ヨーロッパ映画賞2010 長編アニメーション賞 ノミネーション発表!

 ヨーロッパ映画賞2010の長編アニメーション賞のノミネーションが発表になりました。(9月21日)

 ヨーロッパの長編アニメーションと言っても、一般的にはアードマンというか、ニック・パーク作品ぐらいしか日本では知名度はなく、ヨーロッパ映画賞で賞を競わせるほどの数の作品が作られているんですね~と感慨にふけったりするくらいなんですが、今年のノミネーション作品3作品のうち、2作品が日本でも作品が紹介されたことのある監督の作品だったので(しかも1作品は日本公開予定あり!)、以下に書き出しておくことにします。

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 ◆ヨーロッパ映画賞2010 長編アニメーション ノミネーション作品

 ・“Planet 51”(西・英) 監督:Jorge Blanco、Javier Abad、Marcos Martínez
 物語:アメリカ人宇宙飛行士チャールズ・“チャック”・ベイカーが、人類として初めてプラネット51に到着する。この星には、小さな緑色の宇宙人がいて、彼らは、白いピケット・フェンスで仕切られた世界で暮らしていた。彼らの恐れることは、エイリアンがやってきて、この星に“繁殖”してしまうことだった。例えば、そう、チャールズのような……。
 米国アカデミー賞2010 長編アニメーション賞 セミファイナリスト エントリー(ノミネーションまでには至らず)。
 ゴヤ賞2010 長編アニメーション賞受賞、歌曲賞ノミネート。

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 ・“Sammy's Adventures: The Secret Passage(Le Voyage Extraordinaire de Samy)”(ベルギー) 監督:ベン・スタッセン(Ben Stassen)
 物語:1959年にサミーはカリフォルニアの浜辺で、海亀として生まれる。サミーがまずやらなければならないことは、カモメやカニに襲われないうちに海へとたどり着くことだったが、あともう少しというところでカモメにつかまってしまう。同様に、カモメにつかまった仲間を横目に何とか助かる方法を考えたサミーは、カモメの目をめがけて砂をかける。そのおかげでサミーは助かり、もう一匹の仲間シェリーをも助けることに成功する。その後、サミーは、世界中の海を泳いで50年もの旅をするが、何かにつけて思い出されるのは生まれたばかりの頃に出会ったシェリーのことだった……。
 環境保護へのメッセージをも含んだ3-Dアニメーション。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2010 プレミア部門出品。
 トロント国際映画祭2010 SPROCKETS FAMILY ZONE部門出品。

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 ・“The Illusionist”(英・仏) 監督:シルヴァン・ショメ
 物語:時代の流れで、ミュージシャンなどが人気者になっていくのに対して、奇術師はどんどん落ち目になっていく。食うにも事欠く状況になって、彼は、怪しげな契約を結び、カフェやバーやガーデン・パーティーなどで奇術をすることになる。その中の1つ、スコットランドの孤島での催しは、孤島に電気が通じたお祝いとして催されたものだったが、彼が披露した奇術を見て、無垢な女の子アリスは彼を本物の魔法使いだと信じ込んでしまう。アリスは、彼についてまわるようになり、彼はアリスの夢を壊さないように、魔法使いであるかのように振る舞い続けるのだった……。
 ジャック・タチが残した脚本を『ベルヴィル・ランデブー』のシルヴァン・ショメが映画化。
 ベルリン国際映画祭2010 ベルリナーレ・スペシャル部門出品。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2010 プレミア部門出品。
 トロント国際映画祭映画祭2010 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 クロックワークス配給にて2011年劇場公開予定。

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 他にどんな候補作品があったのかわかりませんが、今年のアヌシーの長編コンペ部門のラインナップにはエントリーされていた7作品のうち、3作品がヨーロッパ映画だったので、たぶん、それらが候補作品だったのではないかと予想されます。(その中には、国際的に評判の高いスウェーデン製アニメーション“Metropia”も入っていました。グランプリを受賞したのはアメリカの“Fantastic Mr. Fox”でしたが。)

 今回、ヨーロッパ映画賞にノミネートされた3作品は、アヌシーの長編コンペ部門にはエントリーされませんでしたが、3作品のうち、2作品はアヌシーの他の部門(プレミア部門)で上映されていたので、コンペで競うまでもない、マスター級の作品だったということなのかもしれません。

 受賞結果は、他の部門と一緒に、12月4日の授賞式で発表になります。

 まあ、結果は、どうみても、(米国アカデミー賞長編アニメーション賞にもノミネートされるのではないかと噂されている)“The Illusionist”の圧勝のように思いますが。

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 *当ブログ記事
 ・ヨーロッパ映画賞2010 ロングリスト発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201009/article_17.html
 ・ヨーロッパ映画賞2010 ピープルズ・チョイス賞 投票スタート:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201009/article_3.html

 ・アヌシー国際アニメーションフェスティバル2010 オフィシャル・セレクションのラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201005/article_24.html
 ・アヌシー国際アニメーションフェスティバル2010 オフィシャル・セレクション以外のラインナップ その1:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201005/article_26.html
 ・アヌシー国際アニメーションフェスティバル2010 オフィシャル・セレクション以外のラインナップ その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201005/article_27.html
 ・アヌシー国際アニメーションフェスティバル2010受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201006/article_13.html

 ・映画祭&映画賞カレンダー 2010年5月~2011年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201005/article_23.html

 追記:
 ・ヨーロッパ映画賞2010 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201011/article_9.html

 ・ヨーロッパ映画賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201012/article_8.html

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