ノルウェー映画も面白そう! カノン賞(ノルウェー・アカデミー賞)発表!

 ノルウェーのトロンハイムで開催されていた第6回コスモラマ-トロンハイム国際映画祭(Kosmorama-Trondheim International Film Festival)の各賞が発表になりました (会期は3月11日~16日)。

 コスモラマ-トロンハイム国際映画祭には、いわゆる映画祭の部分と映画賞の部分があり、映画賞の部分は、ノルウェー映画の年間優秀作品&優秀者を表彰するもので、カノン賞(Kanonprisen / The Canon Award/ The Kanon Award)と呼ばれ、ノルウェー映画のアカデミー賞に当たるもの、とされています。

 今年のカノン賞の結果は、以下の通りです。

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 ◆監督賞
 ◎Sara Johnsen “Upperdog”

 ◆プロデューサー賞
 ◎Sigve Endresen、Brede Hovland “North (Nord)”(監督:Rune Denstad Langlo)

 ◆男優賞
 ◎Anders Baasmo Christiansen “North (Nord)”

 ◆女優賞
 ◎Maria Bonnevie “The Angel (Engelen)”(監督:Margreth Olin)

 ◆助演賞
 ◎Pål Sverre Valheim Hagen “The Storm in My Heart (Jernanger)”(監督:Pål Jackman)

 ◆オリジナル脚本賞
 ◎Sara Johnsen “Upperdog”

 ◆美術賞
 ◎Karl Juliussom “Magic Silver (Julenatt I Blåfjell)”(監督:Katarina Launing
Roar Uthaug)

 ◆撮影賞
 ◎John Andreas Andersen “Upperdog”

 ◆編集賞
 ◎Zaklina Stojcevska “Upperdog”

 ◆音響デザイン賞
 ◎Bent Holm “North (Nord)”

 ◆作曲賞
 ◎Jan Bang、Arve Henriksen、Erik Honoré “Hunting Down Memory (Jakten På Hukommelsen)”(監督:Thomas Lien)

 ◆新人賞(Best Creative Newcomer)
 ◎Margreth Olin “The Angel (Engelen)”

 “Upperdog”が監督賞を含む4冠、“North (Nord)”がプロデューサー賞を含む3冠、“The Angel (Engelen)”が新人賞と女優賞で2冠となっています。

 米国アカデミー賞2010外国語映画賞ノルウェー代表は、“Max Manus” (ノルウェー・デンマーク・独/監督:Joachim Rønning、Espen Sandberg)でしたが、この作品は2009年のカノン賞対象作品だったようです。

 *全ノミネーション・リスト:http://www.kosmorama.no/2010/no/nyheter/arkiv/Kanonprisnominerte.html

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 ・“Upperdog”(ノルウェー)
 監督:Sara Johnsen
 出演:Hermann Sabado、Bang Chau、Agnieszka Grochowska
 物語:アクセルとヤンヌは、片親違いの姉弟で、幼い頃に養子縁組で、ノルウェーに連れて来られる。アクセルはオスロの西地区の裕福な家庭へ、ヤンヌは東地区の平均的な家庭へ。ヤンヌは、この旅のことを覚えてはいたが、弟がどこに送られたかまでは知らなかった。年月が経ち、ヤンヌの友人マリアがメイドとして、アクセルの家で働くことになる。マリアは、そこでヤンヌが持っているのと同じ写真をみつけ、ヤンヌは、そこに弟が暮らしているらしいことを知る。ヤンヌが、弟に会ってみようと思い立ったことから、多くの人を巻き込む騒動が持ち上がる……。
 ワルシャワ国際映画祭2009 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 ヨーテボリ映画祭2010 ノルディック・コンペティション部門出品。

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 ・“North (Nord)”(ノルウェー)
 監督:Rune Denstad Langlo
 出演:Anders Baasmo Christiansen
 物語:ジョマール・ヘンリクセンは、元スキーの選手だったが、今はスキー場のパトロールの仕事をしている。そんな彼の元を友人が訪ねてきて、北部の方に彼の実子がいると話す。それは、彼の生活を大きく変えることになる……。
 ベルリン国際映画祭2009 国際批評家連盟賞& Europe Cinema Label受賞。
 ノルウェー Amanda Award 2009 助演男優賞受賞。
 トランシルヴァニア国際映画祭2009 グランプリ受賞。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2009 ホライズンズ部門出品。
 ブリュッセル国際映画祭2009 スペシャル・メンション受賞。
 主演のAnders Baasmo Christiansenは、この作品での演技が認められ、シューティング・スター賞2010を受賞しています。

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 ・“The Angel (Engelen)”(ノルウェー・スウェーデン・フィンランド)
 監督:Margreth Olin
 出演:Maria Bonnevie
 物語:リアは、親からの愛情を受けずに育ったので、自分の子には精一杯の愛情を注ぎたいと考えていた。しかし、いざ、自分に娘ができてみると、自分が子どもの愛し方を知らないことに気づくのだった……。
 ヨーテボリ映画祭2010 ノルディック・アワード 観客賞受賞。

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 映画祭の方の各賞の結果は以下の通りです。

 ◆コスモラマ賞
 ◎“Blessed”(オーストラリア)
 監督:アナ・コッキノス(Ana Kokkinos)
 出演:フランシス・オコーナー、ミランダ・オットー
 物語:都会のストリートをさまよう7人の子供たちの一昼夜の物語。「祝福」されるのは、母と子の、愛と美と喪失と家に帰る道を見つけること。
 『ヘッド・オン!』(1998)のアナ・コッキノス監督最新作。
 トロント国際映画祭2009 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2009 審査員賞/脚本賞(Andrew Bovell、Melissa Reeves、Patricia Cornelius、Christos Tsiolkas)受賞。
 オーストラリア映画協会賞2009 4部門ノミネート、主演女優賞受賞(フランシス・オコーナー)。

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 ◆Filmpitchen 2010
 ◎Frode Andersen “Ultra Sheriff - The Movie”
 Filmpitchenは、製作中の企画に与えられる賞で、米国アカデミー賞2010外国語映画賞ノルウェー代表“Max Manus”もこの賞の製作支援を受けて作られた作品だそうです。
 “Ultra Sheriff - The Movie”は、「機械対人間の世界」を描くアニメーション作品。

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 ◆短編コンペティション
 ◎優秀賞:“Last Stop(Siste stopp)” 監督:Eilif Bremer Landsend

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 カノン賞受賞作品の(上記)3作品は、どれも悪くなさそうですが、日本に紹介される可能性はあるでしょうか。
 この手の作品を手がけるのは、いまやアルシネテランくらいかなあとも思うのですが、どうでしょうか。

 なお、コスモラマ-トロンハイム国際映画祭のコスモラマとは、ノルウェー映画のパイオニアでもあるPaul Kraüsslichが1910年にオープンした映画館の名前だそうです。

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 *当ブログ記事
 ・2009年度映画賞レース スケジュール表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_32.html

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