メラニー・ロラン! 女優として、歌手として、映画監督として
メラニー・ロラン。
『イングロリアス・バスターズ』の時は、「今まで全然気づかなかったけど、こんな女優さんがいたんだ?」というくらいの印象でしたが、『オーケストラ!』を観て、「たまたまタランティーノの好みに合っただけでおいしい役を射止めた女優さん」ではないことがわかりました。
『オーケストラ!』では、「持って生まれた音楽のセンスで、あくせくすることなしに、音楽界の階段を一気に駆け上がってきて、決してうぬぼれることなく、当たり前のことのようにそれを受け止めて、自然でいられる若き実力派音楽家」を、彼女の存在感だけで示して、観客に納得させてくれましたから。
コンサートの真価を問われるソリストという役どころは、同時に、『オーケストラ!』という映画の真価を問われる核心部分でもあって、キャスティング次第では、いくらでもヘナヘナになりうるところを、メラニー・ロランはきっちりとシメましたね。
ちょっと驚きました。こんな役もできる女優さんなんだって。
というわけで、今回は、メラニー・ロランについて調べてみました。
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【バイオグラフィー】
メラニー・ロラン(Mélanie Laurent)
1983年2月21日、パリのユダヤ系の家系(アシュケナージ及びセファルディム系ユダヤ人の家系)に生まれる。
父ピエール・ロランは俳優で、『ザ・シンプソンズ』のフランス語吹替え版で、ネッド・フランダースの声を担当したりしている。母アニク・ロランはバレエ教師。
パリ9区で育つ。
1998年に『アステリスクとオベリスク』“Asterix et Obelix contre Cesar”(1999)の現場に見学に行って(一緒に行った友人の家族がスタッフを務めていた)、ジェラール・ドパルデューに声をかけられ、それがきっかけでドパルデューの監督作品“Un pont entre deux rives(The Bridge)”(1999)に小さな役で出演することになる。(だから、誰かに演技を教わったことはなく、演技の勉強をしたこともない。)
そこから演技に興味を持ち、最初はTV映画“Route de nuit”(2000)に出演し、ルイ・ガレル、ジェーン・バーキン出演の“Ceci est mon corps”(2001)で本格的に映画デビューする。この作品は、カンヌ国際映画祭に出品され、セザール賞に10部門にノミネートされるなど、作品として高く評価された。
2000年6月、文学の学士号を取得。副専攻は映画。
女優としては、ミシェル・ブラン監督作品『キスはご自由に』(2002)への出演あたりから若手女優として注目されるようになる。
その後、さまざまな作品に出演するが、転機が訪れたのは2005年の『真夜中のピアニスト』で、この作品での彼女の演技を見た監督フィリップ・リオレは、次回作『マイ・ファミリー/遠い絆』の主役にオーディションなしで彼女を抜擢する。
『マイ・ファミリー/遠い絆』で、彼女はロミー・シュナイダー賞ほか、エトワール賞新人賞、リュミエール賞有望若手女優賞、セザール賞有望若手女優賞を受賞し、フランスの有望な若手女優の1人として認められるようになる。
2008年には短編“De moins en moins”で監督デビュー。この作品はカンヌ国際映画祭短編部門コンペティションにエントリーされた。
2009年には、クエンティン・タランティーノ監督作品『イングロリアス・バスターズ』に出演し、国際的にも広く知られるようになった。
2009年にウッドストックでアイルランドのフォークシンガー、ダミアン・ライス(Damien Rice)と出会い、彼と組んで、デビュー・アルバムをリリースすることが決まる。(2010年リリース予定)
それに先立って、映画『テルマ、ルイーズとシャンタル』(監督:ブノワ・ペトレ)のサウンドトラックにシンガーとして参加している。
このサントラは、ヴァネッサ・パラディーやジェーン・バーキンも参加しているもので、メラニー・ロランは“Ivan, Boris et moi”という曲で、歌声を披露しています。
2010年2月、Théâtre de la Pépinièreで、“Promenade de santé”(健康のためのお散歩)という2人芝居で初舞台に立つ。演出は、ニコラ・ベド(Nicholas Bedos)、共演はジェローム・キルシャー。(内容は、公園のベンチで大きなボリュームでラジオを聴いていた自称ダンサーの女性と、2日分のヒゲが生え、髪の毛もボサボサな男性が出会って、物語が始まる、というもの。一応、ロマンテック・コメディーらしいのですが、どうやら、男性の方、もしくは双方ともが収容されている“施設”から抜け出てきた、という設定のようです。)
2009年より長編監督デビューに向けて準備を進めていますが、『イングロリアス・バスターズ』に参加することになったことなどにより、度々延期になっているようです。
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【フィルモグラフィー】
・1999年 “Un pont entre deux rives(The Bridge)”(仏) 監督:Frédéric Auburtin、ジェラール・ドパルデュー
共演:キャロル・ブーケ、ジェラール・ドパルデュー、シャルル・ベルリング、スタニスラス・クルヴィレン、ドミニク・レイモン
