

 [傾向]
 ゴールデン・グローブ賞と俳優組合賞(1月30日発表)をダブル受賞した俳優は、75%の確率で、アカデミー賞を受賞しています。

 ◆助演男優賞
 ・クリスチャン・ベール 『ザ・ファイター』
 ・ジョン・ホークス 『ウィンターズ・ボーン』
 ・ジェレミー・レナー 『ザ・タウン』
 ・マーク・ラファロ 『キッズ・オールライト』
 ・ジェフリー・ラッシュ 『英国王のスピーチ』

 ひょっとすると、マイケル・ダグラスが功労賞的にノミネートされるかもと思いましたが、ノミネートされませんでした。

 [データ]
 クリスチャン・ベールとジョン・ホークスとマーク・ラファロは初ノミネート。
 ジェレミー・レナーは昨年の『ハート・ロッカー』に続き2度目のノミネート。
 ジェフリー・ラッシュは4度目のノミネート。1997年に『シャイン』で主演男優賞を受賞しています。

 [前哨戦の結果]
 クリスチャン・ベールがほぼ完全にこの部門を制しています。
 俳優組合賞(SAG)ノミネーションと全く同じ顔ぶれになりました。

 [傾向]
 データ上、クリスチャン・ベールが当確です。

 ◆助演女優賞
 ・エイミー・アダムス 『ザ・ファイター』
 ・ヘレナ・ボナム・カーター 『英国王のスピーチ』
 ・メリッサ・レオ 『ザ・ファイター』
 ・ヘイリー・スタインフェルド 『トゥルー・グリット』
 ・ジャッキー・ウィーバー “Animal Kingdom”

 [データ]
 エイミー・アダムスは3度目のノミネート。
 ヘレナ・ボナム・カーターは1998年の『鳩の翼』以来2度目のノミネート。
 メリッサ・レオは2年ぶり2度目のノミネート。
 ヘイリー・スタインフェルドとジャッキー・ウィーバーは初ノミネート。

 [前哨戦の結果]
 俳優組合賞(SAG)ノミネーションとはジャッキー・ウィーバーとミラ・クニスが入れ変わっています。放送映画批評家協会賞ノミネーションとはすべて重なっています。
 前哨戦的には全くの混戦ですが、放送映画批評家協会賞とゴールデン・グローブ賞はメリッサ・レオが受賞しています。

 [傾向]
 俳優組合賞(1月30日発表)でもメリッサ・レオが受賞すれば、彼女が最有力となります。

 ◆オリジナル脚本賞
 ・『キッズ・オールライト』 リサ・チョロデンコ、スチュアート・ブルムバーグ
 ・『ザ・ファイター』 スコット・シルヴァー、ポール・タマジー、エリック・ジョンソン、キース・ドリントン
 ・“Another Year” マイク・リー
 ・『インセプション』 クリストファー・ノーラン
 ・『英国王のスピーチ』 デイヴィッド・サイドラー

 [データ]
 リサ・チョロデンコ、スチュアート・ブルムバーグ、スコット・シルヴァー、ポール・タマジー、エリック・ジョンソン、キース・ドリントン、デイヴィッド・サイドラーは初ノミネート。
 マイク・リーは、5作品で7度目のノミネート。無冠。
 クリストファー・ノーランは、『メメント』で脚本賞にノミネートされて以来2度目のノミネート。今回、作品賞とダブル・ノミネート。

 [前哨戦の結果]
 前哨戦では『英国王のスピーチ』が最多受賞で、『インセプション』がそれに続いています。
 脚本家組合賞(WGA)ノミネーションとは『キッズ・オールライト』『ザ・ファイター』『インセプション』が重なっています。

 [傾向]
 オリジナル脚本賞と脚本家組合賞(WGA)でノミネーションが重なった作品から受賞作が出る確率は過去12年間のデータで91.7%、受賞作が同じになる確率は70.8%です。
 なので、前哨戦の結果からすれば、『英国王のスピーチ』が有力ですが、過去のデータからすれば『キッズ・オールライト』『ザ・ファイター』『インセプション』の中から脚本賞が出る確率の方が高いということになります。
 過去6年間のうち、前回を除く5回は、脚本家組合賞とアカデミー賞は全く同じ結果になっています。

