ドン・シーゲルだけで36本! サンセバスチャン国際映画祭2010 ラインナップ その2

 サンセバスチャン国際映画祭2010のラインナップの続きです。

 サンセバスチャン国際映画祭は、3大映画祭に準じるクラスの映画祭として、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭が東欧を中心としたラインナップを組むのに対して、ここは西ヨーロッパとラテンアメリカ映画を中心にしたラインナップを組んでいます。

 なので、アメリカ映画やアジア映画は多くありませんが、欲張ってみても仕方がないし、これはこれでよいのでしょう。

 今年、日本からエントリーされた作品は、河瀬直美監督の2作品でした。(昨年も『ユキとニナ』と『崖の上のポニョ』の2作品でした。)

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 ◆International Film Students Meeting (国際映画学校ミーティング)部門

 ・“The Confession”(英) 監督:Tanel Toom [短編]
 ・“Babylon 2084”(独) 監督:Christian Schleisiek [短編]
 ・“Fin de semana”(イスラエル) 監督:Alfredo Colman [短編]
 ・“The Lives and Times of Abraham Kahn”(イスラエル) 監督:Dahan Yaron [短編]
 ・“Ezra rishona”(ポーランド) 監督:Yarden Karmin [短編]
 ・“Miten marjoja poitmitaan(How to Pick Berries)”(フィンランド) 監督:Elina Talvensaari [短編]
 ・“Outing”(シンガポール) 監督:Zhi Wei Jow [短編]
 ・“Hinkerort zorasune”(米) 監督:Vatche Boulghourjian [短編]
 ・“Los minutos, las horas”(キューバ) 監督:Janaína Marqués [短編]
 ・“Deuteronomio”(コロンビア督:Juan Francisco Viruega [短編]
 ・“Ambiente familiar”(チリ) 監督:Carlos Leiva [短編]
 ・“Túneles en el río”(アルゼンチン) 監督:Igor Galuk [短編]
 ・“Belle salope”(仏・独) 監督:Philippe Roger [短編][アウト・オブ・コンペティション]
 ・“Jakob”(仏・独) 監督:Benjamin Moritz Gronau [短編][アウト・オブ・コンペティション]

 ◆Film in Progress部門 (撮影中もしくはポストプロダクション中の作品に関して国際映画祭での上映に支援を得られる)

 ・“Asalto al cine(The Cinema Hold Up)”(メキシコ) 監督:Iría Gómez Concheiro
 ・“Entre la noche y el día(Between Night and Day)”(メキシコ) 監督:Bernardo Arellano
 ・“El lenguaje de los machetes(Machete Language)”(メキシコ) 監督:Kyzza Terrazas
 ・“Distancia(Distance)”(グアテマラ) 監督:Sergio Ramírez
 ・“Karen llora en un bus(Karen Cries on the Bus)”(コロンビア) 監督:Gabriel Rojas Vera
 ・“Todos tus muertos(All Your Dead Ones)”(コロンビア) 監督:Carlos Moreno
 ・“Mitómana(Mythomaniac)”(チリ) 監督:José Luis Sepúlveda, Carolina Adriazola

 ◆Cinema in Motion

 ・“Chaplin of the Mountains”(イラク) 監督:Jano Rosebiani
 ・“House for Sale”(イラク・英) 監督:Atia Al-Daradji, Mohamed Al-Daradji
 ・“Sur la planche”(モロッコ・仏) 監督:Leïla Kilani
 ・“This Is My Picture When I Was Dead”(ヨルダン・オランダ) 監督:Mahmoud al Massad

 ◆クラシック・レトロスペクティヴ(Classic retrospective):ドン・シーゲル

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 このクラスの監督の作品が日本でもなかなか観られないわけですが、それはスペインとて同じということでしょうか。