・2000年 “Route de nuit”(仏)[TV] 監督:Laurent Dussaux
共演:Yves Rénier、Jim Redler、ナタリー・ルーセル、ダニエル・ルッソ、ジャンヌ・グーピル
・2001年 “Ceci est mon corps(This is My Body)”(仏・ポルトガル) 監督:Rodolphe Marconi
共演:ルイ・ガレル、ジェーン・バーキン、エリザベス・ドパルデュー、アニー・ジラルド
カンヌ国際映画祭に出品され、セザール賞10部門ノミネート。
本格的な映画出演はこれが初めて。
・2002年 『キスはご自由に』“Embrassez qui vous voudrez(Summer Things)”(仏) 監督:ミシェル・ブラン フランス映画祭2003で上映。
共演:シャーロット・ランプリング、ジャック・デュトロン、キャロル・ブーケ、ミシェル・ブラン、カリン・ヴィアール、ドゥニ・ポダリデス、ルー・ドワイヨン、ギャスパー・ウリエル
・2003年 “La faucheuse”(仏)[短編] 監督:Vincenzo Marano、パトリック・シムシット
・2003年 “Jean Moulin, une affaire française”(カナダ・英・仏)[TV] 監督:Pierre Aknine
共演:フランシス・ユステール、パトリック・カタリフォ、アラダン・レイベル
・2003年 『スノーボーダー』“Snowboarder”(仏・スイス) 監督:Olias Barco
共演:ニコラ・デュヴォシェル、グレゴワール・コラン、ジャン=フィリップ・エコフェ、ジュリエット・グドー
日本ではVのみ。
・2004年 “Une vie à t'attendre(I've Been Waiting So Long)”(仏) 監督:Thierry Klifa
共演:ナタリー・バイ、パトリック・ブリュエル、ジェラルディン・ペラス、アヌーク・グランベール、ダニエル・ダリュー
“La jeune fille à l'usine”(工場の女の子)という役名の小さな役。
・2004年 『ライス・ラプソディ』“Rice Rhapsody (Hainan ji fan)”(シンガポール・香港・オーストラリア) 監督:ケネス・ビィ 東京国際映画祭2004で上映。
共演:シルヴィア・チャン、マーティン・ヤン
この作品では英語を話す役どころ。
物語:夫と別れて、ハイナン・チキンライスの店を切り盛りしながら、3人の息子を育ててきた主人公(シルヴィア・チャン)は、長男や次男だけでなく、三男までもゲイなのかと心配して、何とかガールフレンドを作らせようとして、フランス人留学生サビーヌ(メラニー・ロラン)をホームステイさせる。
プロデューサーの1人がジャッキー・チェン。
音楽:川崎真弘
アジアではヒットするも、ヨーロッパでは未公開。
・2004年 『THE LAST DAY』“Le dernier jour(The Last Day)”(仏) 監督:ロドルファ・マルコーニ(Rodolphe Marconi) 日本ではVのみ
出演:ギャスパー・ウリエル、ニコール・ガルシア、ブリュノ・トデスキーニ、クリストフ・マラヴォワ
主人公シモン(ギャスパー・ウリエル)がクリスマスで実家に帰る途中で知り合いになり、実家までついてきてしまう娘ルイーズ役。
・2005年 『真夜中のピアニスト』“De battre mon coeur s'est arrêté”(仏) 監督:ジャック・オーディアール
不動産ブローカーの主人公トム(ロマン・デュリス)の父親から金を騙し取ったロシア・マフィア、ミンスコフ、の愛人役で、主人公とも関係を持ってしまう。
・2005年 “Les visages d'Alice”(仏)[短編] 監督:ダヴィッド・ウンガロ(David Ungaro)
・2006年 『マイ・ファミリー/遠い絆』“Je vais bien, ne t'en fais pas(Don't Worry, I'm Fine)”(仏) 監督:フィリップ・リオレ 日本ではフランス映画祭2007で『心配しないで』というタイトルで上映、その後、Vリリース
出演:カド・メラッド、イザベル・ルノー、ジュリアン・ボワッスリエ、ジュリアン・マイガ、クリストフ・ロシニョン
20歳を目前に夏のバカンスから戻ったリリ(メラニー・ロラン)は、父とケンカして、双子の兄が家を飛び出したと知り、食事も喉を通らぬほどショックを受け、入院するまでになる。
初主演。数キロの減量を行なって、役に望んだことも話題に。
ナミュール国際映画祭2006(Festival international du film francophone de Namur)で主演女優賞(Bayard d'or de la meilleure comédienne)受賞。
ロミー・シュナイダー賞受賞。
エトワール賞新人賞(La révélation féminine)受賞。(“Dikkenek”での演技と併せて)
リュミエール賞有望若手女優賞(espoir féminin)受賞。
セザール賞有望若手女優賞(Meilleur jeune espoir féminin)受賞。
父親役のカド・メラッドもこの役でセザール賞助演男優賞受賞。
・2006年 『デイズ・オブ・グローリー』“Indigènes(Days of Glory)”(アルジェリア・仏・モロッコ・ベルギー) 監督:ラシッド・ブシャール 日本では特別上映&Vリリース