 *脚本家組合賞(WGA)2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_7.html

 ◆脚色賞
 ・『トイ・ストーリー3』 マイケル・アーント、ジョン・ラセター、アンドリュー・スタントン、リー・アンクリッチ
 ・『127時間』 ダニー・ボイル、サイモン・ボーフォイ
 ・『トゥルー・グリット』 ジョエル&イーサン・コーエン
 ・『ウィンターズ・ボーン』 デブラ・グラニック、アン・ロッセリーニ
 ・『ソーシャル・ネットワーク』 アーロン・ソーキン

 [データ]
 マイケル・アーントは、『リトル・ミス・サンシャイン』で受賞して以来2度目のノミネート。
 ジョン・ラセターは、6度目のノミネート。1996年に特別貢献賞を受賞した以外は受賞していません。
 アンドリュー・スタントンは、6度目のノミネートで、『ファインディング・ニモ』と『ウォーリー』で長編アニメーション賞を受賞しています。
 リー・アンクリッチは初ノミネート。今回長編アニメーション賞とダブル・ノミネート。
 ダニー・ボイルは『スラムドッグ$ミリオネア』で監督賞受賞。今回、脚色賞とダブル・ノミネート。
 サイモン・ボーフォイは3度目のノミネート。『スラムドッグ$ミリオネア』で受賞。
 コーエン兄弟は、5作品で、作品賞4回、監督賞2回、脚本賞3回、脚色賞3回、編集賞2回ノミネート。『ファーゴ』で脚色賞、『ノーカントリー』で作品賞・監督賞・脚色賞受賞。今回3部門でノミネート。
 デブラ・グラニックは初ノミネート。
 アン・ロッセリーニは初ノミネート。今回、作品賞とダブル・ノミネート。
 アーロン・ソーキンは初ノミネート。

 [前哨戦の結果]
 前哨戦は『ソーシャル・ネットワーク』がほぼ完全に制覇しています。
 脚本家組合賞(WGA)ノミネーションとは『127時間』と『トゥルー・グリット』と『ソーシャル・ネットワーク』が重なっています。

 [傾向]
 データ上、『ソーシャル・ネットワーク』が当確です。

 ◆撮影賞
 ・『ブラック・スワン』 マシュー・リバティーク
 ・『インセプション』 ウォーリー・フィスター
 ・『英国王のスピーチ』 ダニー・コーエン
 ・『ソーシャル・ネットワーク』 ジェフ・クローネンウェス
 ・『トゥルー・グリット』 ロジャー・ディーキンス

 [データ]
 マシュー・リバティークとダニー・コーエンとジェフ・クローネンウェスは初ノミネート。
 ウォーリー・フィスターは4度目のノミネート。
 ロジャー・ディーキンスは9度目のノミネートにして、無冠。

 [前哨戦の結果]
 混戦。マシュー・リバティークがやや優位で、ウォーリー・フィスターがそれに続いています。
 撮影監督協会賞(ASC)ノミネーションと全く同じ顔ぶれです。

 *撮影監督協会賞(ASC)2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_23.html

 ◆編集賞
 ・『127時間』 ジョン・ハリス
 ・『ブラック・スワン』 アンドリュー・ワイスブラム
 ・『ザ・ファイター』 パメラ・マーティン
 ・『英国王のスピーチ』 タリク・アンウォー
 ・『ソーシャル・ネットワーク』 アンガス・ウォール、カーク・バクスター

 [データ]
 ジョン・ハリスとアンドリュー・ワイスブラムとパメラ・マーティンは初ノミネート。
 タリク・アンウォーは2000年の『アメリカン・ビューティー』以来2度目のノミネートです。
 アンガス・ウォールとカーク・バクスターは、『ベンジャミン・バトン』以来2度目のノミネートです。

 [前哨戦の結果]
 バラバラです。放送映画批評家協会賞をはじめ、いくつかの映画賞で『インセプション』が受賞していますが、ここではノミネートされませんでした。

 [傾向]
 編集賞と編集者組合賞(ACE)の受賞結果は90%以上の確率で合致し、編集賞と作品賞も高い確率で合致しています。ということは『ソーシャル・ネットワーク』が最有力です。

