シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭 2010 ラインナップ その3!

 第43回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭の全ラインナップがようやく公式サイトにアップされました。(9月24日)

 まだ作品情報ページが開設されていない作品もありますが、メイン・プログラムだけでも、なんとか拾っていきたいと思います。

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 ◆オフィシャル・セレクション パノラマ-スペシャルズ
 Official Fantàstic Selection Panorama - Specials

 ・“La Posesión De Emma Evans”(西) 監督:Manuel Carballo
 物語:エマは、思春期を迎え、親の管理にもうんざりし始め、司祭の叔父にアドバイスを受けたりする。やがて彼女に起こった変化は、最初は思春期特有のものだと思われたが、それにしてはどうもおかしいということにまわりも気づいてくる。どうやら彼女は悪魔に取りつかれたらしいのだった……。

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 ・“La Sombra Prohibida”(西) 監督:José Luis Alemán
 出演:Oscar Jaenada、Daniele Liotti、Paul Naschy、Eusebio Ponce、Jimmy Barnatán、 Silvia Abascal、Laia Marull、Anne Smiley、Rodolfo Sancho、Jesús Olmedo
 物語:ルイーザ・ジョレンテは、土地の鑑定人で、失踪したと伝えられるラザラス・ヴァルデマールの農場とその失踪事件の真相を調査に行って、奇妙な事件に巻き込まれる……。

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 ・“De Mayor Quiero Ser Soldado(I Want To Be A Soldier)”(西・仏) 監督:Christian Molina
 出演:ダニー・グローバー、ロバート・イングランド、Cassandra Gava
 物語:アレックスは、平均的な8歳の少年だったが、ただちょっと普通の少年と違うのは、兵士に異常な憧れを持っていることだった。そのおかげで、彼は、両親とも話が噛み合わず、同級生の中でもすっかり浮いてしまっていた。すっかり独りぼっちの彼は、頭の中で作り出した2人の仲間、つまり、空想上の友人と遊ぶようになる……。

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 ・“La Meute(The Pack)”(仏・ベルギー) 監督:Franck Richard
 出演:エミリー・デュケンヌ、ヨランド・モロー、バンジャマン・ビオレ、フィリップ・ナオン
 物語:シャルロットは、ヒッチハイカーのマックスを拾うが、彼は、レストランのトイレに入ったきり、姿を消してしまう。彼女は、困惑するが、彼が見つからないまま、今度は、妙な荷物を持った単身の女性ラ・パックに声をかけられる……。
 カンヌ国際映画祭2010 シネマ・オン・ザ・ビーチ部門出品。

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 ・『重なり合う時』“La Doppia Ora”(伊) 監督:ジュゼッペ・カポトンディ

 ・“Black Lightning(Chernaya Molniya)”(ロシア) 監督:Dmitriy Kiselev、Alexandr Voytinskiy
 物語:鳥だ! 飛行機だ! デロリアンだ! いや、違う。黒い閃光を発しながらモスクワの上空を飛んでいくアレは、伝説のロシア自動車、ヴォルガだ!
 ティムール・ベクマンベトフの製作会社の最新作。

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 ・『モンガに散る』“Monga”(台湾) 監督:ニウ・チェンザー(Doze Niu)
 出演:Ethan Juan、マーク・チャオ(Mark Chao)、マー・ルーロン(Ma Ju-lung)、Ko Chia-yen
 物語:モンガとは台北の旧市街のこと。主人公は、モンガに暮らす10代の少年たちで、彼らは仲間のスナックが壊されたことをきっかけに、自分たちで徒党を組んで、自衛していくことに決める。結果として、まるで街全体が自分たちのものになったように思い込んだ彼らは、我が物顔で通りを練り歩くようになる。しかし、そんな彼らの勝手な行動が黙って許されるはずもなかった……。
 ベルリン国際映画祭2010 パノラマ部門出品。
 台北電影節2010 美術賞受賞。
 米国アカデミー賞2011外国語映画賞台湾代表。
 東京国際映画祭2010 台湾新世代映画特集オープニング作品。
 ブロードメディア・スタジオ配給にて2010年12月劇場公開。

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 ・“14 Blades(錦衣衛)”(香港・中・シンガポール) 監督:ダニエル・リー
 出演:ドニー・イェン、ヴィッキー・チャオ、ウー・ズン、チー・ユイウー、ケイト・ツァイ、サモ・ハン・キンポー
 物語:錦衣衛は、皇帝直属の部隊で、14の武器を持ち、何の躊躇もなく、命令通りに暗殺を行なうことで、人々から恐れられていた。青龍(ドニー・イェン)は、その隊長だったが、罠にはめられ、追われる身となる。彼は、逃げながらも、反乱計画を暴いて、裏切り者を見つけ出し、自分にかけられた疑惑を晴らそうと誓う。