・2006年 “Dikkenek”(仏・ベルギー) 監督:オリヴィエ・ヴァン・ホーフスタッド(Olivier Van Hoofstadt)
共演:ジャン=リュック・シャール、ドミニク・ピノン、ジェレミー・レニエ、マリオン・コーティヤール
真実の愛を探す男2人組の物語に、女子学生ナターシャとして出演。
リュック・ベッソン製作のヨーロッパ・コープ作品で、この作品で友人役で共演したマリオン・コーティヤールとはプライベートでも友人となった、
・2007年 “L'amour cache(Hidden Love)”(伊・ルクセンブルグ・ベルギー) 監督:Alessandro Capone
共演:イザベル・ユペール、グレタ・スカッキ、オリヴィエ・グルメ
ダニエル・ジラールの同名小説の映画化で、自殺未遂を繰り返す主人公ダニエル(イザベル・ユペール)、の娘ソフィー役。
・2007年 “Beluga”(仏・独・ポーランド・ベラルーシ) 監督:Jean-Marc Fabre
共演:Szymon Zaleski、マルク・バルベ
・2007年 『スマイルコレクター』“La chambre des morts(Melody's Smile)”(仏) 監督:アルフレッド・ロット(Alfred Lot) 日本では、フランス映画祭2008で『死者の部屋』というタイトルで上映後、Vリリース。
出演:エリック・カラヴァカ、ジル・ルルーシュ、ジョナサン・ザッカイ、セリーヌ・サレット、ナタリー・リシャール
原作:フランク・ティリエ 『死者の部屋』
少女誘拐事件に挑む女性プロファイラーで、双子を育てるシングル・マザーでもあるリュシー役。
メラニー・ロランにとって初めてのスリラー。
・2007年 『殺し屋』“Le tueur(The Killer)”(仏) 監督:セドリック・アンジェ(Cédric Anger) 日本ではVのみ(第13回カイエ・デュ・シネマ特集で上映あり)。
出演:グレゴワール・コラン、ジルベール・メルキ、グザヴィエ・ボーヴォワ
殺し屋(グレゴワール・コラン)に狙われることになった主人公の財務アドバイザー(ジルベール・メルキ)がバーで出会う(?)女ステラ役。
・2008年 『PARIS』“Paris”(仏) 監督:セドリック・クラピッシュ
初老の大学教授を惑わす女子大生レティシア役。
・2008年 “Voyage d'affaires(The Business Trip)”(仏)[短編] 監督:ショーン・エリス
共演:ギヨーム・カネ
ホテルのフロント係役。
・2008年 “De moins en moins”(仏)[短編] 監督:メラニー・ロラン
出演:Delphine Benattard、エリック・カラヴァカ、ジュリアン・ボワッスリエ、Mélanie Doutey、マチュー・ロラン
精神科医の前でどんどん記憶を失っていく患者の物語。
カンヌ国際映画祭2008 短編部門コンペティション出品。
・2008年 ‘À ses pieds’[短編] 監督:メラニー・ロラン
TV用の短編シリーズ“X Femmes”(女性監督による女性の目から見たエロチック・ストーリー)の1話。
・2009年 『イングロリアス・バスターズ』“Inglourious Basterds”(米・独) 監督:クエンティン・タランティーノ
ナチスによって、家を追われたユダヤ人娘役。
米・俳優組合賞(SAG)アンサンブル賞(Outstanding Performance by a Cast in a Motion Picture)受賞。
オースティン映画批評家協会賞主演女優賞、オンライン映画批評家協会賞主演女優賞受賞。
サターン・アワード2010ノミネート。
・2009年 “Jusqu'à toi(Shoe at Your Foot)”(カナダ・仏) 監督:Jennifer Devoldère
共演:ジャスティン・バーサ、Valérie Benguigui、ビリー・ボイド
パリに傷心旅行になってきた30代のアメリカ人ジャックのスーツケースをたまたま手に入れた26歳の娘クロエ役。彼女は、まだ見ぬジャックに一方的に恋してしまい、ジャックを探し始める……。
・2009年 『オーケストラ!』“Le concert”(仏・伊・ルーマニア・ベルギー) 監督:ラデュ・ミヘイレアニュ
パリで活躍する若き人気ソリスト役。
・2010年 “La Rafle.( The Round Up)”(仏) 監督:Roselyne Bosch
共演:Hugo Leverdez、ジャン・レノ、Gad Elmaleh、Raphaëlle Agogué
1942年のパリを舞台にした11歳のユダヤ人少年の物語で、メラニー・ロランは彼を助けるアネットという女性を演じているようです。
・2010年 “La Fille du puisatier”(仏) 監督:ダニエル・オートゥイユ
共演:ダニエル・オートゥイユ、カド・メラッド、ニコラ・デュヴォシェル、ジャン=ピエール・ダルッサン、サビーヌ・アゼマ
マルセル・パニョルの同名映画(1940)のリメイクで、メラニー・ロランは、飛行士の恋人役で、彼は彼女の妊娠を知らずに戦争に出征してしまう。
・2011年 “Un requiem pour Mister Child(Requiem For Mister Child)”(仏) 監督:Jérôme Le Gris's
出演:クロヴィス・コルニヤック、チョッキー・カリョ、Christoper Stills
オペラ好きの女殺し屋役で、音楽祭に参加するバリトン歌手を殺すように命じられる。