 *編集者組合賞(ACE)2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_31.html

 ◆美術賞
 ・『アリス・イン・ワンダーランド』 ロバート・ストロンバーグ、カレン・オハラ
 ・『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』 スチュアート・クレイグ、ステファニー・マクミラン(Stephenie McMillan)
 ・『インセプション』 ガイ・ヘンドリックス・ディアス、Larry Dias、Doug Mowat
 ・『英国王のスピーチ』 イヴ・スチュアート、Judy Farr
 ・『トゥルー・グリット』 ジェス・ゴンコール、Nancy Haigh

 [データ]
 ロバート・ストロンバーグは前回『アバター』で受賞しています。ノミネートは3度目。
 カレン・オハラは、『ハスラー2』以来2度目のノミネート。
 スチュアート・クレイグは9度目のノミネートで、過去に『ガンジー』『危険な関係』『イングリッシュ・ペイシェント』で受賞しています。ステファニー・マクミランは4度目のノミネートで、過去に『イングリッシュ・ペイシェント』で受賞しています。
 ガイ・ヘンドリックス・ディアス、Larry Dias、Doug Mowatは初ノミネート。
 イヴ・スチュアートは、『トプシー・ターヴィー』以来2度目のノミネート。Judy Farrは初ノミネート。
 ジェス・ゴンコールは初ノミネート。Nancy Haighは6度目のノミネートで、『バグジー』で受賞しています。

 [前哨戦の結果]
 『インセプション』か『シャッター・アイランド』か。
 放送映画批評家協会賞は『インセプション』でした。

 *美術監督組合賞(ADG)2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_15.html

 ◆衣裳デザイン賞
 ・『アリス・イン・ワンダーランド』 コリーン・アトウッド
 ・“I Am Love (Io sono l’amore)” Antonella Cannarozzi
 ・『英国王のスピーチ』 ジェニー・ビーヴァン
 ・“The Tempest” サンディー・パウエル
 ・『トゥルー・グリット』 メアリー・ゾフレス

 [データ]
 コリーン・アトウッドは9度目のノミネート。『シカゴ』と『SAYURI』で受賞しています。
 Antonella Cannarozziは初ノミネート。
 ジェニー・ビーヴァンは9度目のノミネート。『眺めのいい部屋』で受賞しています。
 サンディー・パウエルは2年連続9度目のノミネート。『恋におちたシェイクスピア』と『アビエイター』『ヴィクトリア女王 世紀の愛』で受賞しています。
 メアリー・ゾフレスは初ノミネート。

 [前哨戦の結果]
 前哨戦は『アリス・イン・ワンダーランド』が受賞しています。

 *衣裳デザイナー組合賞(CDG)2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_46.html

 ◆メイキャップ賞
 ・“Barney's Version” Adrien Morot
 ・“The Way Back” Edouard F. Henriques、Gregory Funk、Yolanda Toussieng
 ・『ウルフマン』 リック・ベイカー、Dave Elsey

 [データ]
 Adrien Morotは初ノミネート。
 Edouard F. Henriquesは3度目のノミネート。
 Gregory Funkは初ノミネート。
 Yolanda Toussiengは4度目のノミネート。『ミセス・ダウト』と『エド・ウッド』で受賞しています。
 リック・ベイカーは12回目のノミネート。過去に6回受賞。Dave Elseyは2度目のノミネート。

 [前哨戦の結果]
 映画批評家協会賞ノミネーションとは1作品も重なっていません。

 *米国アカデミー賞2011 メイキャップ賞セミファイナリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_22.html

 ◆視覚効果賞
 ・『アリス・イン・ワンダーランド』 ケン・ラルストン、David Schaub、Carey Villegas、Sean Phillips
 ・『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』 ティム・バーク、John Richardson、Christian Manz、ニコラス・アイターディー(Nicolas Aithadi)
 ・『ヒア アフター』 Michael Owens、Bryan Grill、Stephan Trojanski、Joe Farrell
 ・『インセプション』 Paul Franklin、クリス・コーボールド、Andrew Lockley、Peter Bebb
 ・『アイアンマン2』 ジャネク・サーズ、Ben Snow、Ged Wright、Daniel Sudick