 ・“Star in the Night”(1945) 監督:ドン・シーゲル [短編]
 ・“Hitler Lives”(1945) 監督:ドン・シーゲル [短編]
 ・“The Verdict”(1946) 監督:ドン・シーゲル
 ・“Night unto Night”(1947) 監督:ドン・シーゲル
 ・『仮面の報酬』“The Big Steal”(1949) 監督:ドン・シーゲル
 ・『抜き射ち二挺拳銃』“The Duel at Silver Creek”(1952) 監督:ドン・シーゲル
 ・『暗黒の鉄格子』“Count the Hours”(1952) 監督:ドン・シーゲル
 ・『中国決死行』“China Venture”(1953) 監督:ドン・シーゲル
 ・『第十一号監房の暴動』“Riot in Cell Block 11”(1954) 監督:ドン・シーゲル
 ・『地獄の掟』“Private Hell 36”(1954) 監督:ドン・シーゲル
 ・『USタイガー攻撃隊』“An Annapolis Story”(1955) 監督:ドン・シーゲル
 ・『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』 “Invasion of the Body Snatchers”(1956) 監督:ドン・シーゲル
 ・『暴力の季節』“Crime in the Streets”(1956) 監督:ドン・シーゲル
 ・“Spanish Affair”(1957) 監督:ドン・シーゲル
 ・『殺し屋ネルスン』“Baby Face Nelson”(1957) 監督:ドン・シーゲル
 ・『殺人捜査線』“The Lineup”(1958) 監督:ドン・シーゲル
 ・『裏切りの密輸船』“The Gun Runners”(1958) 監督:ドン・シーゲル
 ・『グランド・キャニオンの対決』“Edge Of Eternity”(1959) 監督:ドン・シーゲル
 ・『燃える平原児』“Flaming Star”(1960) 監督:ドン・シーゲル
 ・『突撃隊』“Hell Is for Heroes”(1962) 監督:ドン・シーゲル
 ・『殺人者たち』“The Killers”(1964) 監督:ドン・シーゲル
 ・『犯罪組織(シンジケート)』“The Hanged Man”(TV) (1964) 監督:ドン・シーゲル
 ・『太陽の流れ者』“Stranger on the Run”(TV) (1967) 監督:ドン・シーゲル
 ・『刑事マディガン』“Madigan”(1968) 監督:ドン・シーゲル
 ・『マンハッタン無宿』“Coogan's Bluff”(1968) 監督:ドン・シーゲル
 ・『ガンファイターの最後』“Death of a Gunfighter”(1969) 監督:アラン・スミシー(ドン・シーゲル & Robert Totten)
 ・『真昼の死闘』“Two Mules for Sister Sara”(1970) 監督:ドン・シーゲル
 ・“The Beguiled”(1971) 監督:ドン・シーゲル
 ・『ダーティハリー』“Dirty Harry”(1971) 監督:ドン・シーゲル
 ・『突破口!』“Charley Varrick”(1973) 監督:ドン・シーゲル
 ・『ドラブル』“The Black Windmill”(1974) 監督:ドン・シーゲル
 ・『ラスト・シューティスト』“The Shootist”(1976) 監督:ドン・シーゲル
 ・『テレフォン』“Telefon”(1977) 監督:ドン・シーゲル
 ・『アルカトラズからの脱出』“Escape from Alcatraz”(1979) 監督:ドン・シーゲル
 ・『ラフ・カット』“Rough Cut”(1980) 監督:ドン・シーゲル、Robert Ellis Miller (ノン・クレジット)
 ・『ジンクツ!あいつのツキをぶっとばせ!』“Jinxed!”(1982) 監督:ドン・シーゲル、サム・ペキンパー(ノン・クレジット)

 ◆特集回顧:ノンフィクションの新しい流れ(Thematic retrospective:.doc-New path of non-fiction)

 ドキュメンタリー映画の特集を組もうと考える際には、いろんなアングルが考えられると思いますが、サンセバスチャンの場合は、犯罪、誠治、歴史、自然、社会、アーティスト、パーソナル・ライフと、どこかに偏ることのない、実にバラエティーに富んだラインナップになっています。
 有名なドキュメンタリー作家の有名な作品もあれば、山形国際ドキュメンタリー映画祭のラインナップもチェックしてるのかなと思えるフシも覗われたりします。
 そうそう、こんな作品もあった!と懐かしく思い出される作品もありますね。