・2011年 “Beginners”(米) 監督:マイク・ミルズ
出演:クリストファー・プラマー、ユアン・マクレガー、Goran Visnjic
『サムサッカー』のマイク・ミルズ監督最新作。
・2011年? “Putain de pluie !”(仏) 監督:メラニー・ロラン
出演:メラニー・ロラン、Marie Denarnaud
※ 短編“De moins en moins”と“X Femmes”の1話は監督作品。そのほか、初長編監督作品となると伝えられている“Putain de pluie !”以外はすべて出演作品です。
※ 製作年は資料により異なる場合があります。
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【プロフィール/その他】
身長:5'2"(1m57cm)
目の色:グリーン(ブルーという情報もあります)
髪の色:ダーク・ブロンド
B:85、W:68、H:90
靴のサイズ:37
身長は、5'2"(1m57cm)としているものと、5'7"(1m70cm)としているものがありますが、ダイアン・クルーガー(5'7")と並ぶと、明らかにメラニー・ロランの方が低いので、5'2"(1m57cm)が正しいのだろうと(ネット上で)囁かれています。
上の画像は意識的に選んだものではありませんが、なぜか抱きしめたり、抱きしめられたりというものが多い(そういう展開(離れていた気持ちが寄り添う展開)の作品が多いということなのでしょう)。
『イングロリアス・バスターズ』で演じたショシャナの物語は、自分の家族の物語でもあると、インタビューで明かしてもいるように(祖父はホロコーストの生き残り)、自身もユダヤ系であり、ユダヤ人であることが重要なファクターとなっている役どころを演じることも多い。『イングロリアス・バスターズ』、『オーケストラ!』、“La Rafle.( The Round Up)”など。
1999年、『となりのトトロ』のフランス語版でサツキの声を担当している。
恋多き女を演じることも多い。『THE LAST DAY』、『真夜中のピアニスト』、『PARIS』など。
2009年1月には、パリのThéâtre Marignyで、舞台“Mi-cuit cœur pistache (the name of a dessert she particularly likes)”の初演出を行なう予定だったが、『イングロリアス・バスターズ』の撮影が入ったために中止となった。
『オーケストラ!』、“Un requiem pour Mister Child(Requiem For Mister Child)”など、最近は、音楽からみの作品も多く、作品の中で演奏や歌も披露していて、『テルマ、ルイーズとシャンタル』(2010)ではサウンド・トラックのみで参加している。
ジェラール・ドパルデュー、ミシェル・ブラン、ダニエル・オートゥイユなど、俳優出身の監督の作品に出演することも多い。
好きな監督は、ポール・トーマス・アンダーソン、クリント・イーストウッド、ペドロ・アルモドバル、クエンティン・タランティーノ、マーティン・スコセッシ、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥなど。
子供の頃に好きだった映画は、ジャック・ドゥミの『ロバと王女』やチャップリン。その後、フランソワ・トリュフォーやモーリス・ピアラ、ジャン・ピエール・ジュネの映画に親しむ。
『イングロリアス・バスターズ』のプロモーションで来日している。
【動画】 「メラニー・ロランを語る」(HOLLYWOOD STORIES:Mélanie Laurent)
幼少時の写真や出演作のシーンと、両親、監督Rodolphe Marconi、ギャスパー・ウリエル、女優Armelle Lecoeur、芸能エージェントCécile Felsenberg、男優Karim Adda、友人Marine Dorfmann、Martin Scali、女優Allysson Paradis、女優Delphine Benattar、男優Simon Buret、ジュリアン・ボワッスリエ、Vincent Juliett、女優Caroline Verdu、Mayane、男優Benoît Pétré、監督Marc Maggiori、作曲家Pierre Guimard、女優Cécile Casselへのインタビューで構成されています。
全編(19分38秒)フランス語。なぜか映像と音声が少しずれています。
扱われているのは、セザール賞受賞あたりまで。
音楽の使いかたのせいなのか、なんとなく「若くして死んじゃった人を偲んで」みたいな雰囲気になっています。
女優としては、オドレイ・トトゥ、マリオン・コーティヤールに続いて、インターナショナルな活躍が期待できる若きフランス人女優、と見なされているようです。
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『イングロリアス・バスターズ』の時は、「今まで全然気づかなかったけど、こんな女優さんがいたんだ?」というくらいの印象でしたが、『オーケストラ!』を観て、「たまたまタランティーノの好みに合っただけでおいしい役を射止めた女優さん」ではないことがわかりました。
『オーケストラ!』では、「持って生まれた音楽のセンスで、あくせくすることなしに、音楽界の階段を一気に駆け上がってきて、決してうぬぼれることなく、当たり前のことのようにそれを受け止めて、自然でいられる若き実力派音楽家」を、彼女の存在感だけで示して、観客に納得させてくれましたから。