 [データ]
 ケン・ラルストンは7度目のノミネート。過去に4度受賞。
 David Schaub、Carey Villegas、Sean Phillipsは初ノミネート。
 ティム・バークは3度目のノミネート。『グラディエーター』で受賞。
 John Richardsonは5度目のノミネート。『エイリアン』で受賞。
 Christian Manzとニコラス・アイターディーは初ノミネート。
 Michael OwensとBryan GrillとJoe Farrellは初ノミネート。
 Stephan Trojanskiは初ノミネート。ただし、2008年に技術貢献賞を受賞しています。
 Paul Franklinとクリス・コーボールドはともに『ダークナイト』以来2度目のノミネート。
 Andrew LockleyとPeter Bebbは初ノミネート。
 ジャネク・サーズは2度目のノミネート。
 Ben Snow とDaniel Sudickは4度目のノミネート。
 Ged Wrightは初ノミネート。

 [前哨戦の結果]
 前哨戦では『インセプション』が優勢。
 視覚効果協会賞(VES)2011 ノミネーションとは、『ヒア アフター』と『トロン:レガシー』が入れ替わっています。

 *視覚効果協会賞(VES)2011ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_17.html
 *米国アカデミー賞2011 視覚効果賞 セミファイナリスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_9.html

 ◆録音賞
 ・『インセプション』 Lora Hirschberg、Gary A. Rizzo、Ed Novick
 ・『英国王のスピーチ』 Paul Hamblin、Martin Jensen、John Midgley
 ・『ソルト』 Jeffrey J. Haboush、Greg P. Russell、Scott Millan、William Sarokin
 ・『ソーシャル・ネットワーク』 Ren Klyce、デイヴィッド・パーカー、Michael Semanick、Mark Weingarten
 ・『トゥルー・グリット』 Skip Lievsay、Craig Berkey、Greg Orloff、Peter F. Kurland

 [データ]
 Lora Hirschberg、Gary A. Rizzoは、『ダークナイト』以来2度目のノミネート。
 Ed Novickは3度目のノミネート。
 Paul Hamblin、Martin Jensenは初ノミネート。
 John Midgleyは2度目のノミネート。
 Jeffrey J. Haboushは2度目のノミネート。
 Greg P. Russellは14回目のノミネート。無冠。
 Scott Millanは、8度目のノミネート。これまで4度受賞しています。
 William Sarokinは初ノミネート。
 Ren Klyceは初ノミネート。
 デイヴィッド・パーカーは6度目のノミネート。過去に2度受賞しています。
 Michael Semanickは8度目のノミネート。過去に2度受賞。
 Mark Weingartenは2度目のノミネート。
 Skip Lievsayは2008年に『ノーカントリー』で2部門、今回も『トゥルー・グリット』で2部門でノミネートされています。
 Craig Berkeyは2008年に『ノーカントリー』で、今回は『トゥルー・グリット』で2部門でノミネートされています。
 Greg Orloffは3度目のノミネート。『Ray/レイ』で受賞しています。
 Peter F. Kurlandは3度目のノミネート。

 [前哨戦の結果]
 映画音響協会賞(CAS)2011 ノミネーションとは『インセプション』『ソーシャル・ネットワーク』『トゥルー・グリット』が重なっています。

 *映画音響協会賞(CAS)2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_16.html

 ◆音響編集賞
 ・『インセプション』 Richard King
 ・『トイ・ストーリー3』 トム・マイヤーズ、Michael Silvers
 ・『トロン:レガシー』 Gwendolyn Yates Whittle、Addison Teague
 ・『トゥルー・グリット』 Skip Lievsay、Craig Berkey
 ・『アンストッパブル』 Mark P. Stoeckinger

 [データ]
 Richard Kingは4度ノミネート、2度受賞。
 トム・マイヤーズは3年連続3度目のノミネート。
 Michael Silversは6度目のノミネート。『Mr.インクレディブル』で受賞。
 Gwendolyn Yates Whittleは『アバター』以来2度目のノミネート。
 Addison Teagueは初ノミネート。
 Skip Lievsayは2008年に『ノーカントリー』で2部門、今回も『トゥルー・グリット』で2部門でノミネートされています。
 Craig Berkeyは2008年に『ノーカントリー』で、今回は『トゥルー・グリット』で2部門でノミネートされています。
 Mark P. Stoeckingerは2年連続3度目のノミネート。

 ・ゴールデン・リール賞2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_47.html

 ◆オリジナル作曲賞
 ・『ヒックとドラゴン』 ジョン・パウエル
 ・『インセプション』  ハンス・ジマー
 ・『英国王のスピーチ』 アレクサンドル・デプラ
 ・『127時間』 A・R・ラフマーン
 ・『ソーシャル・ネットワーク』 トレント・レズナー、アッティカス・ロス

