アジア映画の収穫2010! その2 香港映画・台湾映画・東南アジアの映画

 「アジア映画の収穫2010」の続きです。
 ここでは、カンボジア以東のアジア映画について、ピック・アップしてあります。

 【カンボジア】

 ・“Enemies of the People”(民衆の敵たち)(カンボジア・英) 監督:Rob Lemkin、Thet Sambath
 クメール・ルージュに家族を殺された若きジャーナリストが、虐殺を起こした加害者と親しくなり、ショッキングな事実を明るみに出していく。
 サンダンス映画祭2010出品。審査員特別賞受賞。
 香港国際映画祭2010 ヒューマニタリアン賞 優秀ドキュメンタリー賞受賞。
 クラクフ映画祭2010 ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。シルバー・ホーン特別芸術賞(The Silver Horn for Special Artistic Merit)受賞。

 【ベトナム】

 ・“Bi, dung so ! (Bi, Don’t Be Afraid)”(ベトナム・仏・独) 監督:Phan Dang Di
 物語:ビーは、6歳の少年で、ハノイに両親と叔母と一家の料理人とともに暮らしていた。彼には、祖父がいたが、重い病気にかかり、一緒にくらすことになる。その頃から、父は家を省みなくなり、酒を飲んでは、女マッサージ師の家に出入りするようになり、母はそれを知りつつ、見て見ぬフリをしていた。一方、叔母は、バスの中で、16歳の少年と出会い、彼のことが好きになってしまう。
 カンヌ国際映画祭2010批評家週間出品。SACD Prize&ACID/CCAS Support Award受賞。


 ・“Floating Lives”(ベトナム・シンガポール) 監督:Nguyen Phan Quang Binh
 釜山国際映画祭2010 ニュー・カレント部門出品。

 【マレーシア】

 ・『パパドム~パパの味~』“Papadom”(マレーシア/2009) 監督:アフレドリン・シャウキ
 大阪アジアン映画祭2010にて上映。

 ・“My Daughter”(マレーシア/2009) 監督:Charlotte Lay Kuen Lim
 監督のCharlotte Lay Kuen Limは、放送について学び、数多くの映画でアシスタント・ディレクターとしてついている。たくさんの短編も発表し、“Escape”(2009)は昨年のロッテルダムで上映されている。
 長編監督デビューとなる“My Daughter”は、だらしのないヘアドレッサーの母親と危なっかしい10代の娘の相互依存的関係を描いた作品。
 釜山国際映画祭2009 ニュー・カレント部門出品。
 ロッテルダム国際映画祭2010コンペティション部門出品。

 ・『タイガー・ファクトリー』“Tiger Factory(虎廠)”(マレーシア) 監督:ウー・ミンジン(Woo Ming jin)
 出演:Lai Fooi Mun、パーリー・チュア(Pearlly Chua)
 物語:主人公は日本に行って働くことを夢見る19歳の少女。しかし、彼女にはそうするための元手がない。結局、彼女の叔母にうまく利用されただけで終わる……。
 “Tiger Factory”は、カンヌ国際映画祭に出品された3本目のマレーシア映画で(他の2本は、U-Wei Haji Saari監督の“Kaki Bakar”(1995年/ある視点部門)、Chris Chong監督の“Karaoke”(2009年/監督週間)で、Woo Ming jin監督はこれで3大映画祭を制覇した初めてのマレーシア人監督となった(デビュー作“Monday Morning Glory”(2006)をベルリン国際映画祭のフォーラム部門、“Woman On Fire Looks For Water”(2009)をベネチア国際映画祭Orrizonti部門に出品)。
 カンヌ国際映画祭2010監督週間出品。
 東京国際映画祭2010 アジアの風部門にて上映。


 ・『アイス・カチャンは恋の味』“Ice Kacang Puppy Love/初戀紅豆冰”(マレーシア) 監督:アニュウ(阿牛/Aniu)
 台北電影節2010 「アジアからの声」部門出品。
 NHKアジア・フィルム・フェスティバル2010にて上映。