コンサートの真価を問われるソリストという役どころは、同時に、『オーケストラ!』という映画の真価を問われる核心部分でもあって、キャスティング次第では、いくらでもヘナヘナになりうるところを、メラニー・ロランはきっちりとシメましたね。
ちょっと驚きました。こんな役もできる女優さんなんだって。
というわけで、今回は、メラニー・ロランについて調べてみました。
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【バイオグラフィー】
メラニー・ロラン(Mélanie Laurent)
1983年2月21日、パリのユダヤ系の家系(アシュケナージ及びセファルディム系ユダヤ人の家系)に生まれる。
父ピエール・ロランは俳優で、『ザ・シンプソンズ』のフランス語吹替え版で、ネッド・フランダースの声を担当したりしている。母アニク・ロランはバレエ教師。
パリ9区で育つ。
1998年に『アステリスクとオベリスク』“Asterix et Obelix contre Cesar”(1999)の現場に見学に行って(一緒に行った友人の家族がスタッフを務めていた)、ジェラール・ドパルデューに声をかけられ、それがきっかけでドパルデューの監督作品“Un pont entre deux rives(The Bridge)”(1999)に小さな役で出演することになる。(だから、誰かに演技を教わったことはなく、演技の勉強をしたこともない。)
そこから演技に興味を持ち、最初はTV映画“Route de nuit”(2000)に出演し、ルイ・ガレル、ジェーン・バーキン出演の“Ceci est mon corps”(2001)で本格的に映画デビューする。この作品は、カンヌ国際映画祭に出品され、セザール賞に10部門にノミネートされるなど、作品として高く評価された。
2000年6月、文学の学士号を取得。副専攻は映画。
女優としては、ミシェル・ブラン監督作品『キスはご自由に』(2002)への出演あたりから若手女優として注目されるようになる。
その後、さまざまな作品に出演するが、転機が訪れたのは2005年の『真夜中のピアニスト』で、この作品での彼女の演技を見た監督フィリップ・リオレは、次回作『マイ・ファミリー/遠い絆』の主役にオーディションなしで彼女を抜擢する。
『マイ・ファミリー/遠い絆』で、彼女はロミー・シュナイダー賞ほか、エトワール賞新人賞、リュミエール賞有望若手女優賞、セザール賞有望若手女優賞を受賞し、フランスの有望な若手女優の1人として認められるようになる。
2008年には短編“De moins en moins”で監督デビュー。この作品はカンヌ国際映画祭短編部門コンペティションにエントリーされた。
2009年には、クエンティン・タランティーノ監督作品『イングロリアス・バスターズ』に出演し、国際的にも広く知られるようになった。
2009年にウッドストックでアイルランドのフォークシンガー、ダミアン・ライス(Damien Rice)と出会い、彼と組んで、デビュー・アルバムをリリースすることが決まる。(2010年リリース予定)
それに先立って、映画『テルマ、ルイーズとシャンタル』(監督:ブノワ・ペトレ)のサウンドトラックにシンガーとして参加している。
このサントラは、ヴァネッサ・パラディーやジェーン・バーキンも参加しているもので、メラニー・ロランは“Ivan, Boris et moi”という曲で、歌声を披露しています。
2010年2月、Théâtre de la Pépinièreで、“Promenade de santé”(健康のためのお散歩)という2人芝居で初舞台に立つ。演出は、ニコラ・ベド(Nicholas Bedos)、共演はジェローム・キルシャー。(内容は、公園のベンチで大きなボリュームでラジオを聴いていた自称ダンサーの女性と、2日分のヒゲが生え、髪の毛もボサボサな男性が出会って、物語が始まる、というもの。一応、ロマンテック・コメディーらしいのですが、どうやら、男性の方、もしくは双方ともが収容されている“施設”から抜け出てきた、という設定のようです。)
2009年より長編監督デビューに向けて準備を進めていますが、『イングロリアス・バスターズ』に参加することになったことなどにより、度々延期になっているようです。
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【フィルモグラフィー】
・1999年 “Un pont entre deux rives(The Bridge)”(仏) 監督:Frédéric Auburtin、ジェラール・ドパルデュー
共演:キャロル・ブーケ、ジェラール・ドパルデュー、シャルル・ベルリング、スタニスラス・クルヴィレン、ドミニク・レイモン
・2000年 “Route de nuit”(仏)[TV] 監督:Laurent Dussaux
共演:Yves Rénier、Jim Redler、ナタリー・ルーセル、ダニエル・ルッソ、ジャンヌ・グーピル
・2001年 “Ceci est mon corps(This is My Body)”(仏・ポルトガル) 監督:Rodolphe Marconi
共演:ルイ・ガレル、ジェーン・バーキン、エリザベス・ドパルデュー、アニー・ジラルド
カンヌ国際映画祭に出品され、セザール賞10部門ノミネート。