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 ・『ボディガード&アサシンズ』“Bodyguards And Assassins”(香港・中) 監督:テディ・チャン
 出演:ドニー・イェン、レオン・ライ、フー・ジュン、ファン・ビンビン、レオン・カーファイ
 物語:1906年の香港。孫文を中心に打倒清朝を掲げて、革命家たちが結集してくるが、それに恐れをなした清朝は、孫文暗殺のために次々と刺客を送る。一方、孫文側も、護衛を立てて、来るべき死闘に備えるのだった……。
 第4回アジア映画賞6部門ノミネート。主演男優賞・助演男優賞受賞。
 香港電影金像奨2010: 19部門ノミネート。作品賞・監督賞・助演男優賞・撮影賞など8部門受賞。
 香港電影金像奨2010 作品賞・監督賞・助演男優賞・撮影賞・美術賞・衣裳賞・アクション監督賞・音楽賞受賞。
 2010東京・中国映画週間にて上映。

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 ・“The Storm Warriors(風雲Ⅱ)”(香港) 監督:オキサイド&ダニー・パン
 出演:アーロン・クオック、イーキン・チェン、シャーリーン・チョイ、ニコラス・ツェー、サイモン・ヤム、ラム・シュ、パトリック・タム
 『風雲 ストームライダーズ』(1998)の続編。
 物語:強大な悪の親子に支配されている中原。これに、風と雲が挑むが、敗れ去ってしまう。風は、悪の技を手に入れることによって、打ち勝つことができるのではないかと考えて、悪に近づき、一方、雲は、精神的な鍛錬に力を入れる……。

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 ・“Akma-Reul bo-at-da (I Saw The Devil)”(韓) 監督:キム・ジウン
 出演:イ・ビョンホン、チェ・ミンシク
 物語:国家情報院の警護要員スヒョンは、殺人魔ギョンチョルに婚約者を殺され、血の復讐を誓う。しかし、スヒョンの復讐は、ギョンチョルをさっさと殺しておしまいというものではない。じわじわとヤツを痛めつけて、これまで彼の犠牲になった者たちの苦しみをたっぷり味わわせるというクールで冷酷なもので、初めて痛めつけられる側にまわったギョンチョルは、これがゲームであることを理解し、このゲームのルールを受け入れていく……。
 トロント国際映画祭2010 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。

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 ・『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』“Zebraman: Attack On Zebra City”(日) 監督:三池崇史

 ・“Suck”(カナダ) 監督:Rob Stefaniuk
 出演:マルコム・マクダウェル、アリス・クーパー、キャリコ・クーパー、アレックス・ライフソン、モービー、イギー・ポップ、キャロル・ポープ、ヘンリー・ロリンズら出演。
 物語:落ちぶれたバンドのベーシストが、ある女の子と一夜を過ごした後、すっかりセクシーになって帰ってきて、ライブも大いに盛り上がるようになる。彼が一夜を過ごした相手というのは実はヴァンパイアだった……。
 ロックンロール・ヴァンパイア・コメディー。
 トロント国際映画祭2009 MIDNIGHT MADNESS部門出品。


 ・“After Life”(米) 監督:Agnieszka Wojtowicz-Vosloo
 出演:クリスティーナ・リッチ、リーアム・ニーソン、ジャスティン・ロング
 物語:アンナは、恋人のポールとケンカして、レストランを飛び出した後、自動車事故に遭い、気づくと、葬儀場のベッドの上に寝かされている。彼女には意識があり、自分はまだ死んでいないのにと思うが、どうにもならない。しかし、葬儀場の責任者であるエリオットには、死者と交信する能力があって、彼女はエリオットにすべての望みを託す。葬儀の開始時間が近づいてきて、ポールは、エリオットを見かけて、何か様子がおかしいと気づく。彼はアンナを助けることができるのか。それともやはりアンナは死んでいるのか……。

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 ・『フローズン』“Frozen”(米) 監督:アダム・グリーン

 ・“Jonah Hex”(米) 監督:Jimmy Hayward
 出演:ジョシュ・ブローリン、ミーガン・フォックス、ジョン・マルコヴィッチ、マイケル・ファスベンダー
 物語:顔に傷を持つ賞金稼ぎジョナ・ヘックスは、自分の自由の代償として、米軍から難題をふっかけられて、引き受けざるを得なくなる。それは、死者を蘇えらせて軍隊を作ろうとしているブードゥー教の司祭を追うことだった……。