 ・『夏のない年』“Year without a Summer”(マレーシア) 監督:タン・チュイ・ムイ
 釜山国際映画祭2010 アジアの窓部門にて上映。
 東京フィルメックス2010 コンペティション部門にて上映。

 【シンガポール】

 ・“Kidnapper”(シンガポール/2009) 監督:ケルヴィン・トン
 物語:タクシー運転手のリムの息子が誘拐される。身代金を払う余裕はなく、打ちひしがれる彼に誘拐犯は第二の要求をしてくる……。
 プチョン国際ファンタスティック映画祭2010 長編コンペティション部門出品。

 ・『燃え上がる木の記憶』“Memories of a Burning Tree”(タンザニア・オランダ・シンガポール・マレーシア/2010) 監督:シャーマン・オン(Sherman Ong)
 シンガポール国際映画祭2010 シンガポール・パノラマ部門出品。
 東京国際映画祭2010 アジアの風部門にて上映。

 ・“Sandcastle”(シンガポール) 監督:ブー・ジュンフェン(Boo Junfeng)
 物語:シャン・エンは18歳の青年。彼は、今は亡き父が、シンガポールの形成期に学生たちのリーダーだったということを知る。家族は、過去のことには全く触れようとしないが、彼は、時の流れの中で見失われてしまった真実を知りたいと考えるようになる。
 カンヌ国際映画祭2010批評家週間出品。
 トロント国際映画祭2010 DISCOVERY部門出品。


 ・『赤とんぼ』“Red Dragonflies”(シンガポール) 監督:リャオ・チエカイ(Liao Jiekai)
 物語:26歳のレイチェルは、旧友との思い出を再現するちょっとした冒険を計画するが、予想もしていなかったことが起こり、あっけない結末を迎える……。
 ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭2010 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 全州国際映画祭2010 インターナショナル・コンペティション部門出品。JBbank Award(審査員特別賞)受賞。
 上海国際映画祭2010亜州新人奨(Asian New Talent Award)コンペティション部門出品。
 東京国際映画祭2010 アジアの風部門にて上映。

 【インドネシア】

 ・『夢追いかけて』“The Dreamer (Sang Pemimpi)”(インドネシア/2009) 監督:リリ・リザ
 ジャカルタ国際映画祭2009出品。
 シンガポール国際映画祭2010 コンペティション部門出品。NETPAC賞受賞。
 アジアフォーカス・福岡映画祭2010にて上映。


 【フィリピン】

 ・“The Pawnshop(Sanglaan)”(フィリピン/2009) 監督:Milo Sogueco
 物語:フィリピンでは、質屋はなくてはならないものになっていて、国内に16000もの質屋が存在する。オリヴィアの質屋は、オーナーや鑑定人、ガードマン、船員、借金の取立人など、様々な人が出入りしているが、そこは、困った人々の“駆け込み寺”であるとともに、彼らが夢や希望を語る場所にもなっているのだった……。
 シンガポール国際映画祭2010 コンペティション部門出品。
 上海国際映画祭2010亜州新人奨(Asian New Talent Award)コンペティション部門出品。学生チョイス賞(最受大学生欢迎影片)受賞。

 ・『見捨てられた青春』“Squalor”(フィリピン/2009) 監督:Giuseppe Bede Samped
 釜山国際映画祭2009 ニュー・カレント部門出品。スペシャル・メンション受賞。
 大阪アジアン映画祭2010にて上映。