本格的な映画出演はこれが初めて。
・2002年 『キスはご自由に』“Embrassez qui vous voudrez(Summer Things)”(仏) 監督:ミシェル・ブラン フランス映画祭2003で上映。
共演:シャーロット・ランプリング、ジャック・デュトロン、キャロル・ブーケ、ミシェル・ブラン、カリン・ヴィアール、ドゥニ・ポダリデス、ルー・ドワイヨン、ギャスパー・ウリエル
・2003年 “La faucheuse”(仏)[短編] 監督:Vincenzo Marano、パトリック・シムシット
・2003年 “Jean Moulin, une affaire française”(カナダ・英・仏)[TV] 監督:Pierre Aknine
共演:フランシス・ユステール、パトリック・カタリフォ、アラダン・レイベル
・2003年 『スノーボーダー』“Snowboarder”(仏・スイス) 監督:Olias Barco
共演:ニコラ・デュヴォシェル、グレゴワール・コラン、ジャン=フィリップ・エコフェ、ジュリエット・グドー
日本ではVのみ。
・2004年 “Une vie à t'attendre(I've Been Waiting So Long)”(仏) 監督:Thierry Klifa
共演:ナタリー・バイ、パトリック・ブリュエル、ジェラルディン・ペラス、アヌーク・グランベール、ダニエル・ダリュー
“La jeune fille à l'usine”(工場の女の子)という役名の小さな役。
・2004年 『ライス・ラプソディ』“Rice Rhapsody (Hainan ji fan)”(シンガポール・香港・オーストラリア) 監督:ケネス・ビィ 東京国際映画祭2004で上映。
共演:シルヴィア・チャン、マーティン・ヤン
この作品では英語を話す役どころ。
物語:夫と別れて、ハイナン・チキンライスの店を切り盛りしながら、3人の息子を育ててきた主人公(シルヴィア・チャン)は、長男や次男だけでなく、三男までもゲイなのかと心配して、何とかガールフレンドを作らせようとして、フランス人留学生サビーヌ(メラニー・ロラン)をホームステイさせる。
プロデューサーの1人がジャッキー・チェン。
音楽:川崎真弘
アジアではヒットするも、ヨーロッパでは未公開。
・2004年 『THE LAST DAY』“Le dernier jour(The Last Day)”(仏) 監督:ロドルファ・マルコーニ(Rodolphe Marconi) 日本ではVのみ
出演:ギャスパー・ウリエル、ニコール・ガルシア、ブリュノ・トデスキーニ、クリストフ・マラヴォワ
主人公シモン(ギャスパー・ウリエル)がクリスマスで実家に帰る途中で知り合いになり、実家までついてきてしまう娘ルイーズ役。
・2005年 『真夜中のピアニスト』“De battre mon coeur s'est arrêté”(仏) 監督:ジャック・オーディアール
不動産ブローカーの主人公トム(ロマン・デュリス)の父親から金を騙し取ったロシア・マフィア、ミンスコフ、の愛人役で、主人公とも関係を持ってしまう。
・2005年 “Les visages d'Alice”(仏)[短編] 監督:ダヴィッド・ウンガロ(David Ungaro)
・2006年 『マイ・ファミリー/遠い絆』“Je vais bien, ne t'en fais pas(Don't Worry, I'm Fine)”(仏) 監督:フィリップ・リオレ 日本ではフランス映画祭2007で『心配しないで』というタイトルで上映、その後、Vリリース
出演:カド・メラッド、イザベル・ルノー、ジュリアン・ボワッスリエ、ジュリアン・マイガ、クリストフ・ロシニョン
20歳を目前に夏のバカンスから戻ったリリ(メラニー・ロラン)は、父とケンカして、双子の兄が家を飛び出したと知り、食事も喉を通らぬほどショックを受け、入院するまでになる。
初主演。数キロの減量を行なって、役に望んだことも話題に。
ナミュール国際映画祭2006(Festival international du film francophone de Namur)で主演女優賞(Bayard d'or de la meilleure comédienne)受賞。
ロミー・シュナイダー賞受賞。
エトワール賞新人賞(La révélation féminine)受賞。(“Dikkenek”での演技と併せて)
リュミエール賞有望若手女優賞(espoir féminin)受賞。
セザール賞有望若手女優賞(Meilleur jeune espoir féminin)受賞。
父親役のカド・メラッドもこの役でセザール賞助演男優賞受賞。
・2006年 『デイズ・オブ・グローリー』“Indigènes(Days of Glory)”(アルジェリア・仏・モロッコ・ベルギー) 監督:ラシッド・ブシャール 日本では特別上映&Vリリース
・2006年 “Dikkenek”(仏・ベルギー) 監督:オリヴィエ・ヴァン・ホーフスタッド(Olivier Van Hoofstadt)
共演:ジャン=リュック・シャール、ドミニク・ピノン、ジェレミー・レニエ、マリオン・コーティヤール
真実の愛を探す男2人組の物語に、女子学生ナターシャとして出演。
リュック・ベッソン製作のヨーロッパ・コープ作品で、この作品で友人役で共演したマリオン・コーティヤールとはプライベートでも友人となった、