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 ・“Prowl”(米) 監督:Patrik Syversen
 出演:Ruta Gedmintas、Joshua Bowman、Courtney Hope、Bruce Payne
 物語:アンバーは、ちっぽけな町から抜け出したくて、友達を誘って大都市に向かう。2人は、ひょんなことからトラックの荷台に乗せてもらうことになるが、その積荷というのが、血のかたまりだということを知ってパニックに陥る。トラックの運転手に降ろしてくれと頼むが、聞いてはもらえない。やがてトラックはある倉庫に着くが、そこには恐るべき“野獣”が飼われていた……。

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 ・“Besouro”(ブラジル) 監督:João Daniel Tikhomiroff
 実在した伝説的カポエイラの使い手ビゾウロを主人公とする物語。
 物語:マノエル・ヘンリケ・ペレイラは、カポエイラの使い手となり、「かぶとむし」を意味する「ビゾウロ」という名前をもらう。ある日、彼は、目の前で、ヴェナンシオ大佐のボディーガードに師アリピオを殺されてしまう。カポエイラ仲間や黒人コミュニティーでは、一緒にいたビゾウロの責任を重く見て、師の葬儀に出席することも認めないという厳罰を下す。
 一方、目障りな存在だったアリピオを排除したヴェナンシオ一派は、その日以来、黒人コミュニティーへの締め付けを急速に厳しくする。ビゾウロは、これにゲリラ戦で応じるが、カポエイラ仲間でビゾウロの親友でもあったクエロ-クエロは、戦うより、むしろヴェナンシオ一派の側についた方が得策だと考え、一派の仲間入りをする。しかし、彼の妻ディノーラは、これを嫌って、家を飛び出してしまう。
 ヴェナンシオらは、度々ビゾウロに苦しめられるが、これを見て、クエロ-クエロは、ビゾウロは自然神に守られているから、彼を倒すには、普通のやり方ではダメだと、特別な木を削って作ったナイフを使って戦うようアドバイスする。その結果、不死身のビゾウロもついに命を落とす。
 ビゾウロの死後、クエロ-クエロは、ディノーラがビゾウロの子を身ごもっているのを知る。
 数年後、ディノーラが産んだ男の子にカポエイラを教えるクエロ-クエロの姿があった。
 ベルリン国際映画祭2010 パノラマ部門出品。

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 ・“The Ward”(米) 監督:ジョン・カーペンター
 出演:アンバー・ハード、メイミー・ガマー、ダニエル・パナベイカー、ジャレッド・ハリス、リンゼイ・フォンセカ
 物語:古い農場が炎上して、取り乱した娘クリスティンが警察に保護され、精神病院に送られる。クリスティンは、担当医の根気強い診察にも応えようとしなかったため、彼女の心神喪失の原因も解明されず、リハビリもいっこうに進まない。彼女は、やがて、閉ざされた特別病棟で、夜中にホールをうろつく亡霊と話をするようになる。その結果、彼女は、これまでここにいた患者で、誰一人生きてここを出た者がいないということを知る。
 トロント国際映画祭2010 MIDNIGHT MADNESS部門出品。

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 ◆オフィシャル・ファンタスティック・セレクション-ガラ
 Official Fantàstic Selection - Galas

 ・“Agnosia”(西) 監督:Eugenio Mira
 出演:Bárbara Goenaga、エドゥアルド・ノリエガ、マルティナ・ゲデック、ジャック・テイラー
 物語:フアナ・プラッツは、突然、失認症という原因不明の病気にかかる。目も耳も全く異常は認められないのに、何も見えず、何も聞こえなくなってしまったのだ。彼女は、彼女の父親が残した秘密を知る唯一の人物だったので、それを手に入れるために邪悪な計画が立てられることになる……。

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 ・“Carne De Neón(Neon Flesh)”(西・アルゼンチン・スウェーデン) 監督:Paco Cabezas
 出演:アンヘラ・モリーナ、フアン・カルロス・ベジード、マリオ・カサス
 物語:これまでロクなことをやってこなかった青年が、母親の尊敬を得ようとして、ビジネスマンに転身し、役立たずの仲間2人と売春宿を開く。