 ・『鉄屑と海と子どもたち』“Children Metal Divers(Bakal Boys)”(フィリピン/2009) 監督:ラルストン・ジョバー(Ralston G. Jover)
 物語:「海に潜って鉄屑を拾う“Bakal Boys”と呼ばれる子どもたち。ある日、力を合わせて海の中から錨を引き上げるが、気がつくとウトイの親友の姿が消えていた。捜し続けるウトイは人魚伝説を思い出す」
 釜山国際映画祭2009 アジア映画の窓部門出品。
 テッサロニキ映画祭2009 スペシャル・メンション受賞(脚本と題材に対して)。
 バンクーバー国際映画祭2009 Dragons&Tigers部門上映作品。
 SKIPシティDシネマ国際映画祭2010にて上映。脚本賞受賞。

 ・“Rekrut”(フィリピン) 監督:Danilo Gomez Anonuevo
 モントリオール世界映画祭2010ファースト・フィルムズ・ワールド・コンペティション部門出品。

 ・“Amigo”(米・フィリピン) 監督:ジョン・セイルズ
 物語:20世紀初頭、米比戦争の最中。米軍大尉コンプトンが指揮する駐屯部隊が、フィリピン辺境のサン・イシドロを“守る”ために残される。コンプトンの交渉相手は、地域の長であるラファエルだが、仲介役の修道士ヒダルゴはラファエルに対する怒りを抱いていた。アメリカ側もフィリピン人もともに、相手を理解せず、信頼もせず、ただ共存し、戦時中を生き抜くことを強要された。アメリカの占領政策が始まった時、ラファエルはアメリカ側とフィリピンの愛国者たち双方に答えを求められることになった……。
 トロント国際映画祭2010 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2010 コンペティション部門出品。

 ・“Sampaguita, National Flower”(フィリピン) 監督:Francis Xavier E. Pasion
 釜山国際映画祭2010 ニュー・カレント部門出品。

 ・『海の道』“Ways of the Sea”(フィリピン) 監督:シャロン・ダヨック(Sheron Dayoc)
 釜山国際映画祭2010 ニュー・カレント部門出品。
 東京国際映画祭2010 アジアの風部門にて上映。

 【台湾】

 ・『聴説』“Hear Me/聽說”(台湾/2009) 監督:チェン・フェンフェン(鄭芬芬)
 出演:エディ・ポン(彭于晏)、アイビー・チェン(陳意涵)、ミシェル・チェン(陳妍希)
 物語:「映画、テレビ(「ハチミツとクローバー~蜂蜜幸運草~」等)で大活躍の若手エディ・ポン主演の09年台湾映画ナンバーワン大ヒット作。笑いあり涙ありの青春ヒューマンドラマ。エディ演じる陽気な弁当屋の一人息子と、プールで出会った姉妹のサイレントな恋物語。」
 台湾金馬奨2009 新人賞ノミネート(ミシェル・チェン)。
 台北電影節2010 主演女優賞受賞(アイビー・チェン)。
 大阪アジアン映画祭2010にて上映。観客賞受賞。

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 ・『Somewhere I Have Never Travelled』“帯我去遠方”(台湾/2009) 監督:フー・ティエンユー
 沖縄国際映画祭2010にて上映。

 ・『お父ちゃんの初七日』“Seven Days In Heaven(父後七日)”(台湾/2009) 監督:ワン・ユィリン(王育麟/Yulin Wang)、エッセイ・リウ(刘梓洁/Zi-jie Liu)
 物語:突然の父の訃報を聞いて、メイは、あまりつきあいのない実家に帰るが、田舎らしい仰々しいお葬式に辟易させられる。その後、彼女は、元の忙しい生活に戻るが、ふいに父を失った悲しみに襲われるのだった……。
 台北電影節2010 助演女優賞(チェン・シーハイ)、脚本賞受賞。
 アジアフォーカス福岡国際映画祭2010で上映。