・2007年 “L'amour cache(Hidden Love)”(伊・ルクセンブルグ・ベルギー) 監督:Alessandro Capone
共演:イザベル・ユペール、グレタ・スカッキ、オリヴィエ・グルメ
ダニエル・ジラールの同名小説の映画化で、自殺未遂を繰り返す主人公ダニエル(イザベル・ユペール)、の娘ソフィー役。
・2007年 “Beluga”(仏・独・ポーランド・ベラルーシ) 監督:Jean-Marc Fabre
共演:Szymon Zaleski、マルク・バルベ
・2007年 『スマイルコレクター』“La chambre des morts(Melody's Smile)”(仏) 監督:アルフレッド・ロット(Alfred Lot) 日本では、フランス映画祭2008で『死者の部屋』というタイトルで上映後、Vリリース。
出演:エリック・カラヴァカ、ジル・ルルーシュ、ジョナサン・ザッカイ、セリーヌ・サレット、ナタリー・リシャール
原作:フランク・ティリエ 『死者の部屋』
少女誘拐事件に挑む女性プロファイラーで、双子を育てるシングル・マザーでもあるリュシー役。
メラニー・ロランにとって初めてのスリラー。
・2007年 『殺し屋』“Le tueur(The Killer)”(仏) 監督:セドリック・アンジェ(Cédric Anger) 日本ではVのみ(第13回カイエ・デュ・シネマ特集で上映あり)。
出演:グレゴワール・コラン、ジルベール・メルキ、グザヴィエ・ボーヴォワ
殺し屋(グレゴワール・コラン)に狙われることになった主人公の財務アドバイザー(ジルベール・メルキ)がバーで出会う(?)女ステラ役。
・2008年 『PARIS』“Paris”(仏) 監督:セドリック・クラピッシュ
初老の大学教授を惑わす女子大生レティシア役。
・2008年 “Voyage d'affaires(The Business Trip)”(仏)[短編] 監督:ショーン・エリス
共演:ギヨーム・カネ
ホテルのフロント係役。
・2008年 “De moins en moins”(仏)[短編] 監督:メラニー・ロラン
出演:Delphine Benattard、エリック・カラヴァカ、ジュリアン・ボワッスリエ、Mélanie Doutey、マチュー・ロラン
精神科医の前でどんどん記憶を失っていく患者の物語。
カンヌ国際映画祭2008 短編部門コンペティション出品。
・2008年 ‘À ses pieds’[短編] 監督:メラニー・ロラン
TV用の短編シリーズ“X Femmes”(女性監督による女性の目から見たエロチック・ストーリー)の1話。
・2009年 『イングロリアス・バスターズ』“Inglourious Basterds”(米・独) 監督:クエンティン・タランティーノ
ナチスによって、家を追われたユダヤ人娘役。
米・俳優組合賞(SAG)アンサンブル賞(Outstanding Performance by a Cast in a Motion Picture)受賞。
オースティン映画批評家協会賞主演女優賞、オンライン映画批評家協会賞主演女優賞受賞。
サターン・アワード2010ノミネート。
・2009年 “Jusqu'à toi(Shoe at Your Foot)”(カナダ・仏) 監督:Jennifer Devoldère
共演:ジャスティン・バーサ、Valérie Benguigui、ビリー・ボイド
パリに傷心旅行になってきた30代のアメリカ人ジャックのスーツケースをたまたま手に入れた26歳の娘クロエ役。彼女は、まだ見ぬジャックに一方的に恋してしまい、ジャックを探し始める……。
・2009年 『オーケストラ!』“Le concert”(仏・伊・ルーマニア・ベルギー) 監督:ラデュ・ミヘイレアニュ
パリで活躍する若き人気ソリスト役。
・2010年 “La Rafle.( The Round Up)”(仏) 監督:Roselyne Bosch
共演:Hugo Leverdez、ジャン・レノ、Gad Elmaleh、Raphaëlle Agogué
1942年のパリを舞台にした11歳のユダヤ人少年の物語で、メラニー・ロランは彼を助けるアネットという女性を演じているようです。
・2010年 “La Fille du puisatier”(仏) 監督:ダニエル・オートゥイユ
共演:ダニエル・オートゥイユ、カド・メラッド、ニコラ・デュヴォシェル、ジャン=ピエール・ダルッサン、サビーヌ・アゼマ
マルセル・パニョルの同名映画(1940)のリメイクで、メラニー・ロランは、飛行士の恋人役で、彼は彼女の妊娠を知らずに戦争に出征してしまう。
・2011年 “Un requiem pour Mister Child(Requiem For Mister Child)”(仏) 監督:Jérôme Le Gris's
出演:クロヴィス・コルニヤック、チョッキー・カリョ、Christoper Stills
オペラ好きの女殺し屋役で、音楽祭に参加するバリトン歌手を殺すように命じられる。
・2011年 “Beginners”(米) 監督:マイク・ミルズ
出演:クリストファー・プラマー、ユアン・マクレガー、Goran Visnjic
『サムサッカー』のマイク・ミルズ監督最新作。
・2011年? “Putain de pluie !”(仏) 監督:メラニー・ロラン
出演:メラニー・ロラン、Marie Denarnaud
※ 短編“De moins en moins”と“X Femmes”の1話は監督作品。そのほか、初長編監督作品となると伝えられている“Putain de pluie !”以外はすべて出演作品です。