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 ・“De Mayor Quiero Ser Soldado(I Want To Be A Soldier)”(西・仏) 監督:Christian Molina
 出演:ダニー・グローバー、ロバート・イングランド、Cassandra Gava
 物語:アレックスは、平均的な8歳の少年だったが、ただちょっと普通の少年と違うのは、兵士に異常な憧れを持っていることだった。そのおかげで、彼は、両親とも話が噛み合わず、同級生の中でもすっかり浮いてしまっていた。すっかり独りぼっちの彼は、頭の中で作り出した2人の仲間、つまり、空想上の友人と遊ぶようになる……。

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 ・“Notre Jour Viendra(Our Day Will Come)”(仏) 監督:ロマン・ガヴラス(Romain Gavras)
 出演:Olivier Barthelemy、ヴァンサン・カッセル
 物語:髪を赤く染めた少年レミーは、サッカー仲間からいじめられ、その反動で、家で妹や母親に八つ当たりして家を飛び出す。同じく髪を赤く染めたパトリックは、カウンセラーで、そんなレミーから話を聴いて、自分たちには居場所がないと感じ、2人で、自由を求めて旅に出ることに決める。
 監督は、コスタ=ガヴラスの息子で、ミュージック・ビデオの監督としても知られるロマン・ガヴラス。
 トロント国際映画祭2010 Vanguard部門出品。

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 ・“Let Me In”(米・英) 監督:マット・リーヴス
 出演:クロエ・モレッツ、コディ・スミット=マクフィー
 『ぼくのエリ 200歳の少女』としてスウェーデンで映画化された同名原作の再映画化。
 監督は、『クローバーフィールド』のマット・リーヴス。
 トロント国際映画祭2010 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。

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 ・“Super”(米) 監督:James Gunn
 出演:レイン・ウィルソン、エレン・ペイジ、リヴ・タイラー、ケヴィン・ベーコン、ネイサン・フィリオン
 物語:フランク(レイン・ウィルソン)は、妻(リヴ・タイラー)をドラッグ・ディーラー(ケヴィン・ベーコン)に寝取られて、心に深い痛手を負う。彼は、なかなか立ち直ることができなかったが、妻を取り戻すために何かすべきだと考え、コスチュームを身に着けて、“クリムゾン・ボルト”に変身し、小さなことから正義を正していこうと決める。まず、彼は、映画館の列に横入りしたカップルにモンキーレンチで正義の鉄槌を食らわせる。この事件はニュースになり、彼に共感したコミック店店員の女の子(エレン・ペイジ)が仲間になりたいとやってきて、ボルティーとして加わる……。
 トロント国際映画祭2010 MIDNIGHT MADNESS部門出品。

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 ・“Vanishing On 7th Street”(米) 監督:ブラッド・アンダーソン
 出演:ヘイデン・クリステンセン、タンディー・ニュートン、ジョン・レグイザモ、ジェイコブ・ラティモア
 物語:すべては停電から始まる。闇が世界を襲い、そして去った後、それまで人が立っていたところには衣服の残骸しか残されていなかった。太陽はほとんど姿を見せなくなく、闇が支配し始める。空っぽの通りを影が徘徊し、囁き声が反響する。生き残った者は、太陽光以外の光のそばにいた者で、その何人かは、発電機を明かりを灯しているバーに集まってきた。しかし、その明かりもだんだん弱まり、明かりを求めてどこかよそに行かなければならなくなる……。
 トロント国際映画祭2010 MIDNIGHT MADNESS部門出品。

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 これで、オフィシャル・セレクションの4部門はおしまいです。(オフィシャル・セレクションとしてはあと短編コンペティション部門がありますが、これは割愛させていただきます。)

 日本で観られそうない作品も多そうですが、日本での上映/公開への期待を込めて、この4部門に関しては、一通り内容紹介をつけてみました。
 昨年のラインナップからは日本で上映/公開が決まった作品は、さほど多くはありませんでしたが、今年はどうでしょうか。
 “Besouro”とか観てみたいですね。「面白そうなので観てみたら微妙な作品だった」というような評もあるみたいですが、『マッハ!』や『チョコレート・ファイター』みたいに日本でもスマッシュ・ヒットしたりは……、やっぱりしないですかね(笑)。

 ラインナップは、このあと、お楽しみの特集部門が続きます。

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 *当ブログ記事
 ・シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2010 ラインナップ その1:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201009/article_33.html
 ・シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2010 ラインナップ その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201009/article_34.html
 ・シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2010 ラインナップ その4:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201009/article_45.html

 ・映画祭&映画賞カレンダー 2010年5月~2011年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201005/article_23.html

 追記:
 シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201010/article_29.html

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