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 ・『風に吹かれて~キャメラマン李屏賓(リー・ピンビン)の肖像』“Let the Wind Carry Me/乘著光影旅行”(台湾/2009) 監督:クワン・プンリョン(關本良)、チアン・シウチュン(姜秀瓊)
 『童年往時』から『ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン』までのホウ・シャオシェン作品、『女人、四十。』、『夏至』、『春の惑い』、『春の雪』、『空気人形』、『トロッコ』、『ノルウェーの森』などを手がける撮影監督リー・ピンビンを追ったドキュメンタリー。
 監督のチャン・シューチュンは、女優出身の監督で(『クーリンチェ少年殺人事件』に出演)、クァン・プンランは、『天使の涙』から『マイ・ブルーベリー・ナイツ』までのウォン・カーウァイ作品、『ラベンダー』、『ミャオミャオ』などを手がける撮影監督。
 台湾・金馬奨2009 ドキュメンタリー賞ノミネート。
 台北電影節2010 グランプリ&編集賞&ドキュメンタリー賞受賞。
 東京国際映画祭2010 台湾新世代映画特集にて上映。

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 ・『ズーム・ハンティング』“Zoom Hunting(獵豔)”(台湾/2009)監督:チュオ・リー(卓立)
 出演:チャン・チュンニン、チュウ・チーイン、ウェン・シェンハオ
 東京国際映画祭2010 台湾新世代映画特集にて上映。

 ・“Tears(眼涙)”(台湾/2009) 監督:チェン・ウェンタン(Cheng Wen-Tang/鄭文堂)
 物語:ベテラン刑事のグォは、頑固な生き方を変えられずに、家族や他人を遠ざけていた。麻薬の過剰摂取による若い娘の死亡事件が起こり、彼はその真相を調べていくが、その過程で、正義を正すためには、自分の暗い過去と向き合う必要があると感じるのだった……。
 台湾・金馬奨2009 脚本賞・歌曲賞ノミネート。
 シンガポール国際映画祭2010 コンペティション部門出品。
 台北電影節2010 監督賞受賞。

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 ・『モンガに散る』“Monga(艋舺)”(台湾) 監督:ニウ・チェンザー(Niu Chen-Zer) [ワールド・プレミア]
 出演:Ethan Juan、マーク・チャオ(Mark Chao)、マー・ルーロン(Ma Ju-lung)、Ko Chia-yen
 物語:モンガとは台北の旧市街のこと。主人公は、モンガに暮らす10代の少年たちで、彼らは仲間のスナックが壊されたことをきっかけに、自分たちで徒党を組んで、自衛していくことに決める。結果として、まるで街全体が自分たちのものになったように思い込んだ彼らは、我が物顔で通りを練り歩くようになる。しかし、そんな彼らの勝手な行動が黙って許されるはずもなかった……。
 ベルリン国際映画祭2010 パノラマ部門出品。
 台北電影節2010 美術賞受賞。
 米国アカデミー賞2011外国語映画賞台湾代表。
 東京国際映画祭2010 台湾新世代映画特集オープニング作品。
 ブロードメディア・スタジオ配給にて2010年12月劇場公開。


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 ・『オーボワ!台北』“Au revoir Taipei (Yī yè Tái běi/一頁台北)”(台湾・米・独) 監督:アーヴィン・チェン(Arvin Chen)
 物語:「書店の店員スージーは、毎日、来ては、フランス語の教本を読みふける青年に心引かれていく。彼はパリに行ってしまった彼女に会いに行く準備をしていたのだ。」
 ベルリン国際映画祭2010 フォーラム部門出品。NETPAC賞受賞。
 台北電影節2010 新人賞受賞。
 福岡アジア映画祭2010にて上映。

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 ・“One Day (Yǒu yī tiān)”(台湾) 監督:Hou Chi-Jan
 ベルリン国際映画祭2010 フォーラム部門出品。

 ・“R U There”(台湾) 監督:David Verbeek
 物語:Jitzeは、20歳のゲーマーで、ビデオゲームのトーナメント大会に参加して、世界中を回っていた。ある日、彼は、台北で大事故に遭遇し、いかに人の命が脆いかということに気づかされる。彼は、唐突に、出会ったばかりビンロウ売りの娘と第二の人生を生きようと決心をするが……。
 カンヌ国際映画祭2010 ある視点部門出品。