※ 製作年は資料により異なる場合があります。
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【プロフィール/その他】
身長:5'2"(1m57cm)
目の色:グリーン(ブルーという情報もあります)
髪の色:ダーク・ブロンド
B:85、W:68、H:90
靴のサイズ:37
身長は、5'2"(1m57cm)としているものと、5'7"(1m70cm)としているものがありますが、ダイアン・クルーガー(5'7")と並ぶと、明らかにメラニー・ロランの方が低いので、5'2"(1m57cm)が正しいのだろうと(ネット上で)囁かれています。
上の画像は意識的に選んだものではありませんが、なぜか抱きしめたり、抱きしめられたりというものが多い(そういう展開(離れていた気持ちが寄り添う展開)の作品が多いということなのでしょう)。
『イングロリアス・バスターズ』で演じたショシャナの物語は、自分の家族の物語でもあると、インタビューで明かしてもいるように(祖父はホロコーストの生き残り)、自身もユダヤ系であり、ユダヤ人であることが重要なファクターとなっている役どころを演じることも多い。『イングロリアス・バスターズ』、『オーケストラ!』、“La Rafle.( The Round Up)”など。
1999年、『となりのトトロ』のフランス語版でサツキの声を担当している。
恋多き女を演じることも多い。『THE LAST DAY』、『真夜中のピアニスト』、『PARIS』など。
2009年1月には、パリのThéâtre Marignyで、舞台“Mi-cuit cœur pistache (the name of a dessert she particularly likes)”の初演出を行なう予定だったが、『イングロリアス・バスターズ』の撮影が入ったために中止となった。
『オーケストラ!』、“Un requiem pour Mister Child(Requiem For Mister Child)”など、最近は、音楽からみの作品も多く、作品の中で演奏や歌も披露していて、『テルマ、ルイーズとシャンタル』(2010)ではサウンド・トラックのみで参加している。
ジェラール・ドパルデュー、ミシェル・ブラン、ダニエル・オートゥイユなど、俳優出身の監督の作品に出演することも多い。
好きな監督は、ポール・トーマス・アンダーソン、クリント・イーストウッド、ペドロ・アルモドバル、クエンティン・タランティーノ、マーティン・スコセッシ、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥなど。
子供の頃に好きだった映画は、ジャック・ドゥミの『ロバと王女』やチャップリン。その後、フランソワ・トリュフォーやモーリス・ピアラ、ジャン・ピエール・ジュネの映画に親しむ。
『イングロリアス・バスターズ』のプロモーションで来日している。
【動画】 「メラニー・ロランを語る」(HOLLYWOOD STORIES:Mélanie Laurent)
幼少時の写真や出演作のシーンと、両親、監督Rodolphe Marconi、ギャスパー・ウリエル、女優Armelle Lecoeur、芸能エージェントCécile Felsenberg、男優Karim Adda、友人Marine Dorfmann、Martin Scali、女優Allysson Paradis、女優Delphine Benattar、男優Simon Buret、ジュリアン・ボワッスリエ、Vincent Juliett、女優Caroline Verdu、Mayane、男優Benoît Pétré、監督Marc Maggiori、作曲家Pierre Guimard、女優Cécile Casselへのインタビューで構成されています。
全編(19分38秒)フランス語。なぜか映像と音声が少しずれています。
扱われているのは、セザール賞受賞あたりまで。
音楽の使いかたのせいなのか、なんとなく「若くして死んじゃった人を偲んで」みたいな雰囲気になっています。
女優としては、オドレイ・トトゥ、マリオン・コーティヤールに続いて、インターナショナルな活躍が期待できる若きフランス人女優、と見なされているようです。
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この記事へのコメント
オーケストラのラスト十五分はただ感動の涙が止まりませんでした。
コメントありがとうございました。
正直なところ「ラスト十五分はただ感動の涙が止まりませんでした」というのは誇張だと思いますが(笑)、メラニー・ロランはバッチリ役にはまってましたよね。
出演作、プロフィール凄いですね。ここまで詳細に書かれたものを見るのは初めてです…
フランス語のサイトでお調べになったのですか?
コメントありがとうございます。
確かIMDb+英語版Wiki+仏語版Wikiから派生して、いろいろ調べていったんだと思いますね。
まあ、日本で公開されていない作品が多いので、全然観れていないわけですが。
「転載」というのが、ちょっとひっかからないこともありませんが、引用元が明示してあれば大丈夫です。
まあ、フランス映画はファンも多いですし、本国からDVDを取り寄せて、チェックされてる方も多いようなので、そういったところから、確かな情報を積み上げていかれるといいかと思います。