 クリント・マンセル(『ブラック・スワン』)は落選しました。

 [データ]
 ジョン・パウエルは初ノミネート。
 ハンス・ジマーは9度目のノミネート。『ライオン・キング』で受賞。
 アレクサンドラ・デプラは3年連続4度目のノミネート。
 A・R・ラフマーンは今回2部門でノミネート。2009年に3ノミネート2部門受賞。
 トレント・レズナーとアッティカス・ロスは初ノミネート。

 [前哨戦の結果]
 混戦。
 放送映画批評家協会賞とゴールデン・グローブ賞は『ソーシャル・ネットワーク』が受賞。

 ◆オリジナル歌曲賞
 ・‘Coming Home’-“Country Strong” 作曲・作詞:Tom Douglas、Troy Verges、Hillary Lindsey
 ・‘I See the Light’-『塔の上のラプンツェル』 作曲:アラン・メンケン 作詞:グレン・スレイター
 ・‘If I Rise’-『127時間』 作曲:A・R・ラフマーン 作詞:Dido、Rollo Armstrong
 ・‘We Belong Together’-『トイ・ストーリー3』 作曲・作詞:ランディー・ニューマン

 本命だった‘You Haven’t Seen The Last Of Me’(『バーレスク』)は落選してしました。

 [データ]
 Tom Douglas、Troy Verges、Hillary Lindseyは初ノミネート。
 アラン・メンケンは19回ノミネートで、8回受賞。
 グレン・スレイターは初ノミネート。
 A・R・ラフマーンは今回2部門でノミネート。2009年に3ノミネート2部門受賞。
 DidoとRollo Armstrongは初ノミネート。
 ランディー・ニューマンは2年連続20回目のノミネート、『モンスターズ・インク』で受賞。

 [前哨戦の結果]
 本命だったYou Haven’t Seen The Last Of Me’以外では放送映画批評家協会賞受賞の‘If I Rise’が有望。

 *米国アカデミー賞2011 オリジナル歌曲賞候補41曲 発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_30.html

 ◆短編映画賞
 ・“The Confession”(英) Tanel Toom(監督)
 ・“The Crush”(アイルランド) Michael Creagh(監督)
 ・“God of Love”(米) Luke Matheny(監督)
 ・“Na Wewe”(ベルギー) Ivan Goldschmidt(監督)
 ・“Wish 143”(英) Ian Barrnes(監督)、Samantha Waite

 [データ]
 全員初ノミネート。

 *短編映画賞2011候補詳細:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_17.html

 ◆長編ドキュメンタリー賞
 ・“Exit Through the Gift Shop”(米・英) Banksy(監督)、Jaimie D’Cruz
 ・“Gasland”(米) Josh Fox(監督)、Trish Adlesic
 ・“Inside Job”(米) チャールズ・ファーガソン(監督)、Audrey Marrs
 ・“Restrepo”(米) Tim Hetherington、Sebastian Junger(ともに監督)
 ・『ヴィック・ムーニーズ/ごみアートの奇跡』(ブラジル・英) ルーシー・ウォーカー、Angus Aynley

 有力候補であった“Enemies of the People”や“The Tillman Story”や“Waiting for ‘Superman’”が落選してしまいました。

 [データ]
 チャールズ・ファーガソンとAudrey Marrsは2008年の“No End in Sight”以来のノミネート。
 他はすべて初ノミネート。

 [前哨戦の結果]
 混戦ながらやや“Exit Through the Gift Shop”がリード。

 *長編ドキュメンタリー賞2011候補詳細:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201011/article_29.html

 ◆短編ドキュメンタリー賞
 ・“Killing in the Name”(米) 対象者未定
 ・“Poster Girl”(米) 対象者未定
 ・“Strangers No More”(米) Karen Goodman、Kirk Simon(ともに監督)
 ・“Sun Come Up”(米・パプア・ニューギニア) Jennifer Redfearn、Tim Metzger(ともに監督)
 ・“The Warriors of Qiugang(仇崗勇士)”(中・米) Ruby Yang(監督)、Thomas Lennon