 ・『4枚目の似顔絵』“The Fourth Portrait/第四張畫”(台湾) 監督:チョン・モンホン 鍾孟宏
 出演:ビー・シャオハイ、ハオ・レイ、レオン・ダイ
 物語:10歳のシャンは、父親が死んだために、これまで縁遠くしていた母親に引き取られることになる。新しい生活は、母親に恨みつらみをぶつけられるなど、決して楽しいものではなかったが、学校の玄関番のおじさんや、想像力豊かな太っちょの少年と知り合いになることで、少しずつ希望が沸いてくるのだった……。
 台北電影節2010 最優秀劇映画賞、主演男優賞(ビー・シャオハイ)受賞。
 ロカルノ国際映画祭2010フィルムメーカーズ・オブ・ザ・プレゼント コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2010 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 東京国際映画祭2010 台湾新世代映画特集にて上映。

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 ・『ジュリエット』“Juliets(茱麗葉)”(台湾) 監督:第1話:ホウ・チーラン(侯季然)、シェン・コーシャン(沈可尚)、チェン・ユーシュン(陳玉勲)
 出演:ビビアン・スー、ワン・ポーチエ、リー・チエンナー、ホワン・ホー、カンカン、リャン・ハーチュン
 東京国際映画祭2010 台湾新世代映画特集にて上映。

 ・『台北カフェ・ストーリー』“Taipei Exchanges(第36個故事)”(台湾) 監督:シアオ・ヤーチュアン(蕭雅全)
 出演:グイ・ルンメイ、チャン・ハン、リン・チェンシー
 物語:ドリスは、新しく開くカフェをエレガントなものにするつもりだったが、姉が物々交換ができるようにしてしまったので、思っていたのとは全く違う店になってしまう。しかし、いつも石鹸を持ってきては、それにまつわる物語を話して聞かせてくれる男性客と出会い、その物語に魅せられてしまう……。
 台北電影節2010 音楽賞&観客賞受賞。
 東京国際映画祭2010 台湾新世代映画特集にて上映。

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 ・『愛が訪れる時』“When Love Comes(當愛來的時候)”(台湾) 監督:チャン・ツォーチ
 釜山国際映画祭2010 ガラ・プレゼンテーション部門にて上映。
 東京フィルメックス2010 コンペティション部門にて上映。

 【香港】

 ・『KJ 音楽人生』“KJ:Music and Life”(香港/2009) 監督:チョン・キンワイ
 11歳で、香港学校音楽節(Hong Kong Schools Music Festival)で最優秀ピアニストの称号を得、チェコでオーケストラをバックに演奏したこともある若き天才ピアニスト、KJ Wong(Wong Ka-jeng)についてのドキュメンタリー。監督のチョン・キンワイは完成までに6年の歳月をかけたという。
 この作品は、台湾・金馬奨で、ドキュメンタリー賞、編集賞、音響賞の3部門を受賞し、「金馬獎有史以來獲獎最多的紀錄片!!」(金馬奨史上、ドキュメンタリー作品としては最多受賞!!)。
 台湾・金馬奨2009 編集賞・音響賞・ドキュメンタリー賞受賞。
 香港電影金像奨2010 新人監督賞受賞。
 大阪アジアン映画祭2010にて上映。

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 ・『On His Majesty's Secret Service』“大蜈ァ密探靈靈狗”(香港/2009) 監督:Wong Jing
 沖縄国際映画祭2010にて上映。

