2009年を代表するデンマーク映画といえばやはり…… デンマーク映画批評家協会賞2010発表!

 デンマーク映画批評家協会賞(Bodil賞)2010が発表になりました。(3月21日)

 BODIL賞は、1948年創設という、ヨーロッパでも最も古い映画賞の1つで、その名前は、Bodil KjerとBodil Ipsenという2人のデンマーク女優にちなんで名づけられています。

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 ・作品賞:“Antichrist”

 ・主演男優賞:ウィレム・デフォー “Antichrist”

 ・主演女優賞:シャルロット・ゲンズブール “Antichrist”

 ・助演男優賞:Jens Andersen “Fri os det onde (Deliver Us from Evil)”(監督:オーレ・ボールネダル)

 ・助演女優賞:Pernille Vallentin “Fri os det onde (Deliver Us from Evil)”

 ・撮影賞:アンソニー・ドッド・マントル “Antichrist”

 ・特別賞(Special Bodil):Kristian Eidnes Andersen(音響デザイン) “Antichrist”

 ・ドキュメンタリー賞:“Blekingegadebanden (The Invisible Cell)” 監督:Anders Riis-Hansen
 70~80年代にかけて、共産主義活動のために、強盗など非合法活動を行なっていたギャング組織Blekingegadebanden(The Blekinge Street Gang/マスコミの命名による)、に関するドキュメンタリー。

 ・最優秀アメリカ映画:『カールじいさんの空飛ぶ家』

 ・最優秀非アメリカ映画:『戦場でワルツを』

 ・名誉賞(Honorary Bodil):
 Carsten Myllerup、Lind Krogsøe Holmberg、Jens Mikkelsen(新しい映画学校Super16 を始めたことに対して(for initiating the alternative film school Super16))

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 2009年のデンマーク映画は、全世界で118の映画賞 (『ビルマVJ』とか“Applaus / Applause”とか“Broderskab / Brotherhood”とか“Kamæleonernes Strand / Chameleon Beach”とか『リトル・ソルジャー』とか) を受賞して、デンマーク映画が元気なところを見せていたんですが、Bodil賞は2009年のデンマーク映画には“Antichrist”しか観るべき作品はなかったんじゃないかというような受賞結果になりました。(デンマーク・アカデミー賞の方はもうちょっといろんな作品に賞がばらけていたんですが。)

 こういう高評価を受けつつも、“Antichrist”は、依然として日本で劇場公開されるという目処は立っていないようで、このまま未公開のまま終わってしまいそうな気配も濃厚ですね……。

 ちなみに、“Antichrist”が映画賞を総なめにしているのにも拘わらず、ラース・フォン・トリアー自身は授賞式には出席せず、代わりに奥さんが賞を受け取ったそうです。

 授賞式には、シャルロット・ゲンズブールもウィレム・デフォーも出席しなかったらしく、せっかくの授賞式なのにメインの受賞作の関係者がほとんど誰も出席しないという寂しい式典になってしまいました。

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 *当ブログ記事
 ・デンマーク・アカデミー賞2010:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_17.html
 ・Bodil賞2009:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200903/article_3.html
 ・2009年度映画賞レース スケジュール表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_32.html

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