2010年にブレイクアウトした10人!

 Awards Dailyに、2011年のオスカーにからんでブレイクアウトしそうなトップ10という記事がアップされました(正確なタイトルは“Top Ten Breakout Names of Oscars 2010”)。(10月3日)

 “Breakout Names of Oscars”(オスカーにからんでブレイクアウトしそうな名前)というのは、昨年で言えば、キャリー・マリガンやアナ・ケンドリック、ガボレイ・シディベ、モニーク、ジェレミー・レナーらのことで、それ以前ではほぼ無名だったのにもかかわらず、出演作がオスカーレースにからんできたことで一躍脚光を浴び、自身もアカデミー賞にノミネートされてさらに注目される、そういうニューフェイスのことです。

 ガボレイ・シディベなんか、その後、とんと話を聞かないね、なんていうこともありますが、2010年の映画賞レースでも、もう既に何人か、新しい名前が挙がってきつつあったので、この記事はまさにタイムリーだったわけです。

 中には、この人、ニューフェイス(Breakout)じゃないじゃないか、という人も混じっているし、帳尻合わせのためなのか、なぜか「8」が抜けていたりしますが、今、この時期にこうした名前を挙げておくのも面白いか、とも思い、軽~く書き出しておくことにしました。
 昨年のこの時期に、キャリー・マリガンやアナ・ケンドリック、ガボレイ・シディベなんていう名前を知っている日本人はごく限られていましたし、特にキャリー・マリガンとガボレイ・シディベに関しては、日本の配給会社の正式なプレスリリースが出るまで(ともに2010年1月)は、日本語表記にもかなりバラつきがありました……。

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 1.ジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)
 『ウィンターズ・ボーン』に主演して、注目される。
 ニコール・キッドマン、ナタリー・ポートマン、アネット・ベニング、ナオミ・ワッツ、ヒラリー・スワンク、ダイアン・レインらに混じって、2010年度映画賞レースの主演女優賞候補。
 『あの日、欲望の大地で』で、ベネチア国際映画祭2008 マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人賞)受賞。
 今後の公開予定作品として、ジョディー・フォスター監督、メル・ギブソン主演の“The Beaver”や『Xメン』シリーズの最新作が控えています。

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 2.ジェシー・アイゼンバーグ(Jessie Eisenberg)
 デイヴィッド・フィンチャーの『ソーシャル・ネットワーク』の主役に抜擢されて大注目の27歳(ちょうど今日(10月5日)が誕生日)。
 これまでの出演作は、けっこう日本でも公開されています。『卒業の朝』(2002)、『ヴィレッジ』(2004)、『イカとクジラ』(2005)、『ウェス・クレイヴン's カースド』(2005)、『ハンティング・パーティ』(2007)、『アドベンチャーランドへようこそ』(2009)、『ゾンビランド』(2009)など。
 いかにもウェス・アンダーソンやノア・バウムバックの映画に出てきそうな、線が細くて、内向的で、ちょっと神経質で、傷つきやすい、文科系の若者という感じの役(日本で言うと二宮和也とか?)が多かったようです。

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 3.アンドリュー・ガーフィールド(Andrew Garfield)
 『わたしを離さないで』“Never Let Me Go”と『ソーシャル・ネットワーク』という話題の2作品に出演。
 これまでの出演作は、『大いなる陰謀』(2007)、『BOY A』(2007)、『ブーリン家の姉妹』 (2008)、『Dr.パルナサスの鏡』(2009)。『BOY A』で、BAFTA主演男優賞受賞。
 『スパイダーマン』シリーズの最新作にも出演決定。

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 4.デブラ・グラニック(Debra Granik)
 『ウィンターズ・ボーン』の監督・脚本家。
 サンダンス映画祭2010で『ウィンターズ・ボーン』が上映された時から既に高い評価を受けていて、オスカー2011では脚本賞にノミネートされるのではないかと噂されている。

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 5.リサ・チョロデンコ
 “The Kids Are All Right”の監督・脚本家。
 新人監督でもなんでもないし、日本でも2作品が劇場公開されていますが、“The Kids Are All Right”で再ブレイクというところでしょうか。監督デビュー当時に注目されて以降、ほとんど忘れられかけていたのに、再びチャンスを手にする、という話は、ハリウッド映画人の好む話だったりします。

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 6、Derek Cianfrance
 “Blue Valentine”の監督。
 1998年に長編監督デビューしていながら、その後はTVの世界へ。
 “Blue Valentine”は、2010年で最も感動的だった映画の1つで、最低でも脚本賞にノミネートされるだろう、とAwards Dailyは書いています。
 監督は、ルックスがライアン・ゴズリングに似てるように見えますが、だからこそ、自身の分身として彼を主演に選んだのでしょうか。

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 7.レスリー・マンヴィル(Lesley Manville)
 今年のカンヌで“Another Year”(監督:マイク・リー)が上映された時から今年の女優賞候補に挙がっていました。
 新人でもなければ、若くもない(1956年生まれ)けれど、“Another Year”で、これまで培ってきた演技力がここで花開いたというか、注目されるべき作品で、相応しい役を得、それに見事に応えて、40年近いキャリアで“ブレイク”しました。
 最初の夫はゲイリー・オールドマンで、彼との一児をもうけ、その後、2度目の結婚をしたものの、息子と2人で生きるという道を選んだ、というのも、『フローズン・リバー』で“ブレイク”したメリッサ・レオを思い出させます。

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 9.ハイリー・ステインフェルド(Hailee Steinfeld)
 ジェフ・ブリッジス、ジョシュ・ブローリン、マット・デイモンらと共演の“True Grit”(監督:コーエン兄弟)で、絶賛される。
 2010年の新人女優としては、ジェニファー・ローレンスと並ぶ注目株。

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 10.フランキー・マクラレン(Frankie McClaren)とセシル・ド・フランス
 ともにイーストウッドの最新作“Hereafter”に出演しています。
 セシル・ド・フランスは、フランス映画界では既に中堅女優の1人という感じですが、アメリカ人には新鮮に映ったということでしょうか。

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 Awards Dailyは、「これらは、今年のニューカマーのほんの一部です。あなたの目に映った2010年最大のブレイクアウト・スターは誰ですか?」(“These are a few of the standout newcomers this year. What others have caught your eye as the biggest breakout stars for 2010?”)という文で、この記事を締めくくっています。

 *オリジナル記事:http://www.awardsdaily.com/2010/10/top-ten-breakout-stars-of-oscars-2010/#more-29352

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 *当ブログ記事
 ・ポスト・トロントでのオスカー2011予想 21部門:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201009/article_41.html
 ・25週前のオスカー2011予想!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201009/article_1.html
 ・2010年前半期全米ムービー・チャート TOP35!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201007/article_9.html
 ・早くも2011年米国アカデミー賞を予想してみました!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201003/article_25.html

 ・映画祭&映画賞カレンダー 2010年5月~2011年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201005/article_23.htm

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