 ・“Sun Spots”(香港・中/2009) 監督:Yang Heng
 3年前に“Betelnut”で監督デビューしたYang Hengの第2作。
 物語:チャン・リーは、ナイフを振り回して歩くようなチンピラで、普段は借金取りをしていたが、その陰でアル中の父親の面倒を見たりもし、川沿いを歩くのが好きという一面も持っていた。そんな彼が、恋人にだまされていることを知った少女と出会ったことで、悲劇的な結末へ向かう……。
 釜山国際映画祭2009 アジアの窓部門出品。
 ロッテルダム国際映画祭2010コンペティション部門出品。
 香港国際映画祭2010 アジア・デジタル・コンペティション 金賞受賞。

 ・『ボディガード&アサシンズ』“Bodyguards and Assassins(十月圍城)” (香港・中) 監督:テディ・チャン
 出演:ドニー・イェン、レオン・ライ、フー・ジュン、ファン・ビンビン、レオン・カーファイ
 物語:1906年の香港。孫文を中心に打倒清朝を掲げて、革命家たちが結集してくるが、それに恐れをなした清朝は、孫文暗殺のために次々と刺客を送る。一方、孫文側も、護衛を立てて、来るべき死闘に備えるのだった……。
 第4回アジア映画賞6部門ノミネート。主演男優賞・助演男優賞受賞。
 香港電影金像奨2010: 19部門ノミネート。作品賞・監督賞・助演男優賞・撮影賞など8部門受賞。
 香港電影金像奨2010 作品賞・監督賞・助演男優賞・撮影賞・美術賞・衣裳賞・アクション監督賞・音楽賞受賞。
 2010東京・中国映画週間にて上映。

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 ・“True Legend (蘇乞兒)”(香港・中・米) 監督:ユエン・ウーピン
 出演:ヴィンセント・チャオ、ジョウ・シュン、アンディー・オン、グオ・シャオドン
 『マトリックス』で武術指導を行なったことでも知られるユエン・ユーピンの最新監督作品。
 物語:「酔拳」の誕生秘話(?)。清朝末期。戦争の英雄で武術家のスー・カンは、退役して、妻子と平和な生活を選ぶ。それから6年後、彼に恨みを持つ義弟ユアンがやってきて、暗黒武術「五毒拳」(five venom fist)で彼を倒す。彼は一命を取り留めるが、大事な息子をさらわれてしまう。彼は、老師ウーシューとその弟子に助けられ、生気を取り戻し、武術の勘も取り戻すが、息子を捜しに出た妻が死んでしまったことを知って、ショックを受け、酒浸りになる……。
 ベルリン国際映画祭2010 ベルリン・スペシャル部門出品。

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 ・“Amphetamine”(香港・中) 監督:Scud
 出演:Thomas Price、Byron Pang、Winnie Leung
 ベルリン国際映画祭2010 パノラマ部門出品。

 ・“Echoes of the Rainbow( Shui Yuet Sun Tau/歳月神偸)”(香港・中) 監督:アレックス・ロー(Alex Law)
 物語:舞台は、1960年代の香港。主人公は、わんぱく小僧の“大耳”で、労働階級の父と楽天家の母と、夢見がちな兄と4人で暮らしている。“大耳”は、いつも騒ぎばかり起こしていたが、ユーモアがあり、機転が利いて、どんどん変わっていく香港の街で、自由に遊び回っていた。ある日、彼の兄が初恋をする。その恋を通して、一家は、愛と希望と挫折と死と再生を経験する。
 『七小福』(監督)や『誰かがあなたを愛してる』(脚本)のアレックス・ロー監督最新作。
 ベルリン国際映画祭2010 ジェネレーション部門出品。グランプリ受賞。
 香港電影金像奨2010 6部門ノミネート、主演男優賞・新人賞・脚本賞・歌曲賞受賞。
 ズリーン国際映画祭2010 インターナショナル・コンペティション 青少年向け長編作品部門出品。青少年審査員賞(Main Prize of the Children's Jury - for Best Feature Film for Youth)受賞。