 [データ]
 Ruby Yang とThomas Lennonは“The Blood of Yingzhou District”で2007年に短編ドキュメンタリー賞を受賞しています。Thomas Lennonは1996年にも長編ドキュメンタリー賞部門でノミネートされています。
 他はいずれも初ノミネート。

 *短編ドキュメンタリー候補2011詳細:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201010/article_25.html

 ◆長編アニメーション賞
 ・『ヒックとドラゴン』(米) クリス・サンダース、ディーン・デュボア(ともに監督)
 ・『イリュージョニスト』(英・仏) シルヴァン・ショメ(監督)
 ・『トイ・ストーリー3』(米) リー・アンクリッチ(監督)

 [データ]
 クリス・サンダースとディーン・デュボアは、監督作品『リロ&スティッチ』(2002)が米国アカデミー賞2003長編アニメーション賞にノミネートされています。
 シルヴァン・ショメは、『老婦人とハト』(1998)で米国アカデミー賞短編アニメーション賞1998ノミネート。『ベルヴィル・ランデブー』(2003)で長編アニメーション賞2004ノミネート。
 リー・アンクリッチは初ノミネート。今回脚色賞とダブル・ノミネート。リー・アンクリッチは、『トイ・ストーリー2』『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』の共同監督で、このうち『モンスターズ・インク』は米国アカデミー賞2002長編アニメーション賞ノミネート、『ファインディング・ニモ』は米国アカデミー賞2004長編アニメーション賞受賞。ただし、リー・アンクリッチ自身は、いずれの作品でも受賞対象者になっていません。

 [前哨戦の結果]
 『トイ・ストーリー3』がほぼ完全に制覇しています。

 *長編アニメーション賞2011候補詳細:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201011/article_24.html

 ◆短編アニメーション賞
 ・『デイ&ナイト』(米) テディー・ニュートン(監督)
 ・“The Gruffalo”(英) Jakob Schuh、Max Lang(ともに監督)
 ・“Let’s Pollute”(米) Geefwee Boedoe(監督)
 ・“The Lost Thing”(オーストラリア・米) Shaun Tan、Andrew Ruhemann(いずれも監督)
 ・『マダガスカルのトラベルノート』“Madagascar, Carnet de Voyage (Madagascar, a Journey Diary)”(仏) Bastien Dubois(監督)

 [データ]
 いずれも初ノミネート。

 *短編アニメーション賞2011候補詳細:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_4.html

 ◆外国語映画賞
 ・“Hors la Loi (Outside the Law)”(アルジェリア)
 ・“Incendies”(カナダ)
 ・“In a Better World (Hævnen)”(デンマーク)
 ・“Dogtooth (Κυνόδοντας)”(ギリシャ)
 ・“Biutiful”(メキシコ)

 外国語映画賞最多受賞国上位7カ国代表作品がすべて落選するというノミネーションになりました。デンマークが受賞すれば3作品目、他の国が受賞すれば2作品目となります。

 [データ]
 これまで作品が外国映画賞ノミネーションまで進んだことがある監督が3人いますが、受賞すれば、いずれも初となります。
 アルジェリア:ラシッド・ブシャール 1996年 “Dust of Life”、2007年 『デイズ・オブ・グローリー』
 デンマーク:スザンネ・ビア 2007年 『アフター・ウェディング』
 メキシコ:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ 2001年 『アモーレス・ペロス』

 [前哨戦の結果]
 これまでの前哨戦では、『母なる証明』や『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』『アンプロフェット』など今回のエントリー作品に挙がっていない作品ばかり外国(語)映画賞を受賞しているので、この部門に関しては参考になるデータはほとんどありません。
 ゴールデン・グローブ賞では“In a Better World (Hævnen)”が受賞しています。

 *外国映画賞2011候補詳細:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_39.html
 *米国アカデミー賞2011 外国語映画賞各国代表リスト その1:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201009/article_29.html
 *米国アカデミー賞2011 外国語映画賞各国代表リスト その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201009/article_40.html

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 リストを書き出していて、いろいろ気づいたことがありますが、字数が上限に達してしまったので、それは記事を改めることにしたいと思います。

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 *当ブログ記事
 ・オスカー2011への道 見どころ! トリビア! 予想など!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_41.html

 ・映画祭&映画賞カレンダー 2010年12月~2011年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_48.html

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