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 ・『真昼の不思議な物体』“Dokfa nai meuman (Mysterious Object at Noon)”(2000/タイ) 監督:アピチャッポン・ウィーラセタクン
 ・『NO FUTURE A SEX PISTOLS FILM』“The Filth and the Fury”(2000/英・米) 監督:ジュリアン・テンプル
 ・“En construcción(Work in Progress)”(2001/西) 監督:ホセ・ルイス・ゲリン
 ・『きゃからばあ』“Kya ka ra ba a(Sky, Wind, Fire, Water, Earth)”(2001/日) 監督:河瀬直美
 ・『ソビブル、1943年10月14日午後4時』“Sobibor, 14 octobre 1943, 16 heures”(2001/仏) 監督:クロード・ランズマン
 ・“Erkennen und verfolgen(War at a Distance)”(2003/独) 監督:Harun Farocki
 ・“De fem benspaend(The Five Obstructions)”(2003/デンマーク・スイス・ベルギー・仏) 監督:Jørgen Leth、ラース・フォン・トリアー
 ・『シリアル・キラー アイリーン 「モンスター」と呼ばれた女』“Aileen: Life and Death of a Serial Killer”(2003/英・米) 監督:ニック・ブルームフィールド、ジョーン・チャーチル
 ・『フォッグ・オブ・ウォー マクマナラ元米国防長官の告白』“The Fog of War: Eleven Lessons from the Life of Robert S. McNamara”(2003/米) 監督:エロール・モリス
 ・“Los rubios(The Blonds)”(2003/アルゼンチン・米) 監督:アルベリティーナ・カリ(Albertina Carri)
 ・『ターネーション』“Tarnation”(2003/米) 監督:ジョナサン・カウエット(Jonathan Caouette)
 ・『鉄西区』“Tie Xi Qu: West of the Tracks (Parts 1, 2, 3)”(2003/中) 監督:ワン・ビン
 ・『S21 クメール・ルージュの虐殺者たち』“S-21, La machine de mort Khmère rouge(S-21, The Khmer Rouge Death Machine)”(2003/カンボジア・仏) 監督:リティー・パニュ(Rithy Panh)
 ・“Los Angeles Plays Itself”(2003/米) 監督:Thom Andersen
 ・“Jesus, du weisst(Jesus, You Know)”(2003/オーストリア) 監督:ウルリヒ・ザイドル
 ・“Bright Leaves”(2003/米・英) 監督:ロス・マケルウィー(Ross McElwee)
 ・『メランコリア 3つの部屋』“Melancholian 3 huonetta(The Three Rooms of Melancholia”(2004/フィンランド・デンマーク・独・スウェーデン) 監督:ピルヨ・ホンカサロ
 ・『華氏911』“Fahrenheit 9/11”(2004/米) 監督:マイケル・ムーア
 ・『ルート181』“Route 181”(2004/ベルギー・仏・独・英) 監督:ミシェル・クレフィ、エイアル・シヴァン
 ・“Oh uomo!(Oh Man!)”(2004/伊) 監督:イェルヴァント・ジャニキアン(Yervant Gianikian)、アンジェラ・リッチ・ルッキ(Angela Ricci Lucchi)
 ・『ワイルド・ブルー・ヨンダー』“The Wild Blue Yonder”(2005/独・仏・オーストリア・英) 監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
 ・“Nekam achat mishtey eynay(Pour un seul de mes deux yeux/Avenge But One of My Two Eyes)”(2005/仏・イスラエル) 監督:Avi Mograbi
 ・『悪魔とダニエル・ジョンストン』“The Devil and Daniel Johnston”(2005/米) 監督:ジェフ・フォイヤジーク(Jeff Feuerzeig)
 ・“Blokada(Blockade)”(2006/ロシア) 監督:Sergei Loznitsa [中編]
 ・“Más allá del espejo(Beyond the Mirror)”(2006/西) 監督:ホアキン・ホルダ(Joaquim Jordà)
 ・“En el hoyo(In the Pit)”(2006/メキシコ) 監督:フアン・カルロス・ルルフォ(Juan Carlos Rulfo)
 ・“When The Levees Broke: A Requiem In Four Acts”(2006/米) 監督:スパイク・リー
 ・『時間の伝説』“La leyenda del tiempo(The Legend of Time)”(2006/西) 監督:イサキ・ラクエスタ(Isaki Lacuesta)
 ・“Lucio”(2007/西) 監督:Aitor Arregi、José María Goenaga
 ・“Profit Motive and the Whispering Wind”(2007/米) 監督:John Gianvito
 ・“My Winnipeg”(2007/カナダ) 監督:ガイ・マディン
 ・“Jogo de cena(Playing)”(2007/ブラジル) 監督:エドゥアルド・コウチーニョ(Eduardo Coutinho)
 ・『アニエスの浜辺』“Les plages d'Agnès(The Beaches of Agnes)”(2008/仏) 監督:アニエス・ヴァルダ
 ・『モダン・ライフ』“La vie moderne(Modern Life)”(2008/仏) 監督:レイモン・ドゥパルドン
 ・“Boxing Gym”(2010/米) 監督:フレデリック・ワイズマン
 ・“Autobiografia lui Nicolae Ceausescu(The Autobiography of Nicolae Ceaucescu)”() 監督:Andrei Ujica
 ・“Eût-elle été criminelle(Even If She Had Been A Criminal )”(2010/ルーマニア) 監督:Jean-Gabriel Périot Short Film
 ・“Lila”(2010/仏) 監督:Broadcast Club [短編]
 ・“The Marina Experiment”(2010/米) 監督:Marina Lutz [短編]
 ・“Aral, el mar perdido(Aral, The Lost Sea)”(2010/西) 監督:Isabel Coixet [短編]

 ◆国際批評家連盟賞グランプリ作品上映会
 ・“The Ghost Writer” 監督:ロマン・ポランスキー

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 *当ブログ記事
 ・サンセバスチャン国際映画祭2010 ラインナップ その1:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201009/article_20.html
 ・サンセバスチャン国際映画祭2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201009/article_42.html
 ・映画祭&映画賞カレンダー 2010年5月~2011年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201005/article_23.html

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