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 ・“Fire Of Conscience (火龍)”(2010/香港) 監督:ダンテ・ラム
 出演:レオン・ライ、リッチー・レン、ワン・バオチャン、リウ・カイチー、ビビアン・スー
 物語:娼婦殺しが起こり、刑事マンフレッドは、エリート麻薬捜査官ケーと組まされることになる。DNA鑑定の結果、殺人事件の第一容疑者として、同僚の刑事が浮かんでくる。マンフレッドは、この結果に陰謀の匂いを嗅ぎつけ、ケーとぶつかり合いながらも、警察を脅かす“敵”に2人で立ち向かっていく……。
 プチョン国際ファンタスティック映画祭2010 長編コンペティション部門出品。男優賞受賞(リッチー・レン)。
 トロント国際映画祭2010 MIDNIGHT MADNESS部門出品。

 ・『密告者』“The Stool Pigeon”(香港) 監督:ダンテ・ラム
 東京フィルメックス2010コンペティション部門にて上映。

 ・『水も滴るお姫様』“The Fantastic Water Babes(出水芙蓉)”(香港) 監督:ジェフ・ラウ
 したまちコメディ映画祭in台東2010にて上映。

 ・“Once A Gangster(飛砂風中轉)”(香港) 監督:フェリックス・チョン

 ・“Gallants(打擂台)”(香港) 監督:デレク・クォック(Derek Kwok)、クレメント・チェン(Clement Cheung)

 ・“The Return of Chen Zhen(精武風雲)”(中・香港) 監督:アンドリュー・ラウ
 出演:ドニー・イェン、スー・チー、アンソニー・ウォン、倉田保昭
 物語:1920年代の上海。陳真は、師匠を殺された恨みを晴らすべく、蛇口道場へ向かい、銃弾を浴びながらも、伝説の空中蹴りを使って、憎き日本人を皆殺しにする。それから数年後、陳真は死んだと思われていたが、変装して戻って、悪の帝国内に潜入し、この国に蔓延している病根を一網打尽にしようとする。
 ベネチア国際映画祭2010 アウト・オブ・コンペティション部門出品。

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 ・“The Child’s Eye 3D”(中・香港) 監督:オキサイド&ダニー・パン
 出演:エレイン・コング、レイニー・ヤン、ショーン・ユー、ラム・カートン、Izz Xu
 物語:タイの反政府活動のおかげで、バンコク空港が封鎖されて、6人の香港の旅行者が、古いホテルに足止めをくらう。そのホテルでは、奇妙な3人の子供たちと子犬の姿を見かけたりしていたが、やがて次々とおかしなことが起こり、6人の旅行者の中から、1人また1人と姿を消していく……。
 香港初の3Dホラー。
 ベネチア国際映画祭2010 アウト・オブ・コンペティション部門出品。

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 ・“Space Guy(Taikong Xia 3D)”(中) 監督:チャン・ユアン
 ベネチア国際映画祭2010 アウト・オブ・コンペティション部門出品。

 ・“The Ditch”(香港・仏・ベルギー) 監督:ワン・ビン(王兵/Wang Bing)
 物語:1950年代末の中国。多くの知識人階層が、共産党を批判したと見なされたり、あるいは、単にそう疑われるような背景を持っていたり、さらには家族にそういう者がいるというだけで、「反体制右派」として、再教育のために、中国の辺境に強制労働に送られる。中国西域、ゴビ砂漠の真ん中にあるJiabiangouに送られた3000人は、過酷な労働と、厳しい気象と、慢性的な食料不足のために、次々と“溝”の中で死んでいくのだった……。
 ベネチア国際映画祭2010 コンペティション部門出品。

 ・“Break Up Club(分手說愛你)”(香港) 監督:バーバラ・ウォン
 出演:ジェイシー・チャン、フィオナ・シッ
 物語:ジョーは、フローラに振られるが、どうしてもヨリを戻したくて、“Break Up Club”というサイトを使って、フローラと彼女が現在付き合っている彼氏とを別れさせる。計画はうまく行って、フローラは彼の元に戻ってくるが、それも、再び、彼女が彼を振るまでのことだった……。
 トロント国際映画祭2010 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。

