パリ映画祭2010 受賞結果発表!

 パリ映画祭2010の各賞が発表になりました。(7月12日)

 ◎審査員グランプリ(Prix du Jury):“La Rivière Tumen(Dooman River)”(韓・仏) 監督:Zhang Lu

 ◎観客賞(Prix du Public):“Cleveland Contre Wall Street(Cleveland VS Wall Street)”(スイス・仏) 監督:Jean-Stéphane Bron

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 ◎学生審査員賞(Prix des étudiants):“La Rivière Tumen(Dooman River)”(韓・仏) 監督:Zhang Lu

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 ◎ブロガー賞(Prix des blogueurs):“Le Braqueur(The Robber/ Der Räuber)”(独・オーストリア) 監督:Benjamin Heisenberg

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 ※審査員:Valérie Donzelli(フランスの女優)、トム・ノヴァンブル、Eric Reinhardt(美術)、Elisa Sednaoui(フランスの女優)、エリア・スレイマン

 昨年は、短編部門もありましたが、日本映画の大特集があったためか、今年はなくなってしまいました。
 ブロガー賞は、今年新設された賞です。

 コンペティション部門は、もともとどこかの映画祭で上映されて、賞を受賞したような作品ばかりが集められているので、どれが受賞しても不思議ではなかったのですが、ここでは上記のような結果になりました。審査員の顔ぶれ次第ではまた別の結果になったのではないでしょうか。

 日本での上映を個人的に期待したいのは、ベルリン銀熊賞(審査員グランプリ)の “If I Want To Whistle, I Whistle”と、ロッテルダム・タイガーアワードの2作品 “Mundane History”と “Alamar(To The Sea)”なんですが……。

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 各受賞作品の内容は以下の通りです。

 “La Rivière Tumen(Dooman River)”(韓・仏)
 監督:Zhang Lu
 物語:土門江(豆満川)は、中国と北朝鮮の国境を流れる川で、この地帯は、気候が厳しく、長い期間、氷に覆われるので、いつも貧困と飢餓の危機にさらされている。多くの朝鮮人は、国外に逃れたいと思い、あるいは、単純に食べ物や薬を欲していた。土門江に張る氷はもろく、また、武装した国境警備隊がパトロールしているので、土門江を渡ることには、危険がつきまとっていた。国境を越えてやってくる朝鮮人を快く思わない中国人は多かったが、子供たちはそういうことは気にせず、一緒にサッカーをしたり、少ない食べ物を分け与えたりした。12歳の少年チャンホと口のきけない妹スンヒもそんな子供たちの1人で、拡声器が北朝鮮からやってくる人々と交流を持つと罰せられるぞとがなりたてている中、病気の妹の面倒をみるためにやってくる北朝鮮の少年チョンジンと仲良くなる。また、ある老女は、昔、この川に橋がかけられていて、中国人と朝鮮人が親しく行き来していたことを覚えていて、もう一度、昔のようにならないかと夢見ている……。
 ベルリン国際映画祭2010ジェネレーション部門スペシャル・メンション受賞。

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 “Cleveland Contre Wall Street(Cleveland VS Wall Street)”(スイス・仏)
 監督:Jean-Stéphane Bron
 2008年1月11日、クリーブランド市に雇われた2人の弁護士が、市を財政破綻に追い込んだ21の銀行に対し訴訟を起こす。ウォール街の銀行家たちは法廷に出廷しないですむようにあらゆる手を尽くす。本物の判事、弁護士、証人、陪審員が登場し、世界経済を危機に追い込んだサブプライム・ローンの仕組みが次第に明らかにされていく……。
 カンヌ国際映画祭2010監督週間出品。

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 “Le Braqueur(The Robber/ Der Räuber)”(独・オーストリア)
 監督:Benjamin Heisenberg
 出演:Andreas Lust、Walter Huber、フランツィスカ・ヴァイス(Franziska Weisz)
 物語:有能なマラソン選手ヨハンには、銀行強盗というもう1つの顔があった。銀行強盗の時は、マラソンとは違って、バカげたお面をつけ、銃を携帯しているという違いはあったが、そのどちらにおいても、彼は、自分の心拍数やスタミナや効果を正確に把握することを怠らなかった。ある日、彼は、オーストリアの戦後最大となる逃走劇を繰り広げることになる……。
 実際に起こった事件を元に、小説家Martin Prinzが書いた小説の映画化。
 バイエルン映画賞2010新人監督賞受賞。
 ベルリン国際映画祭2010コンペティション部門出品、バイエルン映画賞2010 新人監督賞受賞、オーストリア映画賞2010男優賞&女優賞受賞。

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 *当ブログ記事
 ・パリ映画祭2010 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201006/article_24.html
 ・パリ映画祭2010 日本映画特集ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201006/article_17.html
 ・パリ映画祭2009 ラインナップ&受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200907/article_13.html

 ・映画祭&映画賞カレンダー 2010年5月~2011年2月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201005/article_23.html

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