 ・“The Butcher, the Chef, and the Swordsman(刀見笑)”(香港・中・米) 監督:Wu Ershan
 出演:安藤政信、キティ・チャン、You Benchang、Liu Xiaoye、Ashton Xu Wuershan
 物語:肉屋のチョッパーの夢は、高級娼婦のマダム・メイを身請けすることだったが、彼女には既に約束した相手がいた。その相手は、砂漠からやってきた戦士で、彼は長刀の使い手であった。チョッパーは、彼に対抗して、肉切包丁の修練に励むが、とても手こずっていた。その肉切包丁は、世界最高の武道家の使っていた剣から打ち出したもので、若き料理人とその師匠を描いた映画でも使われたものであった……。
 アンディ・ラウによる才能発掘プロジェクト「新星導電影計劃」第二シリーズの1本だそうです。
 ウォン・カーワイの『楽園の瑕』とチャウ・シンチーの『食神』と伊丹十三の『タンポポ』をミックスしたような作品だとか。
 トロント国際映画祭2010 MIDNIGHT MADNESS部門出品。

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 ・“Red Nights(Les Nuits Rouges du Bourreau de Jade)”(香港・中・仏) 監督:ジュリアン・カーボン(Julien Carbon)、ローラン・クティオ(Laurent Courtiaud)
 出演:Frédérique Bel、Carrie Ng、Carole Brana、Stephen Wong
 物語:カトリーヌは、香港で高級工芸品を扱う美術商で、始皇帝のものだったと言われる白い翡翠の印鑑の入った箱を手に入れる。一方、キャリーは、香港に住む芸術のパトロンで、今は、始皇帝の処刑人をモチーフとした作品のプロダクションを設けていた。始皇帝の処刑人は、毒薬を使って、犠牲者を麻痺させたり、彼らの知覚を高めさせたりできると考えられ、キャリーは、その毒薬を何とか手に入れることができないかと考えていた。その毒薬がどうやら白い翡翠の印鑑の中に入っているらしいとわかると、キャリーはそれを手に入れるべく、カトリーヌに近づいていくのだった……。
 監督の2人組は、『暗戦』『ブラックマスク2』『レジェンド 三蔵法師の秘宝』などで脚本を担当したコンビで、これが監督デビュー作に当たります。
 撮影は、『インファナル・アフェア』シリーズなどを手がけるン・マンチン。
 トロント国際映画祭2010 MIDNIGHT MADNESS部門出品。

 ・『恋の紫煙』“Love in a Puff(志明與春嬌)”(香港・中) 監督:パン・ホーチョン
 釜山国際映画祭2010 アジアの窓部門で上映。
 東京国際映画祭2010 アジアの風部門にて上映。

 ・“Dream Home(維多利亞壹號)”(香港) 監督:パン・ホーチョン
 釜山国際映画祭2010 ミッドナイト・パッション部門で上映。

 ・“Reign of Assassins(剣雨江湖)”(中・香港・台湾) 監督:ジョン・ウー、スー・チャオピン
 釜山国際映画祭2010 アジアの窓部門で上映。

 ・“Lover’s Discourse”(香港) 監督:Derek Tsang、Jimmy Wan
 釜山国際映画祭2010 ニュー・カレント部門出品。

 ・“Strawberry Cliff”(香港・米・仏) 監督:Chris Chow
 釜山国際映画祭2010 ニュー・カレント部門出品。

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 第2弾はここまで。
 残り、中国、北朝鮮、韓国は、次の記事になります。

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 *当ブログ記事
 ・アジア映画の収穫2010 その1:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201009/article_26.html
 ・アジア映画の収穫2010 その3:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201009/article_28.html
 ・映画祭&映画賞カレンダー 2010年5月~2011年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201005/article